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犬土偶日記

海の近くに住みたい

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話題:種子島 2009年秋

2009年09月16日

種子島2009秋 9日目 勝者の憂鬱

最終更新日: 2009年10月04日 15時39分13秒

朝8時頃に電話で起こされた。電気屋からだつた。ボイラーの基盤は手に入らなかつたらしい。もうダメだな。ボイラー丸ごと交換するしか無いかもしれない。でもこの家はもうほとんど誰も使はない。何かの機会に使ふことはあるだらうが、誰かがある程度長く住むといふことは無いだらう。だからもう直さないだらうと思ふ。今回の法事はまだ暖かい時期だから良いが、2月の祖父の法事の時は風呂に入れないな。どうするんだらう。

19日が新月なのでもうすぐ大潮だ。干潮が10時台後半ぐらゐ。海に遊びに行くことにした。ナガラメは当然として、アナゴすら今はヤバい。アナゴを採つて良いのは4月から8月だ。これは漁業権が無くても良い。ナガラメやイセエビは時期に関らずダメ。アナゴといふのは激しく小さいアワビのやうな感じの貝のことで、ウナギみたいな魚のことではない。まあとにかく、今はアナゴを採る振りをしてナガラメを採るといふことができないから、クシ(貝を岩から剥がす鉤爪状の道具)を持つて磯をウロウロするのも危ない。漁協の人に見つかつたら言ひ逃れができない。なので水着のポケットにマイナスドライバーを忍ばせて行く。まあどんなに頑張つても山人にはナガラメなんか発見できんのだけどな。とにかく海へ。釣り用の足袋を履き、コンタクトレンズを装着した上から水中眼鏡を装着し、デジカメに防水プロテクタをつけ、手袋も装着する。磯で滑らないやうに底がフェルトになつてゐる足袋を履き、気持ち悪い藻とかを生手で触らないやうに手袋を装着するのだ。海人は平気で生手で色々漁るが、山人にはこれができない。それが敗因なのかもしれないが、どうしてもダメだ。

坂を下り、下の店の裏から海へ下りようと思つた。しかし、そこから海に下りる階段が無くなつてゐた。切れ間無く土手になつてしまつて、海に下りることができない。埋め立てて護岸したらしい。川のところから下りるしか無い。スズメバチがよくゐるから嫌なんだよな。でも今日はゐなかつた。今日は風が強い。日本からだいぶ離れてゐるが、台風が来てゐる。あれだけ離れてゐても海は影響を受けてゐるのかもしれない。少し波が高い。これはキツいかも。

干潮の少し前を狙つて行つたので水位が低く、ずいぶん沖の方まで簡単に行くことができた。イセエビやナガラメを探しつつ適当に泳いだり水中撮影したりする。波の細かい泡と、舞つてゐる藻の粉みたいなやつのせゐで透明度は低い。水温はかなり高い。外は風が吹いてゐるので、濡れてから外にゐると恐ろしく寒い。海の中にゐれば温かい。ナガラメは岩の下にゐるらしいが、一度も発見したことは無い。叔父や祖母は簡単に見つけてゐたが、俺にはどう頑張つても発見できない。山人には分からない何かがあるんだらう。アナゴが多い場所に行かうかと思つたが、少し歩く必要があるのでやめた。どうせ罰金のリスクを負つてアナゴを採つても歯が痛くて食へないのだ。だが何も採らずに海を出るわけにはいかん。ミナでも拾つて行くことにした。タニシみたいなカス巻貝だが食ふと意外と美味い。

適当に泳いだり貝を拾つたりして遊んだ。山人にはこれだけのことが面白い。波に揉まれるのがまづ珍しい。山で泳ぐ時にはただ一方向に流されるだけの川とか、流れの無い湖とか、アホみたいなプールとか、そんなのしか無い。海が珍しい。手を伸ばせば届きさうなところに魚がゐる。触らうとしても触れないんだけどな。クシを持つてゐればそれで叩くことはできる。去年も一昨年もクシでクサビ(ベラの仲間)を叩いて遊んでゐた。海の中だから威力が無くて殺せないけどな。あまり全力で遊び過ぎるとバテて動けなくなるので、ほどほどでやめて海を出た。貝は適度に採つた。

牧川の海1 牧川の海2 牧川の海3 牧川の海4
牧川の海5 牧川の海6 牧川の海7 牧川の海8
牧川の海9 牧川の海10 収獲した貝 貝をモサモサ食ふ

家に帰り、貝を台所に置いて風呂へ。水着やシャツを洗つてシャワーを浴び、洗濯機に水着とシャツをブチ込んで回す。洗濯機が回つてゐる間に貝を洗ふ。そして鍋に水と塩を入れて生きたまま貝を茹でる。念のため長めに煮る。凄く灰汁が出る。もう大丈夫だらうといふぐらゐ煮てから食ふ。針で抉り出して食ふのだが、奥の方のハラワタは食はない。ハラワタとはウンコを格納する袋であり、中身は当然ウンコだからだ。サザエとかでも俺は肉の部分しか食はない。極度に貧乏性の俺だが、ウンコを食ふほどまで落ちぶれはしない。ウンコを食はずに残すのを勿体無いとか言ふ奴もよくゐる。むしろウンコこそが美味いぐらゐのことを堂々と言ふ気違ひもゐる。金持ちでもウンコを積極的に食つたりする。頭がをかしいんだと思ふ。俺はウンコは食はない。塩水で茹でてあるから塩の味がついてゐるのだが、飛魚の醤油をつけて食つてみた。ヤバい。美味過ぎる。この醤油は奇跡の調味料だな。何がどうなつたのか知らんが歯があまり痛くなかつた。回復するとは思へん。何か自分でもよく分からんが痛まない噛み方を開発したのかもしれない。

洗濯物や足袋を干し、家を少し掃除する。蟻の死骸がいつの間にか溜まつてゐる。どこから出て来るんだらう。何故家の中で死ぬんだらう。外で死ねボケ。

満潮は17時頃。その数時間前から釣りをするのが良い。今日は一昨日行つた塰泊港に行つてみる。巨大な西之表港にある小さい漁港で、外洋にも近い。なかなか期待できさうな感じがする。エギとルアーとサビキ仕掛けと冷凍オキアミを持つて行く。準備して14時半頃に家を出た。国道をひたすら北上する。結構遠いな。西之表まで15kmぐらゐあるからな。川迎のバス停の辺りから左折し、海沿ひに入つて行くと塰泊に出る。奥の堤防の先でやるつもりだつた。地元の人達が既にそこで釣りをしてゐた。どんな感じか見に行つてみた。丁度俺が堤防に登つた時に1人釣れてゐた。遠かつたので何が釣れたか分からなかつたが、20cmほどの銀色つぽい感じの魚。堤防には新しい墨の跡がいくつかあつた。イカが釣れるらしい。だが今日は風が強過ぎるな。PEラインは軽いから風に流されるしエギが着底したのが分かりにくいだらう。シャクつても風に流された余分なラインのせゐで上手くアクションしてくれないかもしれない。何より風が強過ぎてキャスティングが困難だらう。堤防の先まで行つてみた。練り餌みたいなので浮きをつけて軽く投げ釣りをしてゐた。海の中を覗いてもオヤビッチャしか見えない。種子島ではビングーとか何とか言ふのだと去年ダイビングの人に聞いたが身近な人間がその名前を呼んでゐるのを聞いたことが無い。アジとかサバとかはゐないんだらうか。先客がゐる場所では釣れないので、堤防の真ん中ら辺でやつてみることにした。エギを何度か投げてみたが、やはり風が強過ぎて釣りにならない。何度か投げてみたが、イカが追つて来る気配も無い。ダメだな。

塰泊港1 塰泊港2 塰泊港3 塰泊港4

風は北の方から吹いて来る。北側に陸がある場所でやつた方が良いだらう。西之表港の対岸に行つてみるか?甲女川の河口から西に向つて行けば適当な港があるだらう。いや、浜津脇にするか。浜津脇港なら北側に高い堤防があるから風の影響も受けないはず。といふことで、引き返して牧川を通り過ぎ、逆方向の浜津脇へ。家から浜津脇まで確か2.7kmだつたと思ふ。近所だが、微妙に遠い。

珍しく誰もゐなかつた。奥に車が1台も停まつてゐないし、手前の方にも誰もゐない。今は釣れないんだらうか。風は堤防を回り込んで吹いて来てゐた。無意味。日差しが強い。暑い。日陰になつてゐる一番奥の辺りまで行つてみた。海の中を覗いても魚は見えない。釣りの準備をしてゐたら他の釣り人が来た。しばらくエギを投げて様子を見たがやはりイカはゐないやうだ。釣り人は狭い階段を昇つて堤防の先の方へ行つた。大物狙ひか。エギは諦めてサビキでやることにした。冷凍オキアミを砕いて撒いてみた。やはりオヤビッチャばかり。サビキ仕掛けをつけ、下にカゴをセットし、冷凍オキアミを入れて海に沈めてみる。サビキ仕掛けといふのは、一定間隔に複数の針が付いた仕掛けで、針にはゴムやビニールでエサみたいなのが付いてゐる。カゴに冷凍オキアミを入れて海の中に入れると、カゴからオキアミが溢れて魚が寄つて来る。オキアミが舞つてゐる中に針が来るやうにして漂はせてゐるとバカな魚がエサと間違へて擬餌針を食ふといふ仕組みになつてゐる。針にエサをつけなくてもカゴに冷凍オキアミを入れてブチ込むだけで手軽に釣れるので初心者でもできる簡単な釣りといふことになる。家族で海釣りに行つたら子供にはサビキをやらせておけば良い。イワシやアジの群れに遭遇した時には想像を絶する威力を発揮する。これで手軽に晩飯を調達しようと思つた。オヤビッチャも食へるからな。唐揚げにすると美味いらしい。でも唐揚げの粉とか無いからダメだ。まあ、食ふことを考へるのは釣つてからだ。釣れない可能性もあるからな。オキアミを撒いたら魚が深いところから湧いて来た。でも何故かサビキ仕掛けの擬餌針を食はない。何故だ。擬餌針だけ完璧に避けてゐる。どうしても釣れない。本物のエサには群がつて来るのに。

釣り始めて少ししてから地元の人が来て話し掛けて来た。何も釣れん。面倒だがサビキの擬餌針にも本物のエサをつけないとダメかもしれん。冷凍オキアミの解けたやつの中からアミの原形を留めてゐるやつを選んで針につけてやつてみた。速攻で釣れた。やはり本物のエサが要るらしい。何故ここの魚は擬餌針を食はないんだらう。擬餌針の色がダメなのかもしれんな。何故か地元民が続々集まつて来た。こないだの2匹の犬を連れた人も来た。白い和風犬が寄つて来た。俺にピッタリ寄り添つて座つてゐた。犬は面白い。何がしたいのかよく分からん。飼ひ主はエサを狙つてゐると言つてゐたが、さういふわけでもなささうだ。オヤビッチャが釣れた瞬間に犬のをばさんが唐揚げだと言つた。やはりこれは唐揚げで食ふと良いらしい。爺さん2人が猛烈に種子島弁で何か話し込んでゐた。言葉が分からんから何を言つてゐるのか正確には分からんが、港の話をしてゐた。夜に釣りに来て奥の堤防から海に落ちた奴がゐるとか。あんな高いところから落ちて無事だつたんだらうか。まあ海だから頭打つて死ぬといふことは無いか。でも這ひ上がれんから相当泳がないとダメだな。何かよく分からんが、トッピー(飛魚ではなく高速船)とかを浜津脇港に来させるみたいな話もしてゐた。駐車場とかを作らないといけないから難しいだらうといふやうなことを言つてゐた。浜津脇港をどう発展させて行くかみたいな話をしてゐた。と思ふ。言葉が分からんから全然違ふかもしれんけど。浜津脇にトッピー乗り場ができたら便利だな。気軽にかごしま水族館にも行ける。鹿児島空港が港の近くにあつたら、無駄に待たされる上に値段がクソ高いJACのプロペラ機なんか乗る必要も無くなるのにな。飛行機で鹿児島まで来てトッピーで浜津脇まで来て、そこから3km弱歩く。交通費も少なくなるし、所要時間も大幅に減少するな。まあ南の方にもつと巨大な島間港があるから中途半端に浜津脇に高速船乗り場なんかできないけどな。西之表港の話なんかもしてゐた。その中でアマドマリといふ地名が出てゐた。読めないので入力できない「塰泊」のことだらうと思ふ。手書き入力で読みがアマと出たのでたぶん間違ひ無い。でもアマで変換しようとしても出て来ないんだよな。

変な魚1 オヤビッチャ1 フグ系の魚
変な魚2 オヤビッチャ2 意味不明な砂山

茶色いフグの仲間つぽい変な柔らかい魚が釣れたので犬のをばさんに食へるのか聞いてみた。まだ子供だからダメみたいな感じのことを言つてゐたが、食はうと思へば食へるのかな。フグ系に見えるから毒が心配なんだが。まあ美味さうでもないし、不安だから捨てる。怪しげな感じの魚は捨てておけば良いだらう。犬のをばさんはすぐに帰つた。ジョギングのをばさんも来ないから帰らうか?と犬に話し掛けてゐた。ジョギングのをばさんといふのは昨日港の端から端まで何往復も歩いてゐた人のことだらうか。犬が帰つてしばらくして、爺さんの1人が浜津脇の人かと聞いてきた。草ノ木だと答へたら名前を聞かれた。うちの祖父を知つてゐた。祖母が亡くなつたことは知らなかつた様子。爺さん2人も帰り、しばらく釣りを続行。釣れることは釣れるんだが、爆釣とはいかない。サビキ仕掛けの針に毎回エサを付けるのが惨めだ。エサを付けなくて良いのが利点のはずなのに。時々エサを付けずにやつてみるが、絶対に釣れない。あまり釣り過ぎても食ひ切れんだらうし、適当にやめることにした。魚篭を引き上げ、中を覗いてみた。オヤビッチャが10匹。一番デカいのでも17cmぐらゐだらう。たぶんあまり大きくはならない魚だらうと思ふ。鯛系の魚なので味は悪くないはずだ。祖母は何でも濃い砂糖醤油で煮てゐたからどの魚も全部同じやうな味だつたが、不味かつた記憶は無い。1匹だけ違ふ魚がゐる。名前は分からない。何度か食つたことがある。結構美味かつた記憶がある。それにしても、少し数が多かつたかもしれない。俺1人なのにこんなに食へるんだらうか。釣り道具を片付けて帰る準備をした。

帰る途中、夕日が綺麗だつたので雄龍雌龍の岩の近くの店にバイクを停め、写真を撮つて行くことにした。同じやうなことを考へてゐる人達が集まつてゐた。種子島弁で夕日が綺麗だなと若い人が話し掛けて来た。逆光なので岩と夕日を一緒に撮影しても岩が真つ黒だ。あつと言ふ間に日が沈んだ。5分も掛からなかつたと思ふ。丁度上手いタイミングに来たらしい。魚は魚篭の中で瀕死。急いで帰らねば。

雄龍雌龍の岩から見る夕日1 雄龍雌龍の岩から見る夕日2 当地より望む島々 雄龍雌龍の岩から見る夕日3
雄龍雌龍の岩から見る夕日4 雄龍雌龍の岩から見る夕日5 雄龍雌龍の岩から見る夕日6 雄龍雌龍の岩から見る夕日7
雄龍雌龍の岩から見る夕日8 雄龍雌龍の岩から見る夕日9 屋久島を背景に見る雄龍雌龍の岩 日没後の空

帰つたら玄関に宅急便の不在票が置いてあつた。俺が出かけてゐる間に荷物が届いたらしい。今日荷物が来るなんて聞いてないぞ。見たら猫の叔母からだつた。猫の叔母はいつ来るんだらうか。親も叔父も誰も知らないらしい。気紛れだからな。再配達依頼の電話を掛けてみたが留守電になつてゐたのでまた後で掛けることにした。

魚をどうすればいいんだらう。3枚に下ろすやり方は本とかで知つてゐる。イメージの上では完璧にできる。でも実際にやつたことは無い。たぶんできないだらうと思ふ。ギターでFのコードの押さへ方を完璧に知つてゐても初めてでは音がまともに出ないどころか押さへることすらできないのと同じだらう。取り敢へずオヤビッチャのデカいやつを使つてやつてみた。まづは鱗を剥がし、鰓の辺りから切つて腹の下に刃を入れて行く。ハラワタを引き摺り出し、背骨に沿つて身を1枚切り取る。何だこれ。身が少ない。薄つぺらい。小骨も多い。食ふ場所が少な過ぎるぞ。骨と裏側の身を分離させ、3枚に下ろした。皮を剥がうと思つたが、どうしてもできない。身は薄いのに皮は結構厚い。ダメだな。これは刺身にはできん。焼くか、それとも煮るか。唐揚げはどうやつて作ればいいのか分からん。唐揚げ粉なんか用意してないしな。片栗粉とかも無い。

魚篭の獲物 ザルに上げた獲物 下ごしらへした獲物

取り敢へず、全部鱗を剥がして頭を落としてハラワタを引き摺り出した。後は煮るなり焼くなり好きにすれば良いだらう。しかし、ここまでやるのもアホみたいに大変だつた。身が少ないのに苦労は多い。激しく面倒臭い。釣れない方が楽だな。食費が浮くが、面倒臭過ぎる。あまりにも大変だつたので途中で休憩して外に出て、宅急便に再配達の電話をした。今度は出た。少し遅くなるらしい。それにしても、本当にうんざりするほど面倒だ。下ごしらへだけで疲れ果てた。食ふまでが大変過ぎる。

魚の残骸はビニール袋に入れて厳重に縛つて密封しゴミ箱に入れた。魚は焼くことにした。鯛系の魚だからサッパリして美味いだらうと思つた。しかし焼いてみると意外と脂分が多く、ベタベタした感じになつた。皮が厚くてなかなか火が通らない。脂は皮から染み出てゐるやうだ。魚グリルが狭いので一度に全部焼けなかつた。2回に分けて焼く。アホみたいに大変だ。台所は魚のせゐで生臭い。例の腐敗した冷凍オキアミの悪臭はかなり消えてゐたんだが、今度は魚の生臭さだ。

塩焼き さらに塩焼き 今日の飯

苦労して魚を全部焼いた。結構な量だ。こんなに食へるのか?でも食ふしか無いだらう。飛魚の醤油をかけて食つた。美味い。見た目は悪いし身は薄いし意外に脂分が多いが、味はなかなか良い。1匹だけ違ふ魚がゐたが、それも似たやうな味だつた。飯を食ひ始めた頃に宅急便が来た。叔母の荷物が届いた。魚は全部食つた。ずいぶん時間が掛かつた。皮を剥いだりするのが面倒だつた。皮は気持ち悪かつたので食はなかつた。歯はあまり痛くなかつた。もしいつもみたいな激痛があつたら食ふのに倍ぐらゐ時間を消費してゐたかもしれない。

疲れた。朝泳いだし、夕方は釣りにも行つた。料理にも時間が掛かつて大変だつた。片付けるのが億劫だ。動きたくない。でも片付けないわけにはいかない。このまま放置すると悪臭が凄いだらう。鱗とかハラワタは全部ゴミ袋に入れたが、明日はハエが凄いだらうと思ふ。あああぁああぁ面倒臭え。これはキツいわ。釣つても後が大変だな。釣れない方が良いかもしれん。ふと気付いた。今日は水曜ではないか。ならば明日は燃えるゴミの日。今日中に全部片付けて捨てに行けば良い。といふわけで、魚の残骸以外にも家中のゴミを集めてゴミ袋に入れた。まだ袋の容量に余裕はあつたが、今日中に捨てたかつたのでそれで縛つた。新月が近く、月明かりが全く無い。街灯も無いので外は真つ暗だ。ヘッドライトを使つてゴミを捨てに行つた。星が激しく綺麗だ。岐阜ではこんなに星は見えない。何でこんなに星が見えるんだらう。

アホみたいに疲れた。もう1時半だ。さすがにもう寝ないと拙いだらう。種子島滞在日数は17日の予定だ。今日で半分以上終つた。もうそろそろ親戚が集まつて来て慌しく法事をやることになる。法事が終つたら帰る準備を始めないといけない。荷物を送つたり。もうあまり遊ぶ余裕は無いのかもしれない。前半は相当悲惨だつた。後半はどんな狙はれ方をするんだらう。生きて可児に帰れるんだらうか。帰つた後も大変だな。パチ屋の状況がどうなのか全然分からない。ネットもできないから最近の出玉状況も分からない。また去年みたいに帰還後に長期的不運にやられるのかもしれんな。まあ、なるやうになる。運が悪いから何も期待してゐない。帰りたくないな。

話題:種子島 2009年秋

Info.
公開日時2009年09月17日 17時15分56秒
最終更新日2009年10月04日 15時39分13秒 (更新回数: 2)
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