犬土偶日記
海の近くに住みたい
2017年03月28日
ACTION
公開日時： 2017年03月29日 23時33分04秒
つひにB'zのACTIONツアーのBlu-rayを見た。2013年1月31日發賣らしい。豫約して買つたのに、買つた時點でいつでも見れると思つて安心していつまでもいつまでも見ないパターンだ。
2013年の7月から12月までの間のいつか分からんが、知らないうちにテレビが壞れてゐて見れなくなつた。自分の部屋にテレビがあるのに壞れたことに半年も氣附かない。壞れる前からほとんど見てゐなかつた。最後に見たのは2013年夏の參院選の特番。その前はたぶん2011年の東日本大震災のニュースなのではないか。それくらゐテレビを見なくなつてゐたので、壞れても全く買ひかへる氣が起きなかつた。今でもテレビを買ふつもりは無い。見なくても困らないし、見たくもない。旅行に行つた時に他の人が見たい番組があるわけでもないくせに當り前のやうにテレビをつける。うるせえからつけるなボケ！と思ふんだが、さすがに言ふわけにはいかないから我慢してゐる。面白いのやつてないなとか呟きながらチャンネルを變へまくり、妥協に妥協を重ねて適當に見る。意味が分からない。無理して見なくても良いんだぜ。特に見たい番組が無くても家に歸つたらまづテレビをつけるといふ習慣になつてゐる人が多いのではないか。昔の俺もさうだつた。でも完全に時間の無駄だからやめた方が良い。まあそんなことはいい。
テレビが壞れてBlu-rayを見ることができなくなつて3年半。ノートPCの液晶が死んで新しい液晶ディスプレイを買ひ、PS3を新液晶に繋いでBlu-rayを見れる環境が戻つてきた。しかし、またここでいつでも見れる安心感が發動して簡單に3週間が經つた。このままではいつまでもいつまでも見ない。いつでも見れると思ひながら見ないまま死んで行く。もう殘りの人生は僅かだ。事故死するかもしれない。病死するかもしれない。限界まで生きたとしても殘された時間は思つてゐるより少ない。いつでも見れる？そんなのは幻想だ。今やらない奴が明日やるわけが無い。見るなら今だ。明日でもできることを無理して今日やる必要は無いとタモリが言つてゐたが嘘だらう。今日やれることを明日に先延ばしにすれば明日できるはずだつたことが明後日にしかできなくなるかもしれない。さうすると明後日にできるはずだつたことが明々後日にしかできなくなるかもしれない。さうやつて辿つて行くと、人生の最終日にできるはずだつたことが永久にできないことになつてしまふ。1つ先延ばしにするといふことは別の何かを1つ諦めるといふことだ。これまでの人生で一體どれだけのことを先延ばしにして來ただらうか。それだけ薄つぺらく空虚な人生になるといふことだ。年齢を重ねるごとに差が出る。空虚な人生を送つてゐるカスと濃密な人生を送つてゐる人の差は年齢が上がるほど顕著になる。周圍を見囘してみろ。仕事でも趣味でも何かに全力で打ち込んでゐる人間と、酒・ギャンブル・テレビなどで人生を浪費してゐるカス。自分はどちら側の人生を送りたいかをよく考へるべき。何も先延ばしにするな。眠くても疲れてゐても病氣でも言ひ譯するな。今やれ。ただプレステ3の電源を入れてモニタの入力をHDMIに切り替へてプレステ3にACTIONのBlu-rayを入れて再生するだけだ。ただそれだけのことが何故こんなに難しいんだらう。見たくないわけではないし、寧ろ見たいのだが、再生までのハードルが異常に高い。ヒマラヤよりも高い。意味が分からない。やればいいだけ。やれ！！俺ならできる。と言ふか誰でもできる。誰でもできることになんか價値は無いが、それすらできないカスは生きる意味が無いだらう。やれ！！！
といふわけで、棚からACTIONのBlu-rayを取り出す。まだビニールに包まれてゐた。豫約までして買つたのに4年經過して未開封。今日決斷しなかつたらまた何年も未開封のまま過ぎてゐただらう。本當に見ないまま人生を終へることになつたかもしれない。再生してみれば何故こんなことができなかつたのか不思議で仕方が無い。何かの本で讀んだが、何かを始めるといふことに對して腦は物凄いストレスを感じるやうだ。始めさへすれば後はどうにでもなるが、動き始めるのが非常に困難らしい。勉強することを考へてみると分かりやすいかもしれない。やり始めれば別に何時間でもできるのにやり始めるのが恐ろしく困難。絶對に逃げられないし必ずやらねばならんとしても限界ギリギリまで逃げて時間が足りなくなるまで動かない。もつと早くからやつておけば良かつたと必ず後悔することになる。それを分かつてゐて次こそは早めに始めるぞ！と思つてみても結局できないのだ。それでも、間に合はなくなつてからでもやる奴はまだマシ。結局やらずに終る屑も世の中には多いだらうと思ふ。有能な人間と無能な人間の差はこのスタート地點のハードルを超えられるかどうかといふところが大きいのではないか。才能がどうとか地頭がどうとか言つて有能な人間を襃めるやうな振りをしながら怠ける自分を正當化しようとする屑にはなるな。意志の強さといふのもあるのかもしれないが、そもそもハードルの高さに個人差があるやうにも思ふ。DVDやBlu-rayを見始めるといふ果てしなくショボいハードルにここまで絶望的な高さを感じるのは俺くらゐのものだらう。まだ見てゐないDVDやBlu-rayがまだまだたくさんあるぞ。どうするんだよこれ。今後も見たいものがどんどん發賣される。人生が短すぎて消化し切れん。永遠に生き續けたい。永遠に生きられるとなつたら本格的に「いつでも見れる安心感」が發動して何もしなくなりさうでもあるけど。
このライブは2008年の夏か秋に日本ガイシホールでやつたやつだ。まだレインボーホールといふ名前だつたかもしれない。その頃は種子島に住んでゐたので行けなかつた。そもそもFC優先豫約でチケットが取れなかつた。その年はB'z20周年で、ホール・アリーナ・スタジアムのツアーがあつた。ホール公演とアリーナ公演はACTIONのツアーで、スタジアム公演はPleasureだつた。ACTIONは通常のアルバムのツアー。Pleasureは過去の有名曲をやるベストアルバム的なツアー。ACTIONとPleasureからそれぞれ1公演しか取れない仕組みだつたと思ふ。ホールは狹い會場で地元優先。抽選で當れば超ラッキー。そこに賭けてみたら見事に當つて2月に長良川國際會議場に椅子タンと觀に行つた。さういふわけでアリーナのチケットは一般で取るしかなくなつたが、一般で取つても糞席確定だし種子島に行く豫定だつたから諦めた。といふ流れだつたと思ふ。過去の日記を讀めば正確に分かるだらうが面倒なので調べない。屋久島で猿に襲はれて敗北感に苛まれながら可兒に歸還して3日後ぐらゐに豐田スタジアムでPleasureのライブを觀た。2日間2公演連續だ。2日目は當初は椅子タンと行く豫定だつたが親父さんが入院したとかで急遽行けなくなり、代りにCHOSANGと行くことになつた。つまりこの年のライブはACTIONのアリーナ公演だけ觀れなかつたといふことだ。ホールとアリーナでは同じACTIONのツアーでも曲も演出も違ふ。だからDVD＆Blu-rayが出て良かつた。何故ライブから4年半も經つて出したのか今でも分からない。撮つてたなら早く出せよ。死ぬほど見たかつた。と言ひながら買つてから4年も未開封。
Blu-rayをフルHDで初めて見た。昔はアナログのブラウン管にS端子でプレステ3を繋いで見てゐた。横長の畫面ぢやないので上下に黒い帯が入つて狹い感じだつたし、畫質も全然良くなかつた。DVDでもほとんど變らないんぢやないか。今日はHDMIで横長の液晶ディスプレイに繋いでフルHDで見た。全然違ふな。しかし今頃フルHD初體驗なんて凄いよな。普通の人より10年以上遲れてゐる。
色々確かめてみたいことがある。ACTIONのやつはBlu-rayしか持つてゐないが、ものによつてはDVD版とBlu-ray版の兩方持つてゐる。どちらかを1囘見て終りのくせに、PS3をテレビに繋いで見る用のBlu-rayと、ノートPCで見る用のDVDと無駄に買つたものがいくつかある。HDMIで接續したPS3で見るDVDとBlu-rayはどれだけ違ふのか。プレステ3（HDMI接續）で見るDVDとノートPC（D-Sub接續）で見るDVDはどう違ふのか。興味はあつてもハードルはヒマラヤより高いんだよな。好奇心はヒマラヤを超えることができるか。
(1.0)LOVE PHANTOM、ultra soul 2011、今夜月の見える丘に (Alternative Guitar Solo ver.)、儚いダイヤモンド、SURFIN' 3000GTR、BANZAI、憎いあの娘、SUPER LOVE SONG、Brotherhood、勝手にしやがれ、SHINE、野性のENERGY、STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜、WAKE UP, RIGHT NOW、Pleasure'98 〜人生の快楽〜、もう一度キスしたかった、Hey!Mr.Angryman、SPLASH!、Raging River、今夜月の見える丘に、孤独のRunaway -Mixture style-、I'm in love？、アクアブルー。
ギター練習94分、腕立て伏せ200囘、讀書47ページ。
Info.
| 公開日時 | 2017年03月29日 23時33分04秒 |
|---|---|
| 本文文字数 | 3964文字 (タグ込み) |
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