椅子の日記
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2005年09月09日
ちょっとうけた
公開日時: 不明
犬土偶の日記を読んでたらスイカに塩をかけるのが愚行と書いてあった。実は俺もそう思っていた。俺もかけた事はあるが甘さが引き立つというより、なんだか不思議な味になるという感じだ。そんな不思議な味も嫌いではないが、本当に甘さを引き立たせるためにかけるのであれば、他の果物になぜかけないのかと思う。他の果物と違って酸味が全然ないからかもしれないなとは思いつつ、おしるこを作るときにも塩を入れてるのを思い出したので、やっぱりちょっと調べてみることにした。
http://www.geocities.jp/t_hashimotoodawara/salt6/salt6-98-05.html
人間の舌は塩味を甘味より先に感じやすいとか、その他の諸々の理由で甘味が引き立つらしい。要はこの"引き立つ"という言い方が曲者なのだろうと思う。説明する本人がその理由が良くわかってなくても、単純に"強い"とか"高い"というよりは、なんとなく他人を説得するには手ごろな表現だ。日本人はわびさびを大切にする文化があるから、こういった奥ゆかしい言葉に弱いのだろう。ただし、外の人種も基本的に思考回路が弱いからむやみに信じてしまうのは変わらない。というわけで、やはり塩をかけることは(個人差はあるだろうが)実際に効果があるという結論になった。
と、ここまで書いておいてなんだが、ここで思考を完了したら他のボンクラと同じだと思う。今回はそれっぽい情報が載ってるサイトが見つかったが、そもそもこのサイトの内容だって本当に正しいって誰が保証してくれるんだ。結局、世の中で本当に信用できることなど何もないんだ。そんなことを言い始めたら世の中の何が正しいことなのか分からなくなるって?それでいいのだ。世の中に正しいもの、本当のことなど何一つない。自分の思ってることが正しいと思うならそれはただの思い上がりだ。世の中には自分の知らない世界がどれだけでも広がってると思っておいたほうがいい。遠い外国とかの話ではなく、普段の日常の中にも。今回の味覚の話は好例だ。ただ、勘違いしてはいけないのは、正しいことがないという言葉は悪用するために使えと言ってるわけじゃないということだ。これを使えば悪いことをしたときの自己弁護にも使えるが、人に迷惑をかけておいて自己弁護するなど最低の人間のすることだ。この言葉は相手のアイデンティティを理解するために使ってほしい。俺はそうしてる。相手の意見を拒絶して敵対するのではなく、自分のアイデンティティは確保しながらも、相手の意見は取り込んで自分のロジックに組み込み、それを応用するのが俺のスタイルだ。
脱線してしまったが、最終的には犬たんと同じく「スイカに塩をかけたいやつは勝手にかければいい」という結論になった。いや、結論だけは最初から出てる。他人の人生に干渉して責任もてるほど暇じゃないんでな。
しかし、犬たんの「昔のスイカは野菜として扱われ、塩をかけるのがあたりまえだった」という仮説には吹いた。昔のスイカがどんなビジュアルだったのかイメージする人によって違うだろうが、今とそれほど変らない歯ごたえもない水っぽい物体に塩をかけて食べる様はちょっと異様だ。昔は塩が貴重品だったということも考えると、例えスイカが全然甘くなかったとしても、水分補給等の理由でそのまま食べるのが普通だろう。
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公開日時 | 不明 |
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