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犬土偶日記

海の近くに住みたい

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話題:ライブ鑑賞

2010年10月27日

Koshi Inaba LIVE 2010 〜en II〜

最終更新日: 2010年10月29日 19時15分20秒

今日は稲葉浩志のライブを見に行く。FCの抽選でSS席に当選した。なかなかSS席は当選しない。席種によつて値段が違ふが、高くても当然SS席の方が良い。SS席は10000円。ちなみにSS席はFC会員以外には入手不可能。SS席の人は写真つき身分証明書を持つて行かねばならん。それを忘れるとチケットを持つて行つても入れて貰へない。チケットといふか、入場引換券。席は当日現場に行くまで分からない仕組み。入り口で引換券のバーコードを読んで座席指定券が貰へる。引換券に印字された住所氏名と身分証明書の住所氏名と顔を確認して漸く中に入れる仕組み。物凄く厳重だ。同伴者も抽選申込の段階で住所氏名生年月日を登録する必要がある。当選後、登録した同伴者が来れなくなつても代りに来れる人の条件が細かく決められてゐて誰でも代役が務まるわけではない。恐ろしく厳しい。同伴者も当然写真つき身分証明書が要る。転売屋対策なんだが厳重過ぎて善良なファンにも無駄に負担を強ひる結果になつてゐる。だが人間の屑である転売屋を排除したことで一般ファンに良席が回つて来る率が高くなつたので良いだらう。身分証明書を忘れただけで絶対に入れて貰へないから家を出る時は緊張する。何度も何度も持ち物を確認する必要がある。

ライブは午後からなので朝から肥溜めへ。今日は7の日。夕方からライブなので終日勝負はできない。スロを打つて6を掴んでしまふと大変なのでンコを打つことにしてゐた。色々見て回つたが、北斗剛掌と戦国無双の釘が開いてゐた。慶次愛も薄ら開きか。戦国を初打ちすることにした。これもMAXタイプ。1/399.6で、ST84回転。確変中は1/60.7。微妙。でも潜確は無い。釘は見た感じ1000円当り22回転といふ感じだつたが打つたことが無い機種なので読み違へるかもしれない。とは言へ、変則的なゲージではないし、大体予想通りの回転率だらうとは思つた。最初の1000円で27回転。次の1000円で28回転。回り過ぎ。そこまでの釘ではない。次の1000円で何と11回。ムラが凄い。これはダメかも。5000円で119回、10000円で240回。予想よりもだいぶ回つてゐるが、この程度の金額では安定しないからどうでもいい。確実にボーダーを超えるクオリティなのは打ち始める前から分かつてゐる。20000円で471回転。30000円で669回転。だいぶ落ちて来た。40000円で896回転。やはり最初の読み通り22回転といふところか。といふか、早く当れボケ。何でいつもいつもいつもいつも大当り確率の分母を大きく超えるんだ。死ね。両隣は1000円で当てたよ。しかも右隣は既に初当り4回。もう10万近く出てゐる。連荘終了後一瞬で引き戻してゐる。死ね。俺の隣に座るな。50000円で1103回転。やはり1000円当り22回転だな。ここで当らないまま撤退。時間切れ。死ね。ストレート5万負け。当らんにもほどがある。4ヶ月間ほとんど当り無し。ほぼストレートで70万か80万負けてゐる。こんなに当らんことがあり得るのか。お前が死ね。赤保留はアツくないのか?ライダーMAXの時は大当り濃厚だつた。1ヶ月に1回も見れない程度の激レアだつたけど。今日は赤保留2回出て両方とも外れた。擬似連3も4回出たが全滅。お市とかいふ女とのバトルでは勝てさうに思へたが2回戦つて2回とも負け。奥義出ない。何がどうなれば当るのか分からん。毎日1000超えハマリ。ライブが無ければ全ツッパのクオリティだつたがどうしやうもない。また釘が開くこともあるだらう。今日の不当な負け分は必ず取り返す。何で俺だけこんなに当らんのだ。もし店が不正をしてゐるのなら全力で潰す。潰すべき正当な理由があるのなら法を犯すことも厭はない。俺には何も失ふものが無い。ウンコ汲み取りの車を盗んで店に突つ込んで店内で横転させる。肥溜めにウンコ撒いても意味無いかもしれんけどな。

一旦家に帰つてダラダラとネット巡回。まだライブに行くには少し早い。ここで今日のギター練習をしておくべきだつた。何かあるといけないから早めに行くことにして準備した。何度も何度も執拗に確認する。入場引換券と免許証、それから金とDS。忘れ物は無いはず。自転車で西可児駅へ。クソ寒い。疲労も激しい。ゲロ吐きさう。駅に着いて切符を買ひ、中に入つてからDSを開く。DQ9でガンダムの地図に潜りまくつてひたすらメガトンハンマーと風林火山とカルベロビュートを取りまくる。延々とアホみたいに取り続ける。何度も何度も何度も。中部国際空港行きの電車に乗つてそのまま栄生の辺りまでやり続けた。相当大量に溜まつただらう。家に帰つてから一気に売る。名古屋ではすれ違ひ通信に期待できるのですれ違い通信をセットしてウロウロしてみた。太閤通口の辺りのソフマップに行つてみたり中央コンコースを何往復もしてみたり。だが無駄だつた。1人もすれ違へなかつた。もうDQ9やつてゐる人間はほとんどゐないらしい。諦めてJRの切符を買つた。笠寺まで190円。レインボーホール懐かしいな。いつの間にか日本ガイシホールといふ名前に変はつてゐる。ここでは結構色んなライブを見た。鈴木あみ、LUNA SEA、Mr.Children、JUDY AND MARY、T.M.Revolution、安室奈美恵、倉木麻衣、MISIA、Hello!Project、SPEED。どうやら最後に見たのはSPEEDのライブらしい。解散してしばらくして一時的に復活したみたいな時かな。2003年10月だつたらしい。あの時はまだレインボーホールといふ名前だつたはず。SPEEDのライブが一番良席だつた。他はほぼ全てクソ席だつた。ハロプロが何故かそこそこ良席だつた。レインボーホールはあまり良い思ひ出が無い。音響も悪いしな。電車で行くと帰りに必ず圧死するし車で行くと駐車場内で渋滞してなかなか脱出できんし。今日も酷い目に遭ふんだらうなと思つた。JRに乗るのも久しぶりだな。名古屋から普通電車に乗つて4駅。懐かしい景色だ。まづは帰りの切符を買つておく。バカだから名古屋までの切符を買つてしまつた。それが一番安く済むんだが、座れない可能性がある。帰りは金山で降りて金山から名鉄にした方が座れる確率が遥かに高くなる。値段も数十円高くなるが、命の方が大事だ。

駅を出てホールへ向ふ。アホみたいに人がゐた。取り敢へずウロウロしてDQ9のすれ違ひ通信に期待。無駄。こんなに人がゐるのに全然すれ違へない。ホールの1階の入り口の方は壁が立てられて横からは入れないやうになつてゐたが、他の施設には入れた。奥のレストランとかを覗いてみた。便所に長い列ができてゐた。女だけ。男便所は余裕。しばらく色んなところをウロウロしてからグッズ売り場へ。バッグとパンフレットを買つた。3500円消費。続いてB'zライブ恒例のガチャガチャ。1個500円。2個やつてみた。傘の持つところに被せるカバーと石鹸が出た。傘のJの字型のところに被せるやつ。もつとマシなの出ろ。石鹸も使へんな。あとはTAK&LARRYのライブDVDを買つた。今日発売。昨日がフラゲ日だつたのに買ひ忘れてゐた。銭湯の帰りに買ふべきだつた。まあDVDはAmazonで買ふのが良いんだけどな。定価で買ふのはアホらしい。一寸迷つたんだけどな。買ひに行くの面倒だし今日買ふことにした。5000円以上買ふとサイン色紙の抽選権が得られるらしく、くじ引きをすることになつた。三角のくじを引いてめくつてみるとそこには・・・ハズレの文字。ハズレの場合は3000円以上の購入者全員が貰へるポスターのみ。残念。またしばらくウロウロして1階のSS席専用入場口へ。まだ開場してゐなくて長蛇の列ができてゐた。近くの壁に凭れかかつてDSを開いた。おおおおおおぁあああぁ久しぶりにすれ違つた。福井から来たコーシさん。2月のナゴヤドームでも複数のコーシとかこーしとすれ違つたが、もしかしたら2月にも同じ人とすれ違つてゐるかもしれん。

DSをポケットにしまひ、チケットを確認しようと思つてポケットに手を突つ込んだ。その瞬間、全てが終つたと思つた。人の命は儚いものだ。こんなに簡単に人生は終る。思ひ出したくない。書きたくない。でも書かねばならぬ。既に歯を食ひ縛りながら泣きさうになつてゐる。断じて泣いてはゐない。書かねばならんから我慢して一気に書く。チケットを入れてゐた封筒かチケットそのものか知らんが右手の人差し指の爪の間に入り込んで横滑りしああああぁぁあぁもうダメだ。視界が狭くなる。指が痛え。目が開かん。凄まじい激痛。ひあっとか変な声が漏れた。指先が熱かつた。心臓の鼓動と同じ周期でジワジワ痛む。ポケットから手を出して見てみた。何ともない。でも痛い。明らかに切れた感触だつた。震へが止まらん。痛みに対しては世界最弱だ。泣いてないのが奇跡に近い。涙が滲んでゐるが断じて泣いてはゐない。これはもうダメ。寒い。実際に気温が低くて寒いがそれとは違ふ寒さだ。もう全てが終つたのだ。数秒の間を置いて急激に爪の中が赤くなつた。横から血が溢れ出した。やはり完全に切れてゐた。しかも深い。ヤバい。泣く。指先を舐め回しながら愛キュンの笑顔を思ひ浮かべて誤魔化す。ダメだ。凄まじい激痛。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。そんなに俺が怖いのか。お前が死ね。何度でも言ふ。お前が死ね。まづお前の目の前でお前の家族が全員苦しんでのた打ち回つて死ね。その後にお前が長時間苦しんで死ね。

腕を下に垂らすと血が大量に出るやうなので変に右手を上げておく。戦国無双に指の負傷。さらにどうせ糞席が待つてゐる。広い会場だからSS席といふだけで良席といふことにはなるまい。中途半端に後ろの方で、目の前に長身の奴がゐるなんていふ悲惨な席だらう。さうなるやうにできてゐる。それにしてもキツい。震へが止まらん。世の中に紙ほど鋭利な刃物は無いと思ふ。剃刀よりもよく切れる。さう簡単には切れないと思ふ奴は目の黒いところに紙の端を当てて横に滑らせああぁぁぁあぁぁあダメだ。文章書くだけで痛い。目が開かん。もうダメだ。力が入らん。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。お前だけ死ね。早く死ね。お前が生きてるから俺がこんなに苦しまねばならんのだ。お前さへ死ねば全てが円満に解決する。早くしろ。間に合はなくなるぞ。

しばらく舐め回し、漸く血が止まつた。ただし痛みは激しい。少し刺激を与へればまた傷口が開いて血が噴き出すだらう。もうどこにも力が入らん。取り敢へずまたウロウロしてDQ9のすれ違ひ通信だ。2階正面のS席用の入場口に列ができてゐた。駅の方へ続いてゐる。だが係員は逆方向に客を案内してゐる。どうなつてゐるんだらう。入り口から列を遡つてみた。駅の方へ続いてゐるかと思つたが、円形のホールの外周に沿つて反時計回りに列ができてゐた。つまり最後尾はほぼ1周して入り口から逆の方にあるといふ状態。すれ違ひ通信のために1周してみたがヒットしなかつた。駅の方へ続いてゐた列は立見席用の入場待ち列だつたらしい。2階入り口前の広場は人で埋め尽くされてゐる。そこにグッズ売り場等があるのだが、まともに並ぶ気にはなれない。下の1階前の売り場の方が断然空いてゐる。人込みの中を歩いてゐたら女がチケット余つてませんかと話し掛けて来た。家に忘れて来て半泣きみたいな感じにも見えたが、一般人の振りをしたダフ屋の可能性もある。ヤクザのダフ屋に雇はれて若い女がチケットの売買をするなんてのを見かけたことがある。何にしてもチケットは余つてない。それにSS席は事前登録と身分証が要る。軽くあしらつて人込みを抜けた。開場時刻になり、列が動き始めた。S席は入場引換券で普通の紙の座席指定券が貰へる感じだつたが、SS席は細い紙を腕に巻かれてゐた。さう言へばリストバンド形式だとか言つてたな。リストバンドといふにはあまりにもショボい。せめてモンパの乗り放題券みたいなのにしろよ。簡単に破れるやうな薄つぺらい紙だ。入場口の横の別の施設へ入る通路からSS席入り口を眺めてゐたのだが、取り外したら無効だとか言つてゐた。破れたらどうするんだよ。

ライブ中にウンコしたくなると勿体無いので、便所に行くことにした。ホール内の便所は混雑してゐるかもしれないので、入場前に外の便所へ行つておくのが良いだらう。女用の便所は凄まじく長い列ができてゐた。あんな列に並んだら最後尾の奴は間に合はんのぢやないか?それとも間に合ふやうに便意に襲はれる前に並んでゐるのか?だとしたら本気の便意に襲はれてゐる奴が不当に苦しめられる結果になるのではないか?男で良かつた。便所を出て自販機でホットコーヒーを買つて飲み、SS席専用入場口へ。もうほとんど並んでゐなかつた。引換券と免許証を取り出す。指が痛いので慎重だ。また同じ場所を切ると今度は本気で命を失ふことになるからな。入り口で券と免許証を渡す。形式的なチェックでチラ見するだけなのかもしれないと思つたりもしたのだが、しつかりと住所と名前を確認した上に写真と俺の顔をじつくり見比べてチェックしてゐた。無事にチェック通過。引換券のバーコードを機械で読む。少し先の別の機械で細長い紙に印字して別のスタッフが俺の名前を確認した上で腕に巻く。剥がしたら無効なので気をつけろと。そのまま中に入り、カメラチェック。グッズ売り場で買つたバッグの中身を確認されてチラシを受け取つて入場。要らなくなつた引換券をバッグに入れ、免許証を財布にしまふ。

座席表さて、席はどこだらうか。手首に巻かれてゐて非常に見にくい。アリーナA4ブロック1列4番。うおおぉおおぉおぉおぉおぉあああぁあ!!!1列?まさか最前?いや、ブロックの1列といふだけで最前列とは限らんか。いや、でもAブロックだぞ?いや待て。ブロックの配置も分からん。糠喜びさせて地獄に叩き落すいつものパターンだらう。ドッキドキやよ。掲示されてゐた座席表を確認。前から順にA〜Dブロックになつてゐる。下手側から1〜7ブロック。各ブロック15列あり、ブロック内で下手側から1〜12の番号が振つてある。んん?こ、これは。A4ブロックといふことは中央の最前ブロックではないか。そしてその1列目。つまり最前列。さらに4番といふことは中央に近い。真の最前中央は6番と7番だ。2.5席分中央から左にズレてゐるだけで、ほぼ中央と言つて良い。何これ。運の悪い俺がこんな広い会場で最前列ほぼ中央。俺死ぬの?あり得ん。何がどうなつたらこんな席が来るのか。これまでの異常な不運はこのためだつたのかもしれない。7月からほぼストレートで70万か80万負け続けてゐる。このライブの抽選申込は5月だつたが当落確認が6月前半。その後SS席当選が確定し、漢検準1級を受験した6月20日に試験会場の近くのコンビニで金を振り込んだ。B'zのFC側で俺の入金を確認したのがその数日後だらう。そこで俺のこの超絶良席が確定した。その直後からぢやないか?俺の異常な不運が始まつたのは。まさかこの最前列をGETするために全ての運を使ひ果たしてしまつたのではないか。B'zのライブならともかくソロのライブの最前列に70万や80万の価値があるとも思へんのだが。運を使ひ果たしたことに便乗して宇宙が不当に多く俺に不運を押し付けてゐるやうな気がする。何にしてもこれは嬉しい。今まで色んな会場で色んなアーティストのライブをアホみたいに見て来た。33アーティスト81公演。多過ぎてカウントミスしてゐるかもしれない。1公演6000円として記念にパンフレット3000円買つて交通費往復2000円とすると安い車が買へるほど金を使つてゐることになるのではないか。それはどうでも良いのだが、これだけ多く見て来て初の最前列だ。最前列なんて一生来ないと思つてたけど来るもんだな。この調子でジャンボ宝くじ1等も粘り強く狙ひ続ける。諦めたらそこで試合終了だ。

座席指定券

取り敢へず中へ。まづは自分の席へ。近い。ステージの高さが結構あるので首が疲れさう。ステージはラグビーボールみたいな形の飛行船みたいなやつで覆はれてゐて中は見えない。しばらく自分の席に座つて入り口で貰つたチラシやガチャガチャの中身を確認したりしてゐた。まだ開演まで1時間近くある。入場するのが早過ぎたかもしれない。もう少し外をウロウロしてゐればすれ違ひ通信に何人かヒットしたかも。いや、場内でもヒットするかもしれない。またウロウロすることにした。アリーナ席をひたすらウロつき、ロビーに出て通路で待ち伏せして入場して来る客を全員捕獲してみたりする。1人ヒット。今日はこれで打ち止めだつた。この後もかなりウロウロしたし帰りの混雑の中でも期待したんだが無理だつた。これだけ人が集まつて2人か。厳しいな。誰か水か氷の最高ランクの地図をくれ。自力で出した方が早いのかもしれんな。プレーヤーが多い時期にもつと真面目にやつておくべきだつたか。

開演15分前に席に戻つた。開演時間よりもさらに15分ほど遅れるだらうけど。俺の右隣の5番6番の客がいつまで経つても来ない。まさか欠席か?こんな超絶良席でバックレるとは。でも今日来ないと自分の席がどこなのか分からん仕組みなんだよな。もし最前中央だと知つてたらどんなに仕事が忙しくてもどんな理由があつても無理してでも来たんだらうな。本人達はただSS席を捨てたといふことしか分かつてゐない。知つたら絶叫するんだらうな。

ここからネタバレ多数なのでまだライブを見てゐない人は云々、といふのは今回は必要ない。明日が千秋楽。今日の日記を更新するのは恐らくライブツアー最終公演が終つた後か早くても最終公演中になるのでどうでも良い。本当は最終日に見たかつたのだが、抽選申込時に敢へて1日前の公演を選んだ。たぶん最終公演は申込が殺到するだらうから、絶対にSS席には当選しないだらうと思つた。まあ1日前でも当選しないだらうなとは思つたけども。少しでも確率を上げるために最終公演を避けたのだが、それが見事に最高の結果に結びついた。

  1. 01. Tamayura
  2. 02. マイミライ
  3. 03. The Morning Call
  4. -MC-
  5. 04. Okay
  6. 05. エデン
  7. 06. AKATSUKI
  8. -MC-
  9. 07. 波
  10. 08. LOVE LETTER
  11. 09. 透明人間
  12. 10. 赤い糸
  13. 11. Lone Pine
  14. 12. この手をとって走り出して
  15. 13. LOST
  16. 14. Wonderland
  17. 15. 遠くまで
  18. -MC- メンバー紹介
  19. 16. CAGE FIGHT
  20. 17. 今宵キミト
  21. 18. 絶対(的)
  22. 19. 正面衝突
  23. -Encore-
  24. 20. ハズムセカイ
  25. -MC-
  26. 21. イタイケな太陽

しばらくして開演。目の前の飛行船みたいなやつにモワモワと何かが映つてゐるが近過ぎて全貌が把握できない。最後にツアーロゴが表示されたが上半分が見えない。首が疲れる。飛行船みたいなのが下から上に回転してステージ後ろへ消えて行く。1曲目はTamayura。3rdアルバムの曲。マニアックだな。こんな曲が聴けるとは思つてなかつた。それにしても近い。アホみたいに近い。メンバー全員の表情までクッキリ見える。稲葉は黒いジャケットを着てゐる。ドラムはB'zでお馴染みのシェーン。キーボードが日本人で他は知らない外人。下手側にベースとキーボード、上手側にギター2人。ドラムは中央後ろ。2曲目はマイミライ。一番新しいシングルOkayのカップリング曲。アルバムは結構聴いたがシングルはあまり聴いてゐないので一瞬知らない曲かと思つた。

こんな良席なのに体調が悪い。息苦しいし脳痛が激しい。熱でもあるかもしれない。最近急激に冷え込んだしな。音のデカさのせゐもあるかも。今日の朝からのパチの疲労もあるかも。体力が無いくせに歩き過ぎたせゐもあるかも。眩暈がする。気分も悪い。油断したら倒れさう。こんな最高の席なのに。こんなところで倒れるわけにはいかん。音の圧力も凄い。目の前にスピーカーは無いはずなのに凄まじい衝撃が来る。まさかステージの下の金網みたいになつてゐるところの中にスピーカーが並んでゐるんぢやないだらうな。

3曲目は新しいアルバムからThe Morning Call。イントロのピアノが激しく鳴り、今晩は名古屋ー!と叫んで歌に入る。曲が終り、稲葉がV型のギターを持つてMC。弦が赤い。そしてギターを弾きながらOkayを歌ふ。最新シングル曲。続いてエデン。右隣の5番6番が空席のままなので少しづつ横にズレて2席分占有。ほぼ中央で凄まじい快適さ。あり得ん。周りは女ばかり。B'zのライブだと男も結構ゐて女は6割ぐらゐの感じだが、稲葉ソロだと圧倒的に女が多い。8割以上女だつたと思ふ。

6曲目はAKATSUKI。2ndシングルの曲。K-1か何かで使はれた曲だつたと思ふ。初めて聴いた時はあまり良い曲とは思はなかつたのだがいつの間にか結構好きな曲になつてゐた。激しい曲なので結構盛り上がつた。続いてMC。広島から名古屋に来ると同時に急激に寒くなつたといふ話。夏から秋、秋から冬に変る境目が好きなのに突然境目が無く急激に寒くなつたのが許せないと。続いて新しいアルバムを聴いてくださいといふ話。そして次の曲に関して。1stアルバム「マグマ」の曲らしい。PV撮影でクソ寒かつたとか。後ろの画面にそのPVが・・・と言つて振り返るとそこにはシェーンが映つてゐるだけ。振り返つて後ろの画面を見ようとするシェーンが映る。次の曲は波。稲葉がアコギを持つてゐる。まだPAの方で音を出さないやうにしてゐるのに稲葉がポロポロと音を出してゐるのが聞える。生音が聞えるほど近い。この曲は最近よくギターで弾く。この曲は俺が初めてギターでコピーした曲。最初は簡単なのしか弾けないからな。懐かしいな。マグマをよく聴いてゐた頃はプレステのFF7をやり込んでゐた。マグマを聴くとFF7を思ひ出す。CDとは結構違ふ雰囲気だつた。エンディングのYogi(ギター)とCorey(ベース)の掛け合ひみたいなのが印象的だつた。続いて8曲目、2ndアルバムからLOVE LETTER。曲の最後はJoshのアコギ。

暗転し、少し間を置いて次の曲。透明人間。果てしなく暗い曲だ。稲葉の周り以外は暗いまま。ステージ中央に透明の椅子があつてそこに座りながら歌ふ。その下の台が少しづつ上昇して行く。高い場所で歌ふ。ピアノ以外の音も入つて来る辺りで立ち上がつて歌ふ。果てしなく暗いのに激しい。この曲が今回のライブで一番印象深かつた。

次の曲はYogiとJoshのアコギ演奏。Yogiが伴奏でJoshがメイン。何か稲葉の曲をアレンジしてそのイントロをやつてゐるのかと思つたがこれだけで1曲みたいな感じだつた。そのアコギ演奏が一段落した後で稲葉の歌が入る。曲は赤い糸。曲の途中でシェーンの後ろから赤いレーザー光線が出る。曲の最後で少しづつ放射状に分かれて10本以上になつて消えた。

次の曲。稲葉がブルースハープを持つてYogiがアコギを持つて前へ。稲葉が吹いたフレーズをYogiがギターで弾く。時々ハープを吹かずにハープ越しに声を出して変なメロディを出し、それもギターで弾く。最後は速くて複雑なのを吹いてYogiが「無理!」といふやうな動きをする。アコギで伴奏をしながらブルースハープを吹くモードに突入し、そのまま次の曲へ。新アルバムの曲、Lone Pine。この曲結構好き。

バラード系が続く。次の曲はこの手をとって走り出して。続いてYogiが黒いセミアコに持ち替へて暗い曲を爪弾く。何の曲かと思つたら稲葉の歌が入つて来た。新アルバム1曲目のLOST。曲の最後のギターのフレーズはどうやつて弾いてゐるんだらうと疑問だつたのだが、ライトハンドハンド奏法だつたらしい。なるほど。あんな弾き方もあるんだな。そのまま次の曲へ。3rdシングルのWonderland。2004年の極貧の夏を思ひ出す。犬山まで遠征して羽根物攻略で稼いでゐたな。嫌な思ひ出が蘇るが、曲は好きだ。ここら辺で漸く眩暈も治まりかけて来た。遅いわボケ。

次は小野塚さんのピアノソロみたいなのから始まる遠くまで。後ろの画面には宇宙のCGが流れる。オリジナルはストリングスが印象的だつたが、今回はピアノの伴奏がメインみたいな感じ。2コーラス目からは他のバンドメンバーも入つて来て激しくなる。曲の最後で激しく盛り上がつて終り。

稲葉がステージからゐなくなり、他のメンバーだけで演奏する。一寸ジャズつぽい感じの曲。俺が知らんだけで有名な曲かも。メンバーそれぞれに見せ場がある。この曲が終つてからピンクのシャツに着替へた稲葉が登場。そしてメンバー紹介。まづはキーボード小野塚晃。名古屋と言へば八丁味噌!といふことでライブ前に食つて来たらしい。八丁味噌の話から稲葉が鍋の話を熱く語り始めた。八丁味噌の鍋を食つたらしい。相当美味かつたらしく、長々と鍋の話をしてゐた。小野塚さんが今日の朝刊に載つたらしい。興味があつたら後でチェックしてくださいと締め括る。次はベース、Corey McCormick。名古屋城を見に行つて感動したと日本語でゆつくり話してゐた。そしてドラム、Shane Gaalaas。B'zでお馴染み。GREENツアーの頃からやつてるのかな。ライブを見るたびに日本語が激しく上達してゐて面白い。みんな元気ですか?とか流暢に話す。でもやはり外人が話す日本語といふ感じはなかなか抜けない。昨日の晩に味噌ラーメンを食つたらしい。ダレ辛い・・・とか言つてて意味不明な感じだつたが稲葉がキュピーン!と気付いて「でら」ぢやね?みたいに突つ込んでゐた。どうやら名古屋弁を話さうとしてゐたらしい。でら辛い、でら美味い。名古屋弁、難しい。名古屋、どえりゃあ好きだぎゃ!と微妙な感じで言ふも会場は大ウケ。稲葉によると行つた先々で方言を勉強してゐるらしい。続いてギター、Yogi Lonich。元気ですか?と日本語を話すが、それ以降は英語交じり。名古屋キャッスルに今日見に行つたらしい。みんなで手を合はせませうと声を掛け、わけ分からんままみんなで手を合はせ、せーのでナマステと挨拶。どこの国の人なんだ。アメリカぢやないのか。続いてギターのJosh Gooch。元気?と日本語。みんな一応軽い挨拶だけは日本語で話すんだな。平成3年生まれの19歳らしい。若いな。溢れ出す若いホルモンを吸収して帰つてくださいと稲葉が客を煽る。そしてJoshのギタープレイをステージ中央で披露する。つまり俺の目の前。上手いな。速弾きやら何やら色々やる中でスライドギターでCAGE FIGHTのフレーズが入る。次の曲はそれか。

稲葉がJoshの名前を叫んで曲へ。長いメンバー紹介の頃には体調が完全回復。ライブ始まつてしばらくは本当に倒れるんぢやないかといふ不安があつたが大丈夫だつた。ただし疲労は激しい。足がプルプル震へてゐる。16曲目、CAGE FIGHT。ここから激しい曲の連打。アンコール前の一番盛り上がるところだ。続いて今宵キミト。そして、絶対(的)、正面衝突と激しい曲で畳み掛ける。正面衝突良いな。激しく盛り上がつて一旦終了。

アンコールタイム。素晴らしい勢ひで着席。随分右側にズレてゐた。結局5番6番の人たちは来なかつた。勿体無い。B'zライブのアンコールでは客席でウェーブが発生する。稲葉ソロライブでもやるらしい。しかし中途半端で全然ダメ。スタンド席は円形だからある程度形になつてゐたが、アリーナ席は前から後ろの方向なのか、横方向なのかが分からず、といふか縦横両方で中途半端に発生しては一瞬で消えるといふ繰り返し。最前列のヲタ達(俺を除く)で声を掛け合つて前から後ろへのウェーブを発生させようと頑張つてゐたが、隣のブロックまで掛け声も届かず、非常に中途半端になつた。何度もやつてゐたがどうやら無理な感じ。もつとデカい声で仕切る奴がゐないとダメかもしれんな。<

メンバー登場。稲葉は緑のツアーTシャツを着てゐた。アンコール1曲目はハズムセカイ。3rdアルバムでStevie Salasとやつてゐた曲だな。今日のライブではYogiがメインの伴奏をしてゐる。曲のエンディングはJoshによる速弾きのソロ。曲が終り、MC。今日はありがたう、次で最後です的な内容。最後はイタイケな太陽。新アルバムのラストの曲。

終つてしまつた。二度とこんな良席で見れることは無いだらう。こんな日に限つて何故か急に体調が悪くなるなんて運が悪過ぎる。最後の曲が終り、メンバー全員ステージの前に集まつて来る。一人づつ叫んだりして最後に稲葉が挨拶。バックで曲が流れ始める。新アルバムの最後、イタイケな太陽と同じトラックに入つてゐる曲名不明の隠しトラックの曲。広いステージをメンバーが歩き回つて客に手を振つたりする。弦楽器のメンバーがピックを客席に向つて投げてゐる。Yogiが俺に向つてピックを投げてくれた。小さいし、速くてキャッチできない。左手の人差し指に当つて後ろに弾き飛ばされ、斜め後ろの人がGET。無念。あまりにも無念。バンドメンバーはシェーン以外知らない人ばかりだつたが、なかなか良いメンバーだつた。またライブDVDが出るんだらうな。TAK&LARRYのだけ出て稲葉のは出ないなんてことは無いだらう。明日の千秋楽が収録されるのかな。もしかしたら今日のも録つてて俺が映つてゐるかもしれない。メンバーの挨拶も終り、あとは帰るのみ。知らない曲が流れ始めた。席を立つて帰らうとするが、列がなかなか動かない。外に出るまで随分時間が掛かつた。

一応DQ9のすれ違ひ通信のために人込みの中を歩いた。しかしあまりにも密度が高く、しかも疲労が激しいので諦めた。だが時既に遅し。もう脱出不可能。圧死寸前の状態で駅まで流されるやうに歩くしかない。凄まじい混雑だ。近くに駅がJRの笠寺しか無い。地下鉄の駅でもあれば分散されて良いんだが、車で来た人以外は一斉に笠寺駅へ向ふ。これは死ねる。隙間も無いほど人で埋め尽くされた橋を苦労して渡り、駅に到着。駅構内もアホみたいに混雑してゐた。改札もまともに通れない。ホームに出たら隙間も無いほど人で埋め尽くされてゐる。アホか。いつ帰れるのか分からない。次の電車が来て一気に乗り込んだ。ギリギリ俺も乗れさうな感じだつたので乗り込んだ。何がギリギリだ。俺の後にも次から次へと人が無理矢理入り込んで来た。諦めろ。乗車率500%を超えてゐる。もう子犬すら入る隙間が無い。それでもまだ入つて来ようとするアホがゐる。ドアからはみ出してゐるのに諦めないバカもゐる。外から駅員が押して無理矢理乗せようとする。おい!駅員は諦めさせて引き摺り出せよ。圧死するぞマジで。もうピクリとも動けない。腕が折れさう。バッグの中の筒状になつてゐるポスターも折れまくつてゐることだらう。直径が小さく固く丸められてゐるがこの圧力の前では無意味。呼吸もできん。電車が動き出したら何人もの人間の重みが進行方向から押し寄せる。もう勘弁してくれ。何でこんな目に遭はねばならんのだ。金山で大量の人が降りようとしてゐたが密度が高過ぎて出られない。結局降りない人も半分ぐらゐ出ないとどうにもならない状態。俺も外に押し出された。一通り降りてからまた乗り込む。急激に人が減つて楽になつたがもう疲れ果てて死にさうだ。俺もここで降りた方が良かつたのではないかと思つた。名古屋から名鉄に乗つて座れるだらうか。これは相当厳しい気がする。名古屋で降り、名鉄へ。710円の切符を買つてホームへ。やはりアホみたいに並んでゐる。ライブが始まつた時間が遅かつたので家に帰り着くのは23時過ぎるかもしれない。キツいな。鵜沼行き特急が来たので乗り込む。一部特別車なので一般車両に乗れば特急券は要らない。最初から空席無しの状態で名古屋に到着。やはり金山で大量に乗り込んでゐたやうだ。仕方無くそれに乗り込み、ドアの近くに立つことになつた。これは犬山まで立ちつぱなしかもしれない。本気で死にさう。狭い空間でDSを取り出して開いてみた。やはりすれ違ひ通信はヒットしない。諦めてまたガンダムの地図に潜りまくることにした。犬山に着く直前までやつてゐた。犬山に着いて広見線に乗り換へ、またガンダムの地図へ。西可児で降りて終了。長い1日だつた。

アホみたいにクソ寒い。こんなに寒いのが許されて良いのか。もう疲労困憊。早く帰つて寝たい。だがすぐには寝られない。激しく腹が減つたのでまづは飯を食はねばならん。その後、ライブのセットリスト等を猛烈にメモし、さらにその後には日課のギター練習があるのだ。出かける前にギターの練習をしておくべきだつた。キツ過ぎる。

家に帰り着き、耳の裏から脳が冷えてゲロ吐きさうな状態から回復するのを待ち、激しく飯を食つた。そしてギター練習。LOVE PHANTOM、儚いダイヤモンド、Brotherhood、I'm in love?、ギリギリchop、STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜、憎いあの娘、Fever、GO FURTHER、勝手にしやがれ、もう一度キスしたかった、WAKE UP, RIGHT NOW。1.2倍速。無理。右手の指が痛過ぎる。まともにピックも持てない。例の紙で切つたところだ。どんな持ち方をしても痛む。変な持ち方だと弾くことができない。それでもやらねばならぬ。何とか練習を終へ、テキストエディタを開いて日記を書き始めた。まづはセットリストをメモする。まあ曲順くらゐは余裕で覚えてゐる。また長い日記になるんだらうなと思つた。今日中に書き上げるのは絶対無理。既に激烈に眠い。でもなるべく早く終らせたい。基本情報技術者試験の時みたいに長い期間更新を滞らせると精神的にもつらい。あまり長過ぎないやうにしようと思つた。適当に朝のパチンコから電車に乗る辺りまで書き殴つて終了。続きは明日書くことにした。それにしても指が痛い。これはキツい。ムヒを塗つてみたら激痛で変な声が漏れた。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。ムヒを塗るな。

話題:ライブ鑑賞

Info.
公開日時2010年10月29日 19時13分41秒
最終更新日2010年10月29日 19時15分20秒 (更新回数: 3)
本文文字数14960文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/debug/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20101027
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