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話題:ゲーム

2024年10月15日

ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり

公開日時: 2024年10月17日 08時10分29秒

今日は10月10日。PS Plusゲームカタログからドラクエシリーズが大量に消えるまであと5日か6日。ドラクエ11Sドラクエビルダーズシリーズは過去にプレイ済みなので良いが、ドラクエヒーローズシリーズは未プレイ。1は6年ぐらい前に買って積んでいる。6月頃に一瞬やりかけてそのまま放置している。ヒーローズシリーズをこの機会にやらねばならん。今回、ゲームカタログから消えることが判明したのは9月の17日頃。9月にカタログから消えた十三機兵防衛圏NieR Replicantを期限ギリギリで死ぬほど頑張っていた頃だ。また10月も苦しむことになるので今度こそ早めにやり始めようと思ってはみたものの、人間性というものは生まれながらに決まっているので絶対に人は成長しない。どうせまた期限ギリギリに追い詰められることになるだろうと思っていた。予想通りの結果だ。あと5日半ぐらいしかないのに未プレイ。3週間何をしていた。頭おかしいのか。1から順にやりたかったが、もうそんな時間はない。1は自力で買って持っているので後回し。カタログから消える2を先にやることになった。間に合うかな。まぁ5日あれば何とかなるだろうが、また厳しい日々が始まるんだな。来月はドラクエ3 HD-2Dが出る。だから来月のカタログ終了タイトルに良ゲーが入らないことを死ぬほど祈る。

6月に1をほんの1時間ぐらい適当にやったので、大体どんな感じのゲームなのかは分かっている。どれくらいのボリュームがあるゲームなのかは分からない。残り5日なので現実的に30時間以内で終わるぐらいじゃないと相当厳しい。いざとなればいつものように1日10時間とか20時間とかやる羽目になる。

直ちにやり始めるつもりで前段落を書き終えたのだが、急激に眠くなってしまい、終了。夜に起きてドラクエウォークのイベント消化作業とHUNTER×HUNTERの立ち読みのための外出後、帰宅してからドラクエウォークのほこらを消化したりしていたらもう11日の朝5時。間に合わなくなるぞ。もしかしたらもう詰んでいるかもしれない。いつも極端にギリギリになるまでやり始めないな。また地獄のような追い詰められ方をするのか。今度こそやり始めるぞ。すぐにやり始めるぞ。←自分で自分が信用できん。


※ネタバレ注意

10月11日(金) 開始
チュートリアルからツェザール撃破まで

主人公選択。男と女の2択。今の時代はクソみたいなインチキポリコレに屈して性別ではなくタイプA・Bとかタイプ1・2みたいに名称だけ変えて男女を選ぶようになっているが、まだヒーローズ2が出た頃はインチキポリコレに汚染されていなかったんだな。どちらを選んでもストーリーは変わらないらしい。男を選んで名前を「いぬどぐう」に変えた。デフォルトネームは忘れた。選ばなかった方はゲームに登場しないのではなく仲間として一緒に行動するらしい。従兄弟姉妹の関係らしい。女の方は名前を変えずそのままにした。テレシアという名前。

適当にチュートリアルをやりながら進んで行く。ホイミスライムのホミロンというのが最初から仲間になっている。確かこいつ、1でも最初から仲間だったよな。主人公の2人はジャイワール出身。男の方はオレンカに留学に来ている士官学校の生徒。女の方がジャイワールからオレンカに遊びに来たみたいなところからスタート。ここで何故かジャイワール軍がオレンカに攻めて来た。主人公達と昔からの知り合いだったジャイワールの王子ツェザールが指揮しているらしい。不穏な動きを察知したゼビオン国からオルネーゼという女が派遣されて来て一緒に防衛し、好奇心で勝手に首を突っ込んで戦争回避のために動くことになる。何故ジャイワールが攻めて来たのか分からない状況。とりあえずゼビオンに向かう。途中の草原でごろつきの群れに襲われていたトルネコを仲間にした。DQ4のキャラだ。DQ4の世界から迷い込んで来て帰り方が分からないらしい。物知りのゼビオン王なら帰り方が分かるかもしれないから一緒に来いなどとオルネーゼに誘われてトルネコも同行することになった。マップが結構広い。ダッシュが遅いので移動に時間がかかる。

ゼビオンの王に会い、ジャイワールに行くことになった。ジャイワールはゴルダ砂漠の奥。砂漠を抜け、中に入るとさらに砂漠が広がっている。どこに国があるんだ。DQ7のマリベルとガボが敵軍に襲われていたので助けて仲間にした。同じように異世界から来たトルネコも仲間にいるから一緒に行動していればそのうち帰り方も分かるかもとか適当な感じで仲間になった。ここで何故かオレンカの王が軍を引き連れて進軍して来た。オレンカ王もやる気満々なのかよ。戦争は避けたいようなことを言っていたくせに。さらに進み、敵の将軍をタコ殴りにしたらピラミッドで待つと言って撤退して行った。先にはピラミッド。ジャイワールに入ってからずっと連戦だ。1戦ごとにリレミトで戦場を離脱してゼビオンに戻って体勢を立て直したりできるようだが、どうせすぐ終わるだろうと思ってそのまま連戦し続けた。すぐには終わらなかった。死ぬほど苦労した。セーブポイントもないままひたすら連戦。ツェザールを倒して一連のバトル終了。ゼビオンに戻ったところでやっとセーブできた。ここまで3時間。ちょっと休憩。休んでる暇なんかないんだろうけど。この手のゲームは連打で疲労が激しい。

ツェザール・ハッサン・テリー・ミネア・マーニャ加入

ほんのちょっとの休憩のつもりが想定の3倍以上の時間を浪費。間に合わなくなるぞ。

ツェザールはジャイワール王がオレンカ王に殺されたと勘違いして復讐に来ていた。しかしオレンカ王にはアリバイがあった。モシャス(他人に姿を変える呪文)を使えるとかオレンカ王の帽子の羽を作ることができるとかで、真犯人はクレティアの女王かもしれないということになった。ツェザールが仲間になってクレティアへ。途中の森でDQ6のハッサンとテリーが仲間になった。これまでと同じように一緒に行動していればそのうち元の世界に戻る方法が分かるかもというような適当な理由で仲間になった。今後もずっとそのパターンなんだろうな。アホみたいに仲間が増えているが、パーティーに加えられるのは3人まで。ほぼ使ったことがない仲間がどんどん増えて行く。クレティアに着いたらいきなり捕まって牢にブチ込まれた。そこで姉のマーニャを探しているというミネアに会った。DQ4のキャラ。ミネアが脱獄を手助けしてくれて仲間になった。城の奥で女王に雇われたマーニャとバトル。勝ってマーニャも仲間になった。クレティアの女王は予言者に騙されていた。オレンカとジャイワールが手を組んでクレティアを滅ぼしに来ると思っていたらしい。そしてジャイワール王殺害の件は知らないと言う。何者かが世界中の要人を騙して互いに争わせて世界を滅ぼそうと企んでいるような気配。世界中の王達と連携して対策せねばならんということで、クレティア女王はゼビオンへ。

プレイ時間6時間50分。疲れた。眠くなって来た。もっとやらないと期限までに終わらないかもしれない。ちょっと休憩してから続きをやるつもりでいるが、そのまま寝てしまうかもしれない。

10月12日(土) 世界大戦終結
大峡谷の戦い

昨日夕方に寝て深夜に起きた。早朝5時半から再開。あと3日半。間に合うか?

ストーリーを進める前に少しだけクエスト消化。ホイミストーン強化とかモンスターコインケース拡張とか、強くなれそうな報酬のやつだけサクッと。

予言者はゼビオンの北のモンスタレア地方の奴らしい。モンスタレア地方には3つの国があるようだ。それらはモンスターの国。これまでの4国は人間の国。人間しかいないわけではなく、ジャイワールもクレティアもモンスターの兵隊はいる。だがモンスタレアはモンスターしかいないっぽい。そちらへ行こうという話になった時、3国のうちのダラル国が他の2国フェルノーク、モーリアスに攻め込んだらしい。ダラル国の様子を見に行くため北のラオ荒野を進んでいたら、ダラルが他2国を従えてクレティアに侵攻を開始したと言う。モンスターの国々も予言者に騙されたりしているんだろうか。ゼビオンとオレンカがクレティアに援軍に向かい、ジャイワールも合流するらしい。クレティアとモンスタレア地方の間にあるアマル峡谷で大決戦。モンスター3国連合軍と人間4国連合軍のバトル。これがキツかった。バトルステージの奥の方にある複数の魔扉から敵が無限に湧く。どんどん追い詰められて行く。2回も全滅した。ゼビオン王の言うことなんか聞かずに1人で雑魚敵完全無視して優先的に魔扉の番人を屠るムーブでやってみたら楽勝だった。楽勝でもないか。最後の方の中ボスみたいな強敵のラッシュが相当キツかった。ここまでロクにレベル上げもせずに進んで来たからキツくなって来たな。このまま進まず一旦ゼビオンに戻っていろいろ準備した方が良いかもしれない。ということで、初めて連戦の途中でリレミトを使ってゼビオンに戻り、少しレベル上げ。そんなことをしている余裕はあるんだろうか。ゲームカタログから消えるまであと3日。

峡谷に戻って続き。フェルノーク王、モーリアス王が正気を失った感じで襲って来たので撃退。残るはダラル王。しかしなかなか出て来ない。巨大なギガントドラゴンを召喚しやがった。こいつが無敵で、何をどうやっても全くダメージを与えられない。勝ちもしないし負けもしないイベントバトルか。オレンカ王が自らを犠牲にして崖を崩してギガントドラゴンを足止めした。その間に霊峰レーゲンというところにあるらしい兵器を取りに行くことになった。それを使えばギガントドラゴンを倒せるらしい。

霊峰レーゲンと試練

このレーゲンとかいう雪山がまたキツかった。敵は硬いし多いし山は深いし。中腹でDQ8のゼシカとククールが仲間になった。まだ仲間増えるのか。新しいメンバーを育成したり装備を整えたりする余裕なんか皆無だからメンバーはほぼ固定だ。ベホマラーがないと結構キツいからミネアは必須。マーニャがめちゃくちゃ大量にコンボ入って強いのでこれも必須級。あとは個人的な好みでマリベル。マリベルは遠距離攻撃ができる。交代するとしたら弓矢で遠距離攻撃ができるククールとマリベルだが、ゼシカがハッスルダンスを使えるのでミネアと入れ替えても良いかもしれない。まぁ面倒なので固定メンバーで。山の頂上に辿り着き、やっと終わったかと思えば試練をクリアしないと兵器が手に入らないと言う。しかも試練を受けるためにはジャイワールのピラミッドにある神々の秘宝が必要だと言う。司法試験を受ける資格を得るために予備試験に合格してくださいみたいなのが延々と続く。クソウザい。ジャイワールでも当然アホみたいにバトル。何時間もずっと連打して戦い続けている。そういうゲームなんだろうが、さすがに手が疲れてヤバい。右腕に既に筋肉痛の予兆が出ている。神々の秘宝を取ったところで、霊峰には行かず、一旦ゼビオンで体勢を整えて休憩。ここまで11時間43分。

試練のほこらへ。試練はバズズ・ベリアル・アトラス。それぞれ内容は違うがまたアホみたいに延々とバトル。無事に試練を終えて兵器の入った箱をもらい、大峡谷へ。ちょうどギガントドラゴンが瓦礫の中から出て来たところだった。王達は俺がめちゃくちゃ時間をかけて苦労して兵器を手に入れる間、アホ面下げてずっと瓦礫の前で待っていたらしい。ギガントドラゴンも瓦礫から脱出するのにこんなにアホみたいに時間がかかったらしい。まぁとにかく間一髪で間に合った。箱を開けたら中から出て来たのはアトラスのコイン。実体化して操作する。巨大だけど動きがめちゃくちゃ遅い。雑魚を屠ってギガントドラゴンと一騎打ち。物理攻撃にはガード、ブレスには物理攻撃、ガードには雄叫び。じゃんけんみたいなものだが、ミスると動作をキャンセルできないので反撃されて大ダメージを食らう。相手が動き始めるのを見てから選択できる後出しじゃんけんなので落ち着いてやればほとんどダメージを受けずに倒せるはずだが、もう疲れすぎて集中力もなく、3回ほど死んでやり直すことになった。ブレスを物理と勘違いしてガードしてしまい、ブレスを食らって硬直している間に攻撃を食らって瀕死。2回ミスったらまぁ大体終わり。イライラする。ギガントドラゴンを屠ったらまたクソ広い場所で無数の硬い敵と殴り合うバトル。DQ4のアリーナとクリフトが参戦して来た。まだ仲間増えるのかよ。DQ4のキャラが異様に多いな。作ってる奴らはDQ4が好きなんだろうか。キャラの偏りが激しすぎる。フェルノーク王とモーリアス王を倒し、一旦体勢を立て直すためにゼビオンへ。アホみたいに疲れた。手が痛い。ここまでプレイ時間16時間12分。もう夜。

アリーナが強そうなイメージがあるので、マーニャと入れ替えてみた。全然使えなかった。そして続きへ。ダラル王との決戦。またクソ広い場所で数百匹のモンスターに囲まれて1時間連打し続けながら戦うみたいなのを想像していたが、狭い場所でダラル王1人とバトルだった。大して強くもなく、数分で終わった。拍子抜け。それなら休憩は必要なかったな。バトルにムラがある。ものすごく大変だったりあっさり終わったり。トドメを刺す時に王の剣が折れると同時に王が正気を取り戻した。予言者から剣をもらって頭がおかしくなったらしい。予言者の正体は分からんが、とりあえず多くの犠牲を出しながらも戦争は終わったというところ。オレンカ王の犠牲は重大な扱いだが、フェルノーク王やモーリアス王の死は話題にも出ない。完全なモブ扱い。もしかしたら死んでいないのかもしれないが。ちょうどキリが良いのでここでやめて寝る。死ぬほど眠い。ゲームカタログから消えるまであと2日半。間に合うだろうか。

10月13日(日) 世界滅亡の危機
黒幕ゼビオン王

不戦協定式典の前夜祭をゼビオンで。こんな中途半端なところで世界が平和になるはずもなく、ここで問題発生。ジャイワールのモンスター兵がいなくなったらしい。と思ったら世界中でモンスター兵が暴れ出し、全ての国がモンスターに乗っ取られた。死んだと思っていたフェルノークやモーリアスの王は生きていて普通に前夜祭に参加していた。バトルで負けただけで死んではいなかったようだ。モンスターの国でも王以外全てが正気を失って国を乗っ取られた。ここで黒幕登場。ゼビオンの王が黒幕だった。しかも実は双子だったとか言って2人になった。ゼビオン国もモンスターに乗っ取られたので逃げるしかない。途中、全てのモンスターが闇のころもを纏って無敵になり、ひたすら隙間を縫って逃げる。王達は自分の国に戻って行った。荒野の野営地が新たな拠点になる。まずはゼビオン奪還が目標。闇のころもを何とかするため、ジャイワールにあるという光のしずくを取りに行く。光のしずくを使ってゼビオンの街のモンスターを全滅させてゼビオン復活。あらすじだけ書いていると大したことないが、実際はアホみたいな時間をかけて数万回もボタンを連打する地獄。

バトルマスター

ここで上級職に転職できるようになるクエストが発生。戦士と武闘家をレベル20にして、クエストをクリアするとバトルマスターになれる。クエストの内容は主人公1人で15分以内に大峡谷でモンスターを250匹狩るというもの。大峡谷に入ってから15分ではなく、クエスト受注から15分。大峡谷に行くまでも結構大変。やってみたが1回目は時間切れで失敗した。2回目は4分ほど余って無事達成。早速バトマスに転職し、レーゲンの山でレベル上げ。とりあえず20まで上げておいた。ここまでプレイ時間19時間17分。

数ヶ月前から、急激にどうにも堪えられんほど眠くなることがある。この時間がない時にそれが発現しやがって午後に気絶。夜に起きて、閉店間際のGENKYに食料を買いに行ったのだが、帰って軽く飯を食ったらまた異常に眠くなってしまった。夕方以上に眠くなった。2秒目を閉じたら確実に気絶するというレベル。布団に倒れ込んで無事爆睡。起きたら3時。今5時。ゲームカタログから消えるまで、たぶんあと28時間。激烈にヤバい。


10月14日(月) 物語終盤
魔王ザラーム復活

ゼビオンの奥にある塔に引きこもっている王を倒しに行く直前から再開。ストーリーを進める前に、リッカの宿屋でできる時空の迷宮というやつをやってみた。なんかレアな武器とかもらえるかもしれないし。しかしこれがクソ長かった。ボスのギガンテスが硬すぎてアホみたいに時間がかかった。こういうオマケ要素はもうやらない方が良いな。時間が足りない。

塔へ。敵がアホみたいに多い。相変わらずめちゃくちゃ時間がかかる。苦労して最上階までたどり着いたら封印されていて先に進めないとか。クレティアの女王なら何とかできるかも!!とか言ってクレティアへ行かされる。サクサク進めない。時間稼ぎとしか思えないようなイベントが延々と続く。ストーリー上の都合でお使いさせられるのではなく、まずバトルステージ数を水増しするという目的があって無理にお使いをさせられている感じがずっとある。つらい。ストーリーもあまり面白くない。クソゲーとまでは言わないが、結構ハズレかもしれないと思いながらやっている。クレティアは魔物に乗っ取られてそれどころではないので、クレティア解放を手伝うという流れ。またまたアホみたいに時間がかかる。何とかクリア。マジャスティスの呪文で封印を解くことができるが、女王は自分の国のことで精一杯で離れられないので、マジャスティスと同じ効果のあるマジャスティストーンというアイテムをもらった。これは魔物にしか使えないらしい。しかも時間がかかるとか。戦えないホミロンがマジャスティストーンを使う間、ホミロンを守りながら長時間戦い続けるという未来が見える。疲れたので一旦休憩。

軽く飯を食って再開。やはりホミロンを守りながら延々とバトル。敵が硬い。爽快感がない。何十コンボ繋がったとてHPが何万もあるやつに20とか30とかカスみたいなダメージを連発しても無意味。テンションゲージを貯める作業としてのコンボか。貯めて必殺技で削ってまた貯めて、ひたすら連打する作業。もうだいぶ前から苦痛が激しい。何とかホミロンを守り切り、封印を解いて奥へ。

双子のゼビオン王との戦い。こいつがまた鬱陶しい。地面に潜って一瞬出て来て強力な攻撃を繰り出してすぐ潜る。少しずつしか削れない。倒したら自称兄の方が弟の方を殺してしまった。本当の双子ではなく、自称兄の方は1000年前に世界を滅ぼそうとした言い伝えの双子の悪い方、ザラームというやつ。殺された弟の方は今の時代のただの王様で、いいように利用されていたらしい。ジャイワール王を殺したのもダラルやクレティアの王を騙した予言者もザラームだった。

予言の双子

ザラームの激しい攻撃を食らって気絶。夢の中で主人公の2人が従兄弟姉妹ではなく双子だと明かされた。しかも1000年前の双子の王の良い方のやつ、ナジム王の血を引いている。他の仲間も同じ夢を見たらしい。気がつくとゼビオンの街。塔からどうやって脱出したのか分からないらしい。主人公の服に鳥の羽根が1つ付いていた。ラーミアに助けられたんだろうか。空に魔王城が出現し、闇の力を溜めているとか。一撃で世界を消し去ることができるようだ。1000年前に世界が2つあり、1つはそれで滅んだらしい。そうなる前に何とかして空に浮かぶ城に乗り込んでザラームを倒そうということになった。もうだいぶ物語の終盤という気配になって来ているが、ここから先あとどれくらいあるんだろうか。眠くならなければどうにでもなりそうな気がして来ている。

四天王討伐

クレティアの女王が何か知っているかもしれないということでクレティアへ。1000年前に滅んだ世界に行くことができれば、そこから旅の扉で魔王の城の中に行けるかもしれない。ナジム王は滅んだ方の世界にジャイワールの光の遺跡から行っていたらしい。ということでジャイワールへ。遺跡からもう1つの世界へ。夜みたいな暗い世界。クソ広い。めちゃくちゃ時間をかけて旅の扉までたどり着き、中へ。

魔王城。敵がクソ強い。もう手が疲れすぎてキツい。金も多少貯まったので武器を買いたい。ということで、矢印の床のステージをクリアして一旦ゼビオンへ。14時半。どうやらクリアは間に合いそうだ。やり込み要素みたいなのはほとんどできそうにないが。少し休憩。

四天王を倒した。デュランが強すぎる。卑怯。こっちは技を繰り出してもダメージを食らっても硬直して動けなくなるのに敵は攻撃を食らい続けながらも自由に動き回れる。バカが作ってるのか。イライラするわ。レベル上げても武器防具買っても全然強くならんし。ここまで27時間38分。

ヤベェ!寝ちまった!!24時過ぎに起きた。あと9時間弱。間に合うか?急激に追い詰められ始めた。ここから寝ずにラストスパートだ。

10月15日(火) 無事クリア
少しレベル上げ

ちょっと攻略サイトを覗いてみた。ストーリーの各項目のクリア目安レベルを見たら常時俺よりだいぶ高い感じだった。時間を気にするあまり、意図せず低レベルチャレンジになっていたようだ。クソゲーか?と思うぐらい不当な苦労を強いられて来たが、無理に進めすぎだったということだろうか。しかし事あるごとにイチイチ立ち止まってレベル上げなんてするものだろうか。クエストとかで寄り道する前提なんだろうか。まぁいい。ちょっとだけレベル上げ作業をしてみるか。滅んだ世界の方の広大すぎるマップをほとんど探索できていない。でも残り時間が少ないからやるとしても1時間程度だな。

もう1つの世界の砂漠に出現するデスストーカーとメガザルロックの群れで軽くレベル上げ。密集して大量にいるから一気に倒しやすい。主人公2人だけ転職ができるんだが、他の職でも有効になるパッシブスキルで回収しやすいやつを徹底的に取ってステータスを底上げ。この世界は物価が異常に高く、満足に武器防具を買い揃えることができない。死ぬほど苦労して金を貯めて武器を買っても、実感できるほどは強くならない。レベルを上げるために必要な経験値も多く、なかなかレベルが上がらない。上がっても大して強くならない。育成不足で苦労しているのではなく、元々難易度が高いゲームなのかもしれない気がして来た。

魔王城最奥部へ

ストーリーを進める。城の中を激しくバトルしながら進み、行き止まりに封印された扉があった。またホミロンが時間をかけて封印を解く作業に集中する間、そこら中に出現した魔扉から無限に湧く敵を屠りつつ番人を倒して魔扉を消し、ホミロンを守る防衛戦。扉を潰しても潰しても次から次へと新しい扉が湧く。仲間をホミロンの近くに配置して守らせるということはできず、全員勝手に主人公について来るので、魔扉ばかり狙っているとホミロンが敵に囲まれて一瞬で死んでしまう。死ぬほど鬱陶しい。どうやら自力でどうにかできるやつではなかったらしく、後半に明らかにおかしい勢いで新規魔扉が生成され続けた。もうダメだ!となったところで、ダラル王やジャイワールのジャック将軍、クレティアのリザードマンが援軍に来てくれた。何とか防衛し、奥へ。ここが最後の激しい戦いだった。

急激に敵が少なくなり、しかも激弱。番人もほぼワンパンみたいな感じでサクサク屠れるし、湧いた敵も簡単に消える。そして、戦いながら仲間が1人ずつ語り始める。もしかしてお前ら全員死ぬんじゃないだろうな。死亡フラグを立てているのかと思えて来る。ほとんどストーリーに絡んで来なかったような何の思い入れもない人間関係のくせに馴れ馴れしく思い出話を語るな。

ボス戦

最奥でボス戦。魔王ザラーム。そこそこ強いが負けはしない。硬いし攻撃を当てるチャンスが少ないので時間だけが無駄に消費される。倒したと思ったら第2形態へ。まぁそうだろうな。こいつが死ぬほど強かった。攻撃範囲が広すぎて回避不可能だったりして近づけないし、致命傷覚悟で無理に近づいてもこちらが攻撃する暇がない。3発ぐらい食らえば簡単に死ぬ。なのに敵を倒すには数百発は叩き込まねばならんだろう。全滅するとまた第1形態からやり直し。クソウザい。第2形態からやらせろ。何度も全滅し、どうやら無理っぽいので一旦ゼビオンに戻った。回復役を2人にしてみた。主人公(男)、マーニャ、ミネア、ゼシカ。ミネアのベホマラーとゼシカのハッスルダンス。あとは主人公が死なないように。マーニャ枠はアタッカータイプなら誰でも良いんだが、あいにくマリベル以外誰も育っていない。どちらを使っても大差ないだろう。何度もやっているうちにこちらが攻撃しやすいパターンが見えて来て、少しずつ削りながらテンションを溜めて必殺技で削り、聖杯が剥き出しになったところで強攻撃を叩き込んで逃げる。ひたすら繰り返し、何とか倒せた。かなりキツかった。やはり育成不足なんだろうか。あまりにも簡単に死にすぎる。

大団円

主人公達は予言の双子だったので、予言通り新たな王様になることになった。士官学校の生徒からいきなり世界の王様に昇格。ゼビオンは世界の国々をまとめる最も偉い国みたいなところで、そこの王様になった。ものすごい出世だな。まぁ世界を滅ぼそうとした魔王を倒したんだからいいか。異世界から来たドラクエシリーズの仲間達はレティス(DQ8の世界のラーミア)で自分の世界に帰って行った。何の前触れもなく登場したレティスの背中に何の疑いもなく飛び乗って帰って行った。何故乗ったら帰れると思ったんだ。ちゃんと帰れたのか?エンディング終了でセーブしたデータのプレイ時間は32時間49分。長時間バトルして全滅なんてのが何度もあったので結構時間がかかった。

時間切れまで遊ぶ

ゲームカタログから消えるのはたぶん9時だと思う。あと2時間半ぐらい。クエスト等、やり残したのを少し遊んで終わろうと思う。

8時45分にPS4本体の通知で残り時間15分と警告された。そんな直前に警告されてもな。あらかじめ9時終了を予想して心の準備はできていたが。そう言えば聖剣伝説3の時はこの通知と実際の終了時刻が5分ズレていたが、今回はどうだろうか。本編クリア後、適当にいくつかクエストをクリアしたり伝説の武器防具を拾ったりして、終了3分前に自発的にヤメ。プレイ時間34時間28分。トロフィー取得率は30%だった。やり込もうと思ったら100時間以上はかかるだろうと思う。買ってまで続きをやるつもりはない。一度ゲームカタログから消えてもしばらくして復活するパターンもある。スクエニのゲームは一度も復活したことがないし、復活しそうな気もしないが、もし復活したらこの続きをやろうと思う。セーブデータは消さずに残しておく。


プレイ後の感想
総評

1つのゲームのプレイ日記をまとめて公開するようになってから、最後にプレイ後の感想を毎回軽く書いている。これまで大体満足度が高く、特に激しく感想を書こうと思うこともなかったので文量は少なめだった。多少の不満点を書いたりもしていたが、全体としては高評価だったので、まぁそんなに多くは語らなかった。だが今回は言いたいことがたくさんある。個人的には5段階評価で3を付けたい。この形式で日記を書くようになってから過去最低の評価。これでもドラクエシリーズが好きだという点で贔屓目に付けた点数。ギリギリ3に届かない2かなというのが正直なところ。クソゲーとまでは言いたくないが、良ゲーとは言えない。もしこれを発売日にワクワクしながら定価で買っていたらキレていたかもしれない。これから書く内容は相当に辛口になるだろう。

ストーリー

ストーリーが面白くない。ゼネラルディレクターとして堀井雄二の名前がクレジットされているが、実際のところほとんど関わっていないのではないかと思った。しかし調べてみると結構関わっていたようなのだ。PlayStationBlogの堀井雄二&山田孝之も出演! 「ドラゴンクエストヒーローズ・ザ・LIVE!@キャスト発表特番」公開生放送レポートの後半の方に堀井さんと、シナリオ原案の脚本家、徳永富彦という人の話が出てくる。ドラマ『相棒』などの脚本を手掛けた人らしい。相棒は見たことはないが、俺でも名前だけは聞いたことがあるくらいなので相当人気の高いドラマなんだろう。脚本家としてもかなり実力のある人なのではないか。堀井さんはドラクエヒーローズは今回「II」なのでシナリオに凝りたいと思っていたらしい。ドラマティックで映画的でサスペンス要素も欲しかったので、徳永さんにお願いしたとのこと。本当はまるまる書いて欲しかったらしい。この脚本家にとってドラクエは神話のようなもの。畏れ多いという感情があったのか、戸惑いもあり、他の仕事との兼ね合いもあり、シナリオ原案という形で参加することになったようだ。プロットを出すというだけのことに留まらず、堀井さんも参加するシナリオ会議に参加して両者ともそこそこ割としっかりシナリオ作成に携わったようだ。最終的にドラクエのシナリオチームが制作し堀井さんがしっかり監修したとのこと。本当か?これを読んでもなお、堀井さんはそんなに深く関わっていないのではないかと思ってしまう。有名な脚本家の顔を立てて、原案を激しく崩すことをしなかったのか、制作チームというのが勝手に改変しまくったのか。他のドラクエシリーズと比べて、明らかにシナリオ面でショボさが際立つ。脚本家の人もドラマや映画の世界では相当な実力者だっとしてもゲームのシナリオということで実力はあまり発揮できていなかったのかもしれない。これ、脚本家として名前を出されることが恥ずかしいレベルの駄作じゃないのか?

まず主人公達に戦う動機がない。大昔から予言されて世界の命運を担う双子ではあったが、それが明らかにされるのもその役目を意識させられるのもクリア間際。それまではただの士官学校の生徒に過ぎず、好奇心で首を突っ込んで流されるまま戦っていただけだ。オレンカ王が自分を犠牲にしてギガントドラゴンの足止めをしたというシーンでも、主人公達は別にオレンカ王に世話になったとか恩があるとか親しかったというわけでもなく、そこで命がけで足止めしてくれたオレンカ王のために!という感情が湧く場面でもない。やらないと世界が滅ぶから仕方なくやるが、別に自分がやる必要はない状況だ。他の王達が何とかすべき問題。主人公達はただの士官候補生なのだ。あらゆる場面で当事者ではない立場なのに勝手に関わって行く。予言を受け入れて世界のために戦うという意志を明確に持った場面もなく、クリア後に自分が王様になる違和感に戸惑いながら、そこでやっと腹をくくるなんていう描写まであるほどに、この物語は「主人公の戦い」ではない。常に他人事。なりゆき上、一緒に戦ってはいるが、自分には戦う理由などない。そういう意味で、主人公はツェザールにでもした方が良かったのではないかと思う。父親であるジャイワール王をオレンカ王に殺されたと思い、オレンカに攻め込み、実はそれが何者かの陰謀であったことが発覚し、責任を取って自害しようとしたところを主人公達やオレンカ王に止められ、真相を暴くために旅をする。そちらの方が戦う理由があるし感情移入もしやすいだろう。

まずストーリーがあってそのストーリーの流れの中で必要性や必然性があってバトルが組み込まれているという感じではなく、バトルステージ数の水増しのためにストーリーが作られていると感じる。ひたすらに遠回り、回り道、時間稼ぎ。苦労して連戦して一番奥まで行ったら◯◯がないと進めないから取りに戻ってくれなどというのがアホみたいに多い。あらかじめこの先には封印があってそれを解くために〇〇が必要なはずだからまずはそれを取りに行こうという話なら少しずつ目標達成に近づいているという感覚にもなるだろうが、まず行けるところまで行ってダメだったので解決策を探しますというようなの多い。この徒労感。それが定番になりすぎて、後半はストーリーの本筋を追っているように見せかけてどうせ次のお使いの準備作業にすぎないんだろうなと思いながら連戦させられるような気分だった。これが精神的に相当つらい。大学受験に例えると、入念に下調べして必要な学力をつけてから受験するのではなく、何もせずにいきなり受験して失敗して、それから1年浪人してしっかり準備して再受験するみたいな感覚。最初からちゃんとやれ!と怒りがこみ上げる。しかも、受験に合格したら今度は入学金が払えないので働いてくださいみたいな展開。ふざけんな。延々とそんな展開が続いてイライラ。プレイ中の日記で「司法試験を受ける資格を得るために予備試験に合格してくださいみたいなのが延々と続く。」と書いていた。本当にずっとそんな感じ。無駄なことをさせられるたびに数十分もかかるバトルを連続でやらされるからたまったものではない。

挙句の果てに魔王が人間を滅ぼしたい理由は人間が醜く争い憎み合い世界の平和を乱すからだと。何言ってんだ。1000年前の戦争で滅びかけて反省して1000年も争わずに平和を保って来たんだろうが。1000年前のもお前のせいだろうが。頭おかしいのか。バカが作っているとしか思えない。魔王は精神病を患っていて、妄想に取り憑かれているという裏設定でもあるのか?

過去のドラクエナンバリングシリーズの仲間キャラが数多く登場する。お気に入りのドラクエキャラを使えるのが売りのゲームなんだろう。しかし登場キャラが多すぎる。選択肢が多いのは良いことだが選べるというだけでストーリー上は選ぶ必要がない。仲間キャラの存在自体がほぼ無意味。ストーリーに一切絡んで来ない。ギリギリ絡んで来たと言えるのは、クレティアでミネアが牢屋の鍵を開けてくれたことくらいだ。別にミネアである必然性もない。時々バトル中に画面左上にアイコンが出て一言二言どうでも良いセリフを吐いたりして存在だけはアピールして来るが、別にいなくてもどうでも良い。異世界に帰る方法が分からないので、同じように異世界から来た人がたくさんいるグループに加わって一緒に帰る方法を探すということで一緒に行動しているが、異世界に帰る方法を探している気配もないし、主人公達以上に戦う理由が全くない。一緒に戦っていても帰る方法が見つかる糸口すら見えないので一緒に行動する意味すら全くないように感じる。何のために一緒にいるのか本当に意味が分からない。バトル面でも複数キャラを自在に使い分けるというのはなかなかにハードルが高い。パーティーに加えて直接操作できるのは3人まで。パーティーに加わっていなくても半分程度は経験値が入るようで、勝手に少しだけレベルは上がっていたりするが、使っていなければ武器の熟練度は上がらないし、どんどん差が開いて行くのでますます使えなくなって行く。満遍なく全員育てるのは大変すぎるし、ある程度好きなキャラを絞って数人育てようとするだけでもレベル上げのためにストーリーの流れが中断されて鬱陶しい。しかも武器防具が不当に高額な世界なので、必要な分を揃えようとするととてつもなく膨大な時間を消費して金を稼ぐ作業に没頭する必要が出て来る。ストーリーの本筋を忘れるレベルで育成作業に時間を奪われることになる。そうまでして複数の仲間を使い分けたいと思えるほどの理由がない。ストーリーを攻略する中で自然と満遍なく育って行くようなバランスならいつでも好きなメンバーに交代して全員自由に使えるから良いんだが、そういう配慮は全くないらしい。結局、ほぼ初期メン固定のまま進んで行くことになり、後から加入したメンバーなどほぼ使わない。ストーリーに一切絡んで来ないのが良くない。異世界に帰るためには何か特別なアイテムが必要で、主人公達と一緒に戦う過程でそれらが手に入って行くというようなストーリーにすれば良かったのではないか。そうすればドラクエの仲間キャラにも戦う理由ができるし、ストーリーに絡めて全員出番を作ることもできる。世界が魔物に支配された時などにパーティーを分割して各国に派遣して国を奪還しながら自分の世界に帰るためのアイテムを手に入れるというようなストーリーも良いのではないか。とにかく仲間キャラに戦う理由がなく、簡単にキャラを交代できるような環境でもなく、ただのNPCというかモブみたいな扱い。もはやドラクエである意味すらも皆無。結局、ガボ、ハッサン、テリー、ククール、クリフト、この5人は1秒も使わなかった。トルネコはメンバー枠に空きがある時に加入したから一瞬だけ使った。アリーナ、ツェザール、オルネーゼは気まぐれで一瞬だけ使った。ゼシカは最終戦で回復役として急遽少しだけ育てて無理に使った。ほとんどの仲間を使わずに終わった。

シナリオ的には心を動かされる場面が1つもなかった。1つもだ。有名なプロの脚本家がこんな雑な物語を作るはずがない。堀井さんが深く関わってこのクォリティになるはずがない。どうしても信じられない。ドラクエのシナリオチームとやらがゲーム内容に合わせるために大きく改変してしまったのではないかと思えてしまう。もしかしたらシナリオチームの人材育成のために新人に好きなようにやらせてみたとかいうこともあるのかもしれない。とてもプロの仕事とは思えない。ドラクエヒーローズ2の発売日を調べたらドラクエ11発売の1年前ぐらいだった。堀井さんはドラクエ11の方が忙しくてやっぱりこれにはほとんど関わっていないんじゃないかと思う。

バトル

このゲームにおいてバトルは最も重要な要素だろう。そこさえ出来が良ければストーリーのクソさなんかどうでも良いとまで言ってしまっても良いかもしれない。しかし、このゲームのメインであるバトルも本当にクソなのだ。このゲーム、良いところあるの?何から書いて行こうか迷うところだ。

ダッシュについて。このゲームは街や非戦闘中はダッシュできるが、敵に近づくとダッシュができなくなる。ダッシュ中ですら移動速度が遅くてイライラするのに、機敏に動き回りたい戦闘中にゆっくり歩くことしかできなくなるのはイライラの極みだ。街でも非戦闘時でもダッシュ不可能で常に移動速度は一定なら諦めもつくが、比較的どうでもいい時だけダッシュできて必要性の高い時にダッシュできなくなるというのは凄まじいストレスだ。何故戦闘中にダッシュできないのか考えてみたが、操作ボタンが足りないからだろう。通常時のダッシュは戦闘に入ると回避と入れ替わる。ここでダッシュを犠牲にするという発想が異常すぎる。何かを必ず犠牲にせねばならず、ダッシュ以外に犠牲にするものがないとなれば、どうするのが良いか。当然にダッシュを犠牲にすべきだろうか。否。「歩き」を廃止しろ。街でもフィールドでもバトル中でも常時全力疾走しろ。ゆっくり歩くことに意味はないのだから。それと、強ザコ以上の敵に近づくと自動的に戦闘状態に入ってダッシュ不可能になるという仕様が全く理不尽な場面で発動することが度々ある。崖の上など座標的には近くても物理的に移動不可能な場所に強敵がいた場合、互いに攻撃もできない隔絶された状況にもかかわらず勝手に戦闘状態と認識されてBGMが変わり、ダッシュが不可能になる。激烈にウザい。

戦闘中にダッシュできず、ゆっくりしか移動できないことにも関わってくるのだが、敵の動く速度と1ステップでの移動距離の大きさが卑怯すぎる。こちらは敵から逃げるのも敵に近づくのも移動速度が遅すぎてなかなかできないのに、敵は一瞬で間合いを詰めて攻撃して来るし、こちらが攻撃しようとすると一瞬でめちゃくちゃ遠くまで逃げてしまう。移動に関して格差がありすぎる。ボス戦で激しくイライラさせられることになる。

回避についても似たようなウザさがある。回避とは前転のような動きをしてその間無敵状態になって敵の動きをかわす行動だが、通常この手のゲームでの回避は動きが速く移動距離も結構あったりする。敵の攻撃を避けるだけでなく、一気に敵との間合いを詰めるためにも使われたりする。だが、このゲームの回避は動きが異様に遅く、移動距離も少なく、そして動きが遅いくせに無敵時間が短く、なかなかシビアなタイミングを要求される。敵の攻撃範囲が広く、敵の攻撃有効時間が長いような状況だと回避しても無敵状態が解除された瞬間に食らって死亡なんてこともある。ダッシュの代わりに連続回避で逃げて間合いを取るなんてことは絶対不可能。ゆっくり歩いて逃げる方がマシというくらい。範囲が狭く有効時間も短い攻撃を回避することしかできない。

移動速度の格差だけではない。硬直にも格差がある。こちらは技を繰り出してしまうと終わるまでキャンセルできない。技を出している間は無敵状態になるというなら良いが、普通に敵の攻撃を食らってしまう。そしてこちらの攻撃がヒットしている間も敵はのけぞったり怯んだりすることなく自由自在に動き回ることができる。もちろんこちらは食らうと吹っ飛ばされたりして動きを止められる。卑怯すぎる。無限に湧くただのカスみたいなザコ敵はこちらの攻撃で硬直して反撃できなくなるが、強ザコ程度のやつから既にめったに硬直しない卑怯さを発揮して来る。

次に、敵の異様なまでの硬さ。敵のHPはこちらの与ダメに比べて桁違いに多く、多少攻撃したくらいではビクともしない。それなのに敵の攻撃力は高くて被ダメが大きく、2〜3発程度食らうだけでこちらは致命傷だ。敵側は硬直もしないのでかすり傷を負いながら平然とこちらに致命傷を与えて来る。こちらは致命傷覚悟でかすり傷を付けに行く。連続で技を繰り出してしまえば終わるまで操作不能になるのでガードも回避もできない。迂闊に技を出せず、敵を先に動かせてから回避なりガードなりをして、隙を見て少しだけ攻撃して逃げる。逃げても敵が追って来たら負ける。近づいたら結構高い確率でやられる。でも近づかないと攻撃できない。遠距離攻撃のスキルでチマチマ削ろうにも敵は操作中のキャラを集中的に襲う仕様になっているのであっという間に間合いを詰められて袋叩きにされてしまう。歩いても回避しても逃げられない。操作中のキャラが集中的に狙われる仕様なので頻繁に操作キャラをチェンジしながら逃げることになる。敵のHPが多すぎて必殺技を食らわせても大してダメージを与えられないので長期戦になる。ちょっとのミスで簡単に死ぬ。こちらはひたすら地道に少しずつ削るしかない。ボス戦はそういう苦痛に満ちた展開になりがち。全然爽快感がない。とにかく無駄に敵が硬いので、ボスだけでなく結構な数が湧く強ザコ程度のやつを撃破するのにも相当な時間がかかる。連続攻撃で大量のコンボが決まるとしても、HPが数万はありそうな敵に1コンボ20とか30とかのカスみたいなダメージで何ができるというのか。本当に鬱陶しい。

自動で動く仲間キャラのバカさ加減も本当に腹立たしい。回復要因としてパーティーに入れているのになかなか回復してくれない。仲間が何人も瀕死なのに回復役がボスにバカみたいな攻撃をし続けているということが非常に多い。挙げ句の果てに勝手に死にやがって。世界樹の葉で復活させようと思っても死んだキャラに近づくまでに敵に襲われて自分も死ぬから生き返らせるのも難しい。操作キャラを切り替えて自分で手動で回復せねばならんという状況がウザいほど多かった。切り替えなくてもホイミストーンを使って回復できるのだが、ホイミストーンは回数に制限があるのでできるだけ仲間の回復スキルを使いたいのだ。仲間の行動のバカさで相当イライラした。

防衛戦について。バトルステージで時々ボスを倒すのではなく何かを守るという戦いがあった。王を守れとかホミロンを守れとか。これはこれで面白いバトルなのだが、やはり卑怯すぎて萎える。このゲームには魔扉というものが存在する。モンスターが次から次へと召喚されて来る魔法陣みたいなもので、放置すると敵が増えすぎてどうにもならなくなって終わる。魔扉の近くには魔扉の番人という強ザコがいて、そいつを倒せば魔扉は消える。当然、番人も異様に硬く、倒すのに結構時間がかかる。離れた複数の場所に魔扉が出現し、1つ潰しに行っている間に他の魔扉から湧いたモンスターが拠点に押し寄せて守るべき対象が死んでゲームオーバーになったりする。防衛戦では自分が死ななくても守る対象が死ねば終わりなのだ。守る対象が勝手に動き回って敵を倒しに行くパターンもあって、これもかなり鬱陶しい。勝手に激戦区に突入して勝手に死んだりしやがる。防衛対象付近に仲間キャラを配置して防衛させるということはできず、全員操作キャラに勝手について来る。遠くの魔扉を潰しに行くと防衛対象は無防備だ。できるだけ早く魔扉を潰して拠点に戻り、拠点に近づいて来た大量のモンスターを大半屠って少し余裕ができた隙に次の魔扉を潰しに行って、その間に大体残党や他の魔扉からのモンスターに防衛対象が痛めつけられて危険な状態になっているので、心は焦りつつも周囲に敵が大量にいるのでダッシュできず必死にゆっくり歩いて戻り、膨大な数のモンスターに囲まれた防衛対象の近くで死ぬほど敵を屠る。ひたすら倒し、残った魔扉を潰しに行ける余裕ができた隙にイチかバチか遠征する。で、魔扉を潰して戻る前に防衛対象が殺されてゲームオーバーみたいな展開になりがち。防衛対象を完全無視して魔扉のみを最短移動距離で狙って行くと上手く行くことが結構あるが、ゲーム後半になるとそれもできなくなる。魔扉の数が多いし、場所も遠いし、潰しても新たに魔扉が湧くパターンもある。自キャラの移動速度の遅さのせいで間に合わなくなることが多い。バトルステージ全体を見てどこを優先すべきか考えながらやっても全然間に合わないなんてこともあって本当にイライラした。ダッシュできないのがつらすぎる。

ロックオン機能も殺意が湧くレベルで頭おかしい。右スティック押し込みで強ザコ以上の敵1匹をロックオンすることができる。攻撃対象としてロックオンできると思うだろ?違うんだよ。カメラ視点だけをロックオンするんだよ。強敵をロックオンして敵の攻撃から逃げながら呪文を撃ったとする。放った呪文は敵には向かって行かず、逃げている方向の何もないところにブッ飛んで行く。バカか。頭おかしいのか。物理攻撃でも同じことが起こるんだが、物理は基本的に近接攻撃だから多少向いている方向がズレても巻き込んでヒットする。とは言え、正面からヒットしないことも多いので期待したダメージが出ない。ロックオンしてもしなくても、とにかく自力で敵の正面を向いて技を出さなければまともにヒットしない。ロックオンの意味あるのか。これに関連して、ハイテンションでの空振りもキツい。テンションゲージがMAXになった状態で◯ボタンを押すとハイテンションになる。ハイテンション状態になると溜まったゲージが減って行き、ゼロになるまで数秒間攻撃力がUPして無敵状態になる。敵の攻撃を食らってもダメージを受けないし硬直もしないし状態異常も受けない。MPも消費しなくなるので攻撃し放題になる。その状態で◯ボタンを押すかテンションがゼロになると必殺技が発動する。ロックオンして常時画面内に対象の敵が映っている状態でタコ殴りをしていると、押しすぎて敵の脇をすり抜けて敵の向こう側に出てしまうことがよくある。向こう側にすり抜けてしまっても自キャラの向きは変わらずカメラ視点だけが対象の敵を向く。つまりいきなり自キャラがアップになって画面のこちらを向く。その状態でテンションがゼロになって必殺技を繰り出してしまうと、敵と背中合わせの状態で敵の背後の何もない空間(画面のこちら側)に向けてブッ放して無駄になってしまう。俺に必殺技を食らわせてどうするんだ。バカなのか。なのでテンションがゼロになる前に一旦攻撃を止めて敵の正面を向いて必殺技がヒットするように頑張って調整する必要が生じる。しかし敵も動き回る上に速いので、正面に捉え続けるのが難しい。むしろ敵の移動に合わせてカメラ視点だけが追従し、自キャラの向きは変わらないということが起きて、結局必殺技を何もない空間にブッ放すという事態が頻発する。殺意が湧く。テンションゲージを溜めるためにはカスみたいな攻撃を何百回も当て続ける必要がある。地獄のような作業だ。それを無駄にしないために必殺技は必ずヒットさせたい。なのに空振りを連発する。ロックオンしたら自キャラの向きを対象の方向に固定するようにすべきだ。ほとんどのアクションRPGがそういう仕様のはずだろう。もちろんカメラ視点も同時にロックオンすべき。なんでこんな仕様になっているのか意味が分からなすぎる。

これ系のゲームの醍醐味は大量の敵を一気にブッ飛ばす爽快感だろう。しかしこのゲームにはそれがない。敵の異常な硬さや卑怯な格差などはこれまで書いた通り。それに加え、爽快感を味わうのに必須な敵の密集というのがこのゲームには欠けている。フィールドに無限に湧く敵があまり密集しておらず、一撃で大量の敵に攻撃するという機会が意外と少ない。しかも死なないくせに簡単に中途半端に吹き飛んでしまうので、倒すためにゆっくり歩いて追い回しながら何回も攻撃する必要があって本当に鬱陶しい。バトルステージでの後半戦などに魔扉の周囲に中ボスやザコが密集して大混戦になることがあるが、もはやその状態だと敵を屠る爽快感などない。数発食らうだけで致命傷だし、技を出しても途中で攻撃を食らって止められるし、硬すぎる敵が集まり過ぎていて全然倒せない。ただ、マーニャは周囲のザコ敵を吸い込みながらほぼ無限にコンボを繋げられるので、攻撃が当たりまくるという爽快感は得られる。ただし敵が硬すぎるので通常攻撃のコンボを4桁繋いでも全然何の意味もない。テンションゲージを溜める作業でしかない。

とにかく、無双系のゲームなのに無双系ゲームの爽快感がない。難しいのではなく卑怯。無駄に硬い。とにかくイライラするゲームだ。テストプレイの段階でおかしいと思わないものなんだろうか。何故これで良いと思ったのか不思議。

もう1つ。演出スキップについて。バトル前にイベントのムービーみたいなのを見せられるんだが、バトル敗北時にバトルの最初からやり直すたびに同じ演出を見せられるのが死ぬほどウザい。もちろんキャンセルはできる。OPTIONSボタンを押すと、「この演出をスキップしますか?」みたいなのが出て、「はい」を選ぶとスキップできる。いちいち聞くな。この作業が実に鬱陶しい。OPTIONSボタンなんか誤操作で押してしまうボタンではない。明確にスキップする意志を持って押しているに決まっているのだから押されたら直ちに無言でスキップしろ。そもそもバトルに負けて即再戦を選んでいるのに同じイベントを見させられる必要があるわけがない。再戦の場合は自動的にカットでOKだろう。初回だけ強制的に見せて2回目以降は自動でスキップで良いのだ。無駄なことをさせるな。いちいちイライラする。マジでバカが作っているのかと疑ってしまう。

買ってまで続きをやるつもりは全くないが、またゲームカタログに復活することがあれば、やり残したやり込み要素をやってみたいとは思っている。今回、ヒーローズシリーズをほぼ初めてプレイした。6月に1を1時間程度触ってみたが、ほとんど何もやっていない状態だ。通常、続編というものは前作の悪い点を改良しているものだと思う。改良してこの出来だということは、1はもっとクソゲーに近い感じなんだろうか。いずれ必ずやるが、もう不安しかない。散々クソゲー扱いされたドラクエトレジャーズは俺は10時間程度しかやっていないが、クソゲーだとは感じなかった。そんな俺でもヒーローズはかなりキツいと感じた。期待していたのとはだいぶ違った。ドラクエ系の派生ゲームでここまで酷いと感じたのは初めてかもしれない。ビルダーズシリーズはめちゃくちゃ良かった。ビルダーズはディレクターがスクエニを退社したから続編制作はあまり期待できないし、出るとしても別の人が担当することになるだろうが、もし出るなら1・2の面白さから3も相当に期待感を持つだろう。ビルダーズ3が出るなら恐らく発売日に買うと思う。だがヒーローズは今回こんなだったので、3が出ることになってもかなり激しい警戒心を持って見ることになるだろう。同じスタッフが作るとなれば、まず警戒心MAXで様子見ということになる。

世間での評価はどんなものだろうか。気になったので軽く調べてみた。俺みたいに結構批判的なものも多かったが、意外にも好意的な評価も多かった。これだけ割れているのもちょっと珍しい。それと、声に対する不満が思ったよりかなり多かった。これは主人公や一部キャラにアニメ声優ではなく俳優を起用していることが原因だろう。アニメと実写では演技の様式に違いがある。ゲームではほとんどの場合アニメ声優が使われるので、アニメ的な演技でないと違和感が生じやすい。ジブリのアニメで一般的なアニメ声優を使わないせいで声や演技にものすごい違和感が出たりするが、あれと全く同じ現象だ。別に必ずアニメ的な演技でなければならないという理由はないのだが、先入観があるせいで違和感を抱きやすい。主人公達の声を最初に聞いた時、一瞬でこれはアニメ声優ではないなと気づいた。しかし俺は別にそこには不満を感じなかった。実写系の演技をする人が何人か混じっているというだけで、別にどうでもいい。確かに違和感はあるんだよな。棒読みみたいに聞こえるとか不自然な感じがするとか。でも実は逆で、アニメが大袈裟で不自然な演技なんだよな。それに慣れすぎているせいで脳がバグる。

という感じで、語ってみれば不満しかないような結果に。良かった点を挙げるとすれば、何だろうか。マリベルがかわいい。


話題:ゲーム

Info.
公開日時2024年10月17日 08時10分29秒
本文文字数37486文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20241015
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