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犬土偶日記

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2022年10月02日

社宅のウンコ池の思い出

公開日時: 2022年10月11日 09時34分09秒

夕方に起きた。もう覚醒千里行は終わっていた。今週の結果はバッファロン3匹でドロップ0とモヒカント3匹でBB。

なんか疲労感も激しいしやる気も出ないので今日はもうDQウォークはやらない。

何となく子供の頃に住んでいた辺りをGoogleMapで見てみた。名古屋空港がアホみたいに近かった。そんな印象は全くなかった。電車で行くとすると小牧線で一旦犬山まで北上して犬山線で西春まで南下してバスで行くことになる。余裕で1時間以上はかかりそうだ。子供の頃飛行機に乗ったのは種子島に行った時だけだが、車で空港に行く時も結構時間がかかっていたはず。なので空港は遠いというイメージを持っていたのだが、地図で見ると徒歩で行けそうなぐらい近い場所だった。ただし裏側で入れないので、表側に行くためにはかなり苦労する。それで遠いと感じていたんだろう。それにしてもこんなに近かったとは思わなかった。ストリートビューを見ると住んでいた場所も激しく変わっている。親の会社の社宅だったが、もう建物自体も存在しない。敷地内の公園もない。ウンコ池もない。敷地の周囲に植えられていたポプラの木もない。全く知らない建物が建っている。周辺も広大な田んぼがほとんど消えて工場や駐車場や住宅地になっている。神社や墓地などはそのまま残っている。最寄り駅の風景が変わったのはB'zのライブに行く途中で電車内から見て知っていたが、駅から離れた場所もかなり変わったな。子供の頃の記憶の風景はそこそこ鮮明に脳に残っている。

社宅の敷地内のウンコ池。懐かしすぎる。ひょうたんみたいな形の池で深さは50〜70cmくらいだろうか。15m×6mくらいの広さだったと思うが子供の頃に見た記憶なので実際はもっと小さかったかもしれない。1箇所プラスチックの直径10cmくらいの筒が生えていて、30分か1時間に1回ぐらい噴水みたいに水が噴き出していた。これは社宅の生活排水だ。泡は全くなかったので台所や洗濯機の排水は混ざっていなかったのかもしれない。便所の排水だけかもしれない。糞尿に大量の水を加えて放出するという感じだろうか。ウンコ池に汚物の排水を貯めてウンコを沈殿させて溢れた上澄みをそのままドブに流すという今では考えられないような仕組みの池。でも今考えてみるとトイレットペーパーとかは混ざってなかったからな。池の前の段階でどこかに巨大な浄化槽とかがあったのかもしれないな。そう言えば広い駐車場にやたらマンホールがあった。地下に巨大浄化槽があってそこである程度浄化した水をウンコ池に放出していたのかも。でも池の底には明らかなウンコの泥が溜まっていた。

大人になった今では想像するだけで恐ろしすぎる池なので絶対に近づこうとは思わないが、子供たちは当然のように遊び場にしていた。誰かがどこかで釣ってきた鮒を入れていたし、トンボも産卵に来てヤゴがたくさんいた。トンボは種類によって活動時期が違うので、このヤゴはシオカラトンボ、これはアキアカネ、などと子供ながらに図鑑も見ずにヤゴの種類を正確に識別していた。成虫の雌雄の区別も当然できていた。シオカラトンボは後ろ半分が黄色いのが雌で青白いのが雄ということは誰でも知っているだろう。でもそれだけじゃないんだよ。羽化したばかりの頃は雄も雌も同じような色をしている。知らなかっただろ。まぁ成虫の雌雄識別は難易度が低いから誰でもできる。俺は成虫だけでなくヤゴの段階で雌雄識別できていた。観察と推測、実際に羽化させて確認。羽化させるのは簡単。ある程度育っていつ羽化してもおかしくないヤゴ(背中に羽化時に割れるスジが入っているのが目安)を捕まえて持ち帰って家の壁にでも掴まらせておくだけ。水のないところに出せば羽化するか死ぬかの2択になって強制的に羽化させることができる。そんなやり方も自分で思いついて自然にやっていたと思うと無駄に凄い。その情熱は何なんだ。岐阜に移住してからも同じような感覚の観察眼でクワガタの雌の種類識別を自力でやっていた。雌の微妙な形の違いとその割合、雄の生息数の割合から、ミヤマとノコギリの雌を判別していた。推測した種類で分けて飼育して卵を生むかどうか見て確定させたり。子供の好奇心って凄いよな。本とかで勉強しなくても自力で観察して勝手に学んで行く。ウンコ池には他にタイコウチや絶滅危惧種のタガメもいた。アメンボもたくさんいたな。公園のすぐ隣にあったから、ウンコが噴き出る筒に砂場の砂を詰めたりしていた。砂ぐらいでは詰まらない。ウンコ水が大量の砂を噴き上げる。そんなくだらないことが面白かった。敷地の外周に植えられたポプラの木にはセミがよく集まっていた。ニイニイゼミやアブラゼミやツクツクボウシは腐るほどいた。クマゼミはレアだった。ミンミンゼミは2年に1匹ぐらいの超絶プレミア。セミも種類によって時期が違うので、羽化を見たことがなくても抜け殻で種類を当てることができた。セミの成虫の雌雄判別も自然にやっていたな。鳴いていれば雄確定だし、捕まえて腹側を見れば一瞬で判別可能。そんなのは誰でもできる。木にとまっている鳴いていないセミを背側の外見だけで雌雄判別できるか?俺はできた。そう言えばポプラの隙間に1本みかんの木があったな。アゲハがよく集まっていた。アゲハの幼虫は小さいうちは茶色と白の模様。5齢から緑色のやつになる。個体差があるので大きさだけでは正確には識別できないが、見れば大体何齢幼虫か分かった。触るとオレンジ色の角みたいなのを出してそれが臭いんだよな。その臭いで外敵を防ぐ。その臭いをつけるために柑橘類などの臭いの強い葉を食べる。普通のアゲハは柑橘類や山椒を食う。セリや人参にはキアゲハ。キアゲハの幼虫は模様が気持ち悪い。虫と戯れていた子供時代。懐かしいな。他のことに興味が移って行かなかったらもしかしたら昆虫研究家みたいな感じになっていたのかもしれないな。

Info.
公開日時2022年10月11日 09時34分09秒
本文文字数2480文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20221002
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