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2019年07月16日

B'z LIVE-GYM 2019 -Whole Lotta NEW LOVE- @Zepp Nagoya

公開日時: 2019年07月19日 01時00分33秒

今日はB'zのライブ。萬全の状態で臨みたかつたのだが、なかなか上手くいかない。眠くなつたら寢て勝手に目が覺めるまで起きない生活だから、何か豫定があつて決まつた時間に起きるといふのが死ぬほど難しい。昨日は夕方に起きた。この時點で嚴しい。朝まで眠くならないだらう。朝寢て晝に起きれるだらうか。そもそも朝眠くなるのだらうか。晝に眠くなつて死亡なんてこともあり得る。朝眠くなつても實は困るのだ。Amazonプライムデーで買つたFire Tv Stickが今日の8時から12時の間に屆くことになつてゐる。寢るタイミングが無い。非常に困つた。全く眠くないが、早めに寢るしかあるまい。アラームを8時にセットして夜中に無理に寢ようとした。無理。朝まで眠れなかつた。どんどん終つていく。ヤマトの配送は8〜12時といふことになつてゐるが、早い時間に來たことは一度も無い。まづ間違ひ無く10時以降だらうと思ふ。といふわけで、アラームを10時に變更し、10分刻みで鳴るやうにした。爆睡するわけにはいかない。結局ヤマトは10時半に來た。無事に荷物を受け取り、少し寢ることにする。死ぬほど眠くなつてゐたが、爆睡したら終る。18時開場で19時開演。番號順の入場で、俺はあまり良い番號ではないから、18時半頃に着けばギリギリ大丈夫だらう。家から驛まで15分、名古屋まで45分、名古屋からたぶん15分。驛での待ち時間が最大15分。1時間半で着く。17時がタイムリミット。一應15時半の電車に乘る豫定だが、どうなるかは分からない。アラームで一瞬目が覺めつつ何度も寢る。完全に起きたのは14時。かなり危ない。

ここですぐに準備して家を出ることを考へるべきかとも思つたが、飯を食ふことにした。全く腹は減つてゐないが、ライブハウスなので立ちつぱなしだ。開場前の竝びから終演まで一度も座ることができない。竝びからではない。電車を降りてからだ。電車で座れる保證も無い。下手すると西可兒驛の駐輪場からずつと立ちつぱなしかもしれないのだ。體力に不安がある。飯を食つてエネルギーを補給した方が良いのではないかと思つたのだ。これが間違ひ。無駄飯を食ふと胃腸が刺戟される。起きてすぐに何か食ふと高確率でやられる。豫想通り腹が痛くなり始めた。ウンコはまだ遠い。時間が無いのになかなか出さうな氣配が無い。でも必ず近いうちに來る。ウンコせずに家を出るのは自殺行爲。しばらく苦しんで漸く完全な便意が發生。しかし全てを出し切ることはできなかつた。部屋に戻つてしばらく待つて第2波。まだ液状ではない。通常ウンコ。その後に確實に液状が控へてゐる。早くしろ。今日食つたやつはさすがにまだ出ないだらう。昨日までに食つたやつのはず。最近あまり飯を食つてゐない氣がするのだが。第2波は少ししか出なかつた。でもまだ確實に殘つてゐる。まだ家を出るわけにはいかない。腹をマッサージしながら第3波を待つ。しばらくして今度こそ來た。まだ固形ウンコ。しかも何故か大量。そして急激に液状。これが一氣に全部出れば良いのに中途半端で止まつてまだ殘糞感がある状態。便所でしばらく粘つてたぶんもう大丈夫といふところで時計を見たら何とウンコで1時間も消費してゐた。間に合はなくなるぞ。16時過ぎて家を出た。かなり危ない氣がする。庭の畑に少し大きくなり過ぎたキュウリがチラッと見えた。收穫する暇は無い。歸つてからだ。

少し不安があるが傘は持つて行かない。たぶん大丈夫。それにしても天氣豫報が當てにならな過ぎて笑へて來る。一昨日くらゐから頻繁に見てゐるのだが、見るたびに全く違ふ豫報になつてゐる。數時間で豫報が激變し續ける。最惡の豫報の時は可兒も中村區も1時間に4mmとか5mmとかの結構激しい雨だつた。最終的には0.5mmとかになつた。惡い豫報から徐々に良い豫報に變つたのではない。良くなつたり惡くなつたり激變し續けたのだ。全く豫測できてゐないとしか思へない。こんなに頻繁に變ると全く信用できない。自分で空を見て決める方が確實性が高い。しかし自分で見て判斷できるのは可兒の天氣だけだ。名古屋の天氣は名古屋に行かないと分からない。荷物を増やしたくない。可能な限り傘を持たずに行きたい。直前まで迷つてゐたが、たぶん大丈夫だらうといふ願望込みの判斷で傘を持たずに家を出た。

西可兒驛に行くのはいつぶりだらう。しばらく水族館も行つてゐないし試驗も受けてゐない。前囘のB'zのライブ以來だらうか。HINOTORIの豐田スタジアムか。9月だつたか?10ヶ月ぶりくらゐの電車なのか。manacaの殘高が195圓しか無いのでチャージする必要がある。しかし駐輪場で施錠中に踏切が鳴り始めた。逆方向の電車は2つ前の踏切を渡る時に來てゐたから、これは間違ひ無く俺が乘る電車だ。チャージする暇など無い。降りてから精算するしか無いだらう。殘高が最低運賃以下だとまづ乘ることすらできない可能性がある。最低運賃がいくらか知らないし、乘れない仕組みになつてゐるかどうかも知らないが。もし乘れなかつたら15分待たされる。祈りながら改札機に財布を押し當てる。無事に通れた。小走りで電車に飛び込んでセーフ。中部國際空港行きなので乘り換へは必要無い。座ることもできた。スマホで電子書籍を讀みながら名古屋まで行くだけ。と思つたが犬山での停車時間がやけに長い。これはもしかしたら特急を先に行かせるやつか。特急は一部特別車だらう。一般車ならそのまま乘れる。そちらに乘つた方が早く着く。少し遲れ氣味だから特急で行くべき。走つて2番ホームへ。氣附くのが遲かつたので結構ギリギリのタイミングだつた。無事に乘り込み、座ることもできた。名古屋まで讀書。

電車を降りてチャージ機で2000圓ブチ込む。改札を出て寶籤賣り場をチラ見する。買はない。モード學園の捻れたビルを眺めながら南の方へ向かふ。この時點で異變を感じてゐた。右脚の附け根附近が痛い。たまになるんだ。長距離歩くとここが痛み始め、酷くなるとまともに歩けなくなる。關節が痛むのか筋が痛むのかよく分からないのだが、感覺的に筋だと思ふ。深いところではない氣がするのだ。酷い時は凄まじい激痛。脚が上がらなくなるからな。まだそこまで激しい痛みではないが、今日はをかしい。まだ痛むほどの距離を歩いてゐない。まだ500mも歩いてゐないのではないか。こんなに早く痛み始めるのはをかしい。會場まで辿り着けるのだらうか。この痛みが起こる原因は正確には分からないのだが、ズボンの前ポケットに物を入れるのが原因のやうな氣がしてゐる。そこに重さを感じることで、歩き方が不自然になつて負擔がかかつて痛み始める氣がする。たまたまかもしれないが全く荷物が無い時に痛くなつたことが無いので、恐らくこれが原因なんだらうと思つてゐる。右のケツポケに財布を入れてゐるので、スマホは左の前ポケに入れる。右と右だと痛みが激しくなるので分散させる。スマホはズボンの前のポケットではなく胸のポケットに入れるべきかもしれないが、淺いので落とす不安がある。財布もケツポケには入れない方が良いのかもしれない。しかしバッグを持つのは死ぬほど面倒臭い。現状、かうするしか無い。完全手ぶらで來るべきだつたかもしれない。トラックの撮影と電子書籍のためにスマホを持つて來たが、無くても良いだらう。財布も不要だ。manacaと少々の金とチケットさへあれば良いのだ。痛み始めてから後悔しても遲い。駿臺豫備校を越え、道路の反對側にLIXILがあるところの線路下を潛る。すぐZepp Nagoyaがある。事前にGoogleのストリートビューで見てゐるから迷ふことは無い。11年前にもジュンスカのライブで來てゐるが、あまり覺えてゐない。取り敢へずツアートラックを撮影。そのすぐそばの壁にB2100〜といふ札が貼つてあつた。まさに俺はその番號だ。まだ竝ばない。入場口やグッズ賣り場等も見ておきたい。奧の方へ。グッズ賣り場はもうすぐ終了みたいな感じだ。ライブ前にはグッズは買はない。荷物は無い方が良い。入場順はB1001から。Bの後にアルファベットが何種類かあるがどうでもいい。俺はBの2100番臺だから、前から1100番くらゐ。キャパは1800人程度なので、眞ん中より少し後ろくらゐの感じ。思つたより惡くないかもしれない。大半がBなんだな。Bの後ろに5つか6つアルファベットがあつたが、1つにつき50人もゐないかもしれない。ずつと奧の方まで行くと、巨大なゲーセンがある。まだ開場までだいぶ時間があつたのでゲーセンを眺めてみた。喉が渇いてゐるが、買ふべきではないかもしれない。ライブハウスは座席が無いので開場後は便所に行けない。便所に行くといふことは一番後ろに行くといふことだ。飲まない方が良いかもしれないが、熱中症の危險もある。どうしようか迷つたがアクエリアスのペットボトルを自販機で買つて飲んだ。これでまた腹が痛くなつて終了なんてことになつたら悲慘だなと思つたがもう遲い。なるやうにしかならん。

腹も痛くならず、便意にも襲はれず、後はただ開場を待つばかり。しかし脚の痛みがどんどん増して行く。トラックのところに戻り、竝ぶ。まだ30分以上ある。15時半の電車で來なくて良かつた。全然餘裕だつた。待ち時間が暇過ぎる。それにしても、歩いてゐないのに竝んで待つてゐるだけで脚の痛みが増していくのは何なんだらう。こんなのは初めてだ。猛烈に不安。脚だけでなく、何故か肩まで痛み始めた。猛烈な肩凝りみたいな痛み。意味が分からない。手には何も持つてゐない。肩にかける鞄なども持つてゐない。どこにも凝る要素など無い。何故痛み始めたのか全く意味が分からない。開場時刻になつても1001番から100人づつのブロックで入つて行くのでまだまだ待たされる。30分ほどして移動開始。100人づつのブロックで移動し、10人づつ入場。スタッフにチケットの番號を見せて入り口の方へ案内される。そして別のスタッフにチケットを渡してバーコードを讀ませる。ドリンク代の500圓を拂ひ、ドリンクと交換できるコインを貰ふ。ドリンクは終つてからだ。入つたら戰場だ。少しでも良い場所を取るため急がねばならん。ドリンクコーナーに客はほとんどゐなかつた。みんな同じ。歸りは混雜しさうだ。中に入る。もう既にかなり入つてゐた。1階の後ろの方に少し高くなつてゐる場所がある。そこに上がるべきだつたが、もう移動が困難。一段高い場所のすぐ下といふかなり悲慘な感じの場所になつた。しかし前の方は運良く背が低い人ばかり。まあ惡くないかもしれない。あとは開演を待つ。30分近くある。座れない。滿員電車ほど窮屈な感じではないが、自由に動ける感じでもない。座るのなんか不可能。結構つらい。待つのがつらい。肩の痛みがヤバい。首も痛い。脚の痛みがあまり氣にならないほどに肩が痛い。そして、暑い。アホみたいに暑い。エアコンは無いんだらうか。暑さよりも息苦しさがつらい。激しく換氣して欲しい。死人が出るかもしれない。

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一應エアコンは稼働してゐるやうだが全然足りない。BGMの洋樂のボリュームが上がり、客が騷ぎ出す。サポートメンバーが下手側から出て來て開演。思つた以上に見えない。みんな背伸びするし腕を舉げるので前が全然見えない。これは悲慘なことになるかもしれない。B'zの2人がどこから出て來たかすら分からなかつた。一應見えるけれどもメンバーの胸から上だけだ。TAKがどんなギターを持つてゐるか隙間から僅かに見ることができるかもしれないといふだけ。彈いてゐるのを見ることはできない。ステージ上には畫面などは無い。ただ、距離は近いので肉眼でもメンバーの表情まで分かる。

1曲目、マイニューラブ。サビで客が激しく歌ふ。全然見えない。首や肩が痛すぎてつらい。最後まで耐へられるだらうか。

2曲目、MR.ARMOUR。TAKがイントロのリフを少し彈いて止まる。少し待つてまた少し彈く。OH!GIRLとかでよくやるやつだ。何度か繰り返してから歌に入る。やはりサビで客が激しく歌ふ。いつもは客の歌は氣にならんのだが、今日はやけに客の歌聲がデカく聞こえる。狹い會場だからよく聞こえるのか、狹い會場だからみんな張り切つて歌つてゐるのか。

B'zのライブジムにようこそ!のMC。小芝居は無い。ようこそ!の後に少し間があつて、稻葉が吠える。

3曲目、WOLF。急激に良く見えるやうになつてゐる。前の方がみんな背伸びしまくつてゐたが、2曲で疲れたのか、MC中も維持するのが大變でみんな一旦背伸びをやめたらみんな良く見えるやうになつてもう背伸びが必要無くなつたのか、とにかくかなり良く見える。ただ、メンバーの胸から上しか見えないのでTAKのギターは全然見えない。咆哮は客にやらせる。アホみたいに叫ぶ客。吠えない俺。

4曲目、俺よカルマを生きろ。この曲は結構好き。新アルバムを買つてすぐの頃、俺カルとSICKと兵が好きとTwitterに書いた。結局その評價は今も變つてゐない。初期の印象がこれほど長く維持されるのも珍しい。ブライアンのドラムが力強い。シェーンとは隨分違ふ。腹に來る。

5曲目、トワニワカク。CDではあまり印象に殘らない感じだつたが、意外とライブ映えする。狹い會場でステージが近いからか客の盛り上がりが凄い。

MC。こんばんは!久しぶりに名古屋に戻つて參りました。といふ挨拶から雜談的な内容。後ろの方が霞んで見えないと笑ひながら冗談つぽく言ふ。どうやら湯氣で曇つてゐるらしい。異常に蒸し暑くて息苦しい。あまり笑ひ事ではない。下手すると死人が出る可能性がある。B'zヲタは中高年が多いからな。油斷してゐると俺が倒れるかもしれない。ステージ上も暑いらしい。俺は激しく肩をマッサージして少しでも樂にならうと頑張る。なんでこんなに肩が痛いのか意味が分からない。

6曲目、OCEAN。客は靜かに聽いてゐる。さすがにバラードでは合唱しないか。大昔は人氣の曲だつたのに今はそれほどでもない感じになつてゐる。

7曲目。稻葉が小刻みに手拍子する。何の曲か分からない。ギターがリズムを刻み始めても分からない。何だ?と思つたら有頂天が始まつた。Aメロが終るまで必死に8分で手拍子してゐた客が歌が途切れた瞬間に半分の4分の手拍子に變へた。疲れたのか。サビは相變らず大合唱。ラスサビは伴奏も激しくなる。

8曲目、ultra soul。ディレイのかかつたアルペジオのイントロの間、客がウルトラソウ!ウルトラソウ!と叫び續ける。この曲は最初から最後まで大合唱。今日はずつとこんな感じか。普段からこんなに客が歌つてゐたんだらうか。全力で叫ぶやうに歌つてゐて、實のところ結構うるさい。

MC。また湯氣について話す。そんなに曇つてゐるのか。2階席の方を振り返つてみる。言ふほど曇つてゐないが、俺自身がだいぶ後ろの方だから曇つてゐるやうに見えないだけかもしれない。話の途中でもまた蒸氣が凄いと言つてゐた。ここからはアルバムの曲を何曲かやるらしい。ドラムのブライアンに合圖して始まる。

9曲目、Da La Da Da。CDで聽いた感じではライブで結構盛り上がりさうな曲だと思つてゐたが、何故かこの曲を歌ふ客は異樣に少ない。Da la da da da!のところだけ叫ぶ感じ。

10曲目、ゴールデンルーキー。ブライアンのカウントで始まる。客は手拍子しながら靜かに聽いてゐる。サビで歌ふ人もゐるが、最初の方の勢ひが無い。盛り上がる曲ではないだけなのか、もう疲れて來たのか。

11曲目、Rain&Dream。TAKの輕いソロから始まつた。CDではエアロスミスのジョー・ペリーがギターで參加してゐる。恐らく、新サポメンのギタリストの見せ場になる曲だらう。どんな感じのギタリストなのか樂しみだ。これまでのところ、特に目立つてゐない。大賀と同じやうな感じだ。歌が終り、エンディングのギターソロ合戰。ステージ中央にギタリスト2人が來て交互にソロを演奏する。思つたより激しいギタリストだつた。テクニックもなかなか凄い。

ベースソロ。これは凄い。ベースでこんなフレーズを彈けるのか。ビリー・シーンを思ひ出した。ジャンル的には違ふのかもしれんが。凄いテクニックだ。後半はエフェクトをかけて全くベースつぽくない感じのソロになつた。同時發音數も多いし、もはやキーボードの演奏みたいだ。演奏が終つて稻葉がモヒニ・デイ!on bass guitar!と紹介して、次の曲へ。

12曲目、SICK。さうか、間奏でベースの見せ場があるから目立たせるために先にベースソロで紹介したんだな。既にultra soulのベースソロもあつたが短いし定番曲で目立たないから輕く流したんだな。この曲、好き。

MC。バンドメンバー紹介。まづはギターのYT。DINOSAURのアレンジもやつてゐた。次はキーボードのサム・ポマンティ。かなり若い。20代前半くらゐだらうか。こちらもDINOSAURの曲に參加してゐたらしい。カナダ人だが、日本が好きで日本文化に詳しい。しかも日本語も獨學で喋れる。外人つぽい訛りはあるが普通にベラベラ喋つてゐた。これはなかなか凄い。FCの會報でもサポートメンバーからのコメントを日本語で書いてゐた。次はベース、モヒニ・デイ。インド人。まだ20代前半の女。もう10年以上プロで活動してゐるらしい。何歳からやつてゐるんだらう。次はドラムのブライアン・ティッシー。B'zの曲のレコーディングでは何度も參加してゐる。もう20年近い附き合ひらしい。サポメンの紹介が終り、最後に松本。on Guitar, TAK MATSUMOTO!と紹介され、ワウをかけてカッティングし始める。しかし稻葉に止められた。彈かないで!と。松本に何か挨拶させたい稻葉と、喋らずにギターを彈きたい松本、といふ感じの小芝居。目を合はせて少し間を置いてまた彈かうとする松本を稻葉が制止する。誇張氣味の名古屋辯で挨拶する松本に會場が沸く。一通り終つて次へ行かうとしたところで、客席からヴォーカルは?と聲がかかつた。自分を紹介する豫定が無かつた稻葉が焦る。なんで急にそんなこと言ふんですかと。笑ひが起こる。さらに煽られ、それでも結局自分を紹介しないまま次へ。次はゆつたりした曲とのこと。

13曲目、マジェスティック。さう言へばメンバー紹介の時にYTはアコギを持つてゐたな。良い曲だが、ライブで盛り上がる系統の曲ではない。靜かに聽き入る。それにしても暑い。汗が止まらない。

14曲目。スローテンポでアコギのスライドギター。全く何の曲か分からなかつたが歌が始まつて漸く分かつた。裸足の女神。アレンジし過ぎて全く分からなかつた。テンポもかなり遲い。裸足の女神バラードバージョンといつたところか。2コーラス目の最後でリタルダンド。中途半端な場所だが、いかにも終る感じだつたので客が拍手する。しかしそこからドラムが入る。テンポも上がつた。違ふ曲が始まつたのかと思つたが、エレキギターも入つて來て裸足の女神のギターソロが始まつた。ソロの最後で電動ドリルをギュインギュイン鳴らして客席に投げる。ソロ後のラスサビは大合唱。いつもの感じになつた。

MC。ラブ注入。

15曲目。TAKがギターを彈くが、何の曲か分からない。導入部でかういふ何の曲か分からないやうにするのが結構多いな。激しいドラムが入り、ギターリフが重なる。ここで漸く分かる。声明。DINOSAURのツアーで1曲目にやつたやつ。結構激しい曲なので盛り上がる。サビで大合唱。やはり今日は客の歌がやけにうるさい。

16曲目。キーボードが不穩な感じのフレーズを彈く。また何の曲か分からない始まり方だ。前振りがまた長いのかなと思つたがすぐに曲が始まつた。イチブトゼンブ。HINOTORIのツアーで俺が行つた日にカットされた曲。ultra soulみたいに最初から最後まで客が大合唱。なんか客の歌聲がさらにデカくなつてゐる。絶唱。そこまで本氣で全力で歌はなくても良いだらうに。自分が全力で歌つたら稻葉の歌を聽くことに腦を使へなくなるのではないか。

17曲目、Still Alive。イチブトゼンブのアウトロから途切れずに始まる。Still Aliveの始まりは歌からだが、その部分はカットで激しくなる部分から。この曲はライブで激しく盛り上がる。恐らく本日最高潮な感じだらう。叫ぶ感じで全力で歌つてゐる客が多い。歌が無い部分でも掛け聲が凄い。バンドの演奏も激しい。この曲で一旦終つてアンコールなのかなと思つた。

しかしまだ終らないやうだ。激しいドラムソロ。叩いて離してスティックが宙を舞ふ。キャッチしてまた使ふこともあれば、そのまま飛んで行くこともある。何本も何本もスティックを飛ばす。最後はヌンチャクみたいに2本繋がつたやつを持つてゐるといふネタ。

18曲目、デウス。CDと同じアレンジなのに全然違ふ。こんなに激しい曲だとは知らなかつた。ドラムのパワーだらうか。客も激しく歌ふ。どちらかといふと盛り上がらない感じの曲だと思つてゐたが、こんなに激しくなるんだな。

MC。アルバム制作の話。31年目といふことで何か新しいことに挑戰云々。

19曲目。キーボードが知らない音を鳴らし始め、またこのパターンか、と思つた瞬間にギターが入る。知らない曲に見せかける前振りではなかつたやうだ。兵、走る。この曲が新アルバムで一番好き。アンコール前のラストはこの曲ではなくStill Aliveの方が良かつたのではないかと思ふが、やはり新アルバムの曲で終らせたかつたんだらう。

メンバー退場。アンコールタイム。いつもなら全力で座つて休憩するところだが、ライブハウスでスタンディングだ。座れない。エアコンも全然利かないし肩や首の謎の痛みもあつて死ぬほどつらい。できるだけ早く再開して欲しいところだが、メンバーの衣裳チェンジがあるから結構時間が掛かるだらう。しばらくしてメンバー登場。死ぬほど長く感じたが、時計を見たら5分程度だつた。

20曲目、juice。CDでは確かブライアンが叩いてゐたと思ふ。ギターソロ後はいつものやうに稻葉と客の掛け合ひ。正直要らない。稻葉が短いフレーズを歌ひ、同じやうに客に歌はせる。音が高くなつたり音數が増えたりで少しづつ難易度が上がつて行く。しばらく繰り返し、散々稻葉に遊ばれてから歌の續きへ。

21曲目、さまよえる蒼い弾丸。CDに近い感じのアレンジ。久しぶりな感じ。イントロで激しくなるところで稻葉が口に含んだ水を客席に飛ばす。客が叫ぶ。歌の最後の彈丸の部分を伸ばして長く歌ひ、伴奏がゆつくりになつて引き伸ばされる。どうもありがたう!と稻葉が叫ぶ。この曲で終るのか?なかなか珍しいパターンだな。

MC。最後の挨拶。せーの、お疲れー!

ライブジムのテーマが流れ始め、サポメンが退場する。稻葉と松本は殘り、客に手を振つたりお辭儀したりする。客がライブジムのテーマを歌ひ、最後に地名を叫ぶところで名古屋!と絶叫する。B'zはそれを待つてゐたやうだ。その後に最後の最後の挨拶をして退場。

終つた。非常に良いライブだつた。期待以上だつた。一番良かつたのは新アルバムの曲ではなくStill Aliveだつたが。シェーンとバリーのサポートが長過ぎてそれに慣れ過ぎてゐたこともあつて、新メンの演奏はかなり新鮮だつた。ドラムがかなりパワフルになつた。腹を毆られてゐるやうな力強さ。シェーンのドラムの方が俺は好きだが、これはこれで良い。ベースはGREENツアーのビリーシーンを思ひ出した。ベースの見せ場では鋭く見せつけて來るが、普段はあまり目立つことも無く地味に演奏してゐた。キーボードは目立たなかつた。特に印象に殘らない。惡くはないと思ふんだが。やはり増田の方が良いな。サポートギターは上手い。コーラスも凄い。稻葉の上でハモつたりできる。大賀のギターと大田のコーラスを1人でやる感じか。今までとだいぶ雰圍氣が變つた。特にドラムの影響が大きいだらう。今後もしばらくこのメンバーでやつて行くんだらうか。どうなつて行くか樂しみだ。

後はドリンクを貰つて歸るだけ。歩き始めた瞬間に絶望した。脚の痛みがヤバい。凄まじい激痛。いきなり最惡レベルまで惡化してゐる。何kmも歩いたやうな痛み。まともに歩けない。これは他の客の迷惑になるレベル。脚だけでなく、首や肩の痛みも激しい。肩の痛みの意味が全く分からん。凄まじい肩凝りになつてゐる。どこにも凝る要素など無かつたのに。肩を上げて下ろすだけで泣きさうなほどの痛み。何だこれ。ゆつくり歩いて出口へ。新曲が流れてゐるが聽く餘裕は無い。ドリンクコーナーはやはり凄まじい混雜。後ろからどんどん押されて壓死しさう。アルコール類もある。最近異常に酒に弱くなつてゐるから酒を貰ふといふ選擇肢は無い。コーラを貰つた。しかし酒を貰ふべきだつたかもしれない。アルコールで痛みを麻痺させた方が良かつたかもしれない。コーラはヌルい。死ぬほど冷やしておけよ。脚や肩の痛みが激し過ぎるのでグッズを買ふ列に竝ぶ氣力は全く無い。通販でも買へるし、今無理して買ふ必要は無い。脚が上がらない。凄まじい痛み。立ち止まつても歩いても痛い。敢へて大きく脚を上げてみたりしても無駄。だが信號待ちの時に發見した。敢へて痛む右脚に體重をかけると立ち止まつてゐる間は痛まない。大腿骨の上端に眞上から體重をかけるやうにするのだ。でも歩くと痛いから一時凌ぎにしかならないし、恐らく餘計ダメージを與へてゐると思ふ。しかしこれで痛みが消えるといふことはやはり痛んでゐるのは關節ではなささう。名驛が遠い。ライブ前は脚が痛くてもすぐにZeppまで行けたのに。5倍くらゐの距離があるやうに感じる。どこかに座つて休憩したい。でも座る場所なんて無い。齒を食ひ縛りながら脚を引きずるやうにして歩き、何とか名驛に辿り着いた。電車で座れなかつたら死ぬ。だが座れるわけが無いのだ。22時。殘業の社畜樣たちの歸宅ラッシュだ。アホみたいに竝んで電車を待つてゐる。次に來る可兒方面は鵜沼行き特急。一部特別車なので一般車に乘ることができる。早く歸るならこれ。座り優先ならキセルになるが一旦逆方向へ行つて金山から座る。迷つたが、早く歸ることを優先した。アホみたいに竝んでゐる犬山方面の列の最後尾に竝ぶ。鵜沼行きが來てどんどん乘り込んで行く。しかし乘らない人がたくさんゐる。さうか、特急が止まらない驛で降りる人もゐるのだ。空席發見。痛くて走れない。誰も座るな。俺に讓れ。妊婦や老人や障礙者よりも今は俺が優先されるべき。そんな人達はこんな時間にはゐないだらうが。痛みで鬼のやうな形相になりながら無事に座ることができた。痛過ぎて脚を組むこともできない。犬山で乘り換へ。恐る恐る立ち上がつた。何故か全く痛くない。どうなつてゐるんだ。いつもはこの痛みは短時間では囘復しないのだ。今日はをかし過ぎる。廣見線に乘り換へ、西可兒で降りる。自轉車に乘つて歸宅。雨にもやられず無事に歸ることができた。忘れずにキュウリを收穫して家に入る。また脚が痛み始めた。だが酷くはならないだらう。もう歩かないから。

ライブの内容等を適當にメモして、スマホで撮影したツアートラックの寫眞をPCに取り込む。TwitterとFacebookとinstagramに適當に投稿し、激しく休憩。コーヒーを飲んだりネット閲覽したり。Amazonプライムデーの間に20囘以上アフィリンクが踏まれてゐたが、アフィ經由での注文は1つも無かつた。殘念。キュウリが萎びてしまふので飯を食ふことにした。やはり脚の痛みが少し氣になる。犬山驛で痛みが完全に消えたのは何だつたんだらう。肩はもう完全に凝つた状態。凄まじい筋肉痛みたいになつてゐる。睡眠不足だつたし、脚や肩をやられたし、これはしばらく寢たきりになるだらうな。期日前投票にも行かねばならんのに。日記も早めに更新したいところだがどうなるだらうか。17日のうちには更新したいと思つてゐるが、寢た後、17日のうちに起きれるかどうか分からない。まあ現實的には今週中に更新できれば良い方だらう。

(1.2)Anniversary song、fake、MIRAI、turning、トウダイモトクラシー、pain、パルス、世直しGOOD VIBRATION、Enter Sandman、野性のENERGY、juice、Pleasure'98 〜人生の快楽〜、いつかのメリークリスマス、I'm in love?、アラクレ。

ギター練習53分、讀書169ページ。

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公開日時2019年07月19日 01時00分33秒
本文文字数12892文字 (タグ込み)
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