海の近くに住みたい
公開日時： 2015年04月27日 15時36分07秒
長い長い、果てしなく長い旅もつひに最終日を迎へた。今日は朝から加賀温泉郷マラソンとかいふのがあるやうで、交通規制が激しいらしい。マラソンが始まる前に出ようといふことになつてゐた。だから早起きして温泉に入つて、朝飯も早めに濟ませるといふことに。どうせ起きれないと思つてゐたが無事に起きれたので温泉へ。今囘は屋上の露天風呂へ。まづは緑のエレベーターで5階まで下りる。5階でしか他の棟へ移動できないのだ。5階を少し歩いて紫に突入し、紫のエレベーターで屋上へ。晝は氣温が20℃ぐらゐあるが、早朝は9℃ぐらゐなので寒い。親達は相變らず一瞬で出る。マジで10分も入つてゐないのではないか。老人は長風呂のイメージがあるんだがな。俺は長めに全種類味はふ。だが、今日は早めに宿を出ることになつてゐるので普段よりはやや短めに。でも部屋に戻つたら長過ぎるわボケみたいな空氣を感じた。急いでレストランへ。
何故か昨晩よりも多く食へさうだつた。他の人達は朝は大量に食ふつもりが無いといふのがモロ分かりな感じだつたので俺は猛スピードで食ふ。和食系でかなり多めにお盆滿載にして1周目を激しく高速で貪り食ふ。だいぶ多めに持つて來たのでこれだけでも結構滿腹。米は少なくおかずを大量に。榮養を重視だ。普段あまり食へない種類のものを多く食ふ。もう他の人は食ひ終つて歸りたがつてゐる氣配だつたので食ひ終ると同時に立ち上がつて2周目へ。その瞬間、まだ食ふのか！といふ氣配を感じたが無視。1周目でかなり多めに食つたので2周目はいきなりデザート。結構多めに。で、デザートを選んでゐたら親が來て話し掛けて來た。もう部屋に戻るからと。やはりみんな歸りたがつてゐたんだな。デザートを鬼食ひ。もう結構限界だつたがそれでも食ふ。ドリンクバーコーナーに凄い客がゐた。コーヒーを自前の水筒に入れてゐた。竝んでゐるのに1人で何囘もカップに出しては水筒に入れる。うぜえ。安い宿だとかういふ糞が來るんだよな。しかし俺も貧乏人だから高級な宿には泊れない。
デザートをもつと食ひたかつたのだが、親達がイライラしてゐるだらうから早く戻らねばならん。それに、朝起きてすぐに猛烈に胃腸を刺戟したせゐで急激な便意に襲はれ始めてゐた。一旦レストラン内の便所でウンコを屠つても良いが、やはり早めに部屋に戻つた方が良いだらう。マラソンが始まつて澁滯に卷き込まれると悲慘だしそれで責められるのもつらい。といふわけで、凄まじいスピードで成長する便意が限界間際になるまで食つてフィニッシュ。早歩きでウンコ部屋へ。何とレストラン内の便所のウンコ部屋は滿員。ヤバい！急いでレストランの外に出てすぐ近くの便所へ。何とここも滿員！ヤバい！急いでエレベーターに乘り、5階へ。緑のエレベーターに向ふ途中に便所は無かつた。激烈にヤバい。便意の成長速度の激しさが著しく甚だしい。緑のエレベーターに到達する寸前、エレベーターのドアが閉まつて動き出した。待つてくれよ。畜生。顏面蒼白で待つ。最上階の12階まで行きやがつてまた5階に戻つて來るまで死ぬほど待たされた。永遠に感じる時間。俺は永遠を生きた。ドアが開き、黄金聖闘士より速い動きで飛び込んでドアを閉める。外に他の客がゐたとしても全力で閉める。そいつが俺と同じやうに猛烈な便意に苦しめられてゐたとしても見捨てる。もうそんな餘裕など無いのだ。何故かういふ時のエレベーターは動きが遲いんだらう。大變なことになるぞ。11階の部屋に戻つた瞬間に便所に飛び込む。ギリギリセーフ。何故俺ばかりいつもいつもこんなにウンコに苦しめられねばならんのだ。そんなに俺が怖いのか。
無事にウンコを屠り、便所から出ると他の人達は既に準備萬端で少しイライラしてゐる感じ。別にのんびりしてゐるわけではないんだぞ。お前らより全力で激しく濃密に生きてゐる。逆にこちらがイライラするわ。なんで全力で生きないんだ。もつと人生を樂しめよ。さつさと準備して部屋を出る。これまでほとんど何も無い旅だつたが、この先何かあるんだらうか。まさかただ歸るだけぢやないだらうな。何しに來たのか分からんぞ。
宿を出て車に乘り込む。無事にマラソンの交通規制の前に加賀を脱出できた。よく分からんが高山に寄つて行くらしい。去年の6月に奧飛騨に行つた歸りにも寄つたが、あの時もただ土産屋を適當に覗いただけみたいな感じだつたな。觀光が目的ではない人達みたいなので、何しに行くのか知らんがあまり期待はできさうにない。加賀から高速に乘り、富山方面へ。途中で高速道路から海が見えた。何故か金澤で下りた。金澤は初めて來た。岐阜の市街地と雰圍氣が似てゐるな。岐阜より少し都會な感じだが。どこに行くのかと思つたら市場で魚を買ふやうだ。近江町市場といふところへ。前囘は福井の敦賀にある日本海さかな街で買ひ物をしたが、今囘は金澤の似たやうな場所で買ひ物をするやうだ。日本海さかな街と似たやうな感じの市場だが、敦賀の市場と劇的に違ふのは、店員が全く強引ではないところ。敦賀はウザいほど話し掛けて來てかなり強引に買はせようとするから死ぬほど鬱陶しいんだよな。少し見るといふだけのこともしづらい感じだつた。でも金澤の近江町市場は店員があまり話し掛けて來ないから氣輕に見れる。賣られてゐる魚は同じ日本海でもだいぶ違つたが、季節が違ふから當然かもしれない。ここはノドグロやカレイが多いな。カニは當然として。觀光客もそこそこ多いな。朝飯を異常に食つて來たばかりの滿腹状態では何も買ふ氣になれなかつた。ノドグロを一度食つてみたいんだけどな。北陸のではなく山陰のやつが美味いらしいけど。可兒では手に入らんからな。かういふところに來た時に買はないと食ふ機會が無い。高いから結構キツいけど。
市場で買ひ物をしてからまた高速に乘つた。こんな兼六園のすぐそばに來ておきながら一切觀光無し。本當に何が目的で來たんだらう。まさか市場で魚介類を買ふのが目的の旅行といふわけでもあるまい。まあどうでもいいけど。北陸自動車道をしばらく走り、小矢部で東海北陸自動車道へ。白川郷の方へ向ふ。6月に行つた奧飛騨は色々あつて今囘の旅行よりは面白かつたな。岐阜には3種類の白川がある。白川郷と白川村と白川町。でも白川郷しか知らない人ばかりなんだらうな。世界遺産が白川郷。SALLYさんの故郷が白川町。それ以外が白川村だ。白川町は可兒からも結構近いがそれ以外は旅行でしか行けない感覺だな。まあどうでもいいけど。この邊に11kmぐらゐのクソ長いトンネルがある。途中で地震が起きて閉ぢ込められたりしたら怖いな。火災も怖い。トンネル多いな。可兒まで何十個あるんだらうか。よくこんなにトンネル作つたな。
高山で下りて市街地へ。車でウロウロウロウロ。何を探してゐるのか俺は知らん。運轉手以外みんなイライラし始めたが何にイライラしてゐるのかも知らん。パーキングを探してゐるわけではないやうだ。かなり長い時間ウロウロしてつひに車で探すのは諦めたやうで、近くの人に何か聞いたりしてゐたが、觀光客に聞いてもよく分からん。しばらくして大體の場所が分かつたやうで、取り敢へずどこかに車を停めることになつた。適當に駐車場に入る。そして歩く。どこへ向つてゐるのか知らない。どう考へても觀光ではないやうだしもうどうでもいい。ただついて行く。小雨も鬱陶しい。そしてつひに目的地へ。どうやら運轉してゐた人が下駄屋を探してゐたらしい。下駄を買ふつもりだつたんだと。そんなことのためにわざわざ高山に寄り道。そして店の場所が分からず長時間ウロウロ。だからイライラしてゐたのか。でも折角の寄り道のついでに觀光をする氣は無い不思議。無事に下駄を買へたので、ついでにここで飯でも食つて行かうといふことになり、近くで見つけたうどん屋へ。まだ腹がをかしい。多少の便意があるが、急成長する感じではない。だが早めに屠つておいた方が良いのは間違ひ無い。うどんを注文してから便所に長時間籠る。朝あれだけ放出したのにまだ出る。昨日の晩飯がもうウンコになつてゐるはずは無いのでそれ以前に食つた物だらうが、そんなに食つた記憶は無い。顎が痛くて最近少なめだつたしな。バイキングで無理に詰め込んだから押し出されたのかな。大量にウンコを流し殺して便所を出たら丁度うどんが出て來たところだつた。獨特な味だつた。この店もテレビに出たことがあるらしい。
ここでハプニング。車を停めた場所が分からなくなつた。キーを預ける珍しいタイプの有人の駐車場で、キーと引換に券を貰つてゐた。そこに電話番號が書いてあつたから助かつたが、無人駐車場とかで場所が分からなくなつたら悲慘だつたかもしれない。まだまだ中途半端にハプニングは續く。
高速に乘るために高山清見道路へ。そして、東海北陸自動車道に合流するところで何故か下道に下りてしまひ、國道158號線で歸ることに。凄まじい霧で前が見にくい。まだアホみたいに雪が積もつてゐる。無駄に下道を走つて別莊地を眺めて、莊川から高速道路に乘つた。あとは御嵩インターまで一直線。ただ歸るだけ。凄まじい霧と雨で結構怖い。あれ？マジで觀光は一切無しですか。何のための旅行か分からん。別に温泉なんからいんの湯でも良いし。バイキングも安物だし。あんな遠くまで無理して行く意味も無からう。他の人達は何が目的だつたんだらう。全然意味が分からない。次に誘はれても寄り道しないなら行かない。俺1人だつたら日記の文字數が最低でも5倍になるぐらゐ濃密な旅行にできるぞ。宿も温泉も料理も別に大したこと無いし觀光もしないし、マジで何しに行つたのか分からん。前囘と前々囘はそれなりに色々行つたから良かつたんだがな。今囘は酷過ぎるわ。
16時頃に無事に御嵩に着き、歸宅。終り。何なのこの虚無感。そして、ここで視界の隅に映つたものを見て力無く笑ふ。何故か自轉車のタイヤが潰れてゐる。昨日出掛ける前はパンクはしてゐなかつた。ピンポン球が入つてゐるやうな變な膨らみ方はしてゐたが。あの状態から誰も何も觸らずどうやつてパンクしたんだ。まさか内壓がその膨らんだ部分に少しづつ集中して爆發したのか。となると修理は大變かもな。面倒臭え面倒臭え。クソが。
直さないわけにはいかんので、荷物を部屋に置いて修理道具を持つて自轉車へ。やはり巨大な穴の部分が壯絶に大破した感じだ。タイヤを外してチューブを引きずり出してみたらやはり破裂してゐた。まだパッチを貼つて直せるサイズの傷だが、こんなことを繰り返してゐたらもう長くはないな。パッチを貼つてチューブの穴を直し、外側のタイヤも補修する。古いカードを剥がし、カードの枚數を増やしてガードする幅を廣げる。でも布テープがウンコだな。耐水性が無くてやられるかもしれないみたいな豫想はあつたが、普通に耐久性がショボかつた。網目に沿つて縱にも横にも自由自在に切れる。破れ放題。
土日祝日のポイント3倍デーを逃すわけにはいかんから修理したばかりの自轉車でGENKYへ。まさかの悲劇。買ひ物を終へて自轉車に戻つたら何故かパンクしてゐた。どういふことだ。貼つたばかりのパッチがダメだつたといふことは無いはずだ。別の場所にも小さい穴が開いてゐたんだらうか。凄まじい絶望感。もう直したくない。死ぬほど面倒臭い。ウンコか。
死ぬほど疲れ過ぎてゐる。まだ日課を1つも消化できてゐないので寢るわけにもいかん。もう今にも倒れさう。死ぬほど雜に適當に日課を消化して布團に倒れ込んだ。何だこれ。
(1.6)Pleasure'98 〜人生の快楽〜、BANZAI、Trinity、Easy Come, Easy Go!、ultra soul 2011、SURFIN' 3000GTR、パーフェクトライフ、The Wild Wind、(1.3)Anniversary song、fake、MIRAI、turning、トウダイモトクラシー、pain。
ギター練習39分、腹筋100囘、背筋100囘、讀書2ページ。
| 公開日時 | 2015年04月27日 15時36分07秒 |
|---|---|
| 本文文字数 | 5729文字 (タグ込み) |
| URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20150419 |
コメントはありません。