海の近くに住みたい
公開日時: 2014年07月02日 02時43分28秒
B'zの稻葉浩志のソロライブ最終公演の日。東京のみで10公演だつたので、行動範圍が激烈に狹い俺は生で觀ることはできなかつた。だが、最終公演を全國の映畫館で生放送することになつた。面白さうだしこれは觀に行かねばなるまい。生中繼でも實際はただデカいスクリーンでライブDVDを觀るのと何も變らんだらうな。現場で生で觀る臨場感はほぼ無いだらう。まあとにかく映畫館で觀ることにして、會場選びからチケット確保までは以前に書いた通り。どうせ名古屋まで行くなら水族館にも行きたいといふことで、今日は水族館&ライブといふ激しい1日だ。ここ最近、夜中に寢て晝頃に起きる生活が續いてゐた。なかなか良い周期だ。いつもかういふ必ず出掛けなければならない時に限つて朝寢て夜起きる生活だつたりして無駄に苦しんだ。でも今囘は大丈夫さうだ。と思つたのだが、昨日の1日でいきなり破綻した。朝4時頃に寢たんだが、起きたら何故か24時半。これはもう徹夜するしか無いだらう。晝頃に眠くなるだらうか。最惡のパターンだ。水族館に行かずに家で少し寢るといふことにしても眠くなるタイミングが惡くなりさうだ。無理して行くしか無いぞ。なんでいつもいつもこんなに無駄に苦しまねばならんのだ。
今日は閉館近くまで水族館にゐることになる。あまり早く行き過ぎても飽きてしまふかもしれない。ただでさへ南館の赤道の海が工事中で見るものが少ない。なので今日は電車の時間も調べず、ゆつくり行くことにした。驛に着いてまづはmanacaに2000圓チャージ。前囘の殘りが490圓あるはず。1500圓追加で足りさうだが、チャージの最小單位が1000圓なので無駄に入れることになる。一度入れたら現金化できないので捨てたやうなものだ。ホームは人がアホみたいに多かつた。2限から出る大學生だな。嫌なタイミングで來てしまつた。座れない悲劇。犬山で乘り換へ。2分ぐらゐしか乘り換への餘裕が無いのにチンタラ歩く奴が多くてアホみたいに邪魔。端を歩け。人が多い場所はイライラする。こんな田舎ですら簡單に發狂寸前になる。都會に住んだら簡單にストレスで死ぬな。人が極端に少ない地域に住みたい。で、名古屋方面の電車にも座れない悲劇。今日はマジでヤバい。死ぬぞ。
金山で降りて改札を通る。manacaをかざして表示を見たら運賃は790圓と表示された。これまで770圓だつたのに。消費税増税のせゐか。死ぬほど鬱陶しい。でも名古屋市營地下鐵は据ゑ置きだつた。ただ、地下鐵は元々異常に高いからウンコだ。金山からだと地下鐵の乘り換へが無いから少し樂。無事に名古屋港に到着。人が多い。平日なのに。
集ひの廣場から海の方へ行き、ポートブリッジを渡つて水族館へ。どこかの中學の修學旅行みたいな團體がゐた。團體客が全くゐない日はほぼ無いんだが、できれば客が少ない方が良い。土日祝日と比べれば平日は團體客が多くても全然問題無いレベルだけどな。土日祝日とか連休とかは地獄だぞ。どうやつて魚を見るのか分からないぐらゐのレベル。通路が人で埋まつて水槽の前まで行けない。滿員電車状態。ヒトを放し飼ひにした動物園みたいな感じだ。平日しか行く氣になれん。GWとか最惡だらうな。まあどうでもいい。中學の團體だとまだ叫んだり走り囘つたりするバカガキがゐて鬱陶しいんだが、小學校低學年や幼兒よりは格段にマシ。
シャチが3頭しか見れない。オスのビンゴは病氣で隔離されてゐる。また死ぬのか。名古屋港水族館は鯨類が死に過ぎてゐる氣がするな。知らないだけで他の場所でも死んでゐるのかもしれんけど。シャチのオスは壽命が約30年らしい。ビンゴがそれくらゐの年齢なので壽命なのかもしれない。オスのシャチは貴重なんだがな。まあいづれにしても國内でのシャチの繁殖はもう詰んだ。殘つたシャチは全部ビンゴの直系だからな。新しく外部から仕入れることができない状況だからもう無理。確かナミの卵子だか卵母細胞だかが冷凍保存されてゐるからいつか人工授精でできるのかもしれんが。メスの3頭のうちリンは少し小さいから分かるが、いつの間にかランがステラと變らないぐらゐの大きさになつてゐて區別がつきにくい。人間に寄つて來るのがステラだらう。背鰭が缺けてゐた。以前からさうだつたのか記憶に無い。
10分後ぐらゐに黒潮水槽でマンボウのフィーディングタイムがあるといふので座つて待つた。マンボウは主にクラゲを食つてゐるらしい。しかし毎日大量のクラゲを用意することができないので甘エビ等で人工的に作つた柔らかい餌を與へるらしい。消化器官が異常に弱く、他の魚用の餌を食ふと内臟がやられて簡單に死ぬらしい。だから通常は單獨飼育をするのだが、名古屋港水族館では敢へて他の魚と一緒に飼育することに挑戰してゐるのだとか。だから頻繁に死んで入れ代るんだな。他の餌を食はせないやうにダイバーが手で食はせる訓練をしてゐるらしい。色々面倒なんだな。しかし、そんなに簡單に變な餌を食つて死ぬんなら自然界ではどうしてゐるんだらう。クラゲ以外は一切口にしない習性なら水族館でも他のものは食はないはずだ。自然界でも普通に他のものを食つて死んでゐるんだらうか。
マンボウのフィーディングタイム終了と同時に立ち上がつて通路を早歩きで逆走し、シネマ館へ。今上映中のやつは「皇帝ペンギン」と「フローズンプラネット」の2つ。もちろん兩方とも見る。丁度皇帝ペンギンが始まる時間だ。無事に良い席に座れた。エンペラーペンギンの子育てのドキュメンタリー。メスが卵を産んですぐにオスが卵を足の上に乘せて腹の皮を被せて集團で寄り添つて2ヶ月も何も食はずに寒さに耐へる。その間にメスが100km以上離れた海へ行つて餌を胃の中に溜め込む。メスが戻つて來る頃に雛が生まれ、今度はメスが雛を受け取つて同じやうに温めながら胃から直截ゲロを食はせる。その間にオスが海で餌を胃の中に溜める。さうやつて交代で育てるらしい。餌を取りに行つてヒョウアザラシにやられたりしたら終了する。滅茶苦茶苛酷だが、海の近くで育てれば良いのではないか。内陸部の方が寒い氣がするぞ。さうでもないのかな。
南館を1周する。特に變つたところは無い。いつも同じ。と言ひたいところだが、日本の海の終りの方のウツボやイセエビがゐなくなつてゐた。赤道の海の工事は順調に進んでゐる。鐵筋を熔接して僞サンゴ礁の骨組みを作つてゐるやうだ。年末には完成するらしい。たぶん工事中は秋頃にもう1囘行くだらうな。工事後はまた櫻の季節になるだらうか。その前にも行くかもしれない。
イルカパフォーマンス。いつもはフライドポテトを食ふんだが、今日はたこ燒きを食つてみた。ショーの内容はいつもとほぼ同じ。
南館をもう1周してシネマ館へ。フローズンプラネット。北極や南極の映像。地球上にこんな場所があるんだよな。かういふものでしか見ることができないので面白い。もう午後なのに全く眠くならず完全に見た。でもそろそろヤバい氣がするな。
北館へ戻つてシャチを見る。
奧のパフォーマンスプール下でイルカを眺めながら文庫本を少し讀む。疲れた。急激に疲勞感に襲はれ始めた。まだ15時半だ。ライブは19時から。荒子川公園まで約3km。TOHOシネマズまでだと4kmぐらゐはあるだらう。歩いて40分程度だらうか。水族館閉館の17時半に出ても餘裕過ぎるな。しかし水族館にゐるといふのももう飽き氣味。取り敢へずまた南館へ。適當に1周して最奧部のシネマ館へ。フローズンプラネットの時間だ。暇だしもう一度見ておかうと思つた。しかし今度こそ超絶爆睡。40分のうち30分は寢てゐたかもしれない。ヤバい。アホみたいに眠い。この状態で歩いて荒子川公園まで行けるか?行けたとしても映畫館で座つてライブを觀たら今のフローズンプラネットと同じく超絶爆睡だらう。もう完全に終つた氣がする。無理。死ぬほどキツい。
17時前に水族館を出てしまつた。もう普通に歩いてゐるだけでもつらい。眠いし脚が痛いし。歩く。とにかく歩く。アホみたいに歩く。アルカンシェルの横を北上し、交差する高架道路に上がる。そして西へ西へ。カインズが見えて來たら北上。荒子川公園だ。疲勞困憊。櫻が咲いてゐない荒子川公園は初めてだ。所々にあぢさゐが咲いてゐる。公園の眞ん中ら邊の橋を渡つてイオンを目指す。魚の群れが遠くに見えた。尾鰭が赤つぽい色だつた。鯉だらうか。
アホみたいに脚が痛い。死ぬほど疲れてゐる。もう無理。まだ17時半。どうしようか。取り敢へずTOHOシネマズに行つてみることにした。入るのは初めてだ。チケットを見ると、スクリーン4と書いてある。4は2階らしい。場所は分かつたがまだ入れないやうだ。映畫館を出てイオンへ。本屋で1册立ち讀みだ。30〜45分で讀破できさうな本を探さねばならん。本の厚さだけでなく、紙の厚さや文字の大きさ、そして何より内容の簡單さが重要だ。色々立ち讀みして來た經驗から、この本なら時間内に讀めるだらうといふのは大體判斷できる。無事に1册讀破して丁度良い時間になつた。今日は水分補給量が少な過ぎる氣がしたので自販機でジュースを買つて飲み干してからTOHOシネマズへ。
通路の手前でもぎりをしてゐたのでチケットを渡す。奧のスクリーン4の入り口に掲示された座席表を見る。M列5番。何列あるか分からなかつたが、ここで判明。O列までしか無い。つまり後ろから3列目。そして、M列は5番から始まつてゐる。つまり一番端。かなり最惡の部類の席。だが座席は傾斜があるので前の客が邪魔で見えないといふことは無い。座つて觀れるのも良い。端の席だといふのが悲慘だが、まあ仕方が無い。それよりも、あまりにも眠過ぎて最後まで無事に起きて觀れる自信が無い。最初にそこそこ激しい曲を何曲かやり、その後にバラード系を連發して中だるみ。その後急激に激しい曲の連打があつてアンコール。最後に數曲やつて終り。大體どんなバンドもライブはかういふ構成になつてゐる。バラード系連發コーナーがヤバい。寢る可能性が極めて高い。大丈夫だらうか。既に寢さうだ。
開演10分前ぐらゐに着席。大體15分ぐらゐ遲れて始まるものだが、キッチリ定刻で始まることも稀にあるので油斷しない方が良い。今日は全國の映畫館に生中繼するので時間通りかもしれないし。映畫館の中では飲食してもOKらしい。ただし館内の賣店で買つたものだけ。キャラメル味のポップコーンの匂ひが強烈だ。俺は何も食はない。
時間通りに始まつた。歡聲がスピーカーから聞こえて來る。現地では盛り上がつてゐるが、映畫館では盛り上がらない。輕い拍手は起こるが誰も立ち上がらないし叫んだりもしない。客席の電氣がついたままでスクリーンに何が映つてゐるのか分からない。早く電氣消せ。
曲が始まる頃に電氣が消えて畫面が見えた。ステージ上には稻葉が一人。アコギでコードをかき鳴らしながら「ジミーの朝」を歌つてゐる。新アルバムの1曲目だ。今囘は珍しく新アルバムをそこそこ聽き込んで來た。ここ數年、CDを買つてもなかなか聽かず、新曲を憶えないままライブに行くことが多くなつてゐた。ライブが終つてから聽き込むみたいな状態。今囘は日課の筋トレ中に毎日聽いてゐた。演奏が終り、「en ball、ファイナルです」と稻葉が言ふ。
續いて「THE RACE」へ。いつの間にバンドメンバーが出てゐたのか分からない。3rdアルバムの曲。2004年頃の。懷かしい。あの頃は凄まじい不調に苦しめられて激烈な金缺だつたな。稻葉の初のソロライブツアーのFC抽籤に申し込んで當籤したまでは良かつたが金を用意できず斷念した黒歴史。あれはレインボーホールだつたかな。今は日本ガイシホールといふ名前だが當時はまだレインボーホールだつたと思ふ。稻葉も喉の調子が惡かつた時期だな。あの時期はあまり良い思ひ出が無いな。10年後に振り返ると今もウンコな時期だらう。10年周期で訪れる暗黒期か。
3曲目は「CHAIN」だ。98年のマキシシングル「遠くまで」のカップリング曲。なかなかレアな曲をやつてくれる。あの頃は初代プレステをよくやつてゐたな。R4(リッジレーサーシリーズのやつ)を思ひ出した。あの頃は小松未歩とかよく聽いてゐたな。まだPCを買つてゐなかつた時期でネットもやつたことがなかつた。法學部の學生だつたが、全く興味の無い法律を學ぶ氣にもなれず、学生でゐることの意味が分からなかつた。無意味な大學に拂ふ金を稼ぐために死ぬほどつまらんパチンコ・パチスロを打たされる日々。まあそこそこ稼げてゐたから苦痛は今ほど激しくはなかつたけど。そんな昔の曲なんだな。ライブ會場では客が一緒に歌つてゐる。古い曲だから知らないといふことは全然無いんだな。
MC。B'zで言へば「B'zのライブジムにようこそ!!」のところだな。適當な挨拶と、生きてて良かつたなーと思へるやうなライブを目指して云々と。短めに。バックバンドの構成はギターが2人とベースとキーボードとドラム。下手側のギターはDuran、上手側はJUON、下手側奧にキーボードの大島こうすけ、上手側奧にベースのCorey McCormick、眞ん中奧にドラムのSATOKO。キーボードは初期WANDSの人かな。B'zのSURVIVEツアーのサポートもやつた人だ。ベースのCoreyは前囘のen IIの時もベースで參加してゐた。他は全然知らない人。JUONは聲が高い。CHAINでは稻葉の上でハモつてゐた。ドラムは女性。全體的に癖のありさうなメンバーだ。
4曲目は「Wonderland」。2004年頃の曲。アホみたいに懷かしい。これを聽いてゐた頃は稻葉ソロライブを諦めて、飯もまともに食へず激烈にヤバかつた時期だが、羽根物の某機種の攻略で命を取り留めた。犬山まで遠征してコツコツ拔く日々。そこから復活できたわけだが、今の苦境は何をキッカケにして脱出できるのだらうか。
5曲目は1stアルバムから「arizona」。FF7を思ひ出す。稻葉の1stアルバムやB'zのFIREBALLを聽きながらプレステでFF7を相當やり込んでゐた。あの頃を思ひ出すな。懷かしい曲ばかりだ。新アルバムの曲をなかなかやらないな。
6曲目は2ndアルバムから「Touch」。BSで稻葉ソロの特集番組が放送されて何度も見た記憶がある。2002年頃だから新しいPCを買つた頃だな。もうだいぶ昔に壞れて使つてゐないデスクトップだが、隨分世話になつた。あやや全盛期の頃でもあるか。水族館に通ひ始めた頃でもあるな。色々と變化の多かつた年だ。懷かしい。どの曲を聽いてもひたすら懷かしい。言つてしまはう ああ あややが欲しい どんな花よりも僕を魅きよせる〜♪
7曲目、3rdアルバムから「横恋慕」。3rdの頃は激貧時代であまり良い思ひ出が無い。苦しかつたのもまた良い思ひ出と言へなくもないが。あの頃は飯がまともに食へなかつたから今よりだいぶキツかつたな。今の苦境なんて全然大したこと無いわ。間奏でDuranの獨奏。
MC。映畫館で生中繼するライブビューイングについて少し。このライブビューイングといふやつは畫質も音質もあまり良くない。インターネット囘線を使つてゐるんだらうか。あまりビットレートを上げると映像が途切れたりトラブルになるかもしれないから高畫質高音質にはできないのかも。分からんけどな。映畫館の設備自體はかなり良いものなのではないかと思ふのだが、送られて來るデータ自體がショボい感じがする。まあ大畫面でDVD見てるだけみたいな感じだな。臨場感も無い。向うの客は盛り上がつてゐるが、こちらは全員着席して立ち上がらないし誰も歌はないし。次は新アルバムSinging Birdから聽いてくださいと。やつと新アルバムの曲が來るのか。
8曲目、何の曲だか分からない短いキーボードソロを經て、「Golden Road」へ。銀杏竝木の映像をバックに歌つてゐる。ヤバい。眠氣が非常に耐へ難くなつて來た。もう20時間以上起きてゐる。水族館を歩き囘り、そこから4kmも歩いてここまで來た。體力の限界だ。快適な椅子に座つて心地好い音樂を聽いてゐると非常にヤバい。でも寢ないぞ。4000圓が勿體ないからな。
9曲目、1stアルバムから「眠れないのは誰のせい」。やはりFF7を思ひ出してしまふな。どんだけFF7やり込んだんだよ。1つのゲームで消費した時間の長さでは歴代2位だ。300時間を超えた。1位は全然やり込んだ印象も無いDQ9。まあゲームマニアからすると300時間などウンコみたいなものだらう。ネトゲ廢人は數千時間費やすらしいからな。この曲はCoreyのベースがカッコ良かつた。ベースが目立つ曲調だしな。
10曲目、「正面衝突」。3rdアルバムから。俺の極貧時代の曲だな。部分的にJUONがメインボーカルをやつてゐた。Aメロの最後とBメロの前半が重なるので、Bメロの前半をJUONが歌つて上手く繋いでゐた。サビのコーラスもJUONが歌つてゐた。稻葉の曲を普通に歌へるのは凄いな。Bメロ部分なら俺も歌へるがサビは無理だ。かういふ盛り上がる曲で眠氣を覺ましてくれるのはありがたい。でもそろそろバラード系連發が來さうで怖い。耐へられる自信が無い。
MC。ステラボールでのライブがこんな高温多湿なやつになるとは豫想してなかつた。初日に梅雨入りとか相變らずな感じで。ぢやあ一寸ゆつくりめに。泣きながらといふ曲を聽いてください。
11曲目、「泣きながら」。新アルバムから。イントロのピアノはキーボードの人が彈くんだらうと思つてゐたが、畫面に映つた腕は明らかに女。ドラムの人が彈いてゐるのか?色々できるんだな。ピアノと稻葉の2人だけでしばらく演奏し、2番から他のパートが入つて來る。キーボードはシンセのストリングス的な音色で入つて來た。激烈に眠い。ヤバい。立ち上がつて歩き囘りたい。拳を強くキュッと握つたり緩めたり首を囘してみたりしながら何とか寢ないやうにする。これは拙い。マジで落ちさう。
12曲目。Duranのギターソロから始まる。何の曲か分からない。割とクリーンな音色でゆつくりめなテンポ。途中から速彈きで何かやつて、またゆつくりになる。アルペジオ的なフレーズ。しばらく續いてそのままの何の曲か分からない状態のまま稻葉の歌が重なる。1stマキシシングルの「遠くまで」だ。このギターのみの伴奏でよく歌へるな。崩し過ぎて伴奏だけ聽いても「遠くまで」だとは分からない。2番から他のパートも入つて來て普通の感じになる。俺の眠氣はMAX。これほど眠くなることは年に數囘しか無いだらう。
13曲目、なのか自信が無い。寢てしまつて數曲飛ばしてしまつてゐるかもしれない。稻葉がハープを吹く。途中からふるさとのメロディ。現場の客が一緒に歌ふ。童謠が好きなのかな。去年のB'zのライブでも赤とんぼを吹いてゐたよな。そのまま新アルバムの「ルート53」へ。この曲は結構好きだ。
間を開けず14曲目「Stay Free」。だと思ふ。この邊りは眠過ぎて記憶に自信が無い。アップテンポな曲で少し眠氣は飛んだが、油斷すればいつでも氣絶できる自信がある。ライブを全力で樂しめない。勿體ない。昨日は何故突然猛烈に爆睡してしまつたんだらう。俺を苦しめるために何者かが仕組んだとしか思へん。
MC。メンバー紹介。下手側から順に。ギターDuran、キーボード大島こうすけ、ドラムSATOKO、ベースCorey McCormick、ギター&ボーカルJUON。JUONは面白いキャラだな。
15曲目、「念書」。今から自分がやることを 未来において 絶対後悔いたしません 永遠に誓います って心に彫ってしまえばいい
どんな結果にも目を背けない 誓ったらただ今を生きるのみ・・・
16曲目、しばらく何の曲だか分からない演奏を續けて「孤独のススメ」へ。激しい曲の連打が始まつたな。あと數曲でアンコール突入か。2番のAメロをJUONが歌ふ。悪いのはあいつだ
のところで演奏が止まり、稻葉とJUONがDuranを指さして弄る小芝居を挾む。間奏では客に歌はせる。
17曲目、JUONの煽りから「Bicycle Girl」。何となく前半はB'zの黒い青春に似てゐるな。
18曲目、「Cross Creek」。新アルバムの曲ばかりになつて來たな。最初の方は昔の曲ばかりだつたのに。これだけ激しい曲を連續でやつたらそろそろアンコールタイムだらう。この曲で一旦終りかなと思つた。
まだ續く。JUONが一人でギターをかき鳴らす。長え。終つたかなと思つたらシャッフルビートで輕やかに演奏して客も手拍子する。最後にピロピロ彈き始めて長く演奏してゐた。少し引つ張り過ぎかな。そして次の曲へ。
19曲目は「マイミライ」。en IIの時もやつたな。Okayのカップリング曲か。ブレイクのところで稻葉がJUONの前に行き、別にきらいじゃないけれど
の後、全然嫌ひぢやないけれど ほんとはハグしたいくらゐ好きだけど〜とか歌つてJUONをキュッと抱きしめて歡聲が上がり、若干疲れるかも
と通常の歌に戻る。ギターソロの前のところをドラムのSATOKOが歌つてゐた。今囘のライブはバックバンドの活躍が多いな。
ここでアンコールかなと思つたらまだらしい。MC。どうもありがたう。最後にもう1曲聽いてください。oh my love
19曲目、「oh my love」アンコール前の最後。激しい曲で終るかと思つたが違つたな。最近Mステでも歌つた曲だ。でも普通に靜かに終るのではなく、最後は激しくなつて終つた。
さて、アンコールタイムだ。普通のライブならずつと立つて疲勞が激し過ぎる状態だから全力で座り込んで激しく休憩する場所だが、今日は最初から座つてゐる。激しい音樂も無くなつて急激に寢てしまふ可能性が高い。もう21時間ぐらゐ起きてゐるのかな。家に歸れる氣がしない。取り敢へず、今日のライブを振り返つてみる。人間の腦は一度見たり聽いたりしただけで物を憶えるやうにはできてゐない。必ず反復して情報を入力しなければならない。かういふ空いた時間に思ひ出すことで記憶に定着する。1曲目から順に思ひ出す。曲名だけを竝べて記憶するのは難しい。俺の場合、數字とセットで憶える。1.ジミー、2.RACE、3.CHAIN、MC、4.Wonder、5.arizona・・・・。眠い!!!氣が狂ひさうに眠い!!
意外と早くメンバー登場。アンコール1曲目は1stアルバムから「波」。これは日課のギター練習でも出て來る馴染みの曲だ。ただコードをジャカジャカ鳴らすだけの曲。簡單なギターソロもあるけど。これは俺が初めてコピーした曲だ。B'zの曲を彈きたくてギターを始めた俺だが、1曲目からB'zは無理があり過ぎた。必死に彈けさうな曲を探して結局これが初コピー曲になつた。これでも結構苦勞したけどな。懷かしいな。
20曲目、新アルバムから「友よ」。ああ眠い。眠い眠い。あと數曲。耐へろ俺。ピクリとも眠くない状態でライブを樂しみたかつた。そんなに俺が怖いのか。
MC。en ballを振り返つて色々と。このサイズの箱で10日間のライブといふ初の試み。適當に喋つて最後に「みなさんどうもありがたう!」で最後の曲へ。
21曲目「Okay」。意外な曲がラストだな。でも案外ラストに合ふかも。夕暮れ グラウンドに響く声
の前のOkay Okayのところを何度も繰り返しながらバンドメンバーに順番にOkayと歌はせる。最後に客と一緒に歌つて終る。Okay いつかくる ボクのいない世界 真っ暗で静かな無限の空 Okay それならば もう少しだけアナタを 長く強く抱きしめてもいいよね そうだよね
最後の挨拶。メンバー全員前に出て來る。10日間を何故か5日間と言つてしまひ、半分ぐらゐに感じたといふことだと言ひ譯してゐた。全てのスタッフに拍手。そして最高のバンドです。そして皆さん、ありがたうございました。と。知らない曲が流れ始め、バンドメンバーが去る。稻葉も手を振つたりお辭儀したりして、最後にまた何か喋つて終り。
終つてから流れてゐる未知の曲をしばらく聽いてゐたかつたが、早く歸つた方が良いだらう。終電に間に合はないといふことは無いだらうが、電車の事故等で終る可能性もある。何より早く歸つて寢てしまひたい。車で來てゐる人が多いんだらうか。そもそも映畫館だから人が多くない。あおなみ線は全然混雜しなかつた。荒子川公園驛まで數分歩くのがもうキツい。死にさう。ライブは無事に眠らずに濟んだが、かなり危なかつた。本當に眠らなかつたのか自信は無い。一瞬から數秒の睡眠が何度もあつたかもしれない。もしかしたら結構長い時間寢てゐて數曲聽いてゐないかもしれない。電車に乘り込んで椅子に深々と座り込み、文庫本を讀む。寢た方が良いのかもしれないが一應讀む。最近讀書ペースが遲い。
名古屋に着き、名鐵の驛へ。座れないかもしれないと思つてゐたが奇蹟的にギリギリ座ることができた。ここで座れなかつたら死んでゐたかもしれない。激烈に眠い。アホみたいに眠い。こんなに眠い。もう無理。明日以降しばらく寢たきりだな。それよりも今日歸つてからがつらいぞ。日課のギター練習と筋トレがまだだ。死ねる。無事に乘り切れるんだらうか。
新可兒行きだつたので犬山で乘り換へ無し。取り敢へず西可兒までは着いた。ここから3kmほど自轉車だ。つらい。アホみたいにつらい。鹽から横市の方へ行く時に螢を見た。もうさういふ時期なんだな。同時に嫌なことを思ひ出した。奇しくも丁度4年前の今日、俺は死ぬほどつらい思ひをしながらここで螢を見てゐた。漢字檢定を受けに行つた歸り、何故か自轉車のタイヤがパンクしてゐてしかも雨が降つてゐて、最低最惡の状態で半泣きで歸つた。結局漢字檢定も目標の180點に少し屆かず174點といふ中途半端に殘虐で慘めな結末だつた。180點を中心に運次第でプラマイ10點といふ絶妙にギリギリなレベルに仕上げて惡い方へ轉んだ。電工の試驗を頑張り過ぎて漢字檢定の勉強が疎かになつた結果だ。その電工も1問間違へて98點だつたしな。まあそちらは96點以上を目標にしてゐたから敗北ではないんだが、惜しかつた。いつも微妙に詰めが甘い。まあそんなことはいい。何とか無事に歸宅できた。
さて、筋トレとギター練習だ。溜め息しか出て來ない。死ぬほどつらい。その前にライブのセットリストやMCを輕くメモだ。これをやつておかないと後で日記を書けなくなつてしまふ。死ぬほど眠過ぎたせゐもあつて記憶の正確性に自信が無い。もしかしたら完全に寢たことに氣附きもしないで數曲存在しないことになつてゐるかもしれない。起きて聽いてゐた分だけメモ。「泣きながら」から「念書」邊りの記憶が曖昧で焦る。「泣きながら」と「遠くまで」が眠氣MAX状態だつたからな。「Stay Free」はもつと後にやつたんぢやないかと不安になる。「Cross Creek」と逆なんぢやないかと思へて來る。いや、「Cross Creek」はアンコール前の連打で出て來たはずだ。まあいい。MCの位置も不安だが、たぶん大丈夫だらう。結局新しいアルバムの曲は全部やつたんだなと思つて調べてみたら「photograph」だけやつてゐなかつた。
さて、筋トレだ。疲勞が激し過ぎるので少なめに。ていふか、一應やつてあげただけみたいな感じだ。筋トレ後は速攻で飯。これで眠くなつてしまふ。目を閉ぢてほとんど寢たやうな状態でギターを彈く。時間短縮のために久しぶりに1.8倍速。でもDebugオリジナル曲は1.0倍速なので意外と時間短縮にならない。早く終れ!!としか考へない。氣を失ふ前にpainまで彈き切れ。つらいつらい。もう完全に作業。でもやらないわけにはいかない。お前らとは違ふ。
(1.8)MY LONELY TOWN、勝手にしやがれ、ultra soul [Alternative Guitar Solo ver.]、GO FURTHER、パーフェクトライフ、Easy Come, Easy Go!、OCEAN、I'm in love?、Anniversary song、fake、MIRAI、turning、トウダイモトクラシー、pain。
ギター練習44分、腹筋70囘、背筋50囘、讀書598ページ。
公開日時 | 2014年07月02日 02時43分28秒 |
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