海の近くに住みたい
公開日時: 2014年06月14日 01時50分10秒
温泉は朝6時から夜0時まで。昔は24時間開放してゐたらしいが、近所の別の旅館で夜中に倒れた客がゐて怖いから夜中は閉鎖することにしたらしい。今日は朝9時に出ることになつてゐる。朝飯は7時から。温泉に入るなら飯の前か後かどちらか選ばねばならんが、飯の後は準備とか色々慌ただしくて無理だらうなといふ氣がする。前でも6時からだとほとんど時間が無いし、そもそも起きれる氣がしない。2時過ぎまで本を讀んでゐたからな。起きれたら飯の前に入ることにしようと思つた。で、起きたらもう飯。といふか、飯の時間だと言つて起こされた。
借りた本4册を持つて1階の大廣間へ。廊下の本棚に本を戻して中へ。どんな飯だつたか正確に憶えてゐない。眠過ぎた。鮭と温泉卵と山菜と朴葉味噌と、あと何があつたかな。おかずの種類と量が多かつた。俺はおかずだけを食ふことができない。おかずは米を食ふためにある。別に米が好きなわけでもないんだが、さういふものだらう。先月か先々月に本屋で立ち讀みした本によると炭水化物依存症らしい。砂糖をやめれば10歳若返るとか何とかいふタイトルの本だつたかな。依存症といふ感覺ではないんだがな。米を食はずにおかずばかり食ふといふのは、かき氷で氷を食はずにシロップを舐めまくるとか、燒肉屋に行つて肉を食はずにタレを舐め續けるとか、さういふのに近い感じがする。だから大量のおかずを消費するためにはさらに大量の米が必要になる。バランスが惡いなと思つた。結局、完食するためにご飯を3杯も食ふことになつた。朝からこんなに食ふのは珍しい。體重を増やしたいから丁度良いんだけどな。滿腹になつてゐないのにもうおかずが無いといふ状況よりは遙かにマシ。それにしても、山菜や朴葉味噌がアホみたいに辛い。鹽辛い。さういふ味付けなのではなく保存のために鹽分多めにしてゐるんだらう。だからますますご飯が大量に必要になる。
やはり温泉に入る餘裕は無ささうだ。諦めて歸る支度をする。忘れ物をすると非常に面倒なことになるのでそれだけは絶對にしないやうにアホみたいに愼重に注意する。準備を終へて1階へ。麻雀で1000圓餘分に掛かつたらしい。
今日も天氣は良くない。關東の方では凄まじい雨らしい。ここら邊は降りさうで降らない感じ。昨日は相當降つたけどな。空は雲が多過ぎる。これでは景色を眺める系統の遊びは不可能だらう。新穂高ロープウェイとかは行つても無駄。ニュートリノの研究で有名なスーパーカミオカンデがある神岡町に廢線のレールを使つたトロッコがあるらしい。自轉車が取り付けられてゐて、それを漕ぐと進むらしい。それをやりに行かうといふことになつた。しかし行つてみたら今日は中止だと言ふ。年に一度の枕木交換の日でボランティアが集まつてゐた。年に一度とは凄いな。さすが運の惡い俺がゐるだけのことはある。近くの賣店みたいなところで店の人と雜談してゐたが、豫約しないと乘れないみたいなことも言つてゐた。まあ行き當りばつたりでほとんど無計畫な旅行だからさういふこともあらう。
さて、どうするか。俺はこの邊のことは何も知らないし決定權も無い。ただ流されるのみ。牧場へ行かうといふことになつた。山之村牧場といふのが近くにあるらしい。山道に入り、グネグネした道を急激に登つて行く。屋久島にソックリな感じだ。標高差がどれだけあるのか分からんが、散々登つてから今度は下り始めた。しばらく下つて牧場に到達。10時かららしいがまだ15分ほどあつた。駐車場でウロウロして時間を潰す。10時になつた瞬間に中へ。いつの間にか天氣も良くなつてゐた。
入つてすぐのところに兔がゐて、50圓の餌を與へることができる。1cmぐらゐの小さい餌なんだが、齒が強さうなので怖い。適當に餌を與へて遊んでから中の賣店を覗く。何も買はない。激烈な金缺状態だからな。バンドメンバーにも土産は無しだ。牧場の奧にも行つてみた。山羊がゐた。池には結構デカいニジマスや鯉がゐた。さらに奧に行くと牛舍があつて中に牛がゐた。放牧はしてゐないらしい。
賣店のところに戻つて休憩。親達はパンやソフトクリーム等を買つて食ひ始めた。俺も食はせて貰つた。朝飯食つたばかりだが食はうと思へば食へるものだな。燕が巣を作りに來てゐた。それを眺めながら、猛烈に液状化するソフトクリームを舐め囘す。親達は賣店で土産類も色々買つてゐた。俺は何も買はない。
次は高山へ行くらしい。酒を買ふのだとか。睡眠不足の上に色々食つたのが重なつて猛烈に眠くなつてしまつた。車の中で超絶爆睡。しばらくして激しい搖れで目が覺めた。何がどうなつたのか、とんでもない山奧に入り込んでゐた。絶對に擦れ違へないほど細い道で山の中をグネグネと囘る。崖から落ちさう。こんなところによく道路なんか作る氣になるよな。カーブが多過ぎて左右に滅茶苦茶振り囘される。どうやらナビに目的地を入力したらこんなところへ引き摺り込まれたらしい。凄いところだ。こんなところで車が故障したりしたら生きて歸れんぞ。絶對携帶の電波も屆かんだらうし。しばらく走つてゐたらこんな山奧に民家が一軒あつた。どうやつて生活してゐるんだ。電氣も水道も來てゐないだらう。しばらくして、一瞬だけ道が廣くなつたところで車と擦れ違つた。運が良過ぎる。他の場所だつたら絶對に擦れ違へなかつた。どちらかが何kmもバックせねばならなん地獄。さういふ状況になつたらどうするんだらうな。考へるだけで恐ろしい。直線道路ならまだ良いが、あんなに急で激しいカーブの連續で、しかも崖に落ちさうなほど狹い道だ。前に進むのも怖いのにバックなんかできるか。もし俺が運轉してゐたら絶對讓らんぞ。
少し廣い道に出てしばらく行くと、漸く安心できさうな大きめの道に出た。そこはマラソン大會のコースになつてゐたやうで、アホみたいにランナーが走つてゐた。4割ぐらゐ歩いてゐたやうな氣もするけど。たまに變なコスプレが混じつてゐた。全身タイツのドラえもんとか。奇拔な格好で長距離走るなんて隨分餘裕があるな。マラソンのコースをランナーと逆方向に進む。どこまで行つてもランナーがゐなくならない。先頭から最後尾まで何kmぐらゐ續いてゐるんだらう。1000人以上は間違ひ無く走つてゐただらうな。時間差スタートぢやないとスタート地點に人が溢れてしまふだらうから、これは後ろの方を走つてゐても遲いわけではないのかもしれない。とんでもない距離だし高低差もある嚴しいコースだな。後で調べたら飛騨高山ウルトラマラソンといふやつで、72kmコースと100kmコースがあるらしい。制限時間は100kmが14時間で72kmが11時間らしい。恐ろしいな。出場資格は18歳以上でフルマラソン完走經驗のある健康な男女だと。俺は高校の持久走大會が走りの人生最長記録だな。13kmだつたか?15kmだつたか?全然大したこと無いよな。歩きなら20kmが最高だ。途中に鳩吹山登山を含む長距離散歩。2008年の7月13日だつたかな。その日の日記に詳しく書いてある。あとは2008年9月1日の屋久島の繩文杉登山が同じく20km。他は種子島のよきの海水浴場でバイクのキーを紛失して祖母の家まで約10km歩いた2007年7月21日ぐらゐか。山道を70kmとか100kmとか想像もできん。
丹生川の邊りでマラソンコースから逸れて高山市街へ。人が多い。一度來たことがあるな。學校行事だつたと思ふがいつのことか分からない。高1のスキー研修の時か中2の乘鞍合宿の時かどちらかだらうと思ふのだが。この記憶の薄さからすると中2かな。どれもこれも似たやうなデザインの建物で、ほぼ全てただの土産屋だ。觀光する場所ではないな。でも土産は美味さうなものが多い。一切何も買はないけどな。買はないといふか買へない。
あまり長居せず、すぐに歸る。ただ土産を買ひに來ただけみたいな感じだ。贅澤だな。歸りは國道41號かな。途中でアホみたいに土砂降りになつた。そのままトンネルに突入して出たら道路は濡れた形跡も無い。山の天氣は激しいな。途中で何度か休憩しながら歸る。結構遠いんだな。どこかで飯を食つて行かうといふことになつた。朝から晩まで食ひつぱなしだな。俺が異常に食はな過ぎなんだらうか。金山かどこかのうどん屋に寄る豫定だつたみたいだが準備中でスルー。可兒に戻つてから中華料理屋にでも行かうといふことになつたが、こちらもまだ夜の開店まで時間があつてスルー。まあどこでもいいわといふことでサガミに寄ることになつた。四川風味噌煮込みうどんを食つた。結構高い。飲み屋の人の家に行つて3人を降ろし、長洞に寄つてもう1人降ろし、無事に歸宅。親は何とそのままパチ屋へ行くと言つて車から降りることなく出掛けて行つた。元氣だな。俺はもう疲れ過ぎて死にさうだ。まだこれからバンドの練習があるぞ。大丈夫かよ。
この2日間でアホみたいに飯を食つたので體重がどれほど増えてゐるか樂しみだつた。早速量つてみたら何と51.5kg。出發前は48kgだつた。たつた2日でこんなに増える。でも全部ウンコシッコなんだぜ。數日で元に戻る確信があるわ。去年の9月の種子島旅行でも一瞬で4kg増えて一瞬で戻つたからな。少しは肉になれよ。ウンコ製造マシーンかよ。
椅子タンからメールが來た。體調が惡いのでバンドの練習を休むらしい。誰か休むとスタジオ代が高くなる。金缺状態だからつらい。前囘Age君が休んだので、2囘連續だ。時間になつてCHOSANGが迎へに來た。今日はturningのレコーディング1囘目。まづはCHOSANGのノートPCでStudio Oneを起動する。新しいプロジェクトを作成し、俺がUSBメモリで持つて來た音源を讀み込む。途中でテンポが變るんだが、それをどうすれば良いのか分からなかつた。家ではCubase5.5を使つてゐる。使ひ慣れないソフトだとつらい。色々弄つて無事にテンポ變更できた。ギター以外の全パートを適當にMIDIで作つてオーディオ化したのを入れてある。どのパートからでもこれに合はせてレコーディングできる状態だ。まづはCHOSANGのベースから録音することになつた。なので俺が打ち込んで作つたベースをミュートする。他を再生しながらベースを録音。この期に及んでまだアレンジが固まつてゐなかつたりして、試行錯誤しながら適當にやる。結局また他のパートを重ねるうちにアイデアが浮かんで來て録音し直したりすることもあるのかもしれない。取り敢へずベースを何本か録音した。他はまだ。ある程度出揃つてからミックスするので、今日録音したベーストラックはCHOSANGのPC内にそのまま置いて俺は貰はない。
家に歸つて體重を量つたら50kgギリギリぐらゐだつた。バンドの前に大量のウンコを放出した。スタジオの便所で大量の尿を放出した。たつたこれだけで簡單に數kg減るのか。
日課を1つもこなしてゐない。ギター練習と筋トレと讀書。もう死ぬほど疲れてゐて嚴しい。でもやらないわけにはいかない。しかも今日のギター練習は週末の1.0倍速だ。適當に消化して今日は終り。讀書と筋トレの少なさが凄い。もう無理。
(1.0)Trinity、SURFIN'3000GTR、GO FURTHER、Enter Sandman、RING、juice、野性のENERGY、ultra soul [Alternative Guitar Solo ver.]、Anniversary song、fake、MIRAI、turning、トウダイモトクラシー、pain。
ギター練習59分、腹筋50囘、背筋50囘、讀書30ページ。
公開日時 | 2014年06月14日 01時50分10秒 |
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URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20140608 |
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