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話題:ライブ鑑賞

2013年07月11日

B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 -ENDLESS SUMMER- @多治見

公開日時: 2013年07月17日 02時01分07秒

待ちに待つたB'zのライブ。ホール公演のSS席。こんな狹い會場の良席で觀れる機會は滅多に無い。死ぬほど樂しみなのだが、殘念なことに體調が萬全ではない。よりによつて今日、耳の調子がかなり惡い。しばらく調子が良かつたのでもうこのまま治るものだと思つてゐた。完治しないにしてもB'zのライブの日は絶對大丈夫だと思つてゐた。なのに一昨日から惡化し始め、昨日は結構惡い状態だつた。そして今日起きてPCを起動したらWindows起動音が不協和音。ヲイ!最惡の状態ぢやねえか。この状態でライブを迎へることになるとは。運が惡いな。いや、SS席に當選した時點で相當に運が良いのだけど。デカい音を聽いた時にどれほど影響が出るのか不安。一昨日から調子が惡くなつてゐる原因は何だらう。一昨日は8日。といふことは7日のパチが怪しい。ノイズキャンセリングヘッドホンを使つてゐたので耳栓よりも騷音防禦效果は高かつた。あれだけで難聽になるはずは無いと思ふ。パチのストレスが怪しい。勝ち負けは關係無い。パチンコそのものがストレスだ。死ね。

多治見市文化會館の大ホール。キャパは約1300人。激烈に狹いホールだ。名古屋のセンチュリーホールの1階が約1500人だから、大體あんな感じをイメージすれば良いだらうか。SS席で後ろの方といふことはまづ無いだらうから、かなりの良席が期待できる。前後方向に3ブロックに分かれてゐる。SS席が1ブロック目だけなのか、2ブロック目もSS席なのかでだいぶ變つて來るが、最前1ブロックのみがSS席だつた場合、1/8〜1/9の確率で最前列になる。最前1ブロックは五十音順にあ〜け列までの9列ある。左右一番端のブロックはう列から始まる。その隣はい列から始まる。眞ん中ら邊だけあ列から始まる。前に行くほど席が少ないといふことだが割と期待しても良いかもしれない。でも水族館のガチャガチャで1/8が絶望的に引けずに苦しんだりしてゐるしな。パチスロとか1/2でも餘裕で10連續スルーだしな。俺には無理か。でもまだ諦めん。狹い會場なので最糞席でも超絶良席といふ安心感もある。具體的な席は行つてみるまで分からん。既に確定はしてゐるが、現場で入場引換券を渡すと座席券を貰へる。そこで初めて座席が判明する。入場引換券と、事前に登録した寫眞付き身分證を忘れずに持つて行かねばならん。事前に登録したのと違ふ身分證だと入れないし金も返して貰へない。運轉免許證で登録したので住基カードを持つて行つてもダメだ。なかなか嚴しい。

開場は18時15分。開演は19時。多治見までは可児から電車で20分程度だらうか。驛まで15分として、電車の時間に合はせて餘裕を持たせて發車の25分前ぐらゐに家を出ようか。多治見驛からは徒歩10分らしい。何時頃に着けば良いかな。グッズ賣場が混雜するだらうが1300人程度なら大したことあるまい。SS席の身分證チェックで時間が掛かるかもしれない。少し早めに行く方が良いだらう。電車の事故とかもあり得るしな。15時〜16時頃に多治見市文化會館に麻生太郎が演説に來るらしい。選擧關聯かな。割と好感の持てる政治家なので早めに行つて見るのも良いかもしれない。自民黨には投票しないけどな。でもあまり早過ぎてもこの暑さの中で長時間待つのはつらい。多治見と言へば日本で一番暑い場所だ。

B'zのFC會報が送られて來た。ビンゴの番號の最終發表。赤95來い!!!・・・赤は98と82。殘念。2ラインリーチになつたがノービンゴで終了。會報はライブから歸つてからじつくり讀む。たぶん明日以降に讀む。

ダラダラ過ごしてゐるうちに15時になつてしまつたので麻生は諦める。今から急いで日課のギター練習をしよう。歸つてからではたぶん死ぬほどキツい。今から練習すると15時40分頃に家を出ることになるだらうか。開演まで3時間もあればまづ大丈夫なはず。

野性のENERGY(1.9)、イカロス(1.7)、juice(1.7)、憎いあの娘(1.9)、I'm in love?(1.9)、ロビンソン(2.2)、泣いて 泣いて 泣きやんだら(1.9)、愛のバクダン(1.6)、勝手にしやがれ(1.7)、SUPER LOVE SONG(1.6)、STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜(1.7)、MY LONELY TOWN(1.9)、Fever(1.9)。

15時50分頃に家を出た。クソ暑い。こんな時間なのに陽射しが強い。死ねる。オートセンターマエハタの邊りで道路工事をしてゐて裏の川沿ひの道へ迂囘させられた。可児川も汚くなつたな。俺が可児に移住して來た昭和60年頃は綺麗なエメラルドグリーンの透き通つた水だつた。川底までクッキリ見えて魚の群れも普通に見えた。今では信じられんな。中學の頃には既に今みたいに觸れるのも嫌なくらゐ濁つて惡臭を放つてゐたけど。と言つても中學の頃はそんな汚い川でも氣にせず遊んでゐたけどな。農業用の取水ダムの横の魚道を堰き止めて魚を亂獲したりしてゐた。國道248號の下の坂戸の邊りにデカいダムがある。田んぼに水が必要な今の時期にダムが上がる。高さは4〜5mほどあるだらうか。川幅は50mはあるだらう。100mくらゐあるのかもしれない。結構危險な場所だし當然遊んではいけない場所だが、椅子タン達とよく一緒に遊んでゐた。ダムで川を堰き止めると魚が遡上できなくなるので、横に階段状の魚道が作られてゐる。6段ぐらゐあつたかな。1段づつが小さい池みたいになつてゐて上から水が流れてゐる。魚はジャンプして段を1つづつ越えてダムの上に行く仕組み。その一番上を堰き止めると階段状の魚道の水が全て拔ける。あとは亂獲。鰻とか鮎とか食へる魚もゐた。ほとんどはニゴイやカマツカだつたけど。モクズガニなんかも結構ゐたな。デカいゴミ袋に魚をアホほど詰めて持ち歸らうとして重過ぎて地面を引き摺つて袋が破れて魚全滅とか。どうせ内容物のほとんど全てが魚で、水が全くと言つて良いほど入つてゐなかつたから生かしたまま持ち歸るのは不可能だつたけどな。横の道路に數千匹の魚の死骸を放置して半泣きで歸つたりした。勿論ダムの上の深い場所で泳いだりもした。川は水深1mぐらゐから急激に水温が低くなるので足を攣つて溺れたりする。川で死ぬ大人は大體これが原因。攣つてもパニックにならなければ絶對に溺れないので俺逹は大丈夫だつた。兩足攣つたとしても手だけでどうにでもなる。全身攣つても浮かんで呼吸さへできれば何とかなるだらう。溺れる意味が分からん。攣つた時の痛みは凄まじいけど。それよりも流されてダムから落ちるのが一番ヤバい。ダムの下は前方に5mぐらゐコンクリートで固められてゐて水深は5cmも無い。5mの高さから落ちたらかなりヤバい。そこそこ水流があるので縁に近づくのは危ない。近づいたら吸ひ込まれるやうに飛び出して轉落する氣がする。堰に手足を押し付けてもヌルッ!と滑つてそのまま逝きさう。さういふ本氣でヤバいところには近づかないやうにしてゐたが、今思へばかなり無茶な遊びをしてゐたな。漁協の人が通り掛かつて怒られて逃げたりとか。魚道を堰き止めるためのブロックはどこからか持つて來て魚道の一番上の段に沈めてあつた。ダイナミックな遊びをしてゐたな。まあそんなことはどうでもいい。B'zのライブだ。

可児驛に着き、駐輪場へ。以前は野外に無料の駐輪場があつたが、今は外には置けなくなつた。新たにできた駐輪場の建物の中にしか置けない。有料なので鬱陶しい。發券機で券を取り、ゲートを潛る。適當に自轉車を停めて施錠して人間專用ゲートから出る。自轉車で脱出できないやうに狹くて曲がつてゐる通路だ。金は歸る時に拂ふ仕組み。1日100圓。

電車が來るまで15分。切符とジュースを買つて電車を待つ。JR太多線は單線區間があるので擦れ違へなくて本數が少ない。1時間に2本しか無い。アホみたいに待たされることがある。乘るのは久しぶりだな。免許の更新で多治見の試驗場に行つた時以來か。しばらくして電車が來たので乘り込む。全然B'zライブに行く感じの人がゐない。まだ16時なのにリーマン風の4人組が罐ビールを飲みながら乘り込んで來た。酒を飲みながら電車に乘る奴はあまりゐないやうな氣がするがここら邊では普通なんだらうか。無事に多治見に着いた。歸りに混雜すると面倒なので歸りの切符を先に買つておいた。

北口から出るのは初めてだ。驛の北側のエリアに來るのが初めて。この邊りには何があるんだらうか。見た感じ特に何も無い。それよりも人がゐない。丁度良い時間だからB'zヲタが大量に歩いて會場まで列を作つてゐてそれについて行くだけでOKみたいなのを想像してゐた。しかしほとんど誰もゐない。可児方面からの電車にはB'zヲタはほとんどゐなかつたらしい。名古屋方面からの電車が來るのを待つた方が良かつたかも。多治見市文化會館の場所は大體分かつてゐるし、迷ふこともないだらうが、行つたことが無いから少し不安。結局道を間違へることなく普通に辿り着けた。それにしても暑い。陽射しが強過ぎる。左半分だけ日燒けしてしまひさう。丁度良い時間だと思つてゐたが、他の客はもつと早い時間から來てゐたやうで會場前に大量の人がゐた。正面にS席用の入り口があつて、その右隣にSS席專用の小さい入り口がある。S席入り口のさらに左、少し離れた場所にCDやDVDやガチャガチャの賣場の入り口。通常のグッズ賣場はSS席側の少し離れた別の場所から入つた奧の展示室といふところらしい。入場引換券で入場すると再入場ができなくなるらしい。一旦入つて出たら終り。グッズ賣場は入場口の中からは行けない。つまりグッズは入場前に買はねばならんといふこと。ライブ後にも買へるのかもしれんけど。取り敢へずツアートラックを携帶のカメラで適當に撮影してからガチャガチャのコーナーへ。1囘500圓のボッタクリだが、記念にやらねばならん。今囘は2個にしておく。なんか黒いやつにツアーロゴが印刷されたビニールみたいなのが無造作に丸められて入つたカプセルが出て來た。ガチャの景品は何があるのか事前に調べてゐない。どこかに掲示されてゐるだらうから後で確認する。もう1個は金屬の飾りみたいなやつ。ショボいなと思つてゐたが、後で調べたところによると、その金屬の奴はレアな物だつた。日付や地名が刻印された、會場ごとに違ふものだつた。この多治見でしか手に入らないやつ。運の惡い俺にしては異常に運がいい。逆に不安になる。

グッズ賣場の方の入り口から中へ。凄い人。外よりも當然にたくさんゐて、長い長い列ができてゐた。グッズ賣場の列だ。これに竝ばねばならんのか。死ぬほど大變だ。それよりも左耳がヤバい。輕く詰まつたやうな感觸があつて、音がボンボン響いてうるさい。人の話し聲すら響き過ぎてうるさい。ライブはヤバいかも。こんなにボンボン響いてうるさいのに話し聲が聽き取りづらい。耳を指で塞ぐと輕い耳鳴りがする。鬱陶しいな。今日だけは萬全な状態でゐたかつた。結局40分以上竝ぶことになつた。列の先頭には係員がゐて、賣場の10列ぐらゐある列の樣子を見ながら次の人はあの列に竝んでくれ等と細かく指示してゐた。パンフレットとバッグを買つた。いつも通りだな。まだまだ開演まで1時間ぐらゐある。待つのが死ぬほどつらい。何もやることが無い。適當にウロウロ。あまりにも暇なので食料調達の旅に出た。大して腹も減つてゐないが、體重を増やすために無駄に食はねばならん。朝も晝も普通に飯を食つたんだけどな。驛から來る途中にコンビニが何軒かあつたのでそこで適當に買ふことにした。會場に來た時には氣附かなかつたが、そこら中に駐車してある車のナンバーがアホみたいに178ばかりだ。稲葉ナンバー多過ぎ。駐車スペースがほとんど無いから車で來るなと注意されてゐたはずだと思ふが、こんなに大量。178ナンバーを見せつけるためだけに無理に車で來てるんぢやないかと思へて來る。コンビニでパンと飲み物を買つてホールに戻つて座る場所を必死に探して疲勞困憊の状態でパンを貪る。これが拙かつた。微妙に便意に成長しさうな腹痛が出て來た。ライブ前に華麗にウンコを放出できれば良いが、ライブ中に來ると激烈にヤバい。パンなんか食ふんぢやなかつた。でも急速に便意が成長し、どう考へてもライブ前に流し殺せるだらうと思へる状態になつた。中途半端なところで出すと殘つて苦しめられるので便意が十分に成長するまで待つ。18時半頃に滿を持してウンコ放出。もう開場時刻を過ぎてゐる。開場時刻から眺めてゐたが、SS席專用の列に竝ぶ人が異樣に少ない。もしかしてSS席自體がかなり少ないのかもしれない。少なくとも最前ブロック全體はSS席だと思つてゐたが、前から5列ぐらゐだけなのかもしれないと期待してしまふ。開演20分前。SS席入り口に竝んでゐる人はゐない。竝ばずに入れる状態。丁度良い時間だらう。財布から入場引換券と免許證を出して入り口へ。念入りに身分證をチェックされ、無事にOKが出た。座席券は帶状の紙に印刷されて腕に卷かれる。一度剥がしたら二度と裝着できないやうになつてゐる。外したら無效らしい。まあ中に入つてしまへば無效もクソも無い。腕に卷いて貰ひ、カメラチェックでバッグの中身を見せる。パンフレットとガチャ2個しか入つてゐない。グッズ購入量が少ないな。タオルとかTシャツとかみんな買つてゐるのに。貧乏だから仕方が無い。餘裕がある時はTシャツを買つたりするけど。で、無事に中に入つてから腕の座席券を見る。う列10番。・・・う列?前から3列目!!來た!!座席表を見に行つたら何とこれが實は最前列だつた。下手側の端のブロックだつたのでう列が最前列なのだ。スピーカーの前といふのがキツい。下手側はベースのバリーとキーボードの増田隆宣の前。どうせなら上手側が良かつた。TAKの前だし、何より調子の惡い左耳の負擔が少ない。下手側だとスピーカーからの音をほとんど左耳で聽くことになる。運が良いのか惡いのか。片側のスピーカーに極端に近いので音響的にはあまり良い席ではなからう。左耳の不調の影響でどんな悲慘なことになるか想像もつかん。中へ。う列10番へ。近い!前に座席が無いのでライブが始まつたら立つてステージの近くに行ける。手を伸ばせばステージの上に觸れることもできる。稲葉浩志のソロライブで最前列だつたことがあるが、あの時は日本ガイシホールだつたのでステージまでの距離が結構あつた。今囘は狹いのでアホみたいに近い。その氣になれば近づいて來た時にステージ上の人間の足に觸れることだつてできる。過去最高にステージに近い席。

ツアートラック 座席券 座席表

洋樂がずつと流れてゐる。少し音が大きくなつてフォークつぽい曲になつた。客電は點いたままだつたが客が立ち始めた。始まるらしい。客電が落ち、メンバーが登場。下手側からシェーン、バリー、大賀、増田が出て來る。少しして歡聲が上がつた。上手側からTAKが出て來たらしい。上手側が少し見えにくい。最前列の客が大移動を始めた。もはや座席など關係無い。椅子からステージまでのスペースをかなり自由に移動できる。ただしスタッフがロープを張つてガードしてゐる。俺も移動した。左端から3番目の席だつたが、右隣のブロックの左から2番目ぐらゐのところまで移動した。みんな凄く眞ん中の方へ寄つて行く。俺は丁度ベースのバリーの正面。スピーカーの前よりかなりマシだ。まだBGMの洋樂が鳴つてゐたがシェーンがカウントを始める。B'zの演奏が始まる瞬間にBGMが消える。始まつた。

1曲目は新曲のQ&A。名探偵コナンで使はれてゐる曲。TAKのギターは赤のDC。ヤバい。近過ぎる。メンバーの表情までハッキリ見える。耳の不調はそれほど氣にならなかつた。音がデカ過ぎてどうせ籠つたやうに響くし。でも耳が通常状態だつたらもつとクリアな音だつたんだらうと思ふ。新曲はあまり聽き込んでゐないのでよく分からない。

Q&Aが終りそのまま2曲目へ。懷かしい曲、F・E・A・R。99年のアルバムBrotherhoodの1曲目に收録されてゐた曲。キーが下げられてゐたと思ふ。俺には絶對音感が無いので分からないが、かなり違和感があつた。この曲はだいぶ昔にコピーしようと思つて少しやつてみたことがあるんだが、難しくてできなかつた。今ならできるかもしれない。今度挑戰してみようか。さすがPleasureツアーのホール公演だけあつて珍しい曲が聽ける。この後どんな曲が出て來るんだらう。

F・E・A・Rが終り、少し休憩。TAKが黒のDCに持ち替へる。そして稲葉が恆例のあれを叫ぶ。「B'zの・・・B'zの・・・B'zのライブジムにようこそ!!」

次の曲、3曲目はLADY NAVIGATION。91年のシングル曲。ライブで初めて聽いたと思ふ。色んなバージョンがあるが、普通の日本語のやつ。俺が中3の時に出た曲だ。このシングルCDを同級生に借りてからB'zを聽くやうになつたので俺にとつては重要な曲だ。N・A・V・I・G・A・T・I・O・N!のAのところがhiBで俺は原キーではまともに歌へない。A・A#・Bの邊りの換聲點で苦戰するよくあるパターンだ。hiAはロングトーンでも行けるんだがな。A#は長く出せない。Bは困難。滑らかに次の聲區へ移行できない。ここのミックスを習得できないと中級者以上にはなれない。まあ俺はバンドでボーカルやつてないからどうでもいいんだが。でもここさへ超えられればB'zの曲で歌へる曲が一氣に増える。そんなことはいい。こんな懷かしい曲を聽けるとは。レア度の高い曲がこの先も續々出て來るんだらうな。死ぬほど樂しい。ギターソロは大賀とTAKのツインギター。ハモリが心地良い。

4曲目、STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜。2002年のアルバムGREENの1曲目。これはGREENのツアーで聽いたことがある。日課のギター練習でもやつてゐる曲。今日も來る前に彈いて來た。いつも聽いてゐるから何とも思はないかもしれないと思つてゐたが、やはり違ふ。GREENを聽いてゐた頃のことを猛烈に思ひ出した。2コーラス目の邊りで稲葉が目の前に來た。近くの女の客が激しくステージに突進して俺は彈き飛ばされた。凄いエネルギーだ。稲葉が俺に向つてもつと盛り上がれみたいなジェスチャーで激しく煽つて來た。蟲除けスプレーみたいな匂ひがした。

5曲目、夢見が丘。95年のアルバムLOOSEの3曲目。ギターはオレンジ色つぽいサンバーストのDC。LOOSEのツアーは行かなかつたのでライブでは初めて聽く。ACTIONツアーか何かのホール公演では場所によつて演奏したこともあるらしいが俺が觀たことが無い。この曲は結構好き。まさかこんな曲が聽けるとは思つてなかつた。さすがPleasureツアーのホール公演だ。良過ぎる。なんでこの曲はキーを下げないんだらう。これを下げずにF・E・A・Rのキーを下げた意味が分からない。もしQ&Aが半音下げの曲だつたら樂器の都合だつたかもしれない。俺の錯覺でF・E・A・Rも原キーだつたのかな。ギターソロ前半は大賀とハモリで後半はTAKだけ。エンディングのアレンジがカッコよかつた。

MC。多治見、日本で一番暑い街。やはりそれをネタにするよな。

6曲目、新曲のユートピア。例によつて新しいベストアルバムはまだあまり聽き込んでゐないので良く分からない。

またMC。みんなの聲援がエネルギーになつて云々。5年に1囘のPleasureツアー、この後もレアな曲もやるので樂しんで行つてください。といふやうな内容。

7曲目、恋心。ライブ定番曲と言つても良いかな。最近はそんなにやつてないかな。B'zで唯一かどうかは分からんがこの曲には振りがついてゐる。みんな腕を振り上げて必死に踊る。俺はやらない。體力無いし、實のところ正確に憶えてゐないし。LADY NAVIGATIONの時もさうだつたが、クリーントーンのカッティングは大賀がやつて、その間はTAKは休憩してゐる。2番の「何かな?」の直後に一瞬ブレイクしてTAKが「何かな」と囁いて歡聲が上がる。

増田のオルガンから始まる。B'zのライブではよくあるパターンだが、原曲をわざと崩してアレンジするので何の曲か分かりにくいやうになつてゐる。途中からだんだん分かつて來る。ハピネスだ!と思つた瞬間に聽き慣れたイントロへ。97年のアルバムSURVIVEに收録されてゐたバラード。SURVIVEツアーには行かなかつたので知らないが、當時のライブでもやつてゐたんだらうか。俺は生で初めて聽く。ギター始めたばかりの頃にこの曲のアコギのギターソロを練習した記憶がある。懷かしい曲だな。シングル曲が少なめのPleasureは良いね。淺いファンは逆にシングルの有名な曲ばかりの方が嬉しいのかもしれんけど。スタジアム公演ではシングル曲がもつと増えてレア度は下がるんだらうな。それはそれで樂しみ。エンディングのギターソロが終つてからバンドメンバーのコーラスだけになるアレンジ。シャラララ シャラララ

9曲目、Survive。またまた懷かしい曲。曲名の通り、アルバムSURVIVEに收録されてゐた曲。俺がパチスロを打ち始めた頃だな。らいんの湯の隣にある、極惡S店とかウンコS店とか呼んでゐたあの店でよく打つてゐた。あの頃はスーパーモグモグ2とかサンダーVとかゲッターマウスの時代だな。極惡S店とかウンコS店とか呼んでゐたが、かなり稼がせて貰つた。最初からパチスロが嫌ひだつたのでつらい思ひ出しか無いが今と比べると随分樂な時代だつたな。

10曲目、GOLD。イントロのギターは原曲は6連符だつたと思ふが3連符になつてゆつたりした感じで大賀とハモリ。懷かしい曲だな。2001年の夏頃の曲だつたか。ELEVENツアーで聽いて以來かな。あの獨特なギターソロは前半はTAKのみで後半から大賀とハモリ。バリーがほとんど1曲ごとにベースを交換してゐる。TAKはオレンジとゴールドトップの使用率が高い。赤は最初の2曲だけ。黒はたまに。その4色以外は使つてゐない。

稲葉が下手側に退場し、バンドセッションが始まる。アップテンポの激しいやつではなく、靜かで暗い感じの曲。

バンドセッションが終り、次の曲へ。The Wild Wind。これまた懷かしい。Beginner's Rockでもコピーしてゐたな。この曲を聽くとゼノギアスといふゲームを思ひ出す。98年の夏頃の曲だ。この曲は今までライブで演奏されたことはあるんだらうか。俺は初めて生で聽く。やはり自分で演奏するのとは全然違ふな。CDとも雰圍氣が違つて味がある。

MC。また多治見の暑さを弄る。そしてメンバー紹介。ドラムス、シェーン・ガラース!ギター、大賀好修!ベース、バリー・スパークス!そしてキーボード、増田隆宣!そして・・・。客を煽る。もつと聲援よこせといふ感じで。散々煽つて、TAK MATSUMOTO!!と。次の曲へ。

12曲目。TAKの指彈きのイントロ。聽いたことあるけど何の曲だつたかしばらく思ひ出せなかつた。大賀が入つて來てC'monのアレだ!と思つたけども、曲名が出て來ない。C'monツアーでやらなかつた曲だ。・・・あれだ!デッドエンドだ。なんでC'monツアーでやらなかつたんだらう。こんなに盛り上がるのに。

13曲目、パーフェクトライフ。日課のギター練習でもよく彈いてゐる。2007年のアルバムACTIONの收録曲。ACTIONツアーでも聽いたがあまり印象に殘つてゐない。CDで聽くとそんなに盛り上がる曲とも思へんのだが、何故か異樣に激しく盛り上がつてゐた。途中で松本が目の前に來た。何枚かピックを投げてゐたが、俺の場所は前過ぎて全部後ろに飛んで行く。

ベースのバリーがソロで何かを彈き始める。ステージを走り囘りながら何かを彈く。ステージ中央で速彈きをしばらくやつて、NATIVE DANCEのイントロのフレーズを少し彈いて止める。また少し彈いて止める。何度か繰り返して客を煽つてから始まる。稲葉が多治見ベイベー!と叫んで歌に入る。NATIVE DANCE。懷かしいな。92年のアルバムRUNの曲だが、2008年のPleasureツアーでも演奏してゐた。割と最近のやうに感じるがもう5年も前なんだな。

TAKが前に出て來て客を煽る。そしてマイクを使はずに多治見!!と叫んでギターを彈き始める。15曲目、OH!GIRL。2枚目のアルバムに收録されてゐた曲なのでもう25年近く前の曲だが、割とPleasureツアーで演奏されるのでそんなにレアな曲ではない。いつも日課のギター練習でやつてゐるので何の感慨も湧かないかと思つたが、生で聽くと全然違ふな。高校時代を思ひ出した。CD聽きながら自分が演奏してても昔のことは思ひ出さないのに。彈くのに腦を使ひ過ぎてゐて餘裕が無いのかもしれんな。演奏するのと聽くのは違ふ。當然か。

16曲目、DIVE。アップテンポの曲が連續で出て來るともうすぐ終る。いい曲なんだけど嫌な思ひ出とリンクしてゐる。Z店で初代緑ドンで苦しめられた頃によく聽いてゐた。イチブトゼンブやDIVEを聽くとあの頃の苦痛を思ひ出してしまふ。間奏のギターソロが終つて歌が入つて來る直前くらゐのところで大賀が少しやつてしまつた。たまにミストーンがあると目立つ。

17曲目、イチブトゼンブ。多治見のこの暑さ、最高ですどうもありがとう!みたいなことを叫んで開始。どうやらこの曲で終るやうだ。ここ數年で一番賣れた曲だらう。その年の秋に種子島に行つたんだが、叔母がこの曲が使はれてゐたドラマを見てゐたのを憶えてゐる。あの時の種子島は短い期間だつたのに色々あり過ぎて大變だつた。その種子島へ行くための費用を稼ぐために打つた初代緑ドンで酷い目に遭つたしな。スロ打ちながらiPodでイチブトゼンブ、DIVE、National Holidayを1日中聽いてゐたからな。あの頃を思ひ出してしまふ。蟲齒の痛みもついでに思ひ出す。

  1. 01. Q&A
  2. 02. F・E・A・R
  3. B'zのライブジムにようこそ!
  4. 03. LADY NAVIGATION
  5. 04. STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜
  6. 05. 夢見が丘
  7. -MC-
  8. 06. ユートピア
  9. -MC-
  10. 07. 恋心 (KOI-GOKORO)
  11. 08. ハピネス
  12. 09. Survive
  13. 10. GOLD
  14. バンドセッション
  15. 11. The Wild Wind
  16. -MC メンバー紹介-
  17. 12. デッドエンド
  18. 13. パーフェクトライフ
  19. 14. NATIVE DANCE
  20. 15. OH!GIRL
  21. 16. DIVE
  22. 17. イチブトゼンブ
  23. -Encore-
  24. 18. 今夜月の見える丘に
  25. 19. ultra soul 2011

曲が終り、メンバーが退場する。アンコールタイムだ。我に返つて席に戻らうとして苦笑する。自分の席が遠い。こんな場所まで來てゐたのか。戻つて椅子に深々と座る。B'zのライブではアンコールの時に客席でウェーブが發生することになつてゐる。しかし日によつて出來が違ふ。端の方に仕切屋みたいな人がゐると上手く行く。俺の近くにさういふ人がゐてここら邊からはウェーブが發生するのだが途中で消えたり戻つて來なかつたりする。今日はあまり上手く行かないやうだ。

しばらくしてメンバー再登場。アンコール1曲目は今夜月の見える丘に。

最後はultra soul。一番最後の曲の一番最後がグダグダだつた。ウルトラソウル!ウルトラソウル!ウルトラソウル!と繰り返し、最後が何故かわけわからなくなつてゐた。誰がミスつたんだらう。

ultra soulの後にバンドで何か演奏しながら稲葉が叫ぶ。しばらくやつて、ありがたう!!と叫び、ステージ中央にメンバーが集まる。せーの!おつかれー!!で終り。アホみたいに近い席だつたのでメンバーの表情までクッキリ見えた。TAKのギターの傷まで見えた。バリーの生聲も聽こえた。過去最高の良席で大滿足。終つてみれば期待したほどレア曲は無かつた。新曲を除けば懷かしいといふだけで珍しいわけではない曲ばかりだ。まあ俺は昔のライブをあまり觀てゐないので初めて生で觀る曲が多くて樂しめたけど。本當の意味でレアな曲はThe Wild Windとかデッドエンドなのかな。

ライブジムのテーマが流れる。既に歸り始める人もゐるが、稲葉と松本が退場するまではほとんどの客は歸らない。メンバーが全員捌け、取り敢へずライブジムのテーマを最後まで聽いて地名を叫ぶところで多治見ー!と叫んで歸り始めるのが定番。さて、歸るか。と思つたらB'zの知らない曲が流れ始めた。ライブジムのテーマができる前はライブ後に新曲を流すのが定番だつた。最近はあまり無かつたと思ふ。折角だから新曲を全部聽いてから歸ることにした。ずつと椅子に座つたまま動かない。他にもチラホラとさういふ人がゐた。係員が歸れと煽る。凄まじく威嚇して來る。でも歸らない。目を合はせないやうにしてひたすら力強く座る。でも間奏が終る頃には他の客もだいぶ少なくなつてゐて居心地が惡くなり始めてゐた。仕方が無いので立ち上がつてゆつくり歩き出す。丁度曲が終る頃にロビーへ出た。

驛まで歩く。やはり耳がをかしい。常にゴーッと鳴つてゐる。詰まつたやうな耳を塞いだやうな感覺があつて眼球が少し奥に引つ込んだやうな感覺が鬱陶しい。よくライブ中に倒れなかつたものだ。ライブ中は音がデカ過ぎてこんな状態でも氣にならなかつたらしい。本當はもつと良い音だつたんだらうな。途中の自販機でジュースを買ふ。なんか異樣に人が少ない。JR以外にも何かこの近邊に交通機關はあるのか?まあどうでもいい。驛に入り、事前に買つておいた切符で改札を通る。先に買つておく必要は全く無かつた。ピクリとも竝ばずに普通に買へる状況だつた。なんでこんなに人がゐないんだ。みんなどこから來たんだ。で、次の電車は何時に來るのか見て半泣き。30分ぐらゐ待たされるやうだ。さすが太多線。しばらくホームで電車を待ち、電車が來て乘り込む。そのままさらに長い時間待つ。疲れた。脚が痛い。ライブ會場の入り口で貰つた册子を讀む。會場ごとに内容が違ふので特別感がある。いつの間にか電車が動き出してゐた。20分ほどで可児驛に到着。駐輪場へ。100圓拂つて脱出。あとは歸るだけ。次は8月29日のナゴヤドームS席。ドームのS席は糞席。ドームではどんな曲をやるんだらうか。樂しみだな。ドームは行くのが大變だ。

家に歸り着いてすぐにPCを起動。テキストエディタに今日のセットリストやら何やらを適當にメモする。記憶力が惡くて曲順なんか記憶できないと昔椅子タンが言つてゐた。記憶力の良し惡しではない。憶え方にコツがある。曲名だけで憶えるのは難しいが、曲順の數字とセットで憶えると樂。1. Q&A、2. F・E・A・R、3. LADY NAVIGATION、4. STAY GREEN・・・といふやうに。樂器交換やらで少し時間が空く時に頭の中で1曲目から思ひ出して記憶し直す。短期記憶を長期記憶に變換するためには必ず忘れる前に反復する必要がある。頭の良い奴は1囘見たり聽いたりしただけで憶えることができると思ひ込んでゐる奴がゐるが人間の腦はさういふ仕組みになつてゐない。勉強できる奴は腦の構造が違ふと本氣で信じて自分を慰めてゐる奴がよくゐるが、同じ種類の生き物なのに構造が違つてゐるはずが無い。多少の個體差はあるだらうが。まあとにかく記憶はコツだ。慣れもあるだらう。何十囘とライブに行き、忘れるのは勿體無いといふ貧乏根性で毎囘必死に憶える癖がついてゐるのでそれほど苦勞しない。でも當日中にメモしておかないと拙い。どうせ日記を更新するまでに何日も掛かる。忘れてしまつたら大變だ。この程度は大丈夫だとは思ふが、30歳を超えてから急激に記憶力が惡くなつてゐるので多少不安がある。で、メモしてから日記本文を書き始めた。ある程度長くなると誤字脱字が多くなるので必ず讀み返してチェックする必要がある。それが面倒臭い。そもそも長く書くのも結構面倒臭い。といふわけで何か珍しいことがあつて長文になる日は當日中に更新されることはあまり無い。そこから更新が滯つて1ヶ月ぐらゐ止まつたりといふのも稀にある。そのくせ大したこと無い内容で更新されることも多い。それが犬土偶日記だ。適當にライブ中盤まで一氣に書き毆つて終了。たぶん1週間以内には更新できるだらう。死ぬほど疲れた。飯を食つて風呂に入つて寢る。ライブに行く前に日課のギター練習をやつておいて良かつた。

話題:ライブ鑑賞

Info.
公開日時2013年07月17日 02時01分07秒
本文文字数14628文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20130711
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