海の近くに住みたい
最終更新日: 2011年12月17日 10時28分23秒
寢るのが遲過ぎた。寢坊してライブに遲刻してしまふかもしれない恐怖に怯えながらも、なかなか眠ることができなかつた。異常に寒過ぎて全く眠れなかつた。冷え症がどんどん惡化してゐる。足が凍傷になりさうなほどだ。冷た過ぎてその刺戟で目が冴えて眠れない。電氣行火をフルパワーで使つてゐるのだが、足の薄皮が温もるだけで2mm下までも熱が屆かない。全く無駄。で、散々苦しんでまた明るくなる頃に眠りに落ちた。
11時半に目覺ましをセットしておいた。今日はライブに行く前にGENKYに食料を買ひに行かねばならん。でも起きれない。一應目は覺めたが、アホみたいに睡眠不足の上に肉體疲勞も激し過ぎる。さらに今日も寒過ぎて布團から出られない。無理。ライブなんか行けるわけがない。食料すら買ひに行けん。疲勞と眠氣だけで普通に死ねるレベルなのにこの寒さでは竝の人間は身動きが取れないだらう。強靱な精神を持つ俺なら何とかできるかもしれない。でもしばらく動けさうにない感じだつた。そしていつの間にか氣絶してゐた。
危ない!!何とか晝過ぎに目が覺めたので助かつたが、やはり動ける氣がしない。もう無理。でもライブに行かないといふ選擇は絶對にあり得ない。チケ代が無駄になるし、年に一度のライブだ。昨日も觀たけど。あああ!!もうダメだ!でも起きるしかない。必ず起きる必要がある。ならば今起きれば良いのだ。しかしさう簡單には行かない。お前らだつたら諦めて寢てゐるだらう。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。齒を食ひ縛りながら絶叫して起き上がつた。
腹が減つたので飯を食ふことにした。起きてすぐに飯を食ふと胃腸が刺戟されて便意が發生する仕組みになつてゐる。これがすぐに來れば良いのだが、絶妙に嫌なタイミングで來ることになつてゐる。電車に乘つた後、改札の内側に便所が無い區間とかで。さうなるやうにできてゐる。だが、飯の後でGENKYに行つたりするし、ライブに行くまでまだ時間がある。たぶんウンコを流し殺してからライブに行くことができるだらうと思つた。甘かつた。
飯を食つてから準備して外に出た。まづはGENKYに食料を買ひに行かねばならん。畑をチラ見。既に寒さに對する憎しみで齒を食ひ縛つてゐたが、さらに力を込めて食ひ縛る。ネキリムシ滅べ。小松菜の1列目がほぼ全滅状態だ。2列目も結構やられてゐる。鬱陶しいことに3列目にも少し被害が出てゐる。何故かほうれん草は完全無傷。これは放置するわけにはいかんな。數日で本當に全滅してしまふ。こんなに寒くなつてから追加播種してももう芽は出ないだらう。取り敢へずGENKYへ。サクッと食料を買つて歸宅。そして畑の不織布を剥がして針金で愼重に芽の周りを掘つて糞ネキリムシを探す。6匹發見して苦しめて殺した。奴らは痛みを感じることができるのか?最高の恐怖と痛みと絶望を與へたい。苦しんで死ね。何で野菜ばかり食ふんだ。雜草を食へ。嫌ならウンコを食へ。奴らに生きる資格は無い。絶滅しろ。苦しんで死ね。
輕い便意に襲はれた。ここでウンコをしておけば、後で苦しまずに濟むだらうと思つた。しかし少ししか出なかつた。まあ最近あまり飯を食つてゐないしこれで全部だらう。と思つたのが間違ひだつたのだが、便意が消えたので仕方が無いだらう。
準備してライブ會場のナゴヤドームへ向ふ。昨日と同じ電車で行く。14時23分の中部國際空港行きだ。犬山で平安通行きに乘り換へる。クソ寒過ぎて氣分が惡い。耳の裏から腦が冷えて平衡感覺も無い。眞つ直ぐ歩けないしゲロ吐きさう。熱い茶でも飮むことにして100圓自販機で茶を買つた。で、一口。ズキュンと腸に激痛が走つた。何だこれ。まあいい。あと2分以内に電車が來る。急いで切符を買つてホームへ。すぐに電車が來て乘り込んだ。そこまでは良かつた。茶の一口目でズキュンと來た痛みが便意に成長した。少量のウンコを屠つて來たはずなのに。あの奧に本體がゐたのか。起きてすぐの飯では胃腸は刺戟されず、驛に着いてからの茶の一口が便意スイッチになつたといふことなのだらうか。嫌なタイミングだ。善師野か富岡前で下車すると次の電車を待つのがつらい。そもそも無人驛だし便所が無いかもしれない。犬山は改札の内側に便所があるから大丈夫だが、乘るべき平安通行き電車を1本逃すと目的地に着くのが劇的に遲れる。小牧線は本數が少ないのだ。しかし平安通まで耐へられるやうな便意ではない。犬山までももたないかもしれないレベルまでに急成長してゐる。旭日昇天とか獅子奮迅とかそんな感じ。頑張らなくていいんやよ。何で俺がこんな目に。もはや犬山でウンコを流し殺す以外の選擇肢はあり得ない状態になつた。死ぬか屠るか。無事に犬山に到達できるだけでも奇跡のレベル。こんな勢ひで成長する便意を俺は知らない。人類最強クラスの成長速度だ。でも便意が犬山の前に來て良かつたな。犬山を過ぎた後は改札の内側に便所が無い可能性が高い。途中下車させて切符をリセットし、新たに買ひ直させて餘分に儲けようとする鐵道會社の惡質な陰謀だ。人の便意に付け込んでセコい小錢儲けに必死になる醜い奴ら。改札の内側に便所を作らない理由はそれ以外に考へられない。犬山は良心の殘つてゐた人が設計した驛なんだらう。改札の内側に便所がある數少ない奇跡の驛だ。犬山の前で便意に襲はれたのはさういふ意味ではラッキーだ。間に合へばな。
Ah 電車に乗ると ウンコがしたくなる Ah 目的地まで 死ぬ気で我慢する 死ね 死ね 死ね 死ね Oh 改札の内側にトイレが無い 途中下車をさせて 金 余分に取る Ah 人の弱みに 付け込む卑怯者 完全無欠の極悪人 地獄に落ちろよ クソ鉄道会社
早く止まれ!!少しづつ減速して勿體ぶるな!早くしろ!大變なことになるぞ!!何故俺ばかりこんなに苦しまねばならんのだ。そんなに俺が怖いのか。いいのか?どうでも良くなることだつてあるんだぞ?全て終らせてやらうか?地球ごと道連れにしてやるぞクソが。背後からそつと近づいて北斗殘悔拳とか言ひながら脇腹をキュピーン!と突いたりいきなり腹を毆つたりしたら凄いことになるぞ。掛かつて來いや!!しかし寒さに屈してズボンを2枚穿いてゐる。しかも内側のズボンの裾を靴下の中に入れてゐる。大變なことになるのは俺だけで外界には全くダメージを與へない。寒さはこのために仕組まれてゐたのかもしれない。負けるわけにはいかん。齒を食ひ縛ることもできん。餘計な力を入れると全てが終る。電車の完全停止までの時間が異常に長く感じられた。事故に遭った瞬間の人間は体内や脳でアドレナリンやらなにやらが分泌されて一瞬が何秒にも何分にも感じられるというあれだと思った
。ドアが開くと同時に音もなく車外に滑り出し、周圍を警戒しながら集中力全開で便所へ向ふ。少しでも變な力が加はつたら全てが終る。便所のウンコ部屋が滿室でも終了だ。餘計なことは考へない。何も考へられない。限界を遙かに超えてゐる。お前らなら既に完全に人生が終了してゐる。便所に飛び込みウンコ部屋を確認。全て空室。勝つた!!と思ふのはまだ早い。油斷はするな。2枚ズボンが命取りになるかもしれないのだ。凄まじくギリギリで何とか助かつた。これだけ急成長したからには激しい下痢かと思つてゐたが、何故か通常のウンコだつた。何でこの勢ひで成長したのか理由が分からん。やはり俺が怖いんだな。
Ah 何とか無事に Ah トイレに入る 完全勝利の歌を歌って 憎しみを込めてウンコを流すのさ
平安通行きの電車はすぐには出ず待ち時間があつたのでウンコを流し殺しても間に合つた。昨日と同じ電車でドームへ向ふ。何事も無かつたかのやうに、いや、逆に壓倒的な征服感すら漂はせながら電車に乘る。DQ9をやりながら電車に揺られ、平安通で名城線に乘り換へてドームへ。昨日と同じく精算して改札を出て歸りの犬山までの切符を買ふ。
人の波に揉まれながらエスカレーターを上がつてドームを目指す。ダフ屋が鬱陶しい。ポケットからDSを出して開いてみたら一人擦れ違つてゐた。平安通からドームまでの間に擦れ違つたらしい。そのままドームまで行き、階段を降りて裏の駐車場にあるB'zの機材トラックを携帶電話のカメラで撮影してみたりする。グッズ賣り場は全然混雜してゐない。昨日は何だつたんだ。俺みたいに2日連續來る人は昨日苦しんで買つて今日はもう必要無いからかういふことになるのかもしれん。昨日今日と2日連續で來る人はどれくらゐゐるんだらうか。1萬人くらゐはゐるのかもしれない。8ゲートの方まで歩いてみた。やはりガチャガチャの列も昨日とは比べ物にならないほど短い。といふかほとんど竝んでゐない。また2ゲートの方まで戻つてみた。DSを開いても擦れ違ひの人數は増えてゐない。また下に降りてみたりした。醫者のコスプレをした衆議院議員が一人で演説してゐたが誰一人聞いてゐなかつた。また上に上り、今度はドームの隣にあるAEONに入つてみた。人が多過ぎる。B'zライブの客だけぢやないんだらうな。クソ廣いフードコートを歩き囘り、他のところも散々歩き囘つてから外に出てDSを開く。一人増えてゐた。今日はこの二人だけ。今さらメタキンオンリーの地圖を貰つた。ある意味レア。
異常に寒過ぎて死にさうだし今日はグッズを買はないので中に入ることにした。今日はどんな席になるか。入場引換券を係員に渡し、バーコードを讀み取る。座席や名前が印刷された紙が出て來る。1ゲート33通路スタンド3塁側46列107番。昨日と同じやうな席らしいな。昨日は31列。今日は46列。これがどの程度違ふか分からんけど。でもクソ席の豫感。昨日の席もあまり良くなかつたのにさらに惡いといふことだからな。まあ5階席ぢやないだけ良いか。
1ゲートから中に入り、適當にウロつく。やはり女用便所だけ死ぬほどの行列ができてゐる。そして中のグッズ賣り場は昨日と違つて客が異樣に少ない。昨日無駄に苦勞したといふことだな。でも昨日スルーして今日買ふことにしたら今日が激しく混雜する仕組みになつてゐる。宇宙は俺を苦しめることだけを考へてゐる。餘程俺が怖いらしい。今日買ふことにして混雜が激し過ぎると結局買へずに終る可能性もあるからな。同じやうに考へた人間が多かつたので昨日が混雜したんだらうが、やはり俺は宇宙説を推す。
33通路からではなく適當なところから中に入り、スタンド席の中間邊りにある、中の通路を1塁側へひたすら歩く。端まで行つてみた。DSのWi-Fi通信の有效距離がどの程度あるか分からんが、スタンド席の眞ん中を1周すれば1階スタンド席は大體カバーできるだらう。で、ステージ上手側の眞横邊りの端つこまで歩いて外に出てDSを開いてみる。やはり0人。もうダメだな。外側の通路を3塁側へ歩き、また適當な場所から入つて中の通路を今度は3塁側へ歩く。
自分の席を一應確認。何と!一番後ろではないか。しかも通路から最も遠い場所なので自分の席に行くためには手前の人達に頼んで隙間を空けて貰はねばならん。早めに席に着かないと迷惑を掛ける。酷い席だ。高い場所だから見やすいとも言へるが、遠過ぎてウンコだ。移動後のステージは近いが、昨日よりはだいぶ遠い。2公演連續クソ席か。まあさういふこともある。といふか、ドームだから良席なんてほとんどあり得んけどな。
DQ9の擦れ違ひは諦めて自分の席へ。俺の隣の席の人が寢てゐた。通れない。無理矢理隙間を通らうとしたら目を覺ました。スマンね。狹い席だ。後ろは壁。前の隙間はほとんど無い。脚の長い人は膝が當るんぢやないかといふほどの狹さ。兩隣も近過ぎて窮屈。もつと隙間を作れ。あとは開演を待つのみ。昨日は開演ギリギリまでグッズ賣り場にゐたから知らなかつたが、開演までの待ち時間にステージ上の畫面でグッズやCDの宣傳をしてゐた。お笑ひ藝人が出て來たり變な外人が出て來たりするコントみたいなCM。それを適當に眺めて時間を潰す。そのうち宣傳も終り、洋樂が流れ始めた。これは開演直前まで續く。音樂が止まつて照明が消えたら開始だ。昨日は15分遲れで始まつた。今日もたぶんさうだらうと思つたが10分遲れだつた。グッズ賣り場が混雜しなかつたから早めてもOKと判斷したのかもしれない。
ここから先ネタバレあり。まだC'monツアーの内容を知りたくない人は讀まないやうに。
セットリストを變へて來ることはほとんど無いのだが、MONSTER'S GARAGEのツアーの時のやうに變へて來る可能性もあるので油斷できない。まあたぶん同じだらうけど。さて、今日はどんなライブになるか。音響は改善されてゐるだらうか。同じ機材を使つてゐるに決まつてゐるし、たぶん昨日と同じなんだらうなと思ひつつも、席の場所の違ひによつて聽こえ方が變つて良くなつてゐるかもしれないといふ期待も少しある。昨日より5分早い10分遲れで開演。
客電が消えた瞬間、激しい歡聲が起こつて客が一齊に立ち上がつた。何故か昨日とテンションが違ふ。昨日より盛り上がりさうな豫感。派手なCGが畫面に映し出され、BGMが流れる。CGのやつが赤い玉を握り潰して「C'mon」と叫ぶと同時に「さよなら傷だらけの日々よ」のイントロが流れる。當り前だけど昨日と同じだ。TAKは青いギターを彈いてゐる。宙に浮いた星型のステージの上で演奏する2人。ステージは少しづつ下降し、地面に着く。2人が地上に降りてからステージだけ上昇開始。昨日はどうなつたか見てゐなかつたので、今日はステージを凝視。何と上昇しながら變形して薄つぺらい1枚の板みたいになつて天井に消えて行つた。折りたたみステージだつたのか。音響はどういふわけかだいぶ改善されてゐた。全體的に籠つたやうな音なのは變らないが、高音域で常にジャラジャラ鳴つてゐた耳障りな音が無い。席の場所による違ひだらうか。
赤いギターに持ち替へて次の曲「さまよえる蒼い弾丸」へ。昨日よりも良い演奏をしてゐるやうに感じる。音が良いからさう聽こえるだけだらうか。客の歡聲や手拍子も昨日より激しい。
ここで昨日と同じく、B'zのライブジムにようこそ!!のMC。ステージ上にいつの間にか出現してゐた(最初からあるのかも)箱に稲葉が手を入れてボールを取り出す。ボールには「B'zの」と書いてある。「B'zの」と叫びながらそのボールを客席に投げる。そしてまた箱から取り出す。また同じ「B'zの」と書かれたボール。「B'zの」と叫びながら客席に投げる。そしてまた箱に手を入れて取り出す。今度は「ハズレ」と書かれたボール。昨日と同じくドラムのシェーンに投げる。シェーンはそのボールを昨日はステージの下手側に投げたが、今日は客席に向つて投げた。そして稲葉が最後のボールを取り出す。「B'zのライブジムにようこそ!!」と書かれてゐる。「B'zのライブジムにようこそ!!」と叫んでボールを客席に投げる。
いつの間にか黒DCに持ち替へてゐたTAKが「Don't Wanna Lie」のイントロを奏でる。昨日よりテンポが少し遲いやうな氣がした。やはり昨日より音がクリアだ。席の違ひだけではないな。何か變へたのかもしれん。演奏も凄く良く聽こえる。ドラムがカッコイイな。
4曲目、「ピルグリム」。イントロからギターのハモリが心地良い。ギターソロも最初から最後まで完全にハモつてゐる。事前にハモリパートをレコーディングしておいて本番で流してそれに合はせて彈くとか、ハーモナイザーといふエフェクタを使つたりとか、さういふのとは違つて生のハモリは臨場感とかリアルさが壓倒的だ。
5曲目の「BE THERE」のイントロで客が絶叫する。ただし高年齡ヲタ限定。若い人はこの曲を知らないかもしれない。もう20年以上前の曲だからな。ベストアルバムのPleasureにも收録されたが、そのベストアルバムすら10年以上前のものだからな。俺もシングル發賣當時はB'zの存在すら知らなかつたかもしれない。高校に入つてから3年遲れぐらゐで聽いたやうな氣がする。
MC。稲【久しぶり。みなさん元気でしたか。昨日から名古屋にお邪魔してます。今日のナゴヤドームのみなさんのご機嫌はいかがでしょうか。ん?ん?んん?? 最高? 最高ですかー。じゃあその最高を今日は、超最高になるように。しかも今日は名古屋2days、名古屋今日最終日じゃないですか。名古屋の持ってるもの全て搾り出して、名古屋のみなさんと快楽の絶頂を目指してですね、思いっきり突っ走りたいと思ってます。みんなも悔いのないように、ゆっくりたっぷり楽しんで、気持ちよ〜くなって帰ってってくださーい。】
次は「Homebound」だな。増田さんのソロ演奏から入る。このピアノソロからどんな曲に入るんだらうと期待しながら待つのは1日目だけ。既に何の曲か知つてゐるので2日目は餘裕があり過ぎる。ストリングスみたいな音が出た瞬間、「OCEAN」と勘違ひした人もゐるんだらうな。歌ひ出しの歌詞「紫の」に合はせて照明が紫だ。バラードはただただじつくり聽き入るのみ。
次は「ボス」。しばらくバンドセッションが續く。サポメンそれぞれの見せ場を作りつつ。そして歌へ。TAKの輕快なカッティングが氣持ち良い。
續いて「命名」。この邊りの新アルバムの曲が連續するところはあまり盛り上がらんな。バラードなので客も靜かに聽いてゐる。エンディングのギターソロのところでTAKか大賀さんかどちらかが一瞬だけ半音間違へたな。
MC。稲【後ろの方聞こえてますか?上の方大丈夫ですか。えー、ちょっとここでみなさんにお願いがあるんですけど。いいかな?いいですか。手拍子を一緒にやっていただきたいんですけども。やりますか。とっても簡単な手拍子なんですけども、一応テーマみたいなものがありまして。仲間がいるってなんて素晴らしいんだろうと、いうことを、手拍子を通して、感じてみようじゃないかっていう、そういう試みです。なんか、良さそうな感じがするでしょ? なんか昨日上手くいっちゃって。すっごい盛り上がったんですよね。今日、それを上回る盛り上がりを是非 ・・・で、ルールというかやり方は簡単なんですけど、まずバンドからですね、こう普通に手拍子をスタートします。で、僕が合図したら、アリーナの1列目の、素敵なみなさん、そして、スタンドの一番、わかりますね、一番手前の。そう、そうそう。自分ですよ。そこからスタートするんですね。そこからスタートして、1列前の人が手拍子したら、(手を叩く)そしたらまた次の人が・・・っていう感じで、どんどん増えて行くんですよ。ここまではよろしいでしょうか。これがどんどん進んで行きますよね。アリーナはそこで終わりっていうことで。スタンドはこう(手で両側の手前から奧へ囘つて行く動きをやりながら)、いう感じで来るじゃないですか。なんで丁度、真ん中辺で終わりますよね。で、両端がこう終点でぶつかった時に「うわぁあああぁあ!!」っていう風にですね、歓喜の叫び声を、何がおかしいんですか。歓喜の叫び声をそこからまた「うぉおぉぉぉぉ」っとこっちに戻して欲しいんですけど。手拍子が行って、叫びが最後、ゾワ〜〜〜って帰って来る、予定です。やりたくなったでしょ?ちょっと。でですね、手拍子する時は高く上げてですね、この辺で、これ何故かって言うと、ずっと見てると分かると思うんですけど、手拍子がどんどん進んで行くのがこう花が咲いて行くように綺麗に見えるわけですね。なんで、これ是非ちょっと、気持ちいいから。・・・やりますよ。やるぞナゴヤドーム!! 手拍子バカにすんなよ! じゃあバンドからスタートします。せーの! ・・・まだね。・・・じゃそろそろ行きますよ、せーの!!行け!行け!】
やはり花が咲くといふ感じには見えない。海の中で蠢く海藻だな。泳いでて足をつくのを躊躇ふやうな。でも客の反應は良い。ザワザワしながらすげーとか綺麗とか言つてゐる。
稲【いいよいいよ。どんどん行こうどんどん行きましょう。 ・・・自分を、しっかり持って! 俺かな?俺じゃないのかな?もうやってもいいのかな?分からなくなったら取り敢えず叩いてください!】
どんどん迫つて來る。人が多いから、綺麗かどうかはともかく壓倒されるやうな迫力がある。
稲【すげーじゃん。半分超えたかな。 いいですよいいですよいいですよ! 近づいてきた! 最後ぶつかったら思いっきり叫んでください】
俺の席の邊りを通過してすぐに終點に到達したらしく、客が激しく叫び始める。昨日よりも聲がデカい。ウォオォォォオオオオァアァオァオォアアオァア!!!
稲【やる氣が無さそうに見えたから大丈夫かなと思ったけどすごい良かったですよ。名古屋の手拍子良かったよ! 仲間がいるって何て素晴らしいんでしょう! じゃあその、名古屋の仲間とともに、最初から手拍子やって、その手拍子に合わせて我々、演奏するんで、是非、よろしくお願いします。やりましょうか。やりますよ!】
昨日と同じく、次の曲のテンポと今までやつてゐた手拍子のテンポが違ひ過ぎて惑はされる客。次の曲の方がだいぶ遲い。稲葉の動きを見て修正する客。そしてTAKのギターリフが乘る。曲は「DAREKA」。サビに入ると腕を振り囘すがAメロに戻ると手拍子をする。客の動きが面白い。曲の最後に稲葉が「誰か〜〜〜!」と叫びながらクルクル囘つてステージの下に吸ひ込まれて行く。例の井戸。何の意味があるのか全く分からない井戸。
曲が終つてすぐに同じ場所から何事も無かつたかのやうにせり上がつて來て笑ひを誘ふ。
稲【ここに、吸い込まれちゃいました〜。・・・決して、昨年使ったもの、ではありません。井戸です! なかなかいいですよ。どうですか?】 松【それは、業務命令でしょうか。】 稲【あなたそのフレーズ、ちょっと気に入って使ってるみたいですけど、なんですか。もしかして家政婦の松本さんですか。】 松【違います。ギタリストの松本です。】 稲【ギタリストの松本さん、どうですか、ちょっと、いいですよ。】 松【・・・そこに入ると、】客から激しい手拍子と入れコールが起こる。 松【黙らっしゃい! ・・・そこに入ると、お暇を頂くことになりますけど。】 稲【暇を、頂いちゃうとツアーできなくなっちゃうんで困りますけど。今聞きました?「入れ!入れ!入れ!」】 客も激しく手拍子して叫ぶ。 松【やめなさいって!】 稲【ちょっとわかりました。革命ってこうやって起きるんだって。マジでw 「入れ!入れ!入れ!」】 客の手拍子もテンポアップし激しさを増す。昨日と客のテンションが違ひ過ぎる。このままでは本當に井戸に入らざるを得なくなるぞ。それでも頑なに拒む松本。 稲【じゃあ入らないの?ここ名古屋では入らない?】客の激しいブーイング。 稲【じゃあ撤収してください。】 井戸がステージの下に沈んで行く。さらに客が叫ぶ。手拍子が起こり、また井戸がせり上がつて來る。大歡聲。 稲【あれですか?あの、グラミー協会から井戸に入るなと言われてるんですか?】 松【まあそんなこともあるかもしれないですね。】 稲【しょうがないな〜じゃあ今日も撤収で。井戸に拍手!】
結局井戸には入らずに終り、次の曲へ。相變らず入る意味が分からんけど。最終公演では入ることになるのかね。次の曲は「SPLASH!」の英語版。俺はギターを彈く動きでリズムを取るから他の客の手拍子の2倍速いらしい。だから無駄に疲れるのかもしれん。
次の曲は「Brotherhood」。今日はやはり昨日より音が良い。演奏も昨日より良い。稲葉の聲も昨日より出てゐるやうに感じる。客の盛り上がりも全然違ふ。
メンバー紹介のMC。稲【どうもありがとうございます。気持ちよくなって来ましたか。これからもっとなるよ。その前にバンドのメンバーをみなさんに紹介します。ドラムス!シェーン・ガラース!! そしてベース、バリー・スパークス! ギター、大賀好修! そしてキーボード、増田隆宣!】
増田のキーボードから曲に入る。ミュージックステーションのエンディングで流れる「#1090[千夢一夜]」だ。昨日は何の曲だか分からなかつたが、今日は最初から#1090だと分かつてゐる。大賀のアコギのアルペジオが加はり、バリーのベースが高音で入つて來る。よく聽くと#1090のコード進行でやつてゐるのが分かる。だいぶ崩してゐるので最初から#1090だと知つてゐなかつたら氣づかない。曲が一段落して客が拍手したところでTAK登場。そしてあのMステのエンディングのメロディを奏でる。青のDCで。 稲【ギター、TAK MATSUMOTO!】 松【こんばんは。久しぶりですね。みなさんとっても元気そうで。えーかれこれ、バンド始めてからもう24年目になりましたけども、いまだにですね、こんなに素晴らしい会場で、こんな素敵なみんなに囲まれて音楽をやらせていただけて本当に、ありがたいと思います。心から感謝します。ありがとうございます。今日は、ゆっくり楽しんでいってください。】 稲【ギター、TAK MATSUMOTO! ・・・さあ、じゃあ、どうしましょうか。ちょっと賑やかなの行きますか。賑やかに行きたいかい名古屋!騒ぎたいかい名古屋ー!気持ちよくなりたいかーい!!氣持ちよーーーくなりたいかーーーい!!】
「MOVE」をやりさうなギターの音を鳴らしておきながらドラムは「BLOWIN'」のリズムを叩き始める。キーボードも加はり、「BLOWIN'」が始まる。ステージが少し上昇し、前方に移動を開始する。客席の眞ん中ら邊には2本レールが敷いてある。客の上をステージが移動して行く。移動ステージの床は透明で、下から見ることもできる。「BLOWIN'」1曲使つてアリーナ最後方まで移動する。俺の席からは結構近いが、昨日よりはだいぶ遠い。曲の終りの方のBLOWIN' IN THE WINDのところを稲葉と客で交互に歌ふ。昨日より客の聲が格段にデカい。同じ人が來てゐるわけではないのかもしれない。日によつてだいぶ違ふな。
ここで輕いMC。歌ひたい人は歌ひまくつてくださいとか。曲は「イチブトゼンブ」。歌へねえよ。完全4度(半音5つ)ぐらゐ下げてもキツいわ。
TAKが「裸足の女神」のメロディを奏でる。大賀を呼んで向ひ合つてハモりながらメロディを彈く。そしてハーモニクス連打のイントロから通常の演奏へ。ステージが少し上昇し、元の場所へ歸り始める。曲が終る時に丁度向うのステージに着くやうに上手くスピードを調節してゐるんだらう。移動中はスタッフの責任重大だな。アホが車輪に飛び込んだら公演中止になるからな。
ここからアンコールまで怒濤のラッシュ。まづは「Liar!Liar!」から。半音下げなので赤のDCで。イントロのギターリフに合はせてステージの先端のところからモファッと火の玉が出まくる。席が遠いので全然熱くない。
續いて「ZERO」へ。最初は増田が何の曲か分からないやうに演奏してゐて、途中から「ZERO」の印象的なイントロになつて客が絶叫。激しく盛り上がる。ギターは黒DC。ギターソロの後のラップ前に原曲ではホーンが鳴るが、最近はここもギターで再現。ギター2人でハモりながら。そしてラップは激しく客もやる。昨日とは大違ひ。激しく盛り上がる。客が歌ひ過ぎ。俺の隣で一人で觀てゐた男の客もいつの間にか覺醒して全力で叫ぶやうに歌ひながら踊り狂つてゐる。曲の終りに電氣ドリルでキュイーーーン!!と何度も何度もやる。
ドラムだけになり、時々ギターがコードを鳴らす。何度か繰り返し、稲葉が叫ぶ。「DIVE」へ。激しい曲の連續だ。いつもアンコール前のラッシュは良いな。今囘はライブ定番曲があまり無いからマニアには嬉しい。どんどん盛り上がる。迷ふこと勿れ!
オルガンとドラムと客の手拍子と稲葉の叫び。客と稲葉の掛け合ひ。うぉーおーおーー!うぉーおーおーー!激しく繰り返し、途中からバリーのベースが入つて來る。「ザ・マイスター」。ツアーパンフレットのインタビューによると東北の震災が起こつた時にスタジオで稲葉が歌入れをしてゐた曲らしい。松本は休暇でゴルフ中だつたとか。隣の客が叫ぶ叫ぶ。いつ覺醒したんだらう。最初は靜かに觀てゐたやうな氣がするんだが。間奏前にもまた客と稲葉の掛け合ひ。昨日より囘數が多いやうな氣がする。稲葉が煽る煽る。客も激しく應じる。昨日より格段に激しいな。何でこんなに違ふんだらう。掛け合ひが終り、ギターソロ、そして最後のサビへと續く。曲の最後に花火が炸裂。
いつものライブなら盛り上がつたところで終つても良ささうなところだが、今囘は震災のことと絡めてMCがあり、激しく盛り上がるわけでもないやうな曲調の「C'mon」で締めることになる。
稲【どうもありがとうございます。名古屋の、地の底から湧き上がる凄い叫び声をいただきました。ありがとうございました。先週からこのC'monドームツアーが始まって今日ここ名古屋に来ているわけですけども、思えばこのC'monというアルバム、作り始めてからこのドームツアー、今日まで本当に色んなことがありました。C'monのレコーディングを始めたのが去年、春先ですね、に、スタジオに入り始めて、そしてまあ、1曲ずつどんどん作っていきました。そしてまぁ順調に色んな曲を作りつつ、年を越して、そして今年になって、さらにアイデアもあったんで、当初考えていたよりも、多くの曲をさらに手をつけていって、曲を作っていきました。そしてまぁ、3月になって、大震災が起こりまして、全ての作業をストップして、まぁちょっと恥ずかしい話なんですけど、ちょっと途方に暮れるというか、それまで自分たちがやってたレコーディングっていう作業が、本当に価値のあるものなのか、意味があるのか、というそういうことを迷ったような感じで、少しちょっと硬直状態、のような形にもなってました。震災というのは3月11日ですから、今日12月11日で、9ヶ月ですか。それくらい時間が経ってるということですけども。そしてまぁ途方に暮れて日が過ぎていく中で、津波被災地のための作品の中に僕らの曲を提供させてもらったりだとかテレビに出演して演奏するチャンスをもらえたりだとか、そういうことをしていくことで、僕ら自身が、また少し自信というか、勇気をもらったり、なんかこう、本当に自信を取り戻すという感じでしょうか。そういう気持ちになっていって、で、当然ですけどやっぱり、あの、僕らという人間が集まった時に一番最大限に力を発揮できるのは、やっぱり音楽を作ってみなさんに届けることだと、強く強く、再確認、しました。そしてまた、スタジオに入り始めて、C'monという曲を作り、それからC'monというアルバムを完成させました。これがまぁ、今年の、春先から、夏の辺りの出来事ですね。7月にC'monを発売してそして9月に、アリーナツアーですね、C'monのアリーナツアーを、仙台からスタートさせました。そしてそこで大きな大きな希望、強い強いエネルギーを、いっぱい頂いて、そしてまた各地を回ってみんなから勇気をもらいながら、そしてアリーナツアーをやってドームツアーが始まり、今日この名古屋公演に至っているという、感じです。考えてみれば本当に僕らを前に進ませてきてくれたのは、音楽というものしかなかったと、強く強く感じたし、音楽っていうものに対する感謝の気持ちもどんどんどんどん強くなっていく、そんな年でした。そのC'monを完成させた時に、僕らはタイトルの中に、一緒に元気になろうぜとか、一緒に行こうぜと、一緒に、楽しもうぜ、一緒に笑おうぜ、一緒にという気持ちを強く込めました。まぁ一緒にといっても、いつも一緒にいることはとても難しいことで、だったらどうすればいいかっていうことがありますけども、例えばまぁ、大切な人とか、自分の心の片隅、真ん中どこでもいいんで、いつでもその人のことを置いておいて、そして何かっていう時いざという時に、引っ張り出してきて、大切な相手に対して、しっかりと、丁寧に思いを馳せる、そういうことで自分の支えになったりだとか勇気をもらえたりだとか、幸せな気持ちになったりするんじゃないかなと思います。それでいいんじゃないかなと思ってます。僕らもこうやってずっとバンドやってますけども、本当にみなさんの心の片隅にいつもその辺に置いておいてもらえるようなバンドになれるように、これからも頑張りたいと思ってます。よろしくお願いします。そして今日このナゴヤドームで、文字通りみなさんと熱い熱い温かい、時間を、一緒に過ごすことができて、とっても、とっても、超幸せでした。どうもありがとう。】
さあ、ここだ。イントロでTAKが演奏する短いメロディを耳コピするのだ。昨日家に歸つてからやつてみてダメだつたところや記憶が曖昧なところを集中して聽く。昨日と同じフレーズを彈くとは限らないけども。基本的にはサビと同じメロディだが、途中で上の方へ行つたり最後は下がつたり、獨特の節囘しだ。憶えれば簡單なフレーズだらう。音符をなぞるだけなら初心者でも餘裕で彈ける。でもタメや間や強弱やビブラートなど、表現力の部分で、どんなに頑張つても勝てる氣がしない。
青のDCでイントロのメロディを奏で、大賀のアコギが入る。震災後に色んな思ひを込めて作つた曲だといふことを意識しながら聽くとまた違つて聽こえるな。間奏や最後のギターソロもエモーショナルで素晴らしい。
さあ、一旦休憩、アンコールタイムだ。椅子に深々と座るぞ。ここで休まないと命が危ない。今日はウェーブがバッチリ決まりさうな豫感。客のテンションが昨日と違ひ過ぎるからな。そこら中から手拍子が起こる。手を叩く強さが昨日と違ふ。早速色んなところでウェーブが出始めた。左右から合流するとそこで打ち消し合つて消えてしまふが、何度でも出て來る。でもまあ、そんなに激しく美しく決まつたといふ感じでもないな。高さが微妙に低い。立ち上がらずに手だけ上げる人も多い感じ。昨日よりはだいぶ良い感じだけど。
しばらくして電氣が消えた。そしてシャンシャンシャンシャンと鈴の音が鳴り、「いつかのメリークリスマス」が始まる。客が絶叫する。昨日來て知つてゐる人ばかりではないんだな。叫びが凄い。でもすぐに靜かになる。滅茶苦茶靜かに聽き入つてゐる。たぶん泣いてる奴とかもゐるんだらうな。
稲【ちょっと早いけどメリークリスマス。 名古屋のみなさん、機嫌はいかがですか。どんな気分ですか。こっちは超最高ですよ。今日はナゴヤドームで名古屋のみなさんに幸せいっぱいいっぱい頂きましたどうもありがとーーーーう!!!】
「ultra soul 2011」。ギターは青DC。客が叫ぶ叫ぶ。ギターソロは昨日と同じ感じの速彈き。全然「2011」のバージョンぢやないな。そして羽ばたくウルトラソウル!
ウルトラソウル!ヘイ!ウルトラソウル!ヘイ!ウルトラソウル!ヘイ!ウ・ル・ト・ラ・ソォォオォオォォ〜〜〜〜〜〜!!!!!
最後、「Calling」。懷かしい曲だ。この聲がきこえるかい。今ならきこえるかい。どうか苦しまないで。緩急の激しい曲だな。この曲のギターソロが好き。最後に向けてどんどん激しくなる。加速しながらリフを繰り返して最高潮に達したところで終り、花火が炸裂。知つてゐてもビクンッ!と體が動く。
メンバーがステージの前の方に出て來て稲葉が叫ぶ。名古屋ベイベー!!とか。せーの!お疲れー!!で終り。隣で覺醒してた男が滿足げに「お疲れー!」と全力で叫ぶ。ライブジムのテーマが流れ始める。サポメンは先に捌ける。稲葉と松本は最後まで殘つてステージを端から端までウロウロ歩き囘りながら客に挨拶したりお辞儀したりする。歸り始める客もゐるが大方は拍手しながら見守つてゐる。ライブジムのテーマを一緒に歌つてゐる人はほとんどゐない。ただし、最後の「名古屋ー!」と叫ぶところはみんな叫ぶ。その瞬間に規制退場のアナウンス。一旦席に着けと。でも無視して一齊に歸り始める。眞面目に規制退場に從ふ人もゐるが、慣れてゐる人はみんな歸る。
昨日より始まるのも終るのも少し早かつたので家に着くのももしかしたら少し早くなるかもしれないと思つた。しかし席が最後列で出口から遠かつたので出遲れた。規制退場が始まる前に動き始めたのだが、既に大混雜の状態だつた。それでも頑張つて隙間を縫つて外に出た。異常に寒い。こんなに寒かつたらウンコが漏れてもをかしくない。超絶早歩きで地下鐵の驛へ向ふ。人が邪魔過ぎる。みんなアホみたいに早歩きしてゐるのだが、それでも遲い。その2倍の速さで歩きたい。走る氣は無い。走る體力は皆無。早歩きならいくらでもできる。隙間を見つけては勢ひ良く滑り込み、歩く速さと横方向の動きを調節しながら激しく進む。一齊に早歩きする中を70人ぐらゐは拔いたと思ふ。地下鐵の驛に辿り着いたのは昨日より少し早かつた。昨日は20時7分の電車に乘ることになつたが、20時丁度ぐらゐの電車がまだ來てゐなかつた。昨日より何故か人が少なめ。空の電車が來て乘り込む。昨日は乘る側と降りる側が同じだと思ひ込んで大失敗したので今日は速攻で反對側のドアの前に陣取る。これですぐに出ることができる。乘る瞬間は空席もあつたが、2驛で降りるので座る必要は無い。下手に座ると脱出できなくなる。あつと言ふ間に壓死寸前の滿員電車になつた。2驛先の平安通で降り、自販機で紅茶花伝の苺ミルフィーユ味のやつを買つた。愛ちやんが苺大好きなので最近俺も苺が氣になる。美味かつたが少し不安になつた。朝の便意の記憶が鮮やかに甦る。大丈夫だつたけど。何も食つてないし。上飯田線のホームに行つたら既に電車が止まつてゐた。まだ空席があつたので餘裕。ただ、發車は13分らしい。どうやら昨日乘つたのと同じ電車のやうだ。待ち時間が少しある。取り敢へず乘り込んでDSを開く。擦れ違ひ通信はヒットしてゐなかつたのでそのままDQ9をやり始めた。もう1本名城線がナゴヤドーム方面から來て一氣に客が増えた。昨日俺が乘つて來たのと同じやつだな。で、少し待つて發車。あとはそのまま歸るだけ。犬山で乘り換へ。西可児で降りて精算して外へ。
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異常に寒過ぎる。死ぬかもしれんと思つた。自轉車を漕いで5分も掛からずに耳の裏から腦が冷えてゲロ吐きさうなほど氣分が惡くなつた。凄まじい激痛。どんな状態にならうとも家に歸らないわけにはいかない。死にさうになりながら瀕死の状態で何とか歸宅。激しく耳を温めながら臺所へ。腹が減り過ぎたのでまづは飯だ。CHOSANGに貰つた大根と白菜がまだ殘つてゐる。早く食はねば惡くなつてしまふ。今日買つた鷄卵も食ふ。普段鷄卵はMSサイズ10個で100圓未滿にならないと買はないことにしてゐる。金の問題ではなく、特に食ひたいとも思はないから買はないだけだが、卵は榮養があるので100圓未滿になつたら買はうといふことに決めてゐる。しかしここ數年100圓未滿にならない。ヨシヅヤとかに行くとたまに安賣りで見かけるが、GENKYではどんなに安くなつても118圓ぐらゐまでしか下がらない。今は最も高い部類の158圓だ。普段なら餘裕でスルーするところだが、先日立ち讀みした本によると卵は體を温めるのにも良いらしい。緑茶よりも紅茶、うどんよりも蕎麦。本當かどうか知らんが藁にもすがる氣持ちだ。冷え症で命を失ふのではないかといふほど酷い。運動不足も原因の一つらしい。だからライブの歸りに無理して異常な早歩きをして筋肉に負擔を掛けてみたりしてゐる。まあそんなことはいい。激しく飯を食つた。もうこれ以上食へんといふほど食つた直後に食パンを2枚燒いて食つた。完璧だらう。滿腹と思つてからが勝負だ。
日課のギター練習をせねばならんのに疲勞が激しくてやる氣が出なかつた。でも眠くはなかつたから、後囘しにしても大丈夫だらうと思つた。適當にネット巡廻して遊びつつ今日の日記を適當に書いてみたりする。セットリストは昨日と全く同じだつた。MCの内容も基本的には同じ。細かい部分は違つた。MCの内容まで細かく日記に書くかどうかは今これを書いてゐる時點ではまだ決めてゐない。これを讀んでゐる人はどうなるか既に知つてゐるんだな。取り敢へずMCの内容も輕くメモしておいた。忘れないうちにメモしておかないと終了する。最初が肝腎。忘れる前に思ひ出して書いておくと記憶に定着する。輕くメモしてみたは良いが、これを詳しく日記に書くと大變だ。珍しく長いMCだつたからな。まあ後で考へよう。今日は適當に下書きみたいに毆り書きするだけ。まだ昨日の分の日記も少ししか書いてゐないしな。
さて、あれだ。C'monのイントロのメロディをTAKと同じフレーズで彈いてみる。昨日できなかつたところはしつかり聽いて憶えて來たつもりだ。腦内に殘つた音を指板上で探りながら彈いて行く。短いし速くもないので餘裕だ。音をなぞるだけならな。でも表現力が致命的。俺は音樂の能力に關しては常人の平均よりも壓倒的に下だ。普通の人が俺と同じ程度練習すれば俺の倍は上手く彈けるはず。録音してみた。
C'mon イントロ LIVE-GYM 2011 ver. (MP3 788KB)
どうだ?これでもギター歴14年か15年ぐらゐなんだぞ。すげーだろ。半身麻痺から頑張つてリハビリしました!といふくらゐの感じだ。健常者の出す音ぢやねえ。ノイズは酷いし表現力の欠片も無いし。泣けて來るね。何度も彈いて自分のベストな演奏が出るまでやれば少しはマシになるかもしれんが、そんなことする意味は無い。
氣づけば4時半。HUNTER×HUNTERのアニメをYouTubeで見たのが拙かつたか。實は2011年版のやつを毎週YouTubeで見てゐる。さて、もうギターの練習をするしか無いだらう。この後はいつ眠くなつてもをかしくない。といふか、今眠くなつてゐないのがをかしい。激烈な睡眠不足の上に2日連續ライブを觀に名古屋まで行つたからな。何か腦がをかしなことになつてゐるんだらうと思ふ。昨日は激烈に眠くて死にさうだつたのに今日は全然眠くない。とにかく日課のギター練習だ。久しぶりに1.0倍速でやつてみた。昨日も今日もライブでやつた曲が入つてゐないな。いつもならライブでやる定番の曲が大量に選ばれてゐるのに今囘のライブでやつた曲は徹底的に避けられてゐる。iTunesのシャッフル機能による運任せの選曲だからどうなるか分からない。でもよく考へたら昨日今日のセットリストの中で俺が彈ける曲はBrotherhoodといつかのメリークリスマスとultra soulしか無いわ。53曲の中からランダムで13曲選んでこの3曲がヒットする可能性は低いに決まつてゐる。どうせなら全曲B'zで行きたかつたが運任せなので仕方が無い。
SHINE、泣いて 泣いて 泣きやんだら、BURN -フメツノフェイス-、憎いあの娘、勝手にしやがれ、SUPER LOVE SONG、野性のENERGY、FRICTION -LAP 2-、Trinity、世直しGOOD VIBRATION、juice、ギリギリchop、みかんのうた。
日課のギター練習を終へて日記の續きを適當に少し書いてもう6時。どうやら12日のうちに日記を更新するのも困難だな。13日はYUIのライブ。恐らく14日は寢た切りの状態になるだらう。次囘日記更新は早くて15日といふことになりさうな豫感。下手すると18日のDebug今年最後の練習&忘年會よりも後になるかもな。昨日と今日と明後日のライブで體力が盡きて寒さにやられて寢込む可能性もある。まあいい。先のことは考へなくて良い。今日は取り敢へず寢ることにしよう。そろそろ眠くなつて來た。次起きるのはいつだらう。まさか丸一日以上寢てYUIのライブに遲刻するなんてことはあるまい。目覺ましをセットせずに存分に寢よう。夕方にらいんの湯に行くかもしれん。無料券を早めに使はねばならんし。明日温泉で疲勞を癒して明後日ライブに行けば無事に乘り切れさうな氣はする。どうでもいい。寢る。激しく寢る。
日記を書き終つたのは17日の朝。毎日書き續けてゐたわけでもないけど。ダラダラ過ごしてゐるうちに17日になつてしまつてゐた。まだこのB'z2公演連續參戰と水族館+YUIライブの疲勞が殘つてゐる。無理が祟つて異常に體調が惡くなつてゐる。あとは13日の日記を書くだけだな。
公開日時 | 2011年12月17日 10時25分14秒 |
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最終更新日 | 2011年12月17日 10時28分23秒 (更新回数: 2) |
本文文字数 | 21618文字 (タグ込み) |
URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20111211 |
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