海の近くに住みたい
話題:免許・資格・検定
最終更新日: 2011年10月28日 21時18分55秒
つひにFP試驗當日を迎へた。例によつて腦トレなので、この資格が必要なわけではないしこれを役立てるつもりも全く無い。そもそも無意味な資格だしな。FPとはファイナンシャルプランニング又はファイナンシャルプランナーの略。「ファイナンシャル・プランニング技能検定」が正式名稱であるらしい。FP技能檢定に合格すると「ファイナンシャル・プランニング技能士」を名乘ることができるやうになる。この資格を持つてゐない人間はその名稱を名乘ることはできない。ただし、金に關する相談に乘る仕事をするのに資格は全く必要が無い。ただFP技能士を名乘れるだけ。全く意味が無い資格だが、資格を持つてゐない人間よりは一定の知識があるといふ信頼性が保証される程度の安心感を客に與へることができるかもしれない。一生働かない俺には關係無い。そして金に興味も縁も無い俺には知識を自分の人生に役立てる機會も無い。だがそれがいい。俺の資格試驗による腦トレの條件として、安い・ほどほどの難易度・役に立たないといふ3つがある。ほどほどの難易度といふ點では全然ダメだが(内容を知らなくても「3級」の時點でカスだと見下してゐる)、これは宅建と同時進行といふことでこの條件は滿たしたといふことにしよう。貧乏な俺には安いといふのが最も重要な條件だ。腦トレごときに大金を掛けるわけにはいかない。そして、最後の役に立たないといふのも非常に重要。個人の生活に役立つのは別に良い。だが仕事に繋がるやうなものは絶對にダメだ。一生働かない人生を送ると決めたので逃げ道を作らないやうにする。就職に有利になるやうな資格を取つてしまつたら今の生活が完全に破綻して追ひ詰められた時に人生を諦めて働かうなどとバカなことを考へてしまふかもしれない。その道は最初から斷つておかねばならない。FPはこれらの條件を滿たしてゐるだらうと思ふ。
申し込む段階では、どうやら金に關するものらしいといふのは名前から分かるが詳しいことは知らないといふ状態だつた。税金とか年金とか住宅ローンとか保險とか投資とか、さういふものに關する廣く淺い知識が必要な資格なんだらうといふ程度に考へてゐた。まあその通りだつたけど。金に興味も縁も無い俺だから、かういふ勉強をするのは死ぬほどつらいに違ひ無い。だからこそ腦に負荷が掛かつて腦トレになり得るかもしれない。FP申し込み以前に來月の宅建の受驗が確定してゐたが、宅建のみをやるよりも他のと同時進行でやればさらに腦に負荷を掛けることができて腦トレ效果が増しさうな氣がした。マゾではないが、今年は前半にほとんど何もせずに過ごして來たので後半に全力で色々やつてやらうと思つてゐた。といふわけで、宅建と同時に何かをやるといふことになつたのだが、バカな俺には宅建だけでも十分に難し過ぎるので、同時にやるやつが難しいものだと両方とも死んでしまふ。しかし簡單過ぎては腦トレにならない。宅建の負荷を高めることのみが目的だから同時進行の他のやつは少しくらゐ簡單でも良いんだが、1日や2日程度本を讀むだけで受かるやうなカスでは何の意味も無いだらう。同時期に試驗が實施されるものを色々探してみたのだが、なかなか良いのが見つからなかつた。FPといふものを知つた時、最初は2級を受けようと思つた。「3級」といふのはどんなジャンルのものでも超絶カスで小學生でもバカでも簡單に受かるものだと完全に見下してゐる。だからいつもどんなものを目指すにしても最初から2級以上を意識する。しかしFPの2級は受檢資格が無かつた。まづは3級からやらねばならんらしい。數年前に受けたMIDI檢定もさうだつた。まあいいかと思つて取り敢へず3級を申し込んだ。今後2級單體で腦トレといふ道も開けるし、3級があまりにもショボければまた他の資格を探して同時にやつても良い。FPがカスだつた場合の保險として知的財産管理技能檢定3級にも目をつけておいた。これもFPと同じく2級の受檢資格が無く、3級からしかできない。しかし知財は受檢日まで宅建試驗の後1ヶ月ほど餘裕があるので、怠け者の俺は恐らく宅建と同時にはやらず宅建が終つてからやるだらうと思ふ。なので申し込まない方が良いやうな氣がした。取り敢へずそんな經緯でまづはFP3級を申し込んでみた。7月の終り頃だつたかな。3級なんてカスといふ偏見を持ち續けてゐたこともあつて(當然やる氣も無いし)、いつまで經つても勉強を開始しなかつた。今日の時點で宅建すらまだまともに開始してゐないのが非常にヤバい。やる氣が無いにも程がある。
FPには金融財政情報研究會といふやつてゐるやつと、FP協會といふやつがやつてゐるやつの2種類がある。詳しくは知らないが、元々金財のが國家資格でFP協會のが民間の資格だつたのが何年か前に統合したみたいな感じらしい。試驗は學科と實技があり、金財とFP協會では實技科目が違ふ。實技はどの科目でも1つ合格すればOK。3級實技には個人資産相談業務と保險顧客資産相談業務と資産設計提案業務の3つがあり、資産設計提案業務がFP協會、他が金財実施。保險顧客資産相談業務といふのは銀行で働いてゐるやうな人が取るらしい。受檢者數の割合を見ると保險の方が壓倒的に少ない。まあ俺は腦トレだからどれでも別に良いのだが適當に金財の個人資産相談業務を受けることにした。
勉強するには本が必要。しかし田舎の本屋では品揃へが惡いかもしれない。ネットで探して注文してもすぐに屆くとは限らない。といふわけで、本だけは結構早いうちからネットで注文してあつたんだが、屆いても全く開きもしない。凄まじいダメ人間ぶり。俺が勉強なんかするわけないだらうが。何が腦トレだ。でも申し込んで金を拂つてしまつたからにはやるしか無い。落ちたら受檢料が完全に無駄になる。合格しても無駄は無駄だが、落ちるのは桁違ひに無駄だ。絶對に落ちるわけにはいかない。そもそも落ちるか受かるかなんていふ低次元なところにゐるのがをかしい。腦トレなら得點率9割以上を目指すべき。でもやる氣が出ない。FP3級は正答率6割で合格できるらしい。3級だし6割だし、どう考へても落ちる要素は無い。無勉強だと落ちるだらうが、少しやれば受かるに決まつてゐる。相變らず3級蔑視の感情が強いしやる氣も無いのでどんどん時間だけが過ぎて行つた。氣づけば8月が終つてゐた。あと2週間、あと10日、あと1週間。どんどん追ひ詰められて行く。なのにやらない。焦りだけ募る。焦つてゐるならやればいい。ただやればいい。それだけなのに何故かできない。ヤバ過ぎる。ダメ人間にも程がある。本は張り切つて3册も買つてしまつた。試驗が終つたら絶對に讀むことは無いだらう。折角買つたのだから全て讀まねば勿體無い。どうせ讀むなら試驗前に讀まねば無駄だ。もはや讀まずに終るのが勿體無いといふことのみが勉強の動機になつて行つた。時間はどんどん過ぎて行く。でも勉強しない。そのくせ焦る。そんな状態で7日のイベントがあつて徹夜してパチ屋へ。中途半端な時期だが同級生が輪番休業みたいなので帰省してゐて、何人かで集まつて飲むといふことだつたのでそれにも參加した。醉つてカラオケ屋に突入して2時半頃に歸宅し、それから日課のギター練習をこなして朝方に寢た。翌日は疲勞だけでなく睡眠不足もあつて爆睡し、疲勞囘復のために1日が完全に潰れる體たらく。さらに9日にもイベントがあつてパチ屋へ。ほとんど勉強しないまま試驗數日前。かつてこれほどヤバい状況があつただらうか。試驗前最終日の9月10日は全力で勉強せねば完全に終了するといふ状況に追ひ込まれた。これまで實質3日も勉強してゐない状態だ。ただテキストと問題集を讀んでゐるだけ。興味が無いから連續で30分も讀めない。それでも通算10時間はやつたはず、だと思ひたい。少なくとも1册半は讀んでゐるからな。いや、1册半で10時間も使つてゐるわけ無いか。でもじつくり考へながらやつたから結構時間使つたんだよ!!お前ら俺が勉強なんかするわけないと思つてゐるだらうが1册半讀んだのは本當だぞ。確實に1册半は讀んだ。何の自慢にもならんけど。クソが。殘り時間が少ないから試驗前までにただ3册讀むのが精一杯。それすらギリギリ無理かもしれない。過去問を解きまくつたり苦手分野を重點的に勉強したりとか、そんな餘裕は皆無。申し込んだのは1ヶ月半前だぞ。何でこんなことになつてゐるんだ。もはや「1囘讀んだだけで全て憶えろ!」といふやうな無茶な状態に陥つてゐる。もしかしたら3級ごときで落ちるかもしれない不安があつた。きんざいが出版した對策問題集を見ると、學科はやたらと簡單だ。さすが3級だけあつて落ちる氣がしない。しかし實技が異常に難しい。1問解くのに複數分野の知識が必要で、細かく色んな要素が絡み合つてゐる。理解が足りてゐない。運次第で落ちる可能性がある。高得點を狙ふといふやうな次元ではない。試驗前日になつて焦る焦る。3級ごときで不合格だつたら例へ勉強不足だつたとしても、勉強不足も含めて嘲笑の對象になるだらう。愛キュンに嘲笑されたい。でもお前らごときカスに嘲笑されるのは我慢できん。負けるわけにはいかない。何だかんだで俺は負けない人間だ。何一つ際立つて優れたものは持つてゐないが、何をやつてもそこそこな結果を殘す人間だ。中途半端にオールマイティーに何でもこなせる人間だ。可も無く不可も無く。こんなカスで失敗するわけにはいかんのだ。人生つて樂しいですね。
金財のサイトで試驗範圍を見るとなかなか難しさうだ。細目のPDF ( http://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/3kyu/saimoku3.pdf ) を見るとこんなのできるわけ無いだろ!と思ふ。こんなのを完全に理解できたら2級でも滿點近く取れるんぢやないのか。しかし試驗直前の時點ではそこそこ分かる感じになつてゐた。やはり俺は負けない人間だ。勝ちもしないけど。學科の試驗範圍の要點を引用してみよう。
FP3級學科試驗 試驗範圍
- A. ライフプランニングと資金計画
- ファイナンシャル・プランニングと倫理
- ファイナンシャル・プランニングと関連法規
- ライフプランニングの考え方・手法
- 社会保険
- 公的年金
- 企業年金・個人年金等
- 年金と税金
- ライフプラン策定上の資金計画
- ローン及びカード
- ライフプランニングと資金計画の最新の動向
- B. リスク管理
- リスクマネジメント
- 保険制度全般
- 生命保険
- 損害保険
- 第三分野の保険
- リスク管理及び保険
- リスク管理の最新の動向
- C. 金融資産運用
- マーケット環境の理解
- 預貯金・金融類似商品等
- 投資信託
- 債券投資
- 株式投資
- 外貨建商品
- 保険商品
- 金融派生商品
- ポートフォリオ運用
- 金融商品と税金
- セーフティネット
- 関連法規
- 金融資産運用の最新の動向
- D. タックスプランニング
- わが国の税制
- 所得税の仕組み
- 各種所得の内容
- 損益通算
- 所得控除
- 税額控除
- 定率減税
- 所得税の申告と納付
- 個人住民税
- 個人事業税
- タックスプランニングの最新の動向
- E. 不動産
- 不動産の見方
- 不動産の取引
- 不動産に関する法令上の規制
- 不動産の取得・保有に係る税金
- 不動産の譲渡に係る税金
- 不動産の賃貸
- 不動産の有効活用
- 不動産の証券化
- 不動産の最新の動向
- F. 相続・事業承継
- 贈与と法律
- 贈与と税金
- 相続と法律
- 相続及び税金
- 相続財産の評価(不動産以外)
- 相続財産の評価(不動産)
- 不動産の相続対策
- 相続と保険の活用
- 相続・事業承継の最新の動向
職歴無し無職、年金未納、保險未加入、預金ほぼゼロ、投資・不動産・贈與・相續に縁無しの俺がこんなのを勉強してどうなるのか。役に立たないにも程がある。俺にとつては全くドブネズミの糞ほども役に立たないが、普通の人生を送つてゐる人には大いに役立つだらうと思ふ。資格そのものはクソの役にも立たないが、これを勉強して損になる人間はほとんどゐないと思ふ。知らないと損をすることも多い。普通以上の人生を送つてゐる人間には猛烈にお勧めする。暇があつたらやつてみろ。それにしても本當に笑へるほど俺の人生に縁の無い言葉が竝んでゐるよな。續いて實技の試驗範圍を見てみよう。
個人資産相談業務
- 1. 関連業法との関係及び職業上の倫理を踏まえたファイナンシャル・プランニング
ファイナンシャル・プランニング業務に必要とされる倫理観と関連業法との関係を正しく理解したうえで相談に対する回答が行えること
- 2. 個人顧客の問題点の把握
個人顧客の属性、保有金融資産、保有不動産等に関する具体的な設例に基づき、ライフプランの策定、金融資産選択、不動産の有効活用、相続・贈与税、所得税等に関する相談における問題点を把握できること
- 3. 問題の解決策の検討・分析
問題解決にあたって必要とされる知識に基づいて、顧客の立場に立って相談に答えられること
何だかよく分からんが學科の應用問題といふことだらう。學科は○×の2擇問題と3擇、實技は3擇。何が實技なのかよく分からん。ただの筆記試驗なので普通に學科試驗に含めれば良いと思ふ。學科と實技を分けて実施して、一方だけ合格した場合は翌々年度まで科目合格を持ち越せる仕組み。面倒だし無意味だから一發試驗にすればいいのに。3級は6割で合格できるし2擇と3擇のマーク方式だから運だけでもそこそこの點數を取れるはず。猛烈な勉強不足でも不合格はまづあり得ないのではないかと思ふ。これはどういふ人間が受けるんだらう。2級の受檢資格が欲しい人が受けるんだらうか。大學生が就職活動で少し有利になるかもとか思つて取るんだらうか。一般企業で社員が取らされるなんてことがあるだらうか。保険會社や銀行の社員は強制的に取らされるかもしれんが、さういふ人達は實務經驗があるからいきなり2級をやらされさうだ。イマイチ3級を受ける受檢者層が見えて來ない。基本情報技術者試驗は申込時に職業等のアンケートがあつて統計が出るから、年齢・性別・職業等、ある程度分かるんだが(もちろん嘘を答へる人間もゐるので全面的には信用できないが)、FPはさういふのが無いからどういふ人が受けるのかよく分からない。試驗當日にどういふ人が來るのかといふのも樂しみの一つではある。家庭菜園檢定は40〜60代のいかにもな感じの人が多くて和んだ。FP3級はどんな人達が來るんだらう。
試驗前日の昨日になつて漸く學科の問題集卷末の過去問を2囘分解いた。さらに初めて實技の問題集に手を出し、猛烈に讀んだ。朝からひたすら讀んだ。ただし集中力が續かないのでアホみたいに休憩した。學科は死ぬほど簡單だつたが、實技は異常に難しい。同じきんざいから出版された全く同じシリーズの實技編。試驗本番がこの難易度だつたら運次第で落ちる可能性があると思つた。實技は15問しか無いので1問のミスがデカい。あと半日しか無いのにこんな状態。死ぬほど焦つた。しかしもう問題集を讀破できるかどうかといふ程度しか時間が殘つてゐない。問題を解きながら全て記憶して同じ系統の問題は二度と間違へないやうにするしか無いが、興味が無いのでなかなか憶えられない。かなり嚴しい。死にさうだつた。そして何度も休憩しながら(2囘も寢た)夜遲く何とか讀破。日付が變つてから實技の過去問2囘分に挑戰。拍子拔けするほど簡單だつた。をかしい。本篇に出てゐた平成10年代の問題を一部變更したやうなやつは激烈に難しかつたのに卷末の去年邊りの問題は簡單過ぎる。昔は難しかつたけど最近は異樣に簡單になつてゐるといふことかもしれない。最近簡單だつた反動で今囘からまた難しくなる可能性もある。よく分からないが、難しかつたら死ぬかもしれない。少なくとも高得點は取れさうにない感じだ。問題集の卷末の過去問レベルなら餘裕過ぎる。どちらに轉ぶか分からないのが怖い。でも試驗會場に向ふ電車や、午前の學科試驗終了後の休み時間にも勉強できる。その氣になれば當日でも3時間は勉強できるはず。まだ高得點を諦めない。負けるわけにはいかんのだ。・・・といふ感じで試驗當日を迎へ、早朝に起きた。睡眠時間は短いが足りないといふほどではない。少し問題集を眺めてから家を出る。
少し早めに試驗會場に着くやうにして向うで最後の勉強をしようと思つてゐた。7時54分に西可児を出る電車で行くつもりだつた。試驗は10時から。20分前に集合。會場は名古屋商工會議所。行つたことはないが辿り着けるだらう。地下鐵伏見驛から徒歩5分らしい。一應Googleの地圖でも確認しておいた。受檢票と筆記用具と電卓を何度も確認して鞄にブチ込む。試驗では計算問題がたまに出るので電卓は必須。自力でもできる程度の計算だが面倒臭い。家を出て坂を下りたところで絶望的な失敗に氣づいた。DSを持つて來てゐない。アホか。歸りの電車でDQ9をやつてガンダムの地圖で金を稼がうと思つてゐたのに。坂を下りる前なら取りに戻つたが、坂を下りてから引き返すのは無理。完全に癡呆症だ。腦トレ效果など絶對に出てゐない。勉強しても無駄。何この絶望感。死ね。豫定より少し早く驛に着いてしまひ、豫定の1本前の電車に乘ることになつた。急行で乘り換へ無し。座れなかつたら死ぬので、念のために新可児から乘ることも檢討したが、日曜なのでたぶん大丈夫だらうと思つた。今、自動車業界は木金休みで土日出勤なので危ないかとも思つたが、自動車關係はみんな車通勤だらうと無根拠に決め付けた。その讀みが間違つてゐなかつたのか單に時間が早かつたのか、無事に座ることができた。どんどん乘客が増えて犬山以降は座れない状態だつたが俺が西可児で座れればそれで良いのだ。電車の中でひたすらFPの本を讀む。名古屋で下車。地下鐵東山線に乘り換へ。1驛先の伏見で下車。5番出口から出て徒歩5分だが、1番と10番しか出口が無かつた。反対側のホームの方へ囘り込んで行かないと5番出口は無いらしい。死ぬほど面倒だ。地上に出てから方向を變へれば良いので適當に外に出た。方角が分からないと會場に辿り着けないのでまづは太陽の位置を確認。ビルが高くて太陽は見えないが空の明るさで判斷。南の方を見ると遠くに森が見える。あれが白川公園のはず。商工會議所は白川公園の北側にある。もう辿り着けたも同然だ。しかし遠いぞ。本當に徒歩5分なんだらうか。5番出口から5分なのかな。電車を降りてから5番出口までの時間も考へると倍は掛かりさう。歩くのが面倒臭い。ひたすら森の方を目指して歩く。疲れた。死ぬほど遠い。5分では無理だらう。5番出口からでも5分はキツいんぢやないのか?ていふか、伏見より大須観音驛の方が近くないか?でも大須から來ることは電車の乘り換への都合上あり得ないか。どの方向から來るにしても鶴舞線に乘り換へる手間を考へたら伏見から歩く方が樂に決まつてゐる。無事に森に到達。時計を見たら9時少し前。だいぶ早く着いたな。そこで異樣な光景を見た。科學館の前に恐ろしい行列ができてゐた。最後尾が見えない。どこまで續いてゐるんだらう。明らかに數百人竝んでゐた。もしかしたら1000人超えてゐるかも。何でそんなに竝んでゐるのか。何か特別なイベントでもあるのか?普段からさうなのか?長過ぎる列に興味が湧いて少し歩いて後ろの方を見に行つてみた。しかしすぐに諦めた。そんなことしてゐる場合ではないし最後尾は遠過ぎる。こんなに人が集まるといふことは結構面白いのかもしれない。今度平日にでも來てみようかな。
商工會議所のビルに入り、3階へ。何部屋か試驗會場になつてゐるが、俺は第6會議室らしい。ドアに準備中と書いてあつたが構はず開けてみた。試驗監督の小母さんが急激にこちらに向つて來てまだ準備中なので入らないでくれと言ふ。何時から入れるのか聞いたら、準備が終つたら呼ぶと言ふ。廊下は狹いので1階のロビーで待つことにした。同じやうに待ちながら問題集を眺めてゐる人が何人かゐる。冷房が無く、死ぬほど暑い。汗が止まらん。本に滴らないやうに氣をつけながらひたすら問題集を讀んで最後の足掻き。硝子張りなので外が見える。科學館の列はまだ動かない。何時開館なんだらうか。親子連れも多いが、明らかに大人だけの集團も結構ゐる。そんなに面白いのか?ますます興味が湧いて來た。今年中に行つてみよう。寒くなる前に。しばらく待つてから再び3階へ。もう開いてゐた。部屋に入る時に受檢票を確認された。俺の席は右端の一番前。最前列。なかなかの良席だ。ひたすら問題集を讀み、しばらくして後ろを振り返つて受檢者を眺めてみる。年齡層はかなり若い。20代前半が多いだらうか。大學生つぽい感じが多いやうだが、社会人になりたてぐらゐの人も多いのかもしれない。明らかに俺より上の人間も數人ゐた。受檢者の中では俺はかなり年齢の高い部類だと思ふ。外見は同じやうなものだが。あと、女の比率が結構高い。これまで男が多い試驗ばかり受けて來た。電氣工事士とか情報處理とか。漢檢は半々ぐらゐだつたが年齡層がバラバラな感じだつた。受ける試驗によつて受檢者層が全然違ふ。面白いな。一部屋40人くらゐか。MIDI檢定の時は一桁だつたな。
集合時間になつて、試驗の説明が始まつた。別に珍しいことも無い。他の試驗と違ふのは、解答用紙のマークシートに最初から受檢番號や名前が印字されてゐること。署名欄があつて、印字された氏名等に間違ひが無いのを確認して署名欄に自筆で氏名を書き込む。何の意味があるのかよく分からない。受檢番號のマークミスで不合格になる可能性が無いのはありがたいよな。案外さういふバカな落ち方をする奴がゐるんだよな。大學受驗でも折角東大に受かるくらゐ勉強してもセンター試驗で受驗番號のマークミスで0點なんてこともあり得るからな。まあさういふバカは受からなくて良いといふことなんだけどな。問題用紙が配られる。表紙は黄緑色。透けて中が見えないやうにといふことだらうか。3級の學科なんか誰も落ちないからどうでも良いよ。早く終らせて實技の勉強をせねばならん。學科の試驗時間は120分。問題は60問。問題集の過去問をやつてみた感觸だと普通に解くだけで20分以内。マークシートを塗る作業とか見直しとかを含めても絶對に1時間も必要無い。開始から1時間は退出不可。途中退出時は解答用紙を試驗官に手渡しして出る。開始30分で寫眞票の囘收。送られて來た受檢票に寫眞を貼つて持つて來る必要がある。合格証には寫眞は載らないはずなので、寫眞票で本人確認をしたとしても替へ玉受檢は可能だらう。寫眞代が勿體無いだけ。何の意味も無い。本人確認をするなら免許証や学生証や住基カードでやればいい。そもそもこの無意味な資格でそこまでする必要は無い氣がする。時間になり、試驗開始。つひに始まつた。猛烈な勉強不足状態だが、合格は揺るぎない。ただ慘めな結果だけは殘さないやうに少しでも高得點を取る努力をする。少なくとも8割5分は取りたいところだが、實質4日程度しか勉強してゐないので、その目標設定自體がナメ過ぎてゐる。
まづは100%に近い自信がある問題だけを囘答していく。前半30問のうち自信を持つて囘答できた問題を數へてみたら24問。8割。微妙。自信があつても間違へてゐる問題もあるだらうが、あまり自信が無くて取り敢へずスルーした問題でもまづ正解できるだらうと思へる問題が何問もあるし、本當に自信が無い問題でも2擇なので5割は運で正解する。それを考へると目標の8割5分は取れさうな感じ。取り敢へず、自信のあるやつだけマークを塗る。そして後半部分の3擇問題へ。これも自信のあるやつだけ囘答する。26問。全60問中50問が自信あり。その中の何問を間違へてゐるか分からんが、殘りの10問を全て外す確率は相當低いはずなので相殺できるだらう。取り敢へず自信を持つて囘答したやつを塗る。塗る場所を間違へてゐないか確認し、自信の無い10問を愼重に考へてみる。そしてマークシートを塗る。30分以内に終つてしまつた。また最初から問題を見直して考へる。少し迷ふ部分もあるが、下手に考へ直して修正するとそれが裏目に出て最初のが正解だつたといふことがよくある。最初のインスピレーションを重視する方が良い結果になりやすい氣がする。高校時代のマーク模試の經驗上さういふ氣がする。明確な根拠は一切無いけど。何度も見直して、分からんやつは分からんので諦めて、マークミスが無いか何度も確認して、もうこれ以上やることは無いといふ状態になつてもまだ退出可能時間にならない。何だこれ。120分も絶對に要らんだらう。時間設定が明らかにをかしい。仕方が無いのでもう一度見直してみる。どこかに變な思ひ込みや勘違ひがあるかもしれない。じつくり見直してみると、明らかに間違つてゐたやつを發見した。危ないな。他にもあるんだらうな。でももう無理。學科はもういい。早く終れ。しかし1時間經過して退出しても居場所が無いぞ。自習室みたいなのを用意してくれよ。どうしようか。近所に喫茶店とかあるかな。最惡の場合は白川公園の森の中だな。商工會議所の1階ロビーは外より暑い。どうしようか考へてゐるうちに60分經過したらしく試驗監督が注意事項を話し始めた。試驗前にも同じ説明があつたのでどうでもいい。荷物を全部まとめてから解答用紙を手渡しして退出。當然、大半の受檢者が外に出た。俺は最前列だつたこともあり早い段階で退出して見届けなかつたのだが、たぶんほぼ全員出たのではないかと思ふ。これ以上時間を掛ける意味が無い。
2011年9月11日實施 FP技能檢定3級學科 試驗問題(PDF)
高得點は取れないにしても、取り敢へず學科だけは絶對に合格した確信を得た。といふか、學科は最初から落ちる氣がしなかつた。これ、落ちる人ゐるのか?常識的な範圍なら勉強不足でも受かるだらう。全くの無勉強なら落ちるかもしれないが、運だけでも結構な確率で受かるぞ。問題を讀まずに適當にマークしても計算上は平均25問正解できる。36問で合格だが勘でも結構いけさう。知らなくても常識で考へれば分かるやうな問題も多いし、株とかの投資をやつてゐる奴なら金融商品系の問題は樂勝だらうし、最近結婚して新築の家を買つたやうな人なら生命保險とか住宅ローンとか樂勝だらうし、金持ちで身近な人が死んで相續を經驗した人なら相續とか贈與の問題も少し行けるかもしれない。不動産や法律や金融關係の別の資格を持つてゐる人なら最初からその分野の知識はあるだらう。リーマンなら年末調整で源泉徴收票を見慣れてゐるだらうし、老人なら年金の知識も多少あるだらう。全く勉強しなくても少しくらゐは誰でも分かる分野があるはず。2擇3擇で6割取れればOKといふことも考へると、FP3級の學科試驗で落ちるのは非常に困難だと思ふ。對策本の1册でも讀めばそこそこ行ける。俺は無茶して4日程度で詰め込んだが、1週間あれば普通に受かる。念のため2週間確保すれば誰でも絶對に受かる。もちろん、勉強時間1日10分とかふざけたことをすると2週間でも落ちる可能性はあるが、そこそこ眞面目に取り組めば誰でも受かる。
午後の實技試驗は不安。實際の難易度を掴みきれてゐない。きんざいの對策問題集實技編しか讀んでゐないのだが、その本は異樣に難易度が高かつた。微妙な選擇肢が多く、確實な知識が無いと自信を持つて絞り込めない感じだつた。1題につき3問。6割以上取るには2問正解する必要があるが、問題集の中には3問とも不正解といふのがいくつもあつた。1問目の答へを2問目3問目で使ふやうなパターンだと全滅する可能性がある。平均すると2問は取れる感じだが、やはりどうしても1問くらゐ間違へる。この問題集の平均的な難易度で出題されるとギリギリ6割取れるが、難しい問題を出されると死ぬ可能性がある。この問題集は主に過去の問題を改變して載せてゐるやうなので過去に實際にこの難易度で出題されたと思つて良い。しかし、卷末にある過去問2囘分は死ぬほど簡單だつた。去年の9月と今年の1月の問題。最近は恐ろしく難易度が低い傾向にあるらしい。いや、分からんけど。問題集が不當に難しいだけかもしれない。過去問はその2囘分しかやつてゐないし他の囘の分析もしてゐないし、ほぼこの1册でしか實技問題に接してゐないので實際の試驗がどの程度なのか判斷できない。そんな状態で受けるのは初めてだ。今まではしつかり過去問をチェックして大體の難易度は把握できてゐた。大學入試は過去問とか一切やらなかつたけどな。大學ごとに入試問題の傾向とかあるんだらうが一切リサーチせずに試驗を受けてゐた。大學受驗に驚くほど興味が無さ過ぎた。ここ最近の腦トレ資格試驗で一番ナメてゐた家庭菜園檢定よりも格段に桁違ひに壓倒的にナメてゐた。大學受驗に關してはそれで良かつたと思つてゐる。あんなものに價値は無い。むしろ大學に入つたことを失敗だつたとさへ思つてゐる。まあ大學のことはどうでもいい。大學入試以外では初めて試驗の難易度を把握せずに臨む。凄まじい不安感。まあ大丈夫だらうとは思ふが、もし3級ごときで不合格になつたら精神的ダメージがデカ過ぎる。「3級」といふのは俺の中で永遠に超絶カスで在り續けるべき。世の中に難しい「3級」など存在しない。ジャンルを問はず「3級」で失敗や挫折を味はふやうになつたら完全に人生終了だ。腦トレでボケ防止の次元ではなく、即入院レベルの完全癡呆状態だ。問題集の卷末の過去問レベルなら樂勝過ぎてウンコが漏れさうだが、問題集の本篇レベルだと少し危ない。まあそれでもたぶん合格はできるだらうと思ふが、運次第で死ぬ可能性がある。かういふ不安感や緊張感も面白いですね。
取り敢へず休憩時間といふことで外に出てみた。實技試驗は13時半から。2時間半もある。この時間を勉強に注ぎ込んで合格を不動のものにすると同時に高得點をも狙ふ。普通は試驗直前に頑張つても何も變らない。大抵試驗直前にはもう伸び代があまり無い状態になつてゐるはずだからな。でも今の俺は違ふ。猛烈な勉強不足だからまだまだいくらでも伸びる。しかし勉強する場所が無い。白川公園の木陰でやるか?眞夏ではないから熱中症で死ぬことは無いだらうが、相當キツい。どこか喫茶店でもあれば良いんだが。事前に調べておくべきだつたな。取り敢へず近隣を散策してみた。コンビニが結構ある。飮食店も少しある。御園座がすぐ近くにあるから結構充実してゐる。しかし長時間勉強のために居座れさうな店は無い。コメダ珈琲とかあれば良いんだけどな。商工會議所の周りを1周してみたが、良い場所が見つからなかつた。あまり無駄に歩き囘ると疲れるし時間も失ふ。諦めて白川公園でやることにした。その前にコンビニへ。腹が減つた。しかし飯を食ふと猛烈に眠くなる。かういふ時はウィダーINゼリーだ。と思つたのだが、店に入つたらまともに飯を食ひたくなつてしまつた。都會のコンビニはクソ廣いな。しかも商品が充実し過ぎてゐる。田舎のコンビニでは見たことが無い焼き魚とかが當り前のやうに賣られてゐる。さすがにさういふものは買はないけどな。おにぎり100圓祭みたいなのをやつてゐたのでおにぎりを3個買つた。死の始まり。白川公園に戻つたらFP受檢者が大量にゐて、もはや座る場所が無かつた。どいつもこいつもFPの本を必死に讀んでゐる。みんなアホみたいに眞面目だな。そんな直前に必死に勉強するなよ。お前らどうせ既に萬全の状態で來てゐるんだらう?俺みたいに追ひ詰められてゐる奴はどうせほとんどゐないんだらう?俺に場所を譲つてくれよ。仕方が無いのでかなり座りにくい場所に座つた。直射日光をモロに浴びる最低な場所。眩し過ぎる。目が痛い。日焼けも怖い。必死に問題集を讀んでゐたら60代くらゐの小母さん二人組が話し掛けて來た。科學館の方を指差して科學館はアレですか?と。何故俺に聞くんだらう。他にいくらでも人がゐるのに。一番近くに俺がゐたわけでもないのに。詳しいことは知らんけどたぶんアレが科學館で間違ひ無いだらう。近くに美術館もあるはずだが、ほぼ間違ひ無くアレが科學館だ。確信は無いが、勝手に決めつけてアレが科學館だと教へてあげた。そして勉強再開。おにぎりを食つたせゐで異樣に眠くなつて來てゐた。しかも絶望的に集中力が無い。胃にエネルギーと血液を奪はれて全く腦が働かない。一文字も頭に入つて來ない。これは拙い。でもやるしか無い。負けるわけにはいかんのだ。債券利囘りの計算式とか未上場株式の各評價方法の計算式とか、絶望的に憶えられない。どうせこんなの出ないし出ても1問だから捨てても良いか。でも最後に一應見ておくべき。見ても頭に入らんけど。それよりも税金の計算が危ない。當然に控除すべきものを忘れて正しい答へを出せないことがよくある。しかもその間違へた答へと一致する選擇肢が絶妙に用意されてゐたりしてな。結構上手く選擇肢を作つてあるんだよな。色んな所得控除や税額控除があるが、それぞれの要件や上限金額や控除率、平成何年の特例では何%なのかとか氣が狂ひさうなほどゴチャゴチャしてゐる。似たやうな名前も多いし、色々混同して間違へる。まだ完全に整理できてゐない。ていふか税金の計算は税理士に任せろよ。FPはそんなの必要無いんぢやないのか?税理士の領域に手を出すと税理士法違反で捕まるんだらう?大體かういふのはすぐ法改正して使へなくなるからイチイチ憶える必要が無い。死ぬほど面倒臭いな。おにぎりのせゐであまりにも頭が働かないので一旦やめて公園内をウロウロ歩いてみた。名古屋はかなりルンペンに嚴しくなつたが、まだここには少し住んでゐるらしい。俺もいづれ仲間に入れて貰ふことになるかもしれん。10年ほど前も全く同じやうなことを言つてゐたが、なかなかルンペンの仲間に加はりさうにない。終了前に宝籤を當てたいものだ。しばらくしてまた商工會議所の近くに戻つてみたら日光の當らない場所が空いてゐたのでそこに座つて本を讀んだ。ダメだ。やはり頭に入らない。おにぎりを食つたのは完全に失敗。また立ち上がり、おにぎりのゴミを捨てにコンビニへ。商工會議所のある區劃を1周して戻り、念のため建物の中に入つて3階まで行つてみた。既に開放されてゐた。學科の時間が終了してすぐに實技の準備をしてそのまま開放したらしい。わざわざ無駄に外で勉強する必要は無かつたらしい。まあ1時間で出たからしばらくは外にゐるしか無かつたけど。部屋の中は冷房で涼しい。實技の問題集を最後の最後まで必死に讀むことにした。しかし眠い。異常に眠い。全く頭に入らん。焦る焦る。この状態のまま本番に突入すると問題文の意味も理解できないかもしれない。基本情報技術者試驗の午後と非常に似てゐる。凄まじく嫌な豫感がする。10分でも寢た方が良いかもしれない。どうせ頭に入らんし、もうこれ以上やつても何も變らん。いや、ここが勝負どころだ。やれるだけのことはやる。でもやれるだけのことをやらずに今日を迎へたのであつて、既に終了してゐると言へなくもない。合否や點數に關係無く、既に自分に負けて勝負は終つてゐるのだ。いや、まだだ。高得點を取れば挽囘できる。俺は負けない。負けるわけにはいかんのだ。
試驗監督が説明を始めた。午前と基本的には同じだが、實技試驗は途中退出できない。試驗時間は1時間。解答用紙には最初から名前が印字されてゐる。署名欄に名前を自署する。問題用紙が配られ、開始まで開けるなと當然のことを説明される。さて、どんな問題が出るか。それにしても他の受檢者の電卓が笑へる。何でみんなそんなに巨大な電卓を持つて來てゐるんだ。金財のサイトを見ると電卓に關してこんなことが書いてある。
計算機(下記の各条件に該当するもの1台に限る)
- 1.電源内蔵のもの
- 2.演算機能のみを有するもの
- 使用可・・・√、%、消費税に係る税込・税抜、売上に係る原価(MD)・売上・売価(MU)・利益率、日数・時間計算、マルチ換算についてのキー、定数計算機能、メモリー(M)機能(計算結果を1つだけ記録できるものに限る)、GTキー
- 使用不可・・・関数計算機能〔Σ(シグマ)、log等〕、複利計算・ローン計算機能、紙に記録する機能、音〔タッチ音、音階、音声等〕を発する機能、プログラム(計算式)の入力(登録)機能、計算過程をさかのぼって確認できる機能、等を有するもの
- 3.数値を表示する部分がおおむね水平で、文字表示領域が1行であるもの
- 4.外形寸法がおおむね26cm×18cmの大きさを超えないもの
4.外形寸法がおおむね26cm×18cmの大きさを超えないもの
といふ規定を見て、これを超えない範圍で可能な限りデカいものの方が有利だとでも考へたんだらうか。26cm×18cmとか常識的に考へてをかしいだらう。計算問題なんか多くて2問程度しか出ない。しかも電卓に頼らなくてもその氣になれば自力で計算できるレベル。四則計算しか無い。ほとんど使はない。1問か2問で輕く使ふだけだから薄くて小さいやつで十分だ。俺なんかパチ屋に持つて行くために買つた薄汚い安物の小さいやつだ。逆に耻づかしい感じになつてゐる。みんな普段からあんな巨大な電卓使つてゐるのかな。ああいふのはいくらぐらゐするんだらう。何千圓もするのかな。簿記とかやつてゐるのかもしれんな。まあどうでもいい。
試驗開始。まづはパラパラめくつて問題を輕く眺める。難易度がどの程度か。祈るやうな氣持ち。第1問、自營業者の年金。厚生年金ぢやないから激しく樂だ。厚生老齡年金は特別支給があつて非常に面倒臭い。報酬比例部分とか定額部分とか加給年金とか経過的加算とかな。昭和何年生まれかによつて支給開始年齢が違ふんだよ。加入月數によつて變る部分もある。厚生年金ではないといふだけで格段に樂。第2問、金融商品。債券の問題。あ!!出やがつた!!債券の利囘りの計算問題!!クソが!!直前に少し眺めたけど記憶できてねえよ。何故捨てたところがピンポイントで出るんだ。まあいい。取り敢へず次を見よう。第3問、個人事業主の青色申告の問題。まあ難しくはないだらう。配偶者控除と扶養控除の問題があるな。これは注意する必要がある。民主黨が子ども手當てを導入した裏で密かに扶養控除を削つた。15歳までの扶養控除がカットされた。まあ特に問題は無からう。次、第4問。不動産は得意分野。二種類の用途地域にまたがる土地に建物を建てる時にどんな制限を受けるかとか、建蔽率や容積率がどうなるかといふありがちで簡單な問題。最後、第5問は遺言と相續。遺言の種類と法定相續分と小規模宅地相續の特例が出題されてゐる。目を瞑つても解ける基本中の基本問題。總合的に見て、問題集の卷末にあつた最近の過去問と同レベルかそれ以下の難易度。落ちる氣がしない。簡單過ぎる。債券の利囘り計算だけが問題。計算式さへしつかり憶えておけば滿點狙へたかもしれないと思つた。直前まで不安を抱いてゐたのがバカみたいだ。問題を解く前に勝利宣言をしても良い。
まづは學科と同じく確實に自信の持てる問題だけを解いて行く。うむ。自信が持てないのは債券利囘りの計算のみ。他は大丈夫。取り敢へずその1問以外をマークシートに記入。あとは計算問題。單純に計算式を暗記してゐれば瞬殺の問題だが計算式を正確には憶えてゐない。うろ憶え。問題は、10年固定利付國債を額面200萬圓保有し、殘存年數が8年、表面利率は1.2%、購入価格は新發99.50圓、現在の時價は101.50圓。これを現在の時價で賣却した場合の所有期間利囘りを求める。選擇肢は1.2%、2.2%、3.2%の3つ。單利の年率換算で税金や手數料は考慮しない。さて、所有期間利囘りの計算式はどうだつたか。一番下の分母が買付價格で分子の左側が利率だつたのは憶えてゐる。式の意味まで考へなかつたからどういふ計算なのか理解してゐない。(表面利率×(1-(所有期間÷買付價格)))÷買付價格といふやうな感じの鬱陶しい式だつたやうな氣がする。式を思ひ出さうと頑張るのではなく、自分で計算方法を考へる方が確實性は高いかもしれない。しかし利囘りの意味すら正確に理解してゐないからな。利益を所有期間で除した値が利囘りなのか?だとすると99.5圓で買つてそれに利子が2年分ついてさらに時價が2圓上がつてゐるので、それを計算して出た金額から購入金額の99.5圓を引き、それを2年で割ると、4.2%になつた。選擇肢に無い。利囘りとはさういふ意味ではないらしい。ダメだ。計算式を思ひ出す方が良いかもしれない。取り敢へず前に書いた適當な感じの式に當て嵌めて計算してみた。四捨五入して1.2%になつた。これか?一應選擇肢にもあるけど。ダメだな。これは捨てるしか無い。頑張つても計算式を思ひ出すことはできさうにないし、利囘りの意味が分からないので自力で計算することもできない。3擇の運任せ。全くダニの糞ほども自信の無い計算式から出た1.2%に賭けてみた。結論から言ふと不正解。(表面利率+((賣却價格-買付價格)÷所有期間))÷買付價格で2.2%が正解。全然違ふな。ビックリするくらゐ違ふな。こんなに式が違ふのに何故選擇肢に同じのがあるんだ。式の意味を考へてしつかり理解してゐたら別にどうといふことは無い問題だつた。完全にただのバカ。無能。死ね俺。まだまだ時間が餘つてゐたので他の問題も何度も見直す。合格は揺るぎない。ただ、思はぬところで間違へてゐる可能性はある。一應何度もじつくり考へ直してみたが、特に考へを修正することは無かつた。間違ひは發見できず。債券利囘りだけが問題だが、これは考へても仕方が無い。勉強不足。晝休みに式を眺めたのにな。どうせ出ないと思つて捨てた瞬間にこの問題が出ることが確定したんだらうな。印刷等の都合もあつて恐らく1ヶ月以上前に問題は確定してゐるはずだと思ふのだが、實は宇宙はさういふ仕組みではない。俺を苦しめるためならどんな不正も當り前に行はれる。スロで設定6の臺に座れたとしよう。その瞬間にその臺は遥か以前から設定1だつたといふことに歴史が書き換へられる。さういふ仕組みになつてゐる。宇宙は俺を恐れ過ぎてゐる。そんなに俺が怖いのか。俺ごときを恐れる宇宙など滅んでしまへば良い。俺が滅ぼす。苦しめて殺す。命乞ひを踏み躙つて殺す。後悔させながら殺す。まあどうでもいい。今囘に關しては自分の勉強不足が惡い。例へ宇宙が不正に問題を書き換へたとしてもそれとは關係無く俺自身が惡い。まあそこそこ高得點も取れさうだし、慘めな結末は迎へずに濟みさうだ。
2011年9月11日實施 FP技能檢定3級實技 個人資産相談業務 試驗問題(PDF)
時間が來て試驗官が解答用紙を囘收する。荷物を鞄に仕舞ひ、指示を待つ。解答用紙の枚數を二人の試驗官が念入りに數へ、無事にチェックが終了して退出OKになつた。あとは歸るのみ。商工會議所を出る。やはり「3級」は簡單だつた。この世に難しい3級など存在しない。直前まで焦つてゐたくせに。問題集が少し難し過ぎたな。1囘讀んだだけだから問題集が難しかつたといふのも錯覺に過ぎないのかもしれない。今囘はあまりにも準備不足だつた。常軌を逸してゐた。3級だから良かつたが、もし2級だつたら完全に死んでゐた。受檢資格が無くてありがたう!と激しく言ひたい。まあ受檢資格があつて2級を申し込んでゐたらもつと早くから勉強してゐたかもしれんけどな。やはり全力で「3級」をナメてゐるのが原因なんだらうな。どんなジャンルの資格でもやはり3級はカスだよ。間違ひ無い。どんな分野でも大の大人が3級が難し過ぎて挫折するなんてことは絶對にあつてはならない。
まだ14時半だ。折角名古屋まで出て來たのでこのまま歸るのは勿體無い。名驛の高島屋の11階にあるクソ廣い本屋にでも寄つてみようかなと考へたが、數秒で撤囘。今日はダメだ。今日は9月11日。アメ公の巨大なビルにテロリストが突つ込んだ記念日だ。しかも丁度10年のめでたい日。あの後、當時日本の首相だつた小泉はアメ公の侵掠戰爭に反對する國々にアメリカを支持するやうに必死に交渉して囘つた。當時の日本は拉致問題や核保有の問題で北朝鮮が危ないといふことになつてゐて、軍隊や核兵器を持てない日本だけではどうにもならんから大義を捨ててでもアメ公に媚を賣るしか無いと主張する屑が大量にゐた。アメ公の屬國しかアメリカを支持せず世界中が反對してゐたのだから自信満々に日本もアメリカを非難して良かつたのだ。先の大戰時に日本がドイツと同盟を結ばうとしてゐた頃、ドイツはユダヤ人を根絶やしにしようといふ非人道的なことをしてゐた。そのドイツから逃げて來たユダヤ人を救つた日本人がゐた。同盟國となるドイツとの關係を考へるとユダヤ人を見殺しにすべきであつたかもしれないが、外交官の杉原千畝は自分の首を賭けてユダヤ人6000人の命を救つた。外務大臣だつた松岡洋右は建前としてユダヤ人入國を許可しなかつたが、實際にはユダヤ人の亡命を默認した。東條英機はドイツの抗議を堂々と撥ね付け、ユダヤ人の滿洲國への亡命を許可した。戰前戰中の日本は全面的に惡でクソだと思ひ込んでゐる奴がよくゐるが、戰後の日本の方がどう考へてもクソだらう。A級戰犯と呼ばれ不當に極惡人のごとく扱はれてゐる過去の日本人の方が、惡に迎合し侵掠戰爭に荷擔した小泉や似非保守の連中よりもよほど善良で人道的で日本人として誇るべき人間であらう。何が國益だ。アメ公大好きな小泉はテロリストの反感を買ふやうなことをしてしまつた。日本がテロリストに狙はれても仕方が無い状況になつた。テロは惡。それはさうだらう。だがアメリはもつと惡。そこまでして北朝鮮問題解決のためにアメ公の力を借りるつもりが、イラク戰爭で疲弊したアメリカは同盟國である日本を平氣で裏切つて北朝鮮のテロ國家指定を解除したりして北朝鮮に擦り寄つた。イラクで手一杯だから暴發しないやうに北朝鮮を甘やかすといふことだ。その當時の首相福田はそれを歓迎するなどとボケたことをほざいた。頭がをかしいのか。そんなにアメリカが怖いのか。菅はアメ公に脅迫されて(ついでに賣國奴集團の經團聯に金貰つて)TPPに參加するなどとバカなことを言つてゐた。首相としては史上最低レベルにダメだつたが、普天間の件でアメリカを怒らせた鳩山が神に思へて來る。アメ公は自分のことしか考へない世界最強の屑だから頼るべきではない。むしろ最終的には打倒しなければならない日本最大の敵國である。テロ10周年といふことでアメリカは激しく警戒してゐるだらうが、日本は全く何も警戒してゐないやうに見える。テロリストにアメ公の仲間だと思はれてゐたら日本が狙はれる可能性がある。名驛の高島屋と言へばあの2本竝んだデカいビル。名古屋のWTCと呼ばれてゐるあのビル(勝手に俺が呼んでゐるだけだが)。テロの標的になるかもしれない。まあ實際に甚大な被害を與へようと思つたら原發を狙ふべきだといふことが確定してゐるけどな。日本の原發は無防備で弱く、原爆何十發分もの威力がある。簡單に國を滅ぼすことができるといふことが世界にバレてしまつた。狙はれるとしたら原發だらう。そもそも狙はれないだらうけどな。日本を潰してもアメリカにはあまり影響が無い。でも念のため名驛のビルは避ける。といふわけで、伏見驛には向はず、南の方へ歩いた。
鞄からICコーダーを出し、3倍速でiPod宅建を聽く。FPは終了したが宅建がまだ殘つてゐる。FPなんかとは比べ物にならないほど難しい。と思つてゐるが實際のところはまだ分からない。1ヶ月前なのにこんな状態なのがヤバい。今度こそ早めにやるぞ。早めどころかもはや終了してゐる可能性も高いけどな。今度こそ本當にヤバい。標準勉強時間は300時間らしい。まだ1ヶ月あるから、毎日10時間やればまだ間に合ふ。できるかボケ。でもたぶん150時間で十分行けるだらうと甘く見てゐる。かういふ標準勉強時間といふのが本當だつた例が無い。まあ150時間だとしても激烈な困難だけどな。空いた時間に音聲講座を聽いて少しでも勉強時間を短縮せねば間に合はん。3倍速で聽けばさらに時間短縮だし反復學習效果も高い。まあそんなことはいい。白川公園の脇を通り、巨大な道路を渡る。すぐに大須観音驛に到達。やはり大須観音の方が近い。日曜なので人が多い。大須観音の前で鳩を眺め、奧の街へ。特に用事も無いんだけどな。赤門通りを拔けて萬松寺の邊りを南へ。廣場で大道藝でもやつてゐないかと思つたが、變なバンドが何かやつてゐた。しかし休憩中で演奏はしてゐなかつたので通り過ぎる。上前津驛に到達。2驛分も歩いたな。さうだ、水族館に行つてみるか。年間パスもあるし。この時間からだと水族館に着くのは15時半か。丁度イルカパフォーマンスの時間だな。デジカメを持つて來てゐないがまあ良いだらう。8月いつぱいで夜間營業は終了したが、夏限定のイルカパフォーマンスは續いてゐる。トレーナーも水に入つてイルカと一緒に藝をするやつ。それを見てから南館を1周すれば閉館近い感じか。土日祝日はアホみたいに客が多くてまともに魚なんか見れないが、この時間ならたぶん大丈夫だらう。といふことで、名古屋港水族館へ。上前津から名港線に乘る。滿員電車だつたが、上前津で大量に降りた。上手い具合に目の前の席が空いたので滑り込んだ。無事に座れた。iPod宅建をひたすら聽きながら名古屋港へ。本當はDSでDQ9の作業をやるはずだつたんだけどな。腦トレの甲斐無く無殘にボケてしまつたのでDSを忘れて來た。
名古屋港に到著。こんな時間に來るのは初めてだ。いつもと違ひ、JETTYの前を通つて水族館へ直行。丁度15時半。イルカパフォーマンスが始まる時間だ。急いで3階へ行き、賣店でポテトとコーラを買ふ。いつもはホットコーヒーだが、長時間歩いて汗をかき過ぎた。脱水症で死にさう。勢ひよく水分補給したい。賣店の列に竝んでゐる間に曲が流れ始め、そして歡聲が聞こえた。どうやら始まつたらしい。數分遲れてスタンド席へ。凄まじい人數。夕方なのにこんなにゐるのか。ほぼ滿席みたいな状態。一番上の方まで行つて椅子に座り、ポテトとコーラを胃に流し込む。いつもと同じやうな感じ。夏限定のも含めて何度も見てゐる。今日はフリスビーで面白いことがあつた。トレーナーがプール中央に向つてフリスビーを投げ、イルカが急潛行して行く。プールの底の方で逆さになり、フリスビーの位置を確認する。イルカは腹側の方が視野が廣いので逆さになつてフリスビーの位置を捕捉するのだ。ただし光の屈折でズレた位置に見えるので難しい。それを上手くこなすのが凄いのだ。しかし投げられたフリスビーが絶妙に變な上昇氣流に嵌まつてしまつたやうで、激しく減速しながら變な方向へカーブし、ゆつくりゆつくり上昇し始めた。恐ろしく長い滯空時間。水面に向つて急上昇したイルカが完全に先走つたみたいな状態。結局フリスビーは逸れに逸れて何とプールの外に着地。客席まで行つた。あり得ん流され方だ。ブーメランかよ。イルカが怒つたやうに小さくジャンプして水面に體を叩きつけた。地面に飛び出て死ねと言ふのか!?といふ感じだらうか。6月にカマイルカが飛び出して死んでゐる。フリスビーをもう一度やり直すことになり、2囘目は上手く行つた。成功して歡聲が上がる。意外と成功率は高くなく、半々ぐらゐの感じなので、成功するとイルカがやたらと誇らしげな感じになる。その後、いつも通りなパフォーマンスだつたが、久しぶりにカマイルカも參加した。名古屋港水族館で生まれたアイといふカマイルカが畫面に映し出された。もう2歳になる。その誕生日にアイの母親のサラが客席に飛び出て即死した。カマイルカは何故かギリギリ端つこの方でジャンプする。サラが死んでからしばらくはパフォーマンスに參加しなかつたので、その間に奧の方で飛ぶやうにトレーニングしたのかもしれない。と思つたが、相變らずギリギリの場所でジャンプしてゐた。カマイルカは端の方で跳ぶし角度が凄く急だ。危ない感じがする。またいつか死ぬかもしれんな。愛キュンと同じ名前のイルカは死なないで欲しい。
パフォーマンスが終り、南館へ。やはり人が多い。この時間でもダメか。平日ならこの時間になればかなり快適なんだけどな。黒潮水槽の鮪は同じ水槽内の鰯を食つてゐるんだらうか。黒潮水槽の給餌タイムといふのを一度も見たことが無いのだが、どの魚に何を給餌してゐるんだらう。鰯にはトルネードの時に餌をやつてゐるので給餌タイムは別の魚に餌をやつてゐるんだらうとは思ふ。ならば鮪や鰹にもしつかり餌を與へてゐることになるか。何を食はせてゐるんだらう。生きた魚を與へるなら同じ水槽内の鰯を勝手に食はせた方が樂なのではないか。實際、ある程度の頻度で鰯を補充してゐるやうだし。それとも生きた鰯は勿體無いので死んだ魚を與へてゐるんだらうか。どういふ風に飼育してゐるのか少し氣になる。
トンネルを拔けて進む。人が多くてなかなかじつくり見れない。特に珍しい展示も無い。いつも見てゐるのとほとんど同じ。當り前か。そんなに頻繁に變るわけが無い。日本の海と深海を過ぎて赤道の海へ。今まで默つてゐたけど實は俺はモンツキハギが好き。あの地味な色とデザインが良い。後ろ半分だけ無意味に色が濃いのとか、鰓の後ろの意味不明なオレンジの模樣とか、わけが分からんのが好きだ。どうせお前らはナンヨウハギとかクマノミとかが好きなんだらう?
上に上がつてウミガメを眺め、オーストラリアのコーナーを適當に見てから南極へ。ペンギンの給餌タイムだつた。飼育員が手で魚を食はせてゐた。中に入りたい。中は恐ろしく涼しいはず。いや、まさに南極竝の寒さなんだらう。そんなに寒いのは許すわけにはいかんよ。いくら外が暑いからと言つても中に入るのはダメだ。でも數秒なら入りたい。ちなみに俺はヒゲペンギンが好きだ。名古屋港水族館には4種類のペンギンがゐる。ジェンツーペンギンとアデリーペンギンとヒゲペンギンとエンペラーペンギン。どうせお前らはエンペラーペンギンが好きなんだらう?確かにあのデカさと顎の下の黄色い部分はカッコイイ。だがヒゲペンギンの顏の模樣が非常に良い。ジェンツーは頭に白い模樣があることしか取り柄が無い。それも惡くは無いけど。致命的なのは發音しにくいこと。ジェンツーペンギンなんて5囘に1囘ぐらゐしかまともに言へんわ。アデリーは地味過ぎる。まあ熱く語つても仕方が無いのでこれ以上はやめておかう。
今シネマ館で上映してゐるやつは前囘觀たやつなのでスルー。2階のロビーへ。自販機でジュースを買ふ。喉が渇き過ぎてゐる。限界に近い。その前に恒例のガチャガチャだ。まづは海洋Iシリーズに挑戰。シロナガスクジラが欲しいんだ。シークレットではないから普通に出るはずなのに全く出ない。今日こそ出ろ!と思ひながら100圓玉を投入・・・できない。調整中になつてゐる。隣のマシーンへ。同じく調整中。何だこれ。3臺とも調整中で金が入らない。まさか賣切?敗北したまま海洋Iシリーズ終了なの?視界が狹くなつた。意識が朦朧とする。氣分が惡い。凄まじい絶望感。だが斷じて泣いてはゐない。半泣きの状態にすらギリギリ到達してゐない。齒を食ひ縛りながら海洋Iは諦め、名港水族館シリーズに挑戰。これはもうほぼダブる。今まで出てゐないものはシークレット3種と通常1種だけだけだつたはず。シークレットはほとんど出ないし通常も種類が多いのでダブらない方がをかしい。それでも挑戰。1個目、フエヤッコダイ。ダブリ。2個目、マツカサウオ。當然ダブリ。終了。今日はこれでやめておく。家に歸つて調べてみたらフエヤッコダイは2匹ゐた。マツカサウオは4匹ゐた。3匹と5匹になつた。斷じて泣いてはゐないが、泣いてゐるやうに見えなくもない状態でジュースを飮み干す。
北館に戻り、適當にバンドウイルカやベルーガやゴマフアザラシを眺めて外に出た。來る時はJETTY方面から來たので歸りはポートブリッジから。最近金城埠頭とガーデン埠頭を繋ぐ船ができたやうだ。土日祝日しかやつてゐないやうなことをどこかで聞いた。今日は日曜。普段は人混みを避けて土日祝日には來ないから、今日は船に乘つてみるのも良いかもしれない。金城埠頭まで行つてあおなみ線で歸るか。でも面倒だつたのでやめた。疲れ過ぎてゐる。何となく海のそばを歩いてみる。汚い海だ。水の色がウンコ色。深緑ならまだ許せるが、ウンコ色は明らかにをかしい。何の色だ。水面は微妙に紫色つぽい色に光を反射するが、水の色はウンコ。こんなところで魚を釣つても食へんよな。集ひの廣場を通つてポートハウスへ。終了は17時までだがまだ15分ほどあつた。自販機でジュースを買つて飲む。水分が足りない。それにしても疲れた。今日はアホみたいに疲れた。歸つてらいんの湯に行かう。温泉で疲れを癒す。ジュースを飲み干して外に出て地下鐵の驛へ。宅建の音聲講座を聽きながらひたすら電車に揺られる。日比野といふ驛名が見えた。先週に認定電氣工事從事者認定講習で來たことを思ひ出しながら半分寢たやうな状態だつた。次の驛で客が大量に降りた。それを眺めながらふと我に返つた。日比野の次は金山だ!俺も降りねばならん!!だが間に合はなかつた。ビクッと動いた瞬間に無殘に扉が閉まる。カッコ惡い。何事も無かつたかのやうに平靜を裝つてみたが、周圍の客にはバレバレだつたと思ふ。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。次の東別院で最初からこの驛で降りるつもりだつたかのやうなオーラを放ちながら力強く下車。階段を昇り、改札を無視して反対側の階段を下りる。斷じて泣いてはゐない。しばらく待つて電車が來た。金山で下車。負けてはゐない。まだボケてもゐない。うるせえ默れボケ。何が腦トレだ。
名鐵の驛へ。新可児行き準急があと數分で來るといふ絶妙なタイミングだつた。自販機でポカリスエットを買つて飮みながら電車を待つ。座れなかつたら終了だ。座れることを全力で祈る。滿員電車が滑り込んで來て顏面蒼白。座らせろ。でも大量に降りてくれたので無事に座れた。あとは西可児までこのままだ。しかし悲劇が待つてゐた。まだしばらくは悲劇には氣づかない。DSを持つて來るのを忘れたので暇。耳は宅建を聽いてゐるが、他の部分が餘つてゐる。さうだ、FPの採點をしよう。17時半頃に模範解答がWebサイトにUPされると問題用紙の表紙に書いてあつた。URLもしつかり印刷されてゐる。携帶電話で文字を打つのが苦手なのでURLを入力するのが死ぬほど大變だが、良い暇潰しになるだらう。たぶん普通の人の1/50以下のスピードだと思ふ。死ぬほど苦勞してURLを打ち込んでみた。アクセスしてみたら全級の囘答一覧の目次ページだつた。それぞれにリンクが張られてゐるが、PDFと書いてある。俺の携帶電話でPDFなんか讀めるんだらうか。その前にサイズがデカいんぢやないだらうか。パケホーダイぢやないからもし巨大なファイルだつたら死ねるぞ。PDFであることだけを書くのではなくファイルサイズもしつかり書いておいて欲しい。取り敢へずリンク先を見てみることにした。無事にPDFを開けた。學科から答へ合はせ。正解したと思つてゐたところが間違つたりしてゐて面白い。9問不正解。60點中51點。鞄から電卓を取り出して計算してみると正答率は丁度85%だつた。何とか目標には到達できたな。實質4日程度の勉強でよくここまでできた。もつと早くから眞面目にやつてゐれば滿點も目指せたかもしれない。續いて實技の答へ合はせ。債券の利囘りの計算が間違つてゐた。あれは元々運のみだつたから仕方が無い。さう思ひつつも齒を食ひ縛る。晝休みにもう少し眞劍にあの計算式を見てゐれば。他は何と全問正解。實技は答へだけでなく配點も書いてあつた。1問3點の問題と4點の問題がある。俺が間違へたのは3點の問題。といふことは97點か・・・と思ひ込んだ。實は50點滿點だといふことに翌日氣づく。1問3點か4點で15問しか無いのに100點滿點のわけがない。やはりボケてゐる。97點ではなく50點中47點。100點滿點に換算すると94點。簡單な問題が出たといふ幸運のおかげもあるが、直前まであんなに焦つてゐたのがバカみたいだ。しかし滿點の壁は高いな。なかなか取れない。二種電工の筆記でも1問間違へた。フロートスイッチの記号が分からなかつた。MIDI檢定3級でも1問間違へた。GMの音色MAPの番號と音色名の對應を1問間違へた。滿點取れたのは車の免許だけだな。
岩倉で大量に客が降りた。何故こんなに降りるのか不思議に思つた。みるみるうちに降りて行き、全員ゐなくなつた。何だこれ。不審に思ひながらも座り續けた。たぶん一般車輛付きの特急電車が來てそちらの方が先に犬山に着くんだらうと思つた。ほんの數分のために滿員電車に立つて乘るのはつら過ぎるだらう。このまま座つておけば良い。・・・と思つた瞬間に誰かに話し掛けられた。見たら車掌だつた。宅建の音聲講座を大音量で聽いてゐたので状況が全く分かつてゐなかつた。イヤホンを外したら終點ですと言つてゐた。何?新可児行き準急のはずぢやないのか。何故終點なんだ。わけが分からないまま電車を降りた。異常に人が多い。隣のホームには特急電車が停まつてゐるが動く氣配が無い。少しして驛のアナウンスが流れた。車と接触事故を起こして岩倉から犬山の間の電車が全く動いてゐないらしい。アホか。早く歸らせろ。折角座れたのにこのままでは確實に滿員電車で歸らされる。地獄だ。いつ動き出すんだらう。事故は17時20分頃に發生したらしい。地下鐵の金山驛で降り損なつた頃かな。もう少し前かもしれない。いづれにしても名鐵の金山驛にゐた時點で事故は發生してゐたはず。ならば金山で新可児行きが來た時にでもアナウンスしてくれれば良かつたのだ。いや、アナウンスはあつたのかもしれない。宅建講座を聽いてゐたから氣付かなかつただけかも。大變なことになつた。アホみたいに面倒臭い。名古屋方面から何本か電車が來るが、そのたびに當然岩倉が終點なので客が全員降ろされる。そして狹いホームに人がアホみたいに溜まる。キツい。だが思つたより早く動き出した。15分か20分程度待つたところでアナウンスがあつた。事故から1時間程度停まつてゐたやうだ。現場の作業が終了し、これから調整しながら動く。隣のホームで長い間停まつてゐた全車特別車の特急が座席指定券無しで乘れるらしい。當然座席指定券を持つてゐる人が優先だけど。特急電車にタダで乘れるのはありがたいが、人が多くて身動きが取れん。座れないのがつら過ぎる。脚が痛い。眠い。疲れた。特急だが事故後なので各驛停車になるかと思つたが普通に特急の停車驛にしか止まらず、すぐに犬山に着いた。鵜沼行きなので乘り換へ。すぐに新可児行きが出る時間で、乘り換への餘裕が無い。死にさうなのに猛ダッシュ。無事に新可児行きに乘り込んで、あとは西可児でしつかり降りるだけ。今度は氣をつけて確實に西可児で降りた。死にさうになりながら自轉車を漕いで家に歸る。脚が痛い。異樣に疲勞が激しい。死にさうだ。
無事に家に着き、念のためもう一度金財のサイトで模範解答を確認。學科51點、實技47點で間違ひ無い。この時は實技100點滿點だと勘違ひしてゐたので97點だと思つてゐた。twitterにも51點97點と呟いてバカを晒してしまつた。とにかく終つてみれば樂に合格できてゐた。しかし、これは所期の目的を果たせてゐないかもしれない。そもそもは宅建と同時進行することで宅建の勉強に負荷を加へて腦トレとするためのFPだつた。言はばかませ犬。しかし全然同時進行ではない。明らかにどう見てもFPを勉強してゐた時期に宅建を全く勉強してゐない。單獨でやつたとしか言へない。しかし不動産や相續・贈與の分野で内容が被ることが多かつたので、FPの勉強をしてゐただけでも勝手に宅建も同時に勉強してゐたと言へなくもない。だが、それは想定してゐたのとは違ふ。FPを勉強しながら宅建は宅建で別にしつかりと勉強するイメージだつた。全然できてゐない。まあ、FPのせゐで時間を奪はれたことによつて宅建を勉強する時間が減つて追ひ詰められ、結果的に宅建の負荷が高まつたといふことで、目的は果たしたといふことにしてしまつても良いかもしれない。ダメですかさうですか。最後に俺が使つたテキストを擧げてみる。3册とも編著者が「きんざい・ファイナンシャル・プランナーズ・センター」となつてゐる。金財の公式テキストみたいなのが大量に「きんざい」といふ出版社から出てゐる。普通の外部の出版社からもいくらでもFPの本は出てゐるだらうが、取り敢へずここのやつを買つておけば良いのではないかと適當に考へた。他の本を讀んだことが無いのでこれが良い選擇なのかどうかは分からないが、取り敢へずこの3册を1囘づつ讀めば合格できるといふことは確定した。念のため2囘づつ讀めばバカでも受かるに違ひ無い。この資格自體はクソの役にも立たんと思ふが、知識は普通の人生を送つてゐる人には大いに役立つはずだと思ふ。勉強して損は無い。お前らもやつてみたらどうかね。
疲勞を癒すために温泉へ。電車の事故のせゐで時間が遲くなつた。無料券を使ふから金は掛からないのだが、それでも長時間入らないと勿體無い。急いでらいんの湯へ。20時過ぎてゐた。まづは體重を量る。52.7kg。死ぬほど腹が減つてゐる割には少し多い氣もするが、大體いつも通りな感じ。水を大量に飮んでから中へ。今日は歩き過ぎたのでマッサージ風呂や電氣風呂で脚を重點的に癒す。癒えてゐるのか分からんけど。それにしても凄い疲勞だ。風呂に入るとますます疲れる氣がする。2時間ほど温泉を堪能。瀕死。
風呂を出て扇風機で體を冷ましてから服を着て食堂へ。汗をかき過ぎて鹽分が猛烈に不足してゐる感じ。ポカリスエットをガブ飮みしながら食券の販賣機の前で惱む。鹽辛い物を激しく貪りたい。しかしなかなか良さげなのが無い。どうでも良くなつて、ころうどんを食ふことになつた。汁まで飮み干した。ころうどんの汁を飮み干すなんて氣狂ひみたいだな。食堂を出て休憩所で漫畫を1册讀んだ。死ぬほど疲れた。もうダメだ。よく考へたら睡眠時間も短いし起きたのも早かつた。もう寢るべき。本屋にも寄らずに歸宅。
日課のギター練習をやらねばならんのに絶望的にやる氣が出ない。どんどん眠くなる。ネット巡廻してゐるうちに時間がどんどん過ぎ去り、激烈にヤバい状態になつた。もうダメだ。ギターを彈いて寢よう。彈ける氣がしないがサボるわけにはいかん。無理矢理頑張つてみた。彈き始めれば一時的に眠氣が消えて練習が終るまでは寢ずに濟むはず。だが、過去に何度か彈きながら半分寢てゐたみたいなことを經驗してゐる。今日もさうなるかもしれない。とにかくやらねばならん。
今夜月の見える丘に(1.4)、GO FURTHER(1.4)、パーフェクトライフ(1.4)、憎いあの娘(1.5)、Pleasure'98 〜人生の快楽〜(1.5)、黒い青春(1.5)、アラクレ(1.5)、LOVE PHANTOM(1.5)、愛のバクダン(1.3)、BANZAI(1.5)、juice(1.4)、ultra soul [Alternative Guitar Solo ver.](1.5)、Hey!Mr.Angryman(1.5)。
死ぬほど眠かつた。右手も左手も激しく動いてゐるのに、演奏しながら寢てしまひさう。時々勝手に目が閉ぢて意識が遠退く。ハッと我に返ると、何事も無かつたかのやうに演奏は續いてゐてビビる。もはや作業と化してゐて、まともに腦を使つてゐないのかもしれない。氣絶しさう。こんなに眠い。アホみたいに眠い。もうダメだ。何とか最後まで彈き切り、そこから先の記憶が無い。どうやら倒れたらしい。しつかりギターやシールドを片づけてPCの電源を切つてから寢たやうだが全く記憶に無い。當然日記の更新は翌日以降に先延ばし。當日にこれだけ書けたら凄いわ。
長い1日だつた。色々あり過ぎた。體力の無い俺にはキツいな。でもそれなりに樂しめた。FPの合格發表は10月24日らしい。マークミスは無いはずだし、絶對に合格してゐる。合格發表の頃には宅建試驗も終つてゐるんだな。どうなるんだらうな。何だかんだで猛勉強して8割くらゐ取つて餘裕で合格してゐたりするのかな。それとも死に物狂ひでやつてもギリギリ合格とか、落ちてしまふといふ可能性も十分あるな。それどころか生きてゐない可能性もあるな。鳩吹山でコケて死ぬかもしれんし。宅建がどういふ結末を迎へることになるのか非常に樂しみだ。お前ら、今度こそ俺を嘲笑する準備をしておいても損は無いと思ふぞ。俺を罵倒する言葉を1ヶ月必死に考へておけ。でも俺は負けるつもりは無いけどな。何だかんだで負けない人間だからな。全力を出しても目標に手が屆かずに挫折感を味はつたといふ經驗が一度も無い。本氣出せば必ずできる。望んだものは永遠の命と寶籤1等と愛キュン以外全て手に入れて來た。これからも挫折とは無縁の人生のはずだ。これまで驚くほど順調に來てゐる。落ちぶれて無職になつてゐるわけではないぞ。子供の頃から目指して來た人生を着實に實現して今がある。宅建ごときで敗北してたまるか。殘り1ヶ月でどうにでもしてやるよ。愛ちやんに褒められたい。
追記。10月28日に合格證が屆いた。點數も公表されるんだな。當然、自己採點と同じ點數だつた。ちなみに、このFPの後に受けた宅建は34點といふ非常に死臭漂ふ面白展開になつてゐる。今年の合格點は33〜37と豫想されてゐるが、どうも35點が濃厚であるらしい。1點足りずに不合格といふネタ的に最高の展開を迎へるかもしれない。2點足りないといふ面白みの無い展開になるかもしれんけど。發表は11月30日。このFPの試驗の後まだ1ヶ月あつたのにギリギリまで勉強する氣が起きなかつた。いや、既にFPの試驗の時點でギリギリの状況だつたんだらうけど。今年は家庭菜園檢定の時から異常にやる氣が出なかつた。このFPもさうだつたしな。宅建後に無意味に取り殘されてゐる知的財産管理技能檢定3級も同樣だ。資格試驗で腦トレをするといふのが機能しなくなつて來てゐるな。
話題:免許・資格・検定
公開日時 | 2011年09月14日 15時19分29秒 |
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最終更新日 | 2011年10月28日 21時18分55秒 (更新回数: 2) |
本文文字数 | 32688文字 (タグ込み) |
URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20110911 |
珍しくトイレに苦しめられんかったんやね。おつかれさま〜。
飲みはお疲れでした。試験控えてるのに、酔った勢いでカラオケ延長してごめんよw。
なるほどね〜、利回りは要はReturn on Investment(ROI)ってことね?
おもしろそうだから、俺も勉強して受けてみようかな。