海の近くに住みたい
話題:ライブ鑑賞
最終更新日: 2011年08月09日 04時41分07秒
13時半頃にB'zの目覺し時計で目が覺めた。起きた瞬間から疲勞全開。今日さへ乘り切れば後は全力で休める。今日は椎名慶治のライブ。18時開場、19時開演。名古屋のCLUB QUATTROで。たぶん1時間半もあれば着くだらうから、16時ぐらゐの電車に乘れば良いだらうと思つてゐた。疲勞が激しいせゐでなかなか動く氣になれず、無駄に時間が過ぎて行つた。このままでは危ない。チケットを財布に入れ、DSiをポケットに入れて家を出た。15時半頃に。
駅までがクソ遠い。横市川にデカい鯉が數匹泳いでゐた。近いうちに俺の命を繋ぐ重要なタンパク源になるかもしれない。ずつとそこにゐろ。
駅に辿り着き、切符を買ふ。金山まで770圓。金山から地下鉄で矢場町まで行く。しばらく待つて中部國際空港行きの電車が來た。乘り換へ無しで行ける。座れなかつたら體力が盡きて死ぬのでこれはありがたい。ポケットからDSを出し、ドラクエ9をやる。ひたすらガンダムの地圖に潛つて金を稼ぐ。犬山に着いた。豊橋行きか何かの特急が先に出るらしい。特別車は一部だけなので一般車輛に乘れば餘計な金は掛からない。特急に乘り換へた方が早く着くので安心だ。しかし死ぬほど面倒臭い。電車を降りて階段を昇つて別のホームまで行くのが死ぬほど面倒臭い。それでもし座れなかつたりしたら命を失ふ。今乘つてゐる電車は準急。昔は準急とかいふわけの分からんものは無かつた。特急・急行・普通の3種類だつた。今は快速特急・特急・急行・準急・普通とか細分化されてわけが分からん。しばらく待つて犬山を出た。次は犬山口。ハァ?そんなカス駅に止まるのは普通だけぢやないのか。準急つて何なんだよ。次の木津用水にも止まつた。普通と何が違ふんだよ。こんなカス駅にいちいち止まつてゐたらいつまで經つても名古屋に着かん。といふか準急が止まらない駅つて存在するのか?マジで普通と何が違ふのか分からない。すげえイライラする。特急に乘り換へておくべきだつた。もしかしたらライブにギリギリな感じになるのではないか。17時前に餘裕で金山に着くつもりだつたが全然着きさうにない。しかし今さらどうにもならん。この電車で行くしか無い。結局金山に着いたのは17時20分頃。すげえ危ない。開演まではまだまだ時間があるが、ライブは座席指定ではない。スタンディングのライブハウス。整理番號順の入場なので開場前には竝んでおかねばならん。81番といふなかなか良い番號が來たのに入場開始までに會場に着いてゐなかつたら全てが無駄になる。急いで改札を出て地下鉄の駅へ向ふ。クソ遠い。既に脚が痛い。名鉄では座つてゐたのに。自轉車漕いだせゐか。泣きさうになりながら地下鉄駅へ辿り着き、切符を買つてホームへ。座れなかつた。悲慘過ぎる。矢場町駅で降り、便所でウンコを流し殺す。工事中で假設の穢い便所が置いてあつた。パルコの中の便所に入つた方が良かつた。
體力のことを考へると8階までエレベーターで行くべきだが、階段の方に竝んでゐるはずなので下から階段を昇つて行つた方が場所が分かりやすいだらう。しかし遠いな。階段の手摺に「500〜」とか書いた紙が貼つてある。1階の半分で50人づつぐらゐの区切りらしい。といふことは俺の場所は7階半ぐらゐか。何とか開場前に辿り着けたが15分前ぐらゐだ。かなりギリギリ。キッチリ番號順に竝ぶのではなく、大體この邊りといふ感じでグチャグチャになつてゐる。客はやはり女が壓倒的に多いが思つてゐたよりは男の客も多い。DSを開いてみる。擦れ違ひ通信はヒットせず。もはやドラクエ9をやつてゐる人間はほぼゐない。しばらく待つて開場時刻になつた。5人づつぐらゐの感じで入場。列は番號順になつてゐないが、5人区切りでしつかり番號を確認しながらほぼ番號順に入れて行く。80〜85番のお客様と呼ばれて人混みの中を無理矢理通り拔ける。入り口でチケットを渡し、ドリンク代500圓も拂ふ。ライブハウスではチケット以外にドリンク代が要る。10圓もしないやうなジュースに500圓も拂はされる。中に入つて右奥に行くとBARがあつてそこにドリンク券を渡して何種類かある飲み物を注文する仕組みだが、ドリンクはライブが終つてからだ。座席が無いので場所取りは早い者勝ち。前の方を確保せねばならん。やはり前の方は中央に集まつてゐる感じ。それでも前から4人ぐらゐの位置。ステージから5mも無い。3m程度かも。激烈に良い。ダイヤモンドホールでSURFACEのライブを觀た時に整理番號37番といふ奇跡が起きたことがあつたが、あそこはステージと客席の間に少しスペースがあつたので遠かつた。今日はアホみたいに近い。ただし運悪く俺の目の前に長身の男がゐる。いつもさう。座席ありのライブでもいつもいつも俺の前は180cm以上の男がゐる。少し横にズレて見やすい位置へ移動。あとは開演を待つのみ。1時間も立つて待つ。さらにライブが2時間。つまり3時間立ちつぱなし。死ぬぞ。既に足腰が限界。激しく座りたい。客が少しづつ少しづつ増えて身動きできなくなつて來る。死ぬほどキツい。微妙に息苦しい。視界も狹く暗くなつて行く。倒れる。ダメだ。根性で耐へろ。家に歸つたら全力で寢ればいい。數時間の辛抱だ。もうあと10分で死にさうだけど。マジでキツい。
全力で叫んで氣絶したい。もう限界だ。でも叫んだらつまみ出される。いや、ライブ會場ならキモヲタだと思はれるだけで濟むかも。だが倒れたら運び出される。何で椅子が無いんだ。誰がスタンディングなんて野蠻なものを考へ出したんだ。萬全の状態でも死ぬほどキツいのに。會場には昭和の歌謠曲が流れてゐる。松田聖子とか山口百恵とかピンクレディーとか。氣持ち悪い汗を滲ませながら腕時計をチラ見。まだ30分ある。大體、普通は開演時刻よりも遲く始まる。まだかなり待たねばならん。死ぬぞ。激烈な睡眠不足と長時間パチの3連戰。そのまま休まずライブ。かなり無理。座りたい。もし座れたとしても座つたら寢てしまふかもしれんけど。
開演時刻が迫る。いつまでもいつまでも昭和の歌謠曲が流れ續ける。沢田研二のTOKIOが流れ始めた。SURFACEのSAIKAIライブで歌つてゐた曲だ。サビでそれまで静かだつた客がいきなり合唱し始めた。何だこれ。手拍子まで入る。どんどん激しくなる。かういふ風習が自然と出來上がつてゐるんだらうか。1stソロライブツアーの2囘目なのに。ツアーといふか3公演しか無いけども。何故こんなにいきなり出來上がつてゐるんだ。どんどん激しくなり、いつの間にか照明も暗くなつてゐた。
TOKIOが終つたら椎名慶治の1stアルバムの1曲目のSPACE RABBITが流れ始めた。あまり時間が無くてまだアルバムをまともに聽けてゐない。バンドメンバーがゆつくりステージに登場。下手側にベースの山口寛雄。上手側にギターの友森昭一。その奧のやや中央寄りにギター&キーボードの磯貝サイモン。下手側奧にドラムの佐治宣英。ベースはお馴染み。ギターの友森昭一は凄いベテラン。ググると驚異的な經歴が出て來る。さて、どんなライブになるか。
SPACE RABBITのSEが終り、「コングラッチュレーションズ」へそのまま流れて行くかと思ひきや、意表をついていきなりSURFACEのカヴァー、「それじゃあバイバイ」。1曲目からバイバイですか。懷かしいな。SURFACEのデビュー曲。「それじゃあバイバイ」の次が「コングラッチュレーションズ」だつた。あまりCDを聽けてゐないのでよく分からない。まだ歌メロすら覺えてゐない。豫習不足にも程がある。辛うじて曲名が分かる程度。觀客のノリが激しい。ギターソロが終つた邊りで友森さんのギターの絃が切れてゐた。1絃か2絃が切れたやうだ。そのまま彈き切り、曲が終ると同時にスタッフが別のギターを持つて來て急いでチェンジ。俺の場所からステージの奧が見える。スタッフが必死に絃を張り替へてゐた。あんなベテランでも絃を切ることがあるんだな。珍しい。俺もライブ中に絃を切つたことがある。Beginner's Rockの時代。3囘目か4囘目のライブだつたと思ふ。奇しくもSURFACEの「ヌイテル?」を彈いてゐた時だつたな。ちなみに、知らん人のために書いておくと、椎名慶治は去年解散したSURFACEのヴォーカル。「コングラッチュレーショーンズ」の次は「愛のファイア!」だつた。これは最近出たフルアルバムではなく去年出たミニアルバム「I」の曲。Iはよく聽いた。やはりライブは最初と最後の方に盛り上がる曲が配置されることが多いな。一氣に盛り上がる。
「愛のファイア!」が終り、MCへ。ドモアリガトゴザイマース、チャングンソクですとかカタコトで。韓国のタレントか?よく知らん。何かすげえ盛り上がつてゐる。椎名が何か喋るたびにイチイチ激しく反應する。名古屋完全に蔑ろにしてましたとか言つてゐた。それに對して客は激しくブーイング。ソロになつて名古屋は初らしい。ここに來るまですげえ長いツアーやつて來て今日で地方ファイナルです!とか言つて。昨日の大阪と今日の名古屋と明後日の東京しか無いのに。
次の曲は客が一切歌はずに手拍子のみ。今まで散々絶唱してゐたくせに。知らん曲なのかな。俺も知らん。新曲か他の歌手のカヴァーか。何か歌ひ方がイエモンつぽい。といふか、聽いたことあるわ。たぶんイエモンの曲だな。「Rock Star」といふ曲だつた。この曲が入つたCD持つてゐた。何故この曲をやつたのかは分からない。
次の曲は「いわゆるひとつの愛」といふ曲。知つてゐる曲になると途端に客が元気になる。曲が終り靜かになつてギターとキーボードでゆつくり何かを演奏しながら次の曲への準備。椎名があちぃ!!とか叫びながら扇子で煽ぐ。次の曲は「バレちゃいけない」だつた。次はジャズつぽい曲。客が歌つてゐないのでまた他の歌手のカヴァーか新曲だらう。なかなか良い曲だ。かういふ曲好き。
MC。今の曲は新曲だと。リリースしても良い?と客に聞いてゐた。全然詞の内容は聽いてゐなかつたが卑猥な内容らしい。本當に出して良いのか?と聞いてゐた。これをA面にするのは無理だからカップリングにしてA面の曲を作ると言つてゐた。年内に出すらしい。作るの面倒くせーとか言つたら客が仕事!と叫んで、椎名が仕事とか言ふんぢやねえ!!と輕くやりとりをする。次は大人なパートなので、聽き入りながらも揺れられるみたいな、どんなパートだよとか言つて次へ。
「CALL」といふ曲。全然アルバムを聽き込んでゐないからダメだな。豫習不足のライブは100%樂しめない氣がする。次の曲はギターのアルペジオから始まつた。途中から他のパートも重なつて來る。知らない曲だと思つた。しかし歌が入つて來たら分かつた。知つてゐる曲だつたがだいぶアレンジ變つてゐた。SURFACE時代の「闇の感情」といふ曲。4thアルバムの曲だな。このアルバムが出た頃、激烈な金缺でCDを買へなかつた。でもネットの知り合ひにMP3を云々。懷かしい曲だな。まさかこんな曲が聽けるとは思つてゐなかつた。次は「いまさら好きだと伝えちゃダメかな?」。間奏が終つたところで靜かになり、最後のサビはマイクを使はずにアカペラで熱唱。途中から他のパートが入つて來ると同時にマイクを使つて歌ふ。
次は急に明るくなつてノリの良い曲が始まつた。知らない人が出て來て客を煽る。声を聽いたことがある。ZEROとかいふラッパーだな。椎名慶治の曲にも參加してゐる。その曲をやるのかなと思つたら知らない曲。ZEROの曲で「NEXT」といふ曲らしい。椎名と2人で歌ふ。曲が終り、ZEROが輕く自己紹介。そして次の曲へ。椎名のアルバムで一緒にやつた「いっこずつ」といふ曲。
MC。2曲前の知らない曲がZEROの新アルバムの1曲目の「NEXT」といふ曲だといふ説明から。そのアルバムに椎名が參加した曲もあるが、その曲ではなくこれが好きだからやつたらしい。何でこの曲が好きなのか分からなかつたが、後でアレンジが永谷喬夫だと判明して自分が嫌になつたとか。永谷喬夫はSURFACEのギタリスト。かういふ繋がりもあるんだなとか言つてゐた。客が激しく反應して騒ぐ。「再結成!!」とか叫ぶ奴もゐる。椎名が天井に向つて手を振りながら「喬夫ちやん元氣〜?」とかやつたら客が「まだ死んでねー!!」と叫ぶ。「東京に向つて!!勝手に俺の元相方を殺すなよ!」と客とやり取りをする。何度も客を煽つて叫ばせ、盛り上がつたところで「ベース、ヤマ!!」と叫んでベースの演奏が始まり次の曲へ。
アルバムタイトルにもなつてゐる「RABBIT-MAN」。續いて、ベースの激しい前奏から「WAIT!」へ。これはsurface時代のresurfaceといふアルバムに入つてゐた曲だが、詞の一部とアレンジが變つて椎名ソロのアルバムにも入つてゐる。ライブの定番曲かな。2008年のsurafaceライブでも觀た。激しく盛り上がる。休まず次の曲へ。懷かしい。またしてもsurfaceの曲で「キミスター★」。椎名ソロ曲をあまり聽き込まずに來たせゐでSURFACEの曲が來ると安心する。客の絶唱が凄まじい。俺の後ろの男がすげえデカい声で歌ふ。
激しい曲が連續して急に靜かになり、MC。サイモンが後ろでキーボードを靜かに演奏。SURFACEを解散した時に個人名義でこんな風に活動する日が來るなんて思つてもゐなかつた。變なユニット名でバンドとかやつたりするとSURFACEを應援してくれた人達への裏切りになるんぢやないかとか考へた。今度は3年とか長い期間空けたりしないでまた來るから。といふやうなことを喋つて次の曲へ。
「取り調べマイセルフ」という曲。去年出たミニアルバムに入つてゐた曲だが、今囘のアルバムにも入つてゐる。雰圍氣からしてこれがアンコール前ラストかなと思つた。豫想通りだつた。メンバーが引つ込んでアンコールタイム。
手拍子しながら「うさお!うさお!」とか叫んでゐる奴が何人かゐる。意味が分からない。RABBIT-MANだからか。座席のあるライブならここは全力で椅子に座つて休むところだ。今生きてゐるのが不思議な状態。早く出て來てくれ。疲勞が激しいなんていふレベルぢやない。あと少しで倒れる。
サポメンの磯貝サイモンがアコギを持つて1人で出て來た。「永谷喬夫です!!」とか叫んだ。磯貝サイモンはシンガーソングライターらしい。これまでやつてゐた曲でもエレキでリードギターの速彈きも華麗にこなしてゐたし、アルバムでもアレンジで參加したりしてゐて非常に音樂的な能力が高い。椎名が樂屋で「疲れた。もう歌ひたくねえ。もつと盛り上がらないと嚴しい。つかお前行つて來い。」みたいなことを言つてゐたので自分が出て來たといふやうなことを言つてゐた。ここでサイモンのソロコーナー。磯貝サイモンの「TVショウ」といふ曲。ギターを彈きながら客を煽り、セリフを間違へたがギターは止まらずそのままリズムを取り續けてやり直し。客にも歌はせてそこそこ盛り上がる。途中で椎名再登場。輕いMCの後、メンバー紹介。磯貝サイモンは本名らしい。父親がサイモン&ガーファンクルが好きでサイモンと名付けたらしい。すげえな。來年もまたこのメンバーでやりたいと言つてゐたがどうなるだらう。今度は座席のある場所でやつて欲しい。俺が體を鍛へれば良いだけのことなんだが。
次の曲名を言つて演奏が始まる。「ヌイテル?」だと?SURFACEの2ndアルバムの曲だ。Beginner's Rockでコピーした曲だ。16分のリズムで隨分苦労したな。それまで8ビートばかりだつたからな。今Debugでやつたらどんな感じになるかな。みんなあの頃よりは上手くなつてゐるはずだから昔よりはできると思ふけど。それにしても懷かしいな。こんな曲が聽けるとは思つてゐなかつた。客に近づき過ぎてパスを引きちぎられたらしい。曲が終つてから返して貰つてゐた。
MC。SURFACE解散後、完全に燃え盡きて何もやる氣になれず、音樂をやる氣にもなれず、バイトしようなんてことも考へず、拔け殼のやうに暮らしてゐたらしい。このままではいかんと思つた時に、またファンのみんなに會ひたいと思ひ、また音樂をやることにしたんだとか。東北震災が起きた時、自分に何ができるだらうか考へ、Hope for Japanといふのに參加したらしい。募金箱が置いてあるからよろしくと。まあありがちだな。東北を應援したいが、今は自分が行つて歌ふのも何か違ふ。もう少ししたらみんなで一緒に東北ツアーみたいなことをやらうと言つてゐた。
いつの間にか出て來てゐたZEROと一緒に歌ひ始めた。「よーいドン」といふ曲。どうやらこの曲で終りらしい。曲が終つて挨拶。マイク無しで喋る。遠くにゐる人は聞こえないかもしれんと思つた。
會場に「声」が流れる。この曲は震災直後にデモ版がアップされた。1stアルバムにも勿論收録されてゐるがライブ本篇ではやらなかつた。この曲を何故か客が大合唱。誰も歸らない。SURFACE時代からこんな感じだつたのかな。初期の頃はよく觀に行つてゐたが、最近のことはあまり良く分からない。最後に2008年のツアーは行つたけど最後がどうだつたか思ひ出せない。何で2004年頃から行かなくなつたのかな。金缺で死にかけたといふのもあつたかもしれない。あまり名古屋ではライブをやらなくなつたやうな氣もする。プロモーターがサンデーフォークではなかつたのでサンデーフォークの有料會員枠でチケットが取れないといふこともあつたかもしれない。ライブの存在自體に氣付かなかつたといふこともあるかもしれない。昔はよく觀てゐたがいつしか觀なくなつてゐた。だからかういふヲタの習慣とかは全く知らない。「声」をフルコーラス歌ひ切つてから滿足げに客が歸り始める。ステージ上手側の奧に見える樂屋通路の方にメンバーの姿が見えて一瞬前の方の觀客のテンションが上がつたがすぐに消えた。あとはドリンク券を消費して歸るのみなんだが、狹い入り口から少しづつ客が出て行くのでなかなか動けない。前の方の客の多くは俺と同じでライブ後にドリンクを飲むつもりだつたのでBARが異樣に混雜する。死にさうだ。凄まじい疲勞。脚が激痛でヤバい。しかしもうどうでもいいのだ。山は完全に越えた。あとは家に歸つて全力で寢るだけ。長い長い行列に竝んで漸く俺の番が來た。ドリンク券を渡してレモンソーダを注文。自分でビビつた。全く声が出ない。疲勞が激し過ぎると全く声を出したりしてゐなくても声が出なくなることがある。パチ屋から家に歸つて弟と話す時に異常に声が出なくて會話にならないなんてことがよくある。あの状態になつてゐるやうだ。しかし何とかスタッフには聞こえたらしい。デカい氷の入つた小さいコップに少量のレモンソーダ。炭酸は揮發してさらに量が減るのだが、非炭酸は烏龍茶しか無い。まあどうでもいい。キュッと飮み干しながら外に出る。
東北震災の義捐金の募金を呼び掛けてゐた。スマンが今は激しい金缺だ。スロの不當な不運に苦しめられてゐる。震災直後に5000圓寄附したので勘弁して欲しい。物販コーナーに何と磯貝サイモンがゐた。自分のCDを直接賣つて握手とかしてゐる。SURFACEのCDは賣つてないんだな。4thアルバムのWARMが欲しい。あのCDが出た頃、異常な不運で完全に死んでまともに飯も食へない状態だつた。當然CDなど買へず、復活後もそのまま買はずに來た。もう今さら買はうと思つても賣つてゐない。まあどうせ今もあまり金が無いし。エレベーターのドアが開き、スタッフが叫ぶ。そんな滿員のエレベーターなんか乘りたくない。俺は階段から歸るぜ!體力盡きて死にさうだけどな。フラつきながら階段を歩く。何と6階以下は既に全部閉まつて封鎖されてゐた。もう時間が遲いからエレベーターで脱出する以外に道は無いらしい。7階から隣の建物に行くと飲食店はまだやつてゐるやうだ。隣の建物へ行く途中、チャングンソク展みたいな立て看板があつた。何か飯でも食つて行かうかと思つて少しウロウロしてみたがあまり食慾も無かつた。そちらの建物もエスカレーターは封鎖され、結局エレベーターに乘ることになつた。物凄い行列ができてゐたアホみたいに待たされた。エレベーターで下りて外に出て歩く。やつぱり腹が減つて來た。外食するならこの邊りで食ふしか無い。金山の邊りにはあまり飲食店が無い印象。西可児なんか當然何も無いしそこまで行つたら家で食ふ。少し周圍をウロついてみたが、良さげな飲食店が見つからず、疲勞も限界に達して諦めた。地下鉄の駅へ。金山で降り、少しウロウロしてみる。DQ9の擦れ違ひ通信は全くヒットしない。確か駅にロッテリアがあつたよなと思つて行つてみたが22時までだつた。丁度22時。外に出て駅の周りを1周してみた。やはり居酒屋みたいなのしか無い感じ。もう完全に諦めた。切符を買つてホームへ。自販機でポカリスエットを買つて飲む。新可児行きの準急がすぐに來るやうだ。座れますやうに。この時間なら絶對大丈夫だと思ふが、もし座れなかつたら確實に死ぬ。電車が來た。前の方の車輛は人が多かつたので焦つたが、後ろの方は空席だらけで餘裕。前2輛は犬山で切り離されて岐阜方面へ行くことになるので後ろの車輛に乘らねばならん。乘る前にDSを確認。やはり擦れ違ひ通信は0人。ポケットにDSを入れて乘り込む。全力で深々と椅子に座り込む。このまま寢てしまひたい。だが寢ない。まだDQ9で金稼ぎの作業をするぞ。我ながら凄い根性だ。DSを開いたら何と1人擦れ違つてゐた。確實に同じ車輛に乘つてゐる。誰だ。まあいい。默々と作業。途中何度も何度も氣絶しさうになつた。どれだけ時間が經つたか分からんが無事に西可児に着いた。そこからどうやつて家に辿り着いたのか記憶が無い。無理矢理飯を食つた。激烈に空腹のはずなのにあまり食へない。
もう一瞬で氣絶してしまひたいのだが、まだ寢るわけにはいかん。日課のギター練習もまだだし、今は水族館の日から全く更新できてゐないが犬土偶日記をいつかは必ず書かねばならん。何もせずに寢てしまふと思ひ出せなくなつて後で非常に困る。ライブのセットリストやMCの内容等を輕くメモしておかねばならん。これが結構大變だ。本當に死にさう。苦勞してメモしてから日課のギター練習。笑へるほど手が動かん。何だこれ。
もう一度キスしたかった(1.8)、Pleasure'98 〜人生の快楽〜(1.6)、煌めく人(1.5)、泣いて 泣いて 泣きやんだら(1.6)、儚いダイヤモンド(1.6)、アラクレ(1.5)、みかんのうた(1.5)、OCEAN(1.8)、ALL-OUT ATTACK(1.6)、OH!GIRL -Mixture style-(1.6)、愛のバクダン(1.4)、ロビンソン(1.8)、孤独のRunaway -Mixture style-(1.5)。
終了後、どうやつて寢たのか覺えてゐない。PCの電源を切つた記憶も無いがいつも通り普通に電源を切つて寢たらしい。漸く終つた。水族館の日から9日間、全く休む暇も無かつた。疲勞が蓄積し過ぎてゐる。よく死ななかつたものだ。明日からは今日までの後始末がある。日記の更新が結構大變だらうな。毎日書いてゐると何の負担も感じないがまとめてたくさん書くことになると激烈につらい。
話題:ライブ鑑賞
公開日時 | 2011年08月09日 04時39分20秒 |
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最終更新日 | 2011年08月09日 04時41分07秒 (更新回数: 2) |
本文文字数 | 10689文字 (タグ込み) |
URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20110729 |
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