海の近くに住みたい
話題:免許・資格・検定
最終更新日: 2010年12月05日 18時48分09秒
つひに基本情報技術者試験本番を迎へた。かなり準備不足。勉強不足。まあ余程のことが無い限り落ちることは無いとは思ふのだが、これまで受けた中で一番落ちる不安が強い。余裕で9割取れるといふやうな次元には全く到達してゐない。これは脳トレの一環であり、その脳トレ自体に関しても語れば長くなるのだが、基本情報技術者はそれ以前からの長い歴史がある。就職のために取らうといふのではないし、何かこれを使ふ目的があつて取るのではない。ただ試験勉強をすることによつて脳を鍛へようといふだけのことで、別に題材は何でも良い。初夏に漢検準1級と二種電工を受けて合格した。それも脳トレ。
30代に突入してから急激に記憶力が悪くなり、悪化が止まらない。このままではボケてしまふといふことで脳を鍛へようと考へた。たぶん2006年の終り頃か2007年前半くらゐだらう。その時は今ほど激しい危機感を抱いてゐなかつたこともあつて脳トレとして資格試験でもやつてみようと思つただけで実際には勉強しなかつた。その時にMIDI検定3級と漢字検定準1級と基本情報技術者試験の本を買つてゐたのだが、結局何もしなかつた。2007年と言へば種子島長期滞在の年。前年後半から鬼のやうにパチ屋に通ひ詰めて旅費を稼ぎ、種子島では4ヶ月ものんびりと過ごした。一応種子島に本を持つて行つたのだが、折角遊びに行つたのに勉強なんかするわけがなく、結局漢検も基本情報もMIDI検定も手付かずのまま帰つて来ることになつた。
脳トレの題材として資格試験を受けることにしたが、永久無職の人生を選択したので、それが立ち行かなくなつても就職するといふ逃げ道だけは絶対に断つておかねばならない。背水の陣。つまり就職に役立つ資格は絶対に取つてはならない。役に立たない資格の勉強で脳を鍛へると最初から決めてゐた。MIDI検定と漢検はその基準で選んだ。だが基本情報だけは違つてゐた。情報系の大学や専門学校の学生が受けることも多いだらう。さういふ系統の学生の就職活動では多少役に立つこともあるはず。別に情報処理系の資格が無くてもIT系の仕事はできるし実際にさういふ業種の人で資格を持つてゐない人間は多いと思ふ。仕事には必要無い。あれば就職の際に少し有利になるかもしれない(ただし新卒限定)といふ程度。30過ぎた職歴無し無職が取つても何の役にも立たないので、俺の場合は取つても人生の逃げ道にはなり得ない。役に立たない資格といふ基準をギリギリ満たしてゐるだらうと判断した。
人生に逃げ道を作つてしまふかもしれない危険を冒してまで基本情報を受けようと思つたのには前述したやうに長い歴史がある。10年ほど前にネットで知り合つたかっぱちゃんといふ人が当時情報系専門学校に行つてゐて、この資格を取ることになつてゐた。当時はまだ電話回線で56kbpsとかのクソ遅い時代。OSもWin98とか。毎晩のやうに大勢でチャットしたりしてゐた。みんなそれぞれ自分のWebサイトを作り、そのために急激にWeb関連の知識を増やしてゐたやうなネット初心者時代。そんな頃に、特に明確な理由も無かつたのだが、俺も基本情報取つてみようかなといふやうなことをかっぱちゃんと話してゐた。結局有耶無耶になつてその時は取らなかつたのだが、お前らと違つてやると言つたら必ずやる人間なので、いつまでもいつまでも脳の片隅に残つてゐた。3年後ぐらゐに過去問題集みたいなのを買つたりもした。パラパラめくつてこれは無理!と即座に判断して投げたが、それでもいつかはやらねばならんなと思つてゐた。あの時買つた薄つぺらい過去問題集はどこに行つたんだらう。本を捨てることは無いからどこかにあると思ふのだが。探し出して試験前にやつておいた方が良かつたかもしれない。昔とは随分内容も違つてゐるだらうけど。IT関連は進歩が早いから次から次へとわけの分からん用語が生まれては消えて行く。アルファベット3文字や4文字の略語は全て情報処理試験の範囲内。何故か経営とか会計とかに関する用語までが試験範囲。古過ぎる問題をやつてもあまり意味は無いかもしれない。ハードウェアなんかもかなり進歩して環境が変化してゐるしな。
少し話が逸れたが、そんな流れがあつたので、2007年頃にボケ防止のための脳トレとして資格試験の勉強をと考へた時に真つ先にこれが思ひ浮かんだ。とは言へ、これはなかなか難しい。特にプログラミング言語の問題が厳しい。選択言語の中に俺ができる言語が無いのだ。さらにそれ以外の部分でも幅広い知識が要求される。俺はIT系に関しては全くと言つて良いほど知識が無かつた。何故か誤解されてパソコンに詳しい人間みたいに扱はれることも多かつたが、そんなことはない。Web系だけは趣味のおかげで割と詳しいが、ハード・ソフト・ネットワーク・データベース・セキュリティ、どの分野も致命的に何も知らなかつた。セキュリティのWebに関することだけは趣味のWebプログラミング(Perl, JavaScript, PHP)のおかげで多少知識があつた。ネットワークに関してもWeb関連の極々限定された領域を薄つすらと知つてゐた程度。当然、経営や会計や法律に関することは全く知らなかつた。数学も弱い。法学部に行つてゐたのに法律に無知といふのも凄いが、まあつまりほぼ無の状態からの勉強になる。ただしプログラミング言語に関しては全くの無の状態とも言へない。別の言語の経験があればその基礎を流用できる。言語独特の構文や演算子や関数や制御文等を覚えれば応用が可能だ。系統の違ふ言語は無理だが、選択言語にあるC言語は俺の知つてゐるPerlやPHPと構文が似てゐる。とは言つてもやはり全体的に難しいことに変りはない。難しいといふよりは範囲が広い。覚えることが多過ぎる。とにかく厳しい。こんな資格は他の難関資格と比べたら屁みたいなものだらうけど、脳トレなんかのためにやるには難し過ぎる気がするのだ。IT系企業でPGやSEをやつてゐる人間は業務外の範囲の午前問題を覚えるだけで簡単に合格できるだらうが、俺みたいなほぼ無知の状態からでは結構大変だ。時間さへあれば余裕で合格できると断言できるが、今回は時間的にも厳しかつた。
で、最初はMIDI検定3級を受けた。これは薄つぺらい公式ガイドブックを読むだけで満点近く取れるバカ資格。なのに合格率が6割程度とかどういふ仕組みになつてゐるのかサッパリ分からん。世の中には想像以上にバカが多いらしい。2007年秋に種子島から帰つてすぐに申し込み、その年の12月に受けて99点で合格した。満点取れないところが俺らしい。あの日はスタジオBELLの忘年会の翌日だつた。二日酔ひはしない体質なので大丈夫だつたが、疲労は激しかつた。それからまたしばらくどうでも良くなつて(といふか種子島に何度も行つたりしてゐたので)、今年までダラダラと月日が流れた。そして今年春に漢検準1級を受けることにした。だがこれは思つたより簡単だつたので脳トレ効果は薄いかもしれない思つた。それで同時期に試験のある他の資格と同時進行でやつて自分を追ひ詰めようと考へ、ネットで適当に探して第二種電気工事士を申し込んだ。どちらも簡単だつたので合格はできた。電工は1問間違へて98点。漢検は合格は楽勝だが意外に奥が深くて高得点は出なかつた。174点。目標に届かず完全敗北。電工は筆記と技能両方合はせた合格率が45%程度らしい。アホか。漢検準1級は15%程度。そんなに低い理由が全く分からん。アホが多いのか。俺が優秀なわけではないから、やはりアホが多いんだらうな。
漢検や電工を申し込む時に、秋に基本情報技術者試験を受けると宣言した。今やらないとまた何年も放置される気がしたし、早く解放されたい気持ちもあつた。電工より漢検の方が5倍は難しい。基本情報技術者はその漢検準1の10倍は難しい。10倍では済まないかも。難しいといふか大変。それは最初から分かつてゐたから、少なくとも漢検の試験が終つてすぐに勉強を始めるべきだつた。ネットで調べたら基本情報に合格するために必要な標準勉強時間が300時間とか350時間とか、酷いところになると500時間だとか滅茶苦茶なことが書いてあつた。早めに始めないと合格できない。なのに勉強しなかつた。いつまでもいつまでも勉強しなかつた。8月18日、受験申込締切日。試験まで2ヶ月。この時点で無勉強。2ヶ月で350時間やるためには1日6時間の勉強が必要。絶対無理。合格するのが無理かどうかは知らないが、350時間勉強するのは絶対無理。これは今回は諦めて来年の春にやつた方が良いだらう。しかし逃げてもまた勉強せずにダラダラと月日が流れて無勉強のまま次の受験申込締切日を迎へることになるのはほぼ間違ひ無い。さういふ人間であることがこの年になつて漸く分かりかけて来た。やるしか無い。逃げたらダメだ。やると言つたら必ずやる人間だ。今年の秋に受けると宣言済みだ。やるしか無いのだ。どうせやるなら今やれ。今できることを明日に先延ばしにすると明日できるはずだつたことが明後日にしかできなくなる。その積み重ねでお前らみたいな惨めな人生になる。それは嫌だ。といふわけで怯えながら申し込んだ。
やるからには毎日勉強することにした。例へ1分でも必ず毎日やる。どんなにパチで疲労してゐても絶対に1日も欠かさない。毎日6時間の勉強が必要らしいから(そんなには必要無いだらうと最初から甘く見てはゐたが)、少なくとも1日も欠かさずに勉強する程度のことは必要だらうと思つたのだ。休んでも良いといふことにすると必ず悲惨な結末に繋がる。勉強をすることで脳を鍛へるのだから勉強しないといふことが許されない。別に合格することが目的ではない。合格しなくても良いといふことではなく当然合格以上の領域までは最低でもやらねばならん。合格できさうな領域に到達したといふだけの理由で勉強をやめることも許されない。濃密な2ヶ月が始まつた。画像はこの2ヶ月間で読んだ情報処理関連の本。「データベース 基礎の基礎」は時間が無くて半分ほどしか読んでゐない。試験に関係無い分野も多いし。「過去問題集」はC言語以外の選択言語の問題をやつてゐない。一応流し読みはしたけど。全部で厚さ21.5cm。「やさしく学ぶ 基本情報技術者」は2回も通して読んだ。「データベース」の読んでゐない分と「やさしく学ぶ」を2回読んだ分を差し引きすると+1cm。22.5cmは読んだことになる。「栢木先生」も2周目を半分ぐらゐ読んだからさらに1cm。それだけ読むだけで読書が遅い人間は2ヶ月以上かかるかもな。気力が続かないかもしれない。俺は何とかギリギリ間に合つた。最後の1週間は午後問題集と過去問題集に膨大な時間を費やした。予定では問題集はもう少し早めに終らせて午前対策の参考書2冊をもう1周づつ読むつもりだつたのだが、それは時間が足りなくて無理だつた。そして試験本番を迎へた。試験さへ終れば解放される。長かつた。発狂寸前だつた。
漢検や電工の時は勉強時間を記録してゐなかつた。感覚的に漢検+電工で100時間は勉強しただらうと思つたが、基本情報技術者試験の勉強時間を記録して計算してみるとそれは錯覚であらうといふことが分かつた。明らかに確実に甚だしく著しく基本情報の勉強量の方が圧倒的に多いのだが、その基本情報技術者試験の勉強時間の合計は最終的に5100分(85時間00分)になつた。これは試験日の今日、電車の中で参考書を読んだり試験開始前に最後の足掻きで読んだりした分も含む。本当に合格に必要な勉強時間が300時間以上ならこの時点で完全に終了してゐるが、感触としては合格だけなら大丈夫さうといふところまで行けた。午前も午後も大体8割台の後半ぐらゐのレベル。午後試験で運が悪いと危ないが、午前は楽勝。300時間も勉強したら満点狙へると思ふ。悪くても9割5分は取れるはず。ああいふ標準勉強時間とかいふやつは物凄く頭が悪い人間に配慮してかなり多めに見積もつてゐるんだらうなと思ふ。単に俺が優秀な人間であるといふ可能性が無い以上、初学者を脅すためかバカに配慮してゐるのか短時間で受かつた奴に無駄に優越感を与へるサービス精神のいづれかだらう。余計なことはせずに正確な時間を教へて欲しいものだ。もちろん人それぞれ向き不向き得手不得手なんかもあるし事前に予備知識を持つてゐる場合もあるから個人差が激しいだらう。でもそれを考慮してもネットやら本やら資格学校の言ふ合格に必要な勉強時間といふのは大袈裟過ぎる。とは言へ、どうせ大袈裟に書いてあるに決まつてゐるからと思つてナメてかかると死ぬかもといふ恐怖もある。結局さういふのは参考にならん。2chなんかに行くと無勉で受からない奴は池沼(知的障碍者の略「知障」を正しく変換するのが面倒なのでネットでは屡々この語が使はれる)みたいなことを言ふ奴もゴロゴロゐるし、何年も何年も落ち続けてゐるなんていふバカもゐる。そのどちらも大体が嘘であらうし、結局は自分でやつてみてその感触で判断するしかない。漢検準1級も400時間必要なんてのをネットで見たことがある。アホか。折角勉強時間を記録したので勉強を開始した8月20日から今日までの勉強時間のグラフを晒してみることにする。
日付 | 時間(分) |
---|---|
合計 | 5100分(85時間00分) |
08月20日 | 82 |
08月21日 | 46 |
08月22日 | 73 |
08月23日 | 111 |
08月24日 | 101 |
08月25日 | 82 |
08月26日 | 85 |
08月27日 | 22 |
08月28日 | 12 |
08月29日 | 6 |
08月30日 | 5 |
08月31日 | 29 |
09月01日 | 5 |
09月02日 | 248 |
09月03日 | 77 |
09月04日 | 22 |
09月05日 | 6 |
09月06日 | 39 |
09月07日 | 18 |
09月08日 | 30 |
09月09日 | 12 |
09月10日 | 102 |
09月11日 | 606 |
09月12日 | 6 |
09月13日 | 8 |
09月14日 | 10 |
09月15日 | 47 |
09月16日 | 27 |
09月17日 | 13 |
09月18日 | 12 |
09月19日 | 33 |
09月20日 | 49 |
09月21日 | 74 |
09月22日 | 37 |
09月23日 | 32 |
09月24日 | 26 |
09月25日 | 29 |
09月26日 | 11 |
09月27日 | 10 |
09月28日 | 84 |
09月29日 | 29 |
09月30日 | 226 |
10月01日 | 13 |
10月02日 | 8 |
10月03日 | 48 |
10月04日 | 124 |
10月05日 | 155 |
10月06日 | 343 |
10月07日 | 24 |
10月08日 | 12 |
10月09日 | 19 |
10月10日 | 23 |
10月11日 | 187 |
10月12日 | 236 |
10月13日 | 329 |
10月14日 | 275 |
10月15日 | 384 |
10月16日 | 190 |
10月17日 | 148 |
グラフを見て分かる通り、毎日勉強したと言つても、毎日やると決めたから仕方無くやつてあげたみたいな日が多い。最初は張り切つて頑張つてゐる。さすがに無の状態からだとどの程度のものなのかといふことすら分かつてゐないから薄つすらとでも全貌が見えないと不安なんだらうな。7の日と9の日のパチで疲れて急激に勉強時間が減り、9月に突入。まだ全然足りてゐないし、このままではダメだといふことで4時間勉強に挑戦。高校時代に進学校だつたので家で毎日4時間勉強しろと言はれてゐた。当然やらなかつたけど。で、4時間勉強するといふのはどういふ感触なのか挑戦してみた。漢検や電工の時に試験直前に過去問やら本試験型問題集をやつて4時間使つたことはあつたが、試験問題をやるのではなく知識を吸収するタイプの勉強で4時間といふのはどういふものなのかと。これは相当厳しかつた。翌日から反動で勉強時間が猛烈に減つて行つた。慣れないことはするもんぢやない。しばらくして、このペースでは間に合はん!といふことで今度は人間の限界に挑戦してみることにした。10時間の世界を見てみよう。できるわけがない?いや、不可能ではないはずだ。9月11日は起きてから寝るまでのほぼ全ての時間を費やして勉強した。気が狂ひさうだつた。奇跡の10時間達成。やればできる。お前にはできないだらうけど。だが、反動が凄まじかつた。燃え尽きた。燃え尽きる暇があつたら愛キュンに萌え尽きろ。もうどうでもいいと思つた。そのままダラダラと短い勉強時間で9月が終る。日課のギター練習の方が時間が長い日々。9月最終日、そろそろ危ないといふことでC言語の勉強に集中。何がそろそろ危ないだ。最初から一貫して危ないわ。4時間近くやつた。また反動でダメになりかけたが、もう休んでゐる暇は無い。あと半月。午後対策に未着手。もうやるしか無い。YUIライブの日に買つた午後用問題集につひに手を出した。2時間、2時間半、5時間半と急激に勉強量が増えた。ギリギリになると本気を出すらしい。だが、猛勉強の甲斐あつて実はいつの間にかもう合格が見えてゐたこともあり、パチのイベントの連続で疲労して勉強時間が激減。だがやはりまだやらねばならん。残り1週間でさらにアホみたいに猛勉強。試験が終れば二度と参考書や問題集を開くことはあるまい。折角買つたのだから最後までやらねば勿体無い。最後は午後用問題集と過去問題集の日々。10月11日からの流れが鬼。3時間、4時間、5時間半、4時間半、6時間半、3時間、2時間半。東大目指してる高校生並の勉強量ぢやないか。知らんけど。この俺が猛勉強するなんてな。すげえ違和感だ。全体で見ると、4時間勉強に挑戦してみたとか10時間勉強に挑戦してみたとか、最後の方に追ひ詰められて必死にやつたといふやうなのが大半で、それ以外の日はほとんど勉強などしてゐない感じだ。一応毎日やつてはゐたが、5分とか10分とかほとんど無意味だらう。9月の中弛みが凄い。
トータル85時間。1日平均86.44分。ここのところずつと日記本文が短かつたのはこれのせゐだらう。今日は長く書くぞ。6割で合格だから、合格のみを狙つて最低限の勉強時間に抑へたい場合はこんなに勉強する必要は無いだらう。午前と午後で必要な知識に差はあまり無い。午後は午前の知識の応用だが、ただの長文読解なので午前の知識を理解してゐれば知らない問題が来ても応用できる。たまにバカにしてゐるのかと思へるやうな小学生向けの問題が出たりもする。知識なんか無くても問題文の日本語を読めば常識的に考へて分かるだらうといふやうなサービス問題。マネジメントとかストラテジでさういふバカ問が出やすい傾向がある。結構な頻度でさういふバカ問題が出るから、出たら必ず選択するやうにすべき。ただアルゴリズムとプログラミング言語だけはそれとは別にしつかり勉強する必要がある。アルゴリズムと言語で40点もある。仮にその2つが0点だとすると選択問題で満点を取らねば合格できないことになる。逆にアルゴリズムと言語ができればあとは楽勝だ。俺の場合はMSX-BASIC・Perl・JavaScript・PHP等のプログラミングの知識と経験があつたから言語学習の分のアドバンテージがいくらかあつた。とは言へ選択言語のC・Java・アセンブラ・COBOLの経験は皆無。プログラミングができない人間のために新制度試験では表計算が追加されたが俺はプログラミングより表計算の方が分からんから最初から眼中に無かつた。不公平になるといけないからたぶんプログラミングの問題と同じぐらゐの難易度になるだらうし、あまり表計算を選ぶ旨みは無いだらう。表計算なんか勉強しても趣味にも活かせないから完全な無駄だ。プログラミングは色々と趣味に役立つ。俺はプログラミング以外の分野はほぼ無と言つて良い状態から始めたのだが、勉強を始めて10〜15時間ほどで午前の問題は6割以上取れるなといふ感じになつた。覚えるだけだしな。まだ運次第で危ないかなといふ感じだつたが。この状態で午後の問題を解くとたぶん死ぬ。ただ覚えただけで理解してゐないことが多いからだ。もうあと15時間ぐらゐやると言語とアルゴリズム以外なら6割以上は楽に行ける状態になるはず。プログラミング言語が習得済みならば30時間もやれば合格は十分可能だと思ふ。IT系の仕事をしてゐる人間なら最初から色んな知識が勝手に身に付いてゐるはずだからもつと少なくても余裕だらう。言語が無の状態ならプラス50〜100時間ぐらゐ必要かもしれない。安心して合格できるレベルになるには言語抜きで50時間ぐらゐか。俺は他言語の知識の下地の上にC言語とアルゴリズムの勉強で30時間。合計80時間程度。それで午前も午後も8割台後半ぐらゐになつた。ただ難易度にバラつきがあるので本番で激ムズな問題が出ると死ぬ可能性がある。少しの勘違ひや思ひ込みでプログラムを読み違へると全ての設問を間違へる可能性があるからだ。多少運の要素があるが基本的にはそれなりに勉強すれば受かる。勉強しても受からないやうなものではない。範囲が広過ぎるので大変だが、内容が激烈に難しいといふわけではない。長く勉強すると古い知識から抜けて行くので逆に短期間で仕上げた方が楽かもしれない。2ヶ月で85時間も勉強しただけあつて、結構色んな知識が身に付いたよ。趣味に大いに役立つだらう。単なる脳トレで始めたが得るものは多かつた。ただしマネジメント・ストラテジの分野はクソ。ダニの糞ほどの価値も無い。合格に必要な標準勉強時間、完全に無の状態からだと独学で150時間が妥当と思ふ。300とか350とか500とかいふのは嘘。平均より頭が悪い人間でもそんなに要らないと思ふ。プログラミング経験があれば50時間。ギリギリでも合格しさへすれば良いといふならもつと少なくて良いと思ふ。もし500時間もやつて受からないなら、もうまともな人生を送るのは諦めた方が良い。刺身にタンポポを置くやうな猿でもできる仕事をやれ。休みの日はボーッとテレビを見るかパチンコを打つぐらゐのつまらな過ぎるくだらない人生を送れ。バカで無能なら普通に生きることはできない。
さて、前置きはこの辺で良いだらう。試験会場は愛知大学。アホみたいに遠い。試験地は名古屋で申し込んだのだが、こんな僻地に割り振られてしまつた。詳しい仕組みは知らんが、住所を考慮して近い場所に割り振られるらしい。ただし申し込むのが遅いと近場の会場が埋まつてゐて遠くになつてしまふとどこかで読んだ。ネットの噂だらうか。公式サイトに書いてあつたかもしれない。俺が申し込んだのは申込締切の2時間前ぐらゐだつた。もう限界ギリギリの状態。試験地は名古屋で申し込んだのに名古屋ぢやない。豊田に近い。みよし市とかいふ聞いたことも無い場所。平仮名の市町村はバカつぽいな。さいたまかよ。愛知大学といふ聞いたこともない大学が試験会場。国立か公立か私立かも分からん。俺が興味無さ過ぎて知らないだけで実は有名な大学かもしれんけどな。地下鉄鶴舞線の終点の赤池の先、名鉄豊田線の黒笹といふ駅で降りて徒歩20分。アホみたいに遠い。地下鉄鶴舞線と名鉄は繋がつてゐるからそのまま電車で行けるんだが、遠過ぎて大変だ。試験開始は9時半。試験開始前に色々説明があるから20分前までに入室して着席しろと受験票に書いてある。9時までには着かねばならんだらう。電車の時刻を調べてみると、6時25分に西可児を出る電車に乗るしかないやうだ。その次ので行くと黒笹に着くのが8時46分。間に合はないことは無いだらうがかなり危ない。黒笹からも結構時間が掛かる。徒歩20分らしいからな。これは便意に襲はれたり何かハプニングがあると簡単に死ぬレベル。余裕を持つて6時25分の電車で行かねばなるまい。しかし6時25分の電車で行くと7時52分か8時1分に黒笹に着く。これは早過ぎる。実に中途半端だ。間の丁度良い時間の電車は無いのか。乗り物に乗る時はいつもかういふパターンに苦しめられる。種子島に行く時も鹿児島で4時間足止めとかな。6時25分の電車に乗ることにすると、6時には家を出る必要があるので5時半には起きないと死ぬ。起きれるわけねえだろ。常識的に考へて試験に受かるよりも5時半に起きる方が圧倒的に難しい。不戦敗といふ前代未聞の悲劇の可能性に怯えてゐた。早く寝ても起きれる気がしない。目覚まし時計は5時20分にセットした。B'zの歌が大音量で流れる。あとは携帯電話のアラームを5時20分から5分おきに何度も何度も鳴るやうにしておいた。これで起きれなければどうにもならん。起きれる気がしないけどな。
で、朝。目覚まし時計よりも先に携帯のアラームが鳴つた。起き上がらないと止められない場所に置いてあつたが起きれなかつた。3回目ぐらゐで目が覚めた。でも起き上がれない。体が重い。クソ眠い。これは無理に起きたとしても試験を受けられるやうな状態ではないなと思つた。でも起きねばならん。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。死ぬほどキツい。アホみたいにキツい。しかし起きなかつたらこれまでの2ヶ月が無駄になる。それだけは避けねばならん。今日さへ乗り切れば良いのだ。もうすぐ解放される。今日だけ我慢だ。起きろ俺。結局45分頃に起きた。準備は前の晩にしてある。受験票もウィダーinゼリーも栄養ドリンクも筆記用具も参考書も鞄に入れてある。もう一度確認し、着替へてDSをポケットに入れて家を出た。外はクソ寒い。朝早過ぎるせゐだらうか。こんなに寒いのが許されて良いのか。凍死するぞ。
寒さで手の感覚が無くなりさうな状態で駅に辿り着いた。手が動かん。苦労して自転車を施錠し駅へ。アホみたいに寒い。まづは切符を買ふ。事前に調べた情報では黒笹まで1240円。券売機で買はうとしたが買へなかつた。地下鉄経由での買ひ方が分からん。地下鉄経由のボタンを押すと地下鉄駅の料金は出るが、地下鉄を突き抜けてその先の豊田線の切符の値段が表示されない。わけが分からないので窓口で買つた。1240円。クソ高い切符だ。死の伏線。あまりにも寒いので熱い缶コーヒーを買つて飲んだ。死の伏線2。
電車に乗り、参考書を読む。午前用の参考書のみ。午後は言語以外は午前の知識の応用なので特に午後のためにやるべきことは無い。どの分野から出題されるかも分からんしな。プログラミング言語は直前に何かやつたところで何も変るまい。午前の知識を確認する程度しかやることは無い。やらなくてももう合格はできるだらうが、念のためだ。どうせ電車内では暇だからな。中部国際空港行きだつたので上小田井までは乗り換へ無しで良いのだが、敢へて犬山で豊橋行き特急に乗り換へると少し早く着ける。黒笹に7時52分に着くか8時1分に着くかの差はここで出る。一般車両もあるので特急券は必要無い。早く着いて損することは無いのでこれで行く。犬山で乗り換へ、岩倉まで。岩倉から豊田市行きの普通電車に乗る。乗り換へが多くて大変だが、日曜の早朝なので客は少なく、余裕で座れる。
岩倉の辺りから微妙に便意に襲はれ始めた。どうやら缶コーヒーで胃腸が刺激されたらしい。狙はれてゐる。ウンコのために途中下車するのは厳しい。改札の内側に便所があれば良いが、外にしか無い駅だとクソ高い切符が無駄になる。改札内に便所があつたとしても途中で降りたら次の電車がなかなか来なくて試験に間に合はないなんてことにもなるかもしれない。まあこの程度の便意なら黒笹に着くまで持ち堪へられるかもしれないし、できるだけ我慢した方が得策だらう。少なくとも地下鉄の路線に入るまでは下車しない方が良い。地下鉄は本数が多いから途中でウンコしても次の電車が来ないといふことが無い。だがこの判断が死に繋がつてゐた。後の祭だが結果論から言ふと上小田井で降りて改札内の便所でウンコを屠るべきだつた。まだ上小田井の段階ではそれほど大した便意ではなかつたんだが。で、少しづつ少しづつ便意が成長し、ある段階から急激に成長し始めた。もう参考書を読むどころではない。これは危険。もう黒笹までは絶対無理。地下鉄のどこかで降りるしかない。しかし地下鉄は改札内に便所がある駅が極端に少ないのだ。便所の入り口で100円も払つてウンコを拭ふ紙を買はされる極悪商売の対策はしてある(漢検の時に買はされた残りが鞄内に入つてゐる)が、改札を出るとまた切符を買ひ直さねばならんのでキツい。まだまだ黒笹は遠いので切符を買ひ直すと恐ろしい出費になる。どの駅なら改札の内側に便所があるだらうか。他の路線と乗り換へできる大型駅ならありさうだ。この先で他路線と交つてゐる駅は上前津、御器所、八事。どこにすべきか。上前津の辺りではまだ本気の限界には達してゐなかつたのでスルー。だがここからもう一気に限界へ。結局どうにも堪へられない状況で八事で下車。当然、お前らの予想通り、改札の内側には便所が無い悲劇。悪質過ぎる。ウンコに苦しんでゐる人間の弱みに付け込んだ極悪な商売だ。改札の内側に便所を設けない鉄道会社は例外無くクソ。人倫にもとる行為だ。恐らくさういふ鉄道会社は自販機の飲料に下剤を仕込んだりしてゐるだらう。余分に運賃をせしめるために。まさに外道。命で償へ。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。歯を食ひ縛りながら切符を改札機にブチ込んだ。これで満足か?悪人め。苦しんで死ねよ。便所に飛び込み、間一髪で間に合つた。あまり飯を食つてゐないはずなのに異常な量のウンコがアホみたいにアホみたいに出続ける。どこからこんなに湧いて来るんだ。ウンコ製造マシーンと呼べ。この場所からだと黒笹まで500円ぐらゐ掛かるんだらうな。500円のウンコだ。心して味はへ。どういふわけか100円のウンコ紙を買はせる阿漕な商売をやめたらしく、普通にウンコ紙がウンコ部屋内に設置されてゐた。
憎しみを込めてウンコを流し殺して便所を出た。券売所へ。凄まじい憎悪を漲らせ滾らせながら黒笹までの値段を調べる。560円。あり得ん。その気になれば1週間は飢ゑを凌げる金額だ。ショボい金額の売上を詐欺的に上乗せするためだけに便所を改札の外に作る凶悪な発想には嫌悪を通り越して殺意すら覚える。悪意があつてやつてゐるのなら(さうに違ひ無いが)絶対に許すわけにはいかん。悪意が無いとしたらウンコに苦しめられる人間を想像できない発想力の貧困さに恐怖する。駅を建設する際に設計段階から多くの人間が関つてゐるはずなのに誰一人改札の内側に便所を作るべきだといふ発言をしなかつたのなら異常だ。明確に運賃を余分にせしめる意図を持つて改札の外側に便所を設置してゐるのだらう。そんなに金が欲しいか。良心は痛まんのかね。便所を改札の内側に作らない全ての鉄道会社とその関係者はウンコを漏らして死ね。漏らしてはいけない場所と状況で漏らして死ね。歯を食ひ縛りながら560円の切符を買つた。遠くに行く時は安い切符を買つて、出る時に精算するやうにした方が良いのかもしれない。でもそれをやるとさういふ時に限つて検札に来て電車内で目的地までの切符を買はされてその後に便意に襲はれるといふやうな手の込んだ鬱陶しい狙はれ方をするに違ひ無い。宇宙は俺を恐れてゐる。
ホームに下りてみると、丁度電車が出るところだつた。地下鉄は本数が多いからすぐに来るだらうと思つたが、次がなかなか来ない。時刻表を確認したら10分に1本だつた。日曜の早朝は少ないらしい。次の電車は7時53分。結構危ない時間ぢやないか?八事から黒笹まで20分以上掛かる気がする。黒笹から大学までも結構距離があるし、大学構内も広いだらう。間に合ふだらうか。随分早く出て来たのにウンコ一発で急激に危ない。まあ電車を待つ以外に方法は無いのでひたすら待つのみ。電車を待つ間も参考書を読む。乗つてからも読み続ける。次の塩釜口で情報処理系の本を持つた奴が何人か降りて行つたが、名城大学も情報処理試験会場になつてゐるんだらうか。俺もせめてそこにして欲しかつた。もつと近いところの方が良いけど。何で僻地の愛知大学まで行かねばならんのだ。遠過ぎる。20分ほどで黒笹に到着。電車の中から巨大な池が見えた。ダムでもあるのか。豊田スタジアムに行く時にこの電車でここを通つたことがある。2008年のB'z LIVE-GYM Pleasure2008の時だ。CHOSANGと一緒に行つた。その前日は1人で行つた。懐かしいな。確か種子島から帰つて3日後ぐらゐだつたよな。豊田スタジアム遠過ぎ。あの時も遠過ぎてボヤいてゐたな。本当に遠いんだよ。気が狂ふほど遠い。
駅に着き、大学生つぽい感じの人がたくさん降りた。日曜だから大学は休みのはず。休みでなければ試験会場として使へない。といふことはこいつらはみんな基本情報技術者試験を受けるのか。基本情報はプログラマやSEをやつてゐる社会人や情報系専門学校生が受けることが多いと思ふ。ほとんど男が受ける印象があつたのだが女の比率が結構高い。凄く違和感を感じたがまあどうでもいい。改札を出て帰りの切符を買ふ。帰りは混雑するかもしれないしな。そして鞄からウィダーinゼリーを取り出して飲む。おにぎり1個分のエネルギーが補給できるらしい。普通の飯を食つてから家を出ると胃腸が刺激されて便意に苦しめられるからと思つてこれにしたんだが、結局缶コーヒーにやられて便意に倒れた。どんなに頑張つても報はれない仕組みになつてゐるのだ。宇宙は俺を恐れ過ぎてゐる。駅を出てすぐの場所にバスが停まつてゐて、目的地の表示が愛知大学になつてゐた。バスがあるのかよ。徒歩ぢやなくて良いんだな。当然乗るぜ。乗り込んだら臨時の無料シャトルバスですと運転士がマイクで言つてゐた。無料!テンションが上がる。
意外と駅から近かつた。歩くと大変だらうが20分も掛からないのではないか。すげえ田舎。周りは山ばかり。風景が可児に似てゐる。植生も似てゐて松の木が多い。環境は悪くない。バスを降りて奥の校舎へ向ふ。受験番号一覧と教室番号が張り出されてゐたので受験票を出して教室番号を調べた。基本情報技術者試験だけかと勝手に思ひ込んでゐたが、ITパスポートや応用情報技術者試験もあるやうだ。情報処理技術者試験の一番下のランクがITパスポート試験。旧初級シスアドと同じやうなものだらうか。詳しいことは知らない。ITパスポートの上に俺が受ける基本情報技術者試験がある。さらにその上には応用情報技術者試験といふのがある。そこまでは幅広い分野が試験範囲で段階的に難しくなるらしい。応用の上には各分野に特化した専門的な資格が横に並んでゐる。ITストラテジスト試験、システムアーキテクト試験、プロジェクトマネージャ試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験、エンベデッドシステムスペシャリスト試験、情報セキュリティスペシャリスト試験、ITサービスマネージャ試験、システム監査技術者試験。こんなに苦労して勉強したのに俺が受けるのは下から2番目のカス資格。高度試験がどれだけ大変なのか想像もつかんな。応用すら受ける気は無いからどうでもいいけど。もうIT系は勘弁して欲しい。今年やつた3つの資格試験のうちで一番難しく、そして一番つまらなかつた。奥の校舎に辿り着き、高校生風の若い奴や女の大半がITパスポートの方へ消えて行つた。残つたのはヲタクみたいな奴とか現役PG・SEなんだらうなといふ感じのやつとか、DQN丸出しの専門学校生みたいなのとか。たまに普通の大学生みたいなのもゐる。あとは俺みたいな無職ニート臭丸出しな感じの意味不明な奴。
念のためまづは便所へ。ウンコはもう八事で出し切つたから大丈夫なはず。尿を流し殺した。そして教室へ。教室に入つたら誰もゐなかつた。一番乗り。自分の席に座つて参考書を読む。集合時間まで20分ほどあるだらうか。少しづつ人が増えたが、大量の空席を残したまま埋まらなかつた。3割以上は欠席してゐたと思ふ。凄まじい欠席率だな。申し込んではみたものの勉強し始めて無理だと悟つて敵前逃亡したカスだらうか。よく知らんが午前試験の免除制度があるらしいから午後だけ来るといふパターンもあるのかもしれない。
時間になり、試験監督が説明を始めた。問題用紙は開くな、始まるまで解答用紙に名前も書くな、等。問題用紙の表紙に書かれてある注意事項を読んでおけとか、携帯の電源を切れとか色々ありがちな説明を受け、試験開始を待つ。試験時間は試験監督の腕時計を基準にするらしい。現時刻を読み上げてゐた。俺の電波時計より3秒ほど進んでゐるやうだ。まあ午前試験で時間が足りなくなることは絶対に無いからどうでもいい。午前試験そのものが無意味。落ちる理由は無いし正直やらなくてもいいと思ふ。午前で落ちるやうな奴は午後でも落ちるだらうし。
問題と解答はIPAのサイトに載つてゐる。結構勉強しなくてもできる問題が紛れ込んでゐる。
まづ1問目。16進小数3A.5Cを10進数の分数で表したものはどれか。ア. 939/16、イ. 3735/64、ウ. 14939/256、エ. 14941/256。いきなり鬱陶しい計算問題来た。電卓が使へないので自力で筆算で求める必要がある。死ぬほど鬱陶しい。16進数といふのは16で桁上がりする形式の数値表現で、10〜15はABCDEFのアルファベットで表現する。0〜Fで1桁、10進で0〜15を表す。基数変換は高校の数学でもやるからIT系の勉強をしてゐなくても解けるだらう。3*16^1+10*16^0+5*(1/16^1)+12*(1/16^2)・・・面倒臭い。*は乗算の記号、^は累乗。小数第2位の分母が16の2乗で256になるので256で通分して計算する。答へはイになる。だが俺はここでいきなりくだらないミスをやらかしてゐた。小数第2位のCは10進で12なのに何故か13だと思ひ込んでゐた。そして、上手いこと選択肢にCを13として計算した答へもあるのだ。終つてからの見直しで気付いて正解したけどアホなミスだよな。あり得ないミスだよな。プログラミング経験もあるのに1桁の16進数を読み違へるとか。どんだけ疲れてんだよ。いきなり最初から眠気と疲労で死にさうだよ。
問2は桁落ちを説明したものを選ばせる問題。浮動小数点演算で発生する誤差には丸め誤差とか打ち切り誤差とか情報落ちとか桁落ちとかオーバーフローとか色々ある。その理解を問ふ基本問題。これはさすがに間違へない。
問3。確率問題。ある地方の天気の移り変りの確率を表した表があつて、晴れの翌日がまた晴れるのは40%、晴れの翌日が曇りも40%、晴れの翌日が雨は20%、曇りの翌日晴れが30%、曇りの翌日曇りが40%、曇りの翌日雨が30%、雨の翌日晴れが30%、雨の翌日曇りが50%、雨の翌日雨が20%、天気の移り変りが単純マルコフ過程であると考へた時、雨の2日後が晴れである確率は?といふ問題。単純マルコフ過程とか聞いたことも無い用語を出して来て惑はせようといふ魂胆だらうが、そんな用語はどうでもいい。雨の2日後が晴れになるのは3パターン。雨→晴れ→晴れ、雨→曇り→晴れ、雨→雨→晴れの確率を求めて足すだけだ。バカでも分かる。
問4、データ送受信での誤り検知方法を問ふ問題。知らないと解けないがこの程度を知らないやうでは合格できない。間違へるわけがない。CRCとかパリティビットとかハミング符号とか。
問5はスタックの問題。A・B・C・Dの順に到着するデータに対して1つのスタックだけを用ゐて出力可能なデータ列はどれかと。スタックとは先入後出し方式。後から来たデータを先に取り出せる。コップの中にコップの内径とほぼ同じコルク栓を詰めて行くやうなのを想像すればいい。上から順にしか取り出せないので最初に入れたものは最後に取り出す。選択肢を1つづつチェックすれば分かる。スタックがどういふものかといふ理解を問ふ問題。基本中の基本。過去問で全く同じのを見たことがある。選択肢の順番は違ふかもしれないが内容は同じだ。
問6、表の値を使つて木構造の絵を書いてみるだけ。
問7、5桁の数字a1a2a3a4a5をハッシュ法を用ゐて配列に格納する。ハッシュ関数はmod(a1+a2+a3+a4+a5, 13)とし、ハッシュ値に対応する位置の配列に格納する。54321は配列のどの要素に入るか。問題文はこれだけで良いと思ふのだが親切にmod(x, 13)はxを13で割つた余りであると説明されてゐる。計算するだけ。(5+4+3+2+1)/13=1...2なので配列の要素番号2に入る。
問8、初めて分からない問題が来た。Javaのプログラムにおいて、よく使はれる機能などを部品化し、再利用できるやうにコンポーネント化するための仕様はどれか。ア. JavaBeans、イ. JavaScript、ウ. Javaアプリケーション、エ. Javaアプレット。イとウは違ふ。JavaBeansといふのは知らない。アプレットは分かるんだが。どちらか迷つてエのアプレットを選んで間違へた。アプレットのことも分かつてなかつたんだな。物凄く基本的な問題だと思ふ。範囲が広過ぎるから勉強漏れが多発する。
問9、平均命令実行時間が20ナノ秒のコンピュータの性能は何MIPSか。MIPSは1秒間に実行できる命令数÷100万。計算問題が多いな。面倒臭いな。20ナノ秒で1命令を実行できるから1秒間で5千万命令。つまり50MIPS。選択肢に5MIPSといふのがあるので計算ミスで桁数が間違つてゐないか何度も確認する。
問10、パイプライン制御の特徴はどれか。問11、内部割込みに分類されるものはどれか。問12、キャッシュメモリに関する記述のうち適切なものはどれか。問13、デイジーチェーン接続はどれか。用語を問ふ問題が続く。
問14、回転数6000回転/分、平均シーク時間10ミリ秒、転送速度10Mバイト/秒の磁気ディスクにおいて、1000バイトのデータの読み取りに要する平均時間は何ミリ秒か。コントローラの処理時間は考慮しない。ア. 15.1、イ. 16.0、ウ. 20.1、エ. 21.0。またまた鬱陶しい計算問題だ。転送速度から1000バイトの転送に掛かる時間を求める。それに平均シーク時間と平均回転待ち時間を足す。シーク時間は磁気ディスクの外側から内側のどのトラックにデータがあるか探す時間。回転待ち時間はトラック1周のうちどの位置にデータがあるか探す時間。回転待ちは運が良ければ0秒だが、運が悪いとデータが通り過ぎた直後に探し始めるので1周待つことになる。だから平均で半周待つと考へる。この基本が分からないと騙されて間違へる。
問15、NASの構成を表した図はどれか選ぶ問題。これは過去問でも見たことが無い。参考書でも見たことが無い。でも余裕。うちにもNASあるし。LANで共有するHDDの接続図。
問16、バックアップシステム構成におけるホットサイトに関する記述として適切なものはどれか。この問題も見たことないけどデュプレックスシステムのホットスタンバイを考へれば、まあこれだらうといふ感じで確信的に正解を選べる。
問17、RASISの信頼性と可用性を示す指標の組み合はせとして適切なものはどれかといふ問題。過去問や参考書ではMTBF(平均故障間隔)、MTTR(平均修理時間)といふ言葉を使つて表現してゐた定番の内容だが、この問題ではΣを使つた数式で表現してゐる。絵が描いてあるしΣぐらゐ高校で習ふから表現の仕方が変つても迷ふことは無いのだが、あまり勉強ができなくて専門学校に行つたやうな人だと分からないかもしれない。それを狙つてこんな問題にしたんだらうな。
問18はスループットに関する適切な説明を選ぶ。これまで見て分かるやうに、用語の意味を問ふものと計算問題がほとんどだ。勉強してもできないといふやうなものでは全く無いし、勉強しなくても常識で解ける問題も非常に多い。
問19、稼働率の計算問題。直列は掛ける。並列は不稼働率を掛けたものを1から引く。小数の計算は煩はしい。電卓使はせて欲しい。
問20、2台のCPUからなるシステムがあり、共通の資源Rを排他的に使ふ。タスクAはCPU10ミリ秒→資源R50ミリ秒→CPU60ミリ秒、タスクBはCPU40ミリ秒→資源R50ミリ秒→CPU30ミリ秒使ふ。同時に開始した時、両方終るまでに何ミリ秒掛かるか。Rを排他的に使用するといふところがポイント。同時に開始するとタスクAの最初のCPU使用が10ミリ秒で終了し、その時点でまだタスクBはCPU処理中なのでRは空いてゐる。だから即座にAがRを使ふ。Bの最初のCPU処理が終つた時点でRはAが使つてゐるのでそれが終るまで20ミリ秒待たされる。AはRの使用を終へてCPU処理へ。タスクAは待ち時間無しで120ミリ秒で終る。タスクBは資源Rを使ふ前に20ミリ秒待たされるので140ミリ秒掛かる。
問21、ページングが多発して処理能力が低下することを何と言ふか。問22、コンパイラによる最適化の目的は何か。問23、プログラムの静的解析ツールで検出できるものはどれか。用語や知識を問ふ問題は考へる必要も無く即答だ。
問24。これは鬱陶しい。論理回路の絵があり、AとBの入力からXが得られる。この場合の図と等価な論理式はどれかといふ問題。絵を言葉で表現するのは難しいな。上に張つたリンクから問題のPDFを見れば分かるが誰も見ないだらう。Aの否定とBの否定の論理和を仮にYとする。AとYの論理積と、BとYの論理積の2つの論理和がXになる。どうやつて解くかな。入力がAとBの2つだから組み合はせは4パターンしか無い。全パターンで真理値表を作つて選択肢の論理式でも同様に真理値を作つて比較するか、それとも図を論理式で表して選択肢と比較するか。図を式で表す方が簡単さうだが間違へやすい気がする。どうせ時間はクソ余るから真理値表でやつてみることにした。だが、これがまたどこで間違へたかどの選択肢とも一致しない。ボケてるな。眠過ぎるし。まあいい。これは後回し。終つてからやることにした。結局一通り終つてからやり直した時は図を式で表す方法でやつた。X=(A・(¬A+¬B))+((¬A+¬B)・B)=0+A・¬B+¬A・B+0=A・¬B+¬A・B。
問25、階段の上下にあるスイッチA又はBで1つの照明を点灯・消灯する。すなはち一方のスイッチの状態に関らず他方のスイッチで照明を点灯・消灯できる。この条件を満足させる論理回路はどれか。AND、NAND、NOR、XOR。これは3路スイッチだな。懐かしい電気工事士試験。排他的論理和XORに決まつてゐる。考へなくても「一方のスイッチの状態に関らず」といふ部分だけで答へられるだらう。
問26、フラッシュメモリの説明として適切なものはどれか。専用ROMライタ云々(マスクROM)と定期的リフレッシュ(DRAM)は除外できるが、書き込み回数無制限と、書き換へ時に前のデータを消去してから書き込みを行ふといふ選択で迷つた。書き込み回数に制限なんてあるのか?フラッシュメモリといふのはプレステのメモリーカードとかデジカメや携帯電話のSDカードとか。書き換へ時には前のデータを消してから?そのまま上書きできんのか?分からん。まさかこんなところで惑はされるとは。結局間違へた。書き込み回数は無制限といふのを選んでダメだつた。書き換へ時は前のデータを消してから書き込むらしい。書き込み回数に制限があるなんて初めて知つた。でもどうせ何万回とか何百万回とか実質無制限みたいなもんなんだらうな。
問27、使用性(ユーザビリティ)の規格(JIS Z 8521)では、使用性を、"ある製品が、指定された利用者によつて、指定された利用の状況下で、指定された目的を達成するために用ゐられる際の、有効さ、効率及び利用者の満足度の度合ひ"と定義してゐる、この定義中の"利用者の満足度"を評価するのに適した方法はどれか。知るかボケ。適当。明らかに違ふのを除外した上で雰囲気で選んで正解。答へはインタビュー法。
問28、3次元グラフィックス処理におけるクリッピングの説明は次のどれかといふ問題。
問29、データベースの正規化の問題。表を2つに分解して第3正規形にした場合両方の表に必要な属性はどれかといふ基本問題。
そろそろ疲れが激しくなつて来た。午前の半分もやつてゐないのにこれでは午後が大変過ぎるな。まあ計算問題は前半に固まつてゐるからここからは用語を問ふ問題とか楽なのばかりのはず。
問30、関係データベースにおいて表から特定の列を得る操作はどれか。射影。
問31、図の商品表に対して実行できるUPDATE文はどれか。主キーの一意性制約とかを考へれば分かる。
問32、データベースのアクセス効率を低下させないために定期的に実施する処理はどれか。再編成。
問33、図示された注文表と顧客表に対して、参照の整合性を損なふデータ操作はどれか。問31と同じやうなもの。
問34、OSI基本参照モデルにおけるネットワーク層の説明として適切なものはどれか。ルーティング。
問35、複数のLANを接続するための装置でOSI基本参照モデルのデータリンク層のプロトコル情報に基づいてデータを中継する装置はどれか。ブリッジ。ちなみにネットワーク層はルータ、物理層はリピータ。
問36、ルータがパケットの経路決定に用ゐる情報として適切なものはどれか。宛先IPアドレス。MACアドレスはブリッジで。
問37、LANのIPアドレス設定を問ふ問題。サブネットマスクの理解があるかどうか。
問38、LAN接続された複数PCを光でネットに接続する。WAN側に1個のグローバルIPアドレスが割り当てられてゐる。この1個のIPを使つて複数PCがネット接続するのに必要な機能はどれか。NAPT(IPマスカレード)。DHCPはLAN内のプライベートIPアドレスを自動的に割り振る。パケットフィルタリングはファイアウォールで通過させるパケットの種類を設定すること。PPPoEは知らん。
問39、ディジタル署名に用ゐる鍵の種別に関する組み合はせのうち適切なものはどれか。ディジタル署名作成:秘密鍵、ディジタル署名検証:公開鍵。
問40、バイオメトリクス認証には身体的特徴を抽出して認証する方式と行動的特徴を抽出して認証する方式がある。行動的特徴を用ゐてゐるものはどれか。血管・瞳孔・隆線の紋様はどう考へても身体的特徴。署名の速度や筆圧で認証が答へに決まつてゐる。
確かここら辺で試験監督が退室可能時刻を告げたと思ふ。開始から40分で退室可能になる。退室する場合は手を上げて試験官が解答用紙を回収するのを待ち、OKが出てから退室といふ説明があつた。激しく手を上げて出て行つたヤンキーつぽい奴がゐた。俺まだ半分ぐらゐしか解けてねえよ。家で過去問をやつてゐた時は1時間10分程度で80問出来てゐたから少し遅め。本番だからくだらないミスをしないやうに割と慎重にやつてゐる。特に計算問題はその場で何度も検算してゐる。この時点では1問目でバカな誤解をして間違へてゐたが一通り終つてからの見直しの段階で苦笑ひしながら直した。それにしても出て行つた奴は何なの?もう全問解き終つたの?だとしたらすげえ速いな。電卓無しでこの速度は驚嘆に値する。もしかしてもうダメだと諦めて投げ出したんだらうか。4択だから分からなくても適当に解答すれば合格できる可能性はある。もう既に適当に選んで全部塗つたのかもしれない。いや、待てよ。もしかしたらウンコ我慢できなくなつて撤退したのかもしれない。試験開始後に猛烈な便意に襲はれて限界ギリギリの状態だつたのかもしれない。ウンコに苦しめられる人間の気持ちは結構分かるよ。でも受験料の5100円を無駄にできるものかね。ウンコを漏らせば人生が終了すると考へれば5100円など大したことが無いと言へなくもない。だがそれ以外にも交通費やらテキスト代やらも掛かつてゐるし、勉強に費やした時間が何よりも勿体無い。ウンコ漏らしてでも続行すべきではないか。いや、無理か。ウンコは恐ろしい。
問41、手順に示す電子メールの送受信によつて得られるセキュリティ上の効果はどれか。(1)送信者はメール本文を共通鍵暗号方式で暗号化し、その共通鍵を受信者の公開鍵を用ゐて公開鍵暗号方式で暗号化する。(2)送信者は暗号文と共通鍵の暗号化データをメールで送信する。(3)受信者はメールから取り出した共通鍵の暗号化データを自分の秘密鍵で復号し、得た共通鍵で暗号文を復号する。ハイブリッド方式といふやつだな。共通鍵暗号方式は暗号化や復号の処理に掛かる時間が短く、大量の文章を送るのに適してゐるが鍵を盗聴される危険がある。公開鍵方式は鍵が盗まれても復号が困難だが処理に時間が掛かる。なので本文は共通鍵方式にしてその共通鍵を公開鍵方式で暗号化して送るといふ方法。鍵が盗まれても本文を読まれないためにやるので、答へはメール内容の漏洩防止。送信者のなりすまし検出はディジタル署名を使ふ。改竄検知はメッセージダイジェストを使ふ。
問42、災害を想定した事業継続計画(BCP)を策定する場合に行ふビジネスインパクト分析での実施事項はどれか。ア. BCPの有効性を検証するためのテストを実施する。イ. 許容される最大停止時間を決定する。ウ. 代替手順や復旧手順について関係者を集め教育する。エ. 内外の環境の変化を踏まへBCPの内容を見直す。知るかボケ。BCPなんて聞いたことも無いわ。適当に雰囲気で消去法で選んで正解した。答へはイ。テクノロジ系の最後はかういふ系統のウザイ問題が出る。そして問50辺りからのマネジメント・ストラテジではかういふのをもつと鬱陶しくしたやうなくだらない内容の問題が頻出する。実にくだらない。
問43、リスク移転に該当するものはどれか。これは知らなくても選択肢を読めば分かるだらう。日本語問題。
問44、企業内ネットワークやサーバにおいて侵入者が通常のアクセス経路以外で侵入するために組み込むものはどれか。バックドア。
問45、DFDの表記方法として適切なものはどれか。分からない。DFDは分かるが細かく覚えてゐない。適当に選んで間違へた。
問46、オブジェクト指向において属性と振る舞ひを1つにまとめた構造にすることを何といふか。カプセル化。
問47、オブジェクト指向におけるクラスとインスタンスの関係。クラスの定義に基づいてインスタンスが生成される。
問48、ブラックボックステストにおけるテストケースの設計方法として適切なものはどれか。ブラックボックステストはプログラムの詳細な内容は考へず利用者側の入力と出力の結果を見るテストを行ふもの。それに該当するテストケースを選ぶ。
問49、JavaScriptの非同期通信の機能を使ふことによつて動的なユーザインターフェースを画面遷移を伴はずに実現する技術はどれか。Ajax。Web関連は俺の趣味と合致してゐて得意分野だ。Ajax自体は嫌ひだから使はないけど。GoogleMAPみたいなページ遷移無しで画面内のコンテンツを切り替へるやつ。他の選択肢のCSSはカスケーディングスタイルシート。HTMLやXMLで書かれたWebページ等の文書のスタイルを指定する方法。文字サイズや文字色や背景やマージンを設定する。DVDのコピーガードにもCSSといふのがある。RSSはXMLを使つたサイトサマリー。ブログなどの更新内容をサマリーとして配信するのによく使はれる。犬土偶日記でも使用してゐる。犬土偶日記RSS: http://orca.xii.jp/info/diary-dogoo.rdf 。SNSはソーシャルネットワーキングサービス。mixiやGREEやモバゲーみたいな、社会的ネットワークをインターネット上で構築するくだらないサービスのこと。
問50、組込みシステムの特許におけるライセンスについて。詳しく知らんけど常識的に考へて特許に抵触してゐる部分に関してのみライセンスを得れば良いだらう。関係ない部品を含む製品全体で特許のライセンスが必要になるとすればどう考へても不都合が多過ぎる。
問51。ここからマネジメント系。実にくだらない。図のやうにプロジェクトチームが実行すべき作業を上位の階層から下位の階層へ段階的に分解したものを何と呼ぶか。WBS。
問52、図のアローダイアグラムで表されるプロジェクトは完了までに最短で何日を要するか。PERTチャートの問題。各経路の工程日数を足して一番時間が長いところを選ぶだけ。
問53、久しぶりの計算問題。プログラムの本数と1本当りのコーディング所要工数の表があり、コーディング以外に設計やテストで表の値の8倍掛かる時に、95日で終らすためには何人必要かといふ問題。これ、よく知らんけど実際の現場では人数を増やさずに労働者の労働時間を増やすだけなんだらう?しかも賃金無しで。過労死寸前に追ひ込んだり鬱病にさせたり、IT系はブラックといふ印象しか無いわ。月100万でも絶対やりたくない仕事だね。ITはウンコ汲み取り並に回避したい仕事。そもそもジャンルに関らず仕事自体を回避し続けたいけど。
問54、リスク識別に使用する技法の1つであるデルファイ法の説明はどれか。参考書でチラッと紹介されてゐたのは覚えてゐるが詳しい内容までは覚えてゐない。大勢で意見を出し合つて云々といふのは薄つすら覚えてゐる。ウかエだらうと思つたが、ウは何かをかしい雰囲気だからエを選んだ。正解。
問55、EUCの説明として最も適切なものはどれか。EUCと言つたらUNIXで使はれる文字コードだらう。1文字2バイトか3バイトの。そのつもりで満面の笑顔で選択肢を読み始めた瞬間に歯を食ひ縛つた。アルファベットの略号を使ふのは勝手だが重複しないやうにしろよ。少し前の問題で出て来たCSSとかRSSとか、ダブつてゐる用語が多過ぎる。RSSはサマリーの他に小売店の応援をして収益を増やすとか何とかいふくだらないものもあるんだよ。で、この問題は全く分からなかつたので適当に選んで死亡。答へは「利用者自身が、表計算ソフトや簡易データベースソフトなどを活用し、業務を遂行することである。」知るかボケ。
問56、データベースのロールバック処理の説明はどれか。何でここで出て来るんだ。テクノロジ系のデータベースの分野、問30付近で出て来さうな感じだが。いや、マネジメント系で良いのか。更新前ジャーナルを用ゐてトランザクション開始直前の状態までデータを復旧させる。
問57、ニューメリックチェックの説明。数値検査。これはWebアプリをプログラミングする時によく使ふフォーマットチェックの一種だ。例へば犬土偶日記のコメントでは文字色を選ぶことができる。ラジオボタンになつてゐるので与へられた選択肢から排他的に1つ選択するといふことになる。どれを選択したかによつてサーバに送られて来る値が決まつてゐる(ソースを見るとラジオボタンのvalue属性の値に指定されてゐる)のだが、これを全面的に信用することはできない。フォームを改竄したりしてあり得ないデータを送つて来る奴は普通にゴロゴロゐる。表面上は与へられた選択肢しか選べないが実は任意の値を送ることが出来る。住所入力でセレクトボックスから県名を選ぶやうなのはよくあると思ふが、その選択肢に無い「うんこ」といふ文字列を送ることも可能なのだ。まあ余程のネット初心者でない限りその程度の悪戯は誰でも当り前に思ひ付くし実際に試したことがある人間も多いだらう。バカが作つたWebアプリだとさういふところにクロスサイトスクリプティングの脆弱性を疑つてスクリプトを書き込んで攻撃を仕掛けてみたりできるのだが、攻撃を仕掛けると厄介なことになるのでやらない方が良い。害の無いやり方でスクリプトが動くか確認する程度はOKだらう。とにかくWebアプリではフォームから送られて来る書式はプログラマが想定したものとは限らないので受け取つたプログラム側で入力値が正しいものか必ず全てチェックする必要がある。犬土偶日記のコメントフォームは毎日何十件も不正なデータ送信が試みられてゐるよ。外人のスパム投稿プログラムなんかが滅茶苦茶やつてゐる。チェックがザルだと掲示板やブログなんかは今の時代はまともに運用できないだらう。コメントスパムに狙はれたら死ぬ。
問58、システム監査におけるヒアリングを実施する際に、システム監査人の対処として適切なものはどれか。どうでもいい。監査証跡がどうのかうのいふやつだな。
問59、経営者が社内のシステム監査人の外観上の独立性を担保するために講じる措置として、適切なものはどれか。過去問にありがちな問題だが選択肢を少し違ふ視点から作つた感じだな。過去問だけ適当にやつた人間は惑はされるかも。
問60、ユーザ受入れテストの監査において、指摘事項に該当するものはどれか。まあ常識で考へれば大丈夫だらう。
ここからストラテジ系。マネジメント系よりくだらない。こんな知識は誰が必要としてゐるのだらう。
問61、エンタープライズアーキテクチャにおいて、テクノロジアーキテクチャで作成する成果物はどれか。果てしなくどうでもいい。エンタープライズアーキテクチャ自体がどうでもいい。一応正解したけどくだらないと思ふ。
問62、"システム管理基準"によれば、情報化投資計画を策定する段階はどれか。ウンコでも食つてろ。
問63、SOAを説明したものはどれか。SOAつて何だよ。聞いたことも無いわ。どうせどうでもいいものなんだらうよ。
問64、非機能要件の定義に該当するものはどれか。知らん。参考書で読んだけどこの辺りのことは興味無さ過ぎて頭に入つてない。
問65、利害関係者要件の確認において、定義された要件に対して、発生した変更要求の実装までの経過を明らかにできることを表すものはどれか。インターオペラビリティつて何?まあ正解はトレーサビリティだらう。
問66、システムインテグレータの説明として適切なもの。システムインテグレータなんて聞いたことも無い。英単語の訳から適当に考へて選んだ。
問67、競争上のポジションで、フォロワの基本戦略はどれか。間違へた。知らんわ。俺は競争なんかしないからな。
問68、プロダクトライフサイクルにおける成長期の特徴はどれか。まあこれは例へ知らなくても常識で分かるだらう。
問69、バランススコアカードの四つの視点とは、財務、学習と成長、内部ビジネスプロセスと、もう1つはどれか。知るかボケ。果てしなくどうでも良過ぎる。でも後で参考書を見たらちやんと書いてあつた。マネジメント・ストラテジ系は全然覚えてゐないな。
問70、サプライチェーンマネジメントの説明したものはどれか。SCMといふやつだな。アの「購買、生産、販売及び物流を結ぶ一連の業務を、企業間で全体最適の視点から見直し、納期短縮や在庫削減を図る。」が正解。イの「個人がもつてゐるノウハウや経験などの知的資産を共有して、創造的な仕事につなげていく。」はKMだつたはず。ウの「社員のスキルや行動特性を管理し、人事戦略の視点から人員配置・評価などを行ふ」は何だ?ERPか?エの「多様なチャネルを通して集められた顧客情報を一元化し、活用することで、顧客との関係を密接にしていく。」はCRMだな。ここら辺の経営関係のアルファベットの略語はクソ過ぎる。これほどどうでもいい知識が他にあるだらうか。
問71、XBRLの用語の意味。文書情報やデータの構造を記述するためのマークアップ言語であるXMLを、財務情報の交換に応用したデータ記述言語である。
問72、ディジタルディバイドの意味。情報リテラシの有無やITの利用環境の相違などによつて生じる、社会的又は経済的格差のことである。
問73、セル生産方式の特徴は何か。超小型スパイロボを使つて強い戦士達の細胞を集め、それを合成して人造人間を作る。完全体になるためには人造人間17号と18号を吸収する必要がある。
問74、プロジェクトを準独立的な事業として遂行し、その成果に対して全面的な責任を負ふ起業者としての権限と責任を与へられる組織構造はどれか。そんな組織は要らん。
問75、商品売上高を商品アイテム別にABC分析したグラフはどれか。パレート図のグラフを選べ。
問76、ヒストグラムを説明したものはどれか。俺に聞くな。自分で考へろボケ。
問77、散布図のうち、"負の相関"を示すものはどれか。眠い。
問78、日本において、産業財産権と総称される四つの権利はどれか。どれでもいい。死ね。
問79、A社がシステム開発を行ふに当り、外部業者B社を利用する場合の契約に関する記述のうち、適切なものはどれか。イ「請負契約によるシステム開発では、特に契約に定めない限り、開発されたプログラムの著作権はB社に帰属する。」
問80、労働者派遣法に基づく、派遣先企業と労働者との関係はどれか。指揮命令関係。
終つた!長えええぇぇえ!問題数減らせボケ!問50〜80は必要無いだろ。早く帰りたい。でもまだ午後試験がある。午前は元々どうでも良いのだ。この程度で6割も取れないバカなんかゐないだらう。普通の人は無勉強でも4割ぐらゐ行くんぢやないのか?適当にやつておけば大丈夫だ。まあ適当だと午前は良くても午後で死ぬからそこそこ真面目に勉強しておかねばならんのだが。取り敢へず見直しだ。問1から順番に。特に計算問題は慎重に計算し直す。万に一つも不合格の可能性は無いが念のためだ。億に一つくらゐは不合格の可能性があるかもしれない。見直す前に名前と生年月日と受験番号をしつかり確認。薄くなつてゐるところを塗り直す。さて、見直しだ。問1。16進3A.5Cを10進分数で表したものはどれか。分母を揃へて各桁を足せば良い。12288/256 + 2560/256 + 80/256 + 13/256 =・・・・ん?13?Cは12だろ。アホか俺!危ないところだつた。小学生並の計算を間違へるところだつた。最後の桁を12/256で計算し直して約分して答へを修正。見直して良かつたな。他も一通り見直した。計算問題は全てもう一度計算し直した。分からなくて適当に選んだところは考へても無駄なのでどうしやうも無いが、一応考へ直してみる。それが裏目に出ることもあるがそれは諦めるしか無い。そして、未解答だつた問24の論理式の問題。すげえ面倒臭い。再び真理値表を書き始めたが1と1のペアで図に当て嵌めてXの値を求めたところで飽きた。無理だ。4パターンの真理値表を完成させるのは良いが、選択肢4つそれぞれにまた4パターン当て嵌めて考へるのが異常に面倒臭過ぎる。図を論理式で表して直に式を比較する普通の方法でやる方が楽だ。ただ、論理式の変換に自信が無い。ド・モルガンの法則とか色々ある。まあやつてみるかと思つてやつてみたら意外と簡単だつた。高校時代は数学が苦手だつたが高校数学程度は一般教養として習得しておかねばダメだな。終了。また受験番号や生年月日のマークミスが無いか見直し、さらに問題用紙に書き込んだ答へと実際の解答用紙にマークした答へがズレてゐないか確認。さらにマークを強く塗つて完璧。後半に異常なまでに興味の無いくだらない問題が多かつたので大量に間違へてゐるだらうが、それでも8割は余裕だらう。これで落ちたらをかしい。午前はどうでもいいのだ。
この80問だけ見ると全然難しい試験には思へないな。実際難しくはない。だが範囲が広いから覚えることが多い。試験に出た量の数百倍の知識を詰め込む必要がある。どういふ問題が出るか分からないから全範囲を一通り勉強しておく必要がある。少なくとも出題数の多いテクノロジ系はしつかりやつておくべき。覚える量が多くて時間が掛かるし大変。まあギリで合格すれば良いといふなら必要無いけど。4択だから問題を読まずに適当に選択するだけで25%は正解できる。下手に問題を読むと惑はされたりして25%から遠ざかる可能性がある。消去法で良い方へ転がる場合もあるけど。勘で25%取れるといふ前提で考へると、48問正解で合格できるので80問中自力で何問か解いた残りの25%正解できる計算で、自力で解く問題数は37.33で良いといふことになる。それはあまり勉強しなくても楽勝だらうと思ふ。午前で落ちる奴は自力で解ける問題が半分も無いぐらゐのカスといふことになる。午後は結構大変。選択はたまにバカ問があるし午前の知識と国語力があればどうにでもなるがアルゴリズムとプログラミングが問題。要するに午後のアルゴリズムと言語のみが重要なのだ。最初からアルゴリズムとプログラミングだけの試験にすればいいのに。
早めに退室しても良かつたが、別に退室してもやることは無い。教室の外には座るところがあまり無かつたやうな気がする。教室で座つてゐた方が楽だ。といふわけで、試験終了まで教室にゐた。長い。試験時間150分は長過ぎる。無駄。疲れるだけだから短くしろ。同じ問題数でも1時間半で良い。疲れた。朝起きた時間もアホみたいに早かつたし、ここまで来るだけでも相当疲れた。疲労が凄まじい。こんな状態で午後の試験を受けることが可能なんだらうか。午後は午前みたいにしやうもない4択ではなく、もつと多い選択肢から選ぶことになる。勘違ひや計算ミスで出てくる答へが絶妙に選択肢に入つてゐたりするので間違へても気付かないことがある。問1〜7の選択はたまに激ムズなのが出るが、5問選択なので難しいのは捨てれば良い。選択問題は特に苦労することも無いだらう。問題は必須の問8アルゴリズムと、問9〜13の言語選択問題。俺はC言語しか準備してゐないからC言語の問題がどんなに難しくても問9を選択せざるを得ない。他の問題は見もしないだらう。どうなるかな。アルゴリズムとC言語の問題が難しかつたら危ない。もう疲れ過ぎてゐて深く考へることができない気がする。他人の書いたプログラムなんて1行も読みたくない。
教室の外に出た。午後試験でウンコに苦しめられるかもしれないから便所に行つておいた方が良い。まあ八事で全て出し切つたから絶対に来ないとは思ふんだが。で、地下1階の便所へ。入り口のところに立て札があつたので見てみたら覗きの被害に遭つた人がゐるので気を付けませうといふやうなことが書いてあつた。愛知大学つて知らんけど偏差値低めの大学なのかな。便所に入り、ウンコ部屋が視界に入つた瞬間にビクン!と飛び上がつた。ここはパチ屋か。液状ウンコがあり得ないほど盛大に便器の外に誤爆されてゐた。わざとなのか限界を超えてゐてズボンを下ろしながら放出した結果なのか。さう言へば午前の試験で退室可能時刻になつた瞬間に出て行つた奴がゐたな。まさか奴か。何で俺が他人のウンコを拝まされねばならんのだ。凄まじい敗北感と絶望感。
暗い気持ちになりながら外に出た。ITパスポートは午後試験が無いのでもうほとんど帰つただらう。残つてゐるのは基本と応用か。ウィダーinゼリーを飲み、栄養ドリンクをキュッとキメた。しばらくウロウロして鞄からDSを取り出して開いてみた。結構人が多かつたのにすれ違ひ通信は0。もうDQ9やつてゐる奴なんてほとんどゐないんだらうな。建物の外を回つてみた。周囲の山が良い感じ。山人として心が落ち着く。カブトムシが捕れさうな木も奥に見える。でもスズメバチが怖い。断じて怖くはないけど。今の時期は特に危ない。まあ頻繁に人が通る場所に巣なんか作らないだらうけど。人がゐない場所を探してウロウロしてゐたら、喫煙所みたいな場所があつた。看板に「タバコやめたいけどやめられない人は保健室に相談しませう」みたいなことが書いてあつた。アホか。やめたいなら買はなければ良いだけだ。また教室に戻る。大学の掲示板を適当に眺めてゐたら、サークル合宿の宴会で酒飲み過ぎて急性アルコール中毒で死んだ学生がゐると書いてあつた。飲み過ぎに注意しませうとか。大丈夫かこの大学。覗きやらアル中やら大変ですね。階段の裏の辺りにTOEIC講座の案内みたいなのが貼つてあつた。650点を目指しませうとか。ん?TOEICつて詳しく知らんけど650点といふのは低いのではないか?ネットでは800以下は履歴書に書くなみたいに言はれる。たぶん煽つてゐるだけだからもつと低くても大丈夫なんだらうが、650といふのはネットでは池沼扱ひされるレベルではないか?元モー娘の小川(愛キュンと同期)がTOEICで730点取つたとかニュースで見たぞ。あのアホさうな小川でもそれだけ行くのに普通の大学生が650点を目標にするものなのか?やはりあまりレベルの高い大学ではないみたいだな。とか言つて自分の行つた大学よりも偏差値高かつたりしてな。まあ滑り止めで受けるやうな底辺大学に行つたからその可能性も大いにあり得る。愛知県にある私大つてほとんど全部カスだからな。偏差値40台もゴロゴロあるし。大体偏差値50の辺りで適当に選んでおけばまづ大丈夫だらうみたいな感じで適当に受験してたな。南山だけ少しランクが高かつた。今は知らんけど俺の頃はそんな感じだつた。名古屋つて結構大都市なのにランクの高い私立大学が無いよな。
栄養ドリンクにたぶん入つてゐるカフェインの利尿作用を考慮してもう一度便所で尿を流し殺し、教室に戻つた。午後用の参考書は持つて来てゐないので午前用の参考書を読む。たぶん問1〜7の選択はそんなに難しい問題は出ないだらう。どこから出るか全く予想もできないので今さら参考書を読んでも点数UPに繋がる可能性は低いのだが、どうせ暇だから良い。少し読んで疲れ果てた。もうダメだ。これは無理。5分でも10分でも仮眠した方が良いかもしれない。専門学校生の集団が午前の問題についてアレコレ言ひ合つてゐてうるさい。寝たくても寝れんか。ああ脳が痛え。眠い。疲れた。もう無理。試験時間が長過ぎるんだよ。午前と午後合はせて5時間。1日掛かりだ。アホか。午前試験なんか必要無いだろ。
試験官が教室に入つて来た。他の受験者も続々と戻つて来た。何故か午前より少し人数が多い気がする。やはり午前免除の人もゐたのかもしれない。だが空席は相変らず多い。3割近い。受験料が勿体無いな。ダメ元で受けてみればいいのに。といふか何で申し込んだんだ。
アルゴリズムと言語問題が結構大変。この試験で一番激しく脳を使ふ場所。結構本気でやらないと危ない。問1から順にやると最後の最後に問8のアルゴリズムと問9のC言語が残つて大変だし、配点が高いそれらの問題を全部解かないまま試験時間終了を迎へると死ぬことになる。最後の最後は肉体的にも精神的にも疲れ果ててゐるだらうし、最後に言語問題をまともにやれる自信は無い。なのでまづ最初にC言語の問題を解き、脳の疲れを取るために簡単な選択問題を2問か3問解いて休憩し、その後にアルゴリズムを解き、残つた時間で選択問題の残りをやるといふパターンが良いだらうと思つてゐた。家で過去問を3期分やつたが、どうも1時間半程度で終る感じだつた。選択問題は7問中5問解答することになつてゐるが、7問全部解いても余裕で時間が余る感じだつた。だから本番では言語とアルゴリズムを慎重に時間を掛けて解いても間に合ふだらうなと思つてゐた。その上で選択問題を全部解いて自信のあるやつから順にマークして行くといふことで良いだらう。と甘く見てゐた。まさかあんな悲劇的な状況が待つてゐようとは。
試験監督の「始めてください」の号令とともに一斉に問題用紙をめくる音が聞えた。いきなり問題を見るのか。まづは解答用紙に受験番号・生年月日・氏名を書き込んで受験番号と生年月日をマークだらうが。全問正解でもここが記入漏れだとそれだけで終了する。最も大事な場所だ。どうせ時間は余るんだから慎重にやつた方が良い。といふわけで、受験票の番号を確認しながらしつかり書き込む。午前のところで書き忘れてゐたが、この試験のマークシートは実に鬱陶しい。塗る場所が横長の楕円なのだ。塗りにくくて仕方が無い。センター試験みたいに縦長の楕円にすべき。俺がただ高校時代にマーク模試を何十回も受けさせられて縦長に慣れてゐるだけで他の人は横長の丸でも塗りにくくないのかもしれないが、手の構造を考へるとやはり横長は無理な動きだよな。用紙を横にして塗ると、塗る場所を間違へる可能性もあつて怖い。取り敢へずどの問題を選択するかマークする場所で問題も見ずにC言語の問9を塗つておいた。1〜7の選択は後で決める。塗り忘れないやうに気をつけねば。
まづは問題の確認。問1はハードウェア。パチンコでお馴染みの7セグ。温度計の計測値をデジタル変換して7セグで表示する。あまり難しさうな印象は無い。問2、データベース。SQLがやや苦手なので他が簡単ならばこれは避けたい。問3、ネットワーク。巡回冗長検査。何となく難しさうな印象があるが読めば普通に解けさう。問4、情報セキュリティ。認証システムと暗号化。共通鍵やら公開鍵やらのアレ。何か鬱陶しい記号が大量に出て来る。小難しい表記で脅してゐるだけで内容は簡単かも。でもあまり考へたくない。時間掛かりさうだし避けるか。問5、ソフトウェア設計。図3の流れ図が鬱陶しい。読むのが面倒臭さう。問6、ITサービスマネジメント。マネジメント・ストラテジは内容はクソだが、何の知識も無くても常識や読解力だけで余裕で解けるバカ問がよく出る。読むのが面倒だがこれは簡単さうな印象。問7、システム戦略。子会社の業績評価。経常利益だとかROAだとか自己資本比率だとか、簿記会計用語みたいなのが大量に出てゐる。これは避けた方が良いな。たぶん本文中に用語の解説があつたりして詳細な知識無しでも行けると思ふのだが、何となく嫌な予感がする。株やつてる奴とか商業高校出身の奴は簡単に解けるかもな。問8のアルゴリズムは図が多い。シフト演算を使つて2つの整数の乗算をするプログラムだとか。何か面倒さうだな。さて、まづは予定通り問9のC言語からだ。
バスの運行状況を調べて各バス停に到着待ち時間を表示するプログラム。説明文が長えええぇぇぇえ!過去問でもこれほど日本語の多いC言語問題は見なかつた。変数の数も通常よりも多い気がする。プログラムソースも汚いぞ。読みにくい。構造体も鬱陶しいな。俺がWebプログラミングで使ふPerlやPHPはC言語に似てゐるが、文字列の扱ひとポインタと構造体がPerlやPHPと著しく違ふ部分なので苦手。それにしてもキツい。説明文読んで理解するだけでも時間掛かりさう。その上プログラムソースを読み解く必要がある。しかも疲労が極限状態。全く頭が働かない。頭の回転が恐ろしく鈍い。上手く表現できないが、頭の中で喋る速度が異様に遅いみたいな感じ。午後試験が始まつたばかりなのに既に限界状態。栄養ドリンクを飲めば頭もスッキリするかと思つてゐたが全然効果は無いらしい。眠気も凄い。でもやるしか無い。
各変数が何に使はれてゐるか把握しないとどうにもならない。説明文を読んで理解するのは必須だが、それ以外にプログラムリストから自力で読み取らねばならんことも多いだらう。死ぬほど面倒臭い。バスは5台あり、バス停は10箇所ある。それぞれ0〜4、0〜9の番号を付ける。関数update_wait_timeは各バス停に表示する到着待ち時間を計算するプログラム。引数(関数に渡す値)はbus_id(バス番号)、busstop(バス停番号)、route(構造体BUSSTOPで表す配列で表現する路線表)、bus(構造体BUSの配列で表現する、路線上を走行するバスの一覧)。構造体BUSSTOPの構造は、std_time(前のバス停からこのバス停までの標準所要時間)、wait_time(到着待ち時間)。構造体BUSの構造は、id(バス番号)、cur_pos(バスの走行位置)。路線表routeはバス停番号0〜9を添字とする配列。標準所要時間route[i].std_time (i=1〜9)は前のバス停(i-1)からこのバス停iまでの標準所要時間。バス停0におけるroute[0].std_timeの値は0とする。各バス停iの到着待ち時間route[i].wait_time(i=1〜9)は次に到着するバスが最後に発車したバス停aからこのバス停iまでの標準所要時間route[k].std_time(k=a+1, ・・・, i)の合計である。乗客の乗降にかかる時間は0とする。バス停0におけるroute[0].wait_timeの値は0とする。次に到着するバスがバス停0を発車してゐない時、そのバス停iにおける到着待ち時間route[i].wait_timeには0を格納する。バスの走行位置bus[j].cur_pos(j=0〜4)には走行中の区間番号を格納する。区間番号には区間開始位置のバス停番号を使ふ。バス停0を発車してゐないバスの走行位置bus[j].cur_posには-1を格納する。バス停9に到着したバスの走行位置bus[j].cur_posには9を格納する。プログラム中で使はれる変数preceding, succeedingの意味は次の通り。precedingはbusstopが示すバス停を直前に発車したバスが走行中の区間番号を格納する。busstopが示すバス停からバス停9までの区間に走行中のバスが無い場合は9とする。succeedingはbusstopが示すバス停に次に到着するバスが走行中の区間番号を格納する。バス停0からbusstopが示すバス停までの区間に走行中のバスが無い場合は-1とする。バス停5をバスBが発車する時、バス停5を直前に発車したバスAが区間6を走行し、次にバス停5に到着するバスCが区間3を走行中の場合、succeeding=3, busstop=5, preceding=6となる。関数update_wait_timeはバスがバス停0〜8を発車する時又はバス停9に到着した時に呼び出され、bus_idで識別されるバスの走行位置を更新し、busstopが示すバス停からprecedingが示す区間の始まりとなるバス停までの各バス停に表示する到着待ち時間route[i].wait_time(i=busstop, ・・・, preceding)を計算する。複数台のバスがバス停0〜8の異なるバス停を同時に発車する場合、又はあるバスがバス停9に到着した時に別のバスがバス停0〜8を発車する場合には、関数update_wait_timeはバス一覧busの添字の昇順に1台分づつ実行される。1つの区間を複数台のバスが同時に走ることは無い。
・・・ハァ?ワケワカラン。これは脳が疲れてゐない時でも理解するまでに結構時間掛かりさうだぞ。分かりやすく書け。大体客の乗降に掛かる時間が0とか同一区間を複数バスが走行することは無いとか適当過ぎだろ。こんなプログラム作る必要ありません。要りません。死んでください。これはヤバい。もう読みたくない。言語問題を捨てると不合格の可能性が猛烈に高くなる。言語とアルゴリズムの配点は20点。他の選択問題は各12点。選択問題全て正解すればアルゴと言語を捨てても60点でギリギリ合格だ。アルゴリズムで少し解ければ選択で少しミスしても良くなる。とは言へ、やはり言語を捨てるのはダメだらう。これまで勉強したことも無駄になるしな。大体、大したことないレベルの人間が受ける資格で逃亡するとかあり得んだらう。脳が痛え。こんなの理解できるか。考へたくもない。確実に脳が拒絶してゐる。理解したいと思へない。でも負けるわけにはいかん。内容は難しくないのかもしれないが、説明文の長さと変数の多さで挫折しさう。次にプログラムリストを載せてみる。上の方に張つた問題のPDFを見れば良いのだが見るのが面倒だらう。左端の数字は行番号。実際のプログラムで行頭にこんな番号を書くとエラーになる。問題のための便宜的な表示。
01 #define STPNUM 10 /* バス停の個数 */
02 #define BUSNUM 5 /* バスの台数 */
03 typedef struct {
04 int std_time; /* 前のバス停からこのバス停までの
05 標準所要時間(分) */
06 int wait_time; /* 到着待ち時間(分) */
07 } BUSSTOP;
08 typedef struct {
09 int id; /* バスの車体番号 */
10 int cur_pos; /* バスの走行位置 */
11 } BUS;
12 void update_wait_time(int, int, BUSSTOP[STPNUM], BUS[BUSNUM]);
13 void update_wait_time(int bus_id, int busstop,
14 BUSSTOP route[STPNUM], BUS bus[BUSNUM]) {
15 int precedind = STPNUM - 1, succeeding = -1, i, j;
16 /* バスの走行位置, succeedingとprecedingの更新 */
17 for (j = 0; j < BUSNUM; j++) {
18 if ( [ a ] ) {
19 bus[j].cur_pos = busstop;
20 } else {
21 if (bus[j].cur_pos < busstop) {
22 if (succeeding < bus[j].cur_pos) {
23 succeeding = [ b ];
24 }
25 } else {
26 if (preceding > bus[j].cur_pos) {
27 preceding = [ b ];
28 }
29 }
30 }
31 }
32 /* このバス停の到着待ち時間の計算 */
33 if ( [ c ] ) {
34 route[busstop].wait_time = 0;
35 } else {
36 route[busstop].wait_time = route[busstop].std_time
37 + route[busstop - 1].wait_time;
38 }
39 /* 次のバス停からprecedingが示すバス停までの到着待ち時間の計算 */
40 for (i = busstop + 1; i <= preceding; i++) {
41 route[i].wait_time = route[i].std_time;
42 if (i != busstop + 1) {
43 route[i].wait_time [ d ];
44 }
45 }
46 }
設問1 プログラム中の[ ]に入れる正しい答へを解答群の中から選べ。
ああぁあぁウゼェェェエェ・・・。読む気力が無い。また問題の説明文を読みながらプログラムリストと見比べて理解しようと頑張つてみる。ダメだ。絶望的に脳が働かない。エネルギー不足だな。ウィダーinゼリーを飲んだがまだ消化吸収されてゐないな。脳の回転が恐ろしく遅い。日本語の説明文を1行読むのに何分掛かつてゐるのかと。しかもそんなにゆつくり読んでおきながら全く頭に入つてゐない。ダメだ。取り敢へず深呼吸をしてみた。もう一度読み直す。std_timeが標準所要時間で、wait_timeが待ち時間。何の待ち時間?到着か。どこから何が到着するまでの時間?次に到着するバスが最後に発車したバス停からこのバス停までの標準所要時間の合計か。もうこの1文だけで理解できない。次に来るバスが何だつて?もうワケワカラン。で?cur_posが走行中の区間番号でprecedingは先行するバスの走行区間でsucceedingが後続バスの走行区間番号で、ああ脳が痛い。最初の空欄aはif文の条件式。jが0からバス台数まで1づつ増えながらそのjを使つて何かの処理をするループが31行まで続いてゐる。0から5未満だから0から4までのバス番号に関して順番に処理してゐる。ループ内の最初のif文の条件式が空欄で、その条件が真の時にbus[j].cur_pos = busstop;が実行される。jで指定される番号のバスの現在走行してゐる区間の値をbusstopに設定するといふ処理。busstopつて何だつたか。関数update_wait_timeの第2引数、バス停の番号か。走行区間の番号は区間の始まりのバス停の番号と同じだから、現在位置をバス停番号にするといふことはbus_idの値がどうなつてゐれば良いのか。aの条件が偽の時、さらにbus[j].cur_posがbustopより小さい時、しかもsucceedingの方がbus[j].cur_posより小さい時?条件分岐をアホみたいに入れ子にするな。汚いソースだな。もつとスマートに書けさうなものだが。わざとやつてゐるのかな。イライラする。たくさんあるif文の中を見ると、busstopとsucceedingとprecedingの値を決めることが目的のfor文だと分かる。全車の位置を調べてこの3つを決める。busstopはこの関数を呼び出すキッカケを作つたバス(バス停を発車したバス)が走行してゐる場所か?succeedingはその前のバスの位置。precedingは先行するバスの位置。aの条件式が偽の時の条件式は現在位置がbusstopよりも前でsucceedingよりは先行してゐるといふ条件なので、このバスが新たなsucceedingになる。空欄bはこのバスの現在位置で良いことになるか。ならウか。aの空欄は現在位置をbusstopにするための条件なのでこの関数を呼び出すキッカケを作つたバスの条件になるか。なんかアでもウでも良ささうな気がして来る。脳が働かん。bus_idつて何だつけ。イチイチ変数の内容を忘れて読みに戻る。関数の第1引数でバスの番号か。全台のバス位置をfor文のループで調べるから、アぢやないと拙いか。ウだとどうなる?あああぁあ考へるのが面倒臭えええぇぇえぇ!!!早く帰りたい。
腕時計を見て驚愕。既に40分が経過してゐた。あり得ん。いつもC言語の問題は30分も掛からずに解いてゐた。難しい問題でも最長で40分。まだ設問1の前半で苦しんでゐる。まだ設問2もあるんだぞ。遅延時間を表示するプログラムを追加するとか何とか書いてある。設問1より大変さうだ。こんなところで手間取つてゐたら間に合はん。時間的にかなり危ない。何でいきなりこんなに時間が無くなつてゐるんだらう。そんなに大量の時間を使つた覚えは無い。まさか知らないうちに気絶してゐたのか?それはさすがにあり得ん。説明文を何度も読んだのが拙かつたか。これは時間が足りなくて終了する可能性がある。急がねば。まさかこんなに苦戦するとは。まだ全体を通して2問しか解答してゐない。40分も掛けて4〜6点といふところか。死ぬぞマジで。
cとdは問題の説明文を読みながらプログラムの内容と比較して検討する。たぶんOKなはずだ。もう時間的に厳しいから次へ行く。設問2だ。
設問2 次の記述中の[ ]に入れる正しい答へを解答群の中から選べ。
サービス向上のため、路線上のそれぞれのバス停に取り付けられた表示装置に、到着待ち時間に加へて、そのバスの運行遅延時間を分単位で表示することにした。そのために関数update_wait_timeに各バス停に表示する運行遅延時間を計算する処理を追加する。ここで、プログラム中の[ a ]〜[ d ]には正しい答へが入つてゐるものとする。(1)バスの運行遅延時間はバス停0から最後に発車したバス停までの標準所要時間の合計と実際にかかつた時間の合計の差である。(2)関数update_wait_timeの引数に、前のバス停からの実際にかかつた時間(分)act_timeを追加する。ここで、引数の値に誤りは無いものとする。(3)構造体BUSSTOPの要素に、次に到着するバスの運行遅延時間(分)delay_timeを追加する。(4)構造体BUSの要素に、バスの遅延時間(分)cur_delayを追加する。(5)バスが定刻よりも早くバス停0〜8を発車することはない。(6)処理の追加に対応するために、プログラムを表の通りに変更する。
処置 | 変更内容 |
---|---|
行番号3〜14を変更 |
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行番号15と16の間に追加 |
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行番号19と20の間に追加 |
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行番号23と24の間に追加 |
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行番号38と39の間に追加 |
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行番号44と45の間に追加 |
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eとf、たつた2問のためにこんな長いのを読まされる。激しい苦痛。時間も足りん。非常に拙い。全然時間の余裕が無い。内容自体はそれほど難易度が高い問題ではないのかもしれない。でもキツい。脳が確実にエネルギー不足を起こしてゐる。家では菓子食ひながらやつてゐたりしたから大丈夫だつたが、本番では試験中にエネルギー補給ができない。まさかこんなエネルギー不足でやられるとは思つてもみなかつた。センター試験の時ですらそんな体験はしなかつた。集中力も無いし疲労も激しいし日本語の意味すら理解できなくなりつつあるし。落ちるぞ。いや、負けるわけにはいかん。何とか歯を食ひ縛つてC言語は終了。全然自信が無い。今の俺は人生で最も頭の回転が遅い。飯を食つて何時間かすれば通常状態に戻るだらうが、今の状態では何も考へられない。頭の悪い人間の気持ちが理解できたやうな気がする。今なら小学生の算数の問題でも間違へるかもしれない。
簡単なはずの選択問題へ。まづは問1をやつてみる。7セグのやつだ。これは2進数と16進が分かれば他の知識は要らない。と思つたけども図3の流れ図の見方は無勉強の人には分からないかも。さらに設問3でBCD(2進化10進数)といふのが出てゐた。これも知らないと厳しいか。読めば知らなくても想像で行けるだらうけど。俺は一応午前の参考書でだいぶ前に読んで知つてゐたが、過去問にも出て来なかつたし、一瞬焦つた。設問3まで来て知らないかもしれないことが出て来てももう他の選択問題に逃げる時間は無いからな。取り敢へず問題を貼つてみる。随分上の方に張つたリンクから公式サイトで公開されてゐるPDFに飛べるが、画像をここに貼つた方が分かりやすいだらう。サムネイルをクリックすると拡大して表示する。別窓(別タブ)で開く場合はShiftとかCtrlとか押しながらクリックすれば良からう。C言語の問題も同じやうにすれば良かつたな。スキャンするとかIPAのサイトのPDFを画面キャプチャして加工するとかいふのが死ぬほど面倒で手書きしたが、逆にそちらの方が面倒だつた。これ以降はPDFのコピー。
0〜99℃の温度を検出する温度計で取得した温度をデジタルに変換する。00〜99といふ10進数の数値に。これを16ビットの2進数で扱ふ。16ビットといふのは16桁と同義。この値を2桁の10進数で2個の7セグを使つて表示する。LEDの各セグメントは図のやうな対応関係になつてゐる。下位桁の7セグは16ビットの2進数の0〜7ビットの値を使つて表示する。8〜15ビットで上位桁を表示する。それぞれのビットとセグメントの対応関係は図の通り。出力ポートのビット番号から線を辿つて行つた先のセグメントに対応してゐる。ビットの値が1ならば点灯、0ならば消灯。
特に専門的な知識が無くても設問1は解けるだらう。下位桁の7セグLEDを5の形に点灯させるために出力ポートの0〜7に設定すべき値を16進数で表したものはどれか。点灯させるセグに繋がつてゐるビットを1にして並べた8ビットの2進数を16進数に変換するだけ。こんなのが分からない奴はどうかしてゐる。少なくともこの試験を受ける人間なら全員正解できる。だが、ここでまさかの苦戦。この俺がこんなところで躓く。何が起こつてゐるのか分からない。をかしい。脳内で毛細血管が切れてゐるのかもしれない。エネルギー不足といふだけでこんなになるものなのか。具体的にどう躓いたのか説明しよう。信じられないと思ふが、図1の出力ポートのビット番号からLEDの各セグメントへ繋がつてゐる線を辿れないのだ。例へばビット1は真ん中の横棒に繋がつてゐる。こんなのは幼稚園児でも分かるだらう。ただ1から出てゐる線を辿るだけなのだから。なのにこれができない。線をシャープペンの芯でなぞりながら辿つて行くうちに違ふ線に入り込んで別のセグに辿り着くのだ。自分でもいまだに信じられないが本当にさういふことが起こつてゐたのだ。時間が無くて焦つてゐたといふのも少しはあるが、それでもそんな事態に陥るのはをかしいだらう。その結果、点灯させるべき5つのセグの番号がズレてしまひ、結果として出力ポートの0〜7で表現される2進数の値がをかしくなる。そのをかしい2進数を16進数に変換すると、選択肢にその値が無いといふ結果に辿り着く。どこかで立てるべきビットを見誤つたのだと思つてやり直すとまた違ふ値になる。さらにやり直すとまた違ふ値になる。何度やつても正解に辿り着かない。5の形に点灯させるためには12457のビットを1にすれば良い。絵を見れば誰でも分かる。つまり10110110になる。数字は左に行くに従つて桁数が大きくなるからビット番号で76543210の順に書いて行く。これを4ビットづつに分けて16進数に変換すると1011=B、0110=6となり、出力すべき16進数はB6となる。どこにも引つ掛かる場所が無い。なのに線を辿れないといふあり得ない躓き方でこの時間的にキツい状況で10分も失ふ悲劇。勿論最終的には正解したが、まさかこんなところでこんな意味不明な躓き方をするなんて、日記を書いてゐる今でも信じられない。
設問2。これは表1と表2、そして図3を見れば分かる。国語の問題。専門用語も出て来ないし。ただ図3の流れ図の見方は分からないかもしれない。真ん中ら辺の菱形は条件分岐。菱形の中が条件式。GRが0の時はYesの方へ進み、0以外ならNoの方へ進むといふ意味。矢印は代入。GR←1といふのはGRに1を設定するといふ意味。これだけ分かればもう悩むことは無い。さすがにイカれてゐる状態の俺でもこれはすんなりできた。
設問3。BCDといふ言葉が出て来て焦つた。2進化10進数。勉強を開始したばかりのかなり初期の頃に参考書で見ただけなので忘れ掛けてゐた。10進数の各桁を2進数で表現するやり方だ。10進数の各桁の値は0〜9なので4ビットあれば2の4乗で16種類の数値を表現できる。2進数3桁では8種類しかできないので10進数の1桁を表現できない。で、2桁の10進数を表現するので8ビットあればできるのだが、図4のやうに1桁8ビットで表すらしい。これを図5の形に変換する。図5は出力ポートに書き込む値。つまりどのセグを点灯させるか指定する数値。図4は表示される数値そのものをBCDで表現した数値。図5のGRの内容が16進表記でFEFCであつた時、図4のGRの内容は16進数で[ c ]であり、割り込みプログラムから手続きDISPLAYに渡されたGRは16進で[ d ]である。空欄を埋めろと。ここも特に悩むべきところは無い。出力ポートにFEFCを書き込むといふことは、2進数に変換して1111 1110 1111 1100となる。このビットパターンで図1を見ながらどのセグが点灯するのか塗り絵をしてみると検出した温度の数字が浮かび上がる。その数値をBCD表現した値が図4のGRになる。だが、またしてもここで設問1と同じハマり方をした。何故線が辿れないんだ。上位桁は8だとすぐに分かつた。右下のドットは使はれないことになつてゐる。そのドット部分だけが0で他は全部1なので7セグ全て点灯だ。線を辿る必要が無い。上位桁の8はすぐに分かつた。だが、下位桁が何度やつても数字の形にならない。下位桁FCの変換をミスつたのかと思つてそこからやり直したりもした。だが基数変換は間違つてゐない。やはり線を辿れない。234567のビットに対応するセグを点灯させるとどんな数字が浮かび上がるでせうか。小学校低学年向けのクイズかよ。何でこれが分からないんだ。笑へて来るわ。答へは0なんだが、散々数字以外の形になつた挙句に初めて数字の形になつたのは9。やつと答へに辿り着いたと思つて安堵した。89℃か。それをBCDで表して16進化すると0809になる。しかし解答群にそんな数値は無い。下位桁が9になるのはイの0309。もしかして上位桁の8が間違つてゐたのだらうかと思つてやり直したが、やはり8は間違ひ無い。とすると下位桁が間違つてゐる。やり直しだ。何故線が辿れないんだ。234567に繋がつてゐるセグを点灯させるだけだらうが。自分でもビックリするわ。脳障害か。結局時間掛けて正解に辿り着いた。80℃だ。BCDで表すと0000 1000 0000 0000。それを16進数に変換すると0800。最後の問題、80℃なので、80を16進数に変換する。0050。計算は普通にできる。何故図の線を辿れないのか意味が分からない。まあ問1は全問正解だらう。時間掛け過ぎ。30分ぐらゐ使つてしまつたかも。ヤバいぞ。アルゴリズムを解く時間が無くなる。
次は問6をやることにした。バカ問臭がする。絵が無い。文章を読むだけ。これは楽さうだ。読んでみてダメさうなら違ふのをやれば良い。
やはりこれは特別な専門知識が必要な問題ではない。問題文を読めば常識で分かる。ただの国語のテスト。10分とか15分でできると思ふので興味があつたらやつてみろ。答へは上の方に張つた公式サイトのPDFのリンクで確認しろ。これはサービス問題。何でこんな問題を入れるのかね。問題を思ひ付かなかつたなら選択問題を減らせば良いのに。ていふかこれを選択した人としなかつた人では結果が違つて来るかもな。どの問題を選ぶかで難易度が結構変るかも。でもまあ1〜7の選択はどれを選んでも満点近く取れるものだから別にどうでもいいか。
そんな余裕をかましてゐる場合ではない。C言語で膨大な時間を失つた上に何故か簡単過ぎて10分で終るはずの問1で30分近く消費するといふあり得ない事態。アルゴリズムを解く暇が無い。次はアルゴリズムをやるしかあるまい。最悪の場合、次のアルゴリズムで時間を使ひ果たして残りの選択問題に手を付けられずに終るかもしれない。もう限界。何でこんなに追ひ詰められてゐるんだらう。
問8、アルゴリズム。シフト演算で乗算をする。算術シフトとか2の補数とか色々あるのでこれは勉強してない人がいきなり見て解けるやうなものでは無いだらうと思ふ。これは時間が掛かりさうだが、難易度としてはそんなに激ムズな部類ではないなと感じた。詳細な図があるからそこに途中経過の数値を書き込んで行けば間違へずにできさう。とか言ひながら間違へたけど。時間が無いんだよ。マジで。かなりのハイペースで解かないと残つた選択問題を処理できなくなる。まだ選択を3問も解かねばならん。アルゴリズムで深みに嵌ると凄惨な結末を迎へることになる。だがアルゴを適当にやつて選択に逃げるよりは配点の高いアルゴをある程度しつかり解いておいた方が良い気もする。もう全てを完璧に消化することは不可能つぽい。ウィダーinゼリーで補給したはずのエネルギーはどうなつたんだらう。脳が回復しない。脳の処理速度が異様に遅い。読むスピードも理解するスピードも遅い。何が起きてゐるのか分からないがこれはかなり危険な状態だ。とにかくやるしか無い。
図に数値を書き込んだりして解いて行つたがやはり時間的に厳しいので雑だ。しつかりと何度も確認する時間は無い。数へ間違へたりしてゐるだらうなと思つた。半分以上はできたはずだと思ふが分からない。もう限界。これ以上アルゴリズムに時間は掛けられない。
あと25分で選択3問行けるか。家でやつてゐた時は選択7問全部解いてもトータルで2時間ぐらゐで終つて30分余つたりしてゐたのに何でこんなことになつてゐるんだ。さて、残る選択問題はどれにするか。問5は問答無用で除外。図3の流れ図がかなり無理つぽい。時間があればできるだらうが、この切羽詰つた状態でできるとは思へない。問3も時間が掛かりさうな気がする。問7は会計用語が多くてキツさう。データベースとセキュリティをまづは消化しようか。データベースはあまり得意ではないんだがもうそんなことは言つてられない。超スピードで解く。
問2、データベース。コールセンターの対応記録管理。
設問1は正規化に関する問題。最初の表では繰り返し項目があるから必ず第1正規化をすることになる。その時点でもう正規化が必要無いのだとしたら空欄のある問題文が日本語としてをかしくなる。つまり第2正規化までは少なくとも行ふことになる。選択肢から、第2正規形の段階で終了して第3をやらない可能性も考へられるので、第3正規化をする必要があるのかどうかだけはしつかりと読み取らねばならない。第1正規化は繰り返しの排除、第2正規化は主キーの一部における関数従属性の排除。ここまでで空欄aとbはほとんど何も考へることなく埋まる。空欄cは表を見て第2正規形の状態の主キー以外における関数従属性があるかを確認する。これは第3正規化が必要なので、エを選ぶ。設問1は時間が掛からない。簡単で良かつた。続いて設問2。これも即答。LIKEを使ふに決まつてゐる。オかカか、迷ふ要素も無い。オに決まつてゐる。設問3、SQL文。FROM句を見ると対応表と種別表と類似表を結合してゐるので、結合条件が足りない選択肢は優先的に除外。そして、SELECT句とGROUP BY句で同じ列名を指定してゐないものも除外。あつさり正解を特定できる。簡単過ぎるな。C言語とかアルゴリズムが無駄に難しいだけだな。他の選択はカスみたいな問題ばかり。設問4、INSERTは行を追加するものなので違ふ。CREATE TABLEは表を作るものなので違ふ。2つあるALTER TABLEのどちらかが正解だが、違ふ部分はADDかMODIFYかといふところ。これは常識的に考へてADDだらう。終り。
問3をやるか問4をやるか。もう時間が無い。どちらも物凄く厄介に思へる。問4のセキュリティは書き方を複雑にしてゐるだけで内容は簡単な気がする。ネットワークよりもセキュリティの方が得意なので、問4からやることにした。
問4。思つたより厄介だ。変な記号を使ふな。もつと簡潔に書け。わざと分かりにくく作つてあるんだらうな。この時間が無い時にこれはキツい。でも負けるわけにはいかん。ああ脳が痛い。脳の使用率が極端に上がる。ただし脳の回転が異様に遅いので理解に時間が掛かる。焦る焦る。何でこんな状態になつてゐるんだ。読む速度がこんなに遅いのが信じられない。普段の読書速度が全く出ない。これは下手すると問4の設問全て間違へるかもしれない。速度と精度の両方が必要な状況。かなり厳しい。普段なら余裕でできるんだらうな。読むスピードが異様に遅くてイライラするが、じつくり読めばほとんど答へが書いてあるやうなものだ。日本語の読解問題に近い問題だな。ただし全問正解の自信は無い。もしかしたら全滅してゐるかも。もう時間が無い。確認してゐる暇は無い。
残り10分未満。5分未満だつたかも。でも諦めない。問3を解く。ネットワークの鬱陶しさうな問題。これはもう問題文を熟読する時間は皆無。何か排他的論理和がどうのかうのとかマスクがどうのかうのとか物凄く厄介な感じがする。まづ設問1から。CRCを採用したパケット転送システムでパケットに符号をつけて送信し受信側で符号の誤りの有無を検査する。誤りがあれば再送を要求する。100個のパケットを送信する場合に、再送されたパケットを含めて受信したパケットが何個ならば誤り検出率20%といふことになるか。100個のパケットのうち誤りが20%なら20個再送されることになる。よつて120個。ウだな。と思つて問題用紙の解答群のウに丸を付けた瞬間、脳内でシケモク!!と叫んだ。・・・ハァ?何が!(福井弁愛キュン風に「なにが」の「に」にアクセントを付けて最後は下げる。)自分でも意味が分からん。どこから湧いて来たんだ。この切羽詰つた状態で無関係なことが思ひ浮かぶわけが無い。全然関係無い言葉を脳内で叫んだのなら完全に気狂ひだ。何の意味がある・・・アレか!!先週のバンド練習の時、屋久島の芋焼酎をガバガバ飲みながら椅子タンやCHOSANGが話してゐたのを聞いてゐた。吸殻5本からタバコ1本再生できるとすると、25本の吸殻から何本タバコを作れるか。答へは6本。25本から5本作り、その5本を吸つた吸殻からさらに1本作れるといふお話。あの時は何も考へずただ聞いてゐただけだが、しつかり脳に記憶されてゐたんだな。それが突然この場面で自分でも一瞬意味に気付けない勢ひで閃きとして出てきた。まだ俺の脳は大丈夫かもしれない。いや、こんなに追ひ詰められてゐる時点でダメだ。こんな問題、通常状態だつたら最初から間違へない。100個のパケットのうち20個に誤りが検出されて再送を要求するが、再送された20個のうちの20%の4個もさらに誤りが検出されて再送を要求することになり、さらに追加4個のうち20%の0.8個が誤りで再送要求して・・・といつまでもいつまでもエラーが無限に続いて限りなく125個に近づいて行くが永久に125には届かない。緑色の赤ん坊か。そもそもパケットの個数に1未満の小数があり得ない。これは考へ方がをかしい。パケット数をxと置くと、0.8x=100といふ式が成り立つ。これを解いてx=125。で良いのか?何にしてもタバコと同じやうなものだ。答へはエ。椅子タンありがたう。この1問が合格の決め手になるかもしれん。これまでやつて来た問題に自信が無い。できたかできてゐないか自分で全く感触が分からない。余裕が無い状態。もう時間が無い。次へ。説明を熟読する暇は無い。絵を見ながら大雑把に行く。図に倣つて問題のビット列を猛スピードで計算する。計算ミスがあるかもしれないが慎重にやつてゐる時間はもう無い。試験監督が自分の腕時計を凝視する段階に入つてゐる。超スピードの落書きで答へを出してマークを塗る。設問3へ。読んでる暇は無い。斜め読みで空欄aを埋め、次は空欄bのところだけ見る。「式@とBによつて」と書いてあるのでその2式を見る。@を丸ごと代入するだけだな。考へなくて良い。最後の問題。誤りが含まれるか含まれないか。どちらでもないといふことは無いだらう。aで解答したものと合致するやうに選ぶ必要があるが、まづはマスク101でビット列を計算する作業がある。限界ギリギリになつたら一か八かで2択に賭けるが時間ギリギリまで超スピードで落書き的に計算する。まさに落書き。汚過ぎて桁がズレてゐるかもしれない。その計算結果を信じるしか無い。イの誤りは含まれないを選択し、猛烈にマークを塗る。
どの問題を選択したかといふのをマークするところもしつかり塗る。受験番号をもう一度確認。ここで終了。本気で時間ギリギリだつた。C言語とアルゴリズムの見直しができなかつたのが痛い。もしかしたらC言語やアルゴリズムやネットワークやセキュリティで壊滅的に間違へてゐるかもしれない。落ちたかも。いや、あれだけ時間を掛けたんだから合つてゐる問題の方が多いだらう。それにしても、何でこんなに頭が働かないんだらう。異様に読むスピードが遅いし理解する速度も遅い。やはりエネルギー不足だらうか。よく考へてみたら早朝5時半から15時半までの間にウィダーinゼリー2つと栄養ドリンク1本と缶コーヒー(小)が1本だけだ。死んでもをかしくないレベルだな。エネルギー補給はしつかりしておかねばやはりキツい。何にしてももう終つた。あとは結果を待つのみだ。午前は余裕だが、午後は微妙。凄まじい疲労感。まさに瀕死。朝5時半頃に起きて遥々こんな遠くまで来て、5時間にも及ぶ試験時間に耐へた。もはや精神力と体力のテストだな。問題自体はそれほど難しくはないと思ふ。こんなに追ひ詰められてゐて難しくないなんて言へたもんでもないが。最初から一貫してバカみたいに言ひ続けてゐるやうに、問題はプログラミング言語とアルゴリズムだけなのだ。それ以外の分野は今日の日記を見ても分かる通りバカでもできるレベル。もちろん無勉強では厳しいだらうが、午前用の参考書を一通り読んでおけば大丈夫だ。プログラミングができるかどうかだけ。合格に必要な標準勉強時間が300時間とか350時間とかいふのは大嘘。言語の習得にどれだけ掛かるかは不明だがそんなには必要無いはず。俺は85時間も勉強したが、もう50時間ぐらゐの時点で意外と余裕だなとは感じてゐた。余裕とか言つて落ちると惨めさが際立つから言はなかつたが、正直だいぶ早い段階から結構ナメてゐた。ただ折角買つた問題集等を全部やらずに終るのは勿体無いので後半は問題集の消化に膨大な時間を掛けた。買ひ過ぎたな。勉強し過ぎ。まあ今日の日記の最初の方にも書いた通り合格するのが目的ではなく勉強することで脳を刺激してボケ防止をするのが目的なので、合格が見えたからといふ理由で勉強をやめることは許されなかつた。プログラミングやアルゴリズムは多少運の要素があるので勉強し過ぎて損は無いだらう。これで勉強地獄から解放された。脳トレの効果は出るのか。今のところ勉強し過ぎて脳細胞が死んでバカになつた感触しか無いけどな。単なるエネルギー不足だと良いけど。自分でも驚くほどに脳が働かなくなるといふ異常な体験もできてなかなか面白かつたよ。この試験を受けなかつたらこんなのは一生体験できなかつたかもしれない。しなくても良いんだらうけど。
さて、試験は終つたがまだ今日といふ1日は終らない。後は帰るだけ、といふわけではないのだ。折角こんなに遠くまで来たのだからついでに寄り道して帰るべき。問題用紙や筆記用具を鞄に入れて颯爽と教室を出た。もう二度とここに来ることは無いだらう。外に出てバス乗り場へ向ふ。DSを鞄から出して開いてみたがやはりすれ違ひ通信はヒットしてゐない。自販機で熱い缶コーヒーを買つた。腹が減り過ぎてゐる。コーヒーで腹は膨れんが、何も無いよりはマシ。バス乗り場に行列ができてゐたので並ぶ。並んでから1台目のバスには乗れなかつた。2台目のバスには乗れた。しかも座れた。黒笹駅まで5分程度。バスを降りてゴミ箱に空き缶を捨て、駅の階段を昇る。切符売り場はあまり混雑してゐなかつた。切符は朝買つたのでそのまま改札を通る。どちらのホームに行くか迷つた。赤池方面といふ文字を見て反射的に逆へ行かうとした。赤池と言へば俺の中では終点に近い。実はその終点に近い赤池をさらに越えた場所にゐるのだが、その自覚が無い。赤池は世界の果てみたいな印象がある。そちらではないなと一瞬で判断した。しかし逆方向のホームは豊田市方面になつてゐる。何?俺の中では赤池も豊田市も世界の果てであり同一方向だ。一瞬混乱した。自分が今、赤池と豊田市の間にゐるといふことを漸く自覚した。猛烈に違和感があるが赤池方面のに乗れば良いのだ。さらに階段を昇つてホームへ。なかなか電車が来ない。しばらく待つてゐたら階段の方からをかしな声が聞えて来た。呼吸が激しい。全力で声が混じつた呼吸。グハァーブファーゼハーみたいな感じで凄まじく激しい。変な病気の発作を起こして死に掛けてゐる奴がゐるのかと思つた。だがその場に留まるわけではなく階段をゆつくりではあるが昇りきつてゐた。変に体を揺らしながら歩いて来る。何だ?と思つて見たら目が合つた。あ、リアル池沼だ。凄まじい緊張感。戦慄。少し前に金山駅で老婆が池沼にメッタ刺しにされて殺された事件があつた。害の無い知的障碍者なら別にどうでも良いが、凶暴で社会性の無いイカれた奴だと自分の命が危ない。全然気にも留めない振りをしながら身構へてゐた。いきなり刃物を出されても対処できるやうに。たぶん大丈夫だらうが俺は慎重な人間だからな。狭いホームでは逃げ道が無くて不安だ。すれ違ふ時の緊張感が凄まじい。でも杞憂だつた。まあ今の時代は健常者のDQNの方が危ないんだらうけど。反対側のホームに電車が来たがこちらのホームには来ない。それからさらに長い長い時間待たされ、漸く来た電車は少し前に反対側のホームにゐたのと同じ電車に見えた。時間的にも豊田市で折り返して来たのではないかと思へるほどだ。まあ別の電車なんだらうけど。かなり待たされた。もう結構遅い時間だ。寄り道して帰つたら夜遅くなるな。
電車に乗り込み、空席に深々と座り込む。そして鞄から午後の問題用紙を取り出す。試験中は時間が足りなくて見直しが一切できなかつたのでかなり不安だ。C言語の問題を見直してみた。できた感触も無かつたし、できなかつた気もしない。あれだけアホみたいに時間を掛けた割に何の感触も無いのだ。このC言語がどちらに転ぶかで随分結果が変るはずだ。時間制限の無い状況でゆつくりじつくり読んでみたかつた。どうやら設問1の空欄a, b, c, dを埋める問題は全問正解のやうだ。ハッキリとは断言できないが、合つてゐるやうに思ふ。設問2は解いた記憶が無い。何故だらう。でも問題用紙には選択した答へに丸が付いてゐる。マークシートもしつかり塗つたはずだ。設問2は問題がキツいくせに空欄eとfの2つしか無い。たぶんこの2つの配点が高いんだらうと思ふ。eのところは正解してゐるやうだが、fは間違へた。ダメだ。もう疲れ過ぎた。アルゴリズムの問題も見直さうと思つたが諦めよう。もういい。終つたことだ。C言語がこれだけできてゐればアルゴリズムが死んでもたぶん大丈夫だ。問1, 2, 6がほぼ満点のはずだし、時間が無かつたとは言へ問3, 4もそこそこ出来てゐるのではないか。今日の夜か明日にはどこかの資格学校とかが解答速報を出すだらう。それで確認すればいい。もう疲れ過ぎた。腹が減り過ぎた。体に力が入らん。
赤池から地下鉄に入り、そのまま進む。今日は栄の辺りに行く。上前津で降り、名城線に乗り換へ。脚が痛い。眠い。疲労が激しい。帰つた方が良いかもしれない。今日はらいんの湯に行く。温泉で疲労を癒しまくるのだ。DSを開いてみたがここでもすれ違ひ0。もうダメか。矢場町で降り、松坂屋に突入。大北海道物産展といふのが開催中らしい。それに猛烈に惹かれた。激しく海の幸を食ふか。でも高いんだらうな。パチで常軌を逸した連敗が何と3ヶ月以上も続いてゐるのでそろそろ本気で危ない。クソ高い海の幸を堪能できる状態ではない。でもどうでもいい。死ね。むしろギリギリの状態こそ犬土偶に相応しい。所持金の万札の厚みが1cm以上ある犬土偶なんて犬土偶ぢやない。野生動物を狩つて飢ゑを凌ぐことを本気で考へねばならんほど追ひ詰められてゐる犬土偶こそ本物の犬土偶なのではないか。何全力で頷いてんの?お前が死ねばいいと思ふよ。
7階の催事場へ。凄まじい混雑。何でこんなに人がゐるんだ。まともに歩けないほどだ。小さいステーキ丼が1500円とかで売られてゐる。肉食ひてえ。でも北海道と言へば海。まづは一通り見て回ることにした。やべえ。完全に場違ひ。貧乏人が来る場所ぢやねえ。何が不景気だ。こんなに無駄にブクブク肥えた醜い奴らで溢れ返つてんぢやねえか。もつと景気悪くなれ。一人残らず全員年収50万以下になれ。何千円もするやうな海鮮丼の店に長蛇の列。それにしても魚が美味さうだ。猛烈に食ひまくりてえ。シシャモがクソ高い。さすが本物は違ふぜ。俺クラスになるとシシャモ=カペリンだからな。あの安い偽シシャモしか食へない階級の人間だからな。本物のシシャモなんか3年に一度ぐらゐしか見ることもできない。最後に食つたのはいつだらう。確か椅子タンとごとけんと一緒に5年ぐらゐ前に行つたまるさ水産で食つたのが最後だ。もつと昔かもしれない。今ではそのまるさ水産自体が潰れて消滅してゐるからな。次に出来た店も潰れたぐらゐの感じだ。10年に一度食へるかどうか。久しぶりに食ひたいな。結構試食が豊富にある。試食だけで満腹目指すか?天国だな。でも鬱陶しいことに俺には食はせまいとする強固な意志を感じる。そこらの醜いババアには店の人自ら食ひ物を与へて満面の笑顔で嬉しさうに話し掛けるのに俺が行つても目を逸らしてブツをよこさない。貧乏さうな奴に試食させても売上に繋がらないからか?そこまで露骨に差別するか。目を逸らされても自分から手を伸ばして頂く。さすがにそれを拒絶するほど勇気のある奴はゐないだらう。まあ店の人達の予想通り俺は試食だけして買はないんだけどな。菓子類も豊富にある。工芸品なんかもある。クソ高いプリンや地酒なんかもある。激しく買ひまくりたい。とにかくまづは空腹を満たすのが先決だ。海鮮類を食ひたいが高過ぎる。寿司が絶対に満腹にならない量で1人前4000円とか。どうなつてゐるのか分からない。ヨシヅヤで1パック480円の寿司を17時に安くなるのを待つて買ふやうな俺には手が出せない。いや、食はうと思へば食へるけども。どうせそんなに激しく味が違ふわけでもないんだらうし。小さい海鮮弁当みたいなのを1000円とか1500円で買つて外で食ふか。買つても食ふ場所が無いんだよな。散々迷つたが、ラーメンに逃げることにした。具無しのノーマルラーメン、チャーシュー麺、そして海鮮ラーメンがある。こんなところまで来て海鮮ラーメン以外を選ぶ奴がゐるのか。味は醤油と味噌と塩から選べるらしい。北海道と言へば味噌だらう。5人ぐらゐ並んでゐたのでその後ろに並んで待つ。しばらくして中に入れた。海鮮ラーメンの味噌味を注文。980円。意外と普通の値段。テーブルに着いてからだいぶ待たされた。具はホタテが2つと蟹の足の身が3本ほど。あとは細く薄く切つた昆布が少しとチャーシューが2枚ほどとメンマ。どんなもんかな。まづはスープを啜る。ん?微妙。やけに辛い。まあ悪くはない。不味くはない。でもそれほど美味くもないぞ。ホタテを食つてみる。さすがに海の幸は美味い。とは言つても別に普通のホタテだ。蟹も普通の蟹だ。美味いけど感動的な美味さといふわけでもない。割と普通。何となく激烈に美味いのを勝手に想像してゐたから拍子抜けした。全部食つて店の仕切りから外へ出た。また試食の旅だ。ラーメンでそこそこ腹が膨れたこともあつてクソ高い海鮮類に対する渇望は薄まつた。少し前までアホみたいに食ひたかつたのに今は別にそれほど食ひたくもない。冷静に見れる。でも折角だから何か海の幸を買つて行きたいな。残念ながら金が無さ過ぎるけども。菓子類のコーナーでも試食。なかなか美味い。色々食はせて貰つて話を聞いておきながら何も買はない外道。1時間以上ウロウロしてゐた。結局、ミキティの好物の鮭とばを買つた。1000円もした。さらに、侍のプリンとかいふやつも買つた。何が違ふか分からんが通常版とプレミアム版とあつて、高い方の630円のを買つた。
工芸品のコーナーを見て回つた。別に何も買ふつもりは無いけどな。木彫りの熊とか欲しいやうな気もするが。奥に革製品の店があつた。北海道は革が有名なのか?聞いたこともないんだが。鞄とか色々売つてゐる。さう言へば財布を買はねばならんのだつた。見てみることにした。手に取つて見てゐたら店の人が話し掛けて来た。色々説明してくれた。なかなか細かいところまでしつかり作つてある。仕上げが丁寧だし頑丈さうだ。タンニンなめしの革らしい。しつかり手入れすれば独特の風合が出て良い感じになるとか。何年か使ひ込んだ製品も見せて貰つた。なかなか良い感じだな。手入れしないとただ汚くなるだけなんだらうな。一寸高いが、パチ屋用の財布を買ふことにした。パチ屋にカードやら何やら持つて行く必要は無い。財布が分厚くて邪魔臭い。札のみを入れる薄つぺらい財布と、ジュースやコーヒーを買ふための小銭だけを入れる小さい小銭入れを買つた。2つに分けると面倒かなとも思つたが、このサイズなら邪魔にならんだらう。両方合はせて10000円程度。名前も無料で入れてくれた。金属でできたアルファベットの型を機械に嵌めて200℃の熱を加へて焼くらしい。イニシャルを入れて貰つた。パチ屋以外で使ふ通常の財布も欲しかつたが、今は金欠なのでやめておく。
松坂屋を出てパルコへ。途中でDSを開いたら1人すれ違つてゐた。どうやら大北海道物産展ですれ違つたらしい。パルコへ向ふ途中で立ち止まつて壁にもたれかかり、急いで作業をする。バッテリーランプが赤く光つてゐた。朝5時40分頃にACアダプタを外したのでもう電池切れが近い。取り敢へずすれ違つた人に話し掛けて地図を貰つてセーブせねばならん。ラウンジに入り、すれ違ひ客に話し掛けた。Lv55の地図を貰つた。急いでセーブ・・・と思つた瞬間に画面が真つ黒になつた。終了。折角1人すれ違つたのに、無かつたことになりました。地図も消滅しました。狙はれ過ぎ。パルコ東館4階の本屋を適当に覗いてから5階の島村楽器へ。ここでピック3枚とギターの弦を1セット買つた。何年も.009〜.042の細いゲージを使つてゐたが、8月から少し太めの.010〜.046を使つてゐる。指を鍛へるために。今回はさらに太いのを買ふことにした。ERNIE BALLの紫。.011〜.048。こいつはヤバいね。1弦の太さが今まで一番よく使つてゐたセットの2弦の太さ。非力な俺ではチョーキングもまともにできないかもしれない。これより太い弦も売られてゐるのだが、そこまではやらない。大昔にもつと太い弦を買つてDIGI-ZOに張つたことがあるのだが、張力が強過ぎてネックが少し反つた。当然チョーキングもキツかつたし、かなり厳しかつた。弦とピックを買つた後、楽器屋の奥の楽譜売り場で教則本等をしばらく立ち読みし、ギターのアドリブに関する本を1冊買つた。
もうかなり遅い時間だ。帰らねば。らいんの湯が閉まる。地下鉄駅に行き、200円の切符を買つた。金山まで地下鉄で。そこから名鉄で帰る。鵜沼行きの急行が来る5分前ぐらゐだつた。切符を買つてホームへ。結構人がゐたのでもしかしたら座れない悲劇に見舞はれて死ぬかと思つた。でも何とか座れた。買つたばかりのギターの本を読んでゐるうちに犬山に到着。新可児行きの電車に乗り換へ、10分で西可児到着。長かつた。果てしなく長かつた。20時半ぐらゐだつたと思ふ。朝6時半の電車に乗つたんだよな。何か1日が長く感じる。今日だけで3週間ぐらゐ生きたやうな感触。すげえ疲れた。駐輪場まで歩き、自転車を漕いで家に帰る。アホみたいに疲れる。体力が尽きる。本当に限界に近い。といふか、限界を超えたかもしれん。気を抜いたら気絶しさうな状態。家が山の上にあるので大変だ。家に帰り着く頃には本当に死にさうだつた。だがまだ終らん。プリンと鮭とばを冷蔵庫に入れ、DSをACアダプタに繋ぎ、着替へを用意してらいんの湯へ。まだまだ今日といふ1日は終らないのです。長い長い1日だな。死ぬぞマジで。
先月の風呂の日に貰つた無料券を使用して風呂へ。念入りに体を洗ひ、露天風呂へ。クソ寒い。アホみたいに寒い。湯は熱め。しばらく浸かつて芯まで温もつてから今度はサウナへ。半年ぐらゐ前はサウナに入る時間をどこまで延ばせるかなんていふアホな記録に挑戦して死に掛けたりした。懐かしいな。今はもう時間を気にする必要は無いからつらくなつたら一瞬で出る。ふと思つたのだが、サウナのマットを交換する仕事の人は恐ろしい重労働なんぢやないか?10分ぐらゐサウナの中で作業をしてゐる。普通に10分入るのすらキツいのに。サウナを出て掛け湯をして水風呂へ。らいんの湯の水風呂は2℃ぐらゐしか無いので一瞬しか入れない。マッサージ風呂とか電気風呂とか日替りのイベント湯とか、あらゆる種類の風呂に長い間入り続けた。逆上せて死にさうになつたら露天風呂へ行く。外の冷たい風が心地良い。風邪をひかないやうに注意しつつ体を冷やしてからまた温泉へ。2時間ぐらゐ入つてゐただらうか。らいんの湯は24時で閉まる。あと30分ほどだ。出てからポカリスエットをガブ飲みしつつ休憩所に置いてある漫画を読む。去年の1月頃にNHKでやつてゐた愛キュンが主演のドラマQ.E.D.の原作の漫画が置いてある。前回1巻を読んだので今日は2巻を読む。あと少しで読み終りさうなところで蛍の光が流れ始めた。時計を見たら23時45分。あと15分か。何とか閉まる前に読み終るな・・・と思つた瞬間に電気を消された。まだ客がゐるのに電気消すのか。そんなに追ひ出したいのか。実に中途半端だが続きは次回読むことにしよう。
帰りに本屋に寄つて色々立ち読み。その後コンビニに寄つて少し買ひ物をして帰宅。1時過ぎてゐた。弟にジュースと菓子を頼まれてゐたので買つて来たのだが、もう弟は寝てゐた。21時頃に家を出て帰つて来たのが1時過ぎだしな。風呂が長い。疲れた。もう限界だ。一体何時間起きてゐるんだらう。歩いた距離も相当なものだ。疲労を癒すための温泉で却つて疲労が増すいつものパターンに陥つてゐるし。もうダメだ。寝るか。もう解放されたからな。凄まじく寝るぞ。心地良く深く深く眠るぞ。
ダメだ!!日課のギター練習がまだだつた!死ぬぞボケ。こんな気絶しさうな状態でできるかボケ。でもやるしか無い。8月2日から1日も欠かさず続けて来た。ここでやめると明日以降もやらなくなる可能性が高い。途切れさせるわけにはいかんのだ。凄まじい絶望感。
半泣き状態になりながら何となくネット巡回。もういい。なるやうになれ。Janeを起動して2chの色んなスレを適当に眺めた。資格板の基本情報スレを見たらitecが解答速報を出したらしいといふ情報が載つてゐたのでitecのサイトに行つて早速答へ合はせ。午前は9問間違へたらしい。問8, 26, 45, 55, 62, 64, 67, 69, 78。8はJavaBeansのやつ。26はフラッシュメモリのやつ。45はDFDのやつ。問50以降のマネジメント・ストラテジはクソだからどうでもいい。配点は知らんけどたぶん均等だらう。88.75点。楽勝。まあ午前で落ちるのはただのバカ。続いて午後。これは不安。C言語で1時間以上奪はれ、簡単な問1でも予想外の苦戦を強ひられた。解き方が分かつてゐるのに何度やつても解けない悲劇に見舞はれたからな。図に描かれてゐる線を辿れないつてどういふことだよ。あの時の俺はアミダくじも不可能な状態だつたんだな。で、答へ合はせ。問1、簡単なのにほとんど問題と関係無い部分で無意味に苦戦した7セグのやつ。全問正解。問2、データベース。これも全問正解。時間が無くて急いで解いたけど楽勝だつたな。問3、ネットワークのシケモク。一番最後の問題を間違へた。試験終了1分前ぐらゐのところで猛烈な勢ひで紙に書き殴りながら計算したアレ。やはり計算ミスしてゐたか。時間があれば見直しもできて正解してゐただらうが、これも実力のうち。問4、わざと分かりにくいやうに書かれたセキュリティの問題。全問正解。ナメんな。結構不安だつたけど大丈夫だつたな。問6、ITサービスマネジメント。所謂バカ問。知識が無くても解ける国語問題。全問正解。ここまでの選択問題5問は各12点。細かい設問の配点は知らない。問3の最後だけ間違へたらしい。問3の中の5つを均等配点として計算すると問3は9.6点。たぶん最後の設問は少し配点が高いだらうから9点としておかうか。さうすると選択問題だけで57点。あと3点で合格だ。さすがにC言語とアルゴリズムで1問は正解してゐるだらうから、この時点で合格濃厚だ。といふか正解率高いな。問8、アルゴリズム。空欄bとeを間違へてゐる。時間無くて雑に見過ぎたか。それともう1つ、空欄dのところに何も書いてゐない。これはじつくり見ないと判断できないなと思つてプログラムの擬似言語の方を見に戻つた記憶はあるが、その後どうしただらう。分からなくて諦めても必ず何か選んでマークしたはず。正解のウをマークしたやうな記憶があるんだが定かではない。これは何もマークしなかつたものとして考へよう。とすると7個のうち4個正解したことになる。これも細かい配点は分からないが問8全体で20点になる。均等配点で計算すると11.42点。この時点で合格確定か。続いて恐怖の問9、C言語。果たしてどの程度できてゐるか。設問2の最後、空欄fのところを間違へてゐた。他は全部正解。5/6で16.67点。最後は配点高くしてありさうだから16点としようか。アルゴリズムのも端数を切り捨てよう。さうすると、全部で84点になる。これより低くはならないだらう。84〜86点といふところか。あれだけ時間に追はれて生きた心地がしないギリギリの状態だつたのに、実は意外と普通にできてゐたらしい。ただ、時間的な余裕が無かつたこともあつてマークミスをしてゐる可能性もある。たぶん大丈夫だとは思ふんだが。やはり基本情報技術者試験はアルゴリズムとプログラミング言語のみだな。それ以外の部分はアホでも本を1冊か2冊読めばできる。俺は本を読み過ぎたな。勉強もし過ぎたな。し過ぎたといふほどでもないか。9割も取れてゐない上に試験中は時間に追はれて余裕が無かつたから楽勝とまでは言へないな。何にしてもこれまで受けた試験の中では一番難しかつた。大学入試以外でな。大学受験がやはりダントツで難しいだらう。家で受験勉強は全くしなかつたが、小中高の積み重ねだから、12年間の授業時間を考へると恐ろしいことになる。一体何千時間勉強したことになるだらうか。覚える量も範囲も圧倒的だらう。学校の勉強と比べてそれよりも難しいなんていふものはあまり無いだらう。大学受験は別格なので比較の対象にはしない。これまで受けた学校関係以外の試験は、電話級アマチュア無線技士、英検4級、普通自動車免許、MIDI検定3級、第二種電気工事士、漢字検定準1級、基本情報技術者試験。これを難易度順に並べると、基本情報>>>>漢検準1級>>二種電工≒無線>>MIDI3級>車≒英検4級といふ感じか。基本情報は漢検準1級の10倍かそれ以上に難しいと言つたが、5倍に訂正しよう。これは予備知識がどれだけあるかによつて随分難易度が変るだらうな。例へば椅子タンだつたら午前のマネジメント・ストラテジだけ勉強すれば簡単に受かると思ふ。IT系の人にとつてはまさに「基本」だと思ふ。漢検準1級の方が難しいなんて言ふ人もゐるだらうな。俺の場合は断然基本情報の方が格段に難しかつた。漢検なんてただ覚えるだけだろ。基本情報技術者はC言語とかで頭を使つて考へる問題があるし単純に覚える量も多いし試験範囲も広いし、試験時間も長くて体力も必要。どう考へても絶対に基本情報の方が圧倒的に難しいな。でも何故か合格率は漢検準1級の方が低い。基本情報は20%、漢検準1級は15%辺り。漢検の合格率が低い理由が全く分からない。
さて、ギターの練習だ。死ぬほどキツい。気絶しさう。もう2時。パーフェクトライフ、ギリギリchop、Brotherhood、I'm in love?、ELECTRIC EYE、juice、OCEAN、RING、ロビンソン、Pleasure'98 〜人生の快楽〜、泣いて 泣いて 泣きやんだら、Easy Come, Easy Go!。1.1倍速。ギリギリchopとかELECTRIC EYEとかテンポの速いのがあつたから1.2倍はやめておいた。弾けなくても速度を上げて早く終らせたかつたが、一応真面目にやらないとな。で、ここで異常事態発生。全く弾けない。全然曲を覚えてゐない。何故だ。2ヶ月半も毎日弾いてゐたから忘れるはずはないのに。フレーズが出て来ない。手も動かない。曲の展開が分からない。をかしい。まだ午後試験の時から脳が回復してゐないのか。急激に脳が劣化してゐる。いや、酷使し過ぎてフリーズ寸前の状態なのか。疲労や眠気のせゐもあるかもしれない。でもこんなに弾けないのはをかしい。寝たらそのまま死ぬんぢやないかと思つた。まだ死ぬわけにはいかん。何にしても明日はゆつくり休まう。もう勉強しなくて良いんだ。解放感を満喫しよう。当然日記は書かずに寝る。この状態から日記を書き始めたら確実に命を失ふ。疲れが癒えて日記を更新したら今度はWebサイト制作に取り掛かる必要がある。バンドのサイトではなく俺の個人サイトを置いてゐる無料Webスペースのサービスが今月末で終了してしまふのだ。移転することになつたので、この機会に作り直す。移転先URLは向うの掲示板に書いたが告知期間が短いので捕捉できず縁が切れる人も出て来るかもしれない。これを読んだ住民はあちらの掲示板で新URLを確認しておきませう。
翌日から日記を書き始め、ダラダラと少しづつ書きながら久しぶりに激烈に長い日記にしてやらうと思つた。記録に挑戦しても良いかもしれない。今までの最高記録は2008年9月1日の日記だつたはず。屋久島の縄文杉を見に行つた時の日記だ。あれを超えることはできるだらうか。文字数を自分で数へることはできないから日記を更新してみるまでどうなるか分からない。今日の日記を最初から最後まで読んだ人はゐるだらうか。読むだけで一体どれほどの時間を失ふだらうか。時間とは人生そのものである。こんな駄文を読むために、二度と生まれて来れない貴重な人生の一部を費やしたアホは全力で悔いるが良い。だが一番時間を無駄にしたのは俺本人なのだ。日曜日の日記を金曜日の深夜に更新。一体何時間掛けて書いたのだらう。薄い文庫本ぐらゐの量があるかもしれない。1週間近く経つた今、確実に言へることは、、、大北海道物産展で海の幸を買つて来るべきだつた。魚食ひてえ。アホみたいに食ひてえ。痛恨のミス。ラーメンで腹が膨れてどうでも良くなつたとか金欠に怯えたとか、今考へるとあり得ない。アホなのか。鮭ぐらゐ買つて来いや。もういい。みんな死ね。
追記。11月18日の合格発表時にIPAのサイトで成績照会をしたら午前88.75、午後88.50だつた。中途半端な点数だが一応は余裕で合格といふことだらうか。11月30日に合格証書が届いたやうなのだが不在票を置いて郵便屋が持ち帰つてしまつた。なかなかタイミングが合はず再配達依頼できぬまま時間が過ぎて行つたが12月5日に無事に合格証書を手に入れた。これで全て終つた。漸く解放された。脳トレを目的に始めた資格試験だが、これだけやつても一切効果を感じることは無かつた。完全に無駄だつた。時間も無駄だつたし金も無駄にした。資格自体は何の役にも立たないし、役立たせるつもりも無いのでどうでもいい。まあ、漢検、電工、基本情報、それぞれで色々な知識が身に付いたのは良いだらう。とにかくこれで終り。これで一区切りついた。
話題:免許・資格・検定
公開日時 | 2010年10月23日 03時03分45秒 |
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最終更新日 | 2010年12月05日 18時48分09秒 (更新回数: 2) |
本文文字数 | 72654文字 (タグ込み) |
URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20101017 |
難しいよな。理系の会社の俺でも読む気失せるものw。ってか日記長すぎだよw。
書くのに10時間ぐらい掛かってるかも(;´Д`)
これだけの時間があれば無の状態から二種電工の筆記試験に合格できるw
え〜7万字…
さすがに時間をむだにした気がする…。
この日記を書くだけで十分な脳トレなんじゃない?
Web日記1日分で7万文字超というのはギネス狙えないかな。無理かな。
世界にはもっと凄いキチガイがいるのかな。
6年11ヶ月で740万文字。一体何千時間使ったのか考えるだけで泣きそう。
ボケ防止に関する本に日記を書くのは良いって書いてあった。
でもキーボード打って書くのはダメなんだと。手書きじゃないとダメらしい。
本文文字数の記録を更新した。屋久島縄文杉の日(2008/09/01)の日記に勝った。
7万文字とか。アホか。自分で読んだら2時間近く掛かった。誤字等を修正しながらだけど。