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犬土偶日記

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2010年06月20日

漢字検定準1級

最終更新日: 2010年07月24日 02時03分51秒

酷過ぎる1日だつた。漢検準1級の目標を190点に設定したのはだいぶ前だ。1ヶ月以上前だつた気がする。それから真面目にやつてゐれば到達できただらうが、間に合はなくなつてから焦り始め、最近になつて漸く読みが甘過ぎたことを知つた。180点ぐらゐの領域までは割と楽に到達できたが、そこからが伸びない。もうそれ以上伸ばす時間はほとんど残されてゐなかつた。朝から晩まで数日やればできたかもしれないが、生業のパチがイベントだつたりしてそんな時間も取れなかつた。いや、仮に時間を確保できたとしてもこの人間性ゆゑに勉強しなかつたのは間違ひ無い。負けるわけにはいかんと言ひつつ、既に敗北を受け入れてゐたやうな状態だつた。昨日はパチで負けて夕方に帰宅し、勉強する時間はあつたのに寝てしまつた。そして23時に起きた。それからまだ勉強する時間はあつた。なのにYouTubeでYngwie Malmsteenの武道館ライブの映像とか愛キュンの動画を見たりして無駄に過ごした挙句、明るくなつてから眠気に耐へ切れず寝た。何だこのやる気の無さは。下手すると寝坊して試験を受けることなく終了してしまふ。危なかつた。9時半頃に目覚ましをセットしておいたのに、止めた記憶も無いままスルー。11時半に目が覚めた。危ない。試験は15時半から。会場まで1時間半ぐらゐ掛かる。

昨日から異様に体調が悪い。パチから帰つて夕方寝た時にあまりにも暑かつたので冷房をつけてそのまま寝たのが拙かつたらしい。夜起きた時には既に相当厳しい状態だつた。腹を壊して何度も何度も便所に飛び込んだ。今日起きてからも治つてゐなかつた。この状態で電車に乗るのは怖い。暗い未来が見える。参考書を何冊か鞄にブチ込み、家を出た。今日は雨が降りさうだ。鬱陶しい。

駅に着き駐輪場に自転車を停めた。この時点では何とも無かつたのだが後々酷い目に遭ふことになる。電車に乗つた瞬間に猛烈に眠くなつた。しかし寝るわけにはいかん。最後の足掻きだ。参考書をパラパラ捲つて眺める。今さら何をやつても無駄。運良く難易度の低い問題だつたら目標の190点に到達できる。去年と同じくらゐなら180点といふところだらうか。さらに難化したら170点。余程のことが無い限り160点未満で不合格になることは無いはずだが、合格か不合格かはそもそもどうでもいい。別に合格なんて目指してゐない。脳の体操が目的で始めたことだ。自分で目標を190点に設定し、そこに到達できるかどうかといふ勝負。もう負け濃厚なので正直に言ふと既にどうでもいい。

犬山の駅に着いた。俺が乗つた電車は中部国際空港行きだつたので乗り換へる必要は無い。犬山で数分待ち時間があつた。俺の近くにゐたガタイの良い40代ぐらゐの乗客が小さい鞄を忘れて電車を降りてしまつた。面倒なことに巻き込まれると嫌だから放置だ。俺は善人ではない。可哀想に・・・と思つてゐたら、何とその乗客が忘れたことに気付いて取りに戻つて来た。凄いな。俺だつたらたぶん気付かずにそのままになつてしまふだらう。脳障害だからな。30歳過ぎてから猛烈に脳が劣化してしまつた。だからこんなに絶望感に苛まれながら漢字検定などといふ無意味な勉強をして脳を鍛へてゐる。同時進行で第二種電気工事士もやつた。しかし、電工や漢検の勉強をしてみて分かりかけて来た。かういふ勉強は無意味である可能性が極めて高い。勉強してみると分かつたのだが、かういふ学問的なことに関する脳の力は衰へてゐない感じがするのだ。学生時代は勉強しなかつたから昔がどの程度の脳みそだつたのか正確に判断できないのだが、昔の学校で授業を聞いて覚えるといふ感触と比べて今の記憶力が劣つてゐるとは思へない。知らなかつた新しい知識も簡単に覚えてすぐ思ひ出せるし、やればやるほど普通に向上する。一度見たら完璧に覚えて二度と忘れないといふやうなことは無いがそれに近い感覚もある。かういふ面では全くボケてゐるとか脳障害だといふ感じはしないのだ。むしろ学生時代よりも良いのではないかとすら思へる。何もしてゐないから脳の力が向上してゐるはずは無いんだけども。で、学問的な部分は何も衰へてゐないやうな感覚なので、その部分をいくら刺激して鍛へても全く意味が無いと思へて来た。それでもまだ脳障害だと思ふ。別の部分がをかしいのだ。買ひ物に行つて買ふべき物を買はずにどうでも良い物だけ買つて帰つて来るとか、台所にコーヒーを淹れに行くついでにゴミを捨てようと思つて台所に行つてみればコップを2階に置いたままゴミだけ持つて来てゐたとか、さういふ異常なことが30歳を超えてから激増した。感覚的に数千倍の頻度になつたと思ふ。明らかにをかしい。不安を感じるほどに。恐怖を感じるほどに。何か勉強して脳を刺激すればさういふのも治るかと思つて電工や漢検に挑戦したのだが、全く効果は無い気がして来てゐる。脳の違ふ部分を使つてゐるのではないかと思ふのだ。脳の仕組みは分からんのだが。

上小田井で地下鉄鶴舞線に乗り換へだが、その前に便所へ。ウンコに苦しめられる人生ですから。試験中に来たら危ないな。便意に襲はれると凄惨な結末を迎へてしまふかもしれん。まあ合格は揺るぎないから、不合格して検定料4000円が無駄になるといふ方向の結末は無いだらう。だがウンコを漏らして人生が終了する方向の悲劇的結末はあり得る。恐ろし過ぎる。名鉄はウンコ紙を無料で使へるから良い。名古屋市営地下鉄はウンコ紙を100円で買はせる阿漕な商売をしてゐるから鬱陶しい。だが、名鉄でも油断できない。改札の外に便所を設置してゐる場合がある。途中下車させて切符を買ひ直させて運賃で儲ける悪徳商法だ。便意に苦しむ人間の弱みに付け込んだ悪質な商売だ。岩倉の駅は要注意。上小田井は改札を出なくても便所があるので良い。長時間ウンコに苦しめられてからホームへ。そして地下鉄に乗り込む。

漢検の参考書を眺めながら電車に揺られる。今日も電工の筆記試験と同じく名城大学で試験を受ける。試験時間は級ごとに分かれてゐる。2級が10時から。準2・8・9・10級が11時50分から。1・3・5・7級が13時40分から。準1・4・6級が15時半から。14時過ぎに塩釜口に着いた。まづはコンビニへ。腹が減つたが変な物を食ふとウンコに苦しめられる。しかし何も食はないのもキツい。なのでウィダーinゼリーをキュッと飲んだ。歩いてゐたら急激に雨が降り出した。死ね。どんどん激しくなる。傘差しても意味が無い。大学は丘の上にある。上るのが結構キツい。普通の人にとつてはその程度のものだらう。だが、体力の無い俺にとつては峻厳で険阻な山だ。山頂まで辿り着ける気がしない。漢検は級ごとに時間が分かれてゐて1日消費するので他の試験は行はれてゐないやうだ。苦労して山の頂に登り、建物の前で部屋番号を確認する。2階の203らしい。中に入つて2階に上がり、部屋の前に座つて参考書を眺める。同じやうにしてゐる人が大勢ゐた。1階のロビーは親子連れの奴らがたくさんゐて机や椅子は全て埋まつてゐた。家族でバラバラな級を受験して待つてゐる人とかもゐるんだらう。子供がやけに多いと思つたが、俺と同じ時間に4級や6級があるから当然だ。試験を受ける部屋の前で座つて参考書を読んでゐたが、また便意に襲はれたので便所へ。ポケットからDSを出したらDQ9の擦れ違ひ通信に2人ヒットしてゐた。あんなにたくさん人がゐても2人なのか。苦労してウンコを屠り、また試験部屋の前へ。俺が陣取つてゐた場所は既に他の人に占拠されてゐた。また別の場所を探して座り、参考書を眺める。疲労が激し過ぎるし眠気もMAX状態だ。頭に入らん。もう帰りたい。ウンコでエネルギーを蕩尽した。

漢検 準1級 分野別 精選演習

入室可能時刻になり、部屋の中へ。俺は一番前の席だつた。机上の解答用紙には既に名前や受験番号が印刷されてゐた。しかし名前の振り仮名と性別のマークだけは後から記入する必要がある。しばらくして試験の説明を受け、問題用紙から解答用紙を切り離すやうに指示があつた。緊張する。ミシン目がついてゐるのだが、全く信用できない。切れ目の入つた納豆の容器の蓋ですらまともに千切れないからな。どう考へてもそちらの方へ切れて行くことはあり得ないだらうといふ方向へ吸ひ寄せられて容器が大破することが多い。俺が不器用なのではなく、宇宙がさういふ仕組みになつてゐる。「こちら側のどこからでも切れます」的な袋のやつも俺が手にしたやつだけどこからも切れない。物凄く怯えながら慎重に切り離した。次は問題用紙。2枚の紙でできてゐて、問題が書かれてある面を内側にして外周を糊付けしてある。その接着部分にミシン目が入つてゐて四方を切り取つて開封する袋綴じ方式。またまた怖い。何度も何度も折り目をつけて慎重に破る。試験開始まで問題は見るなといふ指示があつた。そして試験開始。

平成22年度第1回漢字検定準1級試験問題-1 平成22年度第1回漢字検定準1級試験問題-2

試験前の注意事項でも乱雑な文字は採点の対象外だと言はれた。どの程度までOKなのか分からんが、これが俺にはキツい。腕の筋力が衰へ過ぎてゐてまともに字が書けないのだ。丁寧に書かうとすると逆に余計な力が加はつて変な方向へ行くし、よれよれになつて真つ直ぐな線が書けなかつたりもする。読みの問題の平仮名での回答も危ないかもしれない。書き取りの問題を物凄く慎重に何度も書き直したりしてゐたら想像以上に時間を消費してしまつた。30分経過と言はれた時点で対義語・類義語の辺りに取り掛かる感じ。普段、本試験型問題集をやつてゐた時は20分で全問回答してゐた。それと比べると相当遅い。字を丁寧に書くことに気を取られ過ぎて問題をろくに見てゐないやうな気もした。余裕が無い。取り敢へず一通り回答し、見直しへ。2周目は適当に確認しつつ問題用紙にも自分の回答を書き写す。それにしてもこれはヤバい。今回の試験は難易度が高い。一番厄介だと思つてゐた四字熟語は逆に簡単なのしか出なかつたが、読み・熟字訓・書き・共通漢字・故事・諺・文章題、ほとんどの領域に分からない問題があつた。誤字訂正・四字熟語・対義語・類義語は全部できた。それにしても共通漢字は酷いな。たぶん5問中2問しかできてない。色々な問題集ではここは間違へる要素が皆無なほど簡単な問題ばかり載つてゐたのだが、本番では難しい。漢字自体は難しくないが、言葉が分からん。意味が分からんから漢字を当て嵌めることができない。意味さへ分かれば書ける。知らない言葉はどうにもならない。見直し1回で大体時間いつぱい使つた。丁寧に書くことに気を取られ過ぎたな。分からないところも取り敢へず何か書いておくことにしたが、全然ダメだらう。分からないものは分からない。漢字自体はたぶん全部書ける。対象の約3000文字全て。しかし言葉の意味が分からないとどの漢字なのか分からない。漢字力よりも語彙力の方が重要。そして普段使はない言葉ばかりだから問題集で見たことが無いものはもうどうにもならない。

今見直してみると、表外読みの8番「詳らか」のところに「つまびら」と書いてゐたりする。らが多い。解答用紙にはどう書いたんだらう。つまびらと書いてゐたら死亡だ。文章題の読みのウ「塵垢」の横に汚い字で「こうじん」と書いてゐるが、じんこうに決まつてゐる。間違へるはずは無いのだが、これも解答用紙の方にどう書いたのか思ひ出せん。かういふくだらないミスが思ひのほか多いかもしれない。全く分からないやつや自信が無い問題、そしてかういふ凡ミスで落とした可能性のあるものを全て間違ひとして計算すると170点台中盤。酷いな。字が汚くて採点対象にならない物もいくらかあるかもしれない。合格は揺るぎないとか言つておきながら不合格といふ惨め過ぎる結末を迎へるかもしれない。まあそれは無いだらう。物凄く必死に丁寧に書いたからな。これで字が汚くてダメだといふぐらゐ厳しいなら俺は一生受からん。いくら難化してゐるとは言へ、この程度で不合格になるやうではダメだらう。世間では難しいと言はれてゐるやうだが、合格するだけなら全然大したこと無い。受からない奴は勉強しないから受からないのだ。勉強しても受からない奴はをかしい。まあ人によるかもしれんな。漢字や国語が苦手な奴には難しいのかもしれん。俺はたぶん一般平均より読書量が多いから勉強し始める前から人より先を行つてゐたかもしれない。それに5年半も犬土偶日記を書いてゐるから語彙力も普通の人よりは高かつたかもしれない。変換する時に同音・同訓の言葉の候補が複数あると、それぞれの言葉の意味が表示される。毎日長文日記を書いてそれを無意識に眺めてゐるうちに国語力が上がつてゐた可能性もある。準1級が難しいと言ひ募る人の気持ちが全く理解できないのだが、スタートラインが違つてゐたかもしれない。俺からすると合格できないのは信じられん。合格するだけなら割と簡単な試験だと思ふ。とか言つて落ちる滑稽な結末に期待。何にしても、確実に目標の190点には遠く及ばなかつた。それどころか普段の180点にすら届かなかつた。これはもう完全なる敗北。お前らに嘲笑されても仕方が無い。さあ蔑め。嘲笑へ。敗因は勉強不足。しつかり準備しておけば可能だつたかもしれない。でも今回の試験は難しかつたから190点は無理だつたかな。ていふか、目標が無謀なんだよ。9割5分とか1ヶ月程度で取れたら普通に凄いわ。いや、二種電工と同時進行とは言へ申し込んでから2ヶ月半あつたけども。前半の1ヶ月でサボり過ぎたな。暗い未来しか見えないとか言つてる暇があつたら勉強しろよ。

さて、悲惨な結末を迎へたわけだが、とにかく解放された。外に出たら他の級の受験者も一斉に退室してゐたので凄い混雑だつた。電工と違つて漢検は途中退室ができない。試験終了時刻まで室内待機なのだ。だから混雑する。急いで外に出て、建物を出てすぐの大通りの脇のテーブルに座つてひたすら待つ。DQ9の擦れ違ひ通信だ。2階から外に出るまでの間に1人擦れ違つてゐた。かなりの人数が一斉にこの場所を通つて帰るから、ここで張つてゐれば一網打尽だ。しかし、結局1人から増えなかつた。裏の方から山を下りて地下鉄へ。

上前津で降りた。三洋堂で分厚い本を買つた。クソ重い。死にさう。大須の街をウロウロして擦れ違ひ通信で何人かGET。5人ぐらゐかな。疲労が激し過ぎる。コメ兵の楽器屋に寄つていくつもりだつたが、もう無理だと思つた。最近のパチの疲労も癒えてゐない。睡眠不足も続いてゐる。さらに猛烈に体調も崩してゐる。これはもうダメだ。一応GOOD WILLには寄つてみた。寿がきやでラーメンを食つて帰ることにした。また上前津へ。帰りは金山から名鉄に乗る。名古屋からでは座れない可能性がある。今の状態で立つて電車に乗るのは死を意味する。金山まで行つて電車を待つこと10分。準急の新可児行きが来て無事に座れた。乗り換へ無しだ。予定では名古屋駅を越えるぐらゐまでDQ9の擦れ違ひ通信を待ち、名古屋を過ぎてからは擦れ違ひ通信を諦めてガンダムの地図で金を稼ぐ作業をするつもりだつた。しかし座つた瞬間に圧倒的なパワーの睡魔に襲はれてしまつた。何度も何度も小刻みに寝た。動けん。帰れる気がしない。今日は帰つてかららいんの湯に行つて温泉で疲労を癒すつもりだつたのだが、らいんの湯に行くこと自体が無理だなと思つた。そして西可児到着。悲劇は終らない。寧ろ始まり。

駅を出て駐輪場へ。開錠して道路へ自転車を引き摺り出す。音がをかしい。まさか・・・。後輪を触つた瞬間に視界が狭くなつた。これは酷い。パンクしてゐる。そんなに俺が怖いのか。誰の仕業だ。来る途中で何かを踏んで小さい穴が開き、長い時間掛けてかうなつてしまつたんだらうか。それとも誰かの悪戯だらうか。悪戯なら犯人を探し出して全身の皮を剥いで苦しめて殺したい。ゴミみたいな人間は積極的に殺すべき。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。

押して歩いて帰るには遠過ぎる。駅のそばに丸幸といふ自転車屋があるのでそこに期待したが、もう閉店してゐた。仕方が無いのでパンクしたまま乗つて帰ることにした。なるべくタイヤに負担を掛けないやうにゆつくり漕いでゐたが、途中で面倒になつて激しく漕いだ。そして死亡。タイヤが外れて中のチューブがはみ出てスポークやギヤに絡まる悲劇。まるで引き摺り出されたハラワタだ。自転車を停めてハラワタを中に押し込み、外側のタイヤを嵌める。でもすぐに外れてハラワタが飛び出す。スポークに絡まるとホイールが回らなくなるので帰れない。少し漕いで停めてハラワタを仕舞つてまた少し漕いで・・・といふのを間隔が短くなりながら繰り返した。結局押して帰る方が早いのではないかと思へて来た。横市の山の脇で蛍を見かけた。もうそんな時期なんだな。汗だくだくで死にさうになりがら少しの間蛍の群れを眺めた。アホみたいに苦労して帰宅。憎しみしか感じない。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。途中から雨も降つて来たし。死ね死ね死ね死ね。激しく死ね。著しく死ね。苦しんで死ね。明日は自転車屋に行かねばならんな。パンク修理の道具が無いから自分で直せない。15年ぐらゐ前はあつたはずなんだが捨てたんだらうか。もういい。自転車屋までどうやつて持つて行くかが問題だ。また定休日なんだらうな。ネットで事前に店の定休日を調べて行つても定休日なんだよ。宇宙はあらゆる手段を講じて俺を不当に苦しめようとする。心の底から死んで欲しい。

もうダメだ。疲れ果てた。今日の日記はこれで終り。やつと漢検から解放された。まだ電工技能試験があるが、しばらく休むことにする。もう疲れた。俺は何をやつてゐるんだらう。寝る。おやすミキティ

本試験型 漢字検定準1級試験問題集 ’19年版

平成22年度第1回漢字検定準1級標準解答追記。5日後に標準解答が送られて来た。自己採点の結果は175点。「乱雑な字は採点の対象外」といふのがどの程度厳しいのか分からないが、それで減点される可能性はある。不合格になることはないだらうとは思ふのだが、どうなるか分からない。読みの16(けんちょう)、28(からくれない)、30(はか)が分からなかつたので適当に書いたら全滅。熟語と一字訓のエの「侃い」も分からず適当に書いて死亡。共通漢字は圧倒的な語彙力の無さで死亡。劇と凶の2問しか合つてゐない。書き取りは16の権柄と18の嵩が分からなかつた。漢字自体は当然書けるのだが、言葉の意味が分からないとどの漢字が当て嵌まるのか思ひつかない。故事・諺は難しかつた。これも漢字自体は書けるのだが、故事や諺自体を知らなければ対処できない。前後の言葉から想像して上手く行く場合もあるが、やはり漢字そのものよりも語彙力が重要。5のキンジョウと7のヒョウタンと10のカンリが分からなかつた。「キンジョウに花を添える」ではその言葉を知らなかつた場合に対処しやうが無いだらう。花を添へるも比喩的だしな。全く分からなかつたので適当に欽情と書いておいたが当然ダメで正解は錦上。読みの問題の7に欽慕を読ませるのがあつたから、「欽」を書かせる問題が出るわけが無い。適当に書くにしても別の字を当てるべきだつた。7の「ヒョウタン相容れず」は瓢箪(箪は竹冠の下が点3つではなく口が2つの方)と書いたが、これは間違つてゐると分かつてゐた。相容れずといふことは「ヒョウ」と「タン」は対になる言葉であるはずだ。しかも書かせるからには常用漢字ではなく準1級漢字である可能性が高い。必死に考へたが思ひつかず、空欄よりはマシと思ひ瓢箪と書いた。答へは氷炭。こんな小学生でも書ける漢字だつたのか。やはり言葉を知らんことはどうにもならんな。漢字そのものは難しくないんだ。四字熟語辞典や諺辞典を熟読しておかないと高得点は厳しいのか。市販の問題集に載つてゐるものを覚えるだけでは足りない。問題集に載つてゐない問題が出たら高確率で死亡だ。10のカンリも適当に書いて間違へた。文章題の書き取りは隠然が分からなかつた。読みは徒爾が分からなかつた。そのまま読めば良かつたのか。受けてみて分かつたが、「漢字検定」といふ言葉に踊らされて漢字だけ勉強するのではダメだ。そもそも漢字自体は準1級までなら全く難しくない。すぐに対象漢字約3000文字は習得できる。といふか、普通は高校までに習ふ常用漢字1945字が全て習得済みのはずなので残りは約1000文字程度。その程度なら楽勝だらう。問題はそこからで、それらの漢字を使ふ言葉や故事・諺・四字熟語をどれだけ多く自分のものにできるかといふ、語彙力が重要になつてくる。合格するだけなら適当に問題集を買つてそれに載つてゐる問題を覚えるだけでどうにでもなるから大したことは無いが、極めようと思ふと相当に奥が深い。やはり目標190点といふのは無謀だつた。といふか、甘く見過ぎてゐた。漢検のWebサイトに載つてゐた問題例や、最初に買つた古い問題集の難易度だけで判断して余裕で満点近く行けると読み誤つた。電工の試験が終つて残り2週間になつた頃から急激に複数の問題集に手を出して思ひの外難易度が高いことを思ひ知り、絶望感に苛まれる日々だつた。色々と問題を解いてみて、平均180点ぐらいまで行つたところで時間切れ。運次第で±10点の誤差。良い方へ運が偏れば目標の190点に行けるかもしれない状況で悪い方へ偏つた。もつと早くから準備しておけば190点も取れたかもしれない。4月の初め頃に申し込んだが、最初の1ヶ月はほとんど勉強しなかつたからな。4月は毎日2時間以上ギターの練習をすることにエネルギーを注ぎ過ぎてゐた。やる気も無いのに無謀な目標を設定してまんまと敗北。アホだな。合格しさへすれば良いといふやうな志の低い人間だつたらこんな無意味な敗北感に苛まれることも無かつたのにな。

追記。7月23日に合格証書と検定結果通知が送られてきた。「詳らか」とか「塵垢」は合つてゐたやうだ。間違へるはずは無いんだけどな。先に解答用紙に書いて後から適当に問題用紙に書き写した時に適当過ぎて転記ミスをして自己採点が曖昧になつたんだな。ちなみに読みの25の「宛ら」が何故か不正解になつてゐた。こちらは解答用紙の方に勢ひで送り仮名まで付けて「さながら」と書いてしまひ、問題用紙には正しく「さなが」と書いた逆パターンだつたかもしれない。何にしても174点で確定した。

漢字検定準1級合格証書 漢字検定準1級合格証明書 検定結果通知

Info.
公開日時2010年06月21日 00時49分14秒
最終更新日2010年07月24日 02時03分51秒 (更新回数: 3)
本文文字数12162文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20100620
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