海の近くに住みたい
話題:種子島 2009年秋
公開日時: 2009年09月26日 14時30分50秒
朝早くから猫の叔母夫婦がガサガサと音を立ててゐた。時計を見たら6時頃だつたと思ふ。昨日は4時まで起きてゐた。ほとんど寝てゐない。コンビニに何をしに行つたのか知らないが、みんなが寝てから帰つて来てそれほど時間も経つてゐないだらう。何か荷造りをしてゐるやうな感じだつた。クソ眠いのでまた気絶した。結局猫の叔母夫婦は夜逃げするやうに出て行つたらしい。叔父の奥さんに別の所に泊まると言つてゐたらしい。ゐづらくなるならあんなこと言はなければ良いのに。何が目的だつたのかも分からん。もう戻つて来ないんぢやないかとかみんなが話してゐる声を聞きながら7時半頃に目が覚めた。クソ眠い。猫の叔母の帰りの飛行機は俺と横浜の叔母と同じだが、そのまま来るんだらうか。最初は旦那さんだけ先に船で帰る予定だつたやうだが、飛行機をキャンセルして一緒に船と電車で帰るのかもしれない。飛行機のキャンセル料はクソ高いぞ。
昨日の法事の後の飯の残りで朝食。昨日あれだけ食つたので食へる気がしなかつたが割と食へた。歯が痛くて強く噛めないのが鬱陶しい。睡眠時間が少ないのでキツかつた。法事の後の飯の器とかを店に返しに行くことになつた。そのうち取りに来るんだが、もう何日後かには誰もゐなくなるし、飯の代金も払ふ必要があるのでこちらから行くことになつた。野間の郵便局の隣にある永浜ストアといふ店。俺もついて行くことにした。日記の更新をするためにAIR-EDGEの電波圏内に行くのだ。ノートPCを持つて車に乗り込んだ。家のガスを止めるためにガス屋にも寄ることになつてゐた。Aコープにも寄るらしい。最初に永浜ストアに行つた。俺はずつと車の中にゐてひたすら画像のアップロードをした。永浜ストアのすぐ近くにある茶ぶけといふ居酒屋で今晩飲み会があるらしい。親の同級生とかの繋がりで人が集まるやうだ。今うちにゐる全員それに参加する。店の場所を確認した。Aコープでも納官のガス屋でも延々とアップロードした。AIR-EDGEの電波圏内を抜ける前にアップロードをやめた。50枚ぐらゐUPできただけだつた。画像をUPできた日の日記だけ更新しておいた。19日の鬼観光の日記は画像も動画も大量に残つてゐるから、たぶん種子島滞在中には更新できないだらう。これが滞在中最後の更新になるはず。
叔父の家族が午後の船で帰る。明日叔父も種子島を発つ。叔父の家族は鹿児島で一泊し、明日叔父と合流して一緒に奄美に帰るらしい。叔父の家族を港に送つて行く時に、他の人達も西之表やら能野に用事があつて全員出掛けることになつた。ただし、定員オーバーで1人だけ残らざるを得ない状態。さうなると残るのは当り前のやうに俺になる。まあ別に良いんだけど。叔父の家族と会ふのもこれが最後だらうな。何かの機会に会ふこともあるかもしれないが、もうほとんど無いやうな気がする。叔父の奥さんが奄美にも来てくださいと言つてくれたが、本当に行つたら迷惑だらう。行きたいが、そもそも金が無いから行けない。今回種子島に来れたのも奇跡だ。奇跡といふか、先のことを考へず無理して来ただけだ。種子島に来るのもこれが最後のやうな気がする。同じことを去年も一昨年も言つてゐたから、また懲りずに来年2月の祖父の法事の時には普通に種子島にゐるのかもしれない。奄美には本当に一度行つてみたい。釣り場の航空写真集みたいなのを去年買つたのだが、奄美はかなり沖の方まで底が透けて見える。恐ろしく透明度が高い。種子島でも十分綺麗に思へるのだが、それとは比較にならないほどの透明度だ。そんなところで潜つてみたいなと思ふ。沖縄はもつと綺麗らしい。沖縄も一度行つてみたいな。海で遊ぶなら南国。海の幸を堪能するなら北国の方が良い。北海道とかも一度行つてみたいよな。でも金が無い。稼ぐ気も無いしヒキコモリだから沖縄も北海道も一生行くことは無いだらう。
1人で留守番。睡眠時間が短かつたので少し寝た。19日の画像処理の続きをやることにして、コツコツと単調な作業をしてゐたら叔母が2人帰つて来た。横浜の叔母が能野の人に送つて貰つたやうだ。どういふ流れで一番下の叔母が一緒に帰つて来たのかは知らない。バイクは放置すると動かなくなるから、みんなが帰つた後は能野の人にバイクを預けることになつたやうだ。能野で魚を貰つて来てゐた。見たらオヤビッチャだつた。鱗と内臓を取つて頭を落としてあつた。俺が浜津脇で釣つて食つた時と全く同じ捌き方だ。俺は適当にやつただけなんだが、案外あれで良かつたのかもしれない。
叔母2人が帰つて来てしばらくして、イケダパンの近くに住んでゐる祖母の妹夫婦が訪ねて来た。安納芋とか菓子とか漬物とか色々持つて来てくれた。色んな人が色んなものをくれる。しばらく色んな話をしてゐたが、2人が帰る前に他の人達もみんな帰つて来た。みんなでしばらく話し込んだ。途中でスズメバチが1匹家に入つて来たのに誰も気にも留めない。命が危険に曝されてゐるのにをかしいだろ。俺だけをかしな動きをしてゐた。蜂が勝手にゐなくなるのを待つべきか、積極的にハエ叩きで屠るべきか。網戸に止まつたのを見て立ち上がりかけたが、一撃で殺せなかつたり空振りした場合の反撃が恐ろし過ぎる。あんなクソ虫に翻弄されるのが異常に腹立たしい。絶滅させたい。
猫の叔母夫婦は戻つて来なかつた。本当に夜逃げするみたいに消えた。荷物も持つて行つた。叔父の奥さんには他所に泊まると言つて出て行つたらしいが、他の人には一言の挨拶も無かつたやうだ。一昨年うちの親が自分に何も言はず帰つたとか責めてゐたが、自分はどうなのかとか考へないんだらうか。といふか、そんなになるまで発狂しなくても良かつたのではないか。結局昨晩は何が目的だつたのか分からない。
夜に居酒屋に行くことになつてゐたので、15時半頃に痛み止めの薬を飲んでおいた。歯が痛くては飯が食へない。しかし薬を飲んですぐは酒を飲めない。薬と酒が混ざると命に関る。だからかなり早い段階で薬を飲んでおく。効果はある程度持続するはずだ。
永浜ストアに返し忘れたものがあつたのでそれを返してから居酒屋に行くことになつた。一番下の叔母は疲労と睡眠不足で体調が悪いらしく、居酒屋へは行かずに家で寝てゐることになつた。他全員で野間の居酒屋へ。18時頃に野間の歴史民俗資料館の駐車場で親の同級生と待ち合はせることになつてゐた。少し遅くなつたのでその人は駐車場で車に乗つたまま待つてゐた。他の参加者達はもつと早くから店の中に集まつて既に飲んでゐるやうだ。もう1人の親の同級生から親と駐車場で待つてゐた人に電話して来た。急かすな。
一応ドラクエを擦れ違ひ通信状態にして持つて行つたが当然無駄だつた。居酒屋に入つてすぐのところに集まつてゐた。知らない人ばかり。親の同級生は見たことがある。大昔に会つたことがあるらしい。先日家に夫婦で挨拶に来た。旦那さんの方は初めて見た。熊野の方に家を買つたらしい。種子島に家が欲しくて色々見てゐたらしいが、熊野の家に決めて金をいくらか払つて来たやうだ。旦那さんは大昔にロケットの関係で種子島で2ヶ月ぐらゐ働いてゐたらしい。その時に良い島だなと思つてゐたらしい。その後にたまたま親の同級生と出会つて結婚したら種子島の人だつたといふわけで、種子島に縁のある人。俺と同じで種子島弁は全く分からないらしい。飲み会に参加してゐた島民とは話ができないから、自然と俺と話すことが多くなつた。今度熊野の家にも遊びに来てと誘はれた。詳しい場所は聞いてゐないが、千座の岩屋の近くと言つてゐたから、熊野海水浴場のある中種子ではなく、吉助橋を渡つて南種子に入つたところなのかもしれない。今は愛知の江南に住んでゐるらしい。近くだな。いつから種子島に住むのかは知らない。俺も宝くじ当てて種子島に住みたいな。今度愛知の方で集まつて飲みませうと言つてゐた。パッションフルーツの酎ハイを勧められて飲んだら美味かつた。横浜の叔母が凄い勢ひで飲んでゐた。知らないうちに2杯目を飲んでゐた。ジュースみたいだから油断して早く飲んでしまつたやうだ。叔母は気分が悪くなつて便所へ行つた。だいぶ吐いたらしい。飯は美味かつた。カマスとか刺身とか定番の海の幸を食ひ、珍しいものも色々食つた。細い竹の子を醤油マヨネーズをつけて食ふやつが結構美味かつた。変なキュウリの漬物とか、澱粉を揚げたやつとか、珍しい物を食つた。水で溶いた澱粉を油で揚げたやつは、親の同級生が美味いからと言ふので食つてみたんだが、油の味しかしなかつた。何が美味いんだらうと思つてゐたが、後でもう一度食つたら美味かつた。最初に食つた時はどうやらタレがついてゐなかつたらしい。刺身の醤油も竹の子の醤油も甘かつた。九州地方の醤油は甘いから面白い。普通に醤油の原材料名に砂糖と書いてあるからな。何でもかんでも甘い。酒も結構たくさん飲んだ。紅酢紅とかいふ読めない酎ハイを頼んでみた。どんなものか分からないのが怖かつたが、美味かつた。でも何の味なのか分からなかつた。後で調べたら「紅酢・紅しぼり」といふ紫芋で作つた酢らしい。焼酎も激烈に飲んだ。中種子なので当然島乃泉。島民の会話を聞きながら酒や料理を堪能する。種子島弁は分からん。本当に分からん。時々分かるんだけどな。途中で、家で留守番してゐた一番下の叔母から叔父に電話が掛かつて来た。猫の叔母が電話して来たとか。どうやら古田の祖母の弟の家にゐるやうだ。ミナを茹でたやつとか、落花生を塩茹でしたやつとか、色々と種子島な感じのものも食つた。料理が出尽くし、しばらく酒を飲んでゐたが、好きなもの頼んで良いよと言ふのでナガラメと言つてみた。冗談なのに親に叱られた。ナガラメはクソ高いからな。でもメニューにも載つてゐなかつた。豚肉のやつを頼んだ。黒ゴマを磨つたやつがかけてあつて甘いタレで味付けされてゐた。美味かつた。酒は飲み過ぎた。一寸ヤバい領域かなと思つた。限界を超えたことは一度も無いのでどこまで耐へられるのか自分でも分からないのだが、バンドのライブ後の打ち上げ等で多く飲むことがあつて、大体この辺りからは飲まない方が良いだらうなと思ふポイントは何となく分かつてゐる。それを少し超えたかもしれない。酒は後から回つて来るから危ない。数時間後に死ぬかもしれないと思つた。
宴会はいつまでも続く感じだつたが、21時を過ぎたところでうちのメンバーだけ帰ることになつた。酒を飲んでゐない叔父が運転して帰る。真つ暗だな。街灯も無く、月明かりも無い。
家に帰つてしばらくして猛烈に酒が回つて来た。心臓の鼓動が3倍速。気分が悪くなるほどではなかつたが、そのまま倒れて死ぬんぢやないかと思へた。一寸飲み過ぎたな。猫の叔母が忘れ物を取りに来るやうなことを言つてゐたらしい。来るとしても俺と横浜の叔母以外みんな帰つた後だらうなと誰かが言つてゐた。居酒屋から家に帰つてからのことはあまり覚えてゐない。猫の叔母のせゐで睡眠不足だつたし、たぶんすぐに寝たんだらうと思ふ。
話題:種子島 2009年秋
公開日時 | 2009年09月26日 14時30分50秒 |
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URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20090921 |
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