海の近くに住みたい
話題:種子島 2009年秋
最終更新日: 2009年10月04日 15時36分25秒
朝早く起きて釣りに行くつもりだつた。しかし今日は起きれなかつた。これまで毎日早起きだつたからそのまま固定されるかと甘く見てゐたが、連日の疲れが一気に出たらしい。色々なことから解放されてホッとしたせゐで油断したのかもしれない。昼頃まで寝てしまふといふ失態。もしかしたらアースノーマットには睡眠薬みたいな効果があるのかもしれない。蚊に悩まされることが無くなつて凄まじく快適になつた。効き過ぎ。蚊に刺されないことで快適過ぎて目が覚めなかつたのかもしれない。明日からは目覚し時計をフル活用だ。取り敢へず起きてすぐにコーヒーを飲んだ。昨日の残りのパンも食つた。
午後になつて海水浴に行くことにした。風は昨日と比べたら全く無いと言つて良いかもしれないが、多少海に入るのは不安があるかもしれない。すぐ下の海に入つてついでに貝でも拾ふといふのでも良いが、折角だから海水浴場と名の付く場所に行かうと思つた。一番近いのは一昨年にバイクのキーを紛失したよきの海水浴場。10kmほど離れてゐる。うちの近場は岩ばかりだがよきの海水浴場は砂浜だ。そこに行くことにした。エネルギー不足になるといけないのでラーメンを食つてから行くことにした。昨日Aコープで買つたインスタント麺。昨日家計簿に入力するためにレシートを見て愕然とした。5袋で478円だつた。何でそんなに高いんだ。
軽く飯を食つてからデジカメの防水プロテクタを用意し、水着に着替へる。水着で行つてそのまま帰つて来る。今日はあまり晴れてゐるといふ感じではないが、甘く見ると日焼けで死ぬので当然上は長袖を着たまま泳ぐ。濡れたまま原付に乗つて帰るのは寒いかもしれないので、上だけ着替へを持つて行く。更衣室やシャワーは8月いつぱいで閉鎖されてゐる。水中眼鏡を装着するので、コンタクトレンズも使ふ。このために眼科で長時間待つたり悲劇的なミスを犯して無駄に何度も眼科に行つたりした。必ずコンタクトレンズを装着せねばならん。いつも5分は掛かるんだが、どういふわけか今日は恐ろしく簡単に装着できた。だいぶ慣れて来たな。
バイクで国道58号線を北へ向ふ。去年は帰る時まで牧川の北限辺りを工事してゐたが、もう終つて道が綺麗になつてゐた。懐かしい道を走り、よきの海水浴場に着いた。誰もゐないと思つてゐた。広い砂浜を独占できると思つてゐた。なのに車が大量に停まつてゐた。木の隙間から浜を見ると、車の台数よりも人数が少ない感じに見えたが、どこかにゐるんだらう。何でこんなに海水浴客がゐるんだらう。バイクを停めて横の車を見たらサーフボードが載せてあつた。サーファーか。でもサーフィンをやるほど波は激しくない。波を待つてゐるのかもしれない。
8月31日で閉鎖されましたと書かれたプレートが下げられた鎖を越えて、浜へ出た。シャワーや更衣室がある場所はその鎖で封鎖された奥なのだが、何故かそこの売店みたいなのが営業してゐた。酒類を並べてバーみたいになつてゐる。客は1人。店の人も客もみんなサーファーなのかもしれない。浜にも数人ゐたが、誰も海に入つてゐない。監視所みたいなところで涼みながら本を読んだりしてゐる。市の海水浴監視員ではないだらう。浜に寝転んでゐるのも数人ゐた。誰もボードすら持たず、ただ無意味に海にゐる。何をやつてゐるのか分からない。俺は海へ入る。
海水浴場の北端の辺りに異常にたくさん人がゐた。サーファーの類ではない。家族連れの海水浴客みたいに見える。能野の民宿の宿泊客かもしれない。能野の住民とその親戚みたいな団体なのかもしれない。
能野の砂浜は波が荒い。サーファーが来るほどだからな。晴れてゐて風が無くても結構波は強い。今日は少し風があるので厳しいかもしれない。海に入つたら予想外に温かかつた。去年は可児に帰る直前、何日だつたかな。9月6日ぐらゐだつたと思ふのだが、今よりも少し早い時期にここで泳いだ。その時は今日より水温が低かつた記憶がある。感覚的なことなので正確には分からんけど。外は風があるから寒い。全く何も無い砂だけの場所には魚がほとんどゐない。しかし少し岩があるやうなところに行くと大量にゐる。でも今年はあまりゐなかつた。去年載せた動画には結構魚が映つてゐたはず。今年はオヤビッチャの小さいのが少しだけ。白つぽい鯛系の魚で縦の黒縞のやつ。背中が黄色いやつ。去年ダイビングの人に聞いたら唐揚げにすると美味いらしい。正式名称は調べたのに痴呆症を発揮して忘れてしまつたが、何たらスズメダイもゐた。ここらではクレウオと呼ばれてゐる茶色いやつ。これは結構美味い。刺身でも何度か食つたし、煮たやつも食つた。鱗が多いから結構大変なんだけどな。去年はこのクレウオが大量にゐて、ここで釣りをしようと思つたのだが、今年はほとんどゐなかつた。波に揉まれながら必死に撮影を試みたが、やはり難しい。
調子に乗つて岩のあるところばかり潜つてゐたら巨大な波に翻弄されて牡蠣の群棲する岩に足をついてしまつた。少し痛かつたが、別に大したことは無いと思つてゐた。手も少しやられたが、大丈夫だらうと思つた。実は結構傷が深かつたことが後で判明する。
俺が海に入つてからどんどん風と波が強くなり、泳ぐのもキツくなつて来た。一昨年にバイクのキーを失くした時もこんな感じだつたな。この状態でキーを流されたらもうどうにもならんわ。あの絶望感が蘇る。よきの海水浴場から牧川まで歩いて帰る悲劇。想像するだけでウンコが漏れさうになる。
一通り写真や動画を撮り、飽きたので泳ぎを堪能することにした。今年はケッタで鍛へたおかげか、全く筋肉を攣りさうになることが無かつた。毎年海に入ると必ず波に揉まれたりした時に抵抗しようとして変に力が加はり、肉か筋がキューンと来てゐた。その瞬間に視界が狭くなつて猛烈に気分が悪くなり、呼吸もできなくなる。パチ屋で床に落ちたコインを拾はうとして肩を激烈に攣り、汗をドバドバ流しながら呼吸を止めて顔面蒼白で死にさうになるといふやうなことが昔は何度もあつた。他にも上着を脱ぐ時とかによく攣つて死にさうになつてゐた。やはり衰へ過ぎてゐたのが原因なんだらう。最近ほとんど攣らなくなつた。海で攣ると多少キツいが、時間が経てば回復するので岩に掴まつてじつと漂つてゐればいい。バカはここでパニックを起こして溺れる。どうせ海面から顔を出しても呼吸できないので潜つたままで良い。回復するまでそのままだ。去年も一昨年も海で何度か死体みたいに漂つた。攣つた場所が痛くなるのは分かるが、何故視界が狭くなつたり呼吸ができなくなつたり気分が悪くなつたりするんだらう。意味が分からない。これは俺だけにしか起こらない現象らしい。椅子タンとかCHOSANGとか弟とかに話しても誰も理解しない。話すたびに気違ひ扱ひされる。まあ気違ひだけど。
1時間半ぐらゐ遊んだだらうか。世間では海水浴は1人でするものではないといふ認識かもしれないが、俺は1人が好きだ。何でも1人でやる。観覧車だつて余裕で1人で乗るぜ。帰りたくなつたらいつでも帰れるのが素晴らしい。浜を出てシャワーの方へ。シャワー室は施錠されてゐるが、外の水道は使へることは去年調べて知つてゐる。そこで足を洗ひ、靴を履く。何か足の裏がチクチクするなと思つた。靴の中に砂が入つてしまつたんだらうと思つた。バーみたいなところの女店員と客の女が何か話し込んでゐた。どんな酒があるのかなと思つて覗いてみたら種子島の焼酎とかビールとか色々置いてあつた。ここに来る奴はみんな車だと思ふんだが、酒なんか売つて大丈夫なのか?俺が覗き込んだ瞬間に2人の会話が途切れた。怪しい奴が来たと思つて警戒したんだらう。そのまま通り過ぎたがしばらく沈黙が続いてゐた。
上だけ着替へて海水浴場を出る。浜上ストアーを通り過ぎ、下能野港を通り過ぎ、山に突入してデーリィ牛乳の工場を眺め、住吉港の脇を抜け、海沿ひにひたすら南下する。牧川港にある中種子町のシンボル、青い鳥の糞のオブジェをチラ見し、帰宅。結構遠いな。風呂に直行し、シャワーを浴びる。水着や海に浸かつたシャツを水で適当に洗つて洗濯機へブチ込む。着替へてコーヒーを飲む。疲れた。少し泳いだだけなのにずいぶん疲れた。でも海は面白い。山人は海があるだけで楽しめる。心地良い疲労感だ。今日は熟睡できさうだ。何か足の裏がザラザラする。常に砂を踏んでゐるやうな感触がある。をかしいなと思つて見てみたらパックリ切れてゐた。しかも何箇所も。牡蠣を踏んだ時にやられたらしい。よく調べてみると手も何箇所かやられてゐる。家の中は蟻の死骸とか埃が多いので、怪我をした足で歩き回るのは危険だ。足の裏を念入りに洗ひ、ムヒを塗り込んでから靴下を履いた。
夕方から釣りに行くことにした。浜津脇港へ。エサが全く無いのでルアーとエギで釣る。疑似餌は難易度が高い。エサの方が断然釣れる。疑似餌はエサ代をケチるためにあるのではない。エサ釣りより遥かに金が掛かるしな。あれは本来食へない物なのにエサと間違へて食つて来た魚を見下し勝ち誇る快感を得るためのゲームだらう。効率も悪いし金も掛かる。でも面白いんだよ。エサ釣りにはエサ釣りの面白さがあるけど。手つ取り早く食料を確保したいならエサ釣りの方が良い。冷蔵庫の電気が止まつて餌が全部腐つて無くなつてしまつたので今は疑似餌でやるしかない。釣れる気がしない。浜津脇港に入ると、釣り人が結構ゐた。何で今年の種子島はこんなに人が多いんだらう。この中途半端な時期に。家族連れでサビキ釣りみたいな感じだらうか。奥の方でも1人で釣りをしてゐるのが何人かゐる。一番奥のところに車がたくさん停まつてゐた。それは堤防の先の方で大物を狙ふ人達だらう。取り敢へずバイクで行けるところまで行つて停める。
その場で適当にルアーを投げてみる。反応無し。雑魚がルアーを追つて来る気配すら無い。エギをつけて投げてみた。これまた無反応。イカが追つて来る様子は無い。何度か投げてみたが全然1匹たりとも姿が見えない。足元にも墨の跡が無いから今年はここでは揚がつてないんだらう。色んな方向にエギを投げてゐたら犬の散歩に来た地元民が話し掛けて来た。2匹のうち1匹は堂々と広い場所でウンコしてゐた。犬は面白い。心が和む。和風の犬と洋風の犬だつた。和風の方がウンコ犬。何かやたらと幅が広かつた。太い犬だなと言はうと思つたがやめた。太いといふのを種子島では違ふ言ひ方をするかもしれない。スイカだらうが台風だらうが、デカいことを種子島では太いと言ふ。でも音が大きいことは高いと言ふ。しかも音のことを声と言ふ。テレビの音がデカいことを「声が高い」と言つてゐて理解できなかつたことがある。「太い」もそのまま「太い」と言ふのかもしれないが、和風犬はそんなにデカい犬ではなかつたので、太いと言つて通じなかつたら面倒だ。和風犬は紐をつけずに散歩してゐて、勝手に俺に近づいて来た。飼ひ主は犬について来ただけ。この犬はみんなに挨拶しないと気が済まないと飼ひ主が言つてゐた。面白いな。犬は心が和む。
家族連れの人達は何か色々釣れてるみたいだと教へてくれた。俺は疑似餌しか無いからあまり期待してゐない。イカがゐればエギで釣れる可能性は高い。でもゐないやうだ。港の外側にゐるのかもしれない。小さいメタルジグを使つて足元でシェイクしてみた。全く釣れる気配は無いが、雑魚は寄つて来た。カラフルな熱帯魚ばかり。エサがあつても飯のおかずになるやうなのは釣れさうにないな。まあフグ以外なら何でも食へるはずだけど。
奥の堤防へ行つてみることにした。高い壁の端に、裏側へ回り込むやうに昇る階段がある。ここは階段が激烈に狭いんだよな。荷物持つて正面向いて歩けんよ。壁側にぶつかつたら反動で海に落ちさうだ。断じて怖くはないが高いところは極度に慎重になり精神に負担が掛かるのでできれば避けたい。意を決して恐ろしく時間を掛けて上に上がつた。堤防の遥か先では大物狙ひの上級者が釣りに全力を注いでゐる。俺はそんなに奥までは行かない。ルアーを適当に投げてみた。全く無反応。無理。釣れる気がしない。魚がゐる気がしない。エギも何度か投げた。ダメ。無反応。1匹もついて来ない。港の外側の方が反応ありさうだが、巨大なテトラポッドを渡つて行かねばならんので危険だ。足を滑らせたら命は無い。少し波を被つて濡れてゐるので、たぶん猛烈に滑るだらうと思ふ。海釣りは命懸けだな。で、しばらくエギを投げてゐた。シャクッた時にそれまでと違ふ反応があつた。少し重くなつた。来たか!?と思ひ、慎重にリトリーブ。違ふな。重いけど動きが全く無い。何かゴミを釣つたな。引つ張つてみたらPEラインだつた。エギング用として売られてゐるピンク色のよく見るやつだ。エギが根掛りしてライン切つて捨てたんだらう。手元まで引き寄せ、釣れたラインの両端を引つ張つてみた。片側は何の抵抗も無かつたが、もう片方は強固に地面に掛かつてゐる感触。自分のエギからそのラインを外し、再び釣りを続行。何度か投げてゐたらまたいつもと違ふ感触。今度こそアオリイカ!今日の晩飯はイカの刺身だぜ!!と狂喜乱舞したのは0.001秒にも満たない一瞬だつた。巻いてみたら先ほどと全く同じ感触。またか。どうやら同じものを釣つてしまつたらしい。で、鬱陶しいことに今度は絡まつて何回転もしてしまつたらしく、どうしても外せない感じになつてゐた。しかも、根掛りしてゐる方のラインから堤防まで最短距離にしても堤防から1.5mほど離れたところまでしか自分のエギを引き寄せられない。手を伸ばしてラインを切るには遠過ぎる。引つ張つてもそれ以上は来ない。堤防の高さは5mはある。下手すると落ちて死ぬ。あまり引つ張り過ぎると何かの拍子に手を離して竿がロケットのやうに海に飛んで行くかもしれない。まさかラインに引つ張られて自分本体が海に飛び込むやうなことは無いだらうが、変に力が加はると危ない。急に切れて反対側に飛ばされたりエギが自分に向つて飛んで来たりしても危険だ。どうすればいいんだらう。最良の手段は諦めて手元で自分のラインを切つてエギを捨てること。だが勿体無い。できれば避けたい。引つ張つたり振つたり色々抵抗してみたがどうにもならない。一旦海に沈めて海中でシェイクしてみたりする。でもどうしても外せない。かうなつたらイチかバチか、海底に根掛りしてる方のエギごと引つこ抜く。ラインと竿を一緒に握り締め、真後ろにゆつくりゆつくり引つ張る。これは怖い。突然自分めがけて飛んでくるかもしれんからな。後ろに転倒する可能性もある。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。ラインが切れることはほとんど無いだらう。両方ともPEだしな。切れるとすれば俺のエギと絡まつてゐるところか、根掛りしてゐる方のラインの結節部分。怯えながらゆつくりゆつくり真つ直ぐ引つ張る。ロッドが折れる可能性があるので違ふ方向へ引つ張ることはできない。覚悟を決めるしか無い。少しづつ少しづつ無理な力が加はり、突然、プンッ!といふ感触が海底からラインを伝つて来た。外れたか。これはもしかしてエギをGETか?と期待した。エギでエギを釣る。ラインを手繰り寄せ始めた瞬間に歯を食ひ縛る。明らかにラインだけだ。海底で切れたらしい。しつかり結節しておけ!!いや、結節がもつと強固だつたら自分のエギを諦めるしかない状況だつたかもしれん。まあいいわ。疲れた。今日は釣れずに終るらしい。エサだ。エサ釣りだ。イカはエギで狙ひ続けるが、晩飯用の魚はエサで釣る。明日は釣具屋に行くぞ。でも余つたエサを冷蔵庫に保存することには激しい抵抗がある。1日で使ひ切るのが良い。あの恐怖の臭ひは二度と体験したくない。
家に帰つてからロッドとリールと使用したルアー・エギを真水で洗つた。これは必ずやらないと簡単に錆びて死んでしまふ。外に干して家の中へ。1日消費するのが早いな。少し海水浴して釣りをしただけなのにもう1日が終る。起きたのが遅かつたせゐだが。明日は釣具屋に行くついでにバイク屋に行つて修理代を払はう。
今日の飯は肉。鹿児島産の豚肉。フライパンに埃と蟻が積もつてゐたので時間を掛けて念入りに洗つた。洗つて焼いてまた洗つて必死に頑張つた。もう使つても大丈夫だらう。ごま油を多めにフライパンに入れ、その油で豚肉を焼く。素晴らしく良い匂ひだ。オクラの残りを茹で、あとは納豆と豆腐とキムチで良いかなと思つた。飯を用意してゐたら外から猫の声が聞えて来た。また去年の猫かもしれない。あの時の仔猫が成長して単独で来たのかもしれん。今年はエサにありつけると思ふなよ。
まづは肉を食ふ。満面の笑みで貪り食ふ。美味え。激烈に。ごま油が絶妙だ。だが、残念なことに歯が痛くてまともに噛み締めることができない。最悪だな。台無し。オクラすらまともに噛めない。イライラする。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。飯を食ふ前に痛み止めの薬を飲めば良いかもしれない。あと5錠しか無いから安易に使はない方が良いけど。
飯を食ひ終つてから急激に気分が悪くなつた。何かがをかしい。昨日も何かがをかしかつた。やはり古い醤油がダメなのか。いや、酒かもしれない。昨日も今日もカクテルを飲んだが、飲むペースが早過ぎたのかもしれない。しばらく休憩したら回復した。さう言へば今日は3食だな。激烈に珍しい。
ギターでも弾かうと思つてギターを持ち上げたら下から巨大ゴキブリが這ひ出て来た。種子島のゴキブリは変なやつだ。まだ幼虫といふわけでもないのに羽が無く、走るのも遅い。丸くて変な感じだ。三葉虫みたいな形をしてゐる。動きが遅いので昨日買つた殺虫剤で簡単に殺すことができた。ティッシュで包んでゴミ箱へ。
あまりにも歯が痛いので、じつくり調べてみることにした。デカい鏡を使つて爪楊枝で痛いところを探してみる。左下の奥から2番目が銀歯になつてゐて一番奥の歯が痛む。銀歯との境の真ん中に細い穴が開いてゐる。その穴の中をかき回してもあまり痛くない。ここではないやうなのだが、見た感じここしか痛みさうなところが無い。物を噛むと歯の横の辺りが痛む。銀歯との境の辺りの歯茎が痛いのかもしれないと思つてゐたが、今までは結局どこが痛いのか正確には分からなかつた。口の中に光を入れてじつくり探つてみたのだが、やはり歯茎ではなく歯本体が痛いといふことが分かつた。これ見よがしに開いてゐる細い穴ではなく、歯の真横、頬に当るところが痛む。見た目は何とも無いのだが、色が周囲と違ふ。内部がやられてゐるやうなのだ。無傷に見える横の部分を押すと激痛が走る。真上から押しても真ん中より横を押すと痛む。これではどう噛んでも痛みを避けることはできないだらう。細い穴から中に繋がつてゐるのかもしれないが、正露丸を流し込むのは不可能だらう。これは困つた。どう見ても自力で何とかするのは無理だし、痛まない噛み方を発見するのも困難だ。いや、たぶん不可能だ。せめて治療中の右側に蓋がしてあれば右で噛めるんだが。これ以上左側の痛みが悪化すると何もできなくなる。25日まで耐へられるだらうか。あと2週間。頑張れ俺。何で種子島に来る絶妙なタイミングでこんなことになるんだらう。狙はれてゐるとしか思へん。
もう寝よう。明日こそは早起きして釣りに行くぞ。エギでイカを釣る。明日は牧川港に行つてみようか。イカが釣れたら朝飯はイカの刺身だ。昼前に西之表に行かう。バイク屋に金を払つてから西之表港で釣りに良ささうな場所を探す。ついでにけいた君が言つてたおじゃり申せ館にも寄らう。TSUTAYAで本も買はう。帰りにサムズで釣りのエサを買はう。午後からまた釣りだ。明日の飯は釣れれば新鮮な魚。釣れなければ昨日買つた冷凍の飛魚。たぶん飛魚になるだらうな。
話題:種子島 2009年秋
公開日時 | 2009年09月15日 17時02分58秒 |
---|---|
最終更新日 | 2009年10月04日 15時36分25秒 (更新回数: 2) |
本文文字数 | 11708文字 (タグ込み) |
URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20090913 |
2年前、まさに写真の堤防のとこで、俺も釣りしたよ。懐かしいなぁ。そうそう、階段が狭いんだよね。荷物持ちながらだとかなり恐怖ww。堤防のコンクリの周りにシマシマの小魚いなかった?
ゴカイで大量に釣ったけど、ピングーシっていう名前の魚で持って帰ったら婆ちゃんが捌いてくれて、バーベキューの時に焼いたよ。普通の焼き魚の味。骨と皮が多くて、身があんまないけどww。
軽トラの側の土の山はなんだろ?二年前からあるよ。