海の近くに住みたい
最終更新日： 2009年01月05日 03時09分58秒
今日で2008年は終りらしい。今年も色々あつた。何年も前からヒキコモリを演じてゐるつもりだつたが、客観的に見ると大して引き篭もつてゐない。演じる意味も元々無いし、最近ではどうでもよくなつて来てゐる。数年前からは他者に対する悪意や憎悪といつたものを無意味に表現するやうになつた。実際は何とも思つてゐないのだが、とにかく誰でもいいから罵詈雑言を浴びせて関係ない読者すら不快な気持ちにさせてやらうと考へた。これも特に目的があつてやつたことではない。単に俺が気違ひだつたといふだけのことだらう。実際には自分以外のことにほとんど興味が無いので、ありもしない憎悪を放出するのも疲れ、といふか飽き、これも今ではどうでも良くなつてきてゐる。ウンコ食つて苦しんで死ねとかお前には食糞のみが相応しいとか日記の最後に定型文を形式的に書く程度だ。とは言へ結構長い期間続けて来た習慣ではあるので今でも時々汚い言葉を使つて長文で無駄にどうでもいい人間を罵倒したりする。ネット番長といふ言葉がある。それともまた違ふのだが、実際の俺とネット上の俺の人格にはずいぶん差があるやうに思ふ。まあ犬土偶日記だけ読んでゐると本物の気違ひにしか見えないだらう。実際普通と比べるとかなりをかしい部類なんだらうとは思ふのだが。ネットでしか強がれないとかいふ系統ではなく、演じるといふ目的を持つてやつて来たことだ。何のために、といふことは自分でも分からない。そこがリアルに気違ひなんだらう。どうでもいいことにエネルギーを注ぐ人間なのだ。で、それも飽きて来てゐるのだが、次はどんな種類の人間を演じようかなどと考へてしまつたりもする。演じることをやめるといふ発想は無いらしい。俺がネットに何らかの文章を書くやうになつてからもう10年近くになるだらうか。初期の頃から俺を知つてゐる人は今の俺と昔の俺を比べてみると面白いかもしれない。同一人物とは到底思へないだらう。次はどういふ方向へ行くのか俺にも分からないが、かういふキャラに飽きつつあるのは間違ひないので少しづつ変化していくことだらう。
2008年を振り返る前に、まづ今日のことを書いておかう。一応日記だしな。まづ朝まで起きてゐたのは昨日の日記に書いた。それからギターを1時間半ほど弾き、眠くなつたので飯を食つてから寝ることにした。今の時期、飯を食ふといふのは命懸けだ。気が進まない。あんな苦しみを味はふくらゐなら飢ゑに苦しむはうが良いのではないかとさへ思ふ。何がそんなにつらいのかといふと、最近よく日記にも書いてゐるアレだ。これに関しては本気で憎しみを抱いてゐる。本気などと書いても猛烈に嘘臭いな。犬土偶日記など自分自身でも何も信用できない。アレといふのは寒さのことだ。こんなに寒いのが許されて良いはずがない！といふアレだ。苦しめて殺したいほどの憎しみを抱いてゐる。後悔させて殺したい。寒さを殺したい。気温が低いといふ自然現象すらも擬人化して徹底的に憎しみをぶつける無茶を平気でやるのが犬土偶日記だ。でもこれに関しては本気で憎しみを抱いてゐる。どれだけ本気だと書いても誰も信用しないだらうがとにかく本気で殺したい。話がすぐに逸れてしまふ。飯だ。寒さのせゐで飯を食ふのが大変なのだ。台所には暖房器具が無い。凍死の危機と壮絶なバトルを繰り広げながら全力で飯を食ふ。アホみたいに寒い。灼熱の熱湯で作つた味噌汁も一瞬で冷える。ガクガクブルブル強烈に震へ続けながら味はふ余裕もなく胃にブチ込む。急いで食はねば凍死する。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだと歯を食ひ縛る。しかし歯を食ひ縛ると飯が食へない。屈辱にまみれながら猛烈な勢ひで飯を胃に流し込み、恐ろしい勢ひで食器を洗つて全力疾走で自室に戻る。全開の暖房で素晴らしい環境の自室に飛び込み、生きてゐる幸福を噛み締める。飯がつらい。早く春になれ。いや、夏になれ。でも夏は暑いから嫌だ。秋がいい。
飯を食ひ終つてからすぐに寝るつもりだつたのだが、寒さのせゐで眠気が吹き飛んでしまつたので本を読むことにした。もう年間読書数100冊は達成したのだが、丁度100冊だと余裕が無い感じで負けた気分だ。もう1冊読んでおきたい。読書に関しては後で今年を振り返るところで詳しく書く。1冊読み切つてから寝ようと思つたのだが、暖房で体が温まつて来たら眠くなつてしまひ、半分ほど読んだところで諦めて寝た。しかし昼前に携帯電話が猛烈に鳴り響いた。寝てから2時間ほど経つた頃だらうか。一番キツい時間帯だ。気付くまでに時間が掛かつたのかもしれない。無理に起き上がつて携帯電話を開き、通話するにはどのボタンを押すんだつたか・・・と考へてゐる間に切れた。相手は先日同窓会の幹事をやつたS君。10月にPCの調子が悪いから見て欲しいと連絡して来たH君と年末年始に飲みに行かうといふ話になつてゐた。その件だらう。折り返し電話をしようと思つたのだが、異常なまでに眠くてどうにも耐へられさうになかつたので寝てしまふことにした。すまん。
21時頃に起きた。今日は大晦日だ。紅白歌合戦を放送してゐる時間だ。年末は紅白を見て過ごすのが日本人の伝統だ。50年そこそこの浅い歴史だけどな。でも今年は見ない。ここ数年、テレビが異常なまでにつまらなく、もはやテレビに対して憎しみの感情すら抱くやうになつてゐる。弟の部屋のテレビが壊れたせゐで弟が俺の部屋でテレビを見るやうになつたのだが、それがあまりにもうるさくてつまらない。本も読めないしギターも弾けない。仕方なくテレビを見てみるが一瞬たりとも見て得をしたと思へる場面が無い。ここ数年のお笑ひブームのせゐでどんなジャンルの番組もくだらない芸人に占拠されてしまつてゐる。これがつまらない。面白いやつだけ出せばいいのにそこら辺のホームレスの方が面白いんぢやないかといふやうなカスばかりが出る。実にウザい。ダウンタウンとかドリフとか、面白い芸人もゐるが、最近のは全部ダメだ。それでテレビに対して憎悪を抱くやうになり、弟に自分のテレビを直せ、俺の部屋で見るなと言つて追ひ出した。さうしたら素晴らしく快適になつた。今では全くテレビを見ない。これがまた常人には考へられないほど徹底的に見ない。前回見たのは10月のNHKスペシャル、B'z特番。その前は種子島だ。種子島では色んな親戚が法事で集まつて来たので、テレビを消せとは言へない。電源がついてゐれば視界に入る。向うではあまりやることもなく暇過ぎて自ら見たといふことも少しはある。可児にゐる時は見ない。種子島に行く前は6月と4月のMステぐらゐしか見た記憶が無い。テレビを見ないのが当たり前になつてしまつたので紅白も見ようとは思はない。それに今日は紅白どころではない。もう時間が無い。午前中に読み始めた本をあと数時間のうちに読み終へる必要がある。これを今日中に読破しなければ101冊にはならない。100冊丁度では負けた気分なのだ。といふわけで23時13分まで掛かつて読破。ギリギリだ。とにかく今年の読書数は101冊だ。読書に関してはまた後で詳しく書く。
さて、この年末年始は治安が相当悪さうな予感がある。バカなアメ公の自爆による世界恐慌のせゐで酷いことになつてゐる。無職の俺には直接的には全く関係が無いことなのだが、円高で輸出系産業、特に車関係が大打撃を受けてゐるらしい。非正規社員は全部首を切られた。この近辺はさういふ産業の下請けが多いだらう。外人も大量に住み着いてゐる。俺たちの頃は考へられなかつたが、小学校や中学校のクラスにも外人が普通にゴロゴロゐるらしい。買ひ物に行つてもブラジル人が大量にゐたりする。外人差別をするわけではないが、歴然と外人のせゐで治安が悪化した。自販機はすぐに破壊されるし外に置いてあるタイヤはすぐに盗まれる。日本人も今は危ない。簡単に人を殺しまくるカスがゐる。社会が悪いとかバカなことを言ふやつもゐるのが実に情けない。こんな状況で大量の労働者が解雇され年末年始に無職の危険なやつが街に溢れ返る。相当危険だ。平和ボケの日本人は気をつけた方が良い。ヘラヘラ笑ひながら初詣に行つて財布をすられ、帰りには車に中国人が飛び込んで来てこの先数十年人生終了までたかられ続ける運命を背負ふことになり、半泣き状態で帰宅したら空き巣に入られてゐたなんてことが当たり前に起こるだらう。下手に家を空けない方が良い。ただし家にゐても強盗にやられて死ぬ可能性もある。大変な世の中だね。笑ひが止まらんわ。みんな死ね。俺だけ生きてゐれば良い。
といふわけで、今日のことはこれまでにして、ここから先は2008年を振り返つてみようと思ふ。冒頭にも書いたが今年は色々あつた。何がヒキコモリだ。今年は最初から素晴らしいスタートだつたな。元日には鳩吹山に登つて初日の出を見るといふ苦行の習慣がある。といふことになつてゐる。死ぬほどつらいのだが、何故か義務的にこなさねばならない。それで今年も歯を食ひ縛つて行くことにしてゐたのだが、結局行かなかつた。長時間熱い風呂に入つて骨の髄まで温もつてから常識では考へられないほど厚着して準備は万端だつた。それでもあまりの寒さに気力が萎え、行きたくないなら行かなくても良いのだとか言ひ訳にもならない言ひ訳をして結局行かなかつた。笑ひたいやつは笑へばいい。自ら凍死の危険に挑むなど愚の骨頂。そもそも初日の出を見ることに何の意味があるといふのか。今年の元日の日記を読み返してみた。こんなことが書いてある。去年の元日の日記を読み返してみた。あの時の寒さがリアルに甦つて来た。去年の記憶と比較しても明らかに今日の方が寒い。死ねる。これは無理だらうと思つた。早朝の鳩吹山の寒さは南極に匹敵する。山まで行くのも結構大変だ。何だか猛烈に気力が萎えて来た。ここまで準備しておきながら。もうデジカメもiPodも用意してゐるし、服も無駄に着込んでゐる。ここまでやつたら行くしかないだらう。でも死ぬほど寒い。いつもは年に一度のことだから、と意味も無く歯を食ひ縛つて無理に山へ出掛けてゐたが、よくよく考へれば無理して行く必要などダニの糞ほども無いのだ。初日の出なんか見る価値は無い。元旦登山で貰へる粗品も大した物ではない。味はふ苦痛と疲労を考へると割に合はない。満足感も達成感も無い。今までは初日の出を1人で見に行くといふ習慣を絶えさせないためだけに行つてゐるやうな感じだつた。行く必要など無いのではないか。行きたくないなら行かなければ良いのだ。さうだ。今年はさういふ年にしよう。気が向かない、行きたくない、それが正当な理由として認められても良い年。パチ屋へ行きたくない。金を稼がねばならんが、今日は行きたくない。それでいい。休むのに理由なんか要らん。どうでも良い。水族館の年間パスの元を取るなどといふことも果てしなくどうでも良い。行きたいと心の底から思つた時だけ水族館へ行かう。無意味な強迫観念に支配されてありもしない何者かに強要されてゐるやうな感覚は全て排除すれば良いのだ。腹が減つたが買ひ物に行くのもめんどくせー。土曜だがバンドの練習しにスタジオまで行くのもめんどくせー。今日は気が向かないからウンコするのもめんどくせー。さういふので良い。今年はそれで良い。無意味にエネルギーを注いだつて何も報はれないことは証明されてゐる。むしろやればやるほど酷い目に遭ふのだ。2008年は素晴らしく自由に生きるぞ。誰にも文句は言はせん。死ね。といふわけで、厚着したまま布団に潜り込んだ。圧倒的な幸福感。ザマーミロだ。死ね。初日の出の写真を見たい奴は去年の元日の日記を見ろ。そして死ね。
前の元日の日記を読み返してみるのが習慣にでもなつてゐるのだらうか。全く何も成長してゐない。今も同じやうなことを書いてゐる。南極がどうとか。今年は行きたくなければ行かない、やりたくなければやらないといふ生き方をすることができたんだらうか。基本的に何年もさういふ生き方をしてゐると思ふのだが、徹底することはできなかつたやうに思ふ。
今年はライブを見に行く回数が久しぶりに多めだつた気がする。昔はよく行つてゐたのだが、意外と金が掛かるので金欠時には行かなくなつたりしてゐた。1公演チケ代5000円、交通費往復2000円、グッズ購入等も計算に入れると1公演1万は掛かるだらうと思ふ。年間何十公演も行くのは少し無理がある。無職で収入が少ないしな。必要な分しか稼ぎたくないから余分な金は無い。でも今年は結構行つた気がする。調べてみたら8公演だつた。意外と少ないな。といふか全然行つてない部類か。最初は2月のB'z、長良川国際会議場。Debugのドラマーの椅子タンと一緒に行つた。途中で寄つたガソリンスタンドでヤクザに絡まれた。黒くて四角い変な車に乗つたカスだつた。ナンバーは8888だつたが、後で調べたらヤクザが好んでさういふ番号をつけたがるらしい。ああいふカスを殺しても罪にならない法律にすべきだと思ふ。積極的に命を奪ふべきだと心の底から思ふ。人権がどうのかうのとか人の命は地球よりも重いとか真顔で言ふカスは苦しんで死んで欲しい。4月にはDebugのベーシストCHOSANGと一緒にSEX MACHINEGUNSのライブを見に行つた。前座がクソ長くて帰りの電車が危なかつたのを覚えてゐる。5期メンバーのギターは家庭の事情で脱退してしまつた。今はマシンガンズ自体がインディーズに降格したらしい。6月にはYUIのライブを見に行つた。去年チケット取れずに断念したが今年は何とか取れた。B'zよりチケット取るのが難しい。何でこんなに人気があるんだらう。6月末には愛知厚生年金会館に松浦亜弥のライブを見に行つた。愛知厚生年金会館はもう潰れたらしい。厚生年金は今まであややとかGAMとかのライブを何度か見た。もうあの辺りに行くことも無いだらう。種子島から帰つて来てすぐの9月、豊田スタジアムでB'zのライブを見た。2月のツアーとは内容が違ふ。これは大変だつた。交通の便が悪過ぎて酷い目に遭つた。終電ギリギリだつたし。2日連続でやつたんだが、2日とも見に行くといふいつも通りの無茶をした。2日目は椅子タンと行く予定だつたのだが裏で色々あつてCHOSANGと行くことになつた。2日目も終電ギリギリで酷い目に遭つた。10月、自分のバンドのライブの翌日にZEPP名古屋にジュンスカを見に行つた。20周年で一時的に復活したのだ。ツアーが終つたらまた解散らしい。でもこの先またいつか再結成することもあるかもしれないと言つてゐたので期待してゐる。中学時代を思ひ出して懐かしかつた。11月末にはsurfaceのライブを見に行つた。surfaceは久しぶりだ。WORMツアー以来だ。今年は数は多いやうで少ないが色んなライブを見た。来年もできれば色々見に行きたいものだ。しかしそのために金を稼ぐといふ作業はしたくない。パチ屋へ行きたくない。
母方の祖母が去年亡くなつた。南九州地方に多いといふATLといふ病気を発症してしまつたのだ。発症すれば絶対に助からない。去年の夏に亡くなつたので今年は初盆と1周忌だ。亡くなつたのは9月だが、盆に一緒に法要をやることになつてゐた。去年俺は3ヶ月半も種子島に滞在したが、バンドさへ無ければいつまででも滞在したいと思へるほど良いところだつた。飽きもせず、今年もまた行きたいと思つてゐた。去年観光を堪能できなかつた屋久島も回りたかつた。しかしそれには金が要る。飛行機代が異常に高い。安い海外旅行が余裕でできるほど金が掛かる。といふことは種子島に行くためには普段より多めにパチを打つ必要があるといふことだ。トータルでは絶対にプラスにできるが、短期的には運によつて暴れる。悪い方へしばらく偏ると種子島には行けない。いや、貯金があるからパチなんか打たなくても普通に行けるのだが、それに手を出すと帰つて来てからの種銭が無くなる。ギャンブルで稼ぐには種銭が要るのだ。旅行をしても十分な種銭が残る程度は稼がねばならん。精神的に相当キツかつた。好きでやつてゐるわけではない。誇張でも何でもなく、世の中で一番嫌いなものがパチンコ・パチスロだ。こんなものを打たされるくらゐならクソ芸人が出てゐるクソつまらんテレビを何百時間も見させられる方が遥かにマシだ。でも金を稼ぐ手段がこれしか無いのだから仕方が無い。といふわけで今年前半から飛ばし気味で稼動した。相当不運に苦しめられたが、まあそこそこ稼げた。とは言へ、種子島・屋久島旅行を全力で楽しむには少し不安がある感じだつた。でも飛行機のチケットを予約してしまつた以上、もはや行かない選択はできなかつた。なるやうになるだらう。
種子島・屋久島へ行くに当たり、どうしてもやらねばならんことがあつた。屋久島へ行くからには縄文杉を見に行かねばならぬ。縄文杉は奥深い山の中にあり、キツい登山道を片道10kmも歩くことになるらしい。普通の人間で往復9時間とか10時間も掛かる。引き篭もつて全く運動をしない俺は体が衰へ過ぎてゐる。絶対に体力的に無理だらうと思つた。だから行く前に体を鍛へておく必要があつたのだ。それで去年と同じく散歩で鍛へることにした。実は去年も縄文杉を見に行くつもりだつたのだ。実際屋久島にも行つた。だが色々あつて屋久島観光は十分にできなかつた。今年はリベンジだ。といふわけで、6月頃になつて急激に体を鍛へるべく散歩を開始した。だが、散歩ごときで体が鍛へられるはずもない。最初は体を動かすことに慣れるのが目的みたいな感じだつたが、やるたびに歩く距離を劇的に伸ばして行くことになつた。ここでも俺の常軌を逸した気違ひぶりが発揮され、最後の散歩では何と20kmも歩くことになつた。しかもコースの途中には鳩吹山登山がある。やる時は徹底的にやるんだよ。普通の人には真似できないやうなことを平然とやつてのける。最初は6月26日だつたやうだ。日本ランドから横市へ下り、塩方面へ歩いて溜池のところを曲がり、東濃金属のところから山沿ひに北上し、T字路に出たところから横市の山に戻り農業大学の山に入つて坂土台方面から帰宅といふ、最初はショボいルートだつた。回を重ねるごとに恐ろしいことになつて行く。この時は自分でもそんなことになるとは思つてゐなかつた。
2回目の散歩は7月1日。その日の日記にコースが書き込まれた地図が載つてゐたので転載してみる。サムネイルをクリックすれば高解像度の画像を見れる。これでも結構30代の老人にはキツいだらう。初回と比べても結構距離が伸びてゐる。今思へばここで距離を伸ばしてみたのが始まりだつたんだらう。一度距離を伸ばしてしまつたらその次も伸ばさねばならないことになる。さうでなければ論理的にをかしい。今回だけ気紛れだつたといふ言ひ逃れは許されない。気紛れる必要などないのだから。距離を伸ばすといふことが散歩に必須の条件になつてしまつた。この次にさらに距離を伸ばしたことが決定打になつた。これ以降、距離を縮めることが絶対に許されなくなつたのだ。
7月2日に著しく距離を伸ばした。上の画像がそのルート。ルート上に書かれてゐる番号は写真撮影場所。当日の日記に写真が載つてゐる。2時間20分も歩き続けたらしい。普通に歩くだけでは鍛へられないからとか言つて初回から早歩きだつた。もうこの領域まで来るとヒキコモリの衰へ過ぎた肉体には負担が大き過ぎる。一体何km歩いただらう。自分を追ひ込み過ぎだ。しかし縄文杉を見に行く時はこんな平地ではなく山道を20kmも歩かねばならん。この程度で死ぬやうでは絶対に無理なのだ。といふわけでまだまだ散歩は続く。しかし種子島に発つのは16日なのであまり日数が無い。最後の散歩は7月13日だつた。これは驚異的。お前らには真似できまい。やつてみろ。
オレンジ色のルートが前回のルート。赤が最後の散歩ルート。車で走るのも嫌なコースだ。まあ鳩吹山登山は車では不可能だけどな。俺がこんなに歩けるものだとは知らなかつた。20kmは歩いたはずだ。しかも途中に登山を含みつつ。5時間ぐらゐ歩き続けただらうか。最後はエネルギー不足で死にさうになつた。縄文杉登山はこれよりキツいんだらうか。これよりキツいなら無理な気がした。まあどちらが大変なのかはやつてみれば分かる。可児に住んでゐる人は是非このルートを歩くことに挑戦してみて欲しい。実際にやつてみて、全然余裕！楽勝！とか軽々と言はれたら俺は立ち直れんかもしれん。命の危険を感じるほどに悲惨だつたからな。縄文杉登山はここで鍛へたおかげか、無事に乗り切ることができた。種子島でも牧川から住吉まで走るといふバカなことをやつたりしたからな。
種子島に関しては、去年島中を走り回つたので今年はあまりさういふことはしなかつた。宇宙センターの施設案内ツアーで大崎射場まで行くといふ去年できなかつたことを消化しただけでOKだらう。あとは国上の方までスキューバダイビングをやりに行つたことぐらゐかな。祖母の法事も無事に終へ、ここら辺とは違ふ風習の法事も体験できた。今年は日記に動画をたくさん載せたな。やり残したことは多い。釣りを堪能しなかつたとか、野良猫を罠に掛けることができなかつたとか、ナガラメ・イセエビを密漁できなかつたとか。ナガラメは地元の人間にしか捕れんのかもしれん。岩の下にゐるといふが、どれだけ漁つても見つからん。手袋なんてしてたら微妙な感触が分からんから素手でとか叔父が言つてゐたが、何がゐるか分からんやうなところに生で手を入れる勇気は山人には持てない。それが敗因なのかもしれない。アナゴは大漁だつたし、それなりに海の幸は堪能したんだけどな。消化不良。
屋久島は壮絶だつた。4泊5日だつたかな。かなりキツいスケジュールで徹底的に観光した。体力の無い俺は縄文杉登山だけで動けなくなつてほとんど何もせずに終るかと思つてゐたのだが、予想外に自分でも驚くほど活動的だつた。島1周もしたし、主要な見所は全て見たし、もう思ひ残すことは無い。もう屋久島には行かなくて良いだらう。縄文杉も見たし白谷雲水峡の奥のもののけ姫の森も見たし、その奥の太鼓岩にも行つた。温泉にも入つたし、美味い料理も堪能した。縄文杉登山の時に両足の親指の爪の中に血豆ができ、最近左側だけベロッと爪が剥がれ落ちたりもした。今年一番印象に残つた出来事が起こつたのも屋久島だ。西部林道で猿に襲はれたことだ。動画撮影をしながら近づき過ぎたのだ。おかげで面白い動画が撮れた。俺本人は死んだと思つたし、終つた今も凄い屈辱感に支配されてゐるのだが、何度見ても笑つてしまふ。あの勝ち誇つた猿を屠りたい。まあ犬土偶日記に良いネタができたと思つておかう。今年一番良い買ひ物をしたのも屋久島でのことだ。海舟といふ店での飛魚唐揚定食。買ひ物とは言はんか。でも今年はこれより有意義に金を使つたと思へることが無い。白谷雲水峡を長時間歩いて疲れて飢ゑてゐたせゐもあるかもしれないが、かなり美味かつた。縄文杉登山の後に空港前の宿で食つたバイキングも良かつたが、飛魚唐揚定食の方が良かつた。
来年は祖母の三回忌。9月の連休辺りに法事をやるやうだ。できれば行きたいと思ふのだが、今は猛烈な金欠だからたぶん行けないだらう。パチ屋へ行くのも嫌だしな。宝くじが当たれば良いのだが。どうせなら祖父母が生きてゐる間にもつと行つておけば良かつた。10年前のクランキーコンドルとかタコスロとかが全盛の時代はパチ屋へ行けば簡単に金が手に入つた。種子島くらゐ年に何度でも行ける状態だつた。なのにその頃は全く行かなかつた。行かうと思つた記憶も無い。祖母が元気なうちに長期滞在してゐればナガラメも捕れたかもしれない。大学なんか行つてゐる場合ではなかつた。文系の大学なんて行く価値が全く無い。その気になれば独学で何とでもなるやうなことしか学べないのだから。就職するために大卒といふ資格が必要といふ人間にしか行く価値が無いだらう。俺は最初から就職する気が無かつたし実際に就職活動なるものもしたことが無い。バカだから大学は就職までの時間稼ぎだと思つてゐた。大学にも行かず働きもしないといふ選択ができなかつた昔の自分に腹が立つ。折角いやな思ひをしてパチ屋で稼いだ金も大半は大学に消えた。あの頃に無職になつて種子島に行つておくのがベストだつた。
長々と色んなことを思ひ出しながら今年を振り返つてゐるが、バンドのサイトなのにバンドのことを書いてゐないので少し触れておかうと思ふ。バンドのサイトなのにバンドの話題がほとんど出ないし他のメンバーも日記をほとんど書かないから、リアルに俺を知らない人は全部俺の妄想でDebugなどといふバンドは存在しないのではないかと疑つてゐる人もゐるかもしれない。鋭いね。椅子タンとかCHOSANGとかAge君とかSALLYさんなんて俺の脳内にしか存在しないしスタジオBELLなんて店も存在しないよ。何？BELLのサイトがあるつて？そんなもの俺がネタのために作つたんだよ。嘘だと思ふなら電話掛けてみろよ。実際に行つてみてもいい。・・・なんてことを書くと本気で分からなくなるかもしれんな。バンドが存在してゐて普通に活動してゐるのもあり得さうだし、全部妄想といふのもあり得る感じがする。それほど俺の書く犬土偶日記がいい加減で俺の人格が気違ひじみてゐるといふことだらう。まあ本気で調べれば実際のところがどうなのかはすぐに分かるだらう。バンド活動に関する内容を日記にあまり書かないのはボロを出さないためではなく、別に書くことも無いからだ。俺の人生の中でのバンド活動はそんなに大きなものぢやない。週に2時間しか活動してゐない。他のことを多く書くのは当たり前だらう。今年はDebugは何をやつただらうか。自分でもあまりよく思ひ出せない。最近記憶力が悪いのだ。このサイトのHistoryのページを見てみた。4月と10月にライブをやつてゐる。7月中旬から9月中旬は俺が南国に逃げてゐたので空白期間だ。その間は新曲の個人練習。4月のライブは何をやつたのか覚えてゐない。10月はB'zのみでやつたのだが。日記を調べてみたらスピッツとかJudas PriestとかCAROLとかB'zとかすげえ色んなジャンルを一気にやつて音楽の方向性すら分からんやうな凄いセットリストになつてゐる。10月はB'z祭だつたが結構マニアックな曲も入つてゐた。次回ライブはいつやるか未定だが、またB'zのみでやることになるだらう。今度は有名な曲だけで組むことになる。今は新曲の練習中。無茶な曲をやつてゐるので次回はいつできるか分からない。でも他のバンドに急に誘はれて路線変更して今までの曲で組み直してやる可能性もある。まあどうなるかは分からん。
読書について語らう。今年はこれにずいぶん苦しめられた。本を読むのは嫌いではない。だが無理して読む必要は無いと思ふ。読みたい本だけを読みたいやうに読めば良いのだ。だが俺は一度決意するとすぐに暴走する性質の人間だ。その狂気に常人は震へるだらう。縄文杉を見に行くために体を鍛へるといふ決意が常軌を逸した長距離散歩を生み出した。あれに似たやうなことが読書でも起こつたのだ。2000年頃からWebサイトを作り始め、その中で読書記録を晒すやうになつた。どんな本を読んでゐるかによつてその人の人格や思想なんかが分かるといふやうなことがよく言はれる。本当にさうならプロフィール代はりにもなるだらう。で、記録をつけ始めてから、2005年の57冊といふのが年間読書数の最高記録だつた。これは多い方なのか少ない方なのかは分からないが、俺は常人より読書速度が遅いし他に趣味が多くて時間を確保できないこともあつて、まあこんなもんだらうと思つてゐた。近頃の大学生は本を読まないとか言はれてゐたころに大学生だつたやうな気がする感じの、本を読まない世代だしな。よく分からんけど大昔から今に至るまで常に「最近の若いやつは本を読まない」と言はれてゐるやうな気がする。それはともかく、毎年何百冊も読むといふ頭のをかしい人間もゐるらしい。それはどういふ方法でやつてゐるんだらう。無職の俺ですら100冊も難しいのに。働いてゐる人間が毎年何百冊も読んだら遊ぶ時間が無くなる。働いてゐる時点で俺から見れば遊ぶ時間など全く無いのに。まあさういふ人間は読書が遊びなんだらう。理解しながら読めてゐるのかといふのが非常に疑問なのだが。で、今年は10月27日に最高記録の57冊に到達した。2ヶ月も残して最高記録に到達。これは大幅に記録更新できるチャンスだ。目を輝かせながら無謀な挑戦をしてみることにした。といふわけで、年の初めから狙つてゐたわけではなく、10月末といふ今年も残り少ない時点から突然今年は100冊を目指す！とかバカなことを考へた。それでも達成できずに絶望感に打ちひしがれて終るんだらうと思つてゐたのだが、猛烈な読書の甲斐あつて頑張ればできさうな感じになつてきてしまつた。さうなれば是が非でも達成せざるを得ない。自分を追ひ詰めるのが好きなんだらうか。ギターの練習をする時間も取れず、パチンコを打ちながらスーパーリーチ中や大当たり中にも読書をするやうな無茶な日々が続いた。家で読書して疲れたら本屋へ行つて立ち読みで読破し、帰つてからまた別の本を読む。小説の類なら割と短い時間で読むことができる。だが小説ばかり読んで冊数を稼ぐのは卑怯だなどと考へてしまつて、敢へて難解な本に挑戦したりして自分をどんどん追ひ詰めて行く。結果的に何とか12月29日に100冊に到達することができた。だが100冊丁度では余裕が無いみたいで気に入らないので、今日1冊追加して最終的に101冊になつた。まづは読んだ本を順に列挙してみよう。
読書数を稼ぐためだけに読まなくて良い本や読む必要が無い本もずいぶんたくさん読んだ。振り返つてみると、読んだ冊数は多いが良書は少ない気がする。これは良いと思へる本といふのは、他人に勧めても良いと思へる本だと思ふ。さういふ観点で良いと思つた本を選ぶとすれば、小説類は個人の好き嫌いの問題なので除外すると、2.平成攘夷論、10.プログラマの数学、36.私の國語敎室、40.パール真論、48.日本語を使いこなす 言葉の実用辞典、53.国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法、99.自らの身は顧みず、こんなところか。10月末に100冊を目指すと決意した時点で57冊だつたから、それ以降に読んだ本はほとんど冊数稼ぎと言つて良いのかもしれない。さて、どんな本を読んでゐるかによつてある程度その人の人格や思想や人間性や嗜好が分かるといふのは本当だらうか。このリストを見て俺がどんな人間か分かるとはとても思へん。色んなジャンルを無節操に読んでゐる。小説を除いても野菜作りとか釣りとか宗教とかFXとか法律とか数学とかコンピュータ系とか社会系とか色々だ。野菜作りは金が尽きた場合に餓死しないために家庭菜園に手を出さうと思つたのだ。去年種子島で祖母が楽しさうに農業をやつてゐるのを見て俺もやつてみたくなつたといふのもある。釣りは趣味だが、種子島で海釣りを堪能するための準備だ。秋に読んだイカ釣りの本は種子島で1匹もイカが釣れなくて悔しかつたから読んだ。FX関連書籍が2冊あるが、去年種子島で叔父がやつてゐるのを見て、どんなものか知らうと思つてネットや本で少し調べてみた。バーチャルFXで遊んだりもしたが真面目にやる気が無く、本で得た知識を全く生かすことなくストップも入れずに放置して笑へるほどの損害を出してやめた。あまり興味が無い。勝てさうな気がしない。法律関係は大学時代の教科書だ。全く興味は無いが折角買つたのに読まないといふ選択は貧乏性の俺にはできない。さういふわけでコツコツ読んでゐる。簿記とか経済学とかも大学時代のやつ。11月12月の冊数を稼がないといけない時期にもこんな小難しい本を読んでゐるのが俺らしくて良い。自分を追ひ詰め過ぎだ。とにかく11月と12月の2ヶ月で40冊以上読まねばならん事態に陥り、時間的な制約がキツ過ぎて他の趣味に手を出すこともできず、本当に読書しかしてゐないやうな2ヶ月だつた。冊数を稼ぐためだけの読書など不毛過ぎる。もう二度とかういふことはしないだらうと思ふ。来年は反動で読書数が激減するかもしれない。しかしこの無謀な濫読地獄で脳が鍛へられたのか、読書速度が上がつたやうな気がする。
家庭菜園についても語らねばなるまい。今年始めた新たな趣味とその無残な結末を。去年病気であと数ヶ月しか生きられない状態の祖母は自分の病気のことを知らされてゐなかつたこともあつてそれまでと同じやうに活動的に生きてゐた。畑仕事もするし海にも行く。本当に短期間で絶対に死ぬやうな病気なのかと疑はしく思ふほどだつた。確実に俺より動き回つてゐた。祖母は農業が好きだつた。去年の日記を読めば分かるが、本当に畑とかに興味があり過ぎる感じだつた。俺もやつてみようかなと思ひ、今年から始めることにした。祖母は結局去年の9月に亡くなつた。それからしばらくして俺は可児に帰つて来た。その後に四十九日の法要があつたのだが、親に頼んで祖母が育ててゐたオクラの種を持つて来て貰つた。4月か5月頃に種を撒く。で、これは悲惨な結末を迎へた。何をどうやつても芽が出なかつたのだ。種が腐つてしまつたのかもしれない。どんなに頑張つても結局芽が出ることはなく、オクラは諦めるしかなかつた。そして同時にやり始めたトマトと獅子唐に専念することになつた。これは何度か犬土偶日記に写真を載せたが、順調に育つてくれた。しかし、やはりこれも悲惨な結末を迎へることになる。収穫時期は夏だ。つまり俺が種子島・屋久島に遊びに行つてゐる期間だ。出発前に少し収穫して食ふことはできたのだが、まだまだこれからといふ時期に種子島へ旅立つた。その間、家の外壁の工事が行はれてゐた。種子島から帰つて来たら工事の際に廃材等を俺の畑の上に積み上げてゐたとかで、畑は無残にも更地になつてゐた。普通トマトが生つてゐる畑に無造作に物を置くか？考へられんな。で、結局帰つて来た時には何も収穫できない事態。来年も何か作らうと思ふ。来年こそオクラを作るぞ。店で売つてゐる殺菌剤が塗られた種なら大丈夫だらう。
今年はパチンコ・パチスロでかなり酷い目に遭つた。種子島へ行くために前半は死ぬ思ひで頑張つたが、中途半端に不運を食らつてずいぶん確率負けしてゐた。確率は万人に平等といふことになつてゐる。しかし俺は常に少し運が悪いところにゐる。人より出ることは少ない。それでもトータルでは勝つてゐるが、運のせゐで不当に少ない勝ち額だ。それでも前半の不運はまだマシな方だつた。種子島から帰つて来てからも旅行気分が抜けずにしばらく休み続けたが、種子島・屋久島で金を使ひ過ぎたので貯金もだいぶ減つてゐた。重い腰を上げて10月から勝負再開したのだが、ここから恐ろしい不運を食らふことになつた。最初のうちはいつもと同じ程度の不運だつたが、後半から怒涛の不運を食らひ始めた。とにかく当たりを引けない。引いても続かない。全然平均にも遠く及ばない。確率通り出たとして計算した値から数十万も足りない。そのうち逆方向に偏ることもあるだらうと思つてゐたが、ますます悪い方へ偏る。こんなに当たらないことがあるのか。過去10年で一番悲惨な勢ひで万札が溶けていく。わざと負けようと思つてもここまで負けることはできないのではないかと思ふほどの不運だつた。1ヶ月半で50万近くほぼストレートで吸ひ込まれた。無回収のクソ負け。毎日毎日7万も8万も吸ひ込まれる。投資額が9万円を超えた日が大量だ。凄まじい勢ひだつた。こんなことが起こるのかと信じられない気持ちだつた。11月は1ヶ月の収支が過去12年ほどのギャンブル生活で最低だつた。まさか最低記録をこんなに軽々と更新するとは思つてゐなかつた。12月は多少回復してきたが、10月11月の不運を埋め合はせるには何ヶ月も必要だらう。傷は深い。こんなこともあるんだな。種銭はかなり多めに用意しておく必要があるかもしれない。最低50万は要ると何度も日記に書いて来たが、今は認識を改めて最低100万は必要だと思つてゐる。今は100万も持つてゐない。いつ死んでもをかしくないほどに追ひ詰められてゐる。その割に何の不安も抱かず毎日楽しさうに生きてゐる自分が誇らしい。金なんか尽きても別にどうといふことは無いよ。何とでもなる。どうにもならなくなつても生きて行くことはできる。そこまで堕ちなければ体験できない種類の人生もあるだらう。色んな状況を楽しめばいい。普通の人生よりは面白さうだとは思はないか？まあ思はないんだらうな。俺は楽しみで仕方が無い。生まれて来た奇跡には心の底から感謝してゐる。この人生は終らせたくない。何百万人殺してでも自分だけは生き延びたい。地球が無くなるまで永久に生き続ける方法を編み出したい。死ぬのはお前だけでいい。
水族館のことにも触れておかねばなるまい。今年は名古屋港水族館のシャチ、クーが死ぬといふ事件があつた。最後に見たのはYUIのライブを見に行つた6月6日。クーは7月頃から体調を崩してゐたらしい。種子島から帰つて来た頃に死んだといふニュースをネットで見た。非常に残念だ。俺は1人で水族館に行くのが好きだ。行動範囲が激烈に狭いので名古屋港水族館以外には滅多に行かない。今年は3月に南知多ビーチランドに行つたのと、9月にがごしま水族館に行つたぐらゐだ。あとは名古屋港水族館のみ。とは言へ、よく考へたら名古屋港水族館も今年は1回しか行つてゐない気がする。年間パスは12月26日までになつてゐるから去年の年末に行つた。それから6月までは行つてゐないと思ふ。夏は種子島に行つてゐたし、種子島から帰つてからは行つてゐない。年間パスは5000円もする。通常入館料が2000円だから最低3回行かないと損だ。俺は損をしたらしい。考へるだけで気が狂ひさうだ。でももうシャチがゐないしな。イルカだけだと物足りない。パフォーマンスプールの下の絨毯が敷かれてゐる広いスペースに寝転がつて音楽を聴きながら読書をしつつシャチやイルカを眺めるのが好きだ。心が和む。また行きたいけどまだ寒いしな。冬の港は寒過ぎるんだよ。でも名古屋港は夏より冬の方が良い。来月にでも行つてみようかな。
あとは何かあつたかな。中学の同窓会があつたか。もう17年も経つてゐるから誰か死んでゐてもをかしくないと思つてゐたが、まだ死人はゐないやうだ。連絡が取れない数人の中にゐたかもしれんけどな。思へば俺は中学の時から何も成長してゐないな。精神年齢が若いんだよ。いつまでも10代のままさ。さて、来年はどんな年になるかな。どんな悲惨なことが起こるかな。死ぬのだけは勘弁して欲しい。まだ死ぬには早過ぎる。もし俺が自殺したなんていふ事件が起きたら自殺に見せかけた殺人だと断言しておく。自分が死ぬくらゐなら人類を絶滅させても良いと思ふ。核ミサイルの発射ボタンを押せ！さもなくば殺す！と言はれれば満面の笑みでボタンを押すよ。ただし俺に2択を迫つたやつも殺す。俺は2択を迫られるのが死ぬほど嫌いなんだ。必ず苦しめて殺す。何か2つ差し出されてどちらが良いかと聞かれたら殺して両方奪ふか殺して両方捨てるか、単に良い方を選ぶかの3つしか無い。高確率で死ぬことになるから俺に2択を迫るのは止めておいた方がいい。
久しぶりに長い日記を書いたな。もうすぐ4時か。いつの間にか年も明けてゐる。さて、ここでまた重大な問題が持ち上がる。鳩吹山へ初日の出を見に行くべきか否か。行きたくなければ行かない、それが正当な理由として認められる2008年は終つた。ああ悩ましい。クソ寒いんだよ。アホみたいに寒いんだよ。待つ時間が長えんだよ。日の出は確か7時8分頃だ。人が多いから6時前には山頂にゐないと良い場所で見れない。待つ間に骨の髄まで冷えるんだよ。3倍くらゐ着込んで行かないと確実に死ぬんだよ。ああ考へるだけで気が狂ひさうだ。でも麓で粗品が貰へるんだぞ。粗品！貧乏人には狂おしいほどに魅力的な言葉ぢやないか。タダで貰へる。今まで貰つたものは鳩吹山の絵が印刷されたタオルとか、入浴剤とか手袋とか。何か年々ショボくなつてゐる気もするが貰へるものは貰ふべきではないかと思ふ。しかし山まで行くのも大変だ。あの粗品の資金はどこから出てゐるんだらう。市民税だらうか。もしさうなら県外から来る登山客にも粗品を配るのはをかしい。まあ税金払つてゐない俺が貰ふのもをかしいんだけどな。ああ、さうか。税金を払つてゐないのに粗品を貰ふといふのは悪だといふのが初日の出を見に行かない正当な理由になり得るか。多少強引でも山へ行かない正当な理由が無ければならぬ。まあこれを逃げ道にできないことはないが、去年行かなかつたから今年は行かねばならんかな。キツいな。天気予報はどうなつてゐるだらうか。まあいいわ。面倒臭い。日記はここで終り。山へ行けば初日の出の写真が日記に載ることになる。お前はウンコ食つて苦しんで死ね。
年が明けて何日か経つてから追記してみる。重要なことを書き忘れてゐた。2008年はSALLYさんが亡くなるといふ重大なことがあつた。Debugの前に俺と椅子タンとCHOSANGとSALLYさんでやつてゐたBeginner's RockはSALLYさんの死によつて永久に封印された。最初、SALLYさんとCHOSANGが2人で活動してゐて、メンバーを探してゐた。CHOSANGと高校が同じだつた椅子タン経由で俺に声が掛かり、Beginner's Rockが結成された。それがなければ俺は今でもバンドなんかやつてゐなかつただらう。バンドをやつたことによつてギターが上達したといふのもあるだらう。ずつと1人だつたら今ほど弾けなかつたかもしれない。BRが無ければBRのサイトを作ることもなく、Webプログラミングの技術も今より未熟だつたかもしれない。それらの時間が空く分だけ他の趣味を見つけてゐたかもしれない。BRに参加しなければ当然Debugも無く、BELLの常連さん等のバンド関係の知り合ひもできなかつた。犬土偶日記も存在しなかつただらう。昔のやうに自分のサイトの掲示板に無駄に長文でくだらないことを書き続けてゐたかもしれない。そちらの方でまた別の方向に展開して行つたかもしれない。何にしても確実にBRによつて俺の人生は変はつた。SALLYさんが病気にならなければまだBRをやつてゐただらうか。もしBRが続いてゐたらAge君との出会ひも無いか。もしBRが続いてゐたらどんな曲をやつてゐただらうか。この先何が起こるかわからない。次に死ぬのは俺かもしれない。なるやうにしかならない。何が起こらうと死ぬまでただ生きて行くしかない。
| 公開日時 | 2009年01月01日 03時57分11秒 |
|---|---|
| 最終更新日 | 2009年01月05日 03時09分58秒 (更新回数： 4) |
| 本文文字数 | 22455文字 (タグ込み) |
| URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20081231 |
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