海の近くに住みたい
公開日時: 不明
朝10時頃、携帯の音で目が覚めた。またアラームが鳴つたんだと思つた。寝ぼけて放置してゐたが、アラームなどセットしてゐなかつたことに気付いて飛び起きた。誰かから電話が来てゐた。知らない番号から掛かつて来てゐたが、非通知ではなかつたので出ようと思つた。一瞬どのボタンを押すのか迷つてゐたら切れてしまつた。その直後に家の電話が鳴つた。タイミング的にたぶん俺の携帯に掛けてきた人だらう。でも誰だか分からない。最近までバンドメンバーのCHOSANGの電話番号すら知らなかつたし、今でもAge君の番号も知らないぐらゐなので、知らない番号でも知つてゐる人かもしれない。電話には叔母が出た。誰だか分からない様子でしばらく話してゐたやうだが、俺に掛けて来た電話だと気付いたやうだ。出てみたらダイビングショップの人だつた。可児を出る前にメールを送つておいたのだ。9月初め頃まで種子島にゐるのでその間にダイビングをやりたいと。最近になつてそろそろどうですかとメールが来てゐたので14〜16日以外ならこちらはいつでも良いが、いつが都合が良いかと返信しておいた。で、明日の午前しか空いてゐないやうだ。観光客の少ない種子島でも夏休みは多いんだらう。明日の午前に行くことにした。浦田海水浴場の近くまで行かねばならん。結構遠いがバイクでのんびり景色を楽しみながら行かうと思ふ。でも朝9時に来てくれと言ふ。かなり不安。朝起きれないかもしれない。
叔母達はどこかに出掛けてしまつて俺1人で留守番。今日は13時半頃の船で叔父と従弟が戻つて来る。それよりもずいぶん早い時間に出て行つた。他の用事もあるんだらう。叔父達を港に迎へに行つてすぐ帰つて来るとしても14時までは誰もゐないことになる。その間にも客は来るんだらうな。
電話が掛かつて来た。知らないお婆さんから。誰?と聞くので何と答へたものかと思案してゐたら叔父かと聞くので違ふと答えておいた。他に誰もゐないのかと聞かれたのでゐないと答へたら、「ぢやあ良か」と言はれて切れた。俺では話にならんといふことだらう。しばらくしてまた同じ人から電話が来た。14時頃に帰つて来ると思ふと言つたら、帰つて来たら○○の民宿に電話するやうに言つてくれと頼まれた。どこの民宿か知らんが伝へるだけならできる。
猫の罠を作り直すことにした。外側から押せば開くドアをつけてあつた。中からは引つ掛かつて開かない。でもダンボールだから隙間から強引に押せば脱出できたらしい。それで二度もエサだけ取られてゐる。今度こそ猫を捕獲してみせる。中からは開かないはずだと思つてゐたのに開くらしいので、猫が思ひ付くあらゆる方法を潰して行くことにした。まづは旧式の罠の写真を載せよう。我ながらショボいと思ふ。バカな猫だと思つて甘く見てゐた。
罠を作つてゐる途中に客が来た。全然知らない人だつた。息子さんか?と聞くので違ふと答へた。誰の息子かと聞かれたのか分からんがたぶん祖母の息子かと聞かれたのだらう。違ふと答へたのだが、何故か肯定と捉へたらしく、俺のことを叔父だと思つたやうだ。まあ良いだらう。祖母の初盆のお供へ物を貰つてお礼を言つておいた。家の下の納骨堂に祖母がゐるのかとも聞かれた。それは下に住んでるお婆さんのところのやつだと答へておいたが違ふかもしれない。よく分からない。
新しい罠は内側から手を引つ掛けてドアを動かす可能性を潰すところから始めた。隙間を丹念に潰す。そして、エサまでの距離を増やしてみた。一番奥に入れてゐても全身箱に入らずに手を伸ばしてエサを取れる可能性があるので、全身入らなければ絶対にエサに到達できないやうにした。全身入らずにエサを取れたらドアを完全に閉めないままでバックして脱出できる。それを防ぐのだ。完全に全身入るやうに迷路状にした。これで完璧だらう。
罠を仕掛けて少しして早速猫が罠に寄つて来た。家の中で物音一つ立てずにゐたので俺には気付かなかつたやうだ。間近で動画撮影。でも猫が攻撃してゐる穴は入り口ではないのだ。実に惜しい。入り口の反対側の臭ひを外に出す穴だ。俺がエサを取られてゐないか確認するための穴でもある。入り口は逆だ。早く入り口を発見しろ。そこまでバカぢやないだらう?頼むから罠に掛かつてくれ。野良猫がショボい罠に嵌るところを見てけたたましく爆笑したい。そして鼻にムヒを塗りたい。でも一向に罠に入る気配は無い。覗き穴を食ひ破つて突入しさうな勢ひだ。これは罠の向きが悪かつたな。入り口の反対側は壁につけておくべきだつた。一旦猫を追ひ払つて罠の向きを変へることにした。
叔母達が帰つて来た。叔父と従弟も来た。また人数が増えた。民宿からの電話のことを伝へたら、民宿といふのは坂の下の店のことだつたらしい。鯖をくれるといふので叔母が貰ひに行つた。今度は坂の下のお婆さんから電話があつて、もう1人の叔母が秋刀魚を貰つて来た。魚三昧。食ひ切れるんだらうか。叔父は裏の畑から提灯を飾るための竹を切つて来た。
従弟が本を猛烈に音読する。何が面白いのか分からんが俺に読んで聞かせようとする。俺に読んで欲しいならそこら辺に適当に置いといてくれれば30分ほどで勝手に読むよ。俺に何を求めてるんだらう。読みたければ一人で読めば良いのに。でも子供にそんなこと言ふわけにも行かず、大人しく相槌を打ちながら聞いてゐた。どこかの育児ブログを本にしたやつらしい。正直あまり面白くないのだが、従弟には面白いらしい。漢字の読み方を間違へてゐるよと教へるのも面倒でただただ聞いてゐるだけ。話題の切れ目を狙つてハエを追ひかけて逃げてみてもついて来る。俺に何を求めてゐるんだらう。本の最後の方だつたから、まああと少し我慢すれば終るだらうと思つて諦めて聞いてゐたのだが、最後まで行つたらまた最初の方のページを開いて読み始めた。勘弁してくれ。
叔父はお供へ物を貰つた人にお礼の電話をすべく電話帳で電話番号を調べたりしてゐた。凄い数だから電話するだけでも大変だ。誰だか分からん人も多いやうで、電話帳で調べるだけでも大変さうだ。飯の前に適当に電話してゐた。
猫の罠を見たら猛烈に蟻が集つてゐた。俺が種子島に来てしばらくして蟻が突然ゐなくなつてゐたのだが、また大量に発生してきた。何故一時的にゐなくなつてゐたのか分からなかつたが、予想では雨が降らなくて渇いて死んでゐたんだらうと思ふ。最近雨が降つて急激に増えてきたやうな気がする。猫を捕るための罠に仕掛けたエサのキビナゴが猛烈に蟻に襲はれて大変なことになつてゐた。肝心の猫は掛からない。このまま放置すると明日には大変なことになる。仕方が無いので蓋を開けて蟻を全部箱から出したり殺したりして、またキビナゴをセロテープで固定した。近くにゐた蟻は殺虫剤で念入りに殺しておいた。絶滅させねばならん。俺の邪魔をするな。猫の罠は違ふ場所に仕掛け直した。
焼酎を飲み回す毎日。最近は奄美の黒糖焼酎ばかり飲んでゐたが、今日は久しぶりに種子島の芋焼酎も飲んだ。奄美のじょうごといふ焼酎が美味いのだが、どうも何か味を付けてあるやうな気がする。メロンみたいな風味があるのだ。自然の味なんだらうか。
明日は8時には家を出ないと9時に国上まで辿り着けない。従弟のバイクはリミッターが付いてゐて50km/hしか出ない。7時に起きるのが良いだらう。でも起きれる自信が無い。一応目覚まし時計と携帯のアラームをセットしてある。
明日は親が来る。ハエと便所蜂の死骸は間違ひなく捨てられるだらう。それを思ひ出し、今急いで撮影してみたのだが、暗いので上手く写らない。それでもこれが最後の機会かもしれないので必死に撮影しておいた。明日の朝撮影できる機会があればまた撮影しよう。ハエ写真のUPは明日にする。万が一親に捨てられないといふ奇跡が起きればもつと溜めてからUPするかもしれない。誰も見たくないだらうが、俺が載せたいのだから誰にも文句は言はせない。嫌ならこんな日記読むのやめろ。
公開日時 | 不明 |
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本文文字数 | 5459文字 (タグ込み) |
URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20080811 |
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