海の近くに住みたい
公開日時： 不明
昨日は1人で結構長い時間海水浴を楽しんだので相当疲労してゐたと思ふ。だから早く眠れるはずだつた。しかし眠れない。アホみたいに眠れない。4時過ぎまで眠れずに苦しんでゐた。外が明るくなり始める頃まで起きてゐた。いつ寝たのかは分からない。夜中に台所の周囲でガタガタと何かの音が鳴つてゐた。鯖の残骸を置いてハエをおびき寄せるつもりだが、今回は猫にやられないやうに細心の注意を払つてゐる。夜中にクソ猫が頑張つて進入しようとしてゐたんだらう。バカめ。すぐ近くにエサがあるのに食へない気分はどうかね？アーッヒャッヒャッヒャッヒャヒャヒャッヒャ！！飢ゑて苦しめ。起きたのは11時。意外と早く起きれた。4時に寝て11時に起きれるなら毎日4時に寝るか。早朝に釣りに行つてから寝ても良いかもしれん。
昼前に起きて布団を干した。今日も異様に天気が良い。水着や靴も干す。外を探し回つたが、何故か今日は蟻が全くゐない。蟻の巣コロリが効いたとは思へん。急激にゐなくなつたのが不気味だ。何かの前触れか？大地震とか来るんぢやないだらうな。
素晴らしい笑顔でハエ叩きを持つて台所へ。昨日仕掛けた生臭い鯖で大量のハエが来てゐるはずだ。しかし！何故かゐない。鯖でも来ないのか。生魚が要るのか？何だこの圧倒的な失望感は。何のためにこんなに頑張つたのか。報はれん。下の海で雑魚を釣つて死骸を置くしかないか。でもクソ猫が来るとウザいしな。難しいところだ。何気無く玄関の方へ向かつて歩いたら猫が家の中から外へ走り去つた。また入り込んでゐたか。罠を仕掛けて捕まへる必要があるな。鼻にムヒを擦り込まねばならん。
今日は西之表港に行く。トッピー乗り場の奥に公園ができてゐるはずだ。去年は立入禁止だつたが、今年はもう入れるはず。甲女川の釣り場や付近の漁港等も下見しておきたい。西之表港ならAIR-EDGEの範囲内だらうと思ふのでノートPCも一応持つて行く。リュックにPCを入れてバイクで国道58号を北上。ガソリンが高いので車には乗らない。種子島はドラクエの世界に似てゐる。荒野に集落がポツポツと独立して存在してゐる。道路で繋がつてゐるが、町同士が繋がつてゐる感じではない。可児周辺では美濃加茂も犬山も行政上の区画で別の町になつてゐるだけでずつと住宅地や商業地で繋がつてゐる。たまに山などがあつてもそれを囲むやうに町が存在し、町の中を伝つて名古屋まででも行ける。でも種子島は牧川の集落を抜けたら深川まで何も無い。深川を抜けたら住吉まで何も無い。住吉を抜けたら能野まで何も無い。ラダトーム城を出てガライの町に行くやうな感覚だ。昨日泳いだよきの海水浴場を越え、石寺、下西と抜けて鴨女町へ。海沿ひにトッピー乗り場の方へ向かふ。甲女川の河口付近に車を停める場所があるかどうかも一応見ておく。トッピー乗り場の奥の駐車場のさらに奥へ行き、原付を停めた。ここまで入り込んで来たのは初めてだ。去年は入れなかつた。
トッピー乗り場の奥に三角形の埋立地がある。去年も飛行機から見えてゐたが、そこが公園になつてゐる。小さい灯台や意味不明な石像がある。屋根付きの小さい休憩所みたいなのがいくつかある。休憩所でノートPCの電源を入れ、AIR-EDGEで接続を試みる。無事に繋がつた。町の方に出てくると種子島でも結構繋がるもんだな。メールを受信したり日記を更新したり色々とサイトを見たりする。
B'zの20周年ベストアルバムのファン投票による収録曲が決定したらしい。6月に出たULTRA PleasureはライブDVD付きのやつとCDのみの2バージョンあつた。ファンはDVD付きのバージョンを買へば良いだけだつた。9月発売のULTRA Treasureは2CD+DVDと3CDの2バージョンあるらしい。DVD付きの方のCDは投票の30曲に新曲「グローリーデイズ」が入つた31曲。CDのみの方はその31曲の2枚CDに新曲「いつかまたここで」のCDが付いて3枚で32曲。ふざけんなボケ。2CDの方に「いつかまたここで」も入れれば良いだらうが。2CD+DVDと2CDのみの2バージョンで良い。さうするとCDのみのバージョンが全く売れないのは分かる。ならばDVD付きのバージョンのみ出せば良いのだが、無理して2バージョン出してマニアに両方買はせ、利益倍増を狙ふ悪質商法なのだらう。かういふのは売れない歌手がやる卑劣な商法だ。エ○ベックスぢやねえんだからやめろよ。SPLASH！のシングルの時もやりやがつたよな。ああ鬱陶しい。買へば良いんだらう？「いつかまたここで」1曲のためだけに3200円払へば良いんだらう？31曲の2枚組CDがダブつてゴミ同然になるが誇らしげにラックに飾つておけば良いんだらう？猛烈に萎えるわ。ファンに対する裏切りだよな。恩を仇で返すやうな極悪非道。最近音楽業界が不振でレコード会社が儲かつてないとかそんなことは知つたことではない。B'zの2人が積極的に提案した商法ではないだらうと思ふ。満面の笑みでこれを思ひついたレコード会社の人間には憎しみしか感じない。ウンコ漏らして苦しんで死んでも可哀想とも思はん。3200円あれば3週間は余裕で食つて行けるが、レギュラーボーナスが運悪く2回ほど足りなかつたと思つて我慢してやるわ。消費者は人として扱はれない。搾取されるだけだ。嫌なら買はなければ良いのだが、ファンにその選択ができないことも向うは知り尽くしてゐる。だから悪質だと言ふのだ。買へばいいんだらう？買ふよ。でもかういふ売り方をすれば消費者の恨みを買つていつか酷い目に遭ふぞ。目先の利益ばかり追求すると自分の首を絞めることになる。
埠頭から恐る恐る海を見下ろす。落ちたら這ひ上がれないから怖い。何と小さいイカが群れで泳いでゐる。まだ5cmにも満たない感じだ。奥の方で釣りをしてゐる人がゐたので見てゐたら、必死に竿をシャクつてゐた。もしかしてエギでやつてるのか？今の時期イカ釣れるのか？しばらく様子を見てゐたら、やはりエギでやつてゐた。しかも4号クラスの巨大なエギで。今の時期にそんな大物のイカが釣れるのか？アオリイカのシーズンは終つたよな。もしかして俺は勘違ひしてゐたのか？アオリイカは1年しか生きないと思ひ込んでゐたがもしかして何年も生きるのか？春から梅雨前ぐらゐに産卵して大物は全部死んで今は卵から孵つたばかりの極小サイズしかゐないと思つてゐたが何年も生きるなら今でも釣れることになる。しばらく見てゐたが俺が見てゐる間には1匹も釣れなかつた。至る所で小さいイカの群れを見たが大きいのは影すら見えない。去年は8月10日前後に牧川港で15〜20cmほどのイカを見た。やはり今は大物はゐないのではないかと思ふ。あの釣り人は練習をしてゐたのかもしれない。いや、何年も生きるのかもしれんな。今度調べてみるか。ところで、アオリイカのアオリつて何？「煽り」なのか？それならアフリイカと書かねばならん。地方名のミズイカもたぶん水イカなのでミヅイカと書かねばならんのだらう。この日記ではいつからか正かな遣ひで書いてゐるが、中途半端に現代仮名遣ひも混じつてゐる。まあ果てしなくどうでも良い。
イカ以外にも魚がたくさんゐた。相変はらず熱帯魚みたいなのが多いが、黒いのもゐる。黒いのはもしかしてメジナだらうか。かなりの速さで銀色の魚の群れが泳ぎ去つたのも見た。あれはたぶんメッキだらう。色々ゐるな。たぶんこんなデカい港ならアジやイワシの回遊もあるだらう。いつかここでも釣りをしようと思ふ。
帰りに食料を買つていくことにした。甲女川を少し遡つたところに新しく店ができてゐるはずだ。去年は工事中だつたが、俺が滞在してゐた時に既に従業員を募集してゐるやうなことを言つてゐた。だいわができるとか。行つてみたら結構デカい建物だつた。1階建てだが結構広い。BEST電機とTSUTAYAとだいわとミドリ薬品が並んでゐる。TSUTAYAには本も売つてゐるやうだ。取り敢へずだいわで食料を買ふことにした。何故か腹が減つて仕方が無い。異様に腹が減つた。昨日の海水浴でずいぶんエネルギーを消費したが、今頃になつて猛烈な空腹に襲はれる。色々買ひ込んで凄い量になつた。シートの中に入り切らず、前の籠にも荷物を入れる羽目になつた。おかげでTSUTAYAの中を見ることはできなかつた。外に置いて店に入つて食料を盗まれたら死ぬしかない。だいわで食料を買ふ前にTSUTAYAに入るべきだつた。
それはまあ良いのだが、だいわで今さら思ひ知らされたことがある。種子島人の赤味噌に対する怨念とでも言はうか。いや、恐怖だらうか。白味噌に対する猛烈な愛情かもしれない。理解し難いのだが、赤味噌の味噌汁が手に入らない。膨大な種類のインスタント味噌汁が売られてゐるのだが、ただの1つも赤味噌が無い。あさげとゆうげはあるのにひるげが無い。どこをどう探しても赤のインスタント味噌汁が無い。凄まじい排他性だ。ここで断言しておく。味噌汁は赤が一番美味い。これは俺が赤が好きだから言ふのではない。純粋に客観的に判断して赤が最強なのは間違ひない。個人の好き嫌いの誤差のレベルを遥かに超越して圧倒的に確実に赤が最強の座に君臨する。俺も別に白が嫌いなわけではない。しかし同じやうな値段で手に入るのにわざわざ美味くない白を食ふ理由が分からない。普通に赤を食へば良いではないか。何故そこまで頑なに赤を拒むのか。店に赤を置かないのは店の偉い奴が赤を拒絶してゐるのか、それとも単純に売れないからなのか。去年俺は荷物に赤味噌を入れて種子島に来た。祖母が俺に気を使つて一度赤味噌で味噌汁を作つたことがある。しかし吸ひ物のやうに激烈に薄い汁を作つてゐた。極力赤味噌を使はずに作らうといふ感じだ。当然味が全く無い。そこでどうしたかといふと、普通は味噌を増量して味を付けるはずなのだが祖母は何と甘い醤油をドバドバ入れて味を付けようとしてゐた。それは味噌汁ではなく醤油汁だ。それを見た叔母が絶叫して間一髪食ひ止めたが、あれには驚いた。そこまで赤味噌を避けるか。単に祖母が赤味噌の良さを理解できないだけだと思つてゐた。長年食つて来た物以外は「美味うなか」と言つて食はなかつた。祖母には物凄く偏つた好き嫌いがあつた。だからただ単に祖母が赤味噌嫌いなだけだと思つてゐた。しかしどうやら種子島人全体的に強烈な赤味噌嫌いの傾向があるやうだ。4万人も島民がゐるのだから、中には赤が好きな人もゐるはずだ。島外から来て住み着いてゐるサーファー等もゐる。赤味噌を食ふ人間もゐるはずだ。それなのに店に売つてゐない。凄まじい情念を感じる。恐らく分かつてゐるのだらう。赤が最強であることを。赤の美味さを島民が知つてしまへば白が駆逐されてしまふ可能性がある。長い歴史を持つ郷土の食文化が消滅する危険性がある。だから赤を拒む。郷に入つては郷に従へと言ふ。俺も赤味噌で種子島の白味噌を絶滅させる方向へエネルギーを注ぐ気は無い。島滞在中は大して美味くない白を島の味として受け入れよう。帰れば赤味噌などいくらでも食へる。赤味噌が最強とは言つても具や料理によつては必ずしも最強ではない。白も赤に勝てる場面がある。例へばナガラメの味噌焼きだ。あれは赤味噌では絶対にダメだ。適材適所。味噌汁を赤で食はないのは勿体無いが、まあしばらく我慢しよう。インスタント味噌汁はあさげ（合はせ）で妥協した。ちなみに種子島で生まれ育つたうちの親は今ではすつかり赤派だ。去年種子島に来た時に白はクソ不味いと言つてゐた。子供の頃あんなの毎日食つてたのが信じられんみたいにボロクソ言つてゐた。元種子島人ですら赤の良さに簡単に目覚める。種子島人は赤味噌を恐れてゐるのではないか？ちなみに、単に赤味噌が売り切れてゐただけといふ可能性は無い。商品陳列のレイアウトからして赤の入り込む隙間は皆無だつた。東海地方の人間に味噌を語らせると怖いぞ。味噌なんかどうでもいいし白でも普通に余裕で食へるなんて言つてゐる東海人でも酒飲ませて味噌について語り合つてみると他の地方の人間には考へられないほど味噌に対する深い拘りを持つてゐたりするから危ない。公然と赤を侮辱すれば命は無いものと思へ。
そのまま県道76号線を古田方面へ向かつて帰らうと思つてゐたのだが、少し山に入つた瞬間に猛烈に雨が降り始めた。これは拙い。山へ入ればますます雨が酷くなりさうな気がした。なのでUターン。甲女川の河口までは戻らず途中の分かれ道を南へ。標識によると石寺へ抜けるやうだ。よきの海水浴場の北端から先の辺り、サムズや安いガソリンスタンドがある辺りだらう。少し進んだら雨も止み、恐ろしく晴れてゐた。よきの海水浴場の北端の、甘藷何とかの碑のところから出て来た。そのまま国道58号を南下して帰宅。
早速飯だ。異様に腹が減つた。気が狂ひさうなほど腹が減つた。飯を食つて満腹になつたら急激に疲れが出て動けなくなつた。食器も洗はずに寝てしまひさうな感じだつた。焼酎を舐め回してテレビをボーッと眺めてゐたら親から電話が掛かつて来た。8月5日に従弟が行くから空港まで迎へに行つて欲しいと。6日に来る叔母の息子でバイクの持ち主。朝の飛行機だつたら俺が起きれないから無理だが、夕方の飛行機で来るらしいので大丈夫だらう。いつか分からないが叔父も来るので迎へに行くことになる。親や一番下の叔母は12日だつたか？その頃までに叔父が来てゐれば俺は迎へに行かない。猫の叔母は来るのか来ないのかよく分からん。もうすぐ人が大量に来るんだな。1人で滞在してゐる間に色々やつておかねばならんな。大勢ゐたら車もバイクも自由に使へなくなりさうだし。早いうちに釣りとか観光とか済ませておかねば。あまりダラダラ過ごしてゐると去年と同じやうなことになる。でも人が多くなればハエも増える。ハエを殺しまくるぞ。しかし、ハエの死骸を溜めて積み上げたりするのは絶対不可能だらう。確実に親に捨てられる自信がある。丼いつぱいのハエの死骸とか想像するだけで震へるよな。見てみたいと思はんか？まあ思はないんだらうな。そもそも親が来る前にバイクの叔母に速攻で捨てられる気がするわ。今の時点で結構死骸が溜まつてそこに細かいウジが涌いてゐるのだが、ここでハエを増やすべきか殺虫剤でここのウジは殺しておくべきか迷ふところだ。放置すれば折角の獲物がウジに食ひ尽くされてしまふ。でも養殖すれば結果的に死骸を増やせるかもしれない。お前ら何をそんなに怯えてるんだ？俺が本気でそんなことばかり考へてゐるとでも思つてゐるのか？・・・本気だよ。アーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ！
今日だいわで無理して某社のトマトジュースと野菜ジュースを買つて来たのだが、驚くべき変化があつた。値上げは原油高騰とかもあつてまあ仕方が無いだらうと思ふ。しかし質を下げるのは許されるのか？明らかに薄い。今まで散々飲んできたものだから一寸の変化もすぐに気付く。明らかに薄い。味も薄いし粘度も低い。明らかに野菜の使用量が減つて水が増えてゐる。体調によつて味覚の調子も変はるだらうが、これは明らかに違ふ。飲んで一瞬で気付くほどの変化だ。錯覚？いや違ふね。これは違ふ。もつと値段上げても我慢するから質は下げないでくれ。まあこれ以上値上げしたら買ふ気にはならんけど。
風呂に巨大なムカデがゐた。当然熱湯で焼き殺した。シャワーのお湯は異常に熱いので簡単に焼き殺せる。注意しないと人間も簡単に火傷する。ムカデはパンパンに腫れ上がつて分厚くなつてゐた。蜘蛛も焼き殺した。今日はハエを2匹屠つた。蜘蛛は何匹屠つただらうか。ハエを殺したいのにハエはほとんどゐない。蜘蛛が異様にたくさんゐる。毎日毎日蜘蛛ばかりアホみたいに殺してゐる。もしかしてハエがゐないのは蜘蛛に食はれてゐるからなのか？それならばまづは蜘蛛を絶滅させる必要がある。ハエを食つてくれるなら益虫だなどと言ふやつもゐるかもしれない。だが俺がハエを殺したい。邪魔はさせん。
毎日適当なことばかり書いてゐるな。たまに犬土偶日記を大真面目に読んで本気にする奴がゐるらしい。アホだよな。テレビも新聞も本も教科書も大学の偉い奴もネットもほとんど嘘ばかりの世界で犬土偶日記を本気に受け取るなんてどんな人生を送つてるんだらう。さういふ奴は簡単にオレオレ詐欺に引つ掛かるんだらうな。まあ犬土偶日記は120％本気だけどな。
| 公開日時 | 不明 |
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| 本文文字数 | 8942文字 (タグ込み) |
| URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20080726 |
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