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犬土偶日記

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話題:ライブ鑑賞

2008年02月08日

B'z LIVE-GYM 2008 "ACTION"@長良川国際会議場

公開日時: 不明

今日はB'zライブの日。だからパチ屋へは行かない。午後まで打つこともできなくはないが、さういふ日に限つて連荘が終らなくなつて大損する可能性があるし、そもそもスロの疲労を引き摺つたままライブに行きたくない。会場は長良川国際ホール。毎回ツアー前にShowcaseといふ小さいライブをやる。狭いライブハウスでやるんだが、それは運良くどこでやるか新聞等で知つて奇跡的にチケットが取れた人しか見れない。事前にFCでもWebサイトでも一切告知しないのでどこでやるのかも分からない。それはまあライブの予行演習的なもので、ツアーはツアーでしつかりとやるんだが、ここ数年は狭い会場から少しづつ広い会場へといふ構成になつてゐて、ホール公演、アリーナ公演、ドーム公演と分かれてゐる。今年はドーム無しでスタジアム公演のPleasureが最後にある。Pleasureは過去の名曲をメインにやるツアー。ホールとアリーナはアルバムの曲がメイン。基本的に内容は同じだが、曲は結構変はることがあるらしい。当然広い会場では花火も上がるし演出も激しい。狭い場所は照明以外の演出が一切無く純粋にバンド演奏のみのライブ。ホール公演は一部の例外を除いてFC会員しかチケットを取れない。FC会員の中でも抽選で外れたら無理。恐ろしい激戦で、当たればラッキーみたいな感じで一応申し込むが、最初から当たる気がしてゐないので全く期待すらしてゐない。しかし今年は運の悪いこの俺がホール公演に当選するといふあり得ない奇跡が起き、かうして長良川国際会議場といふ狭い会場でB'zのライブを見れることになつた。今回は椅子タンと行く。いつもはゆっきーと行つてゐるが、ずいぶん前にどこか遠くへ転勤するみたいなことをmixi日記で見た。今どこにゐるんだらう。まあmixiやらメールやらで連絡取れないこともないが、遠くに住んでるのをわざわざ呼ぶのも気が引ける。とは言へ、ゆっきーは昔日本全国どこでもライブを見に遠征しまくつてゐた。国内なら今でも苦にならんかもしれんな。豊田スタジアムか日本ガイシホールでチケット取れたら声掛けてみようか。B'zの2006年のMONSTER'S GARAGE以来会つてゐない。

最初は電車で行かうかといふやうな話もしてゐたが、調べてみるとあの辺りには電車など走つてゐない。岐阜駅からバスが出てゐるが、これは全力で却下。俺も椅子タンも岐阜のバスに乗れる自信が無い。あれは無理。激しく地元の人間で完璧に知り尽くしてゐないと乗れないだらう。どのバスに乗れば良いのか全く分からんよ。岐阜駅前にバス乗り場があるんだが、20箇所以上も乗り場があつて目的地や路線も異常に多く、どこでどれに乗れば目的地に辿り着けるのか全く分からないのだ。バスも乗れんのかと嘲笑されさうだが、あれはバス会社が不親切過ぎる。標識とか見ても全く分からん。昔岐阜市民会館でTHE HIGH-LOWSのライブを見た時に岐阜駅からバスで行くつもりで岐阜駅まで名鉄で行つたが、どうにもバスの乗り方が分からず、仕方が無いから案内所で聞いたのだが、聞いても分からないといふ悲劇的な状況に陥り、結局完璧に諦めて市民会館まで歩くといふ素晴らしい経験をした。椅子タンも過去に岐阜のバスで相当苦しんだことがあるらしい。で、電車で長良川国際会議場に行くとバスに乗らねばならんと判明した途端に2人とも力強くその手段を却下。普通に椅子タンの車で行くことになつた。俺は詳しい場所は知らん。昔SEX MACHINEGUNSのライブで行つたことがあるが、その時も俺はただ車に乗つてゐただけだからよく分からん。岐阜城がある金華山の長良川対岸付近だといふことしか分からない。道もよく知らん。一応地図で調べた。国道21号を西へ向かふ感じでOKだらう。距離的には可児から30kmぐらゐらしい。国道を真つ直ぐ行くだけだから時速60kmで30分。まあ信号とか渋滞とか色々あるかもしれんが、18時半開演の18時開場だから、16時半頃に家を出れば17時半には着けると思つた。駐車場が見つからないとか、さういふ狙はれ方をするかもしれないので少し早めに行くのが良い。時間が余つたら開演前にグッズを買へば良い。色々考へても16時半に家を出るので良いだらうと思つた。何日か前に、16時半頃に家を出ようと椅子タンにメールを送つておいた。これが予想外に危ない時間設定だつた。

指定した通り、16時半に椅子タンが来た。俺は昨日のスロ地獄の疲労が激しく、15時半まで寝てゐたので起きたばかりだつた。何か忘れ物をしてゐるやうな気がして落ち着かなかつたが、財布とチケットだけで良いはずだから大丈夫だ。でも何か忘れたやうな気がして猛烈に不安だ。そのまま会場に向かふのではなく、まづは椅子タンの嫁の家の畑で取れた大根を椅子タンの親の家に持つて行くことになつた。まあ時間はずいぶん余裕を持たせてあるから大丈夫だ。と、その時は甘く考へてゐた。無事に野菜を届け、鵜沼から岐阜方面へ向かふ。

途中ガソリンスタンドに入つた。ガソリンを入れてからスタンドの便所に行き、椅子タンが車に戻つて来る時、隣に停まつてゐた黒い四角いDQN風の車(ナンバーは8888でバカ丸出し)に乗つた奴が降りてフラフラと近づいて来た。車に乗つて、さあ出掛けよう!と思つたらその頭の悪さうなDQNが運転席の窓に近づいて来て何か言ふ。窓を開けてみたら「何ジロジロ見とんぢや!」とか言つて来た。頭がをかしいのか。狙はれてるから運悪くカスみたいなのに目を付けられる。「見てないよ」と椅子タンが答へたら「何でタメ口なんだ」とか怒り狂ひながら因縁つけて来た。完璧に気違ひだな。当たり前だらう。ゴミみたいな奴に敬語なんか使ふわけがない。本来ならば猛然と見下しながら侮蔑に満ちた言葉を吐きかけないといけないところだが椅子タンが寛大だから普通の言葉遣ひだつた。まともに相手して貰へるだけでも涙を流して感謝すべきなのに何を怒つてゐるのだらう。分を弁へろカスが。かういふカスは積極的に殺さねばならん。生かしておく理由は無いし、むしろ特別な理由も無く生かしておくことは犯罪的に悪だ。殺す必要がある。でも法律がクソ過ぎる。ああいふゴミみたいな奴も法律用語で言ふところの「人」であるから、殺せば199条に引つ掛かる。まともな人間の良識と照らして考へれば、ああいふカスを残虐な方法で苦しめて殺しても褒められこそすれ非難されたり刑罰を受けるのは明らかにをかしい。ダニのウンコの中に住んでる線虫ほどの価値も無い命だ。まともな人間なら屠ることに何の罪悪感も感じないだらう。汚い物に触れる嫌悪感はあるにしても、命を奪ふ罪悪感などは感じやうが無いし、かういふクソを殺すことを責める人間は確実に頭がをかしい。まともな人間なら全面的に同意できるはずだ。命の価値は平等だとか真顔で言つたり、無駄に人権なるものを崇めたりするバカがゐるから世の中がをかしくなる。かういふカスは積極的に屠らねばならん。法律の不備により合法的にかういふカスを殺せず、善良とまでは行かなくても普通に生きてる一般人の俺達がゴミを生かしたまま放置するといふ罪悪感に苛まれねばらんのはあまりにも理不尽だ。今日はB'zのライブがあつて余計な面倒ごとに関はるわけにもいかないといふ私的な理由でゴミを生かしたまま去らねばならんといふことにも良心の呵責があるが、取り敢へず歯を食ひ縛つて行くしか無いだらう。ゴミから逃げてるやうに見えるのが癪だが、まあ仕方が無い。車に乗つてゐる人間が車から降りてゐるゴミを放置して去るのは余裕だ。椅子タンはタメ口云々と言はれた瞬間に相手にするのをやめて窓を閉めて勢ひ良く発進した。ゴミがデカい声で何か叫びながら車に猛烈に蹴りを入れて来た。刑法さへまともにできてゐたらここで轢き殺して死体を放置して行くところだが、現行の刑法では理不尽に罰せられるので殺せない。誰も見てゐない場所ならできるが、ガソリンスタンドは防犯カメラ等もあるだらう。それに椅子タンは家庭があるから誰も見てなくても発覚する恐怖から殺すことはできないかもしれない。つくづく法律の未熟さがウザい。俺1人で車に乗つてゐて誰も見てゐない場所だつたら確実に殺してゐる。ゴミを始末しなかつた罪悪感を感じるぐらゐなら誇りに満ちた圧倒的正義の殺人が発覚して理不尽な罰を受ける可能性に憤りを感じながら警察が来るのに怯える方が遥かにマシだ。海水浴に行つてゴミを海に捨てて帰るといふのはまともな人間なら相当な罪悪感があるだらう。それと同じやうなものだ。ゴミの命に価値を認めるな。屈辱を味ははせてから殺せ。恐怖と後悔に満ちた謝罪と命乞ひを出させるまで苦痛を与へ、最後に嘲笑しながら絶対に命乞ひが受け入れられない絶望を味ははせて殺せ。ゴミが人様より偉さうにするんぢやねえ。ああいふゴミを人前で残虐に殺しても全ての人から当然に賞賛されるやうな健全な世の中になつて欲しいものだ。これは犬土偶日記だから適当に書いてゐるわけではない。心の底から本気。むしろ人として当然過ぎる思考だから逆に犬土偶日記らしくないと感じるかもな。何とかならんか?俺の原付の空気を抜いたバカ、CHOSANGの車を盗まうとしたバカ、椅子タンに因縁つけて車に蹴り入れてきたバカ。全部殺すべきカスだ。かういふ奴らが生きてゐることを絶対に許すべきではない。生きてゐて良い理由が何一つ無い。

予想を遥かに超えた渋滞。岐阜方面はこの時間帯は混雑するらしい。帰宅ラッシュだらうか。全く予想してゐなかつた。普通にほとんど止まることなく走り続けられると思つてゐたが、止まつてゐることの方が多い。国道21号からは無理。トンネルを抜ける道へ行つたが、そちらも渋滞してゐてなかなか動かない。長良川に出た頃にはもう18時を過ぎてゐた。非常に危険。川の対岸に目的地は見えてゐるがかなり厳しい。道路の構造がをかしくて太い道路に合流するのが絶望的に不可能な感じ。これは逆側から回り込んだ方が早いかもしれんと椅子タンが言ふ。地理に詳しくないので全て椅子タンに任せる。反対側へ曲がり、別の橋を渡つた。しかし橋の上でまた激しく渋滞して動かない。これは信号何周分も待たねばならん。橋を渡つてすぐ左なんだが、左へ行く車線が恐ろしく長い列になつてゐて少しづつしか動かない。間に合はん。確か橋を渡つて右へ行くと橋の下をくぐり抜ける道があつた気がすると椅子タンが言ふのでそちらへ。椅子タンの記憶通り橋の下をくぐる道があり、無事に建物の裏まで辿り着いた。そこからホールの横の駐車場へ行かうとしたら何と歩道みたいになつてゐて車で入れない。非常に拙い。時刻は18時20分を少し過ぎた感じ。18時半開演だが、恐らく少し遅れて始まるだらう。間に合はないことはないだらうが、かなり危なかつた。スタンドでもう少しゴミと関はつてゐたら絶対に間に合はなかつただらう。車のナビに従つて一般的な道から来ても絶対に間に合はなかつただらう。椅子タンの土地勘に助けられた部分が大きい。16時半に家を出れば楽勝で間に合ふと思つてゐた俺は甘過ぎた。時間が余り過ぎて暇だつたらどうしようとか考へてたからな。どうせ変な狙はれ方をして予定通りに行かないだらうが、狙はれてあり得ない事態が起きても間に合ふつもりの時間設定だつた。全然ダメだつたな。で、また少し戻つて建物の裏から回つて駐車場の方へ行くしかないんだが、俺だけ先に行けといふのでチケットを1枚椅子タンに渡して歩いて会場へ。東側の裏から表へ回る。椅子タンは車で南側を西へ。

建物の裏に機材を積むトラックが2台あつた。B'zファンが携帯のカメラで写真を撮つてゐた。表に出ると、「チケット譲つてください」とか書いた紙を持つて立つてゐるヲタや、あからさまに胡散臭いダフ屋が大量にゐた。チケット取れなくても現地で何とかなるかもしれないと思つて一応会場まで来る熱心な奴も結構ゐるやうだ。俺には真似できんな。抽選に外れたらその時点で諦める。といふか、申し込む時点でホール公演は期待してゐない。起きてすぐにコーヒーを飲み、DQNに絡まれたスタンドでもコーヒーを買つて飲んだせゐで小便したくなつてゐた。まづは便所へ。中に入つてしまふと恐ろしく混雑してゐて開演に間に合はない可能性があるので、外の便所へ。女便所に長い長い列ができてゐた。一番後ろの人は絶対に間に合はんだらう。開演にも間に合はないが、自身の限界をも超えてしまふのではないか?いつもB'zのライブに行くと男で良かつたと心の底から思ふ。元々B'zファンは女が多い。その上、女便所は回転が遅いから致命的な列ができる。俺は並ぶことなく普通に尿を流し殺し、颯爽と入場口へ。何故か開演間近なのに長い列ができてゐる。無事に入り、2階へ。今回は2階の1列。前に誰もゐないからクッキリ見える。かういふ小さいホールでやるのが当たり前の歌手のライブだと2階といふだけでクソ席だが、B'zのやうにドームでやるのが当たり前の場合はどこでも良席だ。ドームの中途半端なアリーナ席よりも恐ろしく近い。キン消しよりも小さいB'zしか見れない席でもアリーナ席が来るだけでテンションが上がるやうなドームツアーとは比べ物にならない。1列目といふことは座つて見れるといふことだ。といふか、2階の1列は立つことが禁止されてゐる。手摺りが低いので転落の危険があるのだ。立つても良いと言はれても絶対に立たない。自ら命を危険に晒す奴はバカだ。それに立つて2時間もライブを見ると疲労が激し過ぎて翌日以降必ず苦しむことになる。座つて見れるといふのが近い以上に奇跡の良席と思へる。それにしても、階段が異様に怖い。2階の一番後ろに入り口があり、そこから階段を下つて前の席に行くんだが、最前の手摺りが物凄く低いので階段で躓いたりしたらかなりの高確率で転落死だ。しかも1階の他人を巻き込んで。すげえ怖い。階段の場所には前にも後ろにも席が無いんだから、そこだけ手摺りを高くすれば良いのに。センチュリーホールとかも手摺りが低くて怖いんだよな。自分の席に座つて椅子タンが来るのと開演を待つ。椅子タンは無事に間に合つた。ゴミに蹴り入れられたところは凹んでなかつたらしい。全力で蹴つてゐたやうだが、車を凹ます程度のキック力も無いんだな。思ひ出すだけで殺したくなる。義憤などといふ大層なものでもなく、私怨といふほどショボいものでもない。まともな人間なら当然に抱く一般的な不快感。ゴミを生かしたことに対する罪悪感。ああいふゴミが生きてゐられることが許せない。死ななくて良い人は次々と死んで行くのに。

ここからはネタバレが大量にあるので、これからB'zのホール公演を見に行く予定の人でセットリストやら何やらまだ知りたくないといふ人はここで読むのをやめた方が良いかもしれん。

8分ぐらゐ遅れて開演。便所の列の最後尾の人は間に合つたんだらうか。ステージ上は靄が掛かつてゐて見えづらい。照明が映えるといふ理由で薄つすらと油の霧がわざと撒かれてゐるのだが、濃過ぎると見えにくくなる。ドラムはシェーン。ベースはBIG MACHINE以来久しぶりに登場のバリー。キーボードはいつも通り増田。上手側にTAK、下手側に増田とバリー。真ん中の奥は当然シェーン。稲葉は真ん中ら辺を基本に動き回る。

本日のライブ1曲目はアルバムの1曲目の『純情ACTION』。今日の稲葉は絶好調だな。声の調子が良い。でも何か猛烈な違和感。ステージに楽器以外何も無い。巨大なディスプレイとかも無い。まさにバンドのみ。あややのライブとかでよくあるステージ上のセットみたいな物も一切無い。本当に音楽のみで勝負といふ感じだ。かういふB'zを見るのは初めてだ。滅茶苦茶よく見えるし。素晴らし過ぎる。よく当てた。運を使ひ果たしたのだとしても後悔は無い。でもホールの構造のせゐか、音が篭つて聞こえる。SEX MACHINEGUNSの時もさうだつた。場所により響き方が違ふ。壁の材質とか角度とか色々要因はあるんだらう。これは仕方が無い。PAとかが頑張つてどうにかできる次元のことではない。レインボーホール(現日本ガイシホール)も音が悪い。センチュリーホールが結構クリアな音でよく聞こえる。2曲目は『黒い青春』。Debugでこれをやらうと思つてゐる。今やつてゐるELECTRIC EYEが終つたら次はAge君の選曲。オリジナルが来るかコピー曲が来るかは分からん。その次に俺に回つて来る。その時にこの黒い青春を選ばうと思つてゐる。これを読んだメンバーは事前に聴き込んで曲を覚えておくやうに。と言ひつつ気が変はる可能性が十分あるので適当に。

ステージの後ろに黒いカーテンが下りてゐて、その真ん中に赤いB'zのロゴが描かれてゐた。黒い服を着たスタッフが下手側から出て来てB'zロゴの下に巻物みたいなのを広げながら貼り付けて行つた。「★GIFU★」と書かれてゐて大歓声。そして稲葉の絶叫。恒例のアレ。「B'zのライブジムにようこそ!」

3曲目、『パーフェクトライフ』。最近楽譜を買つて少し練習してゐる曲だ。TAKのギターはGibsonのシグネチャーモデル。DCの黒。今日は何本ギターが出て来るんだらうか。エフェクターはいつも通りTAKの足元にペダル類だけ。全て裏方が演奏に合はせて切り替へる。ワウ以外ほとんど本人は触らない。演奏に専念できるから良いよな。4曲目、ONE ON ONE。アルバムツアーだけあつて順調にアルバム曲をやつてゐる。9月のスタジアムツアーがPleasureで、過去の曲はそちらでやりまくるはずだし、今回のアルバムは17曲も入つてゐるのでこのアルバムツアーではほぼアルバム曲ばかりだらうと予想してゐた。

5曲目、TAKが黒のストラトに持ち替へて『一心不乱』。ストラトと言つてもFenderのやつかどうかは分からん。近いと言つてもそこまでは見えん。さう言へばMONSTER'S GARAGEの時も『恋のサマーセッション』でストラトみたいなの弾いてたな。一心不乱が終り、稲葉のMC。その間、ゴールドトップのDCに持ち替へた松本が音を出さずにギターの練習をしてゐた。物凄く速く手を動かしてゐた。何か今回のアルバムの曲でそんな必死になるやうな曲つてあつたか?次の曲は光芒かもしれんなと思つた。あの曲のギターソロは速い。

6曲目、『君の中で踊りたい』。あり得ん!まさかこんな懐かしい曲が聴けるとは。これはB'zの2ndシングル。89年に出た曲だ。当時俺は中1。まだB'zに興味が無かつた頃で、これをよく聴いてゐたのは中3とか高1の頃だが、異様に懐かしい。昔は打ち込みとダンスみたいな感じで、その裏で密かに激しくギターを弾いてゐるやうな曲調が多かつた。今みたいにハードロック全開といふ感じでは全くなかつた。でも元々2人ともヘビメタ好きな世代の人間だし、TAKは当時まだ若くて目立たないけれどもすげえ速弾きとかしてゐた。MCの途中で練習してゐたのはこれのためか。少しアレンジされてゐるが、基本的に昔のをそのままバンドで再現したといふ感じに仕上がつてゐた。それでももう今やると完全にハードロック全開になるな。ギターソロが凄かつた。まだ今でもああいふ感じのも弾けるんだな。

7曲目、『LADY-GO-ROUND』。またまたあり得ん!3rdシングルの曲。これ結構好きなんだよ。まさかこんな曲をライブで聴けるとは思つてなかつた。何故かスーファミのゼルダを思ひ出す。この曲が入つたアルバムもリアルタイムでは聴いてゐない。俺がB'zファンになつたのは8thシングルのLADY NAVIGATIONとか9thシングルのALONEの辺りなので、4thアルバムまでは後になつてから聴いたのだ。すげえ懐かしい。

8曲目、サンバーストのDCに持ち替へて『FOREVER MINE』。これは2002年のGREENといふアルバムに入つてゐた曲だが、当時のB'z LIVE-GYM 2002 "GO★FIGHT★WIN"ではやつてゐないのではないかと思ふ。生で聴いた記憶が全く無い。これもかなり良い曲なんだよ。半音下げチューニングの曲なのでギターを持ち替へたんだらう。いつも半音下げのギターの色は固定されるから、今回はサンバーストのギターが半音下げ用なんだらう。いつも赤が半音下げに使はれることが多いんだが。

MC。稲葉がアコギを持つてゐた。TAKは再びゴールドトップ。9曲目は『Easy Come, Easy Go!』だつた。懐かしいな。これはBeginner's Rockでコピーした曲だ。ライブで俺だけ椅子タンのカウントを1拍聞き逃して4拍目から入らないといけないところを次の小説の1拍目から入るといふ大失態をやつて演奏を止めて最初からやり直した苦い思ひ出がある。懐かし過ぎる。またBeginer's Rockでライブやりたいと思ふが、もうオリジナルメンバーでやることは無いだらうと思ふ。

10曲目、稲葉がステージからゐなくなり、増田のオルガンソロから始まる。何が来るかな。この暗いオルガンソロがいつも良い味を出してゐる。ここからどの曲に行くのか楽しみだ。オルガンソロの後、エレピみたいな音で暗い感じの演奏をし、そこからベースやドラムが入つて少しづつ雰囲気が出てきた。最後にサンバーストのDCに持ち替へたTAKが加はり、どんどん激しくなつていく。何か洋楽のコピーでもやつてゐるのかと思つたが、そのまま次の曲のイントロに繋がつてゐた。11曲目、『わるいゆめ』。この曲の楽譜買つてないし弾いたこともないから知らないけど半音下げなの?サンバーストでもレギュラーチューニングしてあるギターが裏に何本もあるのかもしれんな。

稲葉のMC。岐阜に関する話から上手く12曲目の『HOME TOWN BOYS' MARCH』へ。客も激しく歌ふ。コーラス部分を客が叫ぶ。照明が明るくなつて客席がよく見える。モーヲタみたいに独自の踊りや掛け声をどこかで誰かが開発してみんなで一斉に同じやうに踊り狂ふといふやうな不思議な種類の一体感は無いが、自然とB'zと客の掛け合ひみたいなのが成立してゐた。

13曲目、『光芒』。これは俺が今回のアルバムの中で好きな曲上位3位以内に入る曲。暗いバラードなんだが凄味がある。最後の稲葉の絶唱がすげえ。よくあんなの歌へるな。こんな曲は素人では絶対歌へないな。

長いMC。TAKのスペースには椅子とかマイクとかが置かれてゐた。TAKはアコギを持つてゐた。次の曲は何だらう。アコギを弾くならオレとオマエの新しい季節かなと思つた。それだと曲の途中でエレキに持ち替へる必要がある。違ふのかもしれん。何だらう。MCの内容からトラベリンメンのテーマに向かつてゐる感じだつた。14曲目、『トラベリンメンのテーマ』。曲の最後に楽器無しでメンバー全員でコーラス。結構綺麗にハモつてゐた。以前CIRCLE OF ROCKの時だつたか、ALONEの最後でやつたハモリみたいな感じ。「素敵な街だよ岐〜〜〜〜阜♪」とか歌つてゐた。

TAKが赤のDCに持ち替へた。さあ次は何?懐かしい曲を色々やつたから、今回のアルバム曲で演奏しない曲が結構あるはず。あとは何をやるんだらう。ドラムが鳴り始めた。このリズムは・・・ZEROぢやないか?と思つたら予想通り例のキーボードの印象的なイントロからギターのリフに。15曲目、『ZERO』。こんなに色々昔の曲やるならPleasureやる必要無いんぢやないのか?ZEROはライブの定番曲になつてゐるから懐かしい感じはしない。これは92年の秋頃に出た曲だらうか。スーファミのドラクエ5をやつてゐた頃だ。木曜深夜の東海ラジオでB'z Wave Gym Volume Zeroつてやつを毎週聴いてたよ。エンディングで恒例の電気ドリルでウィンウィンやるやつをやつてゐた。

ZEROが終り、そのまま16曲目『ROCK man』へ。これはultra soulのカップリング曲。すげえ懐かしい。まさかライブで聴けるとは思つてなかつた。この曲も好きなんだよ。どれだけ俺を喜ばせれば気が済むんだ。曲が終り、稲葉が「On guitar, Tak Matsumoto!」と叫んでステージを後にする。TAKがステージ真ん中に出て来てピックを客席に投げ、指弾きで何か速くて難しさうなアドリブを披露してゐた。そのままTAKソロ曲の『RED SUN』へ。これはすぽると!とかいふスポーツニュースの番組で使はれてゐた曲。House Of Stringsといふソロアルバムで弦楽器主体のスローバラードみたいな感じにアレンジされてゐたが、そのゆつくりした感じのやつを弾いてゐた。

18曲目、『Out Of Control』。これは6thアルバムのRUNに入つてゐた曲。15年半ほど前の曲だ。懐かし過ぎる。予想してたのとは全然違ふセットリストだな。すげえ激しい。こんな古い曲でもFC会員しか来ないライブだからみんな知り尽くしてゐて掛け声を入れる場所とかも完璧。すげえ盛り上がつてゐる。曲数やライブ構成等を考へると、ここはアンコール前のラストスパートで激しい曲を連発して来るところだらう。アンコール前にあと何曲やるか知らんが、もうアルバムの中途半端なミディアムテンポの曲やバラードを入れる余地は無いだらう。結局アルバム曲は半分ぐらゐだな。SUPER LOVE SONGと永遠の翼とFRICTIONはやるだらうが、展開からしてアンコールで永遠の翼が来さうだ。

Out Of Controlが終り、休む間も無く19曲目の『FRICTION -LAP 2-』へ。これは今回のアルバムのオフィシャルバンドスコアのバラ売りで初めて買つた曲。聴いた感じより意外と速いんだよ。英語詞だから歌ふのも難しい。といふか、そもそも音域の問題で歌へないんだけども。FRICTIONの後、間髪入れずに20曲目、『SUPER LOVE SONG』。激し過ぎる。後ろの客が跳んでるんだらうか。床が揺れまくつて怖い。こんなに盛り上がるんだな。Beginner's RockやDebugのライブでこんなに盛り上がることは絶対に無いな。恐ろしく長い時間のMステSPで歌つた時は激しく喉の調子が悪かつたが、今日は絶好調だ。ここでアンコール前のラッシュは終了。メンバー全員ステージから消えた。SUPER LOVE SONGは半月前に楽譜を買つて相当練習した。速いんだよ。腕が爆裂しさうなんだよ。難しくはないんだが速さに慣れるために相当弾き込まないといけない。単純に腕の筋力と持久力の問題。だから最近この曲を聴く機会が異様に多い。とは言へ、聴く時は自分でギター弾くことに意識が集中してゐるから普通に聴くのとは違ふらしい。ライブでこの曲を聴いたら種子島を猛烈に思ひ出した。10月初め頃にこの曲のシングルCDを種子島で買つてよく聴いてゐた。祖母の葬式も終り、親戚がほとんど帰つた後、叔父とバイクの叔母と親と俺の4人だけになつた頃か。叔母が帰り、山で亀を拾ひ、親が帰り、叔父も帰り、何故か種子島に俺1人といふ状況にもなつた。あの頃によく聴いてゐた。他の人がゐる頃は早く寝てゐたが、1人になつた瞬間に生活のリズムが乱れ、夜中まで激しく起きてゐたりした。あんなに人がゐない場所で深夜に煌々と電気を点けてゐたから、そこら中の山から虫が集まつて来て凄かつた。どこからか家の中まで侵入してきてアースノーマットの餌食になつて灯りの下に虫の死骸が恐ろしいことになつてゐた。連日掃除機で虫の死骸を吸ひ取つた思ひ出。懐かしい。そろそろ帰らねばならんがまだやり残したことが多過ぎて帰る気になれなかつた時期。飛行機のチケットを予約するのが死の宣告といふか、自殺に思へた。帰ればスロ地獄が待つてゐるのだ。実際今生きてゐる実感も得られないやうな日々を送つてゐる。これが嫌で可児に帰りたくなかつた。でも可児に戻つて来なかつたら今日のB'zのライブにも来れなかつたんだな。それに向うでは換金率や稼動率の関係でスロで絶対食へないから確実に貯金が尽きていづれ餓死するのだ。それにどれだけ俺が勝手に愛着を感じてもあそこは俺の居場所ではない。言葉は分からないが人は親切だし、夏の暑さと湿気以外はかなり良い環境だと思ふが、何か俺がゐて良い場所ではないやうに感じた。よそ者感が凄い。実際これまで向うの人達とはほぼ交流が無かつたわけだしな。まあ別に邪魔者扱ひされたといふわけではないんだが。どう思はれてたかは知らんけども。たぶん一番俺を邪魔だと思つてゐたのは祖母だらうなと思ふ。言葉が分からなくて面倒だし夜遅くパソコンのキーボードをカタカタ鳴らしてうるさいし遅くまで本読んだりして煌々と灯りをつけてたし。俺がゐて良かつたことは便所に落として取れなくなつた柄杓を俺が取つたといふことだけだらうと思ふ。本当にゐても何の役にも立たない。近所の酔つ払ひに言はれたことは圧倒的に正しかつた。まあ可児にゐる今も俺がゐて何かの役に立つといふことは一切無いんだけどな。全ての人間にとつて俺は必要の無い人間だ。むしろゐない方が良いやうな気もする。だが俺にとつて俺は全ての人間を殺してでも生き延びねばならんほど圧倒的に必要な人間だ。

さて、アンコールタイム。B'zのライブではアンコール時に客席でウェーブが発生することになつてゐる。誰がやり始めるのか知らんが激しく延々とウェーブをやる。ドームではスタンド席が円形になつてゐてグルグル回る。アリーナ席も幅が猛烈に広く、横方向にウェーブが動く。上から見てるとかなり綺麗に動いてゐるのが分かる。しかし、今日はドームではなく狭いホールだ。この狭さだとウェーブの幅を相当狭くしないと綺麗に見えないのではないか。列も綺麗に合はせないとバラバラになつてしまふ。予想通り、悲惨な状態になつてゐた。1階席の上手側から下手側に向かつて横方向にウェーブが起こるが、ホールの幅が狭くてウェーブの幅が広いといふ状態であつといふ間に終るしただバラバラに立つたり座つたりしてゐるだけみたいな状態。ドームだと叫びながらウェーブが来るから、遠くから迫つて来る叫び声を合図にタイミングを合はせたりできるんだが、ホールでは何もかもが無理。これは失敗に終るなと思つた。しかし、1階最前列のヲタが仕切り始めた。真ん中ら辺のヲタと右の方のヲタ、恐らく赤の他人だらうが、客席の最前列で合図しながら声を掛け合つて前から後ろへのウェーブを作り始めた。何度かやるうちに綺麗に決まり、歓声が上がる。もはやB'zの再登場を待つてゐる感じではない。ウェーブが綺麗に決まることへの陶酔しか無い異様な空間。でもやはりある程度やるとみんな満足してしまふ。ひとしきりウェーブで満足してから激しく手拍子をしてB'zを呼ぶ。かなり長い時間待つてB'z再登場。

アンコール1曲目は『永遠の翼』。ライブの最後にバラードをやることは無い。確実に激しい曲をやる。だから最低あと1曲はある。白のやうな銀のやうな何かモワモワした模様のレスポールだつた。ギターソロ後半の激しくなるところが不自然だつた。クリーントーンからディストーションになるんだが、そこでハモリが入る。なのにハモらずに単音だつた。それが異様に不自然に聞こえた。裏方がハーモナイザーのスイッチ入れ損なつたんだらうか。曲のエンディング部分では普通にハモつてゐたから、ギターソロの時は失敗した気がする。何かこの曲を聴くと種子島に行く前のことを思ひ出す。種子島の地理には全く詳しくなかつたが、徹底的に島を探索してやらうと思つてゐた。山人だから海釣りなんかも全くと言つて良いほどやつたことも無いし知識も無い。海釣りの本を買つて読んだりネットで調べたりしてゐた。屋久島や鹿児島も観光するつもりだつた。92年の夏に叔父に鹿児島の色んな場所に連れて行つて貰つたが、また1人で色々回るつもりだつた。石原慎太郎の特攻隊の映画のテーマ曲に永遠の翼が使はれたこともあり、知覧の特攻平和会館にも行つてみたいと思つてゐた。鹿児島・種子島・屋久島の旅行ガイドみたいな本を眺めたりしてゐた。あの頃は種子島で何が起こるか何も知らなかつた。結局、鹿児島観光はできなかつたし、屋久島も少し見ただけだつた。のんびりし過ぎたのもあるが、台風や梅雨で前半引き篭もらされ、梅雨が明けたらバイクのキーを失つて引き篭もらされ、種子島観光で猛烈に躓き、鹿児島まで行く余裕も無くなつた。それでも十分過ぎるほどに種子島を堪能できたけど。種子島旅行に期待を膨らませながら色々準備しつつ祖母の病気のことが気になつてネットで色々調べたりしてゐた頃、永遠の翼とそのカップリング曲のロンリースターズをよく聴いてゐた。あとGAMのアルバム。GAMは屋久島へ行くために体を鍛へる目的で早朝に近所を散歩してゐた時にiPodでよく聴いてゐたので散歩のイメージが強いけども。

永遠の翼が終り、最後のMC。どうやら次の曲で終るやうだ。ギターはウンコ色のDC。懐かしいな。最初のDCがこのウンコ色だつたはずだが、最近は色が増えてきてウンコ色を見る機会が極端に減つた。ゴールドトップは年末のMステSPが初披露だらうか。衝動の頃は白が新しい色だつた。黒は最近初めて見たと思ふ。いつ見たんだらう。Mステの時はゴールドではなく黒だつたかもしれない。久々のウンコ色のギターでライブの最後は何を演奏するんだらう。最後は必ず激しい曲をやることになつてゐる。今回のアルバム曲には最後に相応しい曲はSUPER LOVE SONGぐらゐしか無いが既にやつた。そもそもライブのラストは新しいアルバムの曲はやらない。ギリギリchopとかRUNとかが定番な感じがするけども、今日は何が来るんだらう。

ラストの曲は『BANZAI』だつた。微妙!と思つたけど結構激しくて十分盛り上がつた。確かCIRCLE OF ROCKの時もアンコールでBANZAIをやつたと思ふ。でも最後の最後はBANZAIぢやなかつたよな。何だつけ?ultra soulだつたか?BAZAIを最後にやつたのは初めてかな。俺が今まで見た中では初めてだな。それにしても結構懐かしい曲が多くて全然アルバムツアーといふ雰囲気ではなかつたな。9月のPleasureは一体どういふセットリストになるんだらう。今日はここで終り。バンドメンバー全員前に出て来て「せーの!」「おつかれー!」といつも通りのシメ。そして客が帰り始める。しかしなかなか客は動かない。毎回ライブのエンディングSEで新曲が流れるので取り敢へず聴いて帰る客が多いのだ。今日のはあまり印象に残らない曲だつた。

  1. 01. 純情ACTION
  2. 02. 黒い青春
  3. - MC -
  4. 03. パーフェクトライフ
  5. 04. ONE ON ONE
  6. 05. 一心不乱
  7. - MC -
  8. 06. 君の中で踊りたい
  9. 07. LADY-GO-ROUND
  10. 08. FOREVER MINE
  11. - MC -
  12. 09. Easy Come, Easy Go!
  13. - MC -
  14. 10. Band Session
  15. 11. わるいゆめ
  16. - MC -
  17. 12. HOME TOWN BOYS' MARCH
  18. 13. 光芒
  19. - MC -
  20. 14. トラベリンメンのテーマ
  21. 15. ZERO
  22. 16. ROCK man
  23. 17. RED SUN
  24. 18. Out of Control
  25. 19. FRICTION -LAP 2-
  26. 20. SUPER LOVE SONG
  27. - Encore -
  28. 21. 永遠の翼
  29. - MC -
  30. 22. BANZAI

グッズ売り場へ。ライブに来たらパンフレットを買はねばならん。よほどの理由が無い限り必ず記念に買ふことにしてゐる。これがまた大したものでもないのに異様に高いのだ。しかも溜まつて来ると保管場所に非常に困る厄介者だ。今まで「よほどの理由」で買はなかつたことが何回かある。JUDY AND MARYと、SEX MACHINEGUNSの時に買はなかつたのを覚えてゐる。マシンガンズは4回行つたが買はなかつたのは1回だらうと思ふ。いつのを買はなかつたのかはハッキリと覚えてゐない。「よほどの理由」といふのはまあ簡単に言へば100%の確率で金欠なわけだが、困窮した時期は記憶が正しければ2003年後半から2004年辺りではないかと思ふ。とするならば2002年の『※食べられません』ではない。イルカに乗ったアブラ蝉でもないだらう。HEAVY METAL TEACHER FROM HELL!! "FINAL ATTACK"のやうな気がする。それ以外にも何となく河村隆一とかMISIAとかSPEEDとかBaby BooとかT.M.Revolutionとか、パンフレットを買はなかつたやうな気がするんだが、基本的に必ず買ふと決めてゐるから買つてゐるはずなんだらうと思ふ。最近スロの不調が激しいとは言つても飯が食へないほど困窮したりはしてゐない。去年種子島に行くために頑張つて必要以上に稼いだ残りがあるのでまだ大丈夫だ。だから今日も普通に買ふ。パンフレットとビニールバッグとルームソックスといふやつを買つた。ルームソックスといふのは踵の部分が付いた布製のスリッパみたいなやつ。結構履き心地が良い。風呂に入つた後に裸足で歩いて凍傷の危険を感じたりしてゐたが、今日からはその恐怖も無くなる。椅子タンは便所に行きたいといふので先に外に出た。出口のところで待つてゐるらしい。はぐれても携帯電話があるから大丈夫、と言ひたいところだが、携帯電話が嫌いな俺は携帯電話を持ち歩かない。腕時計が無い時は我慢して持ち歩いてゐたが、弟が時計をくれてからは携帯電話は家に置くのが習慣になつてゐる。朝と夜にパチ屋からのメールを受信するだけだ。それでは携帯電話を持つてる意味が無いが、そもそも携帯電話が存在する意味もほとんど無いのだからどうでもいい。どこに車を停めたのかも知らないので椅子タンとはぐれたら非常に拙いことになるのだが、最悪の事態になつてもバスと電車で帰ることはできるだらう。岐阜のバスでも岐阜駅に向かふバスなら乗れるはずだ。岐阜駅から出るバスはどれに乗ればいいのか分からんが、逆は取り敢へず乗れば必ず駅に行くはずだからな。で、椅子タンが便所に行つてゐる間にグッズを買つた。次はガチャガチャ。ここ数年、B'zのライブ会場限定で500円のガチャガチャをやつてゐる。500円で専用コインを買ひ、ガチャガチャ専用に作られたグッズを運試し的に引く。これは全種類コンプするのに想像を絶する金額が必要になる。まづ間違ひなくダブりが出るからだ。しかも一番最後は全てのグッズが均等に入つてゐるとして、種類分の1の確率になる。10種類あるとすればリーチが掛かつて以降は90%もの確率でダブる。これは北斗揃ひレインボーオーラの継続率よりも高い。北斗揃ひレインボーのやうな、自分にとつて良い事象が高確率になる場合は猛烈にダメな方を引く。89%継続で11%を一発で引く。だが、ガチャガチャで最後の1種類を出したい場合、10%の方は絶対に引けない。90%の方を当たり前に延々と引き続けることになる。運が悪い星の下に生まれて来てゐるといふ妄想に逃げて自分を慰めることもできなくはないが、明らかに宇宙に狙はれてゐるといふ現実と真摯に向き合はねばならない。無理なものは無理だ。これが1回100円なら挑戦するかもしれないが、1回500円ではそもそも複数回挑戦するのも躊躇はれる。1つでもダブつたらショックで生きていけない。考へるだけで恐ろしい。だが記念にこれも4つぐらゐやつておきたい。2000円。恐ろし過ぎる。毎年4回づつぐらゐやつてゐるが、毎回必ずダブる。今年は16種類ある。毎年それぐらゐある。それを4つ引いてダブりが出る。半泣き。いや、全泣き。やる前から凄い絶望感。まあ確率的にダブつて当たり前なんだらうが、1回500円といふのが怖過ぎる。しかし、専用コインを買ひに行つたら異変が起きてゐた。買つた専用コインは現金で払ひ戻ししますとか係員が言つてゐる。そしてコインを持つた客が換金してゐる。何だ?何か起きたんだらうか。ガチャガチャで取つたグッズを持つてる奴も結構ゐたが、もうできないらしい。中身が尽きたのか?いや、予め数を数へて過剰にコインを売ることなんてしないだらう。故障したんだらうか。しかしガチャガチャの機械は多い。全部が一気に壊れるとも思へない。どこかのバカがパチスロのコインを持ち込んで詰まらせたかもしれない。しかし全台に詰めるだらうか。1回失敗したらやめるだらう。多くても3回までしか試さないはず。何が起きたのか分からんが、とにかくもうガチャガチャはできなくなつてゐた。残念。次は7月の日本ガイシホールか9月の豊田スタジアムだ。そこでガチャガチャを2000円か3000円分やつてみようと思ふ。それまで生きてゐられる気もしないけど。

グッズ売り場から出たところのすぐ横に椅子タンがゐた。誰かと電話で話してゐた。嫁だらうか。便所に行くことにした。グッズを椅子タンに預けて便所へ。尿を屠つて外へ。駐車場は隣のホテルの横にある有料駐車場の裏にある無料駐車場。前にBeginner's RockのメンバーでSEX MACHINEGUNSのライブを見に来た時は有料の方に停めたが、その裏に無料の駐車場があつたらしい。行つてみたら鎖が掛けられてゐて17時に閉鎖しますと書かれてゐた。一度閉鎖されると翌朝まで開きませんと書かれてある。何だそれ。この会場に来た時点で18時過ぎてゐた。それに椅子タンの話によると、ライブに来たことも係の人に話し、あまり遅くなると閉められると注意まで受けたらしい。少なくともライブが終るまでは余裕な雰囲気だつたらしい。ダメなら最初からそんな言ひ方はしないだらう。どうなつてゐるのか知らんが、開けて貰はないことには帰れないのでホテルまで行つた。ホテル入り口の車係の人に聞いたら入り口は閉鎖されてるけど奥の出口は開いてゐると教へてくれた。さういふ仕組みだつたのか。それにしても、有料駐車場と無料駐車場が隣接してゐるのに無料の方にはほとんど車が無い。有料に停めた人が可哀想過ぎる。バカみたいぢやないか。

椅子タンは家に飯が用意されてゐないらしい。だから飯を食つて帰ることになつた。かっぱ寿司へ。マシンガンズのライブの帰りにもかっぱ寿司に寄つたが、あの時と同じ店かどうかは分からない。あの時は混雑してゐて少し待つた。椅子タンはさういふ時に偽名を使ふ習慣がある。小林といふ偽名を使ふのだが、名前を書く時にわざと読めないやうな字を書いて店員を困らせる。昔来た時はどんなに頑張つてもコパカシとしか読めないやうに書いて店員を困らせてゐた。コバならまだしも明らかに半濁点でコパだからな。どこの外人ですか?今日は寿司8皿と味噌汁(当然赤)とチョコムースを食つて1154円。最近すぐに満腹になる。

家に帰つてから忘れないうちにセットリストとか色々とメモをしておく。そして無駄に狼を見たりしてから日記を書き始めた。気付いたら何だかやたらと時間が過ぎてゐるのだが、もしかしていつもよりかなり長く書いてしまつたんだらうか。まあ良い。

話題:ライブ鑑賞

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本文文字数18525文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20080208
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