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犬土偶日記

海の近くに住みたい

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2007年07月04日

犬土偶旅行記 2日目 鹿の肉を食べる

公開日時: 不明

朝起きて大量に飯を食つた。テレビを見たら鹿児島が豪雨で大変なことになつてゐるらしい。昨日空港で凄い雨だつた。飛行機が遅れたりもした。相当酷い状態だつたらしい。土砂崩れで電車が脱線したとか何とか。一寸タイミングがズレたら種子島まで来れなかつたかもしれない。種子島の天気はまだ回復してゐない。台風が来てゐるかのやうな暴風だ。昨日も空港で飛行機から出た瞬間から凄い風だつた。雨は降りさうで降らない。

俺が送つた荷物の中に入つてゐた赤味噌で祖母が味噌汁を作つてくれた。九州地方は甘い白味噌しかなく、辛い赤味噌はみんな嫌いらしい。味噌汁は赤が最強なのは間違ひない。俺は赤も白も合はせも何でも食ふが、東海地方の人間だといふことを差し引いて味だけで単純に比較しても絶対に赤が圧倒的に美味い。種子島人にも赤味噌の良さを分からせようなんて余計な布教活動的な意味合ひも込めて荷物に入れたんだが、やはり見るだけで拒絶反応を示す感じだ。それでも俺が赤しか食はないと思つたのか、俺に気を使つて祖母が赤味噌の味噌汁を作つてくれたのだが、作つてる途中の状態を見た叔母が絶叫した。叔母は長い間東海地方に住んでゐるので赤も大丈夫だし、赤味噌の良さを知つてゐる。その叔母が驚くといふことは大変なことが起こつたのだらう。祖母が作つてゐた赤だしは、異様に薄くてお吸ひ物みたいな汁だつた。少し味見して味がをかしかつたのか、そこに醤油を入れてゐた。赤味噌を追加すれば良いだらうに。そんなに赤味噌が嫌いなんだらうか。醤油が混ざつてしまつたが、叔母が味噌を追加して何とか普通の赤だしに見える汁になつた。祖母は濃過ぎる汁だと感じてゐるのかもしれない。面白いな。九州は何もかもが甘い。醤油も甘い。地方によつて味がこんなに違ふものなんだな。

風が強過ぎるので外に出る気にもならない。玄関を出てすぐのところから海を見ると凄い荒れてゐる。海には行かない方が良いかもしれない。昨日の疲労も残つてゐる。といふわけで、昨日デジカメで撮つた画像をPCに取り込んだり加工したりといふ退屈な作業。あとはギター弾きながらテレビを見たりする。天気が悪いと海で遊ぶのが怖い。海で遊べないと何もできない。まだ一昨日送つた釣竿も届かない。

祖母が畑で作つたスイカを食べた。かなりデカいスイカを何個も取つて来て台所に置いてある。食べ切れるんだらうか。8月になれば親戚が続々と集まつて来るやうだが、しばらくは俺と叔父と叔母と祖母の4人。来週俺の母親が来る。スイカがどれほど持つのか知らんが結構大変な気がする。味はかなり甘くて良い。

夕方に俺の荷物が届いた。これで取り敢へず釣りができる。明日は天気が良くなつたら釣りをしようと思ふ。荷物が届いた後、叔父が鹿児島から帰つて来た。親戚の肺癌の手術はどうやら上手く行つたらしい。親戚と言ふが、俺とはどういふ関係なのか良く知らない。種子島の方の親戚はほとんど知らない。叔父がプロバイダと契約してゐたやうで、ここでもダイヤルアップでネットができるらしい。AIR-EDGEは必要無かつたな。

蟹と鹿の肉があると言つてゐた。鹿?猪とか熊とかは割とよく聞くが、鹿の肉はかなり珍しいと思ふ。今日の晩飯は豪華だな。と思つたんだが、蟹は晩飯のおかずではなかつた。夕方に普通に蟹だけ食つた。そんな時間に食つたら満腹になつて晩飯が食へん。少しでも食ふとしばらく食欲も無い。食ふなら一度に大量に食はねばならん。俺の体は小刻みに何度も食ふやうな仕組みではなくなつてゐる。一度にまとめて大量に食ふ体になつてしまつた。

晩飯は鹿の肉とお好み焼き。・・・だと思つたらお好み焼きではなかつた。オクラの天ぷらと言つてたが、天ぷらではないだらう。天ぷら粉と卵とオクラを混ぜて焼いたみたいな感じ。少なくとも油で揚げた物ではなささう。鹿の肉は甘い醤油で煮込んで生姜を混ぜたやうな感じで、味は豚の生姜焼きとあまり変はらない。肉は硬い。結構長い時間煮込んでゐたやうに思へるんだが鹿肉が元々かなり硬いやうだ。味付けが濃くて肉自体の味はよく分からなかつた。牛肉だと言はれれば何の疑ひも持たないだらう。それにしても、米が少ない。おかずは大量にあるのに米が少ない。茶碗が物凄く小さい。こんな小さい茶碗が売つてるんだな。何度もおかはりするのが面倒だからデカい茶碗で良いと思ふんだが。おかずの量とご飯の量が釣り合つてない気がする。まあ1日1食の生活で俺は消化器官の仕組みがをかしくなつてゐるから、飯の量とかも通常の感覚とは違ふのかもしれない。俺は大体米を1.5〜2合炊いて1回で食ふ。おかずはそれに合はせた量だが、基本的に貧しいので少ないおかずで大量の米を食ふ習慣になつてゐる。だから小さい茶碗で少しの米を食ふといふことに違和感がある。1日に何度も何度も小刻みに飯を食ふ感覚もまだ慣れない。どうせ食ふなら確実に満腹になりたいと思はんか?満腹になるほど食つたらもうその日は飯なんか食へんだらう。だから1日1食でいい。

飯を食ひ終つてダラダラとテレビを見てゐるうちにいつの間にか寝てしまつた。まだ飛行機の疲れが残つてゐるんだらう。クソ重い荷物を担いで長時間歩いたりしたしな。夜中に目が覚めたので暗闇でギターを弾いたりした。猫がウロウロしてゐて不気味だ。飼ひ猫なんだが、俺に懐く気配は微塵も無い。初日にいきなり威嚇してみたり追ひ回したりしたから警戒してゐるやうだ。恐らく最後まで懐くことはないだらう。猫が近くにゐる時にギターの内蔵アンプの電源を入れて突然高速タッピングして変な音を出して反応を楽しんだりしてゐる。

天候が悪いので何もできず、ただ漫然と過ごすのみの1日。こんな日々が続くのかもしれない。2日目は取り敢へずこんな感じ。

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公開日時不明
本文文字数2461文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20070704
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