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2006年08月19日

B'z LIVE-GYM 2006 MONSTER'S GARAGE 1日目

公開日時: 不明

B'zライブ1日目。18時半開演だが、17時半にナゴヤドームでゆっきーと待ち合はせ。15時半に家を出れば余裕で間に合ふのだが、それでも寝坊が不安だつた。木曜にB'zのFCイベントでナゴヤドームに行つた疲れが絶望的に取れない。脚が痛い。夕方まで爆睡して遅刻しさうな気がしてた。でも午前中に起きれた。目覚ましのMDコンポが鳴るより前に目が覚めた。しかし疲労が激し過ぎる。そのままではまた寝てしまひさうだつた。眠くて眠くて非常に拙い。仮眠などできない。一度寝たらもう死亡。倒れるわけにはいかん。ギター弾いたりしながら時間を潰さうとするが、どうにもならん。眠い。かうなつたら時間無視でナゴヤドームへ行つてしまふのがいい。現地でホームレスみたいに寝ればいい。しかし熱射病が怖い。色々と考へたが、考へるだけ無駄な気がした。寝ないためだけに買ひ物へ。近所のホームセンターでビデオテープとパチスロデータ用のメモ帳を買つた。家に帰つて飯を食つたらますます眠くなつた。もうダメだ。これ以上家に居たら寝てしまふ。寝ないためにも早めに行くことにした。自分でもウザいぐらゐにチケットを何度も確認。20日のチケットを持つて行くといふ失態は絶対に避けねばならんし、チケット自体を忘れてしまふのも拙い。1人で行くならまだいいが、今回はゆっきーと行くので、チケットを忘れて迷惑を掛けるわけにはいかん。早過ぎるんだが14時半頃に家を出た。しかしこれが吉と出た。俺は狙はれてるから何をやつても都合の悪い方へ動くのだが、今回だけは違つた。これに救はれた。と前向きに考へることもできないことはない。

原付でJR下切駅へ。ネットで事前に時刻表を見ておいた。田舎だから1時間に2本しかない。丁度出たばかりのタイミングで行くと30分待たされる。30分のロスはデカい。電車が来る20分前に家を出ればいいだらうと思つて出たんだが、それでも少し早過ぎた。下切まで12分ぐらゐで行けるんだな。まあ遅れるよりはいい。少し駅で待つ。恐ろしく暑い。原付止めた瞬間に汗が噴き出した。恐らく走行中も大量に汗かいてるんだらう。時間通りに電車が来たので乗り込む。無人駅なので切符は無い。電車内の整理券発行機から整理券を1枚取る。多治見までは順調に行けた。しかしここでハプニング。電光掲示板が停電したみたいに無表示。名古屋方面は何番ホームに行けばいいんだ。取り敢へず改札の方に行つてみた。恐ろしい人数が1番ホームに並んでた。まあまだ盆だからな。世間の盆休みの期間を知らんのだが多分20日ぐらゐまでは盆だらう。盆だから混んでるだけだとこの時は思つた。便所に行つた後、また電光掲示板を見たがまだ何も表示されてない。何かをかしい。漸く異変に気付いた。iPodでB'zのMONSTERを聴いてたんだが、案内の放送を聴くために電源切つた。しかし案内が一切ない。2番ホームにずつと止まつてた電車を見たら行き先のところに快速名古屋と書いてあつた。あれに乗ればいいのか。また階段を昇つて隣のホームへ移動。電車に乗り込んでしばらくしたら車内の放送があつた。39分発だと。何?20分以上も待たされるのか?そんなの今まで一度もない。あり得ん。快速より先に行く電車は特急しかない。特急待ちなのか?それにしては待ち時間が長すぎる。ずいぶん長い間車内で待つてたらまた放送があつた。1番ホーム19分発の快速の方が先に名古屋に到着予定だとか。既に俺の時計は30分なんだが。39分の間違ひかと思つたんだが、何度聴いても19分発だと言ふ。俺の時計が大幅に狂つてるといふヤバい状況を考へてガクガクブルブル。しかし駅の時計を見たら俺の時計とほとんど変はらん。もうワケワカラン。でも1番ホームに来る電車の方が先に名古屋に着くのは確定らしい。仕方がないので2番ホームの電車を出て1番ホームへ。何度も何度も無駄に階段を昇り降りして瀕死。最初から瀕死なのに更に瀕死。殺す気だな。1番ホームは相変はらず恐ろしい人数。心なしか皆イライラしてる。何かあつたんだらうか。人身事故とか。さう言へば電車自体が来ない。どうなつてるんだらう。2番ホームの電車は快速のくせにいつまでも動かないし。しばらくして1番ホームに名古屋行き快速が来た。大勢乗り込んで満員。当然座れない。ウンコ色のエネルギーは俺をなぶり殺しにする気だ。半泣き状態で乗り込んでやつと多治見を出たのが40分過ぎ。30分ぐらゐ多治見で足止め。だがここからは早いはずだ。快速なら20分かからないだらう。もう座る機会など無い。早くナゴヤドームに行つてゆっきーとの待ち合はせ場所でゆつくり座らう。もうそれしか考へてなかつた。早く大曽根に着け!と心の中で絶叫しながら壁にもたれてiPodでB'zを聴く。しかし車内放送が聞こえたのでヘッドホンを外してみた。フルパワーで歯を食ひ縛つた。快速だが各駅停車だと。なにゆゑ?全てに駅に止まるらしい。ぢやあ快速とかいふなよ。ほんとに何があつたんだらう。事故だらうか。もし普通に16時少し前ぐらゐに家を出てたら激しく遅刻してゆっきーに迷惑掛けまくるところだつた。早く出てきたのは幸運だつた。しかしよく考へればかういふハプニングに見舞はれること自体が不運なのだ。やはり狙はれてゐる。で、疲労で頭が働かなくて全然気付いてなかつたのだが、多治見でそれだけ足止めを食らつてたといふことは、当然その先の駅でも同じやうに足止めを食らつてる客がゐるはずだつたのだ。駅に着くたびにどんどん人が乗り込んでくる。もう無理。これ以上乗るな。殺す気か。

もう本当に死にさうな状態で大曽根に到着。16時少し過ぎたぐらゐ。ドームまで歩いて20分。グッズ等を買つてるうちに丁度待ち合はせの時間になるだらう。時間的には何も問題ない。だが体力的にはかなりキツい。ドームまで辿り着ける気がしない。素晴らしく深い溜息をつきながら諦めて歩き始める。もうこの際ゆとりーとラインとか地下鉄を使つてしまはうかなんてことまで考へた。ドームまで1.5km。たつたそれだけのために数百円払つて乗り物に乗るのは死ぬほど苦痛だ。だが歩いて行くと死ぬほど云々ではなく本当に死んでしまふかもしれない。激しく迷つた。でも貧乏性なので歩くことを力強く選んだ。乗つてたまるか。ナメるなよ。絶対負けない。もう歯を食ひ縛る気力もない状態でフラフラと東へ向かつて歩き始めた。これからライブに行く!すげえ楽しみ!!といふ感じではなかつた。「あいつはB'zライブの客ぢやないな」と思はれるに違ひない。長い長い道をひたすら歩き続け、素人が大量に南下し始める交差点に辿り着いた。そこには自販機が大量にある。吸ひ込まれるやうに自販機に倒れ込み、金を投入口に叩き込んだ。完璧に脱水症。もう視界も狭い。脚のスジもまた痛み始めた。足の裏も痛い。もう歩けない。何で俺がこんな目に遭はねばならんのだ。キツ過ぎる。スポーツドリンクを凄い勢ひで飲みながら、気付いたら素人と一緒に南下してた。もう何も考へられなかつた。別に遠回りではないんだが、直射日光といふ邪悪な太陽エネルギーを全力で食らふことになる。AEONの横から歩道橋に乗り、ドームに向かつて歩く。すぐ目の前にドームが見えてるのに辿り着けない。歩道の床の虹色のタイルがムカツク。歩道脇の刈り込んだ杉もイチイチウザい。アリーナ席のチケット譲つてくださいとか書いた紙を持つてくつろいでる女二人組も目障りだ。もう何もかもが敵意を放つてるやうにしか見えない。ダメだ。倒れる。視界の外側からじわじわと暗くなつていく。暑過ぎるし喉が渇きすぎる。500mlのスポーツドリンクなんて一瞬で飲み干した。足りるわけがない。死ね。ドームに向かつて歩いて行くと、ドームに辿り着かないうちから行列ができてゐた。最後尾と思はれる場所には看板を持つたスタッフがゐた。看板はドームの方を向いてるので何が書いてあるか分からない。ドーム方面からどんどん人が来て列が長くなつていく。何だこれ。まさかグッズ売り場か?こんなに並べるかボケ。殺すぞ。最後尾に辿り着き、振り返つて看板を見た。グッズ販売 最後尾とか書かれてた。無理。グッズ売り場の場所は毎年同じだ。ここから並んだらどれだけ時間掛かるか分からない。完全無視。大体この1番ゲート付近のグッズ売り場は無駄に混雑するんだ。裏の7番ゲート付近の売り場の方が空いてる場合が多い。昔は2番ゲートの方にもグッズ売り場があつたが、最近はガチャガチャをやり始めてそれに場所を取られてしまつてグッズは売つてない。逆時計回りで7番ゲートの方のグッズ売り場に行つてもよかつたが、まづはゆっきーとの待ち合はせ場所に行つてみることにした。もしかしたらかなり早めに来てるかもしれんしな。それなら早く合流しておいた方がいい。ドーム裏の6番ゲート前がいつもの待ち合はせ場所。ここは毎年人がほとんど居ないし日も当たらないので丁度いい。ただ、ドーム自体がデカいのでそこまで行くためにはずいぶん無駄に歩くことになる。今年はFCのイベントが4番ゲート付近の駐車場でやつてゐる。そこから6番ゲート方向に列ができる感じなので、もしかしたら例年と違つて6番ゲート付近にも人が多いかもしれない。それだけが不安だつたが、いざとなつたら4番ゲート付近の公衆電話からゆっきーの携帯に電話すればいい。俺は携帯電話を持つてないからどこからでも掛けられるわけではない。公衆電話が減つてきたので結構つらい。携帯を持つてないから不便なのではなく、皆が携帯を持つたことが原因で公衆電話が無くなつて不便になつたのだ。あんなゴミみたいなもの普及させるなボケ。迷惑だ。お前らもウザいから携帯捨てろ。今捨てろ。すぐ捨てろ。便所に落とせ。できれば出したてのウンコに突き刺せ。まあどうでもいい。2番ゲート前のガチャガチャ売り場を横目で見ながら通り過ぎる。ガチャガチャは1回500円。中身は今年は17種類。リストバンドとかベルトとか携帯電話ケースとか色々ある。3、4、5番ゲートを通り過ぎ、6番ゲートへ。4番ゲート付近にFCイベントの列ができてた。この時間に並ぶといふことは、FCイベ19日の最終のやつを見るといふこと。そちらに行く客はライブを見れない。イベントのためだけに来た客といふことだ。中にはFCイベを軽く見てライブも見るといふのも居るかもしれない。18時からFCイベント見て18時半のライブも見るならFCイベントの映像は見れないことになる。FCの映像を見てからライブに行けば最初の3曲ぐらゐは観れないことになる。さういふ勿体無いことをする奴も居るんだらうか。取り敢へず、待ち合はせ時間の17時半より30分以上早く着いてしまつた。ゆっきーはまだ来てなかつた。グッズを買ひに行かう。そのまま時計回りで7番ゲートへ。1番ゲート前のグッズ売り場と比べたらまるで天国。ほとんど並んでない。パンフレット、リストバンド、ツアーTシャツ白、ビニールバッグを買つた。6500円。本当はMONSTER Tシャツも買ふつもりだつたのだが、既に売り切れてた。売り切れるの早過ぎ。すぐに逆方向に戻ればいいものを、何を血迷つたかそのまま時計回りで歩いた。1番ゲートのグッズ売り場は相変はらず恐ろしい行列。当然無視。その少し奥のCD売り場を見てみた。しかし買ふものなどない。B'zのCDは1〜3枚目のシングル以外全部持つてゐる。SPLASH!の初回盤も3種類全部持つてゐる。B'zに関してはCDを買ふ必要は一切無い。サポメンのバンドのCDを買はうかと思つたがやめておいた。シェーンガラースのCDが一寸欲しかつた。doaの2ndアルバムも密かに欲しかつた。でも買はない。8月は盆のせいでパチ屋へほとんど行つてないので収入が無い。あまり無駄使ひするわけにはいかん。2番ゲート横のガチャガチャへ。まづは専用コインを買はねばならん。500円玉で1回できるわけではないのだ。500円で専用コインを1枚買つて、それを使ふ。俺の前の女の客が10枚くださいとか言つて5000円払つてた。すげえな。カプセルがデカいから10回もやつたら滅茶苦茶かさばるぞ。俺は2000円払つてコイン4枚GET。さて、17種類あるうちのどれが出るか。一番ウンコな物が4つダブるといふ神懸り的な不運を食らへば「狙はれてないと思へる要素がダニの糞ほどもない」と力強く書けるのだが、どうなることか。まあまづダブり無しで4つ全部違ふのが出ることはなからう。1つ目、ナイロンバッグ(緑)。2つ目、ミニリストバンド。順調だ。ガチャガチャマシーンを変えてみる。30台ぐらいはあるだらうか。どこでやつても同じだらうが、何となく違ふところでやつた方がいいやうな気がした。この隙を嬉しさうに衝いてきた。3つ目、ベルト(白)。4つ目、同じ場所の下段のマシーンに入れてみた。ベルト(白)。な?言つただらう?必ずダブる。死ねボケ!!と歯を食ひ縛つてたら、近くに居た子供連れのオバチャンが子供と手分けしてリストバンドを3つ連続GETして苦笑ひ。負けましたゴメンナサイ。6番ゲートへ。待ち合はせ時刻15分前ぐらゐだつた。丁度いい時間だらう。座つて激しく休憩。もう脚が痛過ぎる。全身の疲労も激しい。無駄な歩きが多過ぎた。しばらくボーッとしてたけど、あまりにも暇なので、FCイベントの様子でも見に行かうと思つた。4番ゲート付近から眺めることができる。17日の日記にあつたイベント会場全景写真はその辺りから撮つたやつだ。そこに向かふ途中、ゆっきーが4番ゲート方向から歩いてきた。

ゆっきーと会ふのは約1年ぶりか。前回会つたのは去年のB'z LIVE-GYM 2005 CIRCLE OF ROCKの時だ。9月11日か。去年の日記に書いてあるはず。もうあれから1年なのか。すげえ鮮明に覚えてて去年といふ気がしない。椅子タンと車で行つたのもかなりよく覚えてゐる。ファミリーマートに寄つたり雨に降られたり駐車場を探し回つて大曽根より西に地下駐車場を発見してそこから恐ろしい距離を歩いたり。日記とか見てカンニングしただらう!と言はれるに違ひないが、今でも去年のライブのセットリストを何も見ずに曲順に言へるぞ。X・パルス・Fever・イカロス・アクアブルー・睡蓮・Mannequin Village・哀しきdreamer・BLACK AND WHITE・ALONE・今夜月の見える丘に・Happy Birthday・love me, I love you・ねがい〜SACRED FIELD・juice・IT'S SHOWTIME!!・愛のバクダン・OCEAN・BANZAI・ultra soul。まあどうでもいい。とにかく、何だつけ。さうだ。もう1年経つたとは信じられないが、約1年ぶりにゆっきーと再会。つい最近会つたやうに思へる。ゆっきーは前日まで北アルプスだか南アルプスだかの二千数百メートルの山に登つてたらしい。しかも遭難しかけたとか。そんな状態でドームにライブを見に来るとは。俺だつたら山に登る途中で完全に体力尽きて死んでる。すげえな。そんな本物の登山家のゆっきーが何故か何年も前から鳩吹山に登りたがつてゐる。ゆっきーから見ればあんなものは山ではなく丘だらう。まあいづれ登ることになるだらう。去年まで静岡に住んでたんだが、今年から仕事で東京に住んでるやうだ。それでも来年も名古屋にB'zライブを見に来るらしい。俺がチケット取れればだが。そのついでに鳩吹山登山を狙つてるやうだ。今年は日程的に無理。来年は登る方向で。俺がそれまで生きてればな。まだ開演まで1時間以上あつたので、色々話して時間を潰してた。ねもさんは相変はらず凄いみたいだな。もうしばらく会つてないな。最後に会つたのは椅子タンとゆっきーと4人でライブに行つた時かな。誰のライブだつたか覚えてないんだが。たぶんあややかな。センチュリーホールだつたな。あ、何か急激に色々思ひ出して来たぞ。俺はライブ前に1人で水族館に行つて、それからライブ。くにきちさんとかcleanzzzさんとかareさんとかに会つたりした。椅子タンが後から車で来てラオウ像前で待ち合はせ。その前にゆっきーと合流して、椅子タンに電話したら既にねもるぬと2人でラオウ像前に居るとか。あの時俺は暇潰しのためにTAKの西辺来龍の楽譜を持つてたやうな気がするぞ。貴志祐介の青の炎といふ小説も持つてたはずだ。黒いコートを着てた。2002年の冬だな。あややのライブで間違ひない。くにきちさんとスロの話をした。1日の最高負け額を聞かれて87000円負けたとか言つた記憶がある。大都技研のシェイクといふ機種でやられた時のことだ。今では8万負けなど珍しくもないが、当時はそれでも最高負け額だつた。シェイクは吉宗の前に出た711枚のストック機。ずいぶん昔だな。ライブ後にゆっきーとねもるぬと椅子と俺の4人で近くのガストに行つて飯を食つた。懐かしい。これは懐かしいと感じるほど昔のことなんだな。その時のあややライブのセットリストは忘れ去つてて1曲も言へない。それがねもさんに会つた最後だらう。いや、俺がまだ大学行つてた時に椅子タンと3人で大須の街を歩き回つた時が最後かな?あの時は大学のPCで自サイトの登山連絡BBSを何気なく覗いたら椅子タンが連絡くれとか書き込んでて大学の公衆電話から椅子タンの携帯に掛けたら今ねもるぬさんが名古屋に来てて大須に2人でゐるんだけど・・・とか。そのまま大学を出て大須に行つて合流してきしめん食つたりした。あややのライブとどちらが先か覚えてないんだが、覚えてないほど昔といふことだらう。待てよ。ねもさんがダイアモンドホールにミキティのライブ見に行くとか話してたな。ならば2003年だ。そちらの方があややよりも後といふことになる。ねもさんには2003年の春から会つてないんだな。今では年賀状のやり取りぐらゐだ。PCが壊れて俺のサイトのURLが分からなくなつたと今年の年賀状に書いてあつた。だから今ではネット上ですら交流がない。来年の年賀状にはうちのサイトのURLを書いておかう。一寸待て俺。なにゆゑ無駄なことをダラダラと書いてゐるのか。これは盛大な自殺だぞ。ライブの日の日記といふことはライブの内容がメインになるはず。しかしこの文量で未だライブ開始にまで到達してゐない。どうするつもりだ。書けるのか?ここまで読んでる奴も既にゐない気がするぞ。こんな無駄に長くてしかも面白くもない文を全部読むマゾはゐるんだらうか。全部読む人間よりも確実にこれを書いてる俺自身が一番イカれてる。どうしよう。このペースで書いたら終らんぞ。まだ20日の分もあるんだ。犬土偶日記とは別に自サイトで久しぶりにライブレポでも書かうかと思つたんだが、この調子だと犬土偶日記をコピペするだけで事足りる。いや、今日の犬土偶日記のURLを書くだけで十分になつてしまふ。・・・とか、くだらん思考までをイチイチ文章にするから無駄に長くなるのだ。書かなくていいことは書くな俺。この調子だと本気で終らない。ここまでで15000Bytesだつてさ。7500文字ぐらゐか。まだドーム内にすら入つてないのに。アホ過ぎる。泣けてくる。長く書きたいわけぢやない。短くまとめる能力が無いんだ。どうでもいい。いづれ終るだらう。とにかく1年ぶりな気はしないが、ゆっきーと1年ぶりに再会。・・・と3回ぐらゐ書いたやうな気がする。17時半少し前。体力が尽きる寸前。

しばらく雑談してから開演20分前ぐらゐにドーム内へ。俺達の席の入場口は1番ゲート。毎年2番ゲートなんだが、今回はスタンド席の1塁側なので1番。待ち合はせ場所の6番ゲートからはずいぶん遠い。フラフラしながら歩く。すげえ疲労。巨大な山に登つたゆっきーの方が普通は疲労が激しいはずなんだが、普段何もしない俺の方が圧倒的に瀕死。あと2日。B'zライブさへ乗り切れば後はどうにでもなる。根性だ。こんな死にさうな状態でライブを堪能できるのだらうか。体力がないのだから仕方がない。チケットを係員に誇らしげに渡して入場。中に入つて右の奥へ。結構遠い。中に入つてから自分の席に辿り着くまでにもずいぶん歩かされる。39列113・114番。どの辺りか分からなかつたので少し期待もあつたのだが、入つてみたらずいぶん上の方の席だつた。スタンド席の後ろから10列目ぐらゐか。かなり遠い。これは肉眼でメンバーを見るのは厳しい。スクリーンを凝視か。洋楽のハードロックが流れてゐる。洋楽には詳しくないので、いつも何の曲なのか分からない。しばらくしてBGMの音量がデカくなつた。開演間近。遅い客の入場を急かす。緊張してきた。久しぶりのライブだ。アマチュアバンドのライブはよく見るが、プロのライブは1年ぶりだ。どの曲をやるんだらう。B'zはいつも古い曲を大量に混ぜてくる。それも激しく楽しみだ。今回のMONSTERはライブで盛り上がりさうなのが多い。1曲目は大体激しい曲で来る。イントロの雰囲気等を考へると、ALL-OUT ATTACKが1曲目に来さうだが、衝動なんかもいいかもしれない。会場の電気が消えた。B'z LIVE-GYM 2006 MONSTER'S GARAGE開始!

ALL-OUT ATTACKのイントロのモワモワした感じの部分が流れ、ステージの左右にあるスクリーンにアメコミ風のアニメが流れる。Welcome to MONSTER'S GARAGE!とか何とか叫ぶ声とともにディストーションギターのイントロに突入。B'zの2人は見えない。どこに居るのか分からない。白い照明が激しく点滅して脳を刺激する。ポケモンフラッシュの色無しバージョンか。子供が気絶するぞ。1コーラス終つて、いつの間にかB'zの2人が居た。小さい。遠すぎ。こんなに遠くから見るのは久しぶりだ。ステージ全てが視野に完全に入る。ALL-OUT ATTACK!!つて客がコーラス部分で叫ぶ。瀕死なのに足でリズムを取る。これが致命傷になることは自分が一番よく知つてゐる。だが後のことはもうどうでもいい。手が勝手にピッキングに合はせて動く。さう言へばオフィシャルスコアのこの曲は誤植が多いんだよな。明らかに違ふ。しつかり確認してから売つてくれよ。毎回毎回誤植だらけ。何故楽譜作る奴らは真面目に働かないんだらう。間違ひが全くない楽譜なんて一度も見たことがない。単純なミスばかりだし、絶対に校正作業を真面目にやつてないと思ふ。まあ今はどうでもいい。爆音のハードロックが心地良い。やはりB'zのライブは良い。今まで色んな人のライブに行つたが、B'zより良いライブは無かつた。俺がB'zマニアだといふことを差し引いてもB'zより演奏面で敵ふのは居なかつた。何だと?お前俺がアイドルのライブばかり行つてると思ひ込んでるのか?バカめ。邦楽ばかりだが色んなジャンルのライブに行つてゐる。むしろアイドル系は少ない。鈴木あみ、松浦亜弥、藤本美貴ぐらゐだ。あ、SPEEDも行つたか。まあどうでもいい。ギターはGibsonのTAKシグネチャーモデルのDouble Cutaway白。ピックアップはEMGのを積んでるやうだ。今までGibsonのバーストバッカーをTAK向けにアレンジしたやつを積んでたんだが、今回は曲によつてEMGを使つてゐる。ALL-OUT ATTACK!!2曲目、juice。意表をつく曲順。大体最後の方でメンバー紹介に使ふのが定番だつた。ギターソロ後にメンバー紹介して客との掛け合ひをやつて、それからラストのサビに突入といふいつものパターンとは違ひ、普通に終つた。ギターは白DCのまま。2曲終つてMC。「B'zのライブジムにようこそ!!」と叫ぶあれだ。ただ叫ぶだけぢやなく、毎回何らかの小芝居や演出が入る。今年は何だらう。「B'zの・・・B'zの・・・」と稲葉が言ひ始め、客が絶叫する。「B'zの・・・え?何?」と客の叫びに反応する。小芝居が始まつた。「ちょっとそこ!何やってんの」といふ感じでアリーナ席の方を指差す。通路で誰かが暴れてゐる。それがスクリーンに映し出される。女が暴れて警備員が取り押さへる。その女の服に「B'zのライブジムにようこそ!」と書かれてゐた。それがスクリーンに映し出され、稲葉が叫ぶ。「B'zのライブジムにようこそ!!」

そのまま3曲目に突入。ギターをウンコ色DCに持ち替へてピエロ。赤い照明のせいでウンコ色ぢやなくて赤のDCかと思つてしまつた。スクリーンの色合ひも微妙にをかしくて普通よりも赤つぽく見えた。俺が疲労で色盲気味だつたのかもしれない。赤DCは半音下げや1音下げチューニングの曲で使ふのが定番だつた。ピエロでは使はないはず。といふ先入観は捨てた方がいいかもしれない。曲のラストのフェードアウトはどうするんだらうと思ひながら聴いてた。2コーラス目で通常のコードのバッキングではなく、メロディを弾く部分がある。歌のバックで歌メロとは全然違ふメロディをギターでやる。ステージで稲葉と松本が寄り添つて演奏。ライブではフェードアウトできないのでギターソロが適当に終つた辺りで短くコードでリズムを刻んで他のパートも激しくやつて終り。何?どういふ感じか分からんだと?知るかボケ。もう書くの面倒になつてきたんだよ。音を文字で表せないしな。気になるならお前も見に行けや。4曲目、稲葉がブルースハープを1人で吹く。ネテモサメテモのイントロでブルースハープがあつたから、次の曲はそれなんだらうと思つた。しばらく稲葉1人でハープを吹き、キリのいいところで他のパートが演奏開始。やはりネテモサメテモだつた。イントロで稲葉がCDと同じやうに寝ても覚めても!と叫ぶ。照明は緑。ギターはウンコ色DCのまま。DCばかりだな。通常のレスポールが出てこない。5曲目、ゆるぎないものひとつ。サポメンの大田がアコギでイントロを演奏する。TAKのギターはオレンジ色のDC。OCEANのPVで弾いてたやつだ。半音下げの曲には赤を使ふのがいつものパターンだつたが、今回はオレンジ色を半音下げに使ふらしい。照明は青。暗くて見えにくい。何も始まらないで今日が終り カラスは歌いながら森へ帰る 自分がイヤで 眠れない こんなこと何べんくりかえすの?宝くじが当たらなくてパチスロを打たされてる俺の歌か。スロのことを考へると気分が悪くなる。死ね。

MC。久しぶりに振りのある曲を・・・とか言つてた。振りと言へば恋心。しかし今回はMVPだ。SPLASH!のカップリング曲。アルバムには入つてない。これの振りが公式に存在する。B'zライブのサイトで振りを映像で見れる。興味ある奴は見に行け。もちろん俺は踊らない。覚えてもゐない。棒立ち凝視系キモヲタですから、足でリズムを取る以外は微動だにしないし、叫びもしない。TAKを見たら黒のストラトを持つてゐた。どこのメーカーのやつか遠すぎて見えん。ストラトを使ふ曲?Happy Birthdayか?いや、恋のサマーセッションだらう。でも振りがあると言つてるからにはMVPのはず。MVPでストラト使ふのか?何をやるんだらうか。振りがわからなくても踊つてください、体を動かすことから始まる、とか何とか稲葉が言つてた。知らない歌でも、何でもいいから歌つてください云々。あんまり詳しく書くとすごい分量になりさうなので適度に省略。といふか、自サイトでライブレポを公開する余地を残しておく。今のところライブレポを書くかどうかは決めてない状態だが、ここに詳しく書き過ぎると後で書きたくなつた時に困る。それに犬土偶日記は趣旨が根本的に違ふからな。適度にといふか、むしろ肝心な部分を省略せねばならない。どうでもいい部分にこそ力を入れて読者をイライラさせねばならんのだ。といふわけで、MCは省略。といふか、面倒なだけといふのが本音。まだ5曲か。いつになつたら書き終るんだらう。早く死なせてくれ。

6曲目はやはり恋のサマーセッションだつた。MCに惑はされたが、やはり使用ギターで判断すべきだつたな。客電がついたままで明るかつた。黄色系の照明。女子高生みたいな格好した女のダンサーが大量に出てきて踊つてた。レゲエ調の曲。黒のストラトを使つて軽快にカッティング。ギターソロが好き。一寸ジャズつぽい感じの音使ひ。学べや恋の夏期講習!7曲目、紫つぽいピンクの照明でMVP。書き忘れてたけどまづはステージがどうなつてるか書いておかねばならんな。今年は普通の横長のステージ。中央の広い部分の奥には巨大なLEDディスプレイ。上手・下手の上の方に小さめのLEDディスプレイ。左右に花道がずいぶん長く出てゐる。全長何メートルあるのか分からない。端から端まで走つたら(シャレぢやないぞ)俺は確実に体力尽きて死ぬ。で、曲によつてステージ後ろの巨大なスクリーンに映し出されるものが変はる。7曲目、MVP。振りのある曲。ウンコ色DC。サビで稲葉と客が一緒に踊り始めた。左右対称でない部分はどちら側にやればいいんだらう。みんなバラバラ。稲葉と全く同じにやつて向き合ふと逆になるやうにすべきか、それとも左右逆にやつて鏡に映つたみたいにやるべきか。曲の途中の歌がない部分で稲葉が説明してた。「これがM、そしてこれがV、そして、これがP!Pはこっちね!」体でM・V・Pの文字を作る。MとVはいいが、Pがバラバラになる。稲葉が後ろを向いて「Pはこれ!」と説明してた。鏡に映つたやうにしてはいけないらしい。稲葉から見て客がちやんとPに見えないとダメなやうだ。間奏部分では他のメンバーもM・V・P!つて踊つてた。8曲目、「Well, I really don't know how to say it but, I guess I love you」BAD COMMUNICATIONキター(AA略)。懐かしい曲だな。BAD COMMUNICATIONは昔はよくやつてた定番曲なんだが、最近は滅多にやらない。曲自体はあまり好きではないんだが、ライブで聴くと良いね。最後はいつも通り、BAD COMMUNICATIO〜〜〜〜〜〜Nと伸ばしながら音程を上げていく。最後にシャウト。と同時に次の曲へ突入。9曲目、ultra soul。間奏のアレンジが激しく変はつてた。今まではベースソロみたいなのがあつてギターソロに入る感じだつたが、まるで別の曲みたいな感じでキーボードの伴奏がメインになつて曲調も変はり、ゆつたりしたメロディのギターが入る。そして突然希望と失望に遊ばれての部分に突入。最後のultra soul!の部分を4回繰り返して終了。

暗くなつたので休憩タイムかと思つた。腰が痛過ぎる。脚は最初から痛いんだが、ますます痛くなつたやうな気がする。腰の痛みが加わつて泣きさうだ。椅子に座つてみたりした。でもまだこんなところで休憩タイムが来るはずがない。薄暗い青い照明の中でTAKがギターを弾き始めた。ブルースつぽい感じのアドリブ。増田のオルガンと掛け合ひみたいにしばらくやつてた。途中からDEEP PURPLEのSMOKE ON THE WATERになつた。稲葉以外のメンバーで演奏。もちろん歌は無し。あややが出てたプリッツのCMを思ひ出した。死ね俺。SMOKE ON THE WATERが終り、間髪入れずに10曲目の雨だれぶるーずへ。最初の方はほとんど稲葉のボーカルだけ。かういふ曲調はB'zには珍しい。それにしてもよくこんな高いのを歌へるな。楽譜見ると凄いことになつてゐる。通常、男ボーカルやギターは譜面の見易さを優先して実音よりも1オークターブ高く記譜することになつてゐる。この曲のボーカルは高すぎて五線の一番上よりも遥かに高いところばかり音符が配置されててかえつて分かりづらい。実音のまま書いた方が見やすいんだが、さうすると楽譜だけ見た時に1オクターブ低い曲だと間違はれるから仕方がないんだよな。TAKはCDと全然違ふフレーズを弾いてた。雰囲気は似てるけど細かいところはだいぶ違つてた。ブルースといふのはさういふものなんだらう。知らんけど。俺的には今回のライブでこれが一番良かつた。全然盛り上がらんけどな。座つて聴いてる客多数。まあ叫んだり踊つたりするやうな曲ぢやないけども。ギターも歌も素晴らしい。感動した。

MC。ドームの真ん中、アリーナ席中央の後ろの方に小さいステージがあつた。最初は黒い塊みたいな感じで何だかわからなかつたが、スタッフが猛烈な勢いで組み立てて楽器を載せて準備してた。センターステージの存在を客に知られないために直前まで隠してたんだらう。そのステージに今から行くと稲葉が言ふ。ここから行かうかなとか言ひながらステージ正面中央の階段を下り始めた。アリーナ席の客が絶叫する。ステージを組むのに多少時間が掛かるといふのもあるし、もしかしたら客へのサービスかもしれんが、最短距離でセンターステージには行かない。ステージを下りて左右二手に分かれて少し遠回りをしてセンターステージへ行く。客に触られまくり。危ないぞ。以前稲葉は同じやうに狭い通路を歩いてて客の手が目に入り、激痛で声を震わせながら歌つてた。DVDに収録されてるので笑ひたい奴は笑へ。目の黒いところは意図しないビブラートを生み出す。想像するだけで涙が止まらない。何故か俺が今無意味に苦しんでゐる。何故実際に触つたわけでもないのに目が開けられないほど痛いんだ。泣くぞコラ!と書きながら既に泣いてゐる。ちくしょう。目の黒いところは人類最大の弱点である。そこを何とかせねば人類に未来はない。時間を掛けてサポメン+B'zの6人がセンターステージに到着。開演前の早い時間に客から取つたアンケートの質問に答へるコーナー。ラッキーカラーは何ですかとか。まあ全部詳しく書くと長くなるので省略。既に十分長くて書いてる俺が瀕死なんだが。ずいぶん長い間色々と客の質問に答へてた。ドラムのシェーンと稲葉の英会話は何言つてるか半分ぐらゐしか分からない。稲葉が通訳してくれるからいいんだけど。

次の曲。Happy Birthday。今日誕生日の人!つて稲葉が客に聞いてた。かなり大勢が挙手。ほんとかよ。大体1/365の確率でゐるはずだから100〜200人程度はゐるんだらうが、明らかに数千人挙手してたやうに思へる。俺は来週が誕生日だが、仮に今日が誕生日でも手を挙げない。ステージでは全員アコギを弾いてた。もちろんCDとは全く違ふアレンジ。客も一緒に歌ふ。Happy Birthdayが終り、みんな本来の楽器に持ち替へる。TAKはウンコ色DC。今年は通常の形のレスポールが全く登場しない。白・ウンコ・オレンジのDCと黒のストラトとアコギだけ。12曲目、もの凄く特徴のあるギターのアルペジオでスタート。Brotherhoodだ。ギターソロ後半がCDと違ふ。We'll be alright!懐かしすぎる。99年夏を思ひ出す。種子島へ行つた。そのためにDIGI-ZOを買つた。まさかそれが俺のメインギターになるとは夢にも思はんかつた。ボディが小さいから狭い場所でも弾ける。それが何よりも俺の心に響いた。まだロクにギター弾けなかつた頃にBrotherhoodをコピーした。今では忘れ去つて弾けないんだが、当時はよく弾いてた。懐かしいな。Brotherhoodが終り、シェーンがドラムを叩き始める。どこかで聴いたリズムだが何の曲か分からない。何だらう・・・と考へてる間に他の楽器が入つて来て分かつた。BLOWIN'だ。俺が高校の頃の曲だ。まだ松本はYAMAHAのアーム付きの派手なギターを弾いてた。ライブではあまり聴いたことがないやうな気がする。Pleasure2000の時に聴いたのは覚えてるんだが、他は記憶にない。いや、記憶にはあるけど今は思ひ出せないだけかもしれない。思ひ出さうといふ気すらない。今ここで堪能すれば良い。曲の最後でBLOWIN' IN THE WINDの部分を何度も繰り返しながらメンバーがセンターステージからメインステージへ戻つて行く。稲葉が1人で先に行つて他のメンバーに「早く!」とか言つて急かす。あまり意味があるとも思へない小芝居。ステージ両脇の画面に「BLOWIN' IN THE WIND」と表示されてゐる。歌へといふことか。全員ステージに戻つて最後のBLOWIN' IN THE WINDを叫んで終了。いつの間にかステージ奥にカーテンが掛かつてた。客電が落ち、真つ暗になつた。一寸座つて休憩しようかと思つた。そしたらすぐにステージに青い照明がつき、ストリングスがOCEANのイントロを奏でる。14曲目。もういつの間にか後半に突入してるんだな。去年はいつもより少なめの20曲だつた。大体22曲ぐらゐやるんだが今年は何曲やるんだらう。まだMONSTER収録曲でやつてない曲が何曲かある。無言のPromiseが聴きたい。やるとしたらキーボードの増田とサポートギターの大田が大活躍だな。最初アコギで途中からエレキに持ち替へるにしても、その後もずつとアコギは鳴つてるから、途中でアコギ奏者が変はると不自然になる。だからアコギはずつと大田が弾き続けて曲の後半でやつとTAK登場といふことになる。TAKの活躍の場はエンディングのギターソロだけといふ感じになつてしまふから無言のPromiseはやらなさうな気がする。間奏のタガログ語の語りも誰もできないしな。まあHDDに録つたやつをPA側で鳴らせばいいんだが。OCEANのギターソロの最後の所で少しノイズが出た。今日のTAKは調子悪いな。細かいミスが多い。

後半の見せ場。15曲目、MONSTER。キーボードがどんどん音を重ねて和音を作つていく。LOVE PHANTOMつぽい感じ。突然ギターのリフが入る。ブレイクと同時にステージの前の部分からオレンジ色の炎がモファッと噴き上がる。滅茶苦茶離れてるのに炎が出ると熱気が伝わつて来る。あの炎は毎年ライブで見るんだが、とにかくアホみたいに熱い。ブレイクと同時に野太い声でHEY!と叫ぶ。客も一緒に叫ぶ。ステージの後ろのカーテンが落ち、何かモワモワ動いてる。暗くてよく見えない。イントロの激しい部分になつて明るくなつた。ステージ奥ではフクロウみたいなやつにコウモリの羽がついたやうな巨大な悪魔の人形が漂つてた。足が動いてた。TAKのギターは白のDC。どうやら白は激しい曲で使ふやうだ。火薬の使用が増えた。どんどん盛り上がつていく。続いて16曲目、衝動。白DCのまま。暗闇のFreedomのところを客がデカい声で歌う。いや、全ての部分を大合唱だ。しょーーーどう!!最後のgo for it go for it 愛情こそが衝動のところでボーカルとドラムと客の合唱だけになり何度も繰り返す。その間にTAKがギター交換。オレンジ色のDC。といふことは次は半音下げの曲か?突然花火が爆発し、ステージ後ろの鳥の化け物がトロピカルな模様の蝶に変はつた。そして爆発と同時に17曲目、愛のバクダンが始まつた。小さい蝶の形をした布がステージ上のいたるところでモワモワ漂つてる。激しい。MONSTERからの一連の流れが素晴らしい。後半の一気に畳み掛けるこの感じはアンコール間際の展開だ。あと数曲で休憩時間だ。それまで耐へろ俺の腰。もう背骨が折れる寸前。3曲連続で激しいのをやつたからここで終るかと思つたが、まだ終らない。18曲目、LOVE PHANTOM。ウンコ色DCに持ち替へ。通常レスポールが全く無い。ギターソロの最後がをかしかつた。音をハズしたと思つた。だが実はさういふアレンジだつたと翌日気付くことになる。ギターだけ聴いてたからもの凄く変な感じがした。むしろキーボードがメインだつたんだな。変に低いところに行つて違和感を残したまま長く伸ばして一瞬で通常の高さに戻り、歌に入る。音をハズしたんぢやなくてそこだけ転調したつぽい。明るくなり、19曲目に突入。ミヤビなSPLAH!名古屋のSPLASH!!といふわけで俺が3枚も買つてしまつたシングル曲。買つてしまつたといふか買はされたといふか。稲葉はかなりつらさうに歌つてた。キーが高いからな。ずつと高いところで早口で歌はねばならんからかなりキツいんだらう。それまでの曲は何ともなかつたのに突然苦しさうになつたから余計目立つた。SPLASH!が終り、MC。どうやらアンコール前ラストらしい。20曲目、明日また陽が昇るなら。自分がギター弾くやうになつてから、歌をメインに曲全体を聴くことができなくなつた。いつもギターばかり優先的に聴かうとしてしまふ。時には歌が邪魔だと感じることさへある。そんな調子だから、ライブでもギターをメインに聴いてる。ギターソロのトレモロピッキングで弾いてはいけない音を弾いてしまつたことにもイチイチ反応してしまふ。曲が終り、メンバーが去る。やっと休憩タイム。吸ひ込まれるやうに深々と椅子に座る。至福の時だ。腰の痛みが限界に近い。脚もパンパン。スジも痛い。客席を見渡す。凄い人数だ。4万人だか5万人だか知らんが恐ろしい人数が集まつてゐる。これだけ居たらライブ中に死ぬ奴が居てもをかしくない。脳の血管が切れるとか心臓が止まるとか、さういふのが1人ぐらゐ居てもをかしくないと思ふ。これだけの人数が激しく興奮してるんだから。でも何故かライブで死人が出たといふやうなニュースはほとんど聞かない。ヒトは意外と死なないものなのかもしれない。だとすると、何でもない時に心臓発作とか脳溢血とかで死ぬのつて相当低い確率なんだな。まあこの5万人の中で今一番死にさうなのは間違いなく俺だらうな。B'zのライブではアンコール時に客席でウェーブが自然発生する。なかなか壮観だ。アリーナ席でもスタンド席でもウェーブがモワモワ動く。今年のウェーブは小さい。立ち上がらずに手だけ上げる奴が多い感じだ。暑過ぎて客がバテてる。途中でエアコンが止まつたのか知らんがやたら暑かつた。しばらくしてステージの照明がついた。客が絶叫して立ち上がる。もう少し休ませてくれ。

白DCを持つてゐる。激しい曲をやるのか?何をやるんだらうか。シェーンがドラムを叩き始めた。微妙に跳ねた感じのリズム。他のパートも音を出し始めた。ジャズつぽい感じ。何だらうと思つてたら突然ギリギリchopに突入。稲葉の声は大丈夫なのか。ここにきてまだこんな激しい曲ができる体力が凄い。稲葉は完全に復活してた。SPLASH!の不調は何だつたのかと。一寸ギターソロでミスつて無音状態があつたけどまあ気にしない。最後のMC。省略。で、最後の最後。増田のキーボードで印象的な伴奏。RUNだ。両脇の画面にはBrotherhoodのジャケットとかで使はれてた稲葉と松本の握手してる手のアップが映つてゐる。ピアノの音でイントロを演奏し、さてここから例のギターのメロディが入つてくるぞ!といふところになつて期待した場所で音が入つてこない。ピアノはギターに譲るために動きの少ない伴奏に移行してるのに。何だ?松本が入り損ねたのか?それともエフェクタを操作してる裏方のミスか?それともさういふアレンジなのか?イントロのギターメロディの2/3ほど無音。最後の1フレーズだけ弾いてそのまま次の激しいイントロへ。曲のエンディングのギターソロが長い。ライブで定番のパターンだな。その間、稲葉は「Let's run Run for your life」と、コーラス部分を歌ふ。ステージから降りてアリーナ席の一番外側、スタンド席とアリーナ席の間のスペースを逆時計回りに全力疾走。2時間以上ライブで走り回つて叫び続けたのにまだそんなに走る体力があるのか。一体何メートルあるんだ?恐ろしい距離だぞ。俺なんか万全の状態でも走り切れる自信がない。Let's run!Run for your life!と歌ひながら、しかも時々客に手を振つたりしながら、凄い勢ひで走る。ただし、曲の尺に合はせないといけないので調整も要る。タイミングを合はせて1周してステージに戻り、曲のラストへ。曲が終り、全員ステージの前へ。「せーの!おつかれ〜!」終り。エンディングSEは知らない曲。去年は既発のdear my lovely painだつたが、毎年ラストは未発表曲を流す。そのうちこつそりカップリング曲としてリリースされるだらう。なかなか良い曲だつた。一寸古めの歌謡曲をロックつぽくアレンジしたみたいな曲。ステージ上ではB'zの2人が歩き回つて何度も深々とお辞儀してゐる。散々お辞儀して退場。終つた。1日目終了だ。規制退場。指示に従つて指定された席のやつから順に退場だ。でも無視。その前に早々に脱出。

B'z LIVE-GYM 2006 MONSTER'S GARAGE ナゴヤドーム 8/19

ゆっきーがタオルを買ひたいらしい。開演前にも一度グッズ売り場に行つたんだが、俺が買つた時とは違つてアホみたいに並んでたから断念したんだ。ドーム内のグッズ売り場で買はうといふことになり、開演直前にドーム内に入つて売り場に行つたんだが無情にも売り切れ。一度入つたら出れない。仕方がないので終演後に外のグッズ売り場に行くことにした。で、終演後に1番ゲート前の売り場に行つたらここも既に売り切れ。でも何故か7番ゲート前の売り場でかなり早い時間に売り切れてたMONSTER Tシャツが売つてたので買つた。かういふこともあるので、一応7番ゲート前の売り場にも行つてみようといふことになり、逆時計回りで7番ゲートへ。恐ろしい人数が続々とドーム内から出てきて時計回りの流れを作つてる。それを逆流するのは困難を極めた。苦労して7番ゲート前の売り場に行つてみたんだが、ここも既に売り切れ。開演前に長蛇の列に並んででも買つておくべきだつたやうだ。まあ通販で買ふといふ手段もある。入場時に貰つたチラシの中に振込用紙も入つてる。さて、後は帰るだけ。ゆっきーはAEONの駐車場にとめたらしい。あそこはドームの客には駐車場を使はせない。ドームの客は例へ何か買ひ物をしても通常の駐車料金+6000円を取るらしい。極悪だな。ドーム周辺は駐車場が少ないから遠くから車で来た奴はゴキブリホイホイに掛かるゴキブリみたいに吸ひ込まれるしか選択肢がない場合が多い。AEON大儲け。大曽根駅より西に行くと、去年椅子タンと行つた時に発見した安い地下駐車場があるんだけどな。2kmぐらゐ歩かねばならんから結構キツいんだが。ゆっきーが駅まで一緒に来ると言ふので雑談しながら歩いた。ゆっきーは翌日に東京に帰るらしい。あまりにも喉が渇いて死にさうだつたので自販機に辿り着くのを死ぬほど待ち侘びた。自販機に到達し、素晴らしい勢ひで金をぶち込んだ。全身痛くて死にさうでまともに歩けない状態なのに、自販機に金をぶち込む動作だけは一流のアスリート並みだ。目を血走らせながら味はふ間もない勢ひで胃に流し込む。潤ふ!!渇きが癒える悦びがお前に分かるか!!また歩き出す。いつまで経つても駅に辿り着かない。大曽根遠すぎ。さすがのゆっきーも大曽根まで行く気にはなれなかつたらしい。1つ前の信号でお別れ。また来年。俺がチケット取れればだが。いや、その以前に俺が生きてる必要がある。栄養失調で死ぬとか、金欠で餓死するとか、何らかの惨めな死亡の可能性が一般人の数百倍はある。今過労死する可能性だつてあるのだ。大曽根まで辿り着いてもそこで限界に達してホームで気絶して落ちて電車に轢かれるとか。下切まで無事に辿り着いても原付運転中に限界に達して事故死するかもしれない。家に帰り着いても風呂で気絶して溺死するかもしれない。かなり疲労してゐる。木曜のB'z Treasure Landの疲労が残つたまま今日のライブを迎へた。厳しい。多治見から満員でしかも各駅停車の悲劇だし。ゆっきーと合流する前に無駄にドームの周りを歩き回つたし。本気で瀕死。まだあと1日ライブがある。その前にバンド練習もある。かなり無理。毎年毎年ナゴヤドームに来るたびに死にさうになつてゐる。体力無さ過ぎ。右脚の内側のスジが痛い。腱が切れさうだ。ハギの筋肉痛もキツい。ハギつて何?と質問を受けたことがあるので一応説明しておく。ふくらはぎのことだ。漢字で書くと脹脛。アクセントはハに付けろ。しかも無駄に力強くアクセントを付けろ。吐き捨てるやうに言へ。肺にある空気を全て一瞬で吐き出すやうにハを発音するんだ。さあ言つてみよう。ハギ!どうでもいい。かういふ無駄なことを書くから長くなる。早く日記を終らせたくて仕方がないのに意思に反して手が勝手に無駄なことを書き続ける。もうすぐ終るんだ。19日分だけでも終らせて楽になりたい。

大曽根に苦労して辿り着いた。脚が痛い。といふか全身が痛い。切符売場に長蛇の列ができてゐた。夕方に買つておくべきだつた。いや、夕方に買つておくと帰りに切符売場が混雑しない。混雑を避けるために買ふといふ行為を無駄にして俺を悔しがらせるために混雑しなくなる。宇宙は俺を悔しがらせることに夢中だ。死ね。改札を通り、ホームへ。喉が渇き過ぎてゐる。飲んだばかりだらうが。何故こんなに渇くんだ。アホみたいに渇く。気分はミイラ。ホーム奥の自販機に辿り着いた。しかしほとんど売り切れ。コーラだけが残つてゐた。コーラの500mlペットボトルを買つた。炭酸だから勢ひよく飲めない。しかも半分は二酸化炭素だから水分が少ない。全然癒えない。さらに疲労時に炭酸を飲むと気分が悪くなる。胸焼けがする。飲まない方がよかつた。何故俺ばかりこんなに苦しまねばならんのだ。名古屋方面も多治見方面も恐ろしい人数が並んでる。数万人が同じ時間帯に一気に家に帰らうとしてるんだから仕方がない。これは帰りに座れるなんていふ奇跡は絶対にあり得んだらう。ますます死ぬ。名古屋方面から大曽根に来た電車が最初から無駄に乗車率が高い。座れる可能性などダニの糞ほどもない。誰一人座れない。そんな状態で無理矢理みんな乗り込む。死ぬ。少なくとも高蔵寺までは絶対に座れないだらう。B'zとは関係ない高校生ぐらゐの乗客が雑談してるのを聞きながら手すりに掴まつて必死に気絶しないように頑張つた。ヤフオクで芝生の種を3000円で買つて育ててるとか話してた。種を蒔いて水をかけるだけで育つらしい。何のために芝生なんか育ててるんだ。その若者は勝川で降りた。さう言へば去年はB'zライブの帰りにCHOSANGに借りた三国志を少し読んだりしてたな。かなり鮮明に覚えてるから去年といふ気がしない。いかん。また同じ過ちを繰り返す気か。余計なことは思ひ出すな。思ひ出しても書くな。日記が無駄に長くなつて死ぬだけだ。何も思ひ出すな。もう書くな。早く家に帰り着け。多治見で乗り換へ。ここまで来てまだB'zライブの客が居なくならない。ツアーTシャツを着た奴とかB'zのビニールバッグを持つた奴が何人も居る。多治見から20分。ドアは自動では開かない。駅に着いたらドア開閉ボタンを押さねばならん。都会人が嘲笑する声が聞こえて来るやうだ。無人駅だから切符は運転士に渡さねばならん。下切に着いてドアが開けられる状態になつたんだが、運転士が運転席からなかなか出て来ない。運転士が出てくるのを待つて切符を渡してからドアを開けるのが通常の手順だらうが、ここで狙はれる気がした。ドアが開かないのを見て運転士が下切で降りる客は居ないと勝手に思ひ込んでそのまま発車したら大変なことになる。まづはドアを開けるのが優先だ。ボタンを押してドアを開けた。それから運転士のところに切符を渡しに戻らうと思つたが、他にも降りる客が結構居て、もう戻れなかつた。だからそのまま切符を渡さずに出た。でも何も言はれない。これはもしかしてキセルできたんぢやないか?でもやると確実に捕まる。さうなるやうにできてゐる。狙はれてるからな。余計なことはしない方がいい。結局切符を渡さないまま電車は行つてしまつた。まあどうでもいい。下切で降りたB'zファンも何人か居た。近所にも結構居るんだな。当たり前か。グッズを原付の椅子の中に入れ、メットを被つてエンジンをかける。もうすぐ寝れる。あと少しだ。もう死にさうだ。国道248号を北上し、谷迫間から下りて山に入る。漸く帰り着いた。まづは自サイトの掲示板に書き込み。自分用メモとしてセットリストを背景色と同じ色で書き込む。大阪公演に行く人が見るかもしれんからな。一応ネタバレ防止のために直接は読めないやうに配慮した。まだ余裕あるな。昼にJRがをかしかつた原因を調べるためにYahoo!のニュースを見た。新守山付近のポイントの故障だつたらしい。やはり狙はれてるな。それから風呂に入つた。溜まり過ぎた疲労を少しでも消さねばならん。まだあと1日あるんだ。それさへ乗り切ればあとはもうどうでもいい。しかし風呂に入つたら余計疲れたやうな気がする。すげえ疲れた。日記を書く気力はなかつた。かうなることは予測できてたから日曜のライブが終つてから書くと予告してある。実際、これだけの文章をライブ直後に書いてたら確実に死んでる。ここまでで21000文字ぐらゐか?無駄が多過ぎる。もう終りにしよう。20日の分はたぶんこれより激しく短くなるだらう。・・・と書いたらこれより長く書かねばならんぢやないか。自らハードルを上げるな。バカか。だがそれが犬土偶クオリティ。といふわけで、B'zライブ1日目終了。疲れた。

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公開日時不明
本文文字数22982文字 (タグ込み)
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