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犬土偶日記

海の近くに住みたい

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2004年11月08日

犬タン旅行記 後編

公開日時: 不明

朝めちゃめちゃ早く、日が昇る前に起きて海で遊ぶつもりだった。せっかく海に来たんだから精一杯楽しまなきゃ損だ。はしゃぎまくるぞ!アホみたいに暴れまわってやるぞ!って意気込んでた。誰もいない砂浜で早朝から一人で遊びまくる。う〜ん素晴らしい。しかし・・・体力のない俺が起きれるわけがない。前日の晩にアホみたいに酒も飲んだし。8時半から飯と聞いていた。起きたのは7時半。飯の前にまた風呂に行くつもりだった。だから海で遊ぶことは不可能だった。風呂は朝と夜で男湯と女湯が入れ替わるらしい。だから両方入るためには朝と夜どっちも行かねばならんのだ。風呂最優先。金がかかってるしな。前日の晩の女湯がどんなだったかは聞いてて大体知ってるんだが、自分が入らないと意味がない。というわけで、飯の前に急いで風呂へ。前日の晩に女湯だった方の露天風呂は岩風呂がなかった。木でできた四角い湯舟のやつと、直径1m半ぐらいの甕みたいなやつがいくつかあった。四角い木のやつは、デカイ方はめちゃめちゃ熱かった。他は全部ヌルかった。相変わらず塩辛い。朝なので海が激しく見える。漁船がいくつか出てた。砂浜では地元の観光協会みたいな人たちが掃除をしてた。あんなに毎日ゴミが勝手に流れ着いてくるような場所を掃除するのは大変だろう。夏は海水浴場らしいので、掃除せずに放っておいたら大変なことになるのはわかるんだが、毎日必死でゴミを片付けてもいつまでも増え続けるのは気が狂いそうな気がする。俺だったら耐えられんな。急いで風呂を出て朝飯へ。晩飯より多いんじゃないのか?っていう感じ。おかずの種類が多すぎるので米が相対的に少ない。だからと言ってお代わりすると食い切れん。元々俺は普段から1日1食なので前の晩に食いまくってて朝も食えるわけがない。でも極度の貧乏性なので無理してでも全部食う。デザートまでキッチリ食い切ってから部屋へ戻る。いつでも帰れる準備をしてからボーっと過ごす。部屋に置いてあった旅日記みたいなノートを読んでみたりベランダに出て海を眺めたり。やっぱりギター持って来ればよかったなと思いながら。

昼前にホテルを出て別の場所へ。すぐ帰るのは勿体無いからね。一人で来てたんなら迷わず南知多ビーチランドへ行くのだが、一人じゃないのでそういうわけにはいかない。知多半島の南端辺りまで行った。定番の魚広場という市場みたいな所。今は極度の金欠なので(だったら旅行なんかするな!)バンドメンバーへの土産は今回は無し!と思ってたんだが、いつも貰ってるし、日本社会の儀式として気持ちだけでも提示する必要があると思い直し、安くて無難な物を買っておいた。土曜まで時間があるのでナマモノは除外。金銭的な意味でもね。ある程度日持ちするものでも魚系は金がかかるので論外。ということで、知多半島・無難・定番・安い、と言えばアレしかないね。お前の思ってる通りだよ。3つで1000円さ。

市場を出てしばらく行ったところにある別荘地帯に入り込んで丘の上から海を眺めた。こんなところに住めたらいいねとか・・・無駄無駄無駄ァ!昼飯もどこかそこら辺で食う予定だったんだが、そんなに頻繁に食えるかボケェ!ってことで食わずに帰ることになった。

知多半島道路から名古屋高速へ。ものすごく見慣れた景色を見て普段の生活に戻るんだな〜としみじみ思った。家に帰ればやりかけのCGI作成の仕事が待っている。またヒキコモリの日常に戻るんだな。夕方に家に着いてから凄い疲労に襲われた。疲れた疲れた。無理しすぎたな。普段ほとんど動かない俺が旅行なんて似合わねぇんだよ!夜、HEY!HEY!HEY!の2時間スペシャルを無理矢理見てから寝た。

疲れるけど旅行っていいな。冬には種子島に行く予定なんだが、これは行かないかもしれない。サトウキビの収獲を手伝いに勝手に気紛れで行く。時期も俺が決める。完璧な1人旅。向こうでは祖母の家で世話になることになるけど農業の手伝いは時々休んで島中を探索するのですよ。冬にライブやるかもしれないんだけど今回はライブと被らないように調整しつつ、無理だと思ったら行くこと自体を諦める。何もかも自分の都合に合わせて自由に行動できるっていうのは最高にいい。やはり孤独はいいよ。まぁ種子島へ長期間行けばその間はバンド活動ができないのでメンバーには迷惑掛けることになるだろうな。そう考えるとやっぱり行くべきではないかなとか思ったりして。やっぱりね、一人の身軽さはいいよ。現実的にそれを味わえる人間は少ないと思うけど。例えば会社勤めの人は長期間旅行するために休むなんてことはほとんどできないだろうし、仮にできたとしても結婚してたりしたら家族も連れて行かないとダメだろう。そういう全ての煩わしさから解放されるためには就職もせず、友人も恋人も作らず、家族とも連絡取れないようにして一人で暮らすしかない。でもそれを実現するには膨大な金も必要なわけで、やはり宝くじを狙うぐらいしか手段が思い浮かばない。一生自分の都合のみで全ての時間を自分のためだけに使える人生って最高に素晴らしいと思う。誰とも関わらない人生。別にそうなりたいわけでもないんだけど。一時的にそれを求めるだけでも相当な苦労があるね。人並みに普通の人生を送るのが一番ラクかもしれないけど、そこから途中で抜け出そうと思っても難しいだろうし、半端に安心を味わった後では冒険することもできなくなる気がする。人生って難しい。人からどう思われるかってことを一切気にしなければ俺みたいな人生でも余裕だよ。まぁそういうくだらないことばっか気にしてる人間が大多数だろうからオススメできないけどね。10年後は白川公園でダンボール生活してるから放火殺人でもしたくなったら遊びに来てくれや。もひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!これにて犬タン旅行記は終わり。


   ノノノハヽ
    川v) < どんな締め方だよ!
  / U  つビシッ
  し'⌒∪

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公開日時不明
本文文字数2555文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20041108
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