海の近くに住みたい
公開日時： 不明
朝起きてハロモニを見てから旅行へ。旅行っていうほどのものでもないんだけどね。場所は知多半島の先っちょの辺り。近すぎ。高速使えば1時間半ぐらいで行ける。この時期は海で遊べないのであんなところに行っても何もすることがない。ギターを持っていこうか迷ってたんだが、邪魔になるといかんと思って持っていかなかった。後で激しく後悔した。素晴らしく最低な判断ミスだった。
15時ごろには現地に着いた。晩飯まで時間があったのでまずはホテルを抜け出して海へ。海岸を歩き回ったりした。クラゲがいくつか砂浜に打ち上げられて中途半端に干からびていた。小さい灯台みたいなやつとか水門とか防波堤をウロウロしてみたり釣り人を観察してみたりしながらしばらく海で遊んだ。海はいい。山人には珍しいんだよな。海を見るのは何ヶ月ぶりだろうか。たぶん名古屋港水族館に行ったのが最後だろうと思う。でもそれがいつなのか思い出せない。去年の9月以前なのは確実だ。水族館の年間パスの有効期限が切れてからは行ってないからな。ということは1年以上海を見てなかったということか。こんな時期にこんな何もないところに旅行に来る奴なんて少ないだろうと思ってたんだが、日曜だからかもしれんけど意外と人が多くて鬱陶しかった。部屋に戻って海の向こうに沈む夕陽をボーっと眺めながらギターを持ってこなかったことを後悔した。こういう時、何となくベンチャーズとか弾きたくならない？B'zのSURFIN'3000GTRとか、TAKのNOTTEKEとかも。夜は夜でThe Wild Windを何となく弾きたくなったりして。飯の前に露天風呂。打たせ湯で脳みそに衝撃を与えてたら何だか知らんが猛烈に激辛だった。どうやら塩が大量に含まれてるらしい。温泉なのか単に海水を汲み上げて沸かしてるのかは知らんけど。
晩飯は豪勢な海の幸を期待してた。食い切れんほどの大量の魚料理を。しかし量は少なめだった。味はまぁまぁだと思うんだが、海の料理は少なめ。刺身とか少ねぇんだよちくしょー！デカイ海老の塩焼きとかもあるんだろうなと思ってたのにそういうのもなかった。何がメインなのかもよくわからんのだが、鯛を大量の塩で包んで蒸し焼きにしたやつを木槌で叩き割るパフォーマンスがあったのでそれがメインかもしれない。その鯛の肉がほんの少し皿に乗せられてレモンと一緒に運ばれてきたが、これが美味くない。味がない。醤油ぶっかけて食ったけどあんまり美味くなかった。単に酒が回って味覚が麻痺してただけかもしれない。アホみたいに飲んだみたいだし。記憶が飛んだりするようなことはなかったけど、普通にお茶とか水みたいな感覚で喉を潤す目的で飲んでたような感じ。アルコールなのでガブ飲みはできないんだけど、飲めば飲むほど喉が渇くので止まらないみたいな感じ？自分では既に脳がモワモワしててよく分からん。飯の後は酒が脳細胞を破壊し尽くして何も考えられん状態だった。しばらくボーっと過ごしてから真っ暗で不気味な海を眺めたり生臭い潮の香を堪能してみたりした。
寝るには早すぎる。かと言って遊ぶ物もない。ホテルの近くにも何もない。これは困った。夜の海は危険だ。酒も飲んだし、迂闊に外に出ると死ぬ可能性がある。寝てしまえばラクなんだろうが、せっかく来たんだから何もしないのは勿体無い。ということで、ホテル内をウロウロしてみたりした。隣の建物にラーメン食いに行ったりとか。でもすぐに疲れて飽きた。連れが寝た後で深夜に一人で露天風呂へ。この時間はさすがに貸切だろうと思ってたのに甘かった。まぁ先客は3人ぐらいだったので、木の浴槽の方に先客、岩風呂は俺が独占みたいな感じ。本当に真っ暗で何も見えない不気味な海をボーっと眺めながら塩辛い風呂にゆっくり入った。一人で来たかったな〜とか思いながら。やっぱり俺は一人が好き。すごい団体でっていうのがイヤだという人は結構いるかもしれない。でも親しい友人数人と一人なら友人と旅行する方がいいっていう人の方が多いんじゃないかな？俺は断然一人がいい。遊園地とカラオケだけは一人で行く勇気がないが、それ以外は一人の方がいい。コンサート見に行く時でも例えば椅子タンとか友達と行くことが多いけどやっぱり一人の方がいいなと思う。友人だろうと恋人だろうと家族だろうと群れで行動するメリットがあるとは思えない。メリットって、損得勘定だけかよ！楽しいかどうかの基準はないのか！って思われるかもしれない。でもね、やっぱり一人の方が楽しいんだよ。人は一人じゃ生きていけないとか、恋人や友達がいないと寂しいとか、半端な流行歌にでも洗脳されてるのか知らんが、そんなのは嘘だね。孤独を楽しめない奴は負け組。
やっぱりギター持って行けばよかった。無人の防波堤に座って知ってる曲を全部、何時間もかけて弾いてみたかった。こんなに「一人がいい！」とか書きまくってると普通の人が読んでもこいつおかしいんじゃねぇのか？って思われそうなのに、一緒に行った人はめちゃめちゃ気分悪いかもしれんな。まぁこの日記を読むとは思えんので大丈夫だけど。ほんとに孤独が好きなのよ。家族も友人も恋人もいらない。一人がイイ。バンドやってるのが奇跡みたいに思える。後編へ続く。
| 公開日時 | 不明 |
|---|---|
| 本文文字数 | 2205文字 (タグ込み) |
| URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20041107 |
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