海の近くに住みたい
話題:Debug&BRライブ
公開日時: 不明
8月はスロ地獄で全くいい思い出がないんだがこの日だけは違う。Beginner's Rockの5回目のライブ。5回目だよな。あんまり自信がないけど。昼から本番前最後のスタジオ練習をして、それからライブハウスへ。突然雨が降り出した。凄まじい雷雨。リハーサルの途中で停電した。危険なので雷が収まるまで休憩ということになったんだが、いつまでも収まる気配もない。1時間ほど遅れて最後にリハをやってた俺たちのバンドがリハを終えることなくそのまま本番に突入することになった。雷が収まるのを待ってる間に無駄な緊張感もなくなり、ひとりでステージの上でビール瓶のケースを逆さにしたやつに座って電気の通ってないエレキギターを弾き続けた。暇過ぎて死にそうだった。そして腹が減りすぎて死にそうだった。水曜の夜以降何も食った記憶が無い。スロ地獄というのはそういうものだ。朝起きてすぐパチ屋へ行き、閉店まで粘って23時半に帰宅。休憩もなく14時間最高速度で打ち続ける疲労は想像を絶する。家に帰り着く頃にはもう気を失う寸前の状態。飯なんか食ってる余裕もない。そのまま倒れこんでまた朝からパチ屋だ。そんな地獄の日々。ライブ後に打ち上げで飯食えるだろうから、その時でいいだろうと思ってた。うちのバンドは何とチケットを1枚も売ってなかったのでうちのバンドを見に来た客はいなかった。うちのバンドが最初に演奏。まずはGO FURTHER。B'z松本のソロ曲で昔F1のテーマ曲だった。この曲はうちのバンドで2曲目にやった曲。いまだにちゃんと演奏できん難しい曲なのによくあんなバンド初期にやったよなと思う。半年ぐらいやってたような気がするよ。人前でやるのとかいつもと違う機材でやるのとか色々普段と違うし、元々人前で何かやるのが好きな人間ではないので演奏がうまくいかないのは分かりきってた。いつも通りの感じでミスりながら終了。まぁ全曲難しいから1曲たりとも調子良くてもノーミスで演奏できんのだけどね。個人的にはライブ全体の盛り上がりとかバンドとしてのまとまりとか楽しめたかどうかとかそういうことよりも俺個人が完璧な演奏ができたかどうかというところに興味があるし、そこを目指しつつやっている。まずは演奏がしっかりしていること、そこが重要だと思ってる。その点では明らかに他の人たちと異質だろうと思う。客を楽しませようとか人に聞かせようとか、そういう事ではなく、単に自分がギターを弾くということにしか今は興味が無い。だから機材にも凝らない。物に金をかけていい音を出すという事よりも自分自身の演奏能力を高めていい音を出すということにしか今は気が回らない。だからアンプは何でもいいしエフェクタも使う気がないし、音さえ出れば安物のギターでも構わない。何よりも先にまずはまともに弾ける事が先決だと思っている。今はそこにしかこだわらない。やればやるほど自分の実力のなさを痛感してより頑張れる。いつかまともに弾けるようになってやるよ。ライブってのは上手くなるためには絶対に必要だなと思う。家でシーケンサーに合わせてやってるだけでは身につかない色々な物がある。2曲目のヌイテル?ってやつはSURFACEの曲なんだがSURFACE自体マイナー過ぎてあんまり知ってる人がいない。知ってる人がいても「あぁ、B'zのパクリの人ね」ってよく言われる。ボーカルとギターの二人組ってこと以外は全く共通点がないのに何故B'zのパクリと呼ばれるのかわからん。ジャンル的にめちゃめちゃ方向性が違うと思うんだけどな。ちゃんと音を聴いてる人が少ないということだろうか。難易度的にはB'zよりSURFACEの方が遥かに難しい。この曲も相当苦戦した。うちのバンドはコピーする曲を順番で選曲してるんだが、SALLYがCAROL、CHOSANGがマシンガンズ、俺がB'zという具合になっている。そして椅子が何故かB'zを選曲してくることが多く、B'zばっかりになってしまうので俺が敢えて別ジャンルのSURFACEを選曲した。いつも家でB'zばっかりやってるのでバンドでもB'zばっかりってのはイヤだったし、他のジャンルの曲をできるってのがバンドのメリットだとも思ってるので、もう自分ではB'z系は選曲しない事に決めた。そんなわけでSURFACEの曲にしたはいいが聴いた感じよりめちゃめちゃ難しくて猛烈に勉強になったよ。普段やらないような曲をやるのは勉強になる。そういう意味で次のSALLYの選曲が俺的にめちゃめちゃ楽しみ。B'zはハードロック系が多いからマシンガンズとかメタリカとかも似た系統だしね。今はメタル寄りの曲が多いので次俺に選曲が回ってくる時はポップなやつを選ぶ。もしくは激ムズなやつを。時間に余裕があればオリジナルを作るかもしれん。あぁ話が逸れたな。ライブ2曲目は相変わらずエンディングで一瞬見失ってリズムがズレた。練習が足りん。3曲目のリサイクル。これはキツイ。本番直前の練習でも本当にこれをやるのか?っていうような状況だった。明らかに練習不足の状態。絶対に本番で成功しない自信があった。思ったとおりイントロから既に全然合ってなかった。でも止めるわけにもいかんし、苦笑いしながら続けた。途中から合ってきたけどもう遅いって感じ。この曲のギターソロはワウというエフェクタを使ってるんだが、俺はそんなシャレたものは持ってない。しかも原曲はキツめにかけてて音が聞き取れん。一応楽譜見ながら練習したんだが、それが合ってるのかどうかも分からない。つまり適当に弾いてもギターやってない人にはわからないだろうし、原曲を知らない人には尚更わからないはず。だから違うソロを弾いた。キーさえ合ってりゃOKなんじゃねぇの?って感じで。確か#が1つのキーだからGメジャーがEマイナーだな〜。まぁEマイナーだろうな。マシンガンズはEマイナー辺りで適当に弾いてりゃOKみたいな曲も結構あるみたいだし。ってことでリサイクルのソロの時にみかんのうたのソロを弾いてみようかとか思ってみたりしたんだが、それをやるとあまりにも聴き慣れてるフレーズなので他のメンバーが惑わされるかもしれんと思った。じゃあここはあんまり危険を冒さずにB'zだなと思い、儚いダイヤモンドのギターソロを弾き始めた。家でリサイクルの原曲のソロが聞き取れなくて色んな曲のソロをハメてみたり適当に自分で作ってやってみたりしてたので急にやっても大丈夫なはずだ。儚いダイヤモンドはEマイナーだ。実際に家でもやったことあるし。それで適当にソロ開始。ドラムパターンが変わるのを合図に適当に原曲のに戻って帳尻を合わせる。曲の最初の方がヤバかったけど無理矢理終わらせた。止まらなくてよかった。CHOSANGとSALLYのMC後、昔の曲3曲連続で。まずはベンチャーズの曲。このバンドを始めた時に、まずは適当に何か簡単なのをやってみようってことで最初にやった曲。Diamond Headっていう曲なんだが、全然知らない曲だった。というかベンチャーズすら知らなかった。スタジオで楽譜見せられてとりあえずそこで適当に聴いたこともない曲を必死でやったのを覚えてる。その時に楽譜を暗記して家で練習したな〜。この曲は俺がバッキングでSALLYがメインという珍しい曲。なんかいつの間にかヘビメタみたいに歪んだ音になっていってどんどん激しくなっていく。たまに原曲を聴くと同じ曲とは思えない。次はCAROLの憎いあの娘という曲。CAROLって結構有名らしいけど、これまた俺は知らなかった。CAROLの曲はこれともう1曲ファンキーモンキーベイビーをやってるんだけどどっちも知らない。バンド自体も知らない。ファンキーモンキーベイビーは誰でも知ってる名曲みたいなんだが、何故か俺は知らなかった。このバンドをやってなかったら一生知らないままだったかもしれんし、コピーすることもなかっただろう。自分の中に全くないジャンルの曲をやるのは勉強になるし楽しい。ベンチャーズとキャロルの3曲を終えてMC。俺がこのサイトの宣伝をした。しかしURLを告知しないのでなかなか来てくれる人がいない。ライブの入り口で客には配ってるみたいなんだが、出演バンドの人たちには配ってないっぽいので、うちのバンドを見に来た客がいない今回のライブでは宣伝が無意味な感じではあった。つーかMCは苦手。ギタリストは後ろの目立たないところでコッソリ演奏するのが本分ですよ。続いてラスト2曲。Pleasure'98とファミレスボンバー。Pleasure'98はB'zだから俺の選曲っぽいけど実は椅子の選曲。なぜ'98なのかというとそれしかスコアが無いから。別に91でも95でも2000でも2003でも何でもいいんだけどね。この曲は前々回のライブでやった時とはパートチェンジがあってまたまた練習不足。前回のライブでやらなかったのもあって久しぶりな感じだったし。前回はヌイテル?に力を入れすぎてて他の曲にまで手が回らんかったからね。本当に最近久しぶりにやった曲っていう感じだった。新曲みたいな感じ。これはリードギターのパートはスカスカで無演奏状態が異常に長い。前回はそのパートをSALLYが弾きながら歌ってたんだが、今回、歌をCHOSANG、リードギターを俺がやることになって、俺が暇な状態になった。危うく俺が歌うことになりそうな気配もあったが、声帯が衰えすぎて喋るのも億劫なぐらいになってるので歌うなんて無理。で、暇な時間を埋めるべく自分でアレンジした。ブラスのパートを無理にギターで弾いたり、クラビ系の鍵盤の部分をギターのカッティングに変えて弾いてみたり、サビはSALLYに10度上でハモってみたり。でもあくまでSALLYのバッキングが激しくメインなので俺のはイントロや間奏の部分以外はめちゃめちゃ音を絞ってやってた。聞こえないぐらいで丁度いいと思ってやってたんだが客席側ではどう聞こえてたか分からない。そこはPA任せ。フロントピックアップをソロ用にフルボリューム、リアをバッキング装飾用に音量小さめで頻繁にセレクタ切り替えながらやっていた。切り替えのタイミングで演奏がブレるのは練習不足のせいだ。もっと練習せねばならん。ラストはファミレスボンバー。バンドでGO FURTHERの次にやった曲でCHOSANGの選曲。これもGO FURTHERほどではないが結構時間がかかった曲。こんな速い曲できるわけねぇだろ!とか最初は思ってたような気がするけど今は原曲より速くても大丈夫。自分たちが思ってる以上に成長したってことかもしれない。この曲は結構展開が複雑で、覚えるのが大変だったが覚えてしまえば演奏するのはなかなか飽きない。相変わらずノーミスでは弾けないけどやってて楽しい曲。アンコールはかからなかったのでこれにてBeginner's Rockの5thライブは終了。細かいミスはいつも通り大量にあったけど、前回のような悲劇的なものは無く、雷で待たされて気分的にずいぶんと和やかな感じのライブになって今までみたいに緊張しすぎでいっぱいいっぱいみたいな感じではなくて良かったと思う。ライブ自体にだいぶ慣れてきたのかもしれない。他のバンドは上手かった。激しく盛り上がってた。ライブをやると他のバンドの人たちが上手いねとか良かったよとか言ってくれるけど明らかにその人達の方が上手いし格が違うと思えるんだよね。俺が感じてるのと同じように他のバンドが上手く見えてしまうものなのかもしれないし、自分のできない部分だけを見て凄いと思ってしまうのかもしれない。自分で自分のライブを生で見ることができないからよくは分からないんだけど。何にしても他のバンドの演奏を見ると色々刺激になっていい。
ライブ後は打ち上げ。3日ぶりの飯を激しく食う。割り勘負けしないようにモサモサ食う。俺はビールが嫌いなので勝つのは難しい。貧乏性でスマン。出てきた物で目の前を通過する物は鳥皮以外全部食ったよ。鳥皮にはイヤな思い出があってね。先日来たgarnetが去年の6月に来た時、椅子と俺とgarnetとごとけんと俺の弟の5人で例の不思議焼肉ばっかすに行ったんだが、そこで最強のブツがでてきたのです。椅子曰く、ばっかす史上最低最悪のオプション。あればマズかった。美味い鳥皮でももう食う事は無いだろう。アレを思い出して気分悪くなりそうだから。で、食い物屋に行くと必ずウンコ色のエネルギーに狙われる俺だが、今回もやってくれました。最後にデザートでトドメだぜ!と思ってフルーツパフェを力強く注文したんだが、しばらくして生クリームが切れたのでできませんとか言いに来やがって何か激しく晒し者にされたような感じ。お前フルーツパフェなんか頼んだのかよ!っていう感じの酔った人たちの好奇の視線が痛い。ひとり3700円だった。元は取れただろうか。相当激しく食ったけど満腹になれなかった。途中で雷で停電したりしたので家に帰るのが密かに怖かった。PCであるTV番組を録画予約しておいたんだが、停電してたら死確定だ。家に帰って部屋に入ると、悪い予感的中!って感じで画面がスクリーンセーバーになってた。ログオンの画面で放置した時にしか出ない画面だ。半泣き状態になりながらパスワードをぶち込んでエクスプローラを起動してみた。そしたらなんと!ちゃんと録画したブツがあるではないか!野球延長も計算に入れて2時間も録画して13GBを超えた巨大なMPEG2ファイルが!ということは停電したのは23時過ぎってこと?もう雨も止んで雷なんて鳴ってなかったような気がするんだけど。まぁ何にしてもよかった。
話題:Debug&BRライブ
公開日時 | 不明 |
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本文文字数 | 5609文字 (タグ込み) |
URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20040807 |
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