なかなかパチスロ辞められないorz
公開日時: 不明
久々に、実に久々にPhotoShopを弄くった。非常に懐かしい。我輩は今の会社に転職する前は印刷関係の仕事をしていた。製版会社と言ってデザイナーと印刷会社の間に立つ会社でデザイナーの考えた紙面もしくは構図を印刷機にかけれる4版(CMYK)のフィルムにするのが仕事であった。世間一般にはあまり馴染みの無い職業の為、よく製版屋を製本屋と勘違いされる。製本屋は本を作るところであって製版屋とは微塵も関係ない。よく憶えとけ。
で、その製版会社の中で私は分解(スキャナー)オペレーターという仕事を2年半程していた(会社自体には4年弱居たが、素行不良の為いろんな部署に飛ばされまくっていた。昼休みに会社でギターを弾いていたのが懐かしい…)。分解というと解りにくいが要はハイエンドドラムスキャナ(家庭向けに売っているフラットベットスキャナとは性能も仕組みも似ても似つかないプロ用のスキャナ)で普通の写真や透過原稿(ブロニー版と呼ばれる向こう側が透けて見える写真。比較的プロユースの原稿。ポジと呼んだりもする。これと対を成すのがご存知ネガフィルムで普通のフィルムカメラの原版)時には印刷物や布キレなんてのもをCMYK(色の3原色。このシアン、マゼンタ、イエローの3色さえあれば世の中の殆どの色を再現できる。これに黒の補色を加えることで印刷したものに締りを与える。ちなみに光の3原色はRGB。こいつが曲者でCMYKとRGBでは色の特性が違う為、補正を掛ける際RGBをわざわざCMYKに変換してから補正を行う。しかしRGBをただCMYKにデータ変換しただけではCMYKのカラーバランスにはならない為、そのズレをも補正しなくてはならず2度手間なのだ。下で登場する2枚の画像もRGBデータだった為結構苦労した…)のデータに置き換え、補正するのが主な仕事である。原稿を4色に分ける=分解、と言う事ですな。
んでその補正を行う時に使ってたソフトがPhotoShopなのである。つまり世間一般でPhotoShopを使ってコラなんかを作って「俺はPhotoShop使いこなしてこんな事もできるんだぜ〜」とか思ってるバカ共とははっきり言って格もレベルもダンチなんだよ。こっちはプロなんだよプ・ロ!!(数年前までは)
フィルターのモザイクとか使って喜んでじゃねぇよ下衆がッ!!
それで数年ぶりに弄ったPhotoShopで試しにやってみた色補正が下のGiGSの表紙画像である。
2つの画像を見比べてもらいたい。素人目にも2つが違うものだというのは一目瞭然であろう。では具体的に何がどう変わっているのかを解説しよう。
上の画像が元画像でこいつを弄ったのが下の画像である。まずは元画像の何が駄目かと言うと、
1.全体に黄色くくすんでいる
2.人物の顔色(肌の色)が汚い
3.ぼんやりとした画像でメリハリが無い
4.バックの黒にムラが多い
である。要はこれらを直せばいい。で、どうやって直すかというとそれは企業秘密!(単に書くのが面倒だという噂も…)
んで直したほうの画像を見ると見事に直ってるでしょう?流石に数年ぶりというのと、元画がRGBだったというのがあって100%満足いく物では無いが、まぁ良しとしよう。
久々に弄ったPhotoShop楽しかったです。仕事でやってる時は嫌で嫌で仕様がなかったのに(笑)
※使用しているモニターの設定により色はまちまちなので必ずしも私が言っているような色合いにはなりません(断言!)あくまで私のモニター上の話であってその他の事は知らん。文句があっても受け付けません。
公開日時 | 不明 |
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本文文字数 | 1717文字 (タグ込み) |
URL | https://orca.xii.jp/br/diary/diary.cgi?id=chosang;date=20040204 |
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