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犬土偶日記

海の近くに住みたい

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2018年05月09日

アーム設置

公開日時: 2018年06月25日 23時19分43秒

モニターアームを買つたはいいが作業が面倒で放置すること數日。このままではいつまで經つてもやらない。いつかは必ずやらねばならんのだから、今日やれば良い。早ければ早いほど良いに決まつてゐる。面倒臭い。死ぬほど面倒臭い。でもやる。やればいいんだろボケが。といふわけで。

6日の日記にも書いたが、俺はまだ子供用の學習机を使つてゐる。これほど處分が大變なものも珍しい。小學校に上がる前の子供がゐる親に心の底から激しく忠告したい。絶對に學習机を買ふな。後々絶對に困ることになるぞ。不當に高いくせに素材も安物で作りも雜だ。頑丈さうに見えて實はそれほどでもない。もつとまともな机を買へ。大人になつても使へるやつや處分が樂なやつを買へ。俺は長い間、改造に改造を重ねて使つて來た。もう原形を留めてゐない。本來は正面奧に棚があつた。螢光燈もあつた。まあよくあるやつだ。大人になつたらそれが邪魔だつたので奧の棚部分を丸ごと處分した。平らな机になつた。通常は奧側が壁に接するやうに置くだらう。壁を向いてゐる机の前に座ると自分も壁の方を向く。ごく當り前の感じだ。だが俺は2006年頃からそれをやめた。部屋の眞ん中に向けて置くことにした。壁側に隙間を作り、そのスペースで部屋の眞ん中の方を向きながら座る。社長の机みたいなイメージだ。正面の棚が無くなつたので可能になつた。そして、今度は机の廣さが足りなくなり、棚をつけて擴張した。壁につけるウォールシェルフといふやつをホームセンターで買つて來て机の高さに合はせて机の横につけたのだ。なかなか良い感じになつた。それでも足りず、數年後には反對側にも同じ棚をつけた。兩サイドに15cmづつ廣げ、横幅は140cmほどになつた。奧行は元からの60cm程度で特に不都合は無かつた。

で、この横に張り出したウォールシェルフ部分にモニターアームを設置することが可能ではあるんだが、そこに設置するとスピーカーが邪魔でアームの可動域が著しく制限され、折角のモニターアームが臺無しになつてしまふ。かと言つて他につける場所は全く無い。といふわけで、横と同じやうに奧側にも板を追加し、そこに設置することにした。正面の上から見ると凸みたいな形になる。奧側の出つ張り部分の板にアームをつける。しかしウォールシェルフは使へない。机の裏側の構造に問題がある。四邊はある程度硬い木だが、面部分は薄つぺらいベニヤ1枚なのだ。しかも枠部分が出つ張つてゐて面部分は窪んでゐる。本來壁側に向けて隱れる場所なのでフルパワーで手拔きされ雜に作られてゐる。強度的にも問題があるのではないかと思ふ。何も塗裝すらされてゐないベニヤ剥き出しの状態だつたから壁紙を貼つて誤魔化してある。このベニヤ1枚の部分にはネジ等は使へない。四邊の細い枠部分に何とかして板をつける必要がある。天板の一番奧部分に段差がある。元は本棚を設置するための窪み。高さ23mm、奧行15mmほどのサイズ。そんな狹い部分に板1枚設置してモニターアームの重量を支へるのはなかなか難しいだらう。金具で固定しても嚴しいかもしれない。だがやつてみるしか無い。

机には抽斗が4つある。机の前に座つて見ると右半分は上から下まで抽斗で塞がれてゐるので椅子が入る隙間が無い。左半分は上に薄く幅の廣い抽斗が1つあり、その下に椅子が入る隙間がある。つまり座る時は必ず向つて左半分の位置になる。そこにキーボードやモニターを置き、スピーカーもその位置で丁度良いやうに置くことになる。さうすると眞ん中から右にアホみたいなスペースが空くことになる。なのでそちらにはメタルラックを組み、AVセレクタやNASやモデムやプレステ4等を置いてゐる。このメタルラックの棚の高さもこの機會に變更したい。下から2番目と3番目を一段低くしたい。板を追加することで机の奧行が廣がるので部屋が狹くなる。そのことも考へて机の位置を窗側へ少し移動したい。何にしてもまづは机の上のものを全て撤去する必要がある。最初に作業前と作業後の寫眞を載せよう。あまり變つたやうには見えないかもしれない。

作業前 作業後

部屋が狹いので机の上のものを置く場所があまり無い。それでもやるしか無いので撤去した。配線が大變だ。いろんな機器が複雜に繋がつてゐるので適當に拔くと後で再現不可能になつてしまふ。愼重にコード類を拔いて後で分かるやうに目印をつけたりしながら机上の物を移動していく。まづはメタルラックの棚の高さを變へる。ゴムハンマーで棚板を外し、固定するパーツの位置を變へてまた棚板を固定する。まあここまでは簡單だ。ここからが大變。机の上の敷物を少しズラし、机奧側(寫眞では手前)の作業に入る。ちなみにこの敷物は床用のやつだ。臺所とか洗面所とかで使ふ分厚いビニールみたいなやつ。クソ重いぞ。分厚くて頑丈なのは良いのだが、冬に異常に冷えるといふ致命的な弱點がある。冬にならないと氣附かない。末端冷え性の俺には死ぬほどつらい。買ふ前に知る術は無かつた。

奧側の面の四邊の枠部分の木も素材剥き出しで汚い感じだつたので木目調のシールを貼つて誤魔化してあつた。まづは板をつける部分のシールを剥がす。素材を見て、これは危ないかもしれないと思つた。これまで思つてゐたのと違つてゐた。ベニヤを何枚も張り合はせた合板を細く切つたやつだつた。段差部分から天板の斷面も見える。天板部分は同じベニヤ合板の上にパーティクルボードを重ね、その上に硬い樹脂か何かを塗裝して木目調の模樣が印刷されてゐる。表面の塗裝はアホみたいに硬いんだが、その下のパーティクルボードはヤバい。細かい木屑を接着劑で固めただけのもので、タワシで擦るだけでも簡單に粉末にできてしまふほどのものだ。本當に少し擦るだけでカブトムシ飼育用の土みたいになつてしまふ。その下のベニヤ合板も大した強度は無ささう。2層合はせて3cmあるか無いかぐらゐの厚みだ。ネジでしつかり固定できるんだらうか。ネジを締めたらその附近が崩壞してユルユルになつて無意味なんてことになるんぢやないだらうか。不安があり過ぎる。

奧側に金屬の金具をつける。板を支へる部分だ。もつと奧行側に長い金具が欲しかつたが無かつたので仕方が無い。それに板の裏には段差ができてしまふので無理だ。机の奧の段差が23mmあるが、厚さが23mmの板はどこの店にも賣られてゐなかつた。なので18mmと5mmの板を使ふことにした。5mmの底上げ用は上のメインの板と同じ奧行は必要無い。机との接合部分だけあれば良い。といふわけで、机の奧行側に40mmほどしか幅が無いのだが、机本體側の段差の奧行は15mmなので25mmほどはみ出す。その部分には金具を固定できるが、25mmより離れた場所には金具はつかない。金具は安いやつを買つたのでそのままでは使へない。ネジ穴部分の處理が雜だ。穴を開けた時に出口側の周圍が少し出つ張つてそのままになつてゐる感じだ。それをヤスリで削つて平にする。死ぬほど疲れた。その金具を机に固定する。ベニヤ合板にネジで固定することになる。割れてしまふと終るので、電氣ドリルでネジより少し細い下穴を開ける。無事に割れずに固定できた。

次が大變だ。金具の上に5mmの薄い板を乘せ、その上に本體の板を乘せてみる。机が歪んでゐるせゐで左右で高さが違ふ。そして奧行方向にも歪んでゐて眞ん中ら邊が少し出つ張つてゐるので左右の端が机に密着しない。これをノミやヤスリで削つて合ふやうにして行く。安い3本セットのノミを買つてあるんだが、これが驚くほど切れなかつた。クソ過ぎる。こんなに切れないのがあり得るのか。

次はメインの板と机の加工だ。上側も金具で固定する。平らな板状の金具を3枚使つて机と板を固定する。しかしそのまま上に金具を置いてネジ止めすると金具の厚みの分だけ出つ張つて邪魔になるかもしれない。なので金具が嵌るやうに溝を作る。これが死ぬほど大變さうだが、やつた方が良いだらう。そのためにノミを買つたのだ。しかしそのノミが使ひ物にならないレベルで困る。そして、机の表面の塗裝が異常に硬い。ノミを打ちつけても傷がつくだけ。強めにやるとバキッと割れてしまふ。その下のパーティクルボードは軟らか過ぎてすぐ粉末になる。加工が思つた以上に大變。結局ノミは表面の塗裝を破壞するためだけに使ひ、大半の作業を彫刻刀でやつた。3箇所の溝を先に作つてからやると位置がズレてしまふ可能性があつたので、まづは眞ん中の溝を作つて先にネジ止めすることにした。不安定なまま殘り2つの溝を作るのも不安があつたが、さうした方が良いと判斷した。無事に作業完了。固定できた。パーティクルボードの部分はクソだが、その下のベニヤ合板はそこそこ強いやうだ。金具の固定の效果としては、ほぼ豫定通りの結果になつたと思ふ。

しかしダメなのだ。手で板を押してみると物凄く動く。固定部分が緩いわけではない。机の裏側の枠部分以外が薄いベニヤ1枚でできてゐるせゐで、上の出つ張つた板を押すと全體がグワングワン動く。枠部分から根こそぎバキッと逝きさうでもある。裏部分に筋交ひぐらゐ入れておいて欲しいものだ。學習机なんてこんなもの。クソ高いくせに作りが雜で強度も弱い。左右の部分も厚みはあるがパーティクルボードをベニヤで挾んだだけのものだ。集成材でも良いからちやんとした木を使つて欲しいものだ。まあ取り敢へず改造作業は終了。掃除して敷物を戻す。

メタルラックを起き、AVセレクタやNASやPS4を元に戻す。キーボードやスピーカーを元通り設置する。液晶以外を元に戻して休憩。といふか、最初からキリの良いところで休憩しまくりでもう4時間以上經つてゐる。彫刻刀で削る作業等で腰が死ぬほど痛くなつた。狹いスペースで無理な姿勢でやつたからな。もう死ぬほど疲れた。でもここからが本番だ。

モニターアームの設置。説明書が色んな言語で書かれてゐて讀みづらいが特に難しい作業は無い。土臺部分を板に挾み込む。意外と重い。激しくグラグラ動く。やはりもつと強く板を固定する必要があるかもしれない。無事にモニターを設置し、可動部分の固さの調整も適當にやる。まあ良いだらう。アーム部分にケーブルを收納してスッキリできるやうになつてゐるのだが、DVIケーブルが短過ぎてダメだつた。HDMIケーブルもやや短め。液晶の電源ケーブルもやや短めだつたが延長コードでコンセント位置を變更して對應できる。折角だからケーブルをアームに收納したい。DVIケーブルを買はねばならんだらう。まあ今日はこれで良い。

死ぬほど疲れたので夕方に寢た。

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机改造5 机改造6 机改造7 机改造8

(1.2)Anniversary song、fake、MIRAI、turning、トウダイモトクラシー、pain、黒い青春、いつかのメリークリスマス、juice、パーフェクトライフ、アクアブルー、ピエロ、GO FURTHER、MY LONELY TOWN、Enter Sandman。

ギター練習52分、腹筋250囘、背筋200囘、讀書94ページ。

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公開日時2018年06月25日 23時19分43秒
本文文字数5822文字 (タグ込み)
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