Debug- Official Website -

犬土偶日記

海の近くに住みたい

Debug日記の使い方

2017年12月03日

公開日時: 2018年01月19日 05時42分44秒

毎年恆例になつてゐるが、この時期になると弟の誕生日を祝ふための外食がある。俺の誕生日は祝はれない。弟の誕生日は11月18日で、昔はその頃に合はせてやつてゐたが、だんだん親の都合で12月にやるやうになつて來た。もはや弟の誕生日を祝ふといふ趣旨でもなくなつて來てゐて、ただの外食會みたいな感じになつてゐる。今日がその日。朝10時半頃に弟を迎へに行つてから電話をすると親からメールが來てゐた。早朝まで起きてゐたので起きれないかもしれない不安があつたが、無事に起きることはできた。電話がかかつて來た時も起きてゐた。だが、電話に出ることができなかつた。出方が分からん。昨日からスマホになつた。スマホに電話がかかつて來るのは初めてだ。さう言へば初めて携帶電話を買つた10年前も同じやうなことがあつたな。人は成長しない。畫面には受話器の繪が書かれた○が2つあつて、受話器が水平で赤いやつと受話器が斜めで緑のやつ。3秒ぐらゐ惱んだが、緑の○を觸れば良いに違ひ無い。と思つて觸れてみたのだが反應しない。數囘觸れてみたが反應しない。赤い方か?と思つて觸れたら切れた。アホか。まあいい。そのまま來るだらう。庭で除草作業をしながら待てば良い。

今囘から妹が參加する。うちの親はだいぶ昔に離婚してゐて、母親が再婚した。20歳下の妹がゐる。10年前の種子島の犬土偶日記にも出てゐる。向うの家の方針で20歳になるまで兄がゐることは教へないといふことになつてゐたやうだが、2月に20歳になり、俺や弟の存在を知らされた。で、今囘からこの外食にも參加する。種子島で會つた時に俺は誰だと思はれてゐたんだらう。入れ代り立ち代り色んな人が出入りしてゐたから俺もその中の1人の遠い親戚みたいに思はれてゐたのかもしれない。俺は當時のことをかなり鮮明に覺えてゐるが妹はほとんど覺えてゐないだらう。大人の10年は一瞬だが子供の10年は長い。俺も小5の時に種子島に行つた。その後、中1と高1の時にも行つたが、たぶん高1の時點ですら小5の時の種子島の記憶はほとんど無かつたと思ふ。大學生の時にも行つたが、種子島のことをほぼ覺えてゐなかつた記憶がある。祖母の顏すら覺えてゐないくらゐだつた。だから妹も同じやうに10年前の記憶などほとんど無いだらう。

電話から15分くらゐして迎へが來た。なんで電話に出ないのかと弟に言はれたが、出方が分からんから仕方が無い。意外とIT系に疎い。老人竝み。妹は小5以來だから外見も變り過ぎてゐて昔の面影も無い。街で擦れ違つても絶對氣附かない。土田の川喜に行つたら既に結構竝んでゐた。11時からと書いてあるが11時になつても開かない。車の中で待つ間に少しづつ列が長くなつて行つた。竝んだ方が良ささうに思へたが、誰も外に出る氣は無ささうで、ずつと車にゐた。その間に電話の出方を教へてもらつた。やはり緑のやつで良いらしい。何故反應しなかつたんだらう。もう一度かけてもらつて出てみたら今度は無事にできた。LINEの交換もしようといふことになつた。親は老人なのに俺より壓倒的にスマホを使ひこなしてゐる。親は俺がPCでLINEを使つてゐることを知らなかつた。そもそもPCでLINEを使へることを知らず、ガラケーだからLINEはできないと思つてゐたやうだ。どうやらガラケーでもLINEはできるらしいが、それは俺も知らなかつたし知つてゐたとしても絶對ガラケーではやらない。パケ代で死ぬしガラケーで文字打つのは死ぬほど苦痛だからな。俺は親がLINEを使つてゐることを知らなかつた。老人だからそんなの使へないだらうと思ひ込んでゐた。弟は何故かLINEを使つてゐなかつた。弟もやることになつてインストールしてゐた。連絡先の通知の許可みたいなやつで許可しない方が良いんぢやないかと俺が言つたのと同時にあっ!とか言ひながら許可してゐた。確かこれをやるとアドレス帳の中の奴全員に通知が行くんだらう?まあどうでもいいか。無事に全員登録。早速弟に大勢の知り合ひからLINEが來てゐた。

列がかなり長くなつたので外に出て竝んだ。少しして店が開いたが、俺達の2グループ前までで滿席。今から注文して食ひ終るのを待つと1時間以上はかかりさう。そんなに待ちたくない。もう少し早く外に出て竝んでゐれば餘裕だつたのにな。違ふ店に行くことになつた。土田のうな好といふ鰻屋。大昔に行つたことがある。27年ぐらゐ前に、入鹿池に釣りに行つた歸りだつたか、この店で飯を食はうといふことで俺と弟と母親の3人でこの道を通つてゐて、親がこの邊りだつたはずとか言ひながら脇見運轉して前の車に追突した。後部座席で寢轉んでゐた弟が座席から轉げ落ちて金具でデコを切つて大量出血して救急車で運ばれた。この前ここで同じやうにうな好を探してて事故つて云々と親が最近のことのやうに話し始めて弟に突つ込まれてゐた。俺らはまだ中學生だつたから、それから今までの時間は恐ろしく長く感じてゐるが、やはり大人の時間は一瞬なので親にとつてはそんなに大昔のことのやうには感じないんだらう。さう考へるとやはり體感的な殘りの人生は想像以上に短いんだと思ふ。恐らく、もう人生の4/5は消化したやうなものだらう。ここからさらにどんどん早くなる。人生短過ぎだらう。事故や病氣にやられなくても、もうすぐ死ぬんだ。

無事に鰻屋に着き、年に一度だから良いやつを食へと言はれ、一番高いのを注文。一見少なく感じたが、鰻は少量でも結構滿腹になるから程良く滿腹な感じになつた。もつと無理して詰め込みたいところだがな。親に會ふのは1年ぶりらしい。去年のこの外食以來だと。もうあれから1年も經つのか。早過ぎだろ。弟に會ふのも久しぶりだな。ドラクエ11の發賣日に下呂の方の温泉に行つた時以來か。何温泉だつたか忘れたけど。まだドラクエ11もクリアできてゐない。今年はもうやれない。讀書に追ひ詰められ過ぎてゐる。

存在を20年も知らなかつた兄に會ふといふのはどういふ感じなんだらうな。俺は昔から知つてゐるし親からたまに進學のこととか近況などを聞かされたりしてゐたが、向うは俺のことを何も知らない状態。一體どんな人間なんだらうと期待に胸を膨らませて會つてみたら人間の屑だつたといふ衝撃と絶望を想像すると笑ひが込み上げて來る。ショックを受けないやうに事前に多少のことは聞かされてゐたかもしれないがどう思つたんだらう。妹も種子島の變人達の血を引いてゐるので結構な變り者に成長してゐるのではないかと期待したのだが、普通だつた。初めて會ふから表に出さないやうにしてゐただけなのかもしれないが。年に一度ではなく3ヶ月に一度ぐらゐ會はうといふことになつた。タダで飯が食へるから大歡迎です。乞食フルパワー。

歸りに三心に寄つて食料品を大量に買つてもらつた。年に一度だから好きなだけ買つてやると言はれ、全く遠慮せずに買つてもらつた。米10kg×2袋が大きい。春まで生き延びられる。いい歳したオッサンが親に食料を買ひ與へられるところを自分の娘でもをかしくないぐらゐの歳の妹に見せつける地獄繪圖。完全にヤバい奴だと思はれただらう。弟は去年は結構大量に買つてもらつてゐたのに今年は妹に醜態晒すのが嫌なのか、アホみたいに控へめだつた。あいつは種子島の血が薄い。

さて、俺のLINEの表示名は犬土偶だが、妹は「犬土偶」でググつてここに辿り着くのだらうか。さらなる絶望が滿面の笑みを浮かべて待つてをりますよ。

(1.2)Anniversary song、fake、MIRAI、turning、トウダイモトクラシー、pain、みかんのうた、OH!GIRL -Mixture style-、憎いあの娘、LOVE PHANTOM、Hey!Mr.Angryman、波、ピエロ、ロビンソン、IT'S SHOWTIME!!、勝手にしやがれ、SPLASH!、孤独のRunaway -Mixture style-、Brotherhood、パーフェクトライフ、野性のENERGY、WAKE UP, RIGHT NOW、Pleasure'98 〜人生の快楽〜、黒い青春、MY LONELY TOWN、STAY GREEN 〜未熟な旅はとまらない〜、Fever、SURFIN' 3000GTR、アラクレ、SHINE。

ギター練習102分、スクワット200囘、ハギ200囘、讀書156ページ。

Info.
公開日時2018年01月19日 05時42分44秒
本文文字数3552文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/debug/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20171203
RSS1.0https://orca.xii.jp/info/diary-dogoo.rdf
Comments
コメント投稿フォーム
文字色              
  • 名前を省略すると「名無しDebugger」になります。
  • メールアドレスの入力は任意です。
  • 海外からのコメントスパム対策のため、表示された漢字の読みを必ず入力してください。
  • 本文は必須項目です。投稿する場合は必ず記入してください。タグは使えません。
  • 改行が1つ入力された場合は強制改行として処理されますが、2つ以上連続する改行は段落の終了として処理されます。
  • 本文の行頭に「>」のある文は引用としてマークします。引用でない部分の冒頭に「>」は付けないでください。
  • コメントの削除は管理者若しくは日記執筆者しかできません。書き込む時は注意しましょう。
  • 全部記入が済んだら投稿ボタンを押す前に一度読み直して推敲しましょう。