犬土偶日記
海の近くに住みたい
2017年09月26日
decade
公開日時： 2017年10月14日 03時01分07秒
種子島の祖母が他界してから10年ほど經つ。もう10年。信じられん。つひ最近のことのやうに感じる。あの頃まだ小學生だつた妹や從弟はもう大學生だ。大人の10年は一瞬だが子供の10年は長い。俺も小5の頃に種子島に行つた。大學生の頃にも行つたが、その時にはもう小5の頃の種子島の記憶などほぼ無かつた。10年であんなに綺麗サッパリ忘れる。それほど子供にとつて10年は長い。オッサンになつた俺の10年は短い。あの頃のことは全然忘れてゐない。犬土偶日記を書くために毎日その日のことを思ひ出すから普通より記憶に殘りやすいといふのもあるだらう。推敲のために讀み返したり、何年か經つてから懷かしがつて讀み直したりするから、そのたびに記憶が強固になつて行くのかもしれない。祖母が亡くなつた頃に西之表のサンシードで買つたB'zのSUPER LOVE SONGやYUIのLOVE＆TRUTHを聽くとより鮮明に思ひ出す。SUPER LOVE SONGやそのカップリング曲のFRICTIONなんかは今でも日課のギター練習で頻繁に聽きながら彈いてゐるが、ギター練習時に聽いても全然種子島の記憶が甦らない。ギターを持たずに聽いた時のみ恐ろしく鮮明に色々思ひ出す。不思議だ。どういふ仕組みなのか分からない。葬式が終つてみんな歸つて誰もゐなくなつた時期もあつた。あの時期の氣温の感覺や空氣の匂ひ、夜にアースノーマットで死んでテーブルに積もる蟲の死骸、物凄くリアルに昨日のことのやうに思ひ出す。その翌年も1人で種子島に長期滯在したが、やはり初の長期滯在の2007年が一番樂しかつたな。種子島に興味を持つのが遲過ぎた。大學生の頃、金も時間も有り餘つてゐた。あの頃に大學なんかさつさと辭めて種子島に住むべきだつた。高校の頃に祖父が死んでゐなければ尚良かつた。祖父は相當變り者だつたらしい。子供の頃は何となく怖い雰圍氣で積極的に關らうとしなかつた。勿體無い。面白い話を大量に聞けただらうに。2009年は2週間か3週間ぐらゐ行つたが、最初から最後まで酷い目に遭ひまくりでネタ滿載だつたな。それ以降はもう法事でしか行つてゐない。親と一緒に行つて親と一緒に歸るから、ろくに觀光もしないし釣りとかもしない。海にすら行かない。2009年以降、色々と新しい觀光名所もできたし整備されて行きやすくなつたところもある。風景が大きく變つた場所もある。ネットで色々知つてはゐるが、實際に見てみたいものだ。次に行くのはいつだらう。祖母の十三囘忌と祖父の次の法事（二十七？）をセットでやるみたいなことを言つてゐたやうな氣がするが。2013年に七囘忌だつたから次は2019年か。その時も法事のみで終るだらうから、別の機會を設けて1人で行かねばなるまい。祖父母の家に住めないのがつらい。貧乏人には宿泊費がつらい。知り合ひは多少ゐるが、俺は誰ともそれほど親しくないから泊めて貰へるほどの關係ではない。厚かましく頼み込んでみたら誰か泊めてくれるだらうけど。やはり氣を使はずに濟むやうに旅館に泊まるのが良いだらう。俺は獨りが好きなんだ。いや、根本的にをかしい。弱氣過ぎる。寶籤を當てて自分の家を建てて移住すれば良いだけの話だ。何年當らずに過ごすつもりだ。今年當てて來年移住しろ。早く當れ。殺すぞ。
昨日の夜から右目の奧が痛い。たまになるやつだ。寢れば治るだらうと思つたが、起きてもまだ痛かつた。あまり藥には頼りたくないのだが、仕方が無いので痛み止めの藥を飲んだ。效いた。
(0.9)今夜月の見える丘に、パーフェクトライフ、ながい愛、SUPER LOVE SONG、SURFIN' 3000GTR、今夜月の見える丘に (Alternative Guitar Solo ver.)、もう一度キスしたかった、IT'S SHOWTIME!!、野性のENERGY、LOVE PHANTOM、OH!GIRL -Mixture style-、SPLASH!、黒い青春、Pleasure'98 〜人生の快楽〜、アクアブルー、ロビンソン、FRICTION -LAP 2-、The Wild Wind、WAKE UP, RIGHT NOW、Raging River、儚いダイヤモンド、煌めく人、juice。
ギター練習103分、腹筋200囘、背筋200囘、讀書366ページ。
Info.
| 公開日時 | 2017年10月14日 03時01分07秒 |
|---|---|
| 本文文字数 | 1971文字 (タグ込み) |
| URL | https://orca.xii.jp/debug/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20170926 |
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