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犬土偶日記

海の近くに住みたい

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話題:種子島 2016年2月

2016年02月21日

種子島2016 4日目 終了

公開日時: 2016年02月28日 22時12分10秒

最終日。疲れて朝起きれないといふことは無いな。今日は圍爐裏の蓋のテーブルの横の狹い場所で寢てゐた。普通の部屋が2つしか無く、1つは女用、もう1つはインフルの疑ひが濃厚な叔父の隔離病室。で、俺はさういふことになつた。太陽の里の風力發電のプロペラが結構うるさくて少し寢るのに苦勞したが、初日みたいなことにはならなかつた。叔父は熱が下がつたらしい。インフルの藥は貰つてゐないのに熱が下がつたといふことはインフルではなかつたんだらうか。俺の風邪は初日からほとんど變化が無い。藥局で買つた風邪藥は效いてゐるのか效いてゐないのかよく分からん。酒で苦しめられただけだから藥なんか飲まない方が良かつたのかもしれん。もう後は歸るだけ。12時5分の飛行機で歸るので、もう朝のうちにどこかに行くやうなことはできない。當初、夕方の飛行機で歸る計劃を立ててゐた。しかしそれだと中部國際空港に着く時間が遲くなり、電車が中部國際空港からは乘れても犬山とかそちらの方から先の終電が危ふいかもしれないし、歸るのが遲過ぎて大變だらうといふことで、夕方に歸るのはやめようといふことになつた。さうすると今度は鹿兒島空港で乘り繼ぎ時間が20分ほどしか無いといふ無理ゲーで、鹿兒島で1本スルーしたら4時間ぐらゐ待ち時間ができるといふ死ぬほど鬱陶しい状況。土産を買つたりはするが、確實に時間がクソ餘る。まあいつものことだ。乘り繼ぎで時間を無駄にして片道で1日消費する。中部から種子島の直行便があれば良いのに。客がゐないから無理だといふのは分かるが、週1便でもダメなんだらうか。中部國際空港からではなく名古屋空港から週1便ぐらゐ出して欲しい。まあ仕方が無い。で、今日はもう歸るだけなので準備する。次はいつ來れるかな。祖母の十三囘忌が2019年9月だな。3年半後。長いな。でもあつと言ふ間なんだらうな。その半年後に祖父の二十七囘忌か?やるのか知らんけど。半年しか間が無いから祖母のと一緒にやるのかもしれんな。今後親の世代がどんどん老化して簡單に種子島に行けないやうになつて來るだらうし、法事を口實にして一緒について行くのもあと數囘だらう。それよりも前に寶籤が當つて移住してゐるかもしれないが、それは自分でどうにかできることではないし豫測も不可能。もしかしたらこれが人生最後の種子島になるかもしれんよな。そもそも今日可兒に無事に歸れる保證も無い。

さつさと歸る準備を濟ませて外に出る。親の同級生は荷物を送るために郵便局に行つた。今のうちに種子島の空氣を堪能しておく。ふれあひの里の川を覗いてみたり風車小屋を撮影してみたりする。そんなこんなでウロウロしてゐたら叔父の奧さんが話し掛けて來た。太陽の里の奧に鹿がゐるらしい。それを從妹2人連れて見に行くところだが一緒に行かないかと。行きますとも。太陽の里の中に入つたことは無かつた。鹿がゐるなんて知らなかつた。あっぽ〜らんどの奧で飼はれてゐるやつは見たことがあるが、ここにもゐたんだな。老人達がゲートボールをやつてゐた。池にはおたまじやくしがゐた。こんな早い時期からゐるんだな。さすが南國。もう田植ゑも始まつてゐるしな。公園の奧に動物の小屋が竝んでゐて、山羊とか鷄とか鹿とか色々ゐた。後から叔父が來て、親から電話來なかつたか?と聞かれた。氣附かなかつた。親が探してゐるやうだ。何か用があるんだらうか。どうも俺が見當らないので探してゐたやうだ。親の同級生が戻つて來て親達はもうふれあひの里を出て空港に向つたやうだ。置いて行かれたのか。叔父の車に乘つて空港へ。

ふれあひの里 太陽の里1 太陽の里2 太陽の里3
太陽の里4 太陽の里5 太陽の里6 太陽の里7
太陽の里8 太陽の里9 太陽の里10 太陽の里11

飛行機が20分遲れてゐると言ふ。乘り繼ぎが20分のやつで歸るのはかういふのがあるから不可能だな。いや、20分では順調に行つても不可能か。もう少し時間を開けてくれれば良いのに。ANAとJAL系のJACでは上手く乘り繼ぎできるやうに協力しないんだらう。わざとやつてゐるのかもしれんな。JALは中部〜鹿兒島の航路が廢線になつたからANAとJACで行くしか無い。ここで連絡が上手く行かないから片道で1日消費する。鬱陶しい。親達は空港にゐなかつたがすぐに來た。駐車場で待つてゐたのかもしれない。まづは荷物を預けて搭乘手續をする。荷物は中部まで持つて行つて貰ふ。ANAの券も見せて荷物用の乘繼の紙を貰つた。鹿兒島のANAカウンターでこれを渡せと。いつも機内持ち込みだから何氣にかういふのは初めてだな。親はまた土産屋で冷凍落花生を探してゐた。親の同級生が郵便屋に荷物を持つて行くついでに増田の店を見て來たらしいが、そこにも無かつたやうだ。話を聞くと、去年は驚異的な不作で、もう去年のうちに全て捌けてしまつて今は種子島のどこを探しても存在しないらしい。まあ個人の家の冷凍庫にはいくらでもあるんだらうけど。空港の賣店で親の同級生が俺に鹽を買つてくれた。門倉岬の邊りで汲んだ海水で作つた手作りの鹽。昨日、天ぷら用の鹽を舐めながら燒酎を飲んでゐたのを見てゐたらしい。よく見てゐるな。粒が大きい鹽だ。完全に精製されたものではないので適度に不純物が入つて味はひがあるかもしれない。樂しみだ。ありがたう。

飛行機に乘るまでまだ時間があるので賣店横の喫茶店でコーヒーを飲んだ。ここで俺は種子島に住みたいのだといふ話をした。ならば住めば良いと當然言はれる。可能か不可能かで言へば當然可能ではある。しかし俺にはそれができない2つの問題がある。數日前の日記にも少し書いた。その2つとは、バンドと生活費。Debugの活動は今は月1囘か2囘。これを種子島に住みながらこなすとすると飛行機代でとんでもない出費になる。毎囘Jetstarを使ふとしてもJACがクソ高い。そして種子島での生活費も稼ぐ必要がある。兩方とも結局は金といふことになるから問題は1つなのかもしれない。種子島で働けば簡單に解決する問題だ。だから親や親の同級生夫婦は俺が何故さうしないのか不思議に思つてゐるだらう。住むところもいくらでもあるし、贅澤しなければその程度の飛行機代を捻出することも可能だらう。だがそれが俺にはできない。勞働禁止といふ凄まじく嚴しいルールで生きてゐるからだ。働きたくないから働かないのではない。働くことを禁じてゐるから働けないのだ。働きたいか働きたくないかと言へばもちろん普通の人と同じ程度の感覺で働きたくない。だがさういふ次元ではないのだ。中學の頃に公務員とサラリーマンにはならないと決めた。この時點で恐ろしく嚴しい人生だらう。まだ自營業とか道は殘されてゐるが、選擇肢が少な過ぎる。さらに高校か大學の頃、一生働かないと決めた。これで終つた。それがいかに困難なことか、その時からある程度分かつてはゐた。それでも挑戰することにした。自分で決めたことは必ずやり遂げねばならん。人生は自分との勝負だ。で、この歳まで本當に挑戰し續けてゐるのだから本氣で頭がをかしい。種子島でパチンコで生活するのはまづ不可能だらう。こんな人口の少ない島で商賣が成り立つてゐること自體が不思議だ。客が儲かる可能性など無い。働かずに生活費や飛行機代を種子島で捻出できるだらうか。俺にはその手段が思ひ浮かばない。ゆゑに今の状態では移住できない。移住するためにはやはり寶籤を當てるしか無いのだ。人生を諦めて敗北を受け入れればいつでも種子島に移住して適當な仕事をして生活できるだらう。だがまだ諦めない。可兒の生活には一切未練は無い。俺を可兒に縛り付けてゐるのはバンドだけだ。もう都會化し過ぎて住み心地も惡い。早く寶籤を當てて種子島に移住したい。

JACプロペラ機飛行機に乘る時間が來た。種子島新空港10周年とかで、搭乘手續の時に應募用紙を貰つた。種子島往復航空券とか種子島の名産品が當るらしい。當然應募する。保安檢査を通過して應募箱に入れる。結構な枚數が入つてゐた。これは當らないな。もうこの空港も10周年なんだな。丁度10年前の祖父の法事の時はまだ稼働してゐなかつた。建物自體はできてゐたけど。あの時の滯在中に完成セレモニーみたいなのがあつてテレビで見たやうな記憶がある。祖母と親と3人でできたばかりの空港を見に行つたな。あれから10年なんだな。從妹も3歳だつたもんな。鐵砲館は實はあの時しか行つたことが無い。もう1囘行つてみたいな。外に出て飛行機に乘り込む。さらば種子島。次はいつ來れるのか。

鹿兒島空港に着き、叔父達と總勢6人でレストランに入る。晝飯だ。前囘來た時に親が食つたベビースターラーメンみたいな麺に餡をかけた燒きそばがどうも少し有名らしいので俺も食つてみることにした。しかしこれが異樣に食ひにくい。相當細かく砕かないと口の端に引つ掛つてボロボロこぼれる。俺は顎關節症であまり口が開かなくなつてゐるからますます大變だ。味は惡くないが、とにかく食ひにくいといふ印象がひたすら強かつた。なんでわざわざこんな食ひにくくするんだらう。定番のさつま御膳でも食へば良かつたな。飯を食ひ終り、叔父の家族とはお別れ。叔父も少ししてお別れ。叔父さんは今囘悲慘だつたな。なんでこのタイミングで高熱を出すのかと。しかも歸るだけの最終日に囘復してるし。さすが俺の親戚だな。後は土産屋をウロついて色々買つて暇を潰してひたすら待つて死ぬほど疲れてから夕方の飛行機で中部國際空港へ行くだけだ。今日はもう何も無い。鹿兒島空港には足湯がある。面倒で入らなかつた。展望デッキに行く氣力も無い。さつま揚げを買つた。今日歸つてから食ふ。鷄肉の炭まみれのやつも買つた。もうどうでもいい。

もうやることが無いので、保安檢査を通過して中へ。中部國際空港に着いたらさつさと歸るといふことになつてゐる。今は晩飯はまだ早い。どこかで食ふために何かを買つておくことになつた。賣店で鯖鮨を買つた。これをさつま揚げとかの荷物の中に入れておく。なんだかんだで種子島滯在中に食事囘數と量が増えてゐる。當り前に1日に何度も食つてゐる。これを歸つてからも維持できれば簡單に體重を増やせるんだらうが、維持できる氣がしない。

暇。何もやることが無い。搭乘口は左の奧の方。どうも建物内から乘り込むのではなく外に出て乘り込むらしい。といふことは小型機なのか?荷物は小さいのしか持ち込めませんとか言つてゐる。普通の飛行機のつもりだつたのに。時間になりゲートを通る。しかしエラーが出て止められた。機械にQRコードをかざすより少し早く俺本體がセンサーを通過したらしい。QRコードをしつかしかざしてから入れと注意された。階段を下りて外へ。俺達が乘る飛行機はかなり小さいプロペラ機だつた。鹿兒島から種子島に行くJACのプロペラ機と同じやうな感じだ。左右2列だから今囘乘つたJACのよりはデカいけど。まさかこんな小さい飛行機だとは思はなかつた。今囘の往復でこの飛行機が一番高いんだぜ。猛烈な勢ひで賣れて安賣りチケットが買へなくてクソ高い値段を掴まされた。それでこの飛行機。ふざけやがつて。

ANA1 ANA2 ANA3 ANA4
ANA5 ANA6 ANA7 ANA8

離陸。時々外の景色を見るが、後半は疲れていつの間にか寢てゐた。ふと目が覺めると丁度無料ドリンクを配りに來てゐた。反射的にホットコーヒーと言つてしまつたが、もしドリンクの人ぢやなかつたから大變だつたな。無事に中部に到着。外に出たらクソ寒い。ダメだ。これは寒過ぎる。やはり種子島は暖かかつたんだ。飛行機を降りてバスに乘り、出口まで運ばれる。いつもは嫌がらせのやうにセントレアの端に到着して死ぬほど歩かされるのだが、今囘はバスで近いところまで運んでくれたので歩かされずに濟んだ。建物に入つてすぐ出口。荷物を受け取つて電車の驛へ。

やはり寒い。歸りは特急が良い。始發驛だから準急でも座れるが、準急では時間が掛かり過ぎるし混雜するから死ぬほど鬱陶しい。搖れも激しいしな。といふわけで、特急で歸るが、最速で歸りたい。途中で別の特急に乘り換へてでも早く歸りたい。窗口に行つて切符と特急券を買ふ。37分發の新可兒行きがあるが、まだ50分ほどある。そんなに待ちたくない。その前に7分發の岐阜行きがある。金山か名古屋で乘り換へることになるが、これで早く歸れないか聞いてみた。ダメらしい。結局37分の新可兒行きが一番早いらしい。一番近い準急が一番早く着くが、結局後の特急と大差無い。つまりまた待たされるといふことだな。便所に行つた後、まだ早いが改札を通つて驛の待合室みたいなところに入る。風が無いのでここの方が良い。しばらく待ち、氣附けばもう1番線に俺達が乘る特急が來てゐた。發車まではまだだいぶ時間があるがもう來てゐる。さつさと乘り込んでしまはう。電車に乘り、鯖鮨を食ふ。

ミュースカイはやはり快適だな。夜なので外の景色はほとんど見えない。電子書籍を少し讀んだりする。新可兒行きなので乘り換へは無い。そのまま西可兒まで。無事に着いた。あつけない種子島旅行だつたな。電車を降りて改札を出る。なんか普通に名古屋港水族館にでも行つて歸つて來たぐらゐの感覺しか無い。だが荷物が重い。ここから家まで歸るのが面倒だ。

何とか無事に歸宅。何ヶ月も待ち侘びた種子島旅行。氣附けば既に終つてゐる。一瞬だつたな。いや、まだ終りではない。日記を更新するまでが種子島旅行だ。まづはPCを起動する。もう二度と起動できないかもしれないといふ覺悟で電源を切つたのだが、どうだらうか。まあいつもの感じで起動できた。取り敢へず第一段階クリア。デジカメからxDカードを取り出し、PCのカードスロットに插す。無事に寫眞も取り出せた。日付ごとにフォルダを作成し、振り分ける。そして、叔父の奧さんに渡したURLにアップロードせねばならんので適當に寫眞を選んでZIPで固めてUP。これでOK。親や親の同級生にはネットで印刷&發送をする。そちらはそんなに急ぐこともないだらう。眠くならないうちに少しでも日記を書いておかうと思ひ、適當に初日の日記を書き始めたが、すぐに飽きた。まづは忘れないうちに4日分全部思ひ出してメモしておく方が良いかもしれない。3日目や4日目を書くのがいつになるか分からんし。今囘は本文も短めにして寫眞も少なめにするつもりだからそんなに時間が掛かるとも思へんが、やる氣が出ずに1ヶ月放置なんてこともあり得る。

筋トレをやる氣が絶望的に起こらない。結局やらなかつた。拙い。このまま自然消滅してしまひさうだ。まだ完全に可兒の通常生活に戻つたわけではないな。ギターは再開。數日サボるだけでアホみたいに指が動かなくなることが多いんだが、今囘はさういふことは無かつた。

(1.0)今夜月の見える丘に、みかんのうた、I'm in love?、juice、SUPER LOVE SONG、WAKE UP, RIGHT NOW、衝動、SPLASH!、Anniversary song、fake、MIRAI、turning、トウダイモトクラシー、pain。

ギター練習56分、讀書53ページ。

話題:種子島 2016年2月

Info.
公開日時2016年02月28日 22時12分10秒
本文文字数8648文字 (タグ込み)
URLhttps://orca.xii.jp/debug/diary/diary.cgi?id=dogoo;date=20160221
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