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犬土偶日記

海の近くに住みたい

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話題:種子島&屋久島 2008年夏

2008年07月22日

種子島2008 7日目 バイク復活

公開日時: 不明

昨日はなかなか寝付けなかつた。暑過ぎて眠れない。冷房をつけると急激に寒くなるので扇風機だけにする。汗がダラダラ出て扇風機の風で体温を下げる。さうすると水分が不足する。疲労も溜まる。でも眠れない。暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い!夜中に突然の豪雨が来た。昼はあんなに晴れてゐたのに。種子島の天気は変はりやすい。3時頃まで眠れずに起きてゐたやうな気がする。

朝10時半頃に目が覚めた。バイク屋が来るかもしれないので今日は出掛けることはできない。引き篭もるしかない。天気もあまり良くないので外に出ようとも思はない。昼頃に客が来た。玄関で呼ばれた気がしたので玄関に行つてみたら今度は台所の方から声が聞こえた。急いで行つてみたら水道の検査の人だつた。何か調べて帰つて行つた。

朝から外で何か音がしてゐた。草を刈るやうな音。ずつと気になつてゐたので一寸様子を見てみようと思つて外に出た。そしたらうちの入り口の辺りに人が大勢ゐて昼飯を食つてゐた。どうやらうちのすぐそばの畑で農作業をしてゐるらしい。結構大人数でやつてゐる。あの畑は何を作つてるんだらう。芋かな。これから何か作るのかもしれない。よく見なかつたが、たぶん知らない人達だらうと思つたので声も掛けずに家に入つた。

昨日祖父の本を1冊読んだ。今日も何か読まうと思つて探してみたが何も見つからない。さう言へばこの家には本といふものが全く無い。祖父母は読書しなかつたんだらうか。何か面白さうな本でも無いかなと少し期待してゐたのだが、どうやら本気で何も無いらしい。まあ自分で持つて来た本が結構あるので良いのだが、自分が読まうと思つて買つたものではないのを読んでみたい。取り敢へず今日のところは自分が持つて来た本を読む。脳の老化が怖い。脳が衰へるといふことに猛烈な恐怖がある。もう30代に入つたのでこれから凄い勢ひで老化していくだらうと思ふ。普段パチスロなどといふ猿でもできる単純作業に膨大な時間を費やして生きてゐるのでまともに働いてゐる人間よりは脳を使ふ機会が少ないかもしれない。毎日長文の日記を書いてゐるから、文章を考へるために脳を使ふだらうし、キーボードを打つ指先の運動が激しいので脳に対する刺激が少な過ぎるといふことは無いかもしれない。でも脳が衰へることに猛烈な不安があるのだ。だから、程好く脳を刺激するために常に何か学習してゐたいと思ふ。何か適当な資格を取る勉強をするのが良い。しかし役に立つ資格は絶対に取らない。役に立つたら負けだと思ふのだ。かういふダメ人間の人生を続けるためにはまともな人間に近づくやうなことはしてはいけない。金にならない資格を取る勉強をする。脳の体操のみが目的だ。といふわけで、特に興味も無いが基本情報技術者と漢字検定準1級の本をたまに読んだりしてゐる。簡単過ぎると脳の体操にならないし、難し過ぎて本格的に勉強しないといけないものでは時間が勿体無い。適度な難易度の勉強で脳を刺激するのだ。今日は基本情報技術者試験の解説書を適当に少し読んだ。意外と難しさうだ。種子島に来て何をやつてゐるのだらう。素晴らしく時間の無駄。高い飛行機代も無駄になつてゐるやうな気がする。でもバイク屋が来るまでは家にゐるしか無い。

昨日晩飯を食つたのに何故か腹が減つたので珍しく昼飯を食ふことにした。クソ高いインスタントラーメンを1つ食つた。普段は1日1食だが、別に1食しか食はないと決めてゐるわけではない。単に飯を食ひたいと思へるほどに腹が減ることが1日に1回程度しか無いだけのことだ。腹が減れば1日10食でも構はない。食ひたい時だけ食ふ。満腹感を味ははないと満足できないから一度に大量に食ふ。だから次に空腹感を感じるまで時間が掛かるのかもしれない。食料の残りが少なくなつて来たから今回は麺だけ。

2、3日待てと言はれたから、普通に考へて今日はバイク屋は来ないだらうと思ふ。でも来るかもしれんよな。俺は間が悪いから余計なことをすると必ず裏目に出る。今日はおとなしく家にゐる方が良いに違ひない。今日はといふか、バイク屋が来るまで引き篭もるのが良いだらう。でも暇過ぎる。凄まじく退屈。ギターの練習でもするのが良いか。新曲も覚える必要があるしな。でも暑いからやる気にならん。どうしようか。今14時。

15時頃バイク屋から電話が来た。近所まで来てゐるが家が分からんらしい。電波状況が悪いのでよく切れる。すぐそばまで来てゐるやうなので外に出てみたら坂の上から丁度下りて来るところだつた。近所の人達に聞いたらみんなうちには今誰も住んでゐないと言つてゐたらしい。どうやら俺がゐることは近所の誰も知らないやうだ。坂の下の店の人はタクシー代の両替の時に会つたから知つてゐるが、他は誰も知らないらしい。物音が聞こえたりすると幽霊がゐるとか思つてしまふのかな。たまには外を歩いて生身の人間がゐることをアピールした方が良いかもしれん。

バイクは持つて行つて貰つて本格的に修理する必要があるかと思つてゐたが、見て貰つたらすぐに直つた。マフラーが詰まつてゐたらしい。エンジン掛けたら音を聞いてすぐに原因が分かつたやうで、針金は無いかと聞かれた。倉庫を探して針金を渡したらマフラーの中に突つ込んで掻き回してゐた。さうしたら音が変はつて急にタイヤも激しく回り始めた。そんな単純なことだつたのか。何が詰まつてゐたのか知らんが、たぶん油が固まつてゐたのだらう。蜂が入つて巣を作ることがあるから注意しろと言はれた。朝動いてゐたのに夕方動かない時は蜂かもしれんといふやうなことを聞いた。バイクを見て、これは上能野の人のぢやないかといふやうなことを言つてゐた。下能野だつたやうな気がするのだが、まあどちらでも良い。これは横浜の叔母の息子のバイクだが、ずつと能野の方の親戚が使つてゐた。まあとにかく直つた。思つてゐたよりも簡単に。修理代はいくらかと聞いたら1000円で良いと言ふ。西之表からここまで車で来たらガソリン代も結構掛かるんぢやないのか?家を探したり作業したりする時間も合はせて往復で1時間近く掛かつただらう。1000円では儲けが無いはずだ。修理代とは別に出張費とかも要ると思つてゐたのだが、まあ1000円で良いと言ふのだから1000円だけ払ふ。今日出掛けなくて良かつた。

もしかしたらバイク屋に不審に思はれたかもしれない。近所の人がみんな口を揃へて今この家には誰も住んでゐないと言ふのに、その家に呼び出されて行つてみたら能野の人のバイクを直せと言ふ。もしかしたら無人の家に勝手に住み着いてバイクは盗んで来たのではないかと思つたかもしれない。何かやたらと誰も住んでないと近所の人が言つてゐたのを気にしてゐた様子だつた。言葉が分からんし説明するのも大変だなと思つて敢へて何も言はないでおいたが、祖母が亡くなつて無人の家だけどもうすぐ法事があるから来たといふぐらゐのことは説明しておいた方が良かつたかもしれない。まあ俺は何をやつても裏目に出る仕組みになつてゐるから、必死に説明すれば却つて言ひ訳がましく見えてますます不審に思はれるかもしれない。必死に誤魔化さうとして無駄に饒舌になつてゐる印象を与へてしまふかもしれない。別にやましいことは無いのだから堂々としてゐれば良い。

バイク屋が帰つて少しして親から電話が掛かつて来た。何をしてゐるのかと聞かれたが、自分でも驚くほどに何もしてゐない。もう1週間にもなるのに見事なまでに何もしてゐない。旅行に来たといふよりはただ住んでゐるだけ。去年と同じやうな感じか。いや、去年より酷いかもしれない。海に行つたのも初日に写真を撮りに行つた時だけだ。もう1週間になるのに下の海にすら一度も行つてゐない。これまでは準備期間なんだよ。掃除したりバイク直したりPHSの電波を探したり。これから遊ぶんだよ。などと言つてゐるうちにあつと言ふ間に時間が過ぎて全て終つてしまふのかもしれない。今年は去年と違つてタイムリミットがある。9月13日のB'zのライブまでには絶対に帰らねばならない。意外と短い。毎日徹底的に遊び尽くさないと満足できずに終りさうだ。時間が無いのにのんびり過ごしてゐる。

海で遊ぶ準備もする必要がある。外の小屋に去年置いて行つた物がある。水中眼鏡や磯用足袋や魚篭など。たぶんそのままでは使へないだらうなと思つてゐたが、出してみて想像以上の状態だつたので猛烈に萎えた。魚篭の中に全て収納されてゐたのだが、中に水が溜まつて水垢でヌルヌル。カビみたいなのも生えて凄いことになつてゐる。水中眼鏡のゴムの部分は半透明だつたのに半分くらい変色して白くなつてゐる。洗つても使へないかもしれない。水中眼鏡はゴム部分が劣化すると水が入つて来るやうになるかもしれんしな。取り敢へず全部念入りに洗つた。絶対蚊に刺される確信があつたので虫除けスプレーを全力で全身に染み込ませてからだ。水中眼鏡は指が入らない狭い隙間の奥までカビが生えてゐるから、完璧に洗ふことができない。釣り用のビニールバケツに水を張つて台所用の漂白剤を入れ、その中に漬けておいた。まあ明日にはある程度マシな状態になつてゐるだらう。磯用の足袋は少し怖い。フェルトが靴底に張つてあるやつで、ゴムの本体に布の長い靴下みたいなのが付いてゐる。中に虫が住んでゐるかもしれない。一応洗つたが不安だ。布部分を裏返して洗つた方が良かつたかもしれない。近いうちに海で遊ばうと思ふ。

障子の骨組みのところに蟻の死骸が積もつてゐる。蜘蛛の巣や埃と絡まつて掃除機では吸ひ取れない。軍手を嵌めて手で拭くことにした。角のところに生きた蜘蛛が巣を作つてゐて、上手くやらないと蜘蛛を潰して汁が出て悲惨なことになる。しばらくやつてみたがこれは無理だと思つた。蜘蛛の巣が纏はりついて完璧には綺麗にならない。床に落ちた死骸や埃や蜘蛛の巣を掃除機で吸ひ取つて終了。障子6枚だけで諦めた。そんなに暇なのかと問はれればYESと答へるしか無い。

今日は便所蜂を2匹、ハエを1匹しか屠れなかつた。数が少ない。飛魚の残骸でおびき寄せようと思つてゐたが、飛魚の干物ではダメらしい。脂や臭ひが少ないしな。鯖が必要だと思ふ。鯖なんか珍しくも何ともない魚だから積極的に食はうとも思はないのだが、ハエを集めるためには鯖を食ふ必要がある。次回の買ひ物では鯖を最優先する。次はカマスを食ひたいんだけどな。何故こんなにハエを殺したいのか自分でも分からない。

ギターの練習をしてみたり飯を食つてみたりして、漸く夜になつた。風呂に入つて今日は終了。何もしてゐないのに長い1日だつた。明日はどこかに出掛けるぞ。海で泳ぐか釣りをするか観光をするか。まづは買ひ物に行かねばならんな。日記も更新するか。

話題:種子島&屋久島 2008年夏

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